JP3853288B2 - 仮設トイレ囲い - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてボックス型の仮設トイレを外側から囲んで目隠しするための仮設トイレ囲いに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建築現場等に設置される仮設トイレは、便器や貯水タンク等を備えた基台周りに、扉付きの壁を立設して、その上端開口部を天蓋で塞いだボックス型の構造となっている。
【0003】
この種の仮設トイレは、一見してトイレと解る外観を呈しており、剥き出しの状態で設置されていると、近隣に不快感を与えることが多く、特に隣家からはクレームが出ることもあった。そこで、建築現場における美観の向上及び近隣への配慮から、上記のようなボックス型の仮設トイレを覆い隠す仮設トイレ囲いが提案されている。
【0004】
従来の仮設トイレ囲いとしては、例えば組立足場のフレーム材を利用して、このフレーム材を仮設トイレ周りに枠状に組んで、それにプラスチック段ボール等からなるボードを張り付けた構造のものがある。このような構造の場合、組立足場のフレーム材を共有できるといった利点はあるが、全体的に重量が重く、しかも嵩張るボードを使用していることから、組立て作業や解体作業が煩雑となり、運搬や保管に際しての取り扱いも面倒であった。しかも、製造コストも高くなっていた。
【0005】
このため、本出願人は、例えば特願2002-240342において、枠状のフレームに被覆用シートを張り付けてなるパネルを組み合わせた構造の仮設トイレ囲いを提案している。このような仮設トイレ囲いの場合、フレームはシートを張ることができる程度の強度であれば良く、またシート自体も軽量でしかも嵩張らないので、全体的に軽量化、コンパクト化を図ることができ、取り扱いも容易で製造コストの削減も図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願2002-240342において提案した上記仮設トイレ囲いの場合、フレームへのシートの張り付けに際して、複数の止め具や紐を使用して、シートの周端部をフレームにしっかりと止め付けるようにしているので、シートをフレームから素早く取り外すことが困難であり、例えば台風等の強風時において早急な対応がとり難く、シートが抵抗となって囲い全体が傾いたり転倒するといった不具合が生じ易かった。
【0007】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、組立てや解体、運搬、保管等に際しての取り扱いが容易で、製造コストも安価に抑えることができ、しかも台風等の強風時にも早急に対応することができる仮設トイレ囲いの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の仮設トイレ囲いは、ボックス型の仮設トイレを囲む枠体と、この枠体の両側面側に張り付けられて、前記仮設トイレの両側面を覆う一対の側面シートと、前記枠体の後面側に張り付けられて、前記仮設トイレの後面を覆う後面シートとを備え、前記枠体の両側面側の上下端部及び後面側の上下端部に係止部が夫々設けられ、前記側面シートの上端部又は下端部のうち少なくとも一方には、前記枠体の側面側における上側の係止部及び下側の係止部の双方に係脱自在に係合するシート張り付け用の係合部材が設けられ、前記後面シートの上端部又は下端部のうち少なくとも一方には、前記枠体の後面側における上側の係止部及び下側の係止部の双方に係脱自在に係合するシート張り付け用の係合部材が設けられている。
【0009】
そして、前記係合部材は、シートの上端部又は下端部に沿って取り付けられたシート掛棒からなり、そのシート掛棒の両端部を前記係止部に係合させるようにしている。
【0010】
さらに、前記係止部は、前記枠体に突設された一対のピンからなり、前記シート掛棒の両端部に、前記ピンを挿入するためのピン挿入穴が形成されている。
【0011】
また、前記枠体の前面側にカーテン支持材が差し渡され、このカーテン支持材に、前記仮設トイレの前面を覆うカーテンが吊り下げ支持される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る仮設トイレ囲い(1)は、図1に示すように、ボックス型の仮設トイレ(2)を囲む枠体(3)と、この枠体(3)に張り付けられる目隠し用のシート(4)(4)(5)を備えている。
