JP3856216B2 - 画像印刷装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像印刷装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザの音声を入力できるようにし、音声を解析した結果に基づいて、画像編集を制御したり、音声を文字情報に変換したり、音声により撮影のタイミングを決定したりすることによって、ユーザの手間を省き、またユーザの思わぬ結果を導き出し、アミューズメント性を高めることができるようにした画像印刷装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する画像印刷装置(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。
【0003】
そして、この画像印刷装置には、ユーザが、撮影した画像上に付属のペンや指で任意の文字や図形などを書き込んだり、あるいはスタンプで、所定の文字や図形を書き込んだり(編集したり)することができるようになされているものも存在する。
【0004】
また、画像撮影時には、ユーザが撮影ボタンを押して、撮影タイミングを決定することができるようになされているものも存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような画像を書き込むことができる画像印刷装置においては、ユーザはペンまたはスタンプ等の太さ、大きさ、形または色等を予め決められた選択肢の中から選ばなければならず、ユーザは編集結果を想定出来る為、予め決められた選択肢の中で自分の好みに合った物しか選択できず、アミューズメント性が低くなるという課題がある。
【0006】
また、アミューズメント性を高めるために選択肢を増やすと、編集作業に手間がかかってしまうという課題もある。
【0007】
さらに、画像撮影時において、撮影ボタンを押す行為が必要な為、ユーザが撮影用に姿勢を一旦決めてから撮影ボタンを押すと、姿勢が崩れてしまうという課題もある。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの音声を入力できるようにし、音声を解析した結果に基づいて、画像編集を制御したり、音声を文字情報に変換したり、音声により撮影のタイミングを決定したりすることによって、ユーザの手間を省き、またユーザの思わぬ結果を導き出し、アミューズメント性を高めることができるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の画像印刷装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された被写体の画像を表示する表示手段と、表示手段により表示された画像に対する編集入力を受け付ける第1の入力受付手段と、第1の入力受付手段により受け付けられた編集入力に基づいて、画像を編集する編集手段と、音声情報の入力を受け付ける第2の入力受付手段と、第2の入力受付手段により受け付けられた音声の特徴を解析する特徴解析手段と、特徴解析手段による音声の解析結果に基づいて、編集手段を制御する第1の編集制御手段と、第2の入力受付手段により受け付けられた音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段による音声の認識結果に基づいて、編集手段を制御する第2の編集制御手段と、音声認識手段による音声の認識結果に基づいて、撮影手段を制御する撮影制御手段とを備え、第1の編集制御手段は、特徴解析手段による音声の解析結果に基づいて行われた、第1の入力受付手段に関する設定の内容を表示手段にさらに表示させることを特徴とする。
【0010】
撮影手段は、例えば、CCDカメラにより構成され、表示手段は、例えば、表示装置により構成され、第1の入力受付手段は、例えば、入力ペン、操作パネル、タッチパネル等により構成され、編集手段は、例えば、CPUにより構成され、第2の入力受付手段は、例えば、マイクロホンおよび音声入力部により構成され、特徴解析手段は、例えば、音声特徴解析装置により構成され、第1の編集制御手段は、例えば、CPUにより構成され、音声認識手段は、例えば、音声認識装置により構成され、第2の編集制御手段は、例えば、CPUにより構成され、撮影制御手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0011】
ユーザは、表示手段により表示される画面を確認しながら、操作パネル若しくはタッチパネルで、またはマイクロホンに音声を入力することによって撮影タイミングを決定し、撮影を行う。撮影が終了すると、ユーザは、表示手段により表示される画面を確認しながら、画像編集を行う。画像編集において、ユーザは、モード選択することにより、マイクロホンから音声を入力し、その音声に基づいて、入力ペンで描いたときの線の太さ若しくは色、スタンプの形、大きさ、若しくは色、または文字スタンプの文字、フォント、太さ、大きさ、若しくは色等を決定することができる。さらに、音声ペンモードによる編集画面に設定内容表示部が形成され、そこに入力ペンの描く線の太さおよび色の設定状況が表示されるのでユーザは、音声により決定した設定状況を知ることができる。
【0012】
以上のように構成することにより、ユーザは姿勢を崩すことなく撮影を行うことができる。また画像編集時においても、ユーザは手間を省くことができ、また編集画像に思わぬ効果を得ることもできる。
第1の編集制御手段は、特徴解析手段による音声の解析結果に基づいて、第1の入力受付手段により受け付けられた編集入力によって描かれる線の太さおよび色の設定を行い、設定の内容を表示手段にさらに表示させるようにすることができる。
第1の編集制御手段は、特徴解析手段による音声の解析結果に基づいて、第1の入力受付手段により受け付けられた編集入力によって配置場所が設定されるスタンプの大きさおよび色の設定を行い、設定の内容を表示手段にさらに表示させるようにすることができる。
【0013】
第1の編集制御手段および第2の編集制御手段の制御に基づいて、編集手段により編集された被写体の画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、印刷手段により被写体の画像が印刷された印刷媒体を排出する排出手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0014】
印刷手段は、例えば、プリンタにより構成され、排出手段は、例えば、印刷物取り出し口により構成される。
【0015】
以上のように構成することにより、ユーザは撮影画像を編集し、本発明により思わぬ効果が得られた画像をシール紙などに印刷し、持ち帰ることができる。
【0019】
撮影空間において、撮影および編集を案内する音声を出力する音声出力手段をさらに備えるようにすることができる。
【0020】
音声出力手段は、例えば、音声出力装置(スピーカ)により構成される。
【0021】
以上のように構成することにより、ユーザは、画像によってだけでなく、音声によっても手順を案内されることができるため、本発明のように新しい手順であっても、円滑に進めることができる。
【0023】
本発明の第1の画像印刷装置の画像印刷方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップの処理により撮影された被写体の画像を表示する表示ステップと、表示ステップの処理により表示された画像に対する編集入力を受け付ける第1の入力受付ステップと、第1の入力受付ステップの処理により受け付けられた編集入力に基づいて、画像を編集する編集ステップと、音声情報の入力を受け付ける第2の入力受付ステップと、第2の入力受付ステップの処理により受け付けられた音声の特徴を解析する特徴解析ステップと、特徴解析ステップの処理による音声の解析結果に基づいて、編集ステップでの処理を制御するとともに、表示ステップの処理を制御し、解析結果に基づいて行われた、第1の入力受付ステップの処理により受け付けられる編集入力に関する設定の内容をさらに表示させる第1の編集制御ステップと、第2の入力受付ステップの処理により受け付けられた音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理による音声の認識結果に基づいて、編集ステップの処理を制御する第2の編集制御ステップと、音声認識ステップの処理による音声の認識結果に基づいて、撮影ステップでの処理を制御する撮影制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の第1のプログラムは、上述した画像印刷方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
本発明の第1のプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、例えば、ドライブにより読み出され、画像印刷装置にインストールされる。記録媒体は、フロッピディスクなどよりなる磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk)などよりなる光ディスク、MD(Mini-Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク、または、半導体メモリなどにより構成される。
【0026】
本発明の第2の画像印刷装置は、撮影された被写体の画像を表示する表示手段と、色に関する音声を、複数回、音声情報の入力を受け付ける第1の入力受付手段と、第1の入力受付手段により入力が複数回受け付けられた前記色に関する音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段による複数回分の色に関する音声の認識結果に対応する複数種類の色を特定し、特定された複数種類の色を混ぜ合わせて、画像と合成する編集を行う編集手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
表示手段は、例えば、編集用表示装置により構成され、第1の入力受付手段は、例えば、編集用マイクロホンにより構成され、音声認識手段は、例えば、音声認識装置により構成され、編集手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0028】
ユーザは、撮影が終了すると、表示手段により表示される画面を確認しながら、画像編集を行う。画像編集において、ユーザは、モード選択することにより、編集用マイクロホンから音声を入力し、その音声に基づいて、入力ペンで描いたときの線の太さ若しくは色、スタンプの形、大きさ、若しくは色、または文字スタンプの文字、フォント、太さ、大きさ、若しくは色等を決定することができる。
【0029】
以上のように構成することにより、画像編集時における、ユーザの手間を省くことができる。また、ユーザは、音声により所望の色を指定することができ、ユーザの手間を省くことができる。さらに、ユーザは、2種類以上の色を任意の配分で混ぜ合わせることにより、思い通りの色を作成することができ、より満足の行く編集を施すことができる。
【0070】
本発明の第2の画像印刷装置の画像印刷方法は、撮影された被写体の画像を表示する表示ステップと、色に関する音声を、複数回、受け付ける入力受付ステップと、入力受付ステップの処理により入力が複数回受け付けられた前記色に関する音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理による複数回分の前記色に関する前記音声の認識結果に対応する複数種類の前記色を特定し、特定された複数種類の前記色を混ぜ合わせて、前記画像と合成する編集を行う編集ステップとを含むことを特徴とする。
【0071】
本発明の第2のプログラムは、上述した画像印刷方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0072】
本発明の第2のプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、例えば、ドライブにより読み出され、画像印刷装置にインストールされる。記録媒体は、フロッピディスクなどよりなる磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk)などよりなる光ディスク、MD(Mini-Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク、または、半導体メモリなどにより構成される。
【0073】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した写真シール自動販売機としての画像印刷装置1の構成例を示す斜視図である。
【0074】
画像印刷装置1の筐体10の正面中央上方には、CCD(Charge Coupled Device)カメラ12が配置されており、CCDカメラ12は所定の角度だけ斜め下方向を向いている。
【0075】
CCDカメラ12により取り込まれた画像は、筐体10の正面のやや上方に設置されている表示装置13に表示される。表示装置13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、操作方法を案内する画面、編集ツールの選択ボタン、CCDカメラ12により撮影された被写体の画像、および編集入力した画像等を表示する。
【0076】
操作パネル14は、筐体10の正面の中央に設置され、ユーザにより操作される各種の操作ボタンよりなり、例えば、CCDカメラ12のズームを調整するときなどに操作される。
【0077】
入力ペン15は、筐体10の正面の左中央に設けられている。表示装置13には、タッチパネル61(図3参照)が積層されており、ユーザは、表示装置13に表示されている画像に対して、入力ペン15を操作することにより編集対象の画像に任意の文字や図形などを書き込んだり(入力したり)、表示されたボタンを選択したりすることができる。入力ペン15は、表示装置13に積層されるタッチパネル61の位相検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式等)に応じて構成される。
【0078】
筐体10の正面の右中央には、マイクロホン16が設置されており、ユーザは、マイクロホン16から音声を入力することにより、撮影のタイミングを制御したり、画像編集に効果をもたらしたりすることができる。
【0079】
筐体10の正面左下方には、硬貨投入口17が設けられており、ユーザは画像印刷装置1を利用するとき、所定の金額を投入する。また、正面の左右下方にはスピーカ18が設けられている。スピーカ18は、各種の音声ガイダンスを出力し、ユーザに対して、操作(撮影、画像編集、および印刷等)の方法を案内する。
【0080】
印刷物取り出し口19は、画像印刷装置1の筐体10の側面下方に設けられており、所定の数、および大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像が印刷されたシール紙を排出する。
【0081】
筐体10の正面左右には照明装置20が配置されている。照明装置20は、内部に発光体(フラッシュ)を有しており、ユーザから撮影の開始が指示され、CCDカメラ12が取り込む画像を静止画像として記憶するとき(キャプチャするとき)、そのタイミングに合わせて被写体を照明する。
【0082】
図2は、図1の画像印刷装置1の配置例を示す図である。
【0083】
筐体10の上部には、図2に示すように水平前方にカーテンフレーム31が取り付けられ、それにカーテン32が設けられる。カーテンフレーム31は、カーテン32を吊るすものであり、カーテン32は、外光を遮断し、良好な画像を撮影するのに寄与する。また、筐体10の前方には、筐体10の幅とほぼ等しい幅の2段の階段33が設置されている。利用者は、撮影する場合、階段33を利用して、様々なポーズを取って、自分自身を撮影することができる。また、階段33に替えて、1段の撮影用踏み台を利用するようにしてもよい。
【0084】
図3は、図1と図2に示した画像印刷装置1の内部の構成例を示すブロック図である。図1と図2において説明した部分についてはその説明は省略する。
【0085】
CPU(Central Processing Unit)41は、ROM(Read Only Memory)42に記憶されているプログラム、または、プログラム記憶部45からRAM(Random Access Memory)43にロードしたプログラムに従って画像印刷装置1の全体の動作をバス40を介して制御する。RAM43にはまた、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0086】
プログラム記憶部45は、ハードディスクやそのドライブからなり、CPU41が実行する様々なプログラムなどを記憶する。ドライブ44は、フロッピディスクやハードディスクを含む磁気ディスク81、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む光ディスク82、MD(Mini-Disk)を含む光磁気ディスク83、若しくは半導体メモリ84に記憶されているプログラムを読み出し、バス40を介してプログラム記憶部45などに供給する。例えば、ドライブ44からは、被写体の画像と合成する新たなフレーム画像などが供給される。
【0087】
CCDカメラ制御部46は、ユーザが操作パネル14を操作することにより入力したCCDカメラ12の調節要求に応じて、CCDカメラ12のズーム率、取り込む光量などを制御する。
【0088】
硬貨処理部47は、硬貨投入口17から投入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予め設定されている所定の金額が投入されたと判定したとき、それをCPU41に通知する。
【0089】
プリンタ48は、画像シールを作成する部分であり、CCDカメラ12により撮影され、後述の落書き処理などが施された後の画像(プリントすべきとして確定した画像、以下、プリント画像と称する)をシール紙ユニット50から供給されるシール紙51などに印刷し、出力する。プリンタ48は、ユーザが選択したプリント画像を、指定された分割数のシール紙51上に印刷する。なお、ユーザは、1枚のシール紙51上に、数種類のプリント画像を選択して印刷させることができる。
【0090】
なお、プリンタ48により印刷されたシール紙51は、印刷物取り出し口19から排出され、ユーザに提供される。
【0091】
IDタグリーダ/ライタ49は、シール紙ユニット50に付されているIDタグ52を読み取り、CPU41に通知する。CPU41は、IDタグリーダ/ライタ49より通知されたIDを、予めROM42等に記憶しているIDと照合することにより、シール紙ユニット50に収納されているシール紙51が、画像印刷装置1が使用するシール紙として適当なシール紙であるか否かを判定し、画像印刷装置1を使用可能、または使用不可能にする。
【0092】
すなわち、IDタグ52に書き込まれたIDと、予めROM42等に記憶しているIDが一致した場合、CPU41は、画像印刷装置1をゲーム可能にし、反対に、IDタグ52に書き込まれたIDと、予めROM42等に記憶しているIDが一致しなかった場合、CPU41は、画像印刷装置1をゲーム不可能にする。
【0093】
シール紙ユニット50は、画像印刷装置1から着脱可能になっており、内部にシール紙51を装填し、また、IDタグリーダ/ライタ49がIDを読み取り可能な所定の位置に、IDタグ52が付されている。シール紙ユニット50に付されているIDタグ52には、装填されているシール紙51の種類に対応するIDが書き込まれている。
【0094】
画像印刷装置の機種により、専用のシール紙がある。そのため、従来、画像印刷装置に適合しないシール紙(他の機種用のシール紙)を、画像印刷装置に装填してしまうというミスがあった。そこで、このように、画像印刷装置1専用のシール紙51を識別する識別手段を備えることにより、画像印刷装置1に専用のシール紙51を識別してプリントすることが可能となる。即ち、シール紙51の台紙、または、台紙を収納するカートリッジ等に、バーコード、または、IDタグなどを備え、専用のものか否かを識別可能にする。これにより、良質のシールが限定的に使用でき、良いプリントの仕上がりが維持できる。
【0095】
映像入出力装置60は、撮影された画像に、タッチパネル61より入力された編集情報と、マイクロホン16より入力した音声を解析した編集情報を反映させて、表示装置13に表示させる。なお、図3においては、表示装置13とタッチパネル61は別の位置に示されているが、実際には積層して構成されている。
【0096】
マイクロホン16に入力された音声は音声入力部64に出力される。音声入力部64はマイクロホン16を制御したり、マイクロホン16より入力された音声信号をデータとして出力したりする。音声特徴解析装置62はCPU41の制御に基づいて、音声入力部64から出力される音声信号の、振幅の大きさ、周波数などの特徴を解析する。音声特徴解析装置62は解析結果を、バス40を介してCPU41に出力する。出力された解析結果はCPU41に取り込まれると、画像編集情報の処理に用いられる。また、音声認識装置63はCPU41の制御に基づいて、音声入力部64から出力される音声信号の特徴を、音素ごとに抽出し、認識する。認識結果は、CPU41に出力され、スタンプ作成等の画像編集情報の処理、または撮影のタイミングを決定するのに用いられる。
【0097】
音声出力装置65は、CPU41からの制御に基づいてスピーカ18を制御し、撮影や画像編集の操作方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例えば、静止画像を取り込むときのシャッタ音などの効果音を出力する。
【0098】
照明装置20は、CPU41からの制御に基づいて、CCDカメラ12が取り込む画像を静止画像として記憶するとき(キャプチャするとき)、そのタイミングに合わせて被写体を照明する。
【0099】
次に、図4および図5のフローチャートを参照して、図1の画像印刷装置1の画像印刷処理について説明する。
【0100】
ステップS11において、CPU41は、プログラム記憶部45に記憶されている、撮影の進行方法などのデモンストレーション画面(以下、デモ画面と称する)を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。またCPU41は、必要に応じて、デモ画面に対応した音声や音楽を、音声出力装置65を介してスピーカ18に出力させる。
【0101】
