JP3855362B2 - 印刷システム、ネットワークシステム、および記録媒体 - Google Patents

印刷システム、ネットワークシステム、および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介して、プリンタを備える一方のコンピュータシステムからプリンタを備える他方のコンピュータシステムへ印刷データをメールにして送信し、メールを受信したコンピュータシステムは自己のプリンタにてメールに含まれる印刷データを印刷することを可能とする印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する。)で起動しているワープロソフトや表計算ソフト等のアプリケーションプログラムにおいて、そのデータを用紙に印刷する場合には、各ソフトに備えられている印刷処理ルーチンや各ソフトにてプリンタドライバを起動させて、パソコン等に直結あるいはLAN等により接続されているプリンタにて、データの印刷を行わせていた。
【0003】
したがって、遠隔地の者に印刷物を迅速に提供したいと思った場合には、上述のごとく自己のプリンタから一旦印刷物として出力し、この印刷物をファクシミリ装置により送信することになる。この他の方法として、いちいち自己のプリンタにて印刷するのではなく、パソコンに直接、ファックスモデムを取り付けて、ディスプレイ上で編集した文書データを画像データとして、ファックスモデムを介して送信し、相手方のファクシミリやパソコンに受信させ、その後、プリンタにて印刷させる方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ファックスモデムを介して、画像データを送信して相手方で印刷させる方法は、今まで使用していたアプリケーションプログラムにおける印刷処理とは、別個に、ファックスモデム送信のためのソフトを立ち上げて、初めて、相手方に送信することができる。
【0005】
このため、編集したデータを、自己のプリンタで出力するとともに、遠隔地の者にも送信する場合には、わざわざ自己のソフトを終了したり、また終了していなくても送信用のソフトを立ち上げる必要がある。更に、ファックスモデム送信用のソフトにてデータを送信する際に、回線を通じて相手方を呼び出し、回線がつながれば、初めて、送信が可能となる。しかも、1対1の回線で相手側と接続されているため、遠距離になると送信コストが極めて高いものとなった。
【0006】
本発明は、自己のプリンタでの印刷と他者への印刷物の提供とが容易にでき、しかも遠隔地でも通信コストがかからない印刷システムの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明では、印刷処理の要求が発生した際に、まず、選択手段により、第2コンピュータシステム側にて印刷するか、通信回線を介して存在する相手方の第1コンピュータシステム側にて印刷させるかを選択する。この選択は、操作者の入力に応じて選択しても良いし、予めなされている設定に応じて選択しても良い。
【0008】
そして、選択手段にて第2コンピュータシステム側が選択された場合には、第1印刷処理手段が、印刷データに基づいて、第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して印刷処理を行う。このことにより、自己のプリンタに対してデータの印刷を容易に行うことができる。
【0009】
選択手段にて第1コンピュータシステム側が選択された場合には、印刷メール作成手段にて印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダ及び前記印刷データからなる印刷メールが作成され、この作成された印刷メールが印刷メール送信手段にて通信回線を介して第1コンピュータシステム宛に送信される。このように、ここで用いられている通信回線は、メールによる通信、例えば、パケット通信により、相手方との1対1の通信ではなく複数の送受信先がメールとしてデータをやり取りできるため、回線コストが非常に安価なものとなる。
【0010】
また、印刷メールは、印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダ及び前記印刷データから構成されたものであるため、相手方の第1コンピュータシステム側においても、ヘッダの解釈により自動的に、第1コンピュータシステム側プリンタにて、第2コンピュータシステム側にて望んでいる形で印刷させることができ、相手方への所望の印刷物の提供が容易となる。
【0011】
すなわち、第1コンピュータシステム側においては、印刷メール判断手段が、受信したメールが印刷メールであるか、前記アプリケーションプログラムに係るデータを添付ファイルとして添付した添付メールであるか、を判断し、印刷メールであると判断した場合には、第2印刷処理手段が、その印刷情報にしたがい、メールに含まれる印刷データに基づいて、第1コンピュータシステム自身に属するプリンタにより印刷処理を行う。このことにより、第1コンピュータシステム側プリンタにて、印刷データを、第2コンピュータシステム側の望み通りの形で印刷させることができる。また、受信したメールが添付メールであると判断した場合は、第3印刷処理手段が、メールに添付された添付ファイルに関連するアプリケーションを動作させ、該添付ファイルに基づく印刷処理を行う。
【0012】
更に、第1コンピュータシステム側にては、通信回線を介して到達する第1コンピュータシステム宛の新たなメールの存在の有無を所定時間周期で検出するメール到着検出手段を備えて、印刷情報検出手段および第2印刷処理手段による処理は、メール到着検出手段にて第1コンピュータシステム宛の新たなメールが存在すると検出された場合に行われる様に構成しても良い。このことにより、第1コンピュータシステム側では、迅速にメールを受信して印刷物として出力できる。
【0013】
なお、第2コンピュータシステム側で、前述した選択手段、第1印刷処理手段、印刷メール送信手段、印刷情報検出手段および第2印刷処理手段のすべての機能を備えるものであっても良い。このことにより、第2コンピュータシステムでは、メールを送信して、第1コンピュータシステム側のプリンタで印刷させることができるとともに、自己のプリンタにて自己が作成した印刷データと第1コンピュータシステム等から送信されたメールの印刷も可能となる。すなわち、単なる印刷以外に、双方向で印刷メールの送信とそのメールの印刷とが可能となる。
