JP3853409B2 - デジタルマイクロミラーデバイス用の支柱構造およびその製造方法 - Google Patents

デジタルマイクロミラーデバイス用の支柱構造およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロメカニカルデバイスに関するものであって、更に詳細にはそのようなデバイスと一体になった支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光を偏向させる空間光変調器(SLM)の1つのタイプはデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)である。DMDは各種の異なる形で利用され、それらのうちには屈曲性の梁、片持ち梁、並びに従来の、およびヒンジが隠れた型の両捩り梁構造が含まれる。各タイプのDMDは、一般に番地信号と呼ばれる電気信号によって発生する静電界に応答して静止位置から動き出す、すなわち回転あるいは偏向を起こす小型ミラーのアレイを含んでいる。ミラーの静止位置は典型的にはデバイスの表面に対して平行である。光はミラーの表面から反射され、ミラーが動くにつれて反射光の方向も変化する。ミラーの静止位置は、しばしばヒンジと呼ばれミラーを支え、またミラーの移動の間にエネルギーを蓄える梁またはバネによって決まる。この蓄えられたエネルギーは、アドレス電圧が取り除かれるか低下した時には、ミラーを静止位置へ戻そうとする。
【0003】
変形可能なマイクロミラーデバイスもまたDMDと呼ばれる。デジタルマイクロミラーデバイスと変形可能なマイクロミラーデバイスとの違いは、1991年10月29日付けで発行された”空間光変調器およびその方法(SpatialLight Modulator and Method)”と題する米国特許第5,061,049号に記載されているように、デジタルマイクロミラーデバイスが双安定的に動作するということである。マイクロミラーデバイスのデジタル的な動作は、バイアス電圧を供給して、アドレス電圧の大きさに関わらず、ミラーが”オン”または”オフ”の方向へ最大回転することを保証することを含む。変形可能なマイクロミラーデバイスのミラー偏向はデバイスに与えられる電圧のアナログ的な関数である。デジタルマイクロミラーデバイスの構造と変形可能なマイクロミラーデバイスの構造とは非常に似ており、場合によっては同一である。ここに開示する本発明は、デジタルマイクロミラーデバイスおよび変形可能なマイクロミラーデバイスのいずれのデバイスとも一緒に使用することができるものである。
【0004】
DMDは暗視野投影配置で用いられるのが一般的であり、例えば、所望の画像分解能を実現するために大型の画素アレイが必要とされるようなHDTV応用において使用される。DMDの高分解能という性能に加えて、映像表示応用において非常に有用な別の1つの特徴はミラーを制御できるスピード、あるいはデバイスの応答時間である。応答時間が短いため、今のDMDは毎秒当たりに18万回に達するオン/オフの切り替えを行うことができる。各偏向サイクルはDMDの梁またはバネにエネルギーを蓄え、またデバイス構造に対して機械的なストレスを与える。
【0005】
DMDはマイクロメカニカルデバイスとして知られる大きなデバイス群の一部である。マイクロメカニカルデバイスには、加速度計、流量センサー、電気モーター、および流量制御デバイスが含まれる。それらのデバイスはマイクロマシンニング(微細加工)として知られるプロセスによって作製されることが多い。マイクロマシンニングには、デバイスを作り込むべき基板から、あるいはデバイス製造中に堆積された1または複数の材料層から、不必要な材料を除去することが含まれる。この材料の除去は、多くの場合、完成したデバイスの何らかの部品が動けるようにするために行われる。例えば、モーターからそのロータが固定軸の回りに回転できるように材料を除去する必要がある。DMDの場合であれば、ミラーが偏向あるいは回転できるように、DMDミラーの下側の材料を除去しなければならない。
【0006】
製造工程中に、ダミー層(sacrificial layer)と呼ばれる1つの層全体が用いられる場合がある。例えば、DMDは、ミラーを偏向させるために必要な回路を覆ってダミー層を堆積させることによって作製されることが多い。次に、このスペーサー層の上へ1ないし複数の金属層を堆積させパターニングすることによって、ミラーおよびそれらのヒンジが構築される。これらの金属層の多くはアルミニウムまたはアルミニウム合金であって、ヒンジによって少なくとも1個のヒンジキャップへつながれるミラーを定義するようにパターニングされる。初期の形状のDMDでは、ミラーおよびヒンジの下側からダミー層が除去され、残ったダミー層の一部でヒンジキャップを支えるようになっていた。ミラーはダミー材料を除去することによって形成されるウエルの上方にヒンジで以て吊り下げられていた。
【0007】
最近のDMD設計は、ヒンジ材料の堆積に先だって各ヒンジキャップの場所のダミー層中に形成された孔あるいはビアを含むものになっている。ヒンジ材料をダミー層の上へ堆積させる時、それはビアの壁にも堆積され、”スペーサービア(spacervia)”として知られた上部の欠けた中空の柱構造ができる。ミラー、ヒンジ、およびヒンジキャップをパターニングした後、デバイス構造からダミー層をすべて除去して、ヒンジキャップを支えるスペーサービアのみを残す。その他の型のDMD,例えば、1992年1月28日付けで発行された”多重レベル変形可能ミラーデバイス(Multi−Level Deformable Mirror Device)”と題する米国特許第5,083,857号に述べられたようないわゆる”ヒンジの隠れた”捩り梁デバイスでは、2ないしそれ以上のダミー層が使用されている。ヒンジが隠れたタイプの捩り梁DMDは、デバイス基板の上方へヒンジを支えるために1組のスペーサービアを用い、更にヒンジの上方へミラーを支えるための第2の組のスペーサービアを用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ミラーを偏向させるために用いられる静電力は、支えているヒンジおよびスペーサービアの構造中へ機械的なストレスを発生させる。