JP3853751B2 - 非破壊検査システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス管や水道管、石油プラント等の各種配管の腐食状態や新設管の溶接部の状態を非破壊検査により検査を行う非破壊検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、検査対象物を破壊することなく内部欠陥の有無を探傷する非破壊検査の手法が知られている。この非破壊検査としては、被検査部にフィルムを配置し、この被検査部にX線を照射して、被検査部を撮影するRT探傷や、被検査部に超音波を入射させ、入射された超音波のエコーをセンサで検出して欠陥の有無を判断するUT探傷がある。例えば、単管をその軸方向につなぎ合わせて一本の鋼管からなるパイプライン等を敷設する場合に、単管同士を溶接してつなぎ合わせた後に、この溶接部についてこのような非破壊検査を行っている。
【0003】
特に、高圧ライン等の重要な溶接部に関して、その溶接部の欠陥の有無を判断するに当たり、信頼性を向上させるため、RT探傷とUT探傷とを併用している。即ち、RT探傷の結果とUT探傷の結果に基づき、双方の結果について欠陥があると判断された地点を欠陥部として認定している。
【0004】
このような検査方法において、検査結果の最終的な評価をくだす責任者が、探傷の現場から離れた基地にいることもある。このような場合、RT探傷では、撮影したフィルムを一旦地上の基地まで搬送する必要がある。鋼管の長さが数キロにも及ぶ場合でも、撮影毎にフィルムを搬送する必要があり、搬送作業に多大な時間がかかっていた。
【0005】
また、工事の発注者が最終的な立ち会いを行う場合、危険回避のため、発注者は、基地にて各溶接部の探傷結果を観測する。この場合にも、X線撮影したフィルムを撮影地点から基地に搬送する必要があり、立会検査にも多大な時間を要していた。
【0006】
本件出願人は、この問題点を解決すべく、X線画像をデジタル処理することを可能とする探傷方法を既に開示している(特許文献1参照)。
【0007】
その一方で、手直しをした後に基地から溶接の現場に対して確認を取りつつ検査結果の検討を行うこともある。この場合、基地と探傷現場とが離れている場合に、必要な情報を交換する作業だけで多大な時間が必要であった。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−180387号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、基地から離れた所に位置する検査の対象について、RT探傷とUT探傷とを行って欠陥の有無を検査する場合には、多大な時間を要するとともに、作業者にも多大な労力をかけていた。上記特許文献に関する探傷方法を利用した場合にあっても、RT探傷の他に、UT探傷を行う場合には、基地と探傷現場との間で、都度、連絡を取り合いながら作業を進める必要があり、改善の余地が多分に残されていた。
【0010】
そこで、本発明では、RT探傷とUT探傷との双方の結果に基づいて検査対象物の欠陥を探傷する場合でも、労力と時間をかけず、しかも両探傷法における探傷ポイントの整合性を正確に一致させることが可能な非破壊検査システムを提供する。
【0011】
【課題を解決する手段】
本発明では上記課題を解決するため、第一に、管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて被検査部を伝播した超音波波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、前記判定支援手段は、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルが一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えた非破壊検査システムを採用した。
【0012】
本発明によれば、X線画像データ、超音波波形データを送信手段により探傷現場から基地に送信するので、従来のように、X線撮影されたフィルムを搬送する手間が省ける。このため、検査終了までの時間を大幅に短縮することができる。
【0013】
また、X線画像データ、超音波波形データの位相を相互にそろえ、検査点の位置を相互に一致させた状態でモニタ等に出力するので、欠陥の存在する位置の特定を正確にできる。さらには、両検査の結果を同時に検討することで、総合的な判断を行うことができ、最終判断までの時間の短縮を行うことができるだけでなく、質の高い判断を行える。
【0014】
また、本発明では、管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて、被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、前記判定支援手段は、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えた非破壊検査システムを採用している。
【0015】
さらに、本発明では、管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて、被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、前記判定支援手段は、前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルが一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えた非破壊検査システムを採用した。
【0016】