ステップS12において、CPU41は、硬貨処理部47からの出力に基づいて、所定の代金(シール紙の作成代金)が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでデモ画面を表示して待機する。一方、CPU41は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS13に進み、CCDカメラ12により撮影されている取り込み画像とともに、各種の機能および操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示する。また、必要に応じて、説明画面に対応した音声や音楽を、音声出力装置65を介してスピーカ18から出力させる。
【0102】
ステップS14において、CPU41は、マイクロホン16より音声入力できるように、受け付けを開始する。ユーザはマイクロホン16を使って、撮影開始の合図を音声で入力し、撮影タイミングを決定することができるようになる。また、CPU41は、操作パネル14の撮影開始ボタン(図示せず)の受け付けも開始する。ユーザは、撮影開始ボタンを操作することによっても、撮影タイミングを決定することができるようになる。さらにCPU41は、撮影に関する操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させ、その説明画面に対応した音声による案内や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0103】
CPU41は、ステップS15において、代金が投入されてから、所定の時間が経過したか否か、および操作パネル14からの出力に基づいて、撮影を開始するとき操作される撮影開始ボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。
【0104】
CPU41は、所定の時間が経過しておらず、かつ、撮影開始ボタンも操作されていないと判断した場合、ステップS16において、マイクロホン16の出力に基づいて、音声が入力されたか否かを判定する。CPU41は、音声が入力されていないと判定された場合、ステップS15に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0105】
音声が入力されたと判断した場合、CPU41は、ステップS17に進み、音声認識装置63を制御し、後述するように、音声を認識させる。音声認識装置63は認識結果情報を出力する。
【0106】
音声認識装置63は、所定の音声認識に必要な音声特徴情報を有する。この音声特徴情報には、各処理に使用される合図の情報が含まれていてもよい。またこの音声特徴情報は、適用の言語、習慣、地域によって、着脱自在に入れ替えてもよい。
【0107】
ステップS18において、CPU41は、音声認識装置63より出力された認識結果情報と、予め定められている撮影開始の合図の情報を比較する。撮影開始の合図の情報はROM42に記憶されていてもよい。また、撮影開始の合図の情報はプログラム記憶部45からRAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。
【0108】
CPU41は、ステップS19において、ステップS18で比較した比較結果に基づいて、マイクロホン16より入力された音声が撮影開始の合図か否かを判定する。CPU41は、入力された音声が撮影開始の合図ではないと判定した場合、ステップS15に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0109】
入力された音声が撮影開始の合図であると判定した場合、CPU41は、図5のステップS20に進む。
【0110】
また、図4のステップS15において、CPU41は、所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、ステップS16乃至S19の処理をスキップし、図5のステップS20に進む。
【0111】
図5のステップS20に進んだCPU41は、映像入出力装置60を介して、表示装置13に撮影開始までのカウントダウンの表示を開始する。さらにCPU41は、カウントダウンの表示に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0112】
なお、図4のステップS18およびステップS19の処理において、CPU41は、入力された音声に対して撮影開始の合図と比較し、撮影開始の合図であるか否かを判定したが、それとともに、シャッタだけではなく、ズームインして顔だけをアップにする合図、ズームアウトして全身などをワイドに撮る合図を判定して、音声による撮影制御を行ってもよい。
【0113】
例えば、CCDカメラ12がズーム機能を有する場合、CPU41は、マイクロホン16より入力された「アップ」という合図を認識すると、CCDカメラ制御部46を制御して、CCDカメラ12にズームインさせて、撮影画角を絞る。また、CPU41は、マイクロホン16より入力された「ワイド」という合図を認識すると、CCDカメラ制御部46を制御して、CCDカメラ12にズームアウトさせて、撮影画角を広げる。
【0114】
さらに、CCDカメラ制御部46が上下左右に移動、または首振り揺動などをする駆動制御装置を有する場合、上下左右にスライド、または上下左右の首振り揺動などのCCDカメラ12の動作に、特定の合図が割り当てられることにより、CPU41は、その合図を認識し、CCDカメラ制御部46を介してCCDカメラ12を制御する。
【0115】
図5に戻り、撮影開始のタイミングになったとき、ステップS21において、CPU41は、照明装置20を制御してフラッシュを被写体に照明するとともに、その瞬間にCCDカメラ12により取り込まれている画像を、静止画像としてRAM43に記憶させる。また、この撮影が何回目であるかを計算し、計算結果をRAM43に記憶させる。
【0116】
ステップS22において、CPU41は、RAM43に記憶させた静止画像、取り直しを指示する取り直しボタン、および操作方法を説明する説明画面を含むプリント画像選択画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。またCPU41は、説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力する。ユーザは、入力ペン15を用いて、表示装置13に表示された静止画像を選択することによって、シール紙51に印刷する画像(以下の説明ではプリント画像と称する)を決定することができる。また、ユーザは、入力ペン15を用いて、取り直しボタンを選択することによって、プリント画像を取り直すことができる。
【0117】
ステップS23において、CPU41は、表示装置13に表示させた静止画像を、ユーザがプリント画像として選択したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが静止画像をプリント画像として選択しなかったと判定した場合、ステップS24に進み、RAM43に記憶させた情報に基づいて、既に行われた撮影が4回に達したか否かを判定する。既に4回撮影されていると判定した場合、それ以上の撮影は禁止されるので、ユーザに表示装置13に表示させた静止画像を選択させるために、CPU41は、ステップS23に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。CPU41は、まだ撮影が4回行われていないと判定した場合、ステップS15に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、静止画像を取り直す処理を行う。
【0118】
また、ステップS23において、プリント画像が選択されたと判定した場合、CPU41は、ステップS25に進み、入力ペン15やマイクロホン16より入力する音声を用いたプリント画像に対する編集処理(以下の説明では落書き処理と称する)を行う指示をする落書きボタン、プリント画像に落書き処理を行わずそのままシール紙51にプリント画像を印刷させるように指示するプリントボタン、および落書き処理に関する説明をする説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。また、CPU41は、その説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。さらに、CPU41は、ユーザが落書き処理を選択したか否かを判定する。
【0119】
CPU41は、ユーザが落書き処理を選択したと判定した場合、ステップS26に進み、落書き処理を行う。落書き処理の詳細は図6を参照して後述する。
【0120】
また、ステップS25において、CPU41は、ユーザが落書き処理を選択しなかったと判定した場合、ステップS27に進み、所定の時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。
【0121】
落書き処理が終了するか、ステップS25で、落書き処理が選択されないと判定されたとき、CPU41は、ステップS27において、プリント画像が選択された後、所定の時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS25に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、ステップS28に進む。
【0122】
ステップS28において、CPU41は、ユーザに好みのシール紙51の分割数を選択させる分割数選択画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示し、その分割数選択画面に対応した音声や音楽を必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。シール紙51は、所定の数、および大きさに分割された複数のシールの組み合わせからなり、複数種類のパターンがプリンタ48に装着されたシール紙ユニット50に予め用意されている。
【0123】
ユーザによりシール紙51の分割数が選択されると、CPU41は、ステップS29に進み、プリンタ48を制御し、プリント画像をシール紙51に印刷させる。印刷されたシール紙51は印刷物取り出し口19より排出され、CPU41は、ステップS11に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0124】
以上のようにして、ユーザは撮影のタイミングを音声により指示することができるようになり、姿勢を崩さずに撮影を行うことができるようになる。
【0125】
次に、図6のフローチャートを参照して、図5のステップS26において実行される落書き処理の詳細を説明する。また、必要に応じて図7を参照して説明する。
【0126】
ステップS41において、CPU41は、例えば図7に示されるような、ユーザに好みの落書き処理の方法を選択させるモード選択画面を、映像入出力装置60を介して、表示装置13に表示させる。また、CPU41はモード選択画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0127】
図7のモード選択画面の例では、音声ペンモード選択ボタン101、音声スタンプモード選択ボタン102、音声文字入力モード選択ボタン103、およびノーマル落書きモード選択ボタン104が表示されている。これらのボタンの右側には、撮影画像表示部90が形成され、そこに編集の対象となるプリント画像が表示されている。
【0128】
ユーザは入力ペン15により、選択ボタン101乃至104のうちの、好みのモードの選択ボタンを指示する。ユーザが入力ペン15で指示した位置は位置情報としてタッチパネル61により検出され、CPU41は、映像入出力装置60を介してその位置情報を取得し、その位置から選択されたボタンを判定する。
【0129】
CPU41は、ステップS42において、映像入出力装置60の出力に基づいて、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作していないと判定した場合、ステップS44に進み、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作していないと判定した場合、ステップS46に進み、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作していないと判定した場合、ステップS48に進み、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作したか否かを判定する。CPU41は、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作していないと判定した場合、落書き処理を終了し、図5のステップS27に進む。
【0130】
CPU41は、ステップS42において、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作したと判断した場合、ステップS43に進み、音声ペンモード処理を行う。音声ペンモードは、ユーザが入力ペン15を用いて、自由に絵、文字、若しくは記号等を描けるモードである。描く線の太さや色は、ユーザがマイクロホン16から入力した音声に基づいて決定される。音声ペンモード処理の詳細は図8乃至図12を参照して後述する。CPU41は、ステップS43において、音声ペンモード処理を終了すると、ステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0131】
CPU41は、ステップS44において、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作したと判断した場合、ステップS45に進み、音声スタンプモード処理を行う。音声スタンプモードは、ユーザが入力ペン15を用いて、予め定められた形の記号であるスタンプを選び、プリント画像上の好みの位置に配置するモードである。スタンプの形の選択候補、スタンプの大きさ、および色はユーザがマイクロホン16から入力した音声に基づいて決定される。音声スタンプモード処理の詳細は図13乃至図16を参照して後述する。CPU41は、ステップS45において、音声スタンプモード処理を終了すると、ステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0132】
CPU41は、ステップS46において、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作したと判断した場合、ステップS47に進み、音声文字入力モード処理を行う。音声文字入力モードは、ユーザがマイクロホン16を用いて入力した音声の特徴を音素ごとに抽出し、認識し、予め定められたフォントを用いて文字情報に変換し、プリント画像上のユーザの好みの位置に配置するモードである。使用するフォント、文字の大きさ、および色はユーザがマイクロホン16から入力した音声に基づいて決定される。音声文字入力モード処理の詳細は図17乃至図20を参照して後述する。CPU41は、ステップS47において、音声文字入力モード処理を終了すると、ステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0133】
CPU41は、ステップS48において、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作したと判断した場合、ステップS49に進み、ノーマル落書きモード処理を行う。ノーマル落書きモードは、ユーザが入力ペン15を用いて、自由に絵、文字、若しくは記号等を描けるモードである。ユーザは、表示装置13に表示された選択画面に基づいて、描く線の太さや色を選択し、決定する。ノーマル落書きモード処理の詳細は図21を参照して後述する。CPU41は、ステップS49において、ノーマル落書きモード処理を終了すると、ステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0134】
次に、図8のフローチャートを参照して、図6のステップS43において実行される音声ペンモード処理の詳細を説明する。また、必要に応じて、図9乃至図12を参照して説明する。
【0135】
CPU41は、ステップS61において、マイクロホン16からの音声入力の受け付けを開始する。これにより、ユーザはマイクロホン16から音声を入力して、入力ペン15を用いて入力する線の太さや色を決定することができる。またCPU41は、例えば図9に示されるような、音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0136】
図9に示される説明画面の例では、左側上部に「音声ペン」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して声を録音してね。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、マイクロホン16より音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0137】
CPU41は、ステップS62において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声ペンモード処理を中止し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0138】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS63に進み、ユーザによりマイクロホン16から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS62に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS64に進み、音声特徴解析装置62は、入力された音声の特徴解析を行う。
【0139】
図10は、マイクロホン16より入力されたユーザの音声の入力波形の例を示す図である。ステップS64において、音声特徴解析装置62は、マイクロホン16より入力され、音声入力部64を介して供給された図10のような入力波形をフーリエ変換する。図11は、フーリエ変換された入力波形の周波数別スペクトルの例を示す図である。音声特徴解析装置62は、図10の入力波形から単位時間の最大振幅、単位時間の最小振幅、および単位時間の平均振幅等を算出し、また、図11の周波数別スペクトルから所定の周波数範囲の最大値等を算出し、これらを特徴データとして、バス40を介してCPU41に供給する。
【0140】
なお、周波数別スペクトルの最大値は、音声特徴解析装置62内のフィルタ(図示せず)により制限される。また単位時間は、例えば、マイクロホン16から入力された音声を音声認識装置63で音素ごとに分離することによって算出されるひとつの音素が発声されている時間や、音声特徴解析装置62に信号が入力されず無音と判定されたときから、次の無音と判定されるときまでの時間とされる。
【0141】
CPU41は、ステップS65において、音声特徴解析装置62より供給された特徴データに基づいて、入力ペン15により描かれる線の太さおよび色を設定する。例えば、En(nは自然数)を定数とし、単位時間の最大振幅をAmax、50Hz乃至5kHzの周波数の範囲のスペクトルの最大値をWr、5kHz乃至1MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWg、1MHz乃至1.3MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWbとすると、線の太さLsおよび色(R1,G1,B1)は次式により決定される。
【0142】
[ ]:ガウス記号
線の太さLs = [振幅Amax × E1]・・・(1)
線の色R1 = [50Hz乃至5kHzの周波数の最大値Wr × E2]・・・(2)
線の色G1 = [5kHz乃至1MHの周波数の最大値Wg × E2]・・・(3)
線の色B1 = [1MHz乃至1.3MHzの周波数の最大値Wb × E2]・・・(4)
【0143】
式(1)において、定数E1は線の太さLsが1以上の自然数となるように調整するための係数である。また、式(2)、式(3)、および式(4)において、定数E2は、R,G,B信号の値が255以下になるように調整するための係数である。
【0144】
設定が完了すると、CPU41は、ステップS66において、例えば図12に示されるような画像を表示装置13に表示させ、ユーザにより入力ペン15を用いて入力された画像をプリント画像と合成する。
【0145】
図12に示される音声ペンモードによる編集画面の例では、左上部に、「音声ペン」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下に設定内容表示部111が形成され、そこに入力ペン15の描く線の太さおよび色の設定状況が表示されている。これによりユーザは、音声により決定した設定状況を知ることができる。編集画面の右部分には撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。ユーザが入力ペン15を用いて画像上に線を描くと、その線は撮影画像表示部90にプリント画像に重畳して表示される。
【0146】
編集画面の設定内容表示部111の下に再録音ボタン112が表示されている。ユーザが入力ペン15の設定に満足せず、再録音ボタン112を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS67において、この再録音ボタン112が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン112が操作されたと判定した場合、ステップS61に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン112が操作されていないと判定した場合、ステップS68に進む。
【0147】
編集画面の中央下部にはメニューボタン113が表示されている。ユーザがメニューボタン113を操作するとき、CPU41は図7に示すようなモード選択画面に戻す処理を実行する。CPU41は、ステップS68において、このメニューボタン113が操作されたか否かを判定する。CPU41は、メニューボタン113が操作されたと判定した場合、音声ペンモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、モード選択画面を表示する。CPU41は、メニューボタン113が操作されていないと判定した場合、ステップS69に進む。
【0148】
CPU41は、ステップS69において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS66に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声ペンモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0149】