【0013】
仮設トイレ(2)は、図2に示すように、便器や便槽、各種タンク等を備えた基台(10)上に、扉(11)付きの外周壁(12)を立設して、この外周壁(12)の上端開口部を天蓋(13)で塞いだボックス型の構造となっている。そして、基台(10)には、その前端部に踏み台(14)が形成され、後端部には、図示しない給水口や汲み取り口が設けられている。また、基台(10)の上面四隅には、トイレ吊り上げ用のアイボルト(15)(15)…が、ボルト穴(16)(16)…に螺合された状態で備え付けられている。
【0014】
枠体(3)は、図3に示すように、左右一対の方形枠状の側面枠(20)(20)と、方形枠状の後面枠(21)とによって構成されている。
【0015】
側面枠(20)は、図3及び図4に示すように、一対の例えばパイプ状の縦枠材(27)(28)と、これら縦枠材(27)(28)の上下端部間を連結する例えばパイプ状の横枠材(29)(30)とからなり、さらに縦枠材(27)(28)の中間部間には、補強用の横桟(31)が差し渡されている。なお、横桟(31)は、上記のように1本に限らず、2本以上設けるようにしても良い。また、この側面枠(20)の各枠材(27)〜(30)としては、組立足場のフレーム材を使用せずに、これと比べて細くて軽量なものが用いられている。
【0016】
前側の縦枠材(27)の下端部には、パネル面方向に沿って前方に張り出した丸棒(35)を介してガイドパイプ(36)が取り付けられ、地面に打ち込む固定杭(37)が挿通されるようになっている。このガイドパイプ(36)には、ナット(38)が溶接等によって取り付けられており、このナット(38)へ前方から螺合したアイボルト(39)の先端部が固定杭(37)を押し付けることで、ガイドパイプ(36)が固定杭(37)に固定されるようになっている。
【0017】
後側の縦枠材(28)は、前側の縦枠材(27)よりも上方に突出しており、その突出した上端部には、パネル面方向に沿って後方に張り出した水平プレート(40)を介して棒状の下向き突起(41)が取り付けられている。さらに、縦枠材(28)の下端部には、下向き突起(41)に対応して、パネル面方向に沿って後方に張り出した水平プレート(40)を介して棒状の上向き突起(42)が取り付けられている。
【0018】
また、この側面枠(20)の上下端部には、係止部(43)(44)が夫々設けられている。上側の係止部(43)は、縦枠材(27)(28)の上端部に夫々突設された一対の外向きのピン(45)(45)からなり、下側の係止部(44)は、縦枠材(27)(28)の下端部に夫々突設された一対の外向きのピン(46)(46)からなる。
【0019】
そして、各ピン(45)(46)…は、同じ構造であって、ロック機構を夫々備えている。このロック機構は、例えば図8に示すように、ピン本体(47)に出没自在に設けた係止爪(48)を、ピン本体(47)に内装した図示しないバネで突出方向に付勢した一般的な構造のものである。
【0020】
後面枠(21)は、図3及び図5に示すように、一対の例えばパイプ状の縦枠材(52)(53)と、これら縦枠材(52)(53)の上下端部間を連結する例えばパイプ状の横枠材(54)(55)とからなり、さらに縦枠材(52)(53)の中間部間には、補強用の横桟(56)が差し渡されている。なお、横桟(56)は、上記のように1本に限らず、2本以上設けるようにしても良い。また、この後面枠(21)の各枠材(52)〜(55)としては、組立足場のフレーム材を使用せずに、これと比べて細くて軽量なものが用いられている。
【0021】
そして、縦枠材(52)(53)の下端部には、外拡がりに斜め後方に張り出した丸棒(57)(57)を介してガイドパイプ(58)(58)が夫々取り付けられ、地面に打ち込む固定杭(37)(37)が夫々挿通されるようになっている。これらガイドパイプ(58)(58)には、ナット(59)(59)が溶接等によって夫々取り付けられており、このナット(59)(59)へ斜め後方から螺合したアイボルト(60)(60)の先端部が固定杭(37)(37)を夫々押し付けることで、ガイドパイプ(58)(58)が固定杭(37)(37)に固定されるようになっている。