なお、上記非破壊検査システムにおいて、前記データ入力手段は、前記被検査部の周方向に移動して、前記データ読取点と同位置の複数の撮影点にて外観画像データを取り込む外観撮影手段を備え、前記位相処理手段は、前記外観画像データについて、その撮影点が前記データ読取点と一致するように、前記外観画像データの位相を前記管体の周方向に関して前記X線画像データ並びに前記波形データの位相と一致させて前記外観画像データに対応する画像を前記出力手段に出力する。かかる構成をシステムに設けることで、内部欠陥の探傷だけでなく、例えば、溶接の裏ビードの状態についても基地で検査することが可能となる。
【0017】
また、前記判定支援手段に、前記出力手段に前記データ入力手段が入力した各データの中から選択された1以上のデータに対応した結果を表示させる表示対象選択手段と、前記出力手段の表示内容を他の結果に切り換える切換手段とを設けることで、所望の検査結果のみをモニタに移し出すことができる。例えば、まず、RT探傷、UT探傷、外観観測の結果すべてをモニタに表示させた後、モニタの表示を順次切換、RT探傷の結果、UT探傷の結果、外観観測の結果に1項目ずつ切り換えることや、これらの中から任意選択した2つの項目を表示させるなどの活用を行うことができる。
【0018】
なお、前記管体における前記データ入力手段がデータを入力している付近一帯の画像を取り込むカメラと、このカメラにより取り込まれた画像データに基づいて、前記データ入力手段がデータを入力している付近一帯の画像を表示するモニタとを設けることで、探傷現場の監視を基地から行うことができ、安全対策を採ることができる。
【0022】
非破壊検査手段により管体に欠陥があるか否かを探傷するために、少なくとも、X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射された超音波が被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を有する探傷手段を探傷現場に配置し、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び波形データを前記管体の全周について読み込み、前記管体に欠陥があるか否の判定を支援する判定支援手段をセンターに配置し、前記探傷手段と前記判定支援手段とを通信手段を介して接続し、前記探傷現場から送信される探傷結果に関するデータに基づく、少なくとも、探傷現場、被検査部、RT探傷に基づくX線画像データ、UT探傷に基づく波形データを保存するデータ保存手段と、このデータ保存手段の中から、前記探傷現場並びに前記被検査部を特定し、これらに対応する少なくとも、X線画像データ、波形データを前記判定支援手段に取り込むデータ選択手段と、を前記センターに設け、前記判定支援手段が、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、
前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルにつき、一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えた非破壊検査システムを採用した。
【0023】
例えば、パイプラインの敷設工事を複数請け負ったとする。この場合、それぞれの現場について敷設工事後の検査を行わなければならない。検査結果の検討を各現場毎に行うと、これだけで多大な時間を必要とする。
【0024】
本発明によれば、検査結果を本社ビルなどのセンター一ヶ所で、すべての現場に対する検討を行うことができ、極めて便利である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1は、本発明の非破壊検査システムを利用して、パイプライン1を検査する一実施形態を示すものである。
【0027】
検査の対象となるパイプライン1は、海を横断するようにして海底より更に下方の位置に敷設されている。パイプライン1は、その長さが数kmに及んでおり、地表から数十mの地点に敷設されている。なお、このパイプライン1は、複数の単管1aを、これらの軸方向に相互に溶接することで形成されたものである。
【0028】
この実施形態では、単管1a同士の溶接部2に欠陥があるか否かを判定する際に、本発明の検査システムを使用するものである。
【0029】
検査の対象となるパイプライン1には、被検査部の情報を読み取るためのデータ読取部4が設けられる一方で、地上には、パイプライン1の一端側に、当該パイプライン1の配設工事を指揮監督するための基地3が設置されている。被検査部では、被検査部のデータ読取部4は、X線を照射して被検査部の欠陥を探傷するRT探傷装置5、被検査部に超音波を入射して欠陥を探傷するUT探傷装置、並びに被検査部の外観を観測するための画像取り込み装置を備えている。
【0030】
RT探傷装置5は、被検査部に向けてX線を照射するX線照射装置6と、照射されたX線に基づいて被検査部の内部のX線画像データを取り込むX線画像センサ20とから構成されている。パイプライン1の内部には、内側からパイプライン1に向けてX線を照射するX線照射装置6が配されている。このX線照射装置6は、パイプライン1の中心部にて、筒状のX線発生源7をパイプライン1の軸方向に一致するようにして保持しているホルダ8と、ホルダ8の前端と後端において、中心から半径方向外側に向けて放射状に延びる支持アーム9,10とを備えている。各支持アーム9,10の先端にはパイプライン1の内周面に接地されるタイヤ11がそれぞれ取り付けられている。また、後輪側の支持アーム9にはタイヤ11を回転駆動させる駆動モータ12がそれぞれ取り付けられている。また、ホルダ8の中間部分には、パイプライン1の内部に光を照射する照明13と、被検査部である溶接部2の外観を撮影するカメラ14が取り付けられている。
【0031】
このX線照射装置6は、各支持アーム9,10でパイプライン1を半径方向外側に所定の力で押圧しているため、たとえパイプライン1が斜めに傾けられて配されている場合でも、駆動力をパイプライン1の内面に伝達させることができ、逆送してしまうことを防止できる。