以上のようにして、ユーザは、音声を入力することで線の太さや色の設定を行うことができるので、設定操作の手間を省くことができる。また、入力された音声の特徴に基づいて設定が行われるため、必ずしもユーザの意図する設定にはならないため、編集画像に思わぬ効果がもたらされ、アミューズメント性が高められるようになる。
【0150】
次に、図13のフローチャートを参照して、図6のステップS45において実行される音声スタンプモード処理の詳細を説明する。また、必要に応じて、図14乃至図16を参照して説明する。
【0151】
CPU41は、ステップS81において、マイクロホン16からの音声入力の受け付けを開始する。これにより、ユーザはマイクロホン16から音声を入力して、ユーザが選択するスタンプの大きさや色を決定することができる。またCPU41は、例えば図14に示されるような、音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0152】
図14に示される説明画面の例では、左側上部に「音声スタンプ」のメッセージが表示されており、ユーザは音声スタンプモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して声を録音してね。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、マイクロホン16より音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0153】
CPU41は、ステップS82において、所定の時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過した、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声スタンプモード処理を中止し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0154】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS83に進み、ユーザによりマイクロホン16から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS82に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS84に進み、音声特徴解析装置62は、入力された音声の特徴解析を行う。
【0155】
音声特徴解析装置62は、音声入力部64より供給された音声情報を上述したように解析する。音声特徴解析装置62は、入力された音声情報から単位時間の最大振幅、単位時間の最小振幅、および単位時間の平均振幅等を算出し、また、音声情報をフーリエ変換した周波数別スペクトルから、所定の周波数範囲の最大値等を算出し、これらを特徴データとして、バス40を介してCPU41に供給する。
【0156】
CPU41は、ステップS85において、音声特徴解析装置62より供給された特徴データに基づいて、入力ペン15により配置場所が設定されるスタンプの大きさおよび色を設定する。例えば、En(nは自然数)を定数とし、単位時間の最大振幅をAmax、50Hz乃至5kHzの周波数の範囲のスペクトルの最大値をWr、5kHz乃至1MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWg、1MHz乃至1.3MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWbとすると、スタンプの大きさSsおよび色(R2,G2,B2)は次式により決定される。
【0157】
[ ]:ガウス記号
スタンプの大きさSs = [振幅Amax × E3]・・・(5)
スタンプの色R2 = [50Hz乃至5kHzの周波数の最大値Wr × E4]・・・(6)
スタンプの色G2 = [5kHz乃至1MHzの周波数の最大値Wg × E4]・・・(7)
スタンプの色B2 = [1MHz乃至1.3MHzの周波数の最大値Wb×E4]・・・(8)
【0158】
式(5)において、定数E3は、スタンプの大きさSsの値が1以上の自然数となるように調整するための係数である。また、式(6)、式(7)、および式(8)において、定数E4はR,G,B信号の値が255以下になるように調整するための係数である。
【0159】
設定が完了すると、音声認識装置63は、ステップS86において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0160】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS87において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、スタンプのデザインの候補を選ぶ。音素に対応したスタンプのデザインは予め定められており、ROM42に記憶されている。また、スタンプのデザインはプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。スタンプのデザインの候補が選ばれると、CPU41は、ユーザに、使用するスタンプのデザインを、その候補の中から選択させるために、例えば図15に示されるようなスタンプ選択画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。
【0161】
図15に示されるスタンプ選択画面の例では、左上部に、「音声スタンプ」のメッセージが表示されており、ユーザは音声スタンプモードであることを知ることができる。スタンプ選択画面の右部分には、撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0162】
また、スタンプ選択画面の左中央部分には、CPU41により選ばれたスタンプのデザインの一覧がスタンプ選択ボタン121として表示される。また、そのスタンプ選択ボタン121の下には「好きなスタンプを選んでね。」のメッセージが表示される。さらに、メッセージの右側にはOKボタン122が表示される。ユーザは、デザインの候補の中から、好みのデザインのスタンプを選び、スタンプ選択ボタン121を操作し、OKボタン122を操作することで、使用するスタンプのデザインを決定し、編集画面に進むことができる。
【0163】
なお、デザインの候補は、図15に示されるスタンプ選択画面の例において、5種類表示されているが、この5種類に限られるものではなく、予め用意された、ユーザが音声(言葉)で指定した(音声認識装置63が認識した音素に対応した)デザインであればよい。また表示されるデザインの数は、5種類に限らず、ユーザの音声(言葉)によって異なってもよいことは勿論である。さらに、スタンプのデザインは、図15に示されるスタンプ選択画面の例において、最大16種類表示されるようになっているが、16種類に限らず、何種類でもよい。
【0164】
CPU41は、ステップS88において、ユーザが上記の操作を行い、使用するスタンプのデザインを決定したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが使用するスタンプのデザインを決定していないと判定した場合、ステップS89に進む。
【0165】
スタンプ選択画面のOKボタン122の右隣には再録音ボタン123が表示されている。ユーザが入力ペン15の設定に満足せず、再録音ボタン123を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS89において、この再録音ボタン123が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン123が操作されたと判定した場合、ステップS81に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン123が操作されていないと判定した場合、ステップS90に進む。
【0166】
CPU41は、ステップS90において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS88に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声スタンプモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0167】
ステップS88において、CPU41は、ユーザが使用するスタンプのデザインを決定したと判定した場合、ステップS91に進み、例えば図16に示されるような画像を表示装置13に表示させ、ユーザにより入力ペン15を用いて入力された画像をプリント画像と合成する。
【0168】
図16に示される音声スタンプモードによる編集画面の例では、左上部に、「音声スタンプ」のメッセージが表示されており、ユーザは音声スタンプモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下に設定内容表示部131が形成され、そこに使用するスタンプのデザインが表示されている。これによりユーザは、使用するスタンプのデザインを確認することができる。編集画面の右部分には撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。ユーザが入力ペン15を用いて画像上にスタンプの位置を指定すると、そのスタンプは撮影画像表示部90にプリント画像に重畳して表示される。
【0169】
編集画面にはまた、設定内容表示部131の下に再録音ボタン132が表示されている。ユーザがスタンプの設定に満足せず、再録音ボタン132を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS92において、この再録音ボタン132が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン132が操作されたと判定した場合、ステップS81に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン132が操作されていないと判定した場合、ステップS93に進む。
【0170】
編集画面の再録音ボタン132の下にはスタンプ再選択ボタン133が表示されている。ユーザがスタンプ再選択ボタン133を操作するとき、CPU41は図15に示すようなスタンプ選択画面に戻す処理を実行する。CPU41は、ステップS93において、このスタンプ再選択ボタン133が操作されたか否かを判定する。CPU41は、スタンプ再選択ボタン133が操作されたと判定した場合、ステップS88に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。CPU41は、スタンプ再選択ボタン133が操作されていないと判定した場合、ステップS94に進む。
【0171】
編集画面の撮影画像表示部90の下にはメニューボタン134が表示されている。ユーザがメニューボタン134を操作するとき、CPU41は図7に示すようなモード選択画面に戻す処理を実行する。CPU41は、ステップS94において、このメニューボタン134が操作されたか否かを判定する。CPU41は、メニューボタン134が操作されたと判定した場合、音声スタンプモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、モード選択画面を表示する。CPU41は、メニューボタン134が操作されていないと判定した場合、ステップS95に進む。
【0172】
CPU41は、ステップS95において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS91に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声スタンプモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0173】
以上のようにして、ユーザは、音声を入力することでスタンプの大きさ、デザインおよび色の設定を行うことができるので、設定操作の手間を省くことができる。また、入力された音声の特徴に基づいて設定が行われるため、必ずしもユーザの意図する設定にはならないため、編集画像に思わぬ効果がもたらされ、アミューズメント性が高められるようになる。
【0174】
次に、図17のフローチャートを参照して、図6のステップS47において実行される音声文字入力モード処理の詳細を説明する。また、必要に応じて、図18乃至図20を参照して説明する。
【0175】
CPU41は、ステップS101において、マイクロホン16からの音声入力の受け付けを開始する。これにより、ユーザはマイクロホン16から音声を入力して、ユーザがプリント画像に書き込む文字を決定することができる。また、CPU41は、例えば図18に示されるような、音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介してスピーカ18より出力させる。
【0176】
図18に示される説明画面の例では、左側上部に、「音声文字入力」のメッセージが表示されており、ユーザは音声文字入力モードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して声を録音してね。X文字(N秒)以内だよ。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、マイクロホン16より音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0177】
CPU41は、ステップS102において、所定時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過した、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声文字入力モード処理を中止し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0178】
所定の時間が経過しておらず、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS103に進み、ユーザによりマイクロホン16から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS102に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS104に進み、音声特徴解析装置62は、入力された音声の特徴解析を行う。
【0179】
音声特徴解析装置62は、音声入力部64より供給された音声情報を上述したように解析する。音声特徴解析装置62は、入力された音声情報から単位時間の最大振幅、単位時間の最小振幅、および単位時間の平均振幅等を算出し、また、音声情報をフーリエ変換した周波数別スペクトルから、所定の周波数範囲の最大値等を算出し、これらを特徴データとして、バス40を介してCPU41に供給する。
【0180】
CPU41は、ステップS105において、音声特徴解析装置62より供給された特徴データに基づいて、入力ペン15により配置場所が設定される文字のフォント、大きさおよび色を設定する。フォントは予め定められており、ROM42に記憶されている。また、フォントはプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。例えば、En(nは自然数)を定数とし、単位時間の最大振幅をAmax、単位時間の最小振幅をAmin、単位時間の振幅平均をAaveとし、50Hz乃至5kHzの周波数の範囲のスペクトルの最大値をWr、5kHz乃至1MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWg、1MHz乃至1.3MHzの周波数の範囲の振幅の最大値をWbとし、[ ]をガウス記号とすると、文字のフォント、大きさおよび色は次式により決定される。
【0181】
[ ]:ガウス記号
文字の大きさFs = [振幅Amax × E5]・・・(9)
文字の色R3 = [50Hz乃至5kHzの周波数の最大値Wr × E6]・・・(10)
文字の色G3 = [5kHz乃至1MHzの周波数の最大値Wg × E6]・・・(11)
文字の色B3 = [1MHz乃至1.3MHzの周波数の最大値Wb × E6]・・・(12)
文字のフォントT = Ty[X]・・・(13)
【0182】
ただし、式(13)において、Xは整数で以下の式を満たす。
整数X = [( Amax − Amin )× Aave × E7]・・・(14)
また、式(13)において、配列Ty[X]は以下の式を満たす。
0<n≦50 ;Ty[n]=フォントA
50<n≦150;Ty[n]=フォントB
【0183】
式(9)において、定数E5は、文字の太さFsが1以上の自然数となるように、調整するための係数である。また、式(10)、式(11)および式(12)において、定数E6はR,G,B信号の値が255以下になるように調整するための係数である。
【0184】
設定を完了すると、音声認識装置63は、ステップS106において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。また音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0185】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS107において、音声認識装置63より得た認識された音素に基づき、対応する文字列(音声認識した文字列)を選ぶ。
【0186】
しかし、ユーザが入力した音声に混入した雑音や、ユーザの発音の仕方の個人差などにより、CPU41は必ずしもユーザの意図するとおりに文字列を選べるわけではない。そこで、CPU41は、認識結果に似た音素を持つ文字列を数種類選び、認識結果に対応する文字列と一緒に文字列候補に挙げる。
【0187】
またCPU41は、ユーザに文字列候補の中から好みの文字列を選択させるために、例えば図19に示すような文字列選択画面を、映像入出力装置60を介して表示装置13に表示させる。
【0188】
図19に示される文字列選択画面の例では、左上部に、「音声文字入力」のメッセージが表示されており、ユーザは音声文字入力モードであることを知ることができる。文字列選択画面の右部分には、撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0189】
また、文字列選択画面の左中央部分には、CPU41により選ばれた文字列候補の一覧が文字列表示部141に表示される。図19の例では、「おーい」、「おーっ」、「おす」、「おおっ」の認識結果が表示されている。また、文字列表示部141の右側にスクロールバー142が表示されており、文字列候補が一度に表示されることができないときは、ユーザがそのスクロールバー142を操作することにより、全ての文字列候補は表示される。さらに、文字列表示部141の下にはOKボタン143が表示される。ユーザは、場合によってはスクロールバー142を操作し、文字列候補の一覧の中から好みの文字列を選び、文字列表示部141を操作し、OKボタン143を操作することで、使用する文字列を決定し、編集画面に進むことができる。
【0190】
なお、図19に示される文字列選択画面の例では、4種類の文字列が文字列表示部141に表示されているが、一度に表示される文字列は4種類に限らず、何種類でもよい。
【0191】
CPU41は、ステップS108において、ユーザが上記の操作を行い、使用する文字列を決定したか否かを判定する。CPU41は、ユーザが使用する文字列を決定していないと判定した場合、ステップS109に進む。
【0192】
文字列選択画面のOKボタン143の右側には再録音ボタン144が表示されている。ユーザが入力ペン15の設定に満足せず、再録音ボタン144を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS109において、この再録音ボタン144が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン144が操作されたと判定した場合、ステップS101に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン144が操作されていないと判定した場合、ステップS110に進む。
【0193】
CPU41は、ステップS110において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS108に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声文字入力モード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0194】
ステップS108において、CPU41は、ユーザが使用する文字列を決定したと判定した場合、ステップS111に進み、例えば図20に示されるような画像を表示装置13に表示させ、ユーザにより入力ペン15を用いて入力された画像をプリント画像と合成する。
【0195】
図20に示される音声文字入力モードによる編集画面の例では、左上部に、「音声文字入力」のメッセージが表示されており、ユーザは音声文字入力モードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下に設定内容表示部151が形成され、そこに使用する文字列の大きさ、色などの設定状況が表示されている。これによりユーザは、使用する文字列の設定を確認することができる。編集画面の右部分には撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。ユーザが入力ペン15を用いて画像上に文字列の位置を指定すると、そのスタンプは撮影画像表示部90にプリント画像に重畳して表示される。
【0196】
編集画面には、設定内容表示部151の下に再録音ボタン152が表示されている。ユーザがスタンプの設定に満足せず、再録音ボタン152を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS112において、この再録音ボタン152が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン152が操作されたと判定した場合、ステップS101に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン152が操作されていないと判定した場合、ステップS113に進む。
【0197】