【0014】
更に、前述したメール到着検出手段を備えて、印刷情報検出手段および第2印刷処理手段による処理は、メール到着検出手段にて第2コンピュータシステム宛の新たなメールが存在すると検出された場合に行うこととしても良い。これら選択手段、第1印刷処理手段および印刷メール送信手段は、第2コンピュータシステムにて起動しているアプリケーションプログラムから印刷処理の要求が発生した際に起動してアプリケーションプログラムにより指示された印刷データに基づいて印刷処理を行うプリンタドライバとしての内部処理として設けられていても良いし、また、これらの手段が、プリンタドライバの内部処理でなく、プリンタドライバが必要に応じて起動する外部プログラム(ユーティリティ)として構成しても良い。外部プログラムとしては、前記手段のすべてであっても良いが、その一部、例えば、印刷メール送信手段のみであっても良い。
【0015】
印刷メール作成手段が印刷メールに付加するヘッダ中の印刷情報は、例えば、印刷処理されるべき日時である印刷日時データを含む。ヘッダ中に印刷日時データが存在すれば、メール受信側では、その印刷日時データに記載された日時に、メールに含まれる印刷データを、プリンタから印刷物として出力させることができ、適切なタイミングで相手方に渡すことができる。
【0016】
また、印刷メール作成手段が印刷メールに付加するヘッダ中の印刷情報は、例えば、印刷処理される際のコピー枚数であるコピー枚数データを含む。ヘッダ中にコピー枚数データが存在すれば、メール受信側では、そのコピー枚数データに記載されたコピー枚数分、メールに含まれる印刷データを、自己のプリンタから印刷物として出力させることができる。
【0017】
更に、印刷メール作成手段が印刷メールに付加するヘッダ中の印刷情報は、例えば、印刷データの状態を表す状態データを含む。この状態データとしては、印刷データを印刷可能なエミュレーションの種類を示すデータ、あるいは印刷データのページ枚数を示すページ枚数データを含むものが挙げられる。このような状態データにより、受信側では、適切なプリンタを選択したり、プリンタの印刷状態を変更したりする処理をとることが可能となる。
【0018】
なお、このような各手段を第2コンピュータシステムにて実現する機能は、例えば、第2コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じて第2コンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMを第2コンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【0019】
ここで用いられる通信回線は、例えば、複数の通信回線のネットワークを相互に接続してなるインターネットシステムが挙げられる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、上述した発明が適用された印刷システム2の概略構成を表すブロック図である。本印刷システム2は、パソコン4およびプリンタ6を主体とするコンピュータシステム8と、パソコン10,12およびプリンタ14,16,18等をLAN20で接続してなるコンピュータシステム22と、これらのコンピュータシステム8とコンピュータシステム22とが、メールサーバ24,26を介してインターネット28で接続されて構成されている。
【0021】
一方のメールサーバ24は、いわゆるブロバイダにて提供されているメールサーバであり、他方のメールサーバ26は、特定会社内のLAN20に接続されているLAN20専用のメールサーバである。図2の制御ブロック図に示すごとく、各パソコン4,10,12にて起動されているプリンタドライバ30からの印刷メールの送信指示により、印刷メール送信用ユーティリティ31aが起動して、送信対象のデータを含む印刷メールを作成し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol:シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)によりSMTPサーバ32に送信する。SMTPサーバ32は、パソコン4,10,12から送信された印刷メールを、該当する送信先あてに、インターネット28側へSMTPにて発信する。
【0022】
またインターネット28側からのSMTPによるメール(通常のメールと印刷メール)は、SMTPサーバ32が受信する。このメールの内、メールサーバ24,26宛のメールはメールスプール34に蓄積し、他は再度、インターネット28側に発信する。
【0023】
パソコン4,10,12の立ち上げ時に起動されている印刷メール受信用ユーティリティ31bは、そのPOPクライアント36として、メールサーバ24,26のPOPサーバ38へ、POPクライアント36宛のメールを要求する。この要求に応えて、POPサーバ38は、POP3(Post Office Protocol:ポストオフィスプロトコルのバージョン3)により、メールスプール34内から、印刷メール受信用ユーティリティ31bに対して準備されたメールボックス40へ、メールを送信する。このメールを、その内容に応じて、印刷メール受信用ユーティリティ31bがプリンタ6,14,16,18により用紙に印刷する。メールボックス40は、例えば、パソコン4,10,12に設けられているハードディスクの所定のディレクトリが当てられる。
【0024】
前述したプリンタドライバ30、印刷メール送信用ユーティリティ31aおよび印刷メール受信用ユーティリティ31bは、パソコン4,10,12にて必要に応じて起動されるプログラムとして実現されている。次に、これらプログラムの処理について説明する。
【0025】
図3は、プリンタドライバ30としての処理を表すフローチャートである。本処理は、パソコン4,10,12にて起動されているワードプロセッサ、表計算ソフト、データベースソフト等のアプリケーションプログラムにおいて、印刷命令がなされることにより起動される。以下、プリンタドライバ30は、コンピュータシステム8にて起動されているものを例として説明する。他のコンピュータシステム22でも同様である。
【0026】