【0032】
パイプライン1の外周側には、パイプライン1の外周面に沿って、配されたリング状のガイドレール30が配されている。このガイドレール30には、X線画像センサ20及びUT探傷装置の設けられた駆動装置40が取り付けられている。X線画像センサ20は、パイプライン1の内側に配されたX線照射装置6から照射されたX線に基づいて、溶接部2の内部状態の画像を読み取っている。
【0033】
UT探傷装置は、被検査部にパルス超音波を入射すると共にエコー波を検出する探触子41,42を備えた、パルス反射法による探傷装置である。これら探触子41,42は、ガイドレール30に沿ってパイプライン1の外周を移動するように、ガイドレール30に取り付けられた駆動装置40にアーム40aを介して支持されている。なお、各探触子41,42は、被検査部となる溶接部2を間に挟んで溶接部2の両側にそれぞれ1つずつ配される。
【0034】
これら、X線画像センサ20及びUT探傷装置の探触子41,42は、ガイドレール30に沿って移動することにより、溶接部2についてパイプライン1の全周を検査することができるように構成されている。更に、この実施の形態では、上述のように、被検査部である溶接部2の裏ビード等の外観を取り入れる外観画像読取カメラ14が、X線照射装置6に取り付けられている。
【0035】
一方、地上に設置された基地3には、検査の結果に基づいて溶接部2の良否を判定するための計器類が設けられている。なお、この基地3と、被検査部に位置する各検出手段とは、通信装置55,61により接続されている。
【0036】
図2は、この検査システムのブロック図を示している。
【0037】
検査システムは、パイプライン1側に被検査部の情報を読み取るデータ入力部4と、入力されたデータをデジタルデータに変換したり、ノイズを消去する一次処理装置50を設ける一方で、基地3側には検査結果から溶接の良否の判定を支援するための出力装置60を設けている。
【0038】
先ず、パイプライン1側の構成から説明する。被検査部である溶接部2の情報を読み取るデータ入力部4は、上述のように、X線画像センサ20と、超音波波形センサとしての探触子41,42と、外観画像読取カメラ14とを備えている。X線画像センサ20は、X線により透過された溶接部2の内部状況を捕らえることができるCMOSセンサが使用されている。但し、CMOSセンサに限定されるものではなく、X線画像センサは、CCDセンサ等その他の画像センサを使用できる。超音波波形センサは、超音波探傷の際に用いられる探触子41,42である。そして、外観画像読取カメラ14は通常のCCDカメラが使用されている。
【0039】
これらは、パラレルに一次処理装置50に接続されている。一次処理装置50は、X線画像センサ20が接続されるX線画像データ処理部51と、探触子41,42が接続される波形データ処理部52と、外観画像読取カメラ14が接続される画像データ処理部53が設けられている。これらの処理部51,52,53は、データを格納しておくデータ記憶部54にそれぞれ接続されている。また、一次処置装置50には送信部55が設けられている。この送信部55は、基地3に設けられた出力装置60にデータを送信するための要素である。この送信部55は、データ記憶部54に接続されており、データ記憶部54からデータが送り込まれる。
【0040】
X線画像データ処理部51では、X線画像センサ20から連続して送られる溶接部2のX線透過画像を積分処理してノイズを除去してパイプライン1の1周分の合成画像データを形成している。
【0041】
波形データ処理部52では、探触子41,42がパイプラインの溶接部から反射された探傷エコー波を各測定点毎に検出する。即ち、探触子41,42に接続されたパルス発信機の発する超音波を探触子41,42からそれぞれ入射させ、溶接部から反射された探傷エコー波を、再度探触子41,42で検出しこれを受信器に送り込むパルス反射法を使用している。このパルス反射法では、欠陥部で反射した波形と、裏面で反射した波形に基づいて欠陥の位置を特定する。
【0042】
そして、画像データ処理部53では、外観画像読取カメラ14から送り込まれる画像を、通常行われる画像処理をパイプライン1の1周分について行い、連続する合成画像データを形成する。
【0043】
これら3つの処理部51,52,53で処理されたデータは、一旦データ記憶部54に格納される。その後、一次処理装置50に入力した指令、又は、基地3から送信される指令に基づいて、送信部から基地3に設けられられた出力装置60の送信部55へデータが送信される。なお、一次処理装置50と出力装置60との間の通信装置55,61は、有線又は無線のいずれを採用してもよい。
【0044】
なお、本システムでは、一次処理装置50に一次判定部56を設け、探傷現場で一次判定を行うことができるように構成されている。また、一次処理装置50にはモニタ57が接続されており、読み取ったデータに基づいた波形、画像を出力することが可能に構成されている。
【0045】
次に、基地3に設けられた出力装置60について説明する。
【0046】
この出力装置60は、一次処理装置50から送信されたデータを受信する受信部61と、受信したデータを格納しておくデータ記憶部62と、データ記憶部62からデータを取り出して、所定の処理を施すための判定支援部63とを備えている。判定支援部63には、後に説明する画面切換部64とデータ処理部65とを備えている。さらに、出力装置60は、判定支援部63により適宜処理されたデータを出力するためのモニタ66とプリンタ67とを備えている。
【0047】