編集画面の撮影画像表示部90の下にはメニューボタン153が表示されている。ユーザがメニューボタン153を操作するとき、CPU41は図7に示すようなモード選択画面に戻す処理を実行する。CPU41は、ステップS113において、このメニューボタン153が操作されたか否かを判定する。CPU41は、メニューボタン153が操作されたと判定した場合、音声文字入力モード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、モード選択画面を表示する。CPU41は、メニューボタン153が操作されていないと判定した場合、ステップS114に進む。
【0198】
CPU41は、ステップS114において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS111に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声文字入力モード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0199】
以上のようにして、ユーザは、音声を入力することで文字列、または文字の大きさ、フォントおよび色の設定を行うことができるので、設定操作の手間を省くことができる。また、入力された音声の特徴に基づいて設定が行われるため、必ずしもユーザの意図する設定にはならないため、編集画像に思わぬ効果がもたらされ、アミューズメント性が高められるようになる。
【0200】
次に、図21のフローチャートを参照して、図6のステップS49において実行されるノーマル落書きモード処理の詳細を説明する。
【0201】
ステップS121において、CPU41は、入力ペン15による入力の受け付けを開始する。これによりユーザは、入力ペン15を用いてプリント画像に落書き処理を行うことができる。その際、入力ペン15により描ける線の太さおよび色、並びに使用するスタンプのデザイン、大きさ、および色は表示装置13に表示される選択ボタン(図示せず)に従って選択する。
【0202】
CPU41は、ステップS122において、所定時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過した、若しくはプリントボタンが操作されたと判定するまで、CPU41は待機する。一方、CPU41は、所定の時間が経過した、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、ステップS123に進み、入力ペン15による編集画像と、撮影したプリント画像を合成し、ノーマル落書きモード処理を終了し、図6のステップS41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0203】
以上のようにして、ユーザは、音声だけでなく、入力ペン15やタッチパネル61を用いて、画像編集における設定を行うことができ、ユーザの意図したとおりに編集することもできる。
【0204】
次に、本発明を適用した画像印刷装置の別の例について、図22乃至図28を参照しつつ、説明する。なお、図22乃至図28において、図1乃至図3に示されたものと同一の部分については、同一の符号を付してあり、その部分の詳細な説明は、特に必要がない場合、省略する。
【0205】
図22乃至図24は、画像印刷装置201の外観の構成を示している。図22乃至図24に示される画像印刷装置201は、図1に示される画像印刷装置1とは異なる構成を有している。すなわち、画像印刷装置201においては、ユーザが撮影を行う場所と編集を行う場所が、筐体210の向かい合わせの面に配置されている。図22に示されるCCDカメラ12の設置されている面を正面とした場合、ユーザは、正面において自らを撮影し、その後、図23に示される背面に移動して、撮影した画像の編集を行う。
【0206】
図22において、画像印刷装置201の、CCDカメラ12が設置されている面(以下の説明において、この面を面1と称する)には、CCDカメラ12によって撮影された画像を表示するとともに、ゲームの案内(特に、撮影の案内)を表示する撮影用表示装置211が設置されている。また、面1には、その他に、撮影に使用される撮影用マイクロホン212、撮影の案内の音声を出力する撮影用スピーカ213、撮影空間全体の照明として利用されるとともに、CCDカメラ12による撮影時には、フラッシュとしても機能する撮影用照明装置214、ユーザからの撮影操作の入力を受け付ける撮影用操作パネル215、硬貨の投入を受け付ける硬貨投入口17が設置されている。図22の向かって右側の面(以下の説明において、この面を面2と称する)には、画像が印刷された印刷媒体が排出される印刷物取り出し口19が設置されている。
【0207】
図23は、図22に示された画像印刷装置201の背面を示す図である。面1の背面(以下の説明において、この面を面3と称する)には、図23に示されるように、CCDカメラ12により撮影され、編集用の画像として指定された画像を表示し、入力ペン15による編集入力を受け付ける編集用表示装置231が設置されている。編集用表示装置231は、また、編集中に、所定のタイミングで、予め設定された編集案内用の画面を表示する。
【0208】
面3には、その他に、編集用表示装置231に積層されたタッチパネル61(図28を参照)に対して、ユーザが編集操作(落書き)を入力するための入力ペン15、音声による編集操作の入力を受け付ける編集用マイクロホン232、編集の案内の音声を出力する編集用スピーカ233、編集空間の照明として機能する編集用照明装置234、ユーザからの編集操作の入力を受け付ける編集用操作パネル235が設置されている。
【0209】
この画像印刷装置201の配置例について、図24を参照して説明する。図24において、画像印刷装置201の面1は、撮影空間ボックス251により覆われている。撮影空間ボックス251内が、ユーザが撮影処理を実行する撮影空間とされる。ユーザは、ドア252より撮影空間ボックス251内の撮影空間に入室することができ、撮影空間ボックス251内で、撮影処理を実行する。
【0210】
また、画像印刷装置201の面3は、編集空間ボックス253により覆われている。編集空間ボックス253内が、ユーザが画像の編集処理を実行する編集空間とされる。ユーザは、ドア254より編集空間ボックス253内の編集空間に入室することができ、編集空間ボックス253内で、編集処理(落書き処理)を実行する。
【0211】
なお、撮影空間、編集空間を外部の空間から仕切る撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253の壁部には、防音効果の高い材質の板などを用いるとより良い。このようにすることにより、撮影空間、および編集空間内の騒音レベルを低下させることが可能となり、結果的に、より音声認識の精度を上げることが可能となる。その上、周囲に設置されている他のゲーム機が発する音声により、非常に騒音レベルの高いゲームセンタにおいても、ユーザは、ゲームの操作などを案内する音声を、より明瞭に聞き取ることが可能となる。
【0212】
遮音部材は、例えば合成ゴム、または特殊合成樹脂などの材質とされる。また、中空二重壁(二重の壁の中に吸音材を入れたもの)により構成されるようにしても良い。その場合、中空層にグラスウール、ロックウール等の吸音材を入れ、両側に遮音材を使用してもよい。
【0213】
また、撮影空間、編集空間を外部の空間から仕切るための壁部に、遮音効果を有するシートなどを張り付けるようにしても良い。このシートは、例えば、合成ゴム、特殊合成樹脂などの材質のものでも良い。
【0214】
また、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253の壁部の一部分は、外からボックス内を見ることができるように、透明な部材(例えば、ガラス、およびプラスチックなど)が用いられる。
【0215】
撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内が、外からまったく見えない場合、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内で、正規のルールに則ったゲーム以外の行為(例えば画像印刷装置201への悪戯書きなど)をしているユーザがいた場合、外からそれを見つけ出すことができないという問題がある。
【0216】
そこで、外部から、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253を見ることができるようにすることにより、正規のルールに則ったゲーム以外の行為を行っているユーザがいた場合、外から、それを見つけることが可能となる。したがって、画像印刷装置201を管理する管理者は、もし、正規のルールに則ったゲーム以外の行為を行っているユーザがいた場合、その行為を発見し、止めさせることができる。また、撮影空間ボックス251の内部が外から見えることにより、画像印刷装置201でゲームをしたいユーザは、撮影空間に先客がいるか否かを容易に知ることができる。
【0217】
なお、以上の説明においては、外から撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内を見ることができるように、壁部の一部分に透明な部材を用いるようにしているが、外から撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内を把握可能な程度であれば、半透明の部材などを用いるようにしても良い。
【0218】
また、外から撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内を見ることができるように、壁部全てを透明にすることも可能である。この場合でも、撮影空間、および編集空間は外部の空間から仕切られているため、撮影空間、および編集空間の騒音レベルは、低くすることができる。また、撮影空間、および編集空間内のユーザが何をしているのか、外部から容易に把握することができる。ただし、このようにした場合、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253内でゲームを行っているユーザは、周りにいる人の視線が気になってゲームに集中することができない場合がある。
【0219】
従って、例えば、ユーザの上半身部分が見えないように、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253の下半分のみを、外から見えるように透明(半透明)の部材により構成することが可能である。その場合、撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253を構成する壁面のうち、1面のみを透明(半透明)にすることもできる。また、以下に説明するドア252、およびドア254のみを透明(半透明)な部材で構成するようにしても良い。勿論、ドア252、およびドア254の下半分のみを透明(半透明)な部材にすることも可能である。
【0220】
次に、画像印刷装置201において、ユーザが、撮影処理および編集処理を実行するときの、ユーザの移動について、図25を参照して説明する。図25において、画像印刷装置201の左側には、撮影空間ボックス251によって外の空間から仕切られた撮影空間があり、画像印刷装置201の右側には、編集空間ボックス253によって外の空間から仕切られた編集空間がある。ユーザは、まず、ドア252から撮影空間に入室し、CCDカメラ12を駆動して、自らを撮影する。なお、この際、ユーザは、数段の階段状の構造をした撮影台261を利用して、ポーズをとって撮影することができる。
【0221】
ユーザは、撮影空間での撮影処理が終了した後、ドア252を開けて、一旦、外に出た後、今度は、ドア254から、編集空間に入室する。編集用表示装置231は、CCDカメラ12により撮影された画像を表示し、ユーザは、編集用表示装置231に向かって、表示された撮影画像の落書き処理(以下、編集処理とも称する)を実行する。画像の編集が終了した後、ユーザは、ドア254を開けて、編集空間より退出し、印刷物取り出し口19より、撮影空間において撮影され、編集空間において編集された画像が印刷された印刷媒体が排出されるのを待つ。印刷物取り出し口19より、印刷媒体が排出され、1ゲームが終了する。
【0222】
次に、ドア252、およびドア254の構造について、図26および図27を参照して説明する。なお、ドア252、およびドア254の基本的な構造は同様である。そこで、代表して、ドア254の構造について説明する。なお、図27は、ドア254を上方から見た場合の図であり、説明の便宜上、編集空間ボックス253の図示は省略されている。
【0223】
図26および図27に示されるように、ドア254の下には、レール271が設置されている。また、ドア254は、その略中央(図27のbで示された部位)において折り曲げることが可能な折りたたみ式の扉になっており、図27に矢印Aで示される方向に力が加えられると、ドア254のcで示された部位がレール271に沿って、矢印Bの方向にスライドする。図27のaで示された部位は、支点となり、レール271上をスライドしない。また、ドア254は、何の力も加えられていない状態の場合、図27cで示された部位が、矢印Bで示された方向とは反対の方向に自動的にスライドし、扉が閉まるようになっている。完全に扉が閉まった状態においては、ドア254の外枠と、編集空間ボックス253の枠が密着するようになっており、外部からの騒音が、編集空間内部に漏れ入るのを防ぐことができる。
【0224】
次に、図28は、画像印刷装置201の内部の構成例を示すブロック図である。図3と同一の装置、および部位には、同一の符号が付されている。図3、図22、および図23において説明した部分については、特に説明する必要がない場合、その説明は省略する。
【0225】
映像入出力装置60は、撮影された画像の撮影用表示装置211への表示を制御する。また、映像入出力装置60は、撮影された画像に、タッチパネル61より入力された編集情報と、マイクロホン16より入力した音声を解析した編集情報を反映させて、編集用表示装置231に表示させる。また、映像入出力装置60は、ゲームの進行に合わせた所定のタイミングで、撮影用表示装置211、および編集用表示装置231に、操作の案内を表示させる。
【0226】
撮影用マイクロホン212、および編集用マイクロホン232に入力された音声は音声入力部64に出力される。音声入力部64は撮影用マイクロホン212、および編集用マイクロホン232を制御したり、撮影用マイクロホン212、および編集用マイクロホン232より入力された音声信号をデータとして出力したりする。
【0227】
音声出力装置65は、CPU41からの制御に基づいて撮影用スピーカ213、および編集用スピーカ233を制御し、撮影や画像編集の操作方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例えば、静止画像を取り込むときのシャッタ音などの効果音を出力する。
【0228】
次に、図29および図30のフローチャートを参照しつつ、画像印刷装置201の印刷処理について説明する。なお、画像印刷装置201の基本的な印刷処理の手順は、図4および図5を参照して説明した画像印刷装置1の処理と同様である。すなわち、図29のステップS301乃至ステップS309は、それぞれ、図4のステップS11乃至ステップS19と同様の処理であり、図30のステップS310乃至ステップS314は、それぞれ、図5のステップS20乃至ステップS24と同様の処理であり、図30のステップS316乃至ステップS320は、それぞれ、図5のステップS25乃至ステップS29と同様の処理である。
【0229】
従って、説明の重複を防ぐために、図29および図30のフローチャートの説明においては、図4および図5と同一の処理に関しては、適宜、簡略して説明する。
【0230】
ステップS301において、CPU41は、プログラム記憶部45に記憶されている、撮影の進行方法などのデモンストレーション画面(以下、デモ画面と称する)を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示させる。またCPU41は、必要に応じて、デモ画面に対応した音声や音楽を、音声出力装置65を介して撮影用スピーカ213に出力させる。
【0231】
ステップS302において、CPU41は、所定の代金が投入されるまでデモ画面を表示して待機し、代金が投入されたと判定した場合、ステップS303に進み、CCDカメラ12により撮影されている取り込み画像とともに、各種の機能および操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示する。また、必要に応じて、説明画面に対応した音声や音楽を、音声出力装置65を介して撮影用スピーカ213から出力させる。
【0232】
ステップS304において、CPU41は、撮影用マイクロホン212より音声入力できるように、受け付けを開始する。ユーザは撮影用マイクロホン212を使って、撮影開始の合図を音声で入力し、撮影タイミングを決定することができるようになる。また、CPU41は、撮影用操作パネル215の撮影開始ボタン(図示せず)の受け付けも開始する。ユーザは、撮影開始ボタンを操作することによっても、撮影タイミングを決定することができるようになる。さらにCPU41は、撮影に関する操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示させ、その説明画面に対応した音声による案内や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して撮影用スピーカ214より出力させる。
【0233】
CPU41は、ステップS305において、代金が投入されてから、所定の時間が経過したか否か、および撮影用操作パネル215からの出力に基づいて、撮影を開始するとき操作される撮影開始ボタンが操作されたか否かを判定する。
【0234】
CPU41は、所定の時間が経過しておらず、かつ、撮影開始ボタンも操作されていないと判断した場合、ステップS306に進み、撮影用マイクロホン212の出力に基づいて、音声が入力されたか否かを判定する。CPU41は、音声が入力されていないと判定された場合、ステップS305に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0235】
ステップS306において、CPU41が、音声が入力されたと判断した場合、処理は、ステップS307に進み、CPU41は、音声認識装置63を制御し、画像印刷装置1において説明したの同様の方法により、音声を認識させる。音声認識装置63は認識結果情報を出力する。
【0236】
ステップS308において、CPU41は、音声認識装置63より出力された認識結果情報と、予め定められている撮影開始の合図の情報を比較する。CPU41は、ステップS309において、ステップS308で比較した比較結果に基づいて、撮影用マイクロホン212より入力された音声が撮影開始の合図か否かを判定し、入力された音声が撮影開始の合図ではなかった場合、ステップS305に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0237】
CPU41が、入力された音声が撮影開始の合図であると判定した場合、処理は、図30のステップS310に進む。
【0238】
また、図29のステップS305において、CPU41が、所定の時間が経過したか、プリントボタンが操作されたと判定した場合、ステップS306乃至S309の処理をスキップし、図30のステップS310に進む。
【0239】
図30のステップS310に進んだCPU41は、映像入出力装置60を介して、撮影用表示装置211に撮影開始までのカウントダウンの表示を開始する。さらにCPU41は、カウントダウンの表示に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して撮影用スピーカ213より出力させる。
【0240】
なお、図29のステップS308およびステップS309の処理において、CPU41は、入力された音声に対して撮影開始の合図と比較し、撮影開始の合図であるか否かを判定したが、それとともに、シャッタだけではなく、ズームインして顔だけをアップにする合図、ズームアウトして全身などをワイドに撮る合図を判定して、音声による撮影制御を行ってもよい。
【0241】
さらに、CCDカメラ制御部46が上下左右に移動、または首振り揺動などをする駆動制御装置を有する場合、上下左右にスライド、または上下左右の首振り揺動などのCCDカメラ12の動作に、特定の合図が割り当てられることにより、CPU41は、その合図を認識し、CCDカメラ制御部46を介してCCDカメラ12を制御する。
【0242】
図30に戻り、撮影開始のタイミングになったとき、ステップS311において、CPU41は、撮影用照明装置214を制御してフラッシュを被写体に照明するとともに、その瞬間にCCDカメラ12により取り込まれている画像を、静止画像としてRAM43に記憶させる。また、この撮影が何回目であるかを計算し、計算結果をRAM43に記憶させる。
【0243】
ステップS312において、CPU41は、RAM43に記憶させた静止画像、取り直しを指示する取り直しボタン、および操作方法を説明する説明画面を含むプリント画像選択画面を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示させる。またCPU41は、説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して撮影用スピーカ213より出力する。ユーザは、撮影用操作パネル215を用いて、撮影用表示装置211に表示された静止画像を選択することによって、プリント画像を決定することができる。また、ユーザは、撮影用操作パネル215を用いて、取り直しボタンを選択することによって、プリント画像を取り直すことができる。
【0244】
ステップS313において、CPU41は、撮影用表示装置211に表示させた静止画像を、ユーザがプリント画像として選択したか否かを判定し、ユーザが静止画像をプリント画像として選択しなかった場合、ステップS314に進み、RAM43に記憶させた情報に基づいて、既に行われた撮影が4回に達したか否かを判定する。既に4回撮影されていると判定した場合、それ以上の撮影は禁止されるので、ユーザに撮影用表示装置211に表示させた静止画像を選択させるために、CPU41は、ステップS313に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。CPU41は、まだ撮影が4回行われていないと判定した場合、ステップS305に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、静止画像を取り直す処理を行う。
【0245】
