JP3855469B2 - 天吊型空気調和機の箱体 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井に埋設される形式の空気調和機に係り、箱体の構成と側板の螺合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図、図7(a)は、従来型の一例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部説明図、(b)は、従来型の他の例を示す要部説明図である。
【0003】
図において、1は天吊型空気調和機本体、2は同本体1を構成する本体ケーシング、12はベース、3は前記本体ケーシング2内を熱交換器室と送風機室とに区画する仕切板、4は前記本体ケーシング2の前面に装着された前面カバー、5は前記本体ケーシング2に設けられた吸込口8に装着される吸込グリル、6は、前記送風機室に設けられたファンモータ、7は同ファンモータ6により駆動されファンケーシング内に収容された送風ファン、9は前記本体ケーシング2に設けられ前記吸込口8に連なる空気通路を構成する吹出口である。
そして、一端にL字状の折曲部11aを有する取付板11をモータ取付台または、軸受取付台とし、前記折曲部11aを前記ベース12を螺合して、箱体を形成する。
このときに両者の締結には、前記ベース12に溶接されたプロジェクションボルト20を前記取付板11の挿通孔11zに挿通させ、緩み止めのバネ座金22を挟み込み、ナット21にて螺合していた。
あるいは、緩み止めとしてダブルナット21、21にて螺合していた。
【0004】
しかしながら、この構造では、組み立て時にバネ座金22やもう一方のナット21を忘れてネジ止めする工程不良の発生のおそれがあり、また部品点数が多くコストが高くなり、特に大型エアコンの組み立ての場合に、工数の増加となりコストダウンの障害となるおそれがある問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来型の問題点に鑑み発明されたものであって、箱体側板のネジ止め時にダブルナットあるいはバネ座金を使わずに、ネジの緩みをなくし組み立て工数を削減した構造の天吊型空気調和機の箱体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、前面に吹出口と底面の反吹出口側に吸込口を備えた前面カバーと、ベースからなる本体ケーシングの内部を、送風口を備えた仕切板により熱交換器室と送風機室とに区画し、同送風機室の前記ベース上に前記仕切板の送風口に吹出側を連通し内部に送風ファンを収容したファンケーシングと、ファンモータを配設するために、一端にL字状の折曲部を有する取付板を設け、前記折曲部を前記ベースに取付けてなる天吊型空気調和機の箱体において、前記ベースに前記取付板の折曲部当接側に膨出する傾斜面を有する絞り部を設け、同絞り部の傾斜面に、前記取付板の折曲部の先端を当接し、前記取付板の折曲部を前記ベースに螺合してなるようにする。
【0007】
そして、前記取付板の折曲部の先端の重ね部分の面積を、前記ベースに螺合するネジが緩まないように設定してなるようにする。
また、前記絞り部が、電線保持具を係止する係止部を兼ねているようにする。
あるいは、前記絞り部が、箱体に搭載される電気部品の端部の被覆部を兼ねているようにする。
【0008】
一方、前記絞り部の傾斜面に、切起し片を設けてなるようにする。
他方、前記取付板が、ファンモータ取付台であり、前記ベースが、ベースであるようにする。
あるいは、前記取付板が、送風ファンの軸受取付台であり、前記ベースが、ベースであるようにする。
あるいは、前記取付板が板金製で、熱処理を施してなるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図、図2は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部分解斜視図、図3は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
以下、発明の実施の形態を実施例に基づき添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、従来と同じ部分の符号は同一とする。
また、基本的な構成は従来と同じなので説明を省略する。
先ず、樹脂成形品として一端にL字状の折曲部11aを有する取付板11(モータ取付台)と、板金により前記折曲部11aに取付けられるベース12を設ける。
この両者を少なくとも組合せて天吊型空気調和機の箱体10の一部を構成する。
【0010】
ここで、前記ベース12に形成され前記取付板11の折曲部11aの当接側に膨出する傾斜面12fを有する絞り部12aを設けている。
そして、同絞り部12aの傾斜面12fに、前記取付板11の折曲部11aの先端を当接し、前記取付板11の折曲部11aを、前記ベース12に螺合している。
さらに、前記取付板11の折曲部11aの先端の重ね部分の面積を、前記ベース12に螺合するネジが緩まないように設定している。
この面積は、前記絞り部12aの個数及び個々の重ね部分の面積の和で決められる。
【0011】
図4は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部平面図であり、(a)は補強部、(b)は被覆部を示す。
この実施例では、前記絞り部12bが、前記取付板11の折曲部11aの長手方向と垂直に形成された補強部であるようにする。
この場合、前記絞り部12cの幅は、比較的狭い幅となる。
もしくは、前記絞り部12cが、箱体1に搭載される電気部品の端部の被覆部を兼ねているようにする。
この場合、前記絞り部12cの幅は電気部品の端部に対応した幅が必要となる。
【0012】
また、図5は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部(電線保持具の係止部)の説明図である。