パイプライン1の一次処理装置50から出力装置60に送信されるデータは、データ入力部4の各センサ20,41,42,14により読み込まれたデータの順に送信されるため、データの配列とデータ読取位置とが相互に一致していない。例えば、図3に示すようにX線画像センサ20が読み取ったデータは、溶接部2の周方向におけるpoint1の位置からデータを読込はじめ、時計回りにパイプライン1周分のデータを読み取るとする。一方、超音波波形センサでは、point1の対角にあるpointmの位置からデータを読取はじめたとする。同様に、外観画像のデータに関しても、他のセンサがデータを読み取った位置と画像を読み取った位置と異なるpointkからデータを読み込み始めたとする。
【0048】
この場合、一次処理装置50から送信されたデータをその送信順にグラフ化して、そのグラフを並べただけでは、グラフの同一地点におけるデータは、異なる測定点のデータを表すことになり、欠陥の存否を判断するには不適切である。本出力装置60では、データ記憶部62から判定支援部63のデータ処理部65へ移されたデータについて、図4に示すように、相互の測定点が一致するように、データを並び換えている。モニタ66あるいはプリンタ67への出力は、並べ換え後のデータに基づいている。
【0049】
図5は、並び換えられたデータに基づいて、溶接部2の状態をモニタ66に表示した態様の一例を示している。この図5に示すように、検査結果は、RT探傷の結果であるX線画像71、UT探傷の結果である超音波の波形データに所定の処理を施したCスコープ表示72、並びに外観観測の結果である外観画像73が、縦に並べられてモニタ66に表示される。これらの画像71,73及びCスコープ表示72は、同一の測定点が、横軸方向の同一地点に位置するように、データの位相が、それぞれ一致されている。この図5の場合では、point1が画像71,73及びCスコープ表示72の左端部に位置している。この図5に示す例では、図3におけるpointmの近傍に、長さを伴わない、略円形の欠陥である第一種欠陥が存在していた場合を表示させた場合である。
【0050】
この図5に示すように、pointmの近傍に内部欠陥がある場合、モニタ66におけるpointmに対応する位置に、X線画像71には、この欠陥が映し出されると共に、Cスコープ表示72には、超音波波形センサが検出した探傷エコー波から変換されて欠陥を示す同心円が表示される。また、外観画像73により、例えば、溶接の裏ビードの状態を全周にわたり観測することができる。
【0051】
以上のように、このシステムでは、RT探傷の結果及びUT探傷の結果に基づいて欠陥を発見することができた場合、溶接表面の形状が内部欠陥であるのか外部の欠陥であるのかを外観検査で確認する。欠陥の認められた位置はRT探傷並びにUT探傷に既に記録されているので容易且つ短時間にしかも正確に行うことができる。
【0052】
なお、測定結果は、図5に示したように溶接部2の全周についてその全体を表示させることだけでなく、所望の測定点の近傍のみを部分的に拡大して表示させることも可能である。また、この出力装置60では、画面切換部64の操作により、モニタ66に表示させる項目を切り換えることが可能である。例えば、図6(a)に示すように、X線画像71、超音波のCスコープ表示72、外観画像73の3項目すべてを同時に表示させるが可能なだけでなく、図6(b)に示すように、これらの中から任意の2項目を選択して表示させることもできる。また、図6(c)に3項目の中から選択した任意の1項目のみを表示させることも可能である。
【0053】
このようにして、当該出力装置60では、データをモニタ66に表示させるだけでなく、所望のデータをプリンタ67により印刷させることもできる。プリンタ67でX線画像71、超音波のCスコープ表示72、外観画像73を印刷することにより、書面で検査結果を保存させておくことができる。更に、判定した結果を所定の書式で自動印刷させることもでき、所望の形態でデータを自由に取り出すことが可能である。
【0054】
また、この出力装置60の判定支援部63は、次の機能を備えている。
【0055】
RT探傷の結果に基づくX線画像71に関して、欠陥の種類を判定する機能を有している。この判定支援部63は、図7に示すように、入力した疵種に応じて欠陥判定用のカーソル81,82をモニタ66に表示させ、入力した疵種と表示部の各カーソル81,82により示された位置と寸法を示す判定経過図83を作成する(図8参照)。欠陥判定用のカーソル81,82は長さを伴わない第1種欠陥の判定領域を示す第1種欠陥判定用カーソル81と、長さを有する第2種欠陥の両端を示してその寸法を指定する第2種欠陥判定用カーソル82を有している。
【0056】
一方、UT探傷に基づくデータに関しては、入射したパルス波が反射して再び検出した探傷エコー波について、溶接部を上から見た画像データの形態に変換している。即ち、探傷エコー波用のセル作成機能を有しており、溶接部2の表面に相当する平面に投影した図面を作成し、二次元的に探傷した溶接部2を表示する。欠陥が無い場合には、裏面からの反射波を探触子41,42は検出するが、もし、欠陥があれば、この欠陥を反射したエコー波を検出する。この欠陥から反射されたエコー波を検出したときは、これをモニタ66に複数の円からなる同心円の群として表示する。
【0057】
なお、本システムではパルス反射法の他にオプションとしてTOFD法によるUT探傷を行うことも可能である。この場合、検出した回折波を、図9に示すように濃淡で示すことにより、欠陥を識別しやすくしている。なお、この図9の横軸は深さを示し、縦軸は測定点の基準点からの距離を示す。この図9において、Saは表面波、Sdは底面波、Sb、Scは回析波をそれぞれ示すものである。
【0058】
判定支援部63は、検出したエコー波から後述のセルを作成するエコー波用セル作成機能と、回折波からセルを作成する回折波用セル作成機能と、欠陥存在エリア設定機能と、を備えている。
【0059】