プリンタドライバ30の処理が開始されると、まず、印刷処理設定画面がコンピュータシステム8に備えられているディスプレイ(図示していない)に表示される(S110)。操作者がこの印刷処理設定画面にて実行を指示すれば、直ちに、アプリケーションプログラムより印刷を指示されているデータを、所定フォーマットにて印刷データに変換する処理(S120)が行われる。この所定フォーマットとは、例えば、エミュレーションを反映させたものであり、エミュレーションに対応する所定のページ記述言語(PCL,PostScript,GDI等)にて印刷データが記述される。
【0027】
そして、次に、前記印刷処理設定画面の「出力」の項目で、「印刷」がチェックされたか「メール」がチェックされたかが判定される(S130)。ステップS110にて、「出力」項目の設定を「印刷」と設定した場合は、印刷データは自己のプリンタ6に出力されて(S140)、自己のプリンタ6から印刷物として出力される。また、ステップS110にて「出力」項目の設定を行っていない場合も、デフォルトとして「印刷」が設定されるので、ステップS140が実行される。ステップS140を実行すればプリンタドライバ30の処理は終了する。
【0028】
印刷処理設定画面の「出力」の項目で、「メール」がチェックされていた場合は、印刷メール送信用ユーティリティ31aに渡すために、印刷データを、パソコン4内のRAM内の所定記憶領域へ転送する(S150)。次に、印刷メール送信用ユーティリティ31aを起動し(S160)、起動した印刷メール送信用ユーティリティ31aに対して、所定記憶領域に格納されている印刷データのファイル情報(記憶領域情報、ファイル属性等)と、メール送信命令を発行し(S170)、プリンタドライバ処理は終了する。ここでファイル属性とは、例えば、ファイルの種類(エミュレーションの種類)、ページ数あるいはコピー枚数等を言う。
【0029】
プリンタドライバ処理のステップS160にて起動された印刷メール送信用ユーティリティ31aの処理を図4のフローチャートに示す。印刷メール送信用ユーティリティ処理が開始されると、まず、プリンタドライバ処理のステップS170にて行われた印刷データのファイル情報とメール送信命令とを受信する(S210)。
【0030】
次に、印刷メール送信用設定画面表示がなされて、メール送信に必要な情報や、印刷日時指定等の設定を、操作者に求める(S220)。ここで、メール送信に必要な情報とは、使用しているSMTP、メールサーバ24のアドレス、宛先、件名等である。
【0031】
そして、ステップS220にて設定された内容に応じて、メールヘッダが作成される(S230)。次に、このメールヘッダに、ステップS210にて受信された印刷データのファイル情報中のファイル属性を付加する(S240)。更に、その他、必要に応じてステップS220にて設定された情報をメールヘッダに付加する(S250)。こうして形成されたメールヘッダ50bを図13に示す。
【0032】
次に、ステップS210にてプリンタドライバ30から受信したファイル情報に基づいて、印刷データを読み出して、図13に示すごとくメールボディ50cを形成し、その他の必要な情報、例えば、図13に示すごとくエンベロープ50aを付加して、印刷メール50を完成する(S260)。
【0033】
次に完成した印刷メール50を、ステップS220にて設定された宛先あてにしてメールサーバ24に送信する(S270)。以後、メールサーバ24にてインターネット28側に印刷メール50が送信され、このことにより、印刷メール50は、インターネット28内を転送されて、最終的に宛先に到着する。本実施の形態では、コンピュータシステム22のパソコン10宛に送信されるものとして説明する。なお、以下、説明する印刷メール受信用ユーティリティ31bは、他のパソコン4,12にても起動されている。
【0034】
コンピュータシステム22のパソコン10で実行される印刷メール受信用ユーティリティ31bについて図5〜図12のフローチャートに基づいて説明する。コンピュータシステム22のパソコン10は、その立ち上げ時に、図5〜図12の印刷メール受信用ユーティリティが起動されるが、起動時に割込用タイマが設定されて、以後、所定周期毎(例えば、10秒周期)に繰り返し、ステップS310から起動される。
【0035】
処理が開始されると、まず、LAN20を介してメールサーバ26内のPOPサーバ38にアクセスし、新着メールをチェックする(S310)。このとき、POPサーバ38はメールスプール34内に格納されたメールから、パソコン10宛の新着メールがあれば、その新着メールの情報をパソコン10側に回答する。
【0036】
POPサーバ38の回答から新着メールの存在有無をチェックし(S320)、新着メールが存在していなければ(S320で「NO」)、次にタイマ割込のためのタイマカウンタの値が初期化される(S330)。そして、タイマがスタートされる(S340)。したがって、タイマが停止されない限り、印刷メール受信用ユーティリティ処理は、所定周期で繰り返し、ステップS310から実行される。
【0037】
次に、印刷メール受信用ユーティリティ処理における初期画面の表示がなされる(S350)。この初期画面において、印刷メール受信用ユーティリティ処理の設定を変更する指示が操作者によりなされたか否かが判定され(S360)、設定変更の指示があった場合には(S360で「YES」)、タイマ割込のためのタイマが停止され(S370)、設定画面が表示されて操作者の設定入力を受け付ける(S380)。なお、これらの受信側ユーザによる設定は、後述するステップS840,S990,S1070,S1110等において利用される。
【0038】
ステップS380の設定が終了すると、ステップS330に戻り、タイマカウンタ値が初期化されて(S330)、再度タイマがスタートする(S340)。次に設定変更指示がなかった場合には(S360で「NO」)、メール印刷選択処理(S400)が実行される。
【0039】