【0022】
また、この後面枠(27)の上下端部には、係止部(61)(62)が夫々設けられている。上側の係止部(61)は、縦枠材(52)(53)の上端部に夫々突設された一対の外向きのピン(63)(63)からなり、下側の係止部(62)は、縦枠材(52)(53)の下端部に夫々突設された一対の外向きのピン(64)(64)からなる。
【0023】
各ピン(63)(64)…は、側面枠(20)のピン(45)(46)…と同じ構造であって、これらピン(45)(46)…と同様のロック機構を備えている。
【0024】
目隠し用のシート(4)(4)(5)は、側面枠(20)(20)に張り付けられて、仮設トイレ(2)の両側面を覆う一対の側面シート(4)(4)と、後面枠(21)に張り付けられて、仮設トイレ(2)の後面を覆う後面シート(5)とを備えている。
【0025】
側面シート(4)は、例えば方形のビニールシートからなり、図6に示すように、その上下縁部を夫々折り返して縫い合わせることで、側面シート(4)の上下端部に沿って袋状の収容部(70)(70)が形成されている。これら収容部(70)(70)には、シート張り付け用の係合部材としてのシート掛棒(71)(71)が夫々挿通されて収容されるようになっている。また、側面シート(4)の両端部には、その中央から下端部かけて複数の鳩目(72)(72)…が適宜間隔をあけて夫々形成されている。
【0026】
シート掛棒(71)の板状に形成された両端部には、側面枠(20)における上下の係止部(43)(44)のピン(45)(46)…が挿入可能なピン挿入穴(73)(73)…が夫々形成されている。従って、側面シート(4)の上下端部に沿って取り付けられたシート掛棒(71)(71)は、側面枠(20)における上側及び下側の双方の係止部(43)(44)に夫々係合可能となっている。
【0027】
後面シート(5)は、例えば方形のビニールシートからなり、図7に示すように、その上下縁部を夫々折り返して縫い合わせることで、後面シート(5)の上下端部に沿って袋状の収容部(81)(81)が形成されている。これら収容部(81)(81)には、シート張り付け用の係合部材としてのシート掛棒(82)(82)が夫々挿通されて収容されるようになっている。また、後面シート(5)の両端部には、その中央から下端部かけて複数の鳩目(83)(83)…が適宜間隔をあけて夫々形成されている。
【0028】
シート掛棒(82)の板状に形成された両端部には、後面枠(21)における上下の係止部(61)(62)のピン(63)(64)…が挿入可能なピン挿入穴(84)(84)が夫々形成されている。従って、後面シート(5)の上下端部に沿って取り付けられたシート掛棒(82)(82)は、後面枠(21)における上側及び下側の双方の係止部(61)(62)に夫々係合可能となっている。
【0029】
なお、側面シート(4)(4)及び後面シート(5)は、ビニールシートに限らず、例えばメッシュ状のシートであっても良い。
【0030】
次に、上記仮設トイレ囲い(2)の組立手順について説明する。まず、仮設トイレ(2)に備え付けたアイボルト(15)(15)…及びそのボルト穴(16)(16)…を利用して仮設トイレ(2)に複数の固定部材(90)(90)…(図1参照)を取り付け、これら固定部材(90)(90)…によって、側面枠(20)(20)を仮設トイレ(2)に支持させる。続いて、後面枠(21)を持ち上げながら、その縦枠材(52)(53)の上端開口部(97)(97)へ、側面枠(20)(20)の下向き突起(41)(41)を差し入れた後に、後面枠(21)を落とし込んで、その縦枠材(52)(53)の下端開口部(98)(98)へ、側面枠(20)(20)の上向き突起(42)(42)を差し入れることで、側面枠(20)(20)の後端部間に跨って後面枠(21)を取り付ける。そして、固定部材(90)(90)…のアイボルトを締め付け、側面枠(20)(20)を仮設トイレ(2)に固定する。これにより、側面枠(20)(20)及び後面枠(21)を互いに分離可能に連結してなる枠体(3)が、仮設トイレ(2)に一体に固定される。
【0031】
続いて、側面シート(4)(4)及び後面シート(5)を、側面枠(20)(20)や後面枠(21)に夫々張り付ける。側面シート(4)の張り付けに際しては