エコー波用セル作成機能では、図10に示すように検出された全ての不連続部90を、溶接部2の表面2Aに相当する平面に投影した投影図91を作成する。そして、この投影図91をモニタ66に表示する。このとき、図11に示すように検出された不連続部90からの反射パルスの波形もAスコープとして表示する。また、図12に示すように溶接部2の軸方向の断面に相当する平面2Cと、溶接部2の横断面に相当する平面2Bに、検出された全ての不連続部90を投影した図形92,93をBスコープとして表示する。そして、上述の平面に全ての不連続部90を投影した投影図91は、図13に示すようにCスコープとして表示する。更に、回折波用セル作成機能では、図14に示すように検出された全ての不連続部90を、溶接部2の軸方向の断面に相当する平面2Cに投影した図形94と、溶接部2の幅方向の断面に相当する平面2Bに投影した図形95とを作成し、これをモニタにDスコープとして表示する。
【0060】
このようにして、不連続部90を表面に投影した後、図15に示すようにこの表面上で不連続部90が連続する範囲をセル100として作成する。すなわち、溶接部2の不連続部90は3次元方向に複数存在するが、これを2次元方向に表示する。欠陥存在エリア設定機能は、図15のセル100の分布に基づいて、欠陥が存在する可能性が有ると判断される欠陥存在エリア101を設定する。すなわち、この欠陥存在エリア設定機能では、不連続部90からの反射エコーを規定の検出レベルでカットする。次に、取り出された反射エコーに対する超音波の入射方向と反射位置とを分析し、欠陥である可能性が認められる範囲を欠陥存在エリア101としている。
【0061】
なお、この検査システムでは、被検査部における作業の安全等を確認するために、被検査部の全体を撮影することができる監視カメラを設置するとよい。この場合には、データ入力部4の各センサ20,41,42,14により読み取られたデータを送信する送信部55とは別に、監視カメラ専用の通信手段を設けるとよい。
【0062】
以上の構成を備えた検査システムを使用することにより、図1に示すパイプライン1の検査は、以下のようにして行われる。なお、この検査システムによる検査の特徴点をより理解しやすくするため、従来の検査方法を説明した後に本検査システムについて説明する。図16は従来の検査方法による検査のステップを、図17は本検査システムによる検査のステップをそれぞれ示している。
【0063】
先ず、図16を参照して、従来の検査方法について説明する。
【0064】
従来の検査方法では、先ず、被検査部である溶接部2に対してRT探傷が行われる(S101)。この場合のRT探傷では、X線フィルムを溶接部2に沿って配置し、溶接部2に向けてX線を照射して行われる。更に、超音波探傷装置を用いたUT探傷が行われる(S102)そして、現場では、このRT探傷並びにUT探傷に基づいた一次判定がなわれる(S103)。なお、この一次判定の結果のみに基づいて手直しを即行うこと、不要な手直しをするおそれもあるため、この段階では通常手直しは行わない。その後、一次判定の結果が基地3に報告されると共、X線撮影されたフィルム及びUT探傷の結果が基地3へ搬送される(S104)。図1のところで説明したように、パイプライン1の長さは、全長が数kmにも及ぶことがある。このため、現場から基地3までフィルムを転送するには、30分〜40分もの時間を費やす。
【0065】
フィルムが基地3に到達すると、UT探傷の結果とX線撮影されたフィルムを基に溶接欠陥の有無が検討される(S105)。検討の結果、不具合が発見されると、外観による確認が行われる(S106)。この外観検査の結果、不具合であると認定された部位が単なる形状によるものである場合には次のステップへ進む。一方、外観検査の結果からも不具合であると認めた部位が欠陥であると判断されると手直しがなされる(S108)。手直しがなされた後、再びRT探傷、UT探傷が行われ検討がなされる(S101〜107)。
【0066】
これらの総合判定が終了すると、工事の発注先である客先を交えた立会検査が行われる(S109)。この立会検査においても、S101〜S107までのステップを行う。この立会検査により、客先から承認を得ると、検査が終了する。
【0067】
このように、従来の検査方法では、フィルムを探傷現場から基地3まで搬送するため、検査の終了までに莫大な時間を費やしていた。
【0068】
次に、図17を参照して、本検査システムによりパイプライン1の溶接部2を検査する工程を説明する。この検査システムによる検査では、図17に示すように、RT探傷及びUT探傷の双方による検査が溶接部2について行われる。また外観の画像を取り込み外観検査も行われる(S1)。被検査部である溶接部2における探傷現場では、この検査結果に基づく第一次判定が行われる(S2)。この場合にも、不要な手直しを避けるため、この一次判定の結果のみに基づく手直しは行われない。その後、測定したRT探傷によるX線画像データ、UT探傷による超音波波形データ、カメラの撮影による画像データが一次処理装置50から基地3の出力装置60へ送信される。また、現場での一次判定の結果も基地3へ報告される。この検査システムでは、現場での検査結果をデジタルデータとして一次処理装置50に保存し、これを通信手段で基地3に送信するため、従来のように、X線撮影されたフィルムを搬送する必要がない。このため、大幅な時間短縮を図ることができる。
【0069】
データが基地3に送信されると、上述の様々な処置をデータに施して、溶接部2に対する総合的な判定がなされる(S4〜S6)。この総合判定では、先ず、RT探傷による判定、UT探傷による判定により検討がなされる(S4)。この段階で不具合が発見されなければ、次のステップへ進む。一方不具合が発見されると外観観測も同時に行う(S5)。その結果、不具合であると認定された部分が単なる形状の影響によるものであれば(S6)、次のステップに進む。しかしながら、この外観検査により、欠陥であると判断されると(S6)、手直しがなれる(S7)。
【0070】
総合判定により、溶接状態が良好であると判断されると、その後に工事の発注者を交えた立会検査が行われる(S8)。この立会検査についても、現場で行われた検査の結果が通信装置により現場から基地3に送信される。基地3では、上記の場合と同様に総合的な判定(S4〜S6)がなされる。
【0071】
この立会検査でも、溶接部2に欠陥があると判定されると、探傷現場へ手直しの指示がなされ、探傷現場では、この指示にしたがって手直しがなされる(S7)。そして、RT探傷、UT探傷並びに、外観観測が行われ、これらの検査により読み込まれたデータは、再び基地3に送信され、このデータに基づき欠陥が除去されたか否かの判定が行われる(S7)。この立会検査の結果、欠陥がないと判定されると、検査工程は終了する。
【0072】
以上の説明では、RT探傷に用いる、X線画像を読み取るためのX線画像センサ20、及び、UT探傷を行うUT探傷装置をパイプライン1の外周側に配置した実施の形態について説明したが、これには限定されず、パイプライン1の全周について探傷を行うことができれば、内側に配置しても構わない。なお、X線画像センサ20をパイプライン1の内側に配置する場合には、X線照射装置をパイプライン1の外周側に配置する。
【0073】
以上、一つの敷設現場のみに本検査システムを利用してパイプラインの欠陥検査を行う場合について説明したが、本検査システムでは、以下に説明するように、複数の敷設現場を対象として、欠陥検査を行うことが可能である。
【0074】
図18は、本社ビル111で3ヶ所の敷設現場110のパイプライン1の欠陥の判定を行う態様を示している。本社ビル111にはサーバ113が設けられ、各敷設現場の基地にはクライアントコンピュータ112がそれぞれ設けられている。サーバ113とクライアントコンピュータ112とはインターネットにより接続され、両者の間は、このインターネットを介して種々のデータの通信が行われる。
【0075】
各敷設現場110におけるパイプライン1には、RT探傷を行うRT探傷装置、超音波探傷を行うためのUT探傷装置、並びに、被検査部の外観を観測するためのカメラとがそれぞれ設けられている。これらの装置は、上記の実施形態と同様であるため、その説明は、ここでは省略する。これらの各装置を作動させるアクチュエータ類は基地のクライアントコンピュータ112と通信装置により接続されており、クライアントコンピュータ112からの指令に基づいてその動作が制御される。
【0076】
一方、本社ビル111には、出力装置60が設けられており、この出力装置60が、サーバ113に接続されている。したがって、本社ビル111の出力装置60と各敷設現場110の探傷装置類は、サーバ113、インターネット回線、クライアントコンピュータ112を介して接続されている。
【0077】
かかる、構成による検査システムによれば、次のようにして各敷設現場の溶接欠陥が判定される。
【0078】
各敷設現場110で行われた検査の結果は、基地3に設置されたクライアントコンピュータ112の要求により被検査部から通信装置を介してクライアントコンピュータ112に送信される。クライアントコンピュータ112には、被検査部毎に、パイプライン1の全周に関するRT探傷データ、UT探傷データ、外観データからなるファイルが作成されて、保存される。
【0079】
そして、本社ビル111で、検査結果の判定を行おうとする敷設現場110を特定し、サーバ113とその特定された敷設現場110のクライアントコンピュータ112とを接続させる。その後、クライアントコンピュータ112に保存されている検査結果のファイルをサーバ113に転送させる。転送されたファイルは、本社ビル111のサーバ113に保存される。
【0080】
その後、サーバ113に保存されたファイルから、被検査部毎のデータを出力装置60に落とし込む。落とし込まれたデータについて所定の処理を施し、出力装置60に設けられたモニタ66に所望の処理結果を表示させて判定を行う。この作業をすべての被検査部に関して繰り返し行うことで、パイプライン1の溶接部すべてについての判定を行うことができる。判定の結果、被検査部に欠陥があれば、その旨を敷設現場に連絡し、手直しをさせる。手直し終了後に、その検査結果に関するファイルをクライアントコンピュータ112に作成する。このファイルを再び本社ビルに設置されたサーバ113に転送し、転送されたデータに基づいて出力装置による判定を行う。
【0081】
なお、ファイルの送信は、サーバ113からの要求に応じてクライアントコンピュータ112から送信する場合に限らず、クライアントコンピュータ112からの要求によってサーバ113に発信にするようにしてもよい。
【0082】
また、サーバ113には、クライアントコンピュータ112から送信されたファイルを、敷設現場110毎に区分けして保存する。このように、敷設現場110毎にファイルを保存することで、後日、検査結果を検討する際に、サーバ113からファイルを出力装置60に移動させて検討を行うことができる。サーバ113から出力装置60にデータを落とし込む際には、どの敷設現場110に関するデータであるのか、また、その敷設現場110のどの溶接部2に関するデータであるのかを任意に選択して落とし込めばよい。このデータの選択を行う機能を出力装置に設けておけば、検査結果を検討する際には、出力装置60のみを操作するだけでよく、便利である。但し、サーバ113から選択するようにしてもよい。
【0083】
このように、各敷設現場110の基地3にクライアントコンピュータ112を設置し、これらを本社ビル111のサーバ113にインターネット回線を介して接続することで、本社ビル111に居ながらにして、総合判定や立会検査を行うことができる。