この実施例では、前記絞り部12aが、電線保持具13を係止する係止部を兼ねているようにする。
そして、前記絞り部12aに係止孔12zを設けて電線保持具13を係止している。
【0013】
一方、図6は、本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
この実施例のように、前記絞り部12a、12b、12cの傾斜面12fに、切起し片12dを設けてなるようにしてもよい。
この切起し片12dの効果は、前記折曲部11aが硬質材料の場合に板バネとして作用する。
【0014】
あるいは、前記取付板11’が、送風ファン7の軸受取付台であるようにしてもよい。
【0015】
もしくは、前記取付板11、11’が板金製で、熱処理を施すようにしてもよい。
これは、前記折曲部11aの先端の重ね部分にバネ効果を強くするためである。
なお、上記実施例では、前記取付板11をモータ取付台、同取付板11’を軸受取付台としたが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0016】
ここで、本発明の動作、作用について説明する。
上記の構成において、前記取付板11の折曲部11aの当接側に膨出する前記絞り部12a、12b、12cの傾斜面12fに、前記取付板11の折曲部11aの先端を重ね、同重ね部分の面積を、前記ベース12に螺合するネジが緩まないように設定しているので、前記重ね部分に前記取付板11の折曲部11aを押し上げるバネ効果が潜在的に生じ、このためネジの緩みが防止される。
また、前記絞り部12a、12b、12cは他の目的も兼ね、その位置、個数は前記ベース12の設計時点で任意に設定できる。
このため、前記取付板11をベース12に螺合する際にネジの緩みを防止するためのバネ座金、ダブルナットを不要にすることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の天吊型空気調和機の箱体によると、前面に吹出口と底面の反吹出口側に吸込口を備えた前面カバーと、ベースからなる本体ケーシングの内部を、送風口を備えた仕切板により熱交換器室と送風機室とに区画し、同送風機室の前記ベース上に前記仕切板の送風口に吹出側を連通し内部に送風ファンを収容したファンケーシングと、ファンモータを配設するために、一端にL字状の折曲部を有する取付板を設け、前記折曲部を前記ベースに取付けてなる天吊型空気調和機の箱体において、前記ベースに前記取付板の折曲部当接側に膨出する傾斜面を有する絞り部を設け、同絞り部の傾斜面に、前記取付板の折曲部の先端を当接し、前記取付板の折曲部を前記ベースに螺合してなるようにした。
この結果、箱体側板のネジ止め時にダブルナットあるいはバネ座金を使わずに、ネジの緩みをなくし組み立て工数を削減した構造の天吊型空気調和機の箱体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例及び従来例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
【図4】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部平面図であり、(a)は補強部、(b)は被覆部を示す。
【図5】本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部(電線保持具の係止部)の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
【図7】(a)は、従来型の一例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部説明図、(b)は、従来型の他の例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 天吊型空気調和機本体
2 本体ケーシング
3 仕切板
4 前面カバー
5 吸込グリル
6 ファンモータ
7 送風ファン
8 吸込口
9 吹出口
10 箱体
11 取付板(モータ取付台)
11’ 取付板(軸受取付台)
11a 折曲部
11b 当接部
12 ベース
12a 絞り部
12b 絞り部
12c 絞り部
12d 切起し片
12e 当接部
12f 傾斜面
13 電線保持具
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井に埋設される形式の空気調和機に係り、箱体の構成と側板の螺合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図、図7(a)は、従来型の一例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部説明図、(b)は、従来型の他の例を示す要部説明図である。
【0003】
図において、1は天吊型空気調和機本体、2は同本体1を構成する本体ケーシング、12はベース、3は前記本体ケーシング2内を熱交換器室と送風機室とに区画する仕切板、4は前記本体ケーシング2の前面に装着された前面カバー、5は前記本体ケーシング2に設けられた吸込口8に装着される吸込グリル、6は、前記送風機室に設けられたファンモータ、7は同ファンモータ6により駆動されファンケーシング内に収容された送風ファン、9は前記本体ケーシング2に設けられ前記吸込口8に連なる空気通路を構成する吹出口である。
そして、一端にL字状の折曲部11aを有する取付板11をモータ取付台または、軸受取付台とし、前記折曲部11aを前記ベース12を螺合して、箱体を形成する。
このときに両者の締結には、前記ベース12に溶接されたプロジェクションボルト20を前記取付板11の挿通孔11zに挿通させ、緩み止めのバネ座金22を挟み込み、ナット21にて螺合していた。
あるいは、緩み止めとしてダブルナット21、21にて螺合していた。
【0004】