また、ステップS313において、プリント画像が選択されたと判定した場合、ステップS315に進み、CPU41は、撮影用表示装置211に、編集空間にユーザを誘導する案内を表示させる。ステップS315の処理の詳細な説明は、図31を参照して後述する。ステップS315の処理により、ユーザは、撮影空間から退出し、編集空間へ入室する。ユーザは、これ以降の処理を編集空間ボックス253内の編集空間で行う。なお、ユーザが退出した撮影空間ボックス251に次のユーザが入室した場合、画像印刷装置201のCPU41は、編集空間にいるユーザのゲームに関する処理、すなわち、ステップS316以降の処理、および撮影空間にいる後続のユーザのゲームに関する処理、すなわちステップS301以降の処理を平行して実行する。
【0246】
ステップS315の処理の後、ユーザが編集空間に移動したとき、ステップS316において、CPU41は、入力ペン15やマイクロホン16より入力する音声を用いたプリント画像に対する編集処理を行う指示をする落書きボタン、プリント画像に落書き処理を行わずそのままシール紙51にプリント画像を印刷させるように指示するプリントボタン、および落書き処理に関する説明をする説明画面を、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に表示させる。また、CPU41は、その説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。さらに、CPU41は、ユーザが落書き処理を選択したか否かを判定する。
【0247】
CPU41は、ユーザが落書き処理を選択したと判定した場合、ステップS317に進み、落書き処理を行う。落書き処理の詳細は図32を参照して後述する。
【0248】
また、ステップS316において、CPU41は、ユーザが落書き処理を選択しなかったと判定した場合、ステップS318に進み、所定の時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。
【0249】
落書き処理が終了するか、ステップS316で、落書き処理が選択されないと判定されたとき、CPU41は、ステップS318において、プリント画像が選択された後、所定の時間が経過したか否か、およびプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS316に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、ステップS319に進む。
【0250】
ステップS319において、CPU41は、ユーザに好みのシール紙51の分割数を選択させる分割数選択画面を、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に表示し、その分割数選択画面に対応した音声や音楽を必要に応じて、音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。シール紙51は、所定の数、および大きさに分割された複数のシールの組み合わせからなり、複数種類のパターンがプリンタ48に装着されたシール紙ユニット50に予め用意されている。
【0251】
ユーザによりシール紙51の分割数が選択されると、ステップS320に進み、CPU41は、プリンタ48を制御し、プリント画像をシール紙51に印刷させる。印刷されたシール紙51は印刷物取り出し口19より排出される。
【0252】
以上のようにして、画像印刷装置201においても、画像印刷装置1と同様に、ユーザは撮影のタイミングを音声により指示することができるようになり、姿勢を崩さずに撮影を行うことができるようになる。
【0253】
次に、図30のフローチャートのステップS315、編集空間へのユーザの誘導処理の詳細について、図31のフローチャートを参照して説明する。
【0254】
ステップS341において、CPU41は、映像入出力装置60にアクセスし、落書き処理が実行中か否か判断することにより、編集入力を行っている先客がいるか否かを判定し、編集入力を行っている先客がいない場合、ステップS342に進み、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に、ユーザに、編集空間に移動するように促す案内(例えば、「落書きは、となりのお部屋でできるよ→」のような案内)を表示させる。その後、処理は、図30のステップS316に進む。
【0255】
ステップS341において、CPU41が、編集入力を行っている先客がいると判断した場合、ステップS343に進み、CPU41は、撮影し直すか、暇つぶし用のゲームを行うか、ユーザに選択を促す画像を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示させる。
【0256】
ステップS344において、予め設定された所定の時間内に、ユーザからの指示が、撮影用操作パネル215の所定の位置に入力されなかった場合、ステップS341に戻り、上述の処理を繰り返す。ステップS344において、撮影用操作パネル215の所定の位置に、所定の時間内に、ユーザからの指示が入力された場合、処理は、テップS345に進む。
【0257】
ステップS345において、CPU41が、撮影用操作パネル215に入力された指示は、撮影し直しの指示であるか否かを判定し、指示が、撮影し直しの指示ではなかった場合、すなわち、ゲームを行う指示であった場合、ステップS346に進み、CPU41は、ドライブ44に、記録媒体に記録されているゲームを読み出させ、RAM43に供給させ、ゲームを実行する。ゲームの映像は、撮影用表示装置211に表示させる。
【0258】
ステップS345において、CPU41が、撮影用操作パネル215に入力された指示が、撮影し直しの指示だと判断した場合、ステップS347に進む。ステップS347において、CPU41は、RAM43に記憶されている複数の撮影画像を読み出し、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示し、どの撮影画像を消去してもよいか、ユーザに選択を促す。撮影用操作パネル215を介して、ユーザからの消去する撮影画像を選択する入力を受け付けると、ステップS348に進む。
【0259】
ステップS348において、CPU41は、RAM43に記憶されている複数の撮影画像の中から、ステップS347でユーザにより選択された撮影画像を消去し、再度、図29のフローチャートのステップS304から図30のステップS311までの処理を繰り返し、新たに、撮影画像を取り込み、撮影画像記憶部46に記憶すると共に、取り込んだ撮影画像を、映像入出力装置60を介して撮影用表示装置211に表示させる。その後、ステップS341に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0260】
以上のようにして、編集している先客が居なくなるまでの待ち時間、画像印刷装置201は、ユーザにサービスを提供し続け、ユーザが退屈するのを防ぐことができる。
【0261】
次に、図32のフローチャートを参照して、図30のステップS317において実行される落書き処理の詳細を説明する。なお、図32のフローチャートに示される落書き処理は、基本的に図6のフローチャートを参照して説明した落書き処理と同様である。したがって、説明の重複を避けるため、図32のフローチャートに関しては、適宜、簡略化して説明する。
【0262】
ステップS351において、CPU41は、例えば図7に示されるような、ユーザに好みの落書き処理の方法を選択させるモード選択画面を、映像入出力装置60を介して、編集用表示装置231に表示させる。また、CPU41はモード選択画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。
【0263】
ユーザは入力ペン15により、選択ボタン101乃至104のうちの、好みのモードの選択ボタンを指示する。CPU41は、ステップS352において、映像入出力装置60の出力に基づいて、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作したか否かを判定し、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作していない場合、ステップS354に進み、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作したか否かを判定する。
【0264】
CPU41は、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作していないと判定した場合、ステップS356に進み、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作したか否かを判定し、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作していない場合、ステップS358に進み、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作したか否かを判定する。CPU41は、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作していないと判定した場合、落書き処理を終了し、図30のステップS318に進む。
【0265】
CPU41は、ステップS352において、ユーザが音声ペンモード選択ボタン101を操作したと判断した場合、ステップS353に進み、音声ペンモード処理を行う。音声ペンモード処理の詳細は図33乃至図39を参照して後述する。CPU41は、ステップS353において、音声ペンモード処理を終了すると、ステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0266】
CPU41は、ステップS354において、ユーザが音声スタンプモード選択ボタン102を操作したと判断した場合、ステップS355に進み、音声スタンプモード処理を行う。音声スタンプモード処理の詳細は図40乃至図51を参照して後述する。CPU41は、ステップS355において、音声スタンプモード処理を終了すると、ステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0267】
CPU41は、ステップS356において、ユーザが音声文字入力モード選択ボタン103を操作したと判断した場合、ステップS357に進み、音声文字入力モード処理を行う。音声文字入力モード処理の詳細は図52乃至図59を参照して後述する。CPU41は、ステップS357において、音声文字入力モード処理を終了すると、ステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0268】
CPU41は、ステップS358において、ユーザがノーマル落書きモード選択ボタン104を操作したと判断した場合、ステップS359に進み、ノーマル落書きモード処理を行う。ノーマル落書きモードは、ユーザが入力ペン15を用いて、自由に絵、文字、若しくは記号等を描けるモードである。ユーザは、編集用表示装置231に表示された選択画面に基づいて、描く線の太さや色を選択し、決定する。ノーマル落書きモード処理の詳細は図21を参照して上述した画像印刷装置1の場合と同様である。CPU41は、ステップS359において、ノーマル落書きモード処理を終了すると、ステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0269】
次に、図33および図34のフローチャート、および図35乃至39をも参照しつつ、図32のステップS353の処理、すなわち、音声ペンモード処理について説明する。
【0270】
図33のステップS371において、画像印刷装置201のCPU41は、編集用表示装置231に、例えば図35に示される音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。
【0271】
図35に示される説明画面の例では、左側上部に「音声ペン」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して好きな色を言ってね。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、編集用マイクロホン232から音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部401が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0272】
なお、図35に示されるように、編集用マイクロホン232には、ボタン402が設置されており、ボタン402が押下されている場合のみ、編集用マイクロホン232は、音声信号を音声入力部64に供給する。以下の説明においては、ユーザが編集用マイクロホン232から音声を入力する処理は、すべて、ボタン402が押下されて行われているものとする。
【0273】
CPU41は、ステップS372において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声ペンモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0274】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS373に進み、ユーザにより編集用マイクロホン232から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS372に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS374に進み、音声認識装置63は、入力された音声の認識処理を行う。
【0275】
音声認識装置63は、ステップS374において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0276】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS375において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、色の候補を選ぶ。音素に対応した色の種類は予め定められており、ROM42に記憶されている。また、色の種類はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。ROM42(またはプログラム記憶部45)には、例えば、赤、青、緑、黄色、黒、白、ピンク、茶色、肌色、およびオレンジ色のような、一般的に良く知られている色の種類が記憶されている。
【0277】
ステップS376において、CPU41は、ステップS375で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定したか否かを判定し、音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定できなかった場合、ステップS377に進み、編集用表示装置231に、例えば図36に示されるエラー画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。
【0278】
図36に示される画面の例では、左側上部に「音声ペン」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「もう一度マイクロホンのボタンを押して好きな色を言ってね。」のメッセージが表示されている。ステップS377の後、処理は、ステップS372に戻り、上述したステップS372以降の処理が繰り返される。
【0279】
ステップS376において、CPU41が、ステップS375で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定したと判定した場合、処理はステップS378に進む。
【0280】
画像印刷装置201においては、ユーザは、複数の色を混ぜ合わせることができるようになっている。例えば、ユーザは、「赤」と「青」の2色を指定し、それらの色を任意の配分で混ぜ合わせて、所望の色を作成することができる。そこで、ステップS378において、CPU41は、選択された色は1色であるか否かを判定し、選択された色は1色であった場合、ステップS379に進み、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、例えば図37に示される画面を表示させる。
【0281】
図37に示される画面の例では、左側上部に「選んだ色を確認してね」のメッセージが表示され、そのすぐ下に、ステップS375で特定された色の見本が表示されており、ユーザはステップS375で特定された色の種類を知ることができる。また、そのメッセージの下には「他の色を選ぶときは「再録音」を押してね」のメッセージが表示されており、さらにその下には、「違う色とまぜることもできるよ」のメッセージが表示されている。
【0282】
ユーザは、表示されている色が、所望する色とは異なる場合、「再録音」ボタン411を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「再録音」の単語を発声することにより、再度、色を指定することができるようになっている。
【0283】
また、表示されている色に他の色を混ぜ合わせたい場合、「混ぜる」ボタン412を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「混ぜる」の単語を発声することにより、表示されている色に他の色を混ぜ合わせることができる。
【0284】
ステップS380において、CPU41は、「再録音」ボタン411が操作されたか(または、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されたか)を判定し、「再録音」ボタン411が操作された(編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力された)場合、処理はステップS372に戻り、ステップS372以降の処理が繰り返される。なお、この場合、ステップS375で特定された色の種類は消去される。
【0285】
ステップS380において、CPU41が、「再録音」ボタン411が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS381に進み、CPU41は、「混ぜる」ボタン412が操作されたか(または、編集用マイクロホン232から「混ぜる」の単語が入力されたか)を判定し、「混ぜる」ボタン412が操作された場合(編集用マイクロホン232から「混ぜる」の単語が入力された場合)、処理はステップS372に戻り、ステップS372以降の処理が繰り返される。なお、この場合、ステップS375で特定された色の種類は保持される。
【0286】
ステップS381において、CPU41が、「混ぜる」ボタン412が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「混ぜる」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS382に進み、CPU41は、「メニュー」ボタン413が操作されたか(編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力されたか)を判定し、「メニュー」ボタン413が操作された場合(編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力された場合)、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、図7に示される画面を再び表示させ、図32のステップS351以降の処理を繰り返す。
【0287】
ステップS382において、CPU41が、「メニュー」ボタン413が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力されていない)と判定した場合、すなわち、「OK」ボタン414が操作された場合(または、編集用マイクロホン232から「OK」の単語が入力された場合)、CPU41は、ステップS375で特定した色の種類を保持し、図34のステップS389の処理に進む。
【0288】
例えば、図37において「混ぜる」ボタン412が選択された場合(または、編集用マイクロホン232から「混ぜる」の単語が入力された場合)、その後、ステップS372乃至ステップS376の処理により、2種類目の色が特定される。その場合、ステップS378において、CPU41は、選択された色は1色ではない(2色である)と判定し、ステップS383に進み、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、例えば図38に示される画面を表示させる。
【0289】
図38に示される画面の例では、左側上部に「選んだ色を確認してね」のメッセージが表示され、そのすぐ下に、ステップS375で特定された2種類の色A,Bの見本が表示されており、ユーザはステップS375で特定された2種類の色を知ることができる。また、色の見本の表示の下には、431に示されるように、選択された2色A,Bを両端にして、色がグラデーション表示されている。すなわち、選択された2色を混ぜ合わせる際、2色をどのような比率により混ぜ合わせるかによって、出来上がる色が異なるものになる。グラデーション表示431は、色Aおよび色Bを両端にして、中央より左側に、色Aをより多く配分した場合、中央より右側に、色Bをより多く配分した場合の色の見本が、色の配分を徐々に変化させて示されている。
【0290】
さらにそのすぐ下にカーソル432が表示されている。ユーザは、入力ペン15を操作して、カーソルを左右にスライドさせることができ、カーソルで示された位置の色が、色の見本433として示されている。また、カーソル432のすぐ下には、「作った色はこれでいいかな?」のメッセージが表示されている。
【0291】
ユーザは、表示されている、2色目に特定された色が、所望する色とは異なる場合、「再録音」ボタン434を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「再録音」の単語を発声することにより、再度、色を指定することができるようになっている。また、ユーザは、メニュを表示させたい場合、「メニュー」ボタン435を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「メニュー」の単語を発声することにより、図7に示される画面を表示させることができる。また、2色A,Bを混ぜ合わせて、所望する色が決まった場合、ユーザは、「OK」ボタン436を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「OK」の単語を発声することにより、次の処理に進むことができる。
【0292】
ステップS384において、CPU41は、「再録音」ボタン434が操作されたか否か(または、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されたか否か)を判定し、「再録音」ボタン434が操作された場合(または、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力された場合)、処理はステップS372に戻り、ステップS372以降の処理が繰り返される。この場合、ステップS375で特定された2色目の色の種類は消去される(1色目の色は保持される)。
【0293】
ステップS384において、CPU41が、「再録音」ボタン434が操作されていない(かつ、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS385に進む。
【0294】
ステップS385において、CPU41は、「メニュー」ボタン435が操作されたか否か(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力されたか否か)を判定し、「メニュー」ボタン435が操作された場合(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力された場合)、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、図7に示される画面を再び表示させ、図32のステップS351以降の処理を繰り返す。
【0295】
ステップS385において、CPU41が、「メニュー」ボタン435が操作された(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力された)と判定した場合、処理はステップS386に進む。
【0296】
ステップS386において、CPU41は、カーソルの移動によるユーザからの色の調節を受け付ける。すなわち、カーソル432の指し示す位置の色を、色の見本433に表示させる。ユーザが入力ペン15をカーソルにタッチさせ、左右にスライドさせると、映像入出力装置60は、その旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60から通知を受けて、カーソルの位置に対応する色を決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231の色の見本433に、決定した色を表示させる。
【0297】
また、このとき、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「右」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソルを右方向にスライドさせるとともに、カーソルの位置に対応する色を決定し、色の見本433に表示させる。また、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「左」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソルを左方向にスライドさせるとともに、カーソルの位置に対応する色を決定し、色の見本433に表示させる。このようにして、ユーザは、編集用マイクロホン232を利用しても、色の配分を調節することができる。
【0298】
そこで、一旦、カーソル432がスライドさせられると、処理はステップS387に進み、ステップS387において、CPU41は、「OK」ボタン436が操作されたか否か(編集用マイクロホン232から「OK」の単語が入力されたか否か)を判定し、「OK」ボタン436が操作された場合(または、編集用マイクロホン232から「OK」の単語が入力された場合)、CPU41は、図38に示されている2種類の色でよいと判断し、ステップS375で特定した色の種類を保持し、図34のステップS389の処理に進む。
【0299】
ステップS387において、CPU41が、「OK」ボタン436が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「OK」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS388に進む。ステップS387において、CPU41が、「OK」ボタン436が操作された(または、編集用マイクロホン232から「OK」の単語が入力された)と判定した場合、処理は図34のステップS389に進む。
【0300】
ステップS388において、CPU41は、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声ペンモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0301】
ステップS388において、CPU41が、所定の時間は経過せず、プリントボタンが操作されてもいないと判定した場合、処理はステップS386に戻り、ステップS386以降の処理が繰り返される。
【0302】
ステップS389において、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、例えば図39に示される画面を表示させる。
【0303】
図39に示される画面の例では、左側上部に「ペンの種類を決めてね」のメッセージが表示され、そのすぐ下に、複数の異なるペンの太さの例が表示されている。ユーザは、編集用マイクロホン232に向かって、所望の太さのペンの番号を発声することにより、ペンの太さを決定することができる。なお、図39の例においては、ペンの太さのみを選択できるようになっているが、ペンの種類として、太さ以外の選択肢を、編集用表示装置231に表示させることも可能である。
【0304】
ステップS390において、CPU41は、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声ペンモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0305】
ステップS390において、CPU41が、所定の時間は経過せず、プリントボタンが操作されてもいないと判定した場合、処理はステップS391に進む。
【0306】
ステップS391において、CPU41は、ユーザにより編集用マイクロホン232から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS390に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS392に進み、音声認識装置63は、入力された音声の認識処理を行う。
【0307】
音声認識装置63は、ステップS392において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0308】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS393において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、ペンの種類を特定する。音素(例えば、図39の「1」、「2」、「3」、「4」、および「5」)に対応したペンの種類は予め定められており、ROM42に記憶されている。また、ペンの種類はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。
【0309】
ステップS394において、CPU41は、ステップS393で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定したか否かを判定し、音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定できなかった場合、ステップS395に進み、編集用表示装置231に、「もう一度マイクロホンのボタンを押して好きなペンの番号を言ってね。」のような案内を含むエラー画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。その後、処理はステップS390に戻り、ステップS390以降の処理が繰り返される。
【0310】
ステップS394において、CPU41が、ステップS393で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応するペンの種類を特定したと判定した場合、処理はステップS396に進む。
【0311】
ステップS396において、CPU41は、例えば、先に説明した図12に示されるような画像を編集用表示装置231に表示させ、ユーザにより入力ペン15を用いて入力された画像をプリント画像と合成する。
【0312】
図12に示される音声ペンモードによる編集画面の例では、左上部に、「音声ペン」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下に設定内容表示部111が形成され、そこに入力ペン15の描く線の太さおよび色の設定状況が表示されている。これによりユーザは、音声により決定した設定状況を知ることができる。編集画面の右部分には撮影画像表示部90が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。ユーザが入力ペン15を用いて画像上に線を描くと、その線は撮影画像表示部90にプリント画像に重畳して表示される。
【0313】
編集画面の設定内容表示部111の下に再録音ボタン112が表示されている。ユーザが入力ペン15の設定に満足せず、再録音ボタン112を操作するとき、CPU41は音声を取り直す処理を実行する。CPU41は、ステップS397において、この再録音ボタン112が操作されたか否かを判定する。CPU41は、再録音ボタン112が操作されたと判定した場合、ステップS390に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、CPU41は、再録音ボタン112が操作されていないと判定した場合、ステップS398に進む。
【0314】
編集画面の中央下部にはメニューボタン113が表示されている。ユーザがメニューボタン113を操作するとき、CPU41は図7に示すようなモード選択画面に戻す処理を実行する。CPU41は、ステップS398において、このメニューボタン113が操作されたか否かを判定する。CPU41は、メニューボタン113が操作されたと判定した場合、音声ペンモード処理を終了し、図32のステップS351に戻り、モード選択画面を表示する。CPU41は、メニューボタン113が操作されていないと判定した場合、ステップS399に進む。
【0315】
CPU41は、ステップS399において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS396に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声ペンモード処理を終了し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0316】
以上のようにして、ユーザは、音声を入力することで線の太さや色の設定を行うことができるので、設定操作の手間を省くことができる。また、複数の色を混ぜ合わせることができるため、ユーザは、複数の色の配分を細かく調節することにより、より思い通りの色を作成することができ、アミューズメント性がさらに高められるようになる。
【0317】
なお、上述した説明においては、混ぜ合わせる色は、2色までとされているが、3色以上の色を混ぜ合わせるようにしても良い。
【0318】
次に、図40および図41のフローチャートおよび図42乃至図51をも参照して、図32のステップS355の処理、すなわち音声スタンプモード処理について、詳細に説明する。
【0319】
図40のステップS421において、画像印刷装置201のCPU41は、編集用表示装置231に、例えば図42に示される音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。
【0320】
図42に示される説明画面の例では、左側上部に「音声スタンプ」のメッセージが表示されており、ユーザは音声スタンプモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して好きなスタンプを言ってね。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、編集用マイクロホン232から音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部401が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0321】
CPU41は、ステップS422において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声スタンプモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0322】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS423に進み、ユーザにより編集用マイクロホン232から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS422に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS424に進み、音声認識装置63は、入力された音声の認識処理を行う。
【0323】
ユーザは、例えば、「くま」、「星」、「ハート」、「いぬ」、「ネコ」、または「トリ」のような単語を、編集用マイクロホン231に向かって言う。音声認識装置63は、ステップS424において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0324】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS425において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、スタンプのリストを選ぶ。音素に対応したスタンプのリストは予め定められており、ROM42に記憶されている。また、スタンプのリストはプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。なお、ROM42は、ユーザが指定しそうな多数の単語に対応する多数のスタンプのリストを予め記憶している。例えば、ROM42は、動物や植物の種類(例えば「くま」、「チューリップ」など)、食べ物(例えば「オムレツ」、「スイカ」など)、乗り物(例えば「飛行機」など)、アニメのキャラクタ、その他に対応するスタンプのリストを記憶している。また、ROM42は、上述した各項目(例えば「くま」)に対応するスタンプ(くまのスタンプ)を、複数種類(同一デザインで異なる色のスタンプも含む)記憶している。
【0325】
なお、画像印刷装置201にインターネットなどのネットワークに接続するための通信部を設け、通信部を介して、ネットワーク上からスタンプのリストをダウンロードして、プログラム記憶部45に記憶させるようにしても良い。
【0326】
ステップS426において、CPU41は、ステップS425で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応するスタンプのリスト(例えば「くま」)を特定したか否かを判定し、音声認識装置63が、ユーザの音声に対応するスタンプのリストを特定できなかった場合、ステップS427に進み、編集用表示装置231に、例えば図43に示されるエラー画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。
【0327】
図43に示される画面の例では、左側上部に「音声スタンプ」のメッセージが表示されており、ユーザは音声ペンモードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「もう一度マイクロホンのボタンを押して好きなスタンプを言ってね。」のメッセージが表示されている。ステップS427の後、処理は、ステップS422に戻り、上述したステップS422以降の処理が繰り返される。
【0328】
ステップS426において、CPU41が、ステップS425で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応するスタンプのリストを特定したと判定した場合、処理は図41のステップS428に進む。
【0329】
ステップS428において、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、例えば図44に示されるようなスタンプの選択画面を表示させる。
【0330】
図44に示されるスタンプ選択画面の例では、左側に、スタンプメニュ451が表示されており、ユーザはこの中スタンプのリストから所望のスタンプを選択することができる。図44に示されるように、スタンプメニュ451は、「くま」、「星」、「ハート」、「いぬ」、「ネコ」、および「トリ」のように分類されており、図44においては「くま」が選択されている。図44には、選択された「くま」の、複数の異なる色のスタンプがスタンプメニュ451に表示されている。
【0331】
なお、図44において、ユーザが、スタンプメニュ451の「星」の部分を入力ペン15でタッチすると、編集用表示装置231には、図45に示される画面が表示される。図45においては、「星」の、複数の異なる色、および形のスタンプが表示されている。このようにして、音声によって、予め、ユーザが所望するスタンプの範囲を限定しておくことにより、表示するスタンプの数を少なく抑えることが可能となる。したがって、スタンプの表示面積を小さく抑えることが可能となり、例えば、図15と比較して、撮影画像表示部401をより大きく表示することができる。その結果、ユーザは、より大きく表示されたプリント画像に対して、落書き操作を入力することが可能となり、ユーザにとって、編集処理(落書き)がし易くなる。
【0332】
図44において、スタンプ選択画面の右部分には、撮影画像表示部401が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0333】
ユーザは、表示されているスタンプのリストのなかに、所望するスタンプがない場合、「再録音」ボタン452を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「再録音」の単語を発声することにより、再度、スタンプのリストを指定することができるようになっている。例えば、最初に、ユーザが単語「くま」を編集用マイクロホン231に向かって言った後に、図44に示されるようなくまのスタンプのリストが表示された後、ユーザが、単語「再録音」、および単語「星」を、編集用マイクロホン232に向かって言った場合、編集用表示装置231には、図45に示される星のスタンプのリストが表示される。また、ユーザは、メニュを表示させたい場合、「メニュー」ボタン453を操作するか、または編集用マイクロホン232に向かって「メニュー」の単語を発声することにより、図7に示される画面を表示させることができる。
【0334】
ステップS429において、CPU41は、スタンプリストを変更する入力があったか否かを判定し(例えば、図44に示されるようなくまのスタンプのリストが表示された状態で、ユーザが、単語「再録音」を編集用マイクロホン232に向かって言ったか否かを判定し)、スタンプリストを変更する入力があった場合(ユーザが、単語「再録音」を編集用マイクロホン232に向かって言った場合)、処理はステップS422に戻り、ステップS422以降の処理が繰り返される。
【0335】
ステップS429において、CPU41が、スタンプリストを変更する入力はなかったと判定した場合、処理はステップS430に進み、CPU41は、「メニュー」ボタン453が操作されたか否か(または、編集用マイクロホン232より単語「メニュー」が入力されたか否か)を判定し、「メニュー」ボタン453が操作された(編集用マイクロホン232より単語「メニュー」が入力された)場合、処理は、図32のステップS351に戻り、ステップS351以降の処理が繰り返される。
【0336】
ステップS430において、CPU41が、「メニュー」ボタン453が操作されていない(編集用マイクロホン232より単語「メニュー」が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS431に進む。
【0337】
ステップS431において、CPU41は、ユーザからのスタンプの指定を受け付ける。例えば、図44において、ユーザは、入力ペン15で、所望するスタンプにタッチすると、そのスタンプが選択される。
【0338】
ステップS432において、CPU41は、映像入出力装置60を介して、編集用表示装置231に、例えば図46に示される画面を表示させる。図46においいては、左側に、ステップS431で指定されたスタンプが、スタンプ表示欄471に表示され、その下に「スタンプの大きさを変えられるよ」のメッセージが表示されている。このメッセージにより、ユーザは、スタンプの大きさを変えられることを知ることができる。「スタンプの大きさを変えられるよ」のメッセージのさらに下には、スタンプの大きさを変えるためのカーソル472が表示されている。カーソル472は、入力ペン15により、左右にスライドさせることが可能であり、図46においては、カーソル472が右に行けば行くほど、スタンプの大きさがより大きくなる。カーソル472の位置に合わせて、スタンプ表示欄471内のスタンプの大きさが変化する。
【0339】
ステップS433において、CPU41は、カーソル472を介した、ユーザからのスタンプのズームの指定を受け付ける。すなわち、CPU41は、カーソル432の指し示す位置のサイズのくまのスタンプを、スタンプ表示欄471に表示させる。ユーザが入力ペン15をカーソルにタッチさせ、左右にスライドさせると、映像入出力装置60は、その旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60から通知を受けて、カーソルの位置に対応するスタンプのサイズを決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231のスタンプ表示欄471に、決定したサイズのスタンプを表示させる。
【0340】
また、このとき、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「右」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソルを右方向にスライドさせるとともに、スタンプ表示欄471に表示されるスタンプのサイズをカーソルの位置に対応させる。また、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「左」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソルを左方向にスライドさせるとともに、スタンプ表示欄471に表示されるスタンプのサイズをカーソルの位置に対応させる。ユーザは、編集用マイクロホン232を利用しても、スタンプのサイズを調節することができる。
【0341】
ステップS434において、CPU41は、スタンプの撮影画像への合成を行う。例えば、図46において、ユーザが入力ペン15により、スタンプ表示欄471内のスタンプにタッチした後、撮影画像表示部401の所望する位置にタッチすると、映像入出力装置60はその旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60からの通知に基づいて、プリント画像に合成させるスタンプのデザイン、大きさ、およびスタンプのプリント画像への合成位置を決定する。そして、CPU41は、映像入出力装置60を介して、スタンプ表示欄471に表示されていたのと同一のデザイン、および大きさのスタンプを、撮影画像表示部401内の、入力ペン15でタッチされた位置に重ねて表示させる。
【0342】
ステップS435において、CPU41は、「再録音」ボタン452が操作されたか否か(編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されたか否か)を判定し、「再録音」ボタン452が操作された(編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力された)と判定した場合、処理は、ステップS422に戻り、上述したステップS422以降の処理が繰り返される。
【0343】
ステップS435において、CPU41が、「再録音」ボタン452が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「再録音」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS436に進む。
【0344】
ステップS436において、CPU41は、「メニュー」ボタン453が操作されたか否か(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力されたか否か)を判定し、「メニュー」ボタン453が操作された場合(編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力された場合)、CPU41は、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、図7に示される画面を再び表示させ、図32のステップS351以降の処理を繰り返す。
【0345】
ステップS436において、CPU41が、「メニュー」ボタン435が操作されていない(または、編集用マイクロホン232から「メニュー」の単語が入力されていない)と判定した場合、処理はステップS437に進む。
【0346】
CPU41は、ステップS437において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS434に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。またCPU41は、所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、音声ペンモード処理を終了し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0347】
以上のようにして、ユーザは、音声を入力することでスタンプのリストを指定することができるので、予め、表示させるスタンプの種類を限定することができ、結果的に、スタンプの表示スペースを小さくすることができる。したがって、撮影画像を、編集用表示装置231に大きく表示させることが可能となる。
【0348】
なお、スタンプの表示例は、図44乃至図46を参照して、上述したものに限定されるものではない。例えば、図47に示されるように、スタンプリスト491を、スクロール表示させることも可能である。このようにしても、スタンプの表示面積を小さく抑えることが可能となる。この場合も、ユーザは、まず、編集用マイクロホン232に向かって、所望するスタンプの単語(例えば「星」)を言うと、音声認識装置63は、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声認識装置63から認識結果の通知を受けて、スタンプの種類を決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231のスタンプリスト491に、決定したスタンプの種類を表示させる。ユーザが「星」と言った場合、図47に示されるように、スタンプリスト491には、星に関係するスタンプのリストが表示される。
【0349】
図47において、ユーザは、入力ペン15でスクロールバー492にタッチし、上下にスライドさせることができ、スクロールバー492のスライドに合わせて、スタンプのリストもスクロールされる。すなわち、スクロールバー492の指し示す位置のスタンプを、スタンプリスト491に表示させる。ユーザが入力ペン15をスクロールバー492にタッチさせ、上下にスライドさせると、映像入出力装置60は、その旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60から通知を受けて、スクロールバー492の位置に対応するスタンプのリストを決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231のスタンプリスト491に、決定したスタンプのリストを表示させる。
【0350】
また、このとき、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「上」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、スクロールバー492を上方向にスライドさせるとともに、スタンプリスト491に表示されるスタンプの種類をスクロールバー492の位置に対応させる。また、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「下」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、スクロールバー492を下方向にスライドさせるとともに、スタンプリスト491に表示されるスタンプの種類をスクロールバー492の位置に対応させる。ユーザは、編集用マイクロホン232を利用しても、スクロールさせることができる。
【0351】
以上、図47のようにしても、スタンプのリストの表示面積を小さくすることができ、結果的に、撮影画像の表示面積を増やすことができる。
【0352】
スタンプの指定方法のさらに別の例について、図48乃至図51を参照して説明する。図48は、ROM42、またはプログラム記憶部45に記憶されているスタンプの分類テーブルの例を示している。図48において、「選択1」で示された列には、スタンプを1番大きな分野ごとに分類した、各項目(図48においては「動物」、および「植物」)が示されている。次に、「選択2」で示された列には、「選択1」で分類された項目がさらに細かく分類した項目が示されている(図48においては、例えば選択1の「動物」の項目が、「イルカ」、「ゾウ」、「アシカ」、「イヌ」などの項目に細かく分類されている。そして、選択2の項目ごとに、スタンプが「スタンプ1」、「スタンプ2」、および「スタンプ3」のように分類されている。例えば、ユーザが、選択2で「イルカ」を選択した場合、イルカの絵のスタンプであるスタンプ1乃至スタンプ3が、編集画像表示装置231に表示される。
【0353】
すなわち、図7に示される画面において、ユーザが、音声スタンプモード102を選択したとき、編集用表示装置231には、図49に示される画面が表示される。図49においては、左側に、図48で選択1に分類される項目511−1乃至511−5が表示される。ユーザは、この項目511−1乃至511−5の中より所望の項目を選択し、編集用マイクロホン232に向かって、その単語を発声する。ここでは、ユーザが、「動物」511−1を選択したものとする。ユーザは、編集用マイクロホン232に向かって「動物」と言うと、次に、編集用表示装置231には、図50に示される画面が表示される。
【0354】
すなわち、図50においては、画面の左側に、動物のリスト521が表示される。ユーザは、入力ペン15でスクロールバー522にタッチし、入力ペン15を上下にスライドすることにより、スクロールバー522を上下にスライドさせることができる。また、ユーザは、編集用マイクロホン232に向かって「上」(または「下」)と発声することにより、スクロールバー522が、上方向(または下方向)にスライドする。ユーザは、この動物のリストのなかより所望の動物を選択し、編集用マイクロホン232に向かって、選択した動物の名前(例えば「イヌ」)を発声すると、次に、編集用表示装置231には、図51に示される画面が表示される。
【0355】
すなわち、図51においては、画面の左側に、イヌのスタンプのリスト531が表示される。ユーザは、入力ペン15でスクロールバー532にタッチし、入力ペン15を上下にスライドすることにより、スクロールバー532を上下にスライドさせることができる。また、ユーザは、編集用マイクロホン232に向かって「上」(または「下」)と発声することにより、スクロールバー522が、上方向(または下方向)にスライドする。ユーザは、このイヌのスタンプのリストのなかより所望のスタンプを選択し、撮影画像表示部401に表示されている撮影画像にスタンプを合成させることができる。
【0356】
以上のようにして、選択1、選択2、および選択3へと、徐々に狭い分類に絞ってゆき、スタンプを選ばせるようにしても良い。
【0357】
次に、図52乃至図54のフローチャート、および図55乃至図59をも参照しつつ、図32のステップS357の処理、すなわち音声文字入力モードの処理について説明する。
【0358】
図52のステップS461において、画像印刷装置201のCPU41は、編集用表示装置231に、例えば図18に示されたのと同様の音声入力の操作方法を説明する説明画面を、映像入出力装置60を介して表示させる。さらに、CPU41は説明画面に対応した音声や音楽を、必要に応じて、音声出力装置65を介して編集用スピーカ233より出力させる。
【0359】
CPU41は、ステップS462において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声スタンプモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0360】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、CPU41は、ステップS463に進み、ユーザにより編集用マイクロホン232から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS462に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS464に進み、音声認識装置63は、入力された音声の認識処理を行う。
【0361】
ユーザは、例えば、「おーい」のような所定の文字数以内の言葉を、編集用マイクロホン231に向かって言う。音声認識装置63は、ステップS464において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0362】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS465において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、文字列のリストを選択し、図19に示されたものと同様の画面を表示する。なお、画面の説明は、図19と同様であるため、省略する。
【0363】
ステップS466において、CPU41は、OKボタンが操作された否かを判定することにより、使用する文字列が決定されたか否かを判定し、使用する文字列が決定されていない場合、ステップS467に進み、再録音ボタンが操作されたか否かを判定する。その結果、再録音ボタンが操作されたと判定した場合、ステップS462に戻り、ステップS462以降の処理が繰り返される。
【0364】
ステップS467において、CPU41が再録音ボタンが操作されていないと判定した場合、ステップS468に進み、CPU41は、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声スタンプモード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0365】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、処理はステップS466に戻り、ステップS466以降の処理が繰り返される。
【0366】
ステップS466において、CPU41が、使用する文字列が決定されたと判定した場合、ステップS469に進む。ステップS469において、CPU41は、映像入出力装置60を介して、編集用表示装置231に、図55に示される画面を表示させる。また、CPU41は、図55に示される「大きさ変更」ボタン552が操作されたか否かを判定することにより、文字列の大きさ変更の指示が入力されたか否かを判定する。
【0367】
すなわち、図55においては、一番左方に、文字列の大きさを変更する場合に操作される「大きさ変更」ボタン552、文字列の文字の形を変更する場合に操作される「形変更」ボタン553、および文字列の色を変更する場合に操作される「色変更」ボタン554が表示されている。ユーザは、これらのボタンを入力ペン15でタッチすることにより、文字列の大きさ、形、または色の変更を行うことができる。また、ユーザは、編集用マイクロホン232に向かって、「大きさ変更」、「形変更」、または「色変更」と発声することのより、対応する処理を実行させることができる。
【0368】
そこで、ステップS469において、CPU41は、文字列の大きさ変更の指示が入力されたか否かを判定し、文字列の大きさ変更の指示が入力された場合、ステップS470に進み、図56に示される画面を、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に表示させ、文字列の大きさの変更を受け付ける。
【0369】
すなわち、図56においては、文字列表示欄571にステップS466で決定された文字列「おーい」が表示され、その下に、文字列表示欄571に表示されている文字列の大きさを調節するためのカーソル572が表示されている。カーソル572が右に行けば行くほど、文字列表示欄571内の文字列は大きく表示される。ユーザは、入力ペン15でカーソル572にタッチし、入力ペン15を左右にスライドさせることにより、カーソル572を左右にスライドさせることができる。CPU41は、カーソル572の指し示す位置に対応するサイズの文字列を、文字列表示欄572に表示させる。
【0370】
すなわち、ユーザが入力ペン15をカーソル572にタッチさせ、左右にスライドさせると、映像入出力装置60は、その旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60から通知を受けて、カーソル572の位置に対応する文字列のサイズを決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231の文字列表示欄572に、決定したサイズの文字列を表示させる。
【0371】
また、このとき、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「右」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソル572を右方向にスライドさせるとともに、文字列のサイズをカーソル572の位置に対応させる。また、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「左」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、カーソル572を左方向にスライドさせるとともに、文字列のサイズをカーソル572の位置に対応させる。ユーザは、編集用マイクロホン232を利用しても、文字列のサイズを調節することができる。
【0372】
ステップS469において、CPU41が、文字列の大きさの変更の指示は入力されていないと判定した場合、ステップS470の処理はスキップされ、ステップS471に進む。
【0373】
ステップS471において、CPU41は、図55の「形変更」ボタン553が操作されたか否かを判定することにより、文字列の形を変更する指示が入力されたか否かを判定し、文字列の形を変更する指示が入力された場合、ステップS472に進む。
【0374】
ステップS472において、CPU41は、図57に示される画面を、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に表示させ、文字列の形の変更を受け付ける。すなわち、図57においては、編集用表示装置231の左側に文字列の形のリスト581が表示されている。入力ペン15によりスクロールバー582がタッチされ、入力ペン15が上下にスライドされると、CPU41は、スクロールバー582を入力ペン15のスライドに合わせてスライドさせる。ユーザが入力ペン15をスクロールバー582にタッチさせ、上下にスライドさせると、映像入出力装置60は、その旨をCPU41に通知する。CPU41は、映像入出力装置60から通知を受けて、スクロールバー492の位置に対応するフォントを決定し、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231のフォントリスト581に、決定したフォントを表示させる。
【0375】
また、このとき、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「上」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、スクロールバー582を上方向にスライドさせるとともに、フォントリスト581に表示されるフォントの種類をスクロールバー582の位置に対応させる。また、ユーザが編集用マイクロホン232に向かって「下」と発声すると、音声認識装置63は、音声の認識処理をして、認識結果をCPU41に通知する。CPU41は、音声の認識結果に基づいて、スクロールバー582を下方向にスライドさせるとともに、フォントリスト581に表示されるフォントの種類をスクロールバー582の位置に対応させる。ユーザは、編集用マイクロホン232を利用しても、スクロールさせることができる。
【0376】
ステップS471において、CPU41が、文字列の形の変更の指示は入力されていないと判定した場合、ステップS472の処理はスキップされ、図53のステップS473に進む。
【0377】
図53のステップS473において、CPU41は図55の「色変更」ボタン554が操作されたか否かを判定することにより、文字列の色を変更する指示が入力されたか否かを判定し、文字列の色を変更する指示が入力された場合、ステップS474に進む。
【0378】
ステップS474において、CPU41は、図58に示される画面を、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に表示させ、文字列の形の変更を受け付ける。
【0379】
すなわち、図58に示される説明画面の例では、左側上部に「音声文字入力」のメッセージが表示されており、ユーザは音声文字入力モードであることを知ることができる。また、そのメッセージの下には「マイクロホンのボタンを押して好きな色を言ってね。」の操作説明のためのメッセージが表示されている。ユーザはその説明に従い、編集用マイクロホン232から音声を入力することができる。さらに、これらのメッセージの右側には、撮影画像表示部401が形成され、そこに落書き編集を行うプリント画像が表示されている。
【0380】
CPU41は、ステップS475において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声文字入力モード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0381】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、処理はステップS476に進み、CPU41は、ユーザにより編集用マイクロホン232から音声が入力されたか否かを判定する。音声が入力されていないと判定した場合は、ステップS475に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。また、音声が入力されたと判定した場合は、ステップS477に進み、音声認識装置63は、入力された音声の認識処理を行う。
【0382】
音声認識装置63は、ステップS477において、音声入力部64より入力された音声情報の特徴を音素ごとに抽出し、認識する(言葉を認識する)。音声認識装置63は入力された音声情報を認識すると、その認識結果(言葉)を、バス40を介してCPU41に供給する。
【0383】
CPU41は、音声認識装置63より認識結果を取得すると、ステップS478において、音声認識装置63により認識された音素に対応した(ユーザが音声(言葉)で指定した)、色の候補を選ぶ。
【0384】
ステップS479において、CPU41は、ステップS478で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定したか否かを判定し、音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定できなかった場合、ステップS480に進み、映像入出力装置60を介して編集用表示装置231に、「もう1度、マイクロホンのボタンを押して、好きな色を言ってね」のメッセージが含まれるエラー画面を表示させる。
【0385】
ステップS480の後、処理は、ステップS475に戻り、上述したステップS475以降の処理が繰り返される。
【0386】
ステップS479において、CPU41が、ステップS478で音声認識装置63が、ユーザの音声に対応する色を特定したと判定した場合、処理はステップS481に進む。
【0387】
ステップS481において、CPU41は、ステップS466で決定された文字列の色の設定をステップS479で特定した色に変更する。その後、処理は図54のステップS482に進む。
【0388】
ステップS473において、CPU41が、文字列の色を変更する指示が入力されていないと判定した場合、ステップS482に進む。
【0389】
図54のステップS482において、CPU41は、撮影画像表示部401内の、ユーザが入力ペン15でタッチした位置に、文字列を合成し、表示させる。
【0390】
ステップS482の処理の後、ステップS483において、CPU41は、再録音ボタンが操作されたか否かを判定し、再録音ボタンが操作された場合、処理はステップS462に戻り、ステップS462以降の処理が繰り返される。
【0391】
ステップS483において、CPU41が、再録音ボタンは操作されていないと判定した場合、処理はステップS484に進む。ステップS484において、CPU41は、メニューボタンが操作されたか否かを判定し、メニューボタンが操作された場合、処理は図32のステップS351に戻り、ステップS351以降の処理が繰り返される。
【0392】
ステップS484において、CPU41が、メニューボタンは操作されていないと判定した場合、ステップS485に進む。
【0393】
CPU41は、ステップS485において、所定の時間が経過したか否か、またはプリントボタンが操作されたか否かを判定する。所定の時間は、予め定められており、ROM42に記憶されている。また、所定の時間はプログラム記憶部45から、RAM43にロードされたプログラムに定められていてもよい。所定の時間が経過したか、若しくはプリントボタンが操作されたと判定した場合、CPU41は音声文字入力モード処理を中止し、図32のステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0394】
所定の時間が経過しておらず、かつ、プリントボタンも操作されていないと判定した場合、処理はステップS469に戻り、ステップS469以降の処理が繰り返される。
【0395】
以上のようにして、画像印刷装置201の音声文字入力モードの処理が実行される。
【0396】
ところで、画像印刷装置1(201)の管理者は、画像印刷装置1(201)内に装填しているシール紙51がなくなりそうになった場合、新しいシール紙ユニット50に交換することにより、シール紙51を補充する。シール紙51の補充に際し、画像印刷装置1(201)のCPU41は、シール紙ユニット50に付されているIDタグ52を照合することにより、補充されたシール紙が、画像印刷装置1(201)に適合したものか否かを判別することができる。次に、図59を参照して、CPU41によるIDタグ52のID検出処理について説明する。
【0397】
ステップS501において、CPU41は、画像印刷装置1(201)の所定の位置に、シール紙ユニット50が装着されたか否かを監視し、シール紙ユニット50が装着された場合、ステップS502に進む。
【0398】
ステップS502において、CPU41は、IDタグリーダ/ライタ49を制御して、シール紙ユニット50に付されているIDタグ52のIDを読み取り、供給させる。
【0399】
ステップS503において、CPU41は、ステップS502においてIDタグリーダ/ライタ49より取得したIDと、予めROM42に記憶しているシール紙IDを照合し、両IDが同一であった場合、ステップS504に進み、CPU41は、映像入出力装置60を制御して、表示装置13(編集用表示装置231、または撮影用表示装置211)に、画像印刷装置1(201)が使用可能(ゲーム可能)である旨のメッセージを表示させる。
【0400】
ステップS505において、CPU41は、画像印刷装置1(201)を通常のゲーム可能な状態に復帰させる。
【0401】
ステップS503において、CPU41が、IDタグリーダ/ライタ49より取得したIDと、予めROM42に記憶しているシール紙IDが一致しないと判定した場合、CPU41は、ステップS506に進み、映像入出力装置60を制御して、表示装置13(編集用表示装置231、または撮影用表示装置211)に画像印刷装置1(201)が使用不可能(ゲーム不可能)である旨のメッセージを表示させる。
【0402】
そして、ステップS507において、CPU41は、画像印刷装置1(201)が使用不可能(ゲーム不可能)に設定する。その方法としては、例えば、硬貨投入口17から硬貨を投入されないように、硬貨投入口17にシャッタを下ろすことなどが可能である。
【0403】
なお、本実施の形態においては、シール紙ユニット50にIDタグ52を付すようにしたが、シール紙ユニット50に装填されているシール紙51の種類を識別することが可能であれば、その他の方法により、シール紙51を識別するようにしても構わない。
【0404】
例えば、IDタグ52の代わりに、バーコード、ICカード等の方法を用いて、シール紙ユニット50を識別するようにしてもよい。また、シール紙ユニット50の画像印刷装置への装着部分の形状を、画像印刷装置の機種毎に異なるものにし、適合するシール紙ユニット50だけ、画像印刷装置1(201)に装着可能なようにしても良い。
【0405】
また、シール紙51とシール紙ユニット50を分離可能に構成することも可能であり、また、一体的に構成することも可能である。
【0406】
以上において、印刷媒体はシール紙として説明したが、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙などに印刷するようにしてもよい。また、撮影した画像データを、ユーザが自ら用意したフロッピディスクなどの記録媒体に記録させることができるようにしてもよい。
【0407】
なお、上述の説明において、画像印刷装置1の落書き処理(図5のステップS26)、すなわち、図6乃至図21を参照して説明した処理を、画像印刷装置201に実行させることも勿論可能である。その場合、図6乃至図21を参照して説明した処理の中で、表示装置13が実行する処理は、編集用表示装置231により実行される。また、操作パネル14が実行する処理は、編集用操作パネル215により実行される。さらに、マイクロホン16、スピーカ18、および照明装置20が実行する処理は、それぞれ、編集用マイクロホン232、編集用スピーカ233、および編集用照明装置234により実行される。
【0408】
また、画像印刷装置201の落書き処理(図30のステップS317)、すなわち、図32乃至図58を参照して説明した処理を、画像印刷装置1に実行させることも勿論可能である。その場合、図32乃至図58を参照して説明した処理の中で、編集用表示装置231が実行する処理は、表示装置13により実行される。また、編集用操作パネル215が実行する処理は、操作パネル14により実行される。さらに、編集用マイクロホン232、編集用スピーカ233、および編集用照明装置234が実行する処理は、それぞれ、マイクロホン16、スピーカ18、および照明装置20により実行される。
【0409】
なお、画像印刷装置201を覆う撮影空間ボックス251を、画像印刷装置1に設置することも勿論可能である。この場合、画像印刷装置1の配置例は、図2に示されるものではなく、図24に示される配置例から、編集空間ボックス253を取り除いた配置になる。
【0410】
また、撮影空間、および編集空間を外部の空間から区切る撮影空間ボックス251、および編集空間ボックス253の形状は、図24に示されるものに限定されるものではない。撮影空間、および編集空間に、外部からの騒音が漏れ入らないような構成であれば、任意の形状、および材質でよい。なお、上記したように、撮影空間ボックス251は、外部から撮影空間の内部を窺い知ることができるように、例えば、撮影空間ボックス251の一部が透明、もしくは半透明の部材で構成されるようにするとなお良い。編集空間ボックス253も、同様に、外部から編集空間の内部を窺い知ることができるように、例えば、編集空間ボックス253の一部が透明、もしくは半透明の部材で構成されるようにするとなお良い。
【0411】
また、以上の説明においては、写真シール自動販売機としての画像印刷装置1(201)を例に説明したが、本発明の画像印刷装置1(201)が、写真シール自動販売機に限定されるものではない。例えば、家庭用のプリンタなどに、上述した機能を有させても良い。また、汎用のパーソナルコンピュータに、例えばデジタルカメラ、マイクロホン、およびプリンタを接続して、画像印刷装置1(201)が行う処理を実行するプログラムをインストールするようにしても良い。
【0412】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザは、画像撮影時に姿勢を崩すことなく撮影でき、また画像編集時においても、手間を省くことができたり、音声スタンプを使用できたり、思わぬ効果を得ることができる。
【0413】
また、本発明によれば、ユーザは、より思い通りの色を作成することが可能となる。また、音声認識の精度をより高くすることが可能となる。さらに、編集処理の際に、撮影画像をより大きく表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した写真シール自動販売機としての画像印刷装置の斜視図を示す図である。
【図2】図1の画像印刷装置の配置例を示す図である。
【図3】図1の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の画像印刷装置の処理を説明するフローチャートである。
【図5】図1の画像印刷装置の処理を説明する、図4に続くフローチャートである。
【図6】図5のステップS26の落書き処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図7】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図8】図6のステップS43の音声ペンモード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図9】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図10】図1のマイクロホンより入力される音声波形の例を示す図である。
【図11】図10の音声波形をフーリエ変換して、周波数別スペクトルで表した例を示す図である。
【図12】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図13】図6のステップS45の音声スタンプモード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図14】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図15】図1の表示装置の他の表示例を示す図である。
【図16】図1の表示装置のさらに他の表示例を示す図である。
【図17】図6のステップS47の音声文字入力モード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図18】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図19】図1の表示装置の他の表示例を示す図である。
【図20】図1の表示装置のさらに他の表示例を示す図である。
【図21】図6のステップS49のノーマル落書きモード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図22】本発明を適用した写真シール自動販売機としての画像印刷装置であり、かつ、図1に示された画像印刷装置とは別の画像印刷装置の斜視図である。
【図23】図22の画像印刷装置の背面の構成を示す斜視図である。
【図24】図22の画像印刷装置の配置例を示す図である。
【図25】ユーザの移動を説明するための図である。
【図26】図22の編集空間ボックスのドアの構造を説明する図である。
【図27】図22の編集空間ボックスのドアの構造を説明する他の図である。
【図28】図22の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図29】図22の画像印刷装置の印刷処理を説明するフローチャートである。
【図30】図22の画像印刷装置の印刷処理を説明する、図29に続くフローチャートである。
【図31】図30のステップS315の編集空間へのユーザの誘導処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図32】図30のステップS317の落書き処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図33】図32のステップS353の音声ペンモード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図34】図32のステップS353の音声ペンモード処理の詳細を説明する、図33に続くフローチャートである。
【図35】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図36】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図37】図22の撮影用表示装置の表示例を示すさらに他の図である。
【図38】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図39】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図40】図32のステップS355の音声スタンプモード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図41】図32のステップS355の音声スタンプモード処理の詳細を説明する、図40に続くフローチャートである。
【図42】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図43】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図44】図22の撮影用表示装置の表示例を示すさらに他の図である。
【図45】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図46】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図47】図22の撮影用表示装置の表示例を示すさらに他の図である。
【図48】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図49】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図50】図22の撮影用表示装置の表示例を示すさらに他の図である。
【図51】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図52】図32のステップS357の音声文字入力モード処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図53】図32のステップS357の音声文字入力モード処理の詳細を説明する、図52に続くフローチャートである。
【図54】図32のステップS357の音声文字入力モード処理の詳細を説明する、図53に続くフローチャートである。
【図55】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図56】図22の撮影用表示装置の表示例を示す他の図である。
【図57】図22の撮影用表示装置の表示例を示すさらに他の図である。
【図58】図22の撮影用表示装置の表示例を示す図である。
【図59】 CPU41によるIDタグ52のID検出処理について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像印刷装置
12 CCDカメラ
13 表示装置
14 操作パネル
15 入力ペン
16 マイクロホン
18 スピーカ
19 印刷物取り出し口
41 CPU
42 ROM
43 RAM
48 プリンタ
49 IDタグリーダ/ライタ
50 シール紙ユニット
51 シール紙
52 IDタグ
60 映像入出力装置
61 タッチパネル
62 音声特徴解析装置
63 音声認識装置
64 音声入力部
65 音声出力装置

Claims (10)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記画像に対する編集入力を受け付ける第1の入力受付手段と、
    前記第1の入力受付手段により受け付けられた前記編集入力に基づいて、前記画像を編集する編集手段と、
    音声情報の入力を受け付ける第2の入力受付手段と、
    前記第2の入力受付手段により受け付けられた前記音声の特徴を解析する特徴解析手段と、
    前記特徴解析手段による前記音声の解析結果に基づいて、前記編集手段を制御する第1の編集制御手段と、
    前記第2の入力受付手段により受け付けられた前記音声を認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段による前記音声の認識結果に基づいて、前記編集手段を制御する第2の編集制御手段と、
    前記音声認識手段による前記音声の認識結果に基づいて、前記撮影手段を制御する撮影制御手段と
    を備え、
    前記第1の編集制御手段は、前記特徴解析手段による前記音声の解析結果に基づいて行われた、前記第1の入力受付手段に関する設定の内容を前記表示手段にさらに表示させる
    ことを特徴とする画像印刷装置。
  2. 前記第1の編集制御手段は、前記特徴解析手段による前記音声の解析結果に基づいて、前記第1の入力受付手段により受け付けられた前記編集入力によって描かれる線の太さおよび色の設定を行い、前記設定の内容を前記表示手段にさらに表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
  3. 前記第1の編集制御手段は、前記特徴解析手段による前記音声の解析結果に基づいて、前記第1の入力受付手段により受け付けられた前記編集入力によって配置場所が設定されるスタンプの大きさおよび色の設定を行い、前記設定の内容を前記表示手段にさらに表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像印刷装置。
  4. 前記第1の編集制御手段および第2の編集制御手段の制御に基づいて、前記編集手段により編集された前記被写体の画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により前記被写体の画像が印刷された前記印刷媒体を排出する排出手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像印刷装置。
  5. 撮影空間において、前記撮影および前記編集を案内する音声を出力する音声出力手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像印刷装置。
  6. 被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップの処理により撮影された前記被写体の画像を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップの処理により表示された前記画像に対する編集入力を受け付ける第1の入力受付ステップと、
    前記第1の入力受付ステップの処理により受け付けられた前記編集入力に基づいて、前記画像を編集する編集ステップと、
    音声情報の入力を受け付ける第2の入力受付ステップと、
    前記第2の入力受付ステップの処理により受け付けられた前記音声の特徴を解析する特徴解析ステップと、
    前記特徴解析ステップの処理による前記音声の解析結果に基づいて、前記編集ステップでの処理を制御するとともに、前記表示ステップの処理を制御し、前記解析結果に基づいて行われた、前記第1の入力受付ステップの処理により受け付けられる前記編集入力に関する設定の内容をさらに表示させる第1の編集制御ステップと、
    前記第2の入力受付ステップの処理により受け付けられた前記音声を認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップの処理による前記音声の認識結果に基づいて、前記編集ステップの処理を制御する第2の編集制御ステップと、
    前記音声認識ステップの処理による前記音声の認識結果に基づいて、前記撮影ステップでの処理を制御する撮影制御ステップと
    を含むことを特徴とする画像印刷方法。
  7. 請求項6に記載の画像印刷方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 撮影された被写体の画像に編集を施して、ユーザに提供する画像印刷装置において、
    撮影された前記被写体の画像を表示する表示手段と、
    色に関する音声を、複数回、受け付ける第1の入力受付手段と、
    前記第1の入力受付手段により入力が複数回受け付けられた前記色に関する音声を認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段による複数回分の前記色に関する前記音声の認識結果に対応する複数種類の前記色を特定し、特定された複数種類の前記色を混ぜ合わせて、前記画像と合成する編集を行う編集手段と
    を備えることを特徴とする画像印刷装置。
  9. 撮影された被写体の画像に編集を施して、ユーザに提供する画像印刷装置の画像印刷方法において、
    撮影された前記被写体の画像を表示する表示ステップと、
    色に関する音声を、複数回、受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップの処理により入力が複数回受け付けられた前記色に関する音声を認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップの処理による複数回分の前記色に関する前記音声の認識結果に対応する複数種類の前記色を特定し、特定された複数種類の前記色を混ぜ合わせて、前記画像と合成する編集を行う編集ステップと
    を含むことを特徴とする画像印刷方法。
  10. 請求項9に記載の画像印刷方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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