【0084】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、RT探傷に基づくX線画像データを通信手段で被検査部から基地に転送するので、基地への転送時間を大幅に削減する。また、RT探傷の結果、UT探傷の結果、並びに外観検査の結果を同時に検討することができ、正確な判定をくだすことができる。更に、同時に検査結果を検討することがでるようになったことに伴い、基地と探傷現場との間で情報交換を行う回数を減らすことができる。
【0085】
また、探傷現場と検査の結果を検討する位置とを通信手段を介して接続したため、検査結果の良否を最終的に判断する総合判定や、工事の発注先を交えた立会検査を行う際に、探傷現場に出向かなくとも、判定支援手段を備えた出力手段のある基地や本社ビルの内部でこれらを行うことが可能となる。
【0086】
更に、本発明によれば、検査結果をデジタルデータに変換するため、データを極めて容易に保管かつ管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非破壊検査システムによりパイプラインを検査する際の一態様をしめす図。
【図2】本非破壊検査システムのブロック図。
【図3】RT探傷、UT探傷、外観検査の開始位置の一例を示す図。
【図4】読み取られたデータの並び換え状態をしめす説明図。
【図5】モニタの表示内容をしめす説明図。
【図6】モニタの切り換え態様を示す図。
【図7】判定支援部が備えた一機能を作動させた際のモニタの表示内容を示す図。
【図8】図7にしめす機能を作用させた結果を表示させたモニタに関する説明図。
【図9】判定支援部の別機能を作用させた際のモニタの表示を示す図。
【図10】図9に示す機能の原理を示す図。
【図11】Aスコープの表示内容を示す図。
【図12】Bスコープの表示内容を示す図。
【図13】Cスコープの表示内容を示す図。
【図14】Dスコープの表示内容を示す図。
【図15】欠陥存在エリア設定機能を作用させた際のモニタの表示内容を示す図。
【図16】従来の検査方法のフローチャート。
【図17】本発明の検査システムにて検査するフローチャート。
【図18】本社ビルと複数の敷設現場とをインターネットで接続し、本検査システムを使用して得られたデータを本社ビルに送信して判定を行う態様を示す図。
【符号の説明】
1 パイプライン
2 溶接部
3 基地
4 データ入力部
5 RT探傷装置
6 X線照射装置
14 外観画像読取カメラ
20 X線画像センサ
30 ガイドレール
40 UT探傷装置
41 探触子(超音波波形センサ)
42 探触子(超音波波形センサ)
50 一次処理装置
51 線画像データ処理部
52 波形データ処理部
53 画像データ処理部
54 データ記憶部
55 送信部
60 出力装置
61 受信部
62 データ記憶部
63 判定支援部
64 画面切換部
65 データ処理部
66 モニタ
67 プリンタ
71 X線画像
72 波形グラフ
73 外観画像
110 敷設現場
111 本社ビル
112 クライアントコンピュータ
113 サーバ

Claims (7)

  1. 管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、
    X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて、被検査部を伝播した超音波波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、
    前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、
    この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、
    前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、
    前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、
    前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、
    前記判定支援手段は、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、
    前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルが一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、
    記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えたことを特徴とする非破壊検査システム。
  2. 管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、
    X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて、被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、
    前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、
    この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、
    前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、
    前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、
    前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、
    前記判定支援手段は、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが 合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、
    前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えたことを特徴とする非破壊検査システム。
  3. 管体の欠陥の有無を非破壊検査手段を用いて検査する非破壊検査システムであって、
    X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射されて、被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を備えたデータ入力手段と、
    前記データ入力手段により入力された前記被検査部のX線画像データ及び波形データに基づいて、前記被検査部に欠陥があるか否かの判断を支援する判定支援手段と、
    この判定支援手段により処理されたX線画像データ及び波形データの処理結果を出力する出力手段と、
    前記データ入力手段が入力したデータを送信する送信手段と、この送信手段から送信されたデータを受信する受信手段とを有するデータ通信手段と、を備え、
    前記データ入力手段は前記管体の軸方向に沿って走行する走行手段に設けられ、この走行手段には、前記管体の周方向に延びるガイドが設けられ、前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段が前記ガイドに沿って移動可能に支持され、
    前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び前記波形データを前記管体の全周について読み込み、
    前記判定支援手段は、前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルが一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、
    前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを前記出力手段に出力させる位相処理手段とを備えたことを特徴とする非破壊検査システム。
  4. 前記データ入力手段は、前記被検査部の周方向に移動して、前記データ読取点と同位置の複数の撮影点にて外観画像データを取り込む外観撮影手段を備え、
    前記位相処理手段は、前記外観画像データについて、その撮影点が前記データ読取点と一致するように、前記外観画像データの位相を前記管体の周方向に関して前記X線画像データ並びに前記波形データの位相と一致させて前記外観画像データに対応する画像を前記出力手段に出力することを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか1項に記載の非破壊検査システム。
  5. 前記判定支援手段には、前記出力手段に前記データ入力手段が入力した各データの中から選択された1以上のデータに対応した結果を表示させる表示対象選択手段と、前記出力手段の表示内容を他の結果に切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の非破壊検査システム。
  6. 前記管体における前記データ入力手段がデータを入力している付近一帯の画像を取り込むカメラと、このカメラにより取り込まれた画像データに基づいて、前記データ入力手段がデータを入力している付近一帯の画像を表示するモニタとを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の非破壊検査システム。
  7. 非破壊検査手段により管体に欠陥があるか否かを探傷するために、少なくとも、X線の照射された被検査部のX線画像データを入力するX線画像入力手段、並びに入射された超音波が被検査部を伝播した超音波の波形データを入力する波形データ入力手段を有する探傷手段を探傷現場に配置し、
    前記X線画像入力手段及び前記波形データ入力手段は、前記被検査部において前記管体 の周方向に移動されて、前記被検査部の周方向の複数のデータ読取点にてX線画像データ及び波形データを前記管体の全周について読み込み、
    前記管体に欠陥があるか否の判定を支援する判定支援手段をセンターに配置し、
    前記探傷手段と前記判定支援手段とを通信手段を介して接続し、
    前記探傷現場から送信される探傷結果に関するデータに基づく、少なくとも、探傷現場、被検査部、RT探傷に基づくX線画像データ、UT探傷に基づく波形データを保存するデータ保存手段と、このデータ保存手段の中から、前記探傷現場並びに前記被検査部を特定し、これらに対応する少なくとも、X線画像データ、波形データを前記判定支援手段に取り込むデータ選択手段と、を前記センターに設け、
    前記判定支援手段が、前記X線画像データに基づく画像に表示される、長さを伴わない欠陥の判定領域を示す第1の欠陥判定用カーソル、及び長さを有する欠陥の寸法を指定する第2の欠陥判定用カーソルとに基づいて、これら第1及び第2の欠陥判定用カーソルが合わされた欠陥の長さ及び寸法を前記出力手段に表示するX線画像データ処理手段と、
    前記波形データに基づいて、検知された前記被検査部内の不連続部を、前記被検査部の表面に相当する平面に投影させたセルを作成せしめ、作成されたセルにつき、一定の検出レベルであるかを判定し、一定の検出レベル以上のセルのみを選定して前記出力手段に表示する波形データ処理手段と、
    さらに、前記被検査部のデータ読取点が相互に一致するように、前記X線画像データの位相と前記波形データの位相とを前記管体の周方向に関して相互に一致させて、前記X線画像データに対応する画像と前記波形データに対応する画像とを出力させる位相処理手段とを備えたことを特徴とする非破壊検査システム
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