しかしながら、この構造では、組み立て時にバネ座金22やもう一方のナット21を忘れてネジ止めする工程不良の発生のおそれがあり、また部品点数が多くコストが高くなり、特に大型エアコンの組み立ての場合に、工数の増加となりコストダウンの障害となるおそれがある問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来型の問題点に鑑み発明されたものであって、箱体側板のネジ止め時にダブルナットあるいはバネ座金を使わずに、ネジの緩みをなくし組み立て工数を削減した構造の天吊型空気調和機の箱体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、前面に吹出口と底面の反吹出口側に吸込口を備えた前面カバーと、ベースからなる本体ケーシングの内部を、送風口を備えた仕切板により熱交換器室と送風機室とに区画し、同送風機室の前記ベース上に前記仕切板の送風口に吹出側を連通し内部に送風ファンを収容したファンケーシングと、ファンモータを配設するために、一端にL字状の折曲部を有する取付板を設け、前記折曲部を前記ベースに取付けてなる天吊型空気調和機の箱体において、前記ベースに前記取付板の折曲部当接側に膨出する傾斜面を有する絞り部を設け、同絞り部の傾斜面に、前記取付板の折曲部の先端を当接し、前記取付板の折曲部を前記ベースに螺合してなるようにする。
【0007】
そして、前記取付板の折曲部の先端の重ね部分の面積を、前記ベースに螺合するネジが緩まないように設定してなるようにする。
また、前記絞り部が、電線保持具を係止する係止部を兼ねているようにする。
あるいは、前記絞り部が、箱体に搭載される電気部品の端部の被覆部を兼ねているようにする。
【0008】
一方、前記絞り部の傾斜面に、切起し片を設けてなるようにする。
他方、前記取付板が、ファンモータ取付台であり、前記ベースが、ベースであるようにする。
あるいは、前記取付板が、送風ファンの軸受取付台であり、前記ベースが、ベースであるようにする。
あるいは、前記取付板が板金製で、熱処理を施してなるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図、図2は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部分解斜視図、図3は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
以下、発明の実施の形態を実施例に基づき添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、従来と同じ部分の符号は同一とする。
また、基本的な構成は従来と同じなので説明を省略する。
先ず、樹脂成形品として一端にL字状の折曲部11aを有する取付板11(モータ取付台)と、板金により前記折曲部11aに取付けられるベース12を設ける。
この両者を少なくとも組合せて天吊型空気調和機の箱体10の一部を構成する。
【0010】
ここで、前記ベース12に形成され前記取付板11の折曲部11aの当接側に膨出する傾斜面12fを有する絞り部12aを設けている。
そして、同絞り部12aの傾斜面12fに、前記取付板11の折曲部11aの先端を当接し、前記取付板11の折曲部11aを、前記ベース12に螺合している。
さらに、前記取付板11の折曲部11aの先端の重ね部分の面積を、前記ベース12に螺合するネジが緩まないように設定している。
この面積は、前記絞り部12aの個数及び個々の重ね部分の面積の和で決められる。
【0011】
図4は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部平面図であり、(a)は補強部、(b)は被覆部を示す。
この実施例では、前記絞り部12bが、前記取付板11の折曲部11aの長手方向と垂直に形成された補強部であるようにする。
この場合、前記絞り部12cの幅は、比較的狭い幅となる。
もしくは、前記絞り部12cが、箱体1に搭載される電気部品の端部の被覆部を兼ねているようにする。
この場合、前記絞り部12cの幅は電気部品の端部に対応した幅が必要となる。
【0012】
また、図5は、本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部(電線保持具の係止部)の説明図である。
この実施例では、前記絞り部12aが、電線保持具13を係止する係止部を兼ねているようにする。
そして、前記絞り部12aに係止孔12zを設けて電線保持具13を係止している。
【0013】
一方、図6は、本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
この実施例のように、前記絞り部12a、12b、12cの傾斜面12fに、切起し片12dを設けてなるようにしてもよい。
この切起し片12dの効果は、前記折曲部11aが硬質材料の場合に板バネとして作用する。
【0014】
あるいは、前記取付板11’が、送風ファン7の軸受取付台であるようにしてもよい。
【0015】
もしくは、前記取付板11、11’が板金製で、熱処理を施すようにしてもよい。
これは、前記折曲部11aの先端の重ね部分にバネ効果を強くするためである。
なお、上記実施例では、前記取付板11をモータ取付台、同取付板11’を軸受取付台としたが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0016】
ここで、本発明の動作、作用について説明する。
上記の構成において、前記取付板11の折曲部11aの当接側に膨出する前記絞り部12a、12b、12cの傾斜面12fに、前記取付板11の折曲部11aの先端を重ね、同重ね部分の面積を、前記ベース12に螺合するネジが緩まないように設定しているので、前記重ね部分に前記取付板11の折曲部11aを押し上げるバネ効果が潜在的に生じ、このためネジの緩みが防止される。