この時、図14に示すごとく、パソコン10のディスプレイには、メールログ表示部52が表示されているが、このメールログ表示部52にリスト表示されているメールログ52a上にマウスカーソルが存在する時に、パソコン10に設けられたマウス型入力装置の左ボタンのクリックがなされたか否かが判定される(S410)。なお、メールログ表示部52の表示は、操作者が印刷メール受信用ユーティリティ処理における初期画面の内、メニューから「メールログ表示部の表示」の項目を、マウス型入力装置にて選択することにより、初期画面上に重ねて表示される。したがって、このメールログ表示部52の表示がなされていなければ、ステップS410,S430,S460,S490では、すべて「NO」と判定されて、ステップS360に戻るので、メール印刷選択処理(S400)では実質的に処理はなされない。なお、メールログ表示部52の内で、印刷済みのメールログには開封マーク53aが付され、未印刷のメールログには未開封マーク53bが付されている。
【0040】
メールログ52a上で左ボタンがクリックされると(S410で「YES」)、クリックされた時にマウスカーソルが存在するメールログ52aの該当行がハイライト表示されて、選択されたことを示す(S420)。ステップS410で「NO」であった場合には、メールログ表示部52上でマウス型入力装置の右ボタンのクリックがなされたか否かが判定される(S430)。もし右ボタンのクリックがなされていれば(S430で「YES」)、ハイライト表示されているメールログ52aが存在しているか否かが判定される(S440)。すなわち、メールログ52aの内、選択された行が存在するか否かが判定される。
【0041】
ハイライト表示されているメールログ52aが存在しなければ(S440で「NO」)、ステップS360に戻る。もし、ハイライト表示されているメールログ52aが存在していれば(S440で「YES」)、図15に示すごとく、ポップアップメニュー52bがメールログ表示部52上に表示される(S450)。
【0042】
ステップS460およびステップS490の判定処理は、このポップアップメニュー52bでの選択に関するものである。すなわち、ポップアップメニュー52bに表示された「Delete」(「メール削除」)が選択されると(S460で「YES」)、ハイライト表示されているメールがメールボックス40から削除され、パソコン10のRAMに確保されているメールログ情報格納エリアから該当するメールログ情報が削除される(S470)。このメールログ情報の削除に伴い、メールログ表示部52の表示が更新される(S480)と、削除されたメールの表示は消える。
【0043】
また、「Print」(「メール印刷」)が選択されると(S490で「YES」)、後述(ステップS980以降の説明参照)するごとくメールに基づいて印刷がなされる。ステップS320にて、新着メールが存在していると判定されると(S320で「YES」)、次にすべての新着メールについてステップS520〜S550にて行われるチェック処理が終了したか否かが判定される(S510)。
【0044】
すべての新着メールについてチェックが終了していなければ(S510で「NO」)、次にメールサーバ26のメールスプール34から、POPサーバ38を介して、1つの新着メールのメールヘッダを読み込む(S520)。そしてそのメールヘッダの内容から、該当メールがキャンセルメールか否かを判定する(S530)。
【0045】
キャンセルメールでなければ(S530で「NO」)、該当メールのメールログを、メールログ情報格納エリアに未処理メールとして登録する(S540)。このことにより、後述するステップS880にてメールログ表示部52に新たなメールログ52aが表示される。
【0046】
また、キャンセルメールであれば(S530で「YES」)、そのメールヘッダに書き込まれているキャンセル対象のメールのメッセージIDを、パソコン10のRAM内に設けられたキャンセルメール情報格納エリアに格納する(S550)。
【0047】
このステップS520〜S550の処理が、すべての新着メールについて行われると(S510で「YES」)、次にキャンセル対象のすべてのメッセージIDについて、処理が終了したか否かが判定される(S610)。この処理とはステップS620〜S710の処理である。
【0048】
すべてのメッセージIDについて処理が終了していない場合には(S610で「NO」)、キャンセルメール情報格納エリアに格納されているキャンセルメール情報からキャンセル対象のメッセージIDが1つ読み込まれる(S620)。次にメールログ中にキャンセル対象のメッセージIDに該当するメールが存在するか否かが判定される(S630)。存在しない場合には(S630で「NO」)、再度、ステップS610に戻るが、キャンセル対象のメッセージIDに該当するメールがメールログ中に存在する場合は(S630で「YES」)、そのメッセージIDのキャンセルについて送信者への返送指定が、キャンセルメールのメールヘッダに設定してあるか否かが判定され(S640)、返送指定がなければ(S640で「NO」)、ステップS690の処理にジャンプする。
【0049】
返送指定があれば(S640で「YES」)、キャンセル対象のメールが既に印刷済みであるか否かが、メッセージログ情報から判定され(S650)、該当メールが印刷未処理である場合には(S650で「NO」)、キャンセル成功を示すメールを作成する(S660)。また、該当メールが印刷済みである場合には(S650で「YES」)、印刷済みを示すメールを作成する(S670)。
【0050】
そして、ステップS660またはステップS670で作成されたメールが、キャンセル対象となったメールの送信元に送信される(S680)。このメールを受信することにより、キャンセルメールの送信者は、キャンセルが成功したか否かを判断できる。
【0051】
ステップS680の後、またはステップS640で「NO」と判定された後に、パソコン10は、POPサーバ38に、メッセージIDに該当するメールの削除を指示する(S690)。この指示により、POPサーバ38は、メールスプール34内の該当するメールを削除する。
【0052】
次に、メールログ情報格納エリアに記憶されているメールログの内、メッセージIDに該当するメールログが削除され(S700)、最後に、キャンセルメール情報格納エリアから、直前に処理したキャンセルメールの情報が削除される(S710)。
【0053】
こうして、ステップS610に戻る。そして、キャンセルメール情報格納エリアにキャンセルメール情報が存在する限り(S610で「NO」)、ステップS620〜S710の処理が繰り返される。すべてのキャンセルメールについて処理を終了すると(S610で「YES」)、次にメールログ情報中のすべての未処理メールについて、ステップS820〜S870のチェックが終了したか否かが判定される(S810)。終了していなければ(S810で「NO」)、まず、メールログ情報に登録された未処理メール情報を1つ読み込む(S820)。次に、この読み込んだ未処理メール情報に該当するメールを、POPサーバ38を介してメールスプール34から転送させ、パソコン10に接続されているハードディスク等の外部メモリ(パソコン10内のRAMでも良い。)に設けたメールボックス40の所定記憶領域に記憶する(S830)。
【0054】
次に、このメールボックス40の所定記憶領域に記憶したメールが、印刷対象か否かを判定する(S840)。印刷対象であることの判定は、例えば、メールヘッダに基づいて、前述した印刷メール送信用ユーティリティにて送信された印刷メール、特定の送信者、件名等を判断して、予め設定しておいた印刷条件(図5のステップS380にて設定される。)にしたがって、〜のいずれかが満足された場合、あるいは2つ以上の組み合わせの全てが満足された場合に、印刷対象であると判定する。
【0055】
印刷対象である場合には(S840で「YES」)、メールログ情報にメールの記憶領域の情報(例えば、ハードディスクの格納ディレクトリへのパス)を格納する(S850)。印刷対象でない場合には(S840で「NO」)、メールボックス40内のメールを削除し(S860)、メールログ情報からも該当メールのメールログを削除する(S870)。
【0056】
そして、ステップS810に戻り、すべてのメールログ情報中のすべての未処理メールについてステップS820〜S870の処理が繰り返され、すべての未処理メールについてステップS820〜S870の処理が終了すると(S810で「YES」)、次にメールログ情報中の未処理メールをメールログ表示部52に表示する(S880)。
【0057】
次に、メールログ情報に登録されているすべてのメールについてステップS920〜S1170にて行われる処理が終了したか否かが判定される(S910)。メールログ情報中のすべてのメールについて処理が終了していなければ(S910「NO」)、メールログ情報から1つのメールログを読み込む(S920)。次にこのメールログに基づいて、対応するメールが印刷済みか否かが判定される(S930)。印刷済みであれば(S930で「YES」)、ステップS910に戻る。
【0058】
印刷済みでなければ(S930で「NO」)、次に、一度もステップS920〜S1170の処理が行われていない未処理メールか否かが判定される(S940)。未処理メールであれば(S940で「YES」)、まず、本メールのメールログを処理済みにする(S950)。
【0059】
次に日時指定印刷か否かが判定される(S960)。もし、該当メールログに印刷日時指定の記載があれば(S960で「YES」)、指定された印刷日時が経過したか否かが判定される(S970)。指定された印刷日時が経過していなければ(S970で「NO」)、ステップS910に戻る。
【0060】
日時指定印刷でないと判定されたり(S960で「NO」)、指定された印刷日時が経過していれば(S970で「YES」)、メールログに記載されているメール記憶領域情報に基づいて、メールボックス40の記憶領域(ディレクトリ等)からメールを読み込む(S980)。なお、前述した「メール印刷」が選択されたと判定された場合(S490で「YES」)も、このステップS980の処理に移る。
【0061】
次に、受信側のユーザ設定(図5のステップS380にて行われる。)にて、カバーページ印刷の設定がなされているか否かが判定される(S990)。カバーページ印刷の設定がなされていれば(S990で「YES」)、まず、LAN20に属するプリンタ14,16,18の内で、空いているプリンタ(または印刷データとエミュレーションが一致するプリンタ)、ここでは例えば、プリンタ14にてカバーページの印刷をさせる(S1000)。
【0062】
カバーページの印刷の設定がなされていなかった場合(S990で「NO」)、あるいはカバーページの印刷処理(S1000)の後、メールの内部に含まれている添付ファイルをすべて抽出する(S1010)。次に、印刷メールか否か、すなわち、前述した印刷メール送信用ユーティリティ処理にて作成されたメールか否かが、メールヘッダの内容から判定される(S1020)。印刷メールであれば(S1020で「YES」)、すべての添付ファイル(この場合は、印刷データに該当)について印刷処理を行ったか否かが判定される(S1030)。終了していなければ(S1030で「NO」)、まず1つの印刷データをプリントスプーラ(OSとして、マイクロソフト社製のWindowsが起動しているとすると、Windowsのプリントスプーラ)に転送する(S1040)。このことにより、WindowsがLAN20を介して、プリンタ14にて印刷する処理を行う。以下、印刷データが存在する限り(S1030で「NO」)、印刷処理(S1040)が行われる。
【0063】
なお、印刷メールではなかった場合(S1020で「NO」)、すべての添付ファイルについて印刷処理を行ったか否かが判定される(S1050)。終了していなければ(S1050で「NO」)、その添付ファイルの内容を、ファイルの様式、例えば添付ファイルのファイル名の拡張子に対応する関連アプリケーションプログラムにて印刷するよう、該当アプリケーションプログラムを選択して起動させ、起動されたアプリケーションプログラムに印刷処理を指示する(S1060)。
【0064】
添付ファイルの処理がすべて終了すれば(S1030で「YES」あるいはS1050で「YES」)、受信側のユーザ設定(図5のステップS380にて行われる。)に、処理したメールの削除の指定があるか否かが判定される(S1070)。メール削除の指示があれば(S1070で「YES」)、メールボックス40に記憶された該当メールを削除し(S1080)、メールログ情報からも本メールのログを削除する(S1090)。メール削除の指示がなければ(S1070で「NO」)、該当メールのメールログ情報を印刷済みにする(S1100)。
【0065】
ステップS1090またはステップS1100の次に、受信側のユーザ設定(図5のステップS380にて行われる。)にて、POPサーバ38のメールスプール34内に格納されている該当するメールを削除することが指示されているか否かが判定される(S1110)。メールの削除が指示されている場合(S1110で「YES」)、POPサーバ38に指示して、メールスプール34内の該当メールを削除させる(S1120)。
【0066】
メールの削除が指示されていない場合(S1110で「NO」)、あるいはステップS1120の実行の後、メールログ表示部52の表示が更新される(S1130)。次に、前述したポップアップメニューにて「メール印刷」を選択した(S490で「YES」)ためになされている処理か否かが判定され(S1140)、ポップアップメニューにて「メール印刷」を選択したことにより印刷処理が行われた場合には(S1140で「YES」)、ステップS360の処理に戻る。また、ポップアップメニューにて「メール印刷」を選択していない場合(S1140で「NO」)、メールヘッダに、送信者への返送が設定されているか否かが判定される(S1150)。返送が設定されていれば(S1150で「YES」)、正常終了したことを示す返送メールが作成され(S1160)、この返送メールが印刷したメールの発信元に向けて送信される(S1170)。
【0067】
返送が設定されていない場合(S1150で「NO」)、あるいはステップS1170の処理の後は、ステップS910に戻り、メールログ情報に登録されているメールに、まだ処理されていないメールが存在するか否かが判定される(S910)。
【0068】
処理されていないメールが存在すれば(S910で「NO」)、該当メールについて、再度、ステップS920〜S1170の処理が前述のごとく実行される。メールログ情報に登録されているすべてのメールについて、処理を終了すれば(S910で「YES」)、ステップS330の処理に戻る。
【0069】
上述したごとく本実施の形態のコンピュータシステム8では、アプリケーションプログラムから、印刷処理の要求が発生した際に、まず、プリンタドライバ30におけるステップS130(選択手段としての処理に該当)にて、自己のコンピュータシステム8側にて印刷するか、通信回線を介して存在する相手方のコンピュータシステム22側にて印刷させるかを選択している。
【0070】
そして、ステップS130にて自己のコンピュータシステム8側が選択された場合には、ステップS140(第1印刷処理手段としての処理に該当)にて、印刷データに基づいて、自己のコンピュータシステム8に属するプリンタ6に対して印刷処理を行う。このことにより、自己のプリンタ6に対してデータの印刷を容易に行うことができる。
【0071】
また、ステップS130にてコンピュータシステム22側が選択された場合には、ステップS150〜S170,S210〜S270(印刷メール送信手段としての処理に該当)にて、印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダを印刷データに付加したメールを作成して、該メールを、通信回線を介してパソコン10宛に送信する。このように、通信回線は、メールによる通信、例えば、パケット通信により、相手方との1対1の通信ではなく複数の送受信先がメールとしてデータをやり取りできるため、回線コストが非常に安価なものとなる。
【0072】
また、コンピュータシステム22側においては、ステップS1020の処理(印刷情報検出手段としての処理)により、受信したメール50のヘッダ50bに、印刷情報が含まれていると検出された場合には、ステップS1040(第2印刷処理手段としての処理)が、その印刷情報にしたがい、メール50に含まれる印刷データに基づいて、コンピュータシステム22自身に属するプリンタ14,16,18に対して印刷処理を行うことにより、送信先のコンピュータシステム22のプリンタ14,16,18にて、コンピュータシステム8側にて設定された形式で印刷させることができ、コンピュータシステム8からは、相手方のコンピュータシステム22へ所望の印刷物の提供が容易となる。
【0073】
更に、コンピュータシステム22側にては、ステップS510,S520,S540(メール到着検出手段としての処理に該当)にて、通信回線を介して到達するコンピュータシステム22宛の新たなメールの存在の有無を所定時間周期で検出し、この後、ステップS1020およびS1040の処理が行われる様に構成されている。このため、コンピュータシステム22側では、迅速にメールを受信して印刷物として出力できる。
【0074】
なお、コンピュータシステム8側では、前述したステップS130〜S170の処理を含むプリンタドライバ30、およびステップS210〜S270の処理を含む印刷メール送信用ユーティリティ31aとともに、ステップS1020およびS1040の処理を含む印刷メール受信用ユーティリティ31bの機能を備えているので、上述した印刷メールの送信とともに、上述した印刷メールの受信も可能である。
【0075】
同様に、コンピュータシステム22側でも、ステップS1020およびS1040の処理を含む印刷メール受信用ユーティリティ31bとともに、ステップS130〜S170の処理を含むプリンタドライバ30、およびステップS210〜S270の処理を含む印刷メール送信用ユーティリティ31aの機能を備えているので、上述した印刷メールの受信とともに、上述した印刷メールの送信も可能である。したがって、双方向で印刷メールの送受信と、そのメールの印刷とが可能となる。
【0076】
また、ステップS230〜S250にて作成され、ステップS260にて印刷データに付加されるヘッダには、印刷処理されるべき日時である印刷日時データを含ませることができる。したがって、このメールを受信した印刷メール受信用ユーティリティ31bでは、ステップS960,S970にて、ヘッダ中に印刷日時データが存在すれば、その印刷日時データに記載された日時に、メールに含まれる印刷データを、プリンタから印刷物として出力させることができる。
【0077】
[その他]上述した実施の形態における印刷メール送信用ユーティリティ31aの処理は、プリンタドライバ30から必要に応じて起動されていたが、プリンタドライバ30の内部処理としてプリンタドライバ30に組み込んでも良い。
【0078】
印刷データに付加するヘッダ中へは、印刷情報として、例えば、印刷処理される際のコピー枚数であるコピー枚数データを含ませても良い。ヘッダ中にコピー枚数データを含ませれば、印刷メール受信用ユーティリティ31bでは、そのコピー枚数データに記載されたコピー枚数分、メールに含まれる印刷データを、プリンタから印刷物として出力させることができる。
【0079】
更に、印刷データに付加するヘッダ中の印刷情報としては、例えば、印刷データの状態を表す状態データを含ませることができる。この状態データとしては、印刷データを印刷可能なエミュレーションの種類を示すデータ、あるいは印刷データのページ枚数を示すページ枚数データを含むものが挙げられる。このような状態データを含ませれば、印刷メール受信用ユーティリティ31bでは、複数のプリンタ14,16,18から適切なプリンタを選択したり、プリンタの印刷状態を変更したりする処理をとることが可能となる。
【0080】
前記プリンタドライバ30の処理(図3)では、送信側で印刷する場合と同じフォーマットにて印刷データを形成し、その印刷データを、印刷メール送信用ユーティリティ31aの処理(図4)にて印刷メールに含めて相手方に送信したが、相手先のプリンタの機能(ページ記述言語等のエミュレーションの種類、カラープリンタ/モノクロプリンタ、インクジェット/ドットインパクト/熱転写、用紙サイズ等)に適合するように印刷データを作成しても良い。
【0081】
この相手先のプリンタの機能の登録は、印刷データの形成前に、相手先へ相手先のプリンタの機能を確認するメールを送信して、相手先のプリンタの機能を返信させ、その機能データを登録しても良いし、操作者が手動で登録しても良い。そして、印刷メールの送信時に宛て先を指定した場合に、自動的にその宛て先のプリンタの機能に適合させたフォーマットで印刷データを作成して、印刷メールとして送信する。登録されていない場合は予め定めた標準のフォーマット(例えば、PCLを設定したり、文字データのみを印刷データとする等)で送信するようにしても良い。
【0082】
前述したプリンタドライバ30、印刷メール送信用ユーティリティ31aおよび印刷メール受信用ユーティリティ31bの処理をコンピュータシステム8,22にて実現する機能は、例えば、コンピュータシステム8,22のパソコン4,10,12で起動するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてパソコン4,10,12にロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをパソコン4,10,12に組み込んで用いても良い。
【0083】
ここで用いられる通信回線は、インターネット28であったが、メールが送受信できる他のネットワークシステムであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態としての印刷システムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】 前記印刷システムの制御ブロック図である。
【図3】 前記印刷システムにて実行されるプリンタドライバ処理のフローチャートである。
【図4】 前記印刷システムにて実行される印刷メール送信用ユーティリティ処理のフローチャートである。
【図5】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図6】 前記印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のメール印刷選択処理のフローチャートである。
【図7】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図8】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図9】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図10】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図11】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図12】 前記印刷システムにて実行される印刷メール受信用ユーティリティ処理の一部のフローチャートである。
【図13】 メールの構成説明図である。
【図14】 メールログ表示部の構成説明図である。
【図15】 ポップアップメニューが表示されたメールログ表示部の構成説明図である。
【符号の説明】
2…印刷システム4,10,12…パソコン6,14,16,18…プリンタ8,22…コンピュータシステム20…LAN24,26…メールサーバ28…インターネット30…プリンタドライバ31a…印刷メール送信用ユーティリティ31b…印刷メール受信用ユーティリティ32…SMTPサーバ34…メールスプール36…POPクライアント38…POPサーバ40…メールボックス50…メール50a…エンベロープ50b…メールヘッダ50c…メールボディ52…メールログ表示部52a…メールログ52b…ポップアップメニュー53a…開封マーク53b…未開封マーク

Claims (5)

  1. 通信回線を介して、複数のアプリケーションプログラムを実行可能な第2コンピュータシステムから、第1コンピュータシステムへ、メールを送信することが可能な通信環境におけるネットワークシステムであって、
    前記第2コンピュータシステム側に設けられ、前記アプリケーションプログラムに係るデータについて印刷処理の要求が発生した際に、該データを印刷データに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された印刷データを、前記第2コンピュータシステム側にて印刷するか、前記第1コンピュータシステム側にて印刷させるかを選択する選択手段と、
    前記第2コンピュータシステム側に設けられ、前記選択手段にて前記第2コンピュータシステム側が選択された場合には、前記印刷データに基づいて、前記第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して印刷処理を行う第1印刷処理手段と、
    前記第2コンピュータシステム側に設けられ、前記選択手段にて前記第1コンピュータシステム側が選択された場合には、印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダ及び前記印刷データからなる印刷メールを作成する印刷メール作成手段と、
    前記印刷メール作成手段により作成された印刷メールを、前記通信回線を介して前記第1コンピュータシステム宛に送信する印刷メール送信手段と、
    前記第1コンピュータシステム側に設けられ、受信したメール、前記印刷メールであるか、前記アプリケーションプログラムに係るデータを添付ファイルとして添付した添付メールであるか、判断する印刷メール判断手段と、
    前記第1コンピュータシステム側に設けられ、前記印刷メール判断手段にて前記印刷メールであると判断された場合には、該印刷情報にしたがい、前記メールに含まれる印刷データに基づいて、前記第1コンピュータシステムに属するプリンタに対して、直接、印刷処理を行う第2印刷処理手段と、
    前記印刷メール判断手段により前記添付メールであると判断された場合には、前記メールに添付された添付ファイルに関連するアプリケーションを動作させ、該添付ファイルに基づく印刷処理を行う第3印刷処理手段と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 更に、前記第1コンピュータシステム側に、
    前記通信回線を介して到達する第1コンピュータシステム宛の新たなメールの存在の有無を所定時間周期で検出するメール到着検出手段を備え、
    前記印刷情報検出手段および前記第2印刷処理手段による処理は、前記メール到着検出手段にて第1コンピュータシステム宛の新たなメールが存在すると検出された場合に行われることを特徴とする請求項記載のネットワークシステム。
  3. 通信回線を介して第1コンピュータシステムとの間で、メールを送受信することが可能であり、複数のアプリケーションプログラムを実行可能な、第2コンピュータシステムに設けられた印刷システムであって、
    前記アプリケーションプログラムに係るデータについて印刷処理の要求が発生した際に、該データを印刷データに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された印刷データを、前記第2コンピュータシステム側にて印刷するか、前記第1コンピュータシステム側にて印刷させるかを選択する選択手段と、
    前記選択手段にて前記第2コンピュータシステム側が選択された場合には、前記印刷データに基づいて、前記第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して印刷処理を行う第1印刷処理手段と、
    前記選択手段にて前記第1コンピュータシステム側が選択された場合には、印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダ及び前記印刷データからなる印刷メールを作成する印刷メール作成手段と、
    前記印刷メール作成手段により作成された印刷メールを、前記通信回線を介して前記第1コンピュータシステム宛に送信する印刷メール送信手段と、
    前記通信回線を介して受信したメール前記印刷メールであるか、前記アプリケーションプログラムに係るデータを添付ファイルとして添付した添付メールであるか、を判断する印刷メール判断手段と、
    前記印刷メール判断手段にて前記印刷メールであると判断された場合には、該印刷情報にしたがい、前記メールに含まれる印刷データに基づいて、前記第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して、直接、印刷処理を行う第2印刷処理手段と、
    前記印刷メール判断手段により前記添付メールであると判断された場合には、前記メールに添付された添付ファイルに関連するアプリケーションを動作させ、該添付ファイルに基づく印刷処理を行う第3印刷処理手段と
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  4. 更に、
    前記通信回線を介して到達する第1コンピュータシステム宛の新たなメールの存在の有無を所定時間周期で検出するメール到着検出手段を備え、
    前記印刷情報検出手段および前記第2印刷処理手段による処理は、前記メール到着検出手段にて第1コンピュータシステム宛の新たなメールが存在すると検出された場合に行わ
    れることを特徴とする請求項記載の印刷システム。
  5. 通信回線を介して第1コンピュータシステムにメールを送信することが可能であり、複数のアプリケーションプログラムを実行可能な、第2コンピュータシステムに設けられた印刷システムとしてコンピュータを、
    データの印刷処理の要求が発生した際に、該データを印刷データに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された印刷データを、前記第2コンピュータシステム側にて印刷するか、前記第2コンピュータシステムから通信回線を介してメールを送信可能な前記第1コンピュータシステム側にて印刷させるかを選択する選択手段、
    前記選択手段にて前記第2コンピュータシステム側が選択された場合には、前記印刷データに基づいて、前記第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して印刷処理を行う第1印刷処理手段、
    前記選択手段にて前記第1コンピュータシステム側が選択された場合には、印刷条件を記載した印刷情報を含むヘッダ及び前記印刷データからなる印刷メールを作成する印刷メール作成手段
    前記印刷メール作成手段により作成された印刷メールを、前記通信回線を介して前記第1コンピュータシステム宛に送信する印刷メール送信手段、
    前記通信回線を介して受信したメールが、前記印刷メールであるか、前記アプリケーションプログラムに係るデータを添付ファイルとして添付した添付メールであるか、を判断する印刷メール判断手段、
    前記印刷メール判断手段にて前記印刷メールであると判断された場合には、該印刷情報にしたがい、前記メールに含まれる印刷データに基づいて、前記第2コンピュータシステムに属するプリンタに対して、直接、印刷処理を行う第2印刷処理手段、並びに
    前記印刷メール判断手段により前記添付メールであると判断された場合、前記メールに添付された添付ファイルに関連するアプリケーションを動作させ、該添付ファイルに基づく印刷処理を行う第3印刷処理手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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