それらのストレスは支持構造に故障を生じさせ、デバイスを駄目にしてしまうことがある。このことに関して、DMDおよびその他のマイクロメカニカルデバイス用の進歩した支持構造が必要とされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は支持ピラーと呼ぶ進歩した支柱構造のための構造およびその製造方法を提供する。支持ピラーはマイクロメカニカルデバイス、特にデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)において使用されよう。支持ピラーは基板上へピラー材料の層を堆積させ、そのピラー材料をパターニングして支持ピラーの形を定義し、残っているピラー材料を覆って金属層を堆積させ、それによってピラー材料を金属のシース(sheath)で取り囲むことによって作製される。支持ピラーの周りにスペーサー材料を堆積させて、付加的な構造を作製するための平坦な表面を支持ピラーの上部レベルに揃えて形成してもよい。
【0010】
支持ピラーは、従来の捩り梁DMDやヒンジが隠れたタイプDMDを含む任意のタイプのデジタルマイクロミラーデバイスのミラーおよびヒンジを支えるために使用することができる。ヒンジが隠れたタイプのDMDは、ヒンジ、アドレス電極、あるいはミラー、あるいはそれらの組み合わせのいずれかを支えるために支持ピラーを使用するように作製することができる。
【0011】
ここの開示する支持ピラーおよびそれを製造する方法は、既存の設計と比べて改善された支持構造の強度を含むいくつかの特長を有している。
【0012】
本発明それ自体、およびそれの特長をより完全に理解するために、以下に図面を参照した詳細な説明を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】
DMDおよびその他のタイプのマイクロメカニカルデバイスに使用できる、十分な強度を持ち信頼できる支持構造を得るために、新しい製造プロセスが必要である。既存の支持構造とここに示す進歩した構造との間で混乱を避けるために、従来技術の支持構造を”スペーサービア”と呼び、ここに提案する進歩した構造を”支持ピラー”と呼ぶことにする。この明細書で示す特定の実施例はDMD構造に関するものだけであるが、本方法および本構造は数多くのその他のマイクロメカニカルデバイスに対しても適用できる。
【0014】
図1は、従来技術のヒンジが隠れたタイプの捩り梁DMDアレイ100の一部分の鳥瞰図を示す。ヒンジが隠れたタイプのデバイスは、ミラー102を基板104から離して保持するために2つのレベルのスペーサービアを必要とする。第1のスペーサービアレベルは、ヒンジ支持スペーサービア106とアドレス電極支持スペーサービア108とを含むものである。ヒンジ支持スペーサービア106は捩りヒンジ110の一端をデバイス基板104から離して支えている。捩りヒンジ110は厚い金属のヒンジキャップ111を介してヒンジ支持スペーサービア106の上部へ取り付けられている。金属のヒンジキャップ111はヒンジ金属とスペーサービア金属との間で適切な金属対金属の接触を保証することによって、薄い金属捩りヒンジ110とヒンジ支持スペーサービア106との間の接続を強化する。各ヒンジキャップ111の上に着地場所112があって、それはミラー102が着地場所112へ向かって回転してくる時に、2つの隣接するミラー102のいずれかの回転を停止させる。アドレス支持スペーサービア108がアドレス電極114を基板104から離して保持するために使用されている。アドレス支持スペーサービア108とヒンジ支持スペーサービア106とは同じ高さであるのが一般的である。
【0015】
第2のスペーサービアレベルは、ミラー102を捩りヒンジ110の上方へ保持するミラー支持スペーサービア116を含むものである。ミラー支持スペーサービア116はヒンジヨーク118と呼ばれる捩りヒンジ110の厚くなった部分の上に形成される。ヒンジキャップ111と同様に、ヒンジヨーク118も捩りヒンジ110とミラー支持スペーサービア116との間の適切な金属対金属の接触を保証することによって薄い金属捩りヒンジ110とミラー支持スペーサービア116との間の接続を強化している。ミラー支持スペーサービア116の高さは変えることができ、それによってミラー102の最大回転角度を制御することができる。
【0016】
図2はヒンジが隠れたタイプの捩り梁DMDの1要素の展開図である。図1に関して説明した構造に加えて、図2は基板104の表面上へ堆積された金属のバイアス/リセットバス200と金属パッド202とを示している。金属のバイアス/リセットバス200はヒンジ支持スペーサービア106を支え、金属パッド202はアドレス電極支持スペーサービア108を支えている。金属パッド202は保護用の酸化物層203中のビア204を通して、基板104の表面に作り込まれたアドレス回路へつながれており、アドレス電極支持スペーサービア108をアドレス回路へ電気的に接続する働きをしている。バイアス/リセットバス200および金属パッド202は第3のデバイス金属層あるいはM3の一部として作製されるのが一般的である。最初の2つの金属層、M1およびM2は基板上のアドレス回路の相互接続のために用いられる。
【0017】
図1に戻って、各ミラー102とそれのアドレス電極114とは空気コンデンサーの2つの電極板を構成している。アドレス電極114とそれに付随するミラー102との間にもし十分なバイアス電圧が印加されれば、その結果生ずる静電力がミラー102をアドレス電極114へ向かって偏向させ、それによって捩りヒンジ110を捩る。もし加えられた電圧が十分大きければ、ミラー102はミラー先端103がヒンジキャップ111上に付随の着地場所112に接触するまで偏向し、ミラーの回転は停止する。もしヒンジキャップ111がミラー先端103に接触せずミラー102の回転を停止させなければ、ミラー102はアドレス電極114に接触してバイアス電圧を短絡させることになってしまう。各要素中のヒンジ軸の各側には1つのアドレス電極114があるので、ミラー102はどちらの方向へも回転でき、ミラー102が2つの完全に偏向した状態のうち、いずれかの状態を取ることができるようになっている。
【0018】
ミラー102およびアドレス電極114からバイアス電圧が取り除かれると、捩りヒンジ110の変形によって蓄えられていたエネルギーはミラー102を未偏向あるいは中立の状態へ戻そうとする。しかし、ミラー102と着地場所112との間での短距離の引力が、しばしば、ミラー102を着地場所112へ固着させてしまう。このようなことが発生した時には、固着したミラー102を自由にするために共鳴リセット(resonant reset)と呼ばれる方法が用いられる。共鳴リセット法は1個の電圧パルスあるいは一連のパルスを用いて、ミラー102中に機械的なエネルギーを蓄えるものである。典型的な共鳴リセットでは、一連の5個の−24ボルトのパルス列を約5MHz程度のミラー102の共鳴周波数においてミラー102へ供給する。各パルスはミラー102とアドレス電極114との間に非常に強い引力を作り出す。ミラー先端103は着地場所112によって所定の場所に保持されているので、ミラー102の中央部は基板104の方向へ曲がり、ミラー102の上面は凹状になる。パルスが取り除かれると、吸引は停止し、ミラー102は上方へバネ作用で戻り、凸状になる。更に続くパルスによってミラーの変形は増大し、蓄積エネルギーも付加される。最後のリセットパルスが取り除かれる時点までに、ミラー102に蓄えられているエネルギーはミラー102をバネ作用で着地場所112から解放するのに十分となり、捩りヒンジ110に蓄えられたエネルギーでミラー102を中立の位置へ戻すことができる。
【0019】
ミラー102と捩りヒンジ110とを変形させる静電力は、デバイス一部を支えるスペーサービア106、108、116をも捩り、曲げる。これに含まれるストレスは従来技術のDMDのスペーサービアを破壊し、デバイスを破壊する場合がある。これらの故障は通常、2つの故障モードを通じて発生する。第1の故障モードは、スペーサービアの上部によって支えられたミラー102、ヒンジキャップ111、あるいはアドレス電極114が取り付けられている地点あるいはその付近でスペーサービア106、108、116が破損した時に発生する。第2の主要な故障モードは、スペーサービア106、108、116の下側のバイアス/リセットバス200またはヒンジヨーク118への接触点あるいはその付近でスペーサービア106、116、あるいは108が破損した時に発生する。スペーサービア106、108、116の故障は、現在の製造プロセスを通して得られるステップカバレッジ、あるいはスペーサービアの壁面での金属カバレッジの不良が原因であるとされている。金属はスペーサービアの上部付近、あるいは底部において薄過ぎることが多い。
【0020】
従来技術のアドレス電極支持スペーサービア108、ヒンジ支持スペーサービア106、およびミラー支持スペーサービア116は、ダミー材料中の孔またはビアをスパッタされた金属で内張りすることによって形成するのが一般的である。ダミー材料を除去すると、残る内張り(liner)がスペーサービアを形成することになる。図3Aはダミー材料304で部分的に覆われた基板302へ向かってスパッタされてつつある金属粒子300を示している。スパッタプロセスの間、金属300は表面へあらゆる方向から接近する。従って、金属は、領域306で示したように180度の角度範囲から平坦な表面320へ到達する。
【0021】
壁構造310の基部にある地点308は壁構造310の陰になっているため、領域312で示したように、地点308へ90度の角度範囲から飛来する金属だけしか受け取ることができない。地点308は平坦な表面が金属を受け取る角度範囲の半分の角度範囲だけから金属を受け取ることしかできないため、陰になるものがない平坦な領域と比較して約半分の量の金属が地点308に堆積することになる。陰の問題はビア314においてはもっと重大である。ビア314の底の隅へ金属が到達するためには、金属は領域316で示したようにほとんど垂直に飛来しなければならない。底の部分と比べて壁の上部にはより多くの金属が到達できるので、オーバーハングが成長する。このオーバーハングが更に金属の壁低部への到達を制限し、壁の下側の部分での金属カバレッジは劣悪なものになる。
【0022】
図3Bは図3Aの基板302およびスペーサー304の上へスパッタされた金属層318を示している。金属層318は壁構造310の側面においては平坦な水平面320におけるよりも薄くなっている。金属層318はビア314の底部で特に薄くなっている。ビア314の上部直下にも薄い領域が広がっている。この薄い領域は、金属層318がスパッタされるにつれてビア314の上部に成長するオーバーハング322によってもたらされる。図3Cはダミー材料304を除去した後の基板302および金属層318を示している。これによって、ダミー材料304中のビア314中に形成されたスペーサービア324が残される。スペーサービア324の上部および底部付近の金属層318の薄く弱い領域は、スペーサービア324にストレスが与えられた時に故障を起こしがちである。
【0023】
アスペクト比(すなわち、ビアの高さ対ビアの幅の比)が高くなればそれだけビア底部付近のステップカバレッジは劣化するであろう。スペーサービア324を作製する時、ビア314の壁低部へ適量の金属が到達することを保証するためには厚い金属層を堆積させなければならない。残念ながら、金属の厚さは自由に増やすことができない。金属を堆積させると、壁の下側の部分での金属の厚さよりも速くオーバーハング322が成長し、結果的にビアを封止してしまい、それ以上金属がビア314中へ入ってくるのを阻止してしまう。そのほかにも、典型的なDMD製造工程においてビア314中へ堆積される金属の量を制限する制約が存在する。例えば、従来技術の典型的なヒンジが隠れたタイプのDMDを製造する工程中で、同じ金属堆積工程によってミラー支持スペーサービア116とミラー102とが形成される。金属をあまり厚く堆積させると、ミラー102が厚くなり過ぎて、ミラーの鏡面性が低下し、また、より高い共鳴リセット周波数が必要になる。リセット周波数が増大するにつれて、周波数に依存するダンピング効果のためにリセット効率は急激に劣化する。更に、ミラーの厚さを増大させることはミラーの慣性モーメントを増大させることから、ミラー102の応答時間を長くしてしまう。
【0024】
スペーサービア324に対してそれらの強度を改善する少なくとも3つの改善点がある。第1に、スペーサービア324の寸法を大きくして、スペーサービア324の側面の金属カバレッジを改善すること。しかし、ミラー支持スペーサービア116がDMDミラー102の能動領域を狭める開いた上部を有することになるため、ミラー支持スペーサービア116を大きくすることはミラー能動領域の許容できない損失につながる。アドレス支持スペーサービア118を大きくすることもまた、アドレス電極114の使用できる寸法を少なくし、従ってアドレス電極114とミラー102との間に生成される静電力を低下させる。第2の方法は、凹角スペーサービア輪郭を回避するためにスペーサービア324の断面形状を変化させることを含む。凹角輪郭(reentrant contour)は、スペーサービア324を形成するために用いられるビア314が、ビア314の形成されるダミー層に入った後で広がる時に発生する。凹角輪郭を持つスペーサービアは上で述べたオーバーハングと似たものである。オーバーハングは、凹角輪郭スペーサービアがスペーサービア324の上部付近で劣悪な金属カバレッジを有する原因となり、また、ヒンジキャップ111またはミラー102がスペーサービア324から破損していく原因ともなる。更に別の解は、金属を堆積させた後にスペーサービア324の内側へ酸化物の内張りを成長させることである。酸化物内張りはスペーサービア324の内側のスペーサービア324の基部に成長し、金属の厚さが不十分な場所での機械的強度を高める。これらの改善は、スペーサービア324の強度を高めはするが、それでもまだDMDのためのスペーサービア324としては十分な強度は得られず、信頼できない。
【0025】
スペーサービア324設計の機械的な弱点に対処するために新しい構造およびプロセスが発明された。それは従来設計のフォトレジストビアをフォトレジストピラーで置き換えるものである。ピラーは比較的間隔を離してあるため、スパッタ工程の間にピラーの基部はビアの底部ほどには陰にならない。ピラーのステップカバレッジは同じアスペクト比を有する孔やトレンチのステップカバレッジよりも優れている。従って、ここに開示される構造を備えた支持ピラーは従来技術のスペーサービア324よりもずっと優れた強度を有する。
【0026】
【実施例】
図4ないし図20は、本発明の1つの実施例に従うDMD要素の、それを製造する工程の各段階における断面図を示す。断面は図2の206で示したヒンジ軸に沿って取ったものである。図4は典型的にはシリコンである基板ウエハ400を示しており、この上にはアドレス回路および最初の2つの金属化層が既に作製されている。第2の金属層は保護用の酸化物層403によって覆われている。図2に示されたように金属パッド202が基板400上に作製されたアドレス回路へ接触できるように、ビア204が酸化物層403中へ開けられる。図4には示されていないが、保護用の酸化物層403を覆って薄い金属層が堆積されるのが一般的である。この薄い金属層は典型的にはタングステンまたはアルミニウムであるが、基板400上のアドレス回路との電気的コンタクトを実現し、更には、後のエッチング工程でのエッチストップとして働くようになっている。
【0027】
典型的には約1.0μmの厚さのポジ型の有機フォトレジスト層であるピラー材料402の第1の層が基板400へ取り付けられる。このピラー材料402の層はパターニングされ現像されて、図5に示すようなピラー材料404の部分が残される。これがヒンジ支持ピラーと一体化された部分を構成することになる。ピラー材料402の層の一部はアドレス電極支持ピラーを形成する。しかし、アドレス電極支持ピラーは図4ないし図20の断面図には示されていない。ピラー材料404の一部が形成された後に、それらに対して約220℃の温度にまで遠紫外線硬化が施され、残りのプロセス工程での溶融やバブル発生を避けるようにされる。
【0028】
ピラー材料402の層としてフォトレジストの代わりにその他の材料を使用してもよい。代替え材料としては多結晶シリコン、酸化物、窒化物、あるいはオキシナイトライドのような誘電体が一般的である。誘電体を用いる場合には、ビア204中および保護用の酸化物層403を覆って薄い金属層が堆積され、それをエッチストップとして用いてビア204からピラー材料を完全に除去するのを容易にする。ピラー材料層402としてその他の材料を使用することもできるが、代替え材料が追加のパターニングおよびエッチング工程を必要とする点でフォトレジストが望ましい。例えば、基板ウエハ400上へ1μmの厚さの二酸化シリコン層を成長させて、フォトレジスト層で以て覆う。フォトレジスト層をパターニングし現像して、支持ピラーを形成すべき二酸化シリコン層の部分のみを保護するように加工する。次に二酸化シリコン層をエッチして、ピラー材料404の所望の部分だけを残すことを行う。
【0029】
ピラー材料402の層をパターニングした後、基板400およびピラー材料404の残りの部分を、図6に示すように金属層406で覆う。典型的にはアルミニウムまたはアルミニウム合金である金属層は第3の金属層M3を構成するが、保護用の酸化物層403および残っているピラー材料404の上へ4000オングストロームの厚さにスパッタされるのが一般的である。M3金属層はパターニングされて、図2に示されたバイアス/リセットバス200および金属パッド202が形成される。図4ないし図20の断面はヒンジ軸に沿って取られているので、バイアス/リセットバスは連続した層として見え、M3層のパターニングの結果は示されていない。完成したヒンジ支持ピラー408はピラー材料404の残りの部分とバイアス/リセットバスを形成するM3金属層406のシースとで構成される。
【0030】
図21は、M3金属層406の堆積後に部分的に完成したDMD500の、図6から取り出した一部分の断面図であり、金属化されたヒンジ支持ピラー408のステップカバレッジを示している。このピラー材料404の部分は、上部よりも側面が薄い金属のシースの中に収容されている。既に図3に関して説明したように、上部に比べて側面の金属が薄いのは、ピラー材料404が部分的に陰になっているためである。側面はピラー材料404の上部よりも少ない金属を受け取るのであるが、ピラー材料404のその他の残りの部分は十分離れているため、側面は図3Aの領域31で示したような従来技術のスペーサービアよりも広い角度範囲から金属を受け取ることが可能となっている。従って、側面は従来技術のスペーサービアよりも多い金属を受け取り、より均一なカバレッジを実現することができる。進歩した金属カバレッジは、金属化された支持ピラー408の合成特性と相俟って、ずっと強度の高い支持ピラーを実現しており、ヒンジキャップあるいは基板のいずれからも破損が始まる傾向は見られない。
【0031】
図7を参照すると、ヒンジスペーサー層410と呼ぶ第1のスペーサー層がヒンジ支持ピラー408を覆って基板上へスピン塗布されている。このヒンジスペーサー層410は典型的には1.0μmの厚さのポジ型フォトレジストである。図7に示されたように、ヒンジスペーサー層410は各ピラー408の上にバンプ412を有しているであろう。バンプ412はフォトレジストをスピン塗布することで生じたものであって好ましいものではない。ヒンジスペーサー層410を形成するためのフォトレジストを減らせばバンプは無くすることができるであろうが、フォトレジストがピラー408の周囲へ流れる時に、ピラー408による”シャドウ”効果によってフォトレジスト表面の顕著な波打ち現象が発生する可能性がある。温度の関数であるフォトレジストの粘性、基板ウエハ400のスピン回転速度、およびスペーサー層410の厚さはいずれも完成した層の表面に影響する。ある条件下では、1つの厚い層を堆積させるよりも複数の薄い層を堆積させるほうが有利である。理想的なスペーサー層410は完全に平坦で、基板ウエハ400からピラー408の上端まで広がっており、以降のデバイス製造工程に対して完全に平坦な表面を引き渡す。
【0032】
各ピラー408の上に形成されたバンプ412は酸素プラズマエッチによって除去され、ピラー408へのアクセスが提供され、スペーサー層410の表面が平坦化される。ヒンジスペーサー層410の平坦化は堅実なヒンジ強度と一体性とを保証するために重要である。更に、スペーサー層410およびピラー408の上部の非平坦な特徴は製造工程によって転写され、以降の層に影響を及ぼす。ヒンジスペーサー層410は、後に続く処理工程の間に流れ出したり、バブル発生を起こしたりしないように約200℃の温度にまで遠紫外線硬化されるのが普通である。
【0033】
ヒンジ層418は図9に示されたように、ヒンジスペーサー層410の上へ薄いアルミニウム合金のスパッタ堆積を行うことによって形成されるのが一般的である。ヒンジ層418は典型的には600オングストロームの厚さで、0.2%のTi、1%のSi、98.8%のAlを含む。米国特許第5,061,049号が教えるように、埋め込まれたヒンジを製造するプロセスに従えば、典型的にはヒンジ層418を覆ってプラズマ堆積法によって酸化物層を堆積させ、捩りヒンジの形にパターニングすることで酸化物エッチストップ420が形成される。
【0034】
第2レベルのピラーがヒンジ金属層418を覆って形成され、ミラー支持ピラーとなる。ミラー支持ピラーはヒンジおよびアドレス電極支持ピラーを作製するために用いられたのと同じプロセスで作製される。ピラー材料の第2の層が基板ウエハ上へ堆積されパターニングされて、図10に示すようなピラー材料422の部分が残される。ピラー材料の第2層は典型的には2.2μmの厚さのフォトレジストであって、それは引き続くプロセス工程において流れ出したり、バブル発生を起こしたりしないように180℃まで遠紫外線硬化される。ヒンジスペーサー層410あるいはヒンジ支持ピラー404は既にもっと高い温度(200℃および220℃)まで硬化されているので、これら最初の2つのフォトレジスト層の劣化は起こらない。
【0035】
次に図11に示すように、第1のヒンジ金属層418およびピラー材料422を覆って電極金属の厚い層424が堆積される。電極金属層424は典型的には3750オングストロームの厚さであって、スパッタ堆積されて、ミラー支持ピラー、ヒンジキャップ、およびアドレス電極を形成する。電極が堆積されると、ピラー材料422は電極金属によって取り囲まれて、ピラー材料422と電極金属のシース424とを含むミラー支持ピラー426が形成される。電極金属424を堆積した後に、図12に示すように、酸化物層が堆積されパターニングされて、ミラー支持ピラーエッチストップ428、ヒンジキャップエッチストップ430、および番地電極エッチストップ(図示されていない)が形成される。ミラー支持ピラーエッチストップ428はパターニングされて、ミラー支持ピラーおよびヒンジヨークを以降のエッチ工程から保護する。
【0036】
エッチストップのパターニングの後、電極金属層424およびヒンジ金属層418が両方ともにエッチされ、図13に示すように、エッチストップによって保護された金属層の部分のみが残される。エッチストップ420、428、430は次に図14に示すように剥離される。ミラースペーサー層432と呼ぶ第2のフォトレジストスペーサー層が、次にウエハ上へ図15に示されたようにスピン塗布されエッチバックされて、図16に示すように、ミラー支持ピラー426の上部へのアクセスを提供し、第2のスペーサー層を平坦化する。
【0037】
第2のスペーサー層432および支持ピラー426の上部を覆ってミラー金属層438が堆積される。典型的にはこのミラー金属層はスパッタ堆積された4250オングストロームの厚さである。別の酸化物層がプラズマ堆積され、パターニングされて、図18に示すようなミラーエッチストップ440が形成される。次に、図19に示すように、プラズマエッチによってミラー金属層438はミラー442に成形される。
【0038】
ウエハレベルでの処理はこれで完了である。このデバイスは、残っているミラースペーサー432とヒンジスペーサー層410とを除去し、ミラー442からミラー酸化物エッチストップ440を剥離することによってアンダーカット処理を施さなければならない。ミラースペーサー層432を除去した後はミラー442が非常に脆くなるので、デバイスのソーイング(saw)はアンダーカットの前に行われるのが普通である。しかし、この制約はここに開示するプロセスの結果ではなく、むしろ既存のウエハ分離の方法による制限である。損傷を受けた切り屑を生じないウエハ分離プロセスや損傷を完全に取り去ってしまう工程が利用できるようになれば、ここの工程は順序を入れ替えてウエハの分離の前にデバイスを完成させることができるようになるであろう。
【0039】
ミラーエッチストップ440は、ミラー表面を保護するためにウエハ分離の間も所定の場所に残される。ウエハはPMMAによって被覆され、チップアレイに切り出され、クロロベンゼンによるパルススピン洗浄(pulse spin−clean)を受ける。ウエハ分離の後、チップはプラズマエッチング反応室中へ入れられ、そこでミラーエッチストップ440と、2つのスペーサー層432および410の完全な除去が行われて、図20に示すようにヒンジおよびミラーの下側には空隙444および446のみが残される。ヒンジが変形し、ミラーが偏向できるだけの十分な空隙がある限り、スペーサー層432および410の一部を残しておくことも可能である。
【0040】
封じ込まれたピラー材料の熱膨張係数はアルミニウムピラーシースの熱膨張係数とほとんど一致するので、封じ込まれた材料を支持ピラーの内側に残したままでも構わない。封じ込まれた材料の熱膨張係数とアルミニウムピラーシースの熱膨張係数との間に違いがあまり大きい場合には、高温あるいは低温に曝された場合に支持ピラーが破壊する可能性がある。熱膨張係数の不一致に起因する支持ピラーに対する損傷を阻止するために、電極あるいはヒンジ金属層中に孔をパターニングして封じ込まれた材料をプラズマエッチングによって除去するようにすることもできる。
【0041】
これまで支持ピラーの製造プロセスについてヒンジが隠れたタイプのDMDのみに関して説明してきたが、数多くのその他のデバイスで本プロセスを利用することができる。図22に示された従来の捩り梁DMD600は、半導体基板610上に作製されたアドレス電極608の上方へ2つの捩りヒンジ606で以て支えられたミラー604を含んでいる。ここに開示されたプロセスは、基板610から離れた場所にヒンジ606を支えるようになったヒンジ支持ピラー602を形成するために使用することができる。加速度計、流量センサー、温度センサー、およびモーター等のその他のマイクロメカニカルデバイスもここに開示されたプロセスを用いることができる。ここに開示されたプロセスは従来技術のスペーサービアよりも強い支持ピラーを提供できるという特長を有する。
【0042】
このように、ここまで支持ピラーとそのプロセスという特別な1つの実施例について説明してきたが、そのような特定の引用は本発明の特許請求の範囲に示された以外の本発明の範囲を制限するものではないことを理解されるべきである。更に、本発明はそれの特定の実施例に関して説明してきたが、当業者にはそれ以外の修正が自ずと明らかになるであろう。そして、それらすべての修正も本発明の請求の範囲に包含されるものと解釈されるべきである。
【0043】
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。以下の各項において、「金属化された」とあるのは、また「金属で強化された」と読みかえることもできる。
(1)金属化された支持ピラーを作製する方法であって、
基板上へピラー材料を堆積させること、
前記ピラー材料をパターニングして支持ピラーを定義すること、および
前記支持ピラーを覆って金属層を堆積させ、そこにおいて前記支持ピラーが前記金属層によって取り囲まれて金属化された支持ピラーが形成されるようにすること、
の工程を含む方法。
【0044】
(2)第1項記載の方法であって、前記ピラー材料が、フォトレジスト、多結晶シリコン、酸化物、窒化物、およびオキシナイトライドを含むグループのうちから選ばれたものである方法。
【0045】
(3)第1項記載の方法であって、前記金属層を堆積させる工程が前記支持ピラーを覆って金属層をスパッタすることを含んでいる方法。
【0046】
(4)第1項記載の方法であって、更に、
前記金属化された支持ピラーの周辺にスペーサー層を堆積させること、
前記金属化された支持ピラーの上部および周辺から前記スペーサー層の一部を除去すること、
の工程を含む方法。
【0047】
(5)第4項記載の方法であって、前記スペーサー層が有機フォトレジストである方法。
【0048】
(6)マイクロミラーデバイスを作製する方法であって、
基板上へピラー材料を堆積させること、
前記ピラー材料をパターニングして第1の支持ピラーを定義すること、
前記第1の支持ピラー上へ第1の金属層を堆積させること、
前記第1の金属層をパターニングして、電極と、前記ピラー材料を前記第1の金属層によって覆った第1の金属化された支持ピラーとを形成すること、
前記基板上へ第1のスペーサー層を堆積させること、
前記第1のスペーサー層と前記第1の支持ピラーとを覆って、ヒンジを形成する第2の金属層を堆積させること、
前記第2の金属層の上へ第2のピラー材料を堆積させること、
前記第2のピラー材料をパターニングして、前記ヒンジへ取り付けられた第2の支持ピラーを定義すること、
前記第2の支持ピラーを覆って第3の金属層を堆積させて、第2の金属化された支持ピラーを形成すること、
前記第1のスペーサー層を覆って第2のスペーサー層を堆積させること、
前記第2の金属化された支持ピラーの上部から前記第2のスペーサー層の一部を除去すること、
前記第2のスペーサー層を覆って、前記第2の支持ピラーに取り付けられた少なくとも1個のミラーを定義する第4の金属層を堆積させること、および
前記第1のスペーサー層および前記第2のスペーサー層を除去して、前記ヒンジおよび前記ミラーの下側に空隙を形成すること、
の工程を含む方法。
【0049】
(7)変形可能なミラーデバイスを作製する方法であって、
基板上へピラー材料を堆積させパターニングして、支持ピラーを定義すること、
前記支持ピラー上へ第1の金属層を堆積させて、金属化された支持ピラーを形成すること、
前記基板上へスペーサー層を堆積させること、
前記金属化された支持ピラーの上部から前記スペーサー層の一部を除去すること、
前記スペーサー層および前記金属化された支持ピラーを覆って、ヒンジと前記ヒンジによって前記支持ピラーから回転自在に支持されたミラーとを形成する少なくとも1個の付加的な金属層を堆積させること、および
前記スペーサー層の一部を除去して、前記ヒンジおよび前記ミラーの下側に空隙を形成すること、
の工程を含む方法。
【0050】
(8)第7項記載の方法であって、前記ピラー材料が、フォトレジスト、多結晶シリコン、酸化物、窒化物、およびオキシナイトライドを含むグループのうちから選ばれたものである方法。
【0051】
(9)第7項記載の方法であって、前記第1の金属層を堆積させる工程が前記支持ピラー上へアルミニウム合金をスパッタする工程を含んでいる方法。
【0052】
(10)マイクロミラーデバイスであって、
基板、
前記基板上にあって、第1の金属シースの内側に第1のピラー材料を含む少なくとも1個のヒンジ支持ピラー、
前記ヒンジ支持ピラーにつながれた少なくとも1個のヒンジ、
前記ヒンジにつながれて、第2の金属シースの内側に第2のピラー材料を含む少なくとも1個のミラー支持ピラー、および
前記ミラー支持ピラーによって支えられた少なくとも1個のミラー要素、
を含むマイクロミラーデバイス。
【0053】
(11)マイクロミラーデバイスであって、
基板、
前記基板上にあって、金属シースの内側にピラー材料を含む少なくとも1個のヒンジ支持ピラー、
前記ヒンジ支持ピラーにつながれた少なくとも1個のヒンジ、および
前記少なくとも1個のヒンジによって支えられた少なくとも1個のミラー要素、
を含むマイクロミラーデバイス。
【0054】
(12)マイクロメカニカルデバイス用の支持ピラーであって、
基板、
前記基板によって支えられ、所望の支持ピラー形状に成形されたピラー材料、および
前記ピラー材料を覆って形成され、前記基板によって少なくとも部分的に支えられた金属層、
を含む支持ピラー。
【0055】
(13)マイクロメカニカルデバイス、特にデジタルマイクロミラーデバイスと一緒に使用するための支持ピラー408は、基板400によって支えられ、金属層406によって覆われたピラー材料422を含んでいる。支持ピラー408は、基板400上へピラー材料を堆積させ、前記ピラー材料をパターニングして支持ピラー408を定義し、そして前記支持ピラー408を覆って前記支持ピラーを取り囲むように金属層406を堆積させることにより作製される。ピラー408を覆ってスペーサー層410を設けることで、ピラーの上端とレベルの揃った平坦な表面が得られる。スペーサー層410を設けた後、スペーサー層410はピラーの上部を露出させるためにエッチされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の典型的なヒンジが隠れたタイプの捩り梁DMDアレイの部分鳥瞰図。
【図2】従来技術のヒンジが隠れたタイプの捩り梁DMD要素の展開鳥瞰図。
【図3】Aは、基板およびダミー層の上へ金属がスパッタされている状態の断面図。
Bは、図3Aの基板の、金属がスパッタされた後の断面図。
Cは、図3Aの基板の、金属がスパッタされダミー材料が除去された後の断面図。
【図4】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、番地回路と2つの金属層を形成された基板ウエハの上に第1のフォトレジスト層が塗布された段階を示す断面図。
【図5】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ピラー材料のパターニングを行った段階を示す断面図。
【図6】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、基板およびパターニングされたピラー材料を覆って金属層を堆積させた段階を示す断面図。
【図7】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ヒンジスペーサー層をスピン塗布した段階を示す断面図。
【図8】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、スペーサー層の平坦化を行った段階を示す断面図。
【図9】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ヒンジ層の上へ酸化物のエッチストップをパターニングした段階を示す断面図。
【図10】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、第2のピラー材料をパターニングした段階を示す断面図。
【図11】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、第1のヒンジ金属層と第2のピラー材料を覆って電極金属層を堆積させた段階を示す断面図。
【図12】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、酸化物層をパターニングしてエッチストップを形成した段階を示す断面図。
【図13】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、エッチストップをマスクにして金属層のエッチングを行った段階を示す断面図。
【図14】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、エッチストップを剥離した段階を示す断面図。
【図15】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ミラースペーサー層をスピン塗布させた段階を示す断面図。
【図16】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ミラースペーサー層の平坦化を行った段階を示す断面図。
【図17】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ミラー金属層を堆積させた段階を示す断面図。
【図18】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、第2のミラーエッチストップを形成した段階を示す断面図。
【図19】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ミラー金属層をプラズマエッチしてミラーを形成した段階を示す断面図。
【図20】本発明の1つの実施例に従う支柱を有するDMD要素の製造中の各段階を示す、DMDアレイの1つの要素のヒンジ軸に沿って取った断面図であって、ヒンジおよびミラーの下側からスペーサー層を除去した段階を示す断面図。
【図21】図6のヒンジ支持ピラーの金属ステップカバレッジを示す断面図。
【図22】本発明の1つの実施例に従う進歩した支柱を有する、典型的な捩り梁DMDの部分鳥瞰図。
【符号の説明】
100 DMDアレイ
102 ミラー
104 基板
106 ヒンジ支持スペーサービア
108 アドレス電極支持スペーサービア
110 捩りヒンジ
111 ヒンジキャップ
112 着地場所
114 アドレス電極
116 ミラー支持スペーサービア
118 ヒンジヨーク
200 バイアス/リセットバス
202 金属パッド
203 保護用酸化物層
204 ビア
300 金属粒子
302 基板
304 ダミー層
306 角度範囲
308 地点
310 壁構造
312 角度範囲
314 ビア
316 角度範囲
318 金属層
320 平坦な表面
322 オーバーハング
324 スペーサービア
400 基板ウエハ
401 DMD要素
402 第1のピラー材料層
403 保護用酸化物層
404 ピラー材料の部分
406 金属層
408 ヒンジ支持ピラー
410 ヒンジスペーサー層
412 バンプ
418 ヒンジ層
420 酸化物エッチストップ
422 ピラー材料の部分
424 電極金属
426 ミラー支持ピラー
428 ミラー支持ピラーエッチストップ
430 ヒンジキャップエッチストップ
432 ミラースペーサー層
438 ミラー金属層
440 ミラーエッチストップ
442 ミラー
444 空隙
446 空隙
500 DMD
600 DMD
602 ヒンジ支持ピラー
604 ミラー
606 ヒンジ
608 アドレス電極
610 半導体基板

Claims (3)

  1. 金属で被覆された支持ピラーを作製する方法であって、
    基板上へピラー材料を堆積させる工程と、
    前記ピラー材料をパターニングして支持ピラーを定義する工程であって、該支持ピラーは前記ピラー材料の突出部を有し、該突出部は前記基板と離れた方向に突出した複数の側面と、該側面に囲まれ前記基板から離れた位置に閉じられた形状の上部とを有する形状に定義される、前記支持ピラーを定義する工程と、
    前記ピラー材料に該ピラー材料と異なる素材の金属層を堆積させる工程であって、前記金属層は前記突出部全体に堆積され、前記ピラー材料の前記複数の側面と前記閉じられた形状の上部とを均一に覆い、前記ピラー材料は前記金属層によって取り囲まれて金属で被覆された支持ピラーを形成する、前記金属層を堆積させる工程と、
    少なくとも1つの可動部であって、前記金属層と異なる層として形成され、前記突出部の前記閉じられた形状の上部を覆う金属層によって支持される前記可動部を形成する工程と、
    を含む、前記方法。
  2. 前記金属層を堆積させる工程の後に、前記ピラー材料の少なくとも一部を取り除くことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 基板と、
    前記基板に支持され、第1のピラー材料から成る少なくとも1つのヒンジ支持ピラーであって、前記第1のピラー材料は第1の突出部を有し、該第1の突出部は、前記基板と離れた方向に突出した複数の側面と、該側面に囲まれ前記基板から離れた位置にある第1の閉じられた形状の上部とを有する、前記ヒンジ支持ピラーと、
    前記ヒンジ支持ピラーに支持された少なくとも1つのヒンジと、
    前記ヒンジに支持され、第2のピラー材料から成る少なくとも1つのミラー支持ピラーであって、前記第2のピラー材料は第2の突出部を有し、該第2の突出部は、前記基板と離れた方向に突出した複数の側面と、該側面に囲まれ前記基板から離れた位置にある第2の閉じられた形状の上部とを有する、前記ミラー支持ピラーと、
    前記ミラー支持ピラーに支持された少なくとも1つのミラー要素と、
    を含むマイクロミラーデバイスであって、
    前記ヒンジ支持ピラーの前記第1のピラー材料は、前記複数の側面と前記閉じられた形状の上部を含む前記第1の突出部全体を、前記第1のピラー材料と異なる素材の第1の金属シースによって均一に覆われ、
    前記ヒンジは、前記第1の金属シースのうち、前記閉じられた形状の上部を覆う金属部分によって支持され、
    前記ミラー支持ピラーの前記第2のピラー材料は、前記複数の側面と前記閉じられた形状の上部を含む前記第2の突出部全体を、前記第2のピラー材料と異なる素材の第2の金属シースによって均一に覆われ、
    前記ミラー要素は、前記第2の金属シースのうち、前記閉じられた形状の上部を覆う金属部分によって支持される、前記マイクロミラーデバイス。
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