また、前記絞り部12a、12b、12cは他の目的も兼ね、その位置、個数は前記ベース12の設計時点で任意に設定できる。
このため、前記取付板11をベース12に螺合する際にネジの緩みを防止するためのバネ座金、ダブルナットを不要にすることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の天吊型空気調和機の箱体によると、前面に吹出口と底面の反吹出口側に吸込口を備えた前面カバーと、ベースからなる本体ケーシングの内部を、送風口を備えた仕切板により熱交換器室と送風機室とに区画し、同送風機室の前記ベース上に前記仕切板の送風口に吹出側を連通し内部に送風ファンを収容したファンケーシングと、ファンモータを配設するために、一端にL字状の折曲部を有する取付板を設け、前記折曲部を前記ベースに取付けてなる天吊型空気調和機の箱体において、前記ベースに前記取付板の折曲部当接側に膨出する傾斜面を有する絞り部を設け、同絞り部の傾斜面に、前記取付板の折曲部の先端を当接し、前記取付板の折曲部を前記ベースに螺合してなるようにした。
この結果、箱体側板のネジ止め時にダブルナットあるいはバネ座金を使わずに、ネジの緩みをなくし組み立て工数を削減した構造の天吊型空気調和機の箱体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例及び従来例を示す天吊型空気調和機の一部切り欠き斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
【図4】本発明の一実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部平面図であり、(a)は補強部、(b)は被覆部を示す。
【図5】本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部(電線保持具の係止部)の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す天吊型空気調和機の箱体の絞り部と折曲部重ね部分の要部説明図であり、(a)は螺合前、(b)は螺合後を示す。
【図7】(a)は、従来型の一例を示す天吊型空気調和機の箱体の要部説明図、(b)は、従来型の他の例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 天吊型空気調和機本体
2 本体ケーシング
3 仕切板
4 前面カバー
5 吸込グリル
6 ファンモータ
7 送風ファン
8 吸込口
9 吹出口
10 箱体
11 取付板(モータ取付台)
11’ 取付板(軸受取付台)
11a 折曲部
11b 当接部
12 ベース
12a 絞り部
12b 絞り部
12c 絞り部
12d 切起し片
12e 当接部
12f 傾斜面
13 電線保持具
Claims (9)
- 前面に吹出口と底面の反吹出口側に吸込口を備えた前面カバーと、ベースからなる本体ケーシングの内部を、送風口を備えた仕切板により熱交換器室と送風機室とに区画し、同送風機室の前記ベース上に前記仕切板の送風口に吹出側を連通し内部に送風ファンを収容したファンケーシングと、ファンモータを配設するために、一端にL字状の折曲部を有する取付板を設け、前記折曲部を前記ベースに取付けてなる天吊型空気調和機の箱体において、
前記ベースに前記取付板の折曲部当接側に膨出する傾斜面を有する絞り部を設け、同絞り部の傾斜面に、前記取付板の折曲部の先端を当接し、前記取付板の折曲部を前記ベースに螺合してなることを特徴とする天吊型空気調和機の箱体。 - 前記取付板の折曲部の先端の重ね部分の面積を、前記ベースに螺合するネジが緩まないように設定してなることを特徴とする請求項1記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記絞り部が、電線保持具を係止する係止部を兼ねていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記絞り部が、箱体に搭載される電気部品の端部の被覆部を兼ねていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記絞り部の傾斜面に、切起し片を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記取付板が、ファンモータ取付台であることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記取付板が、送風ファンの軸受取付台であることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記取付板が、樹脂成形品であることを特徴とする請求項6または請求項7記載の天吊型空気調和機の箱体。
- 前記取付板が板金製で熱処理を施してなることを特徴とする請求項6または請求項7記載の天吊型空気調和機の箱体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17265198A JP3855469B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 天吊型空気調和機の箱体 |
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JP17265198A JP3855469B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 天吊型空気調和機の箱体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000009328A JP2000009328A (ja) | 2000-01-14 |
JP3855469B2 true JP3855469B2 (ja) | 2006-12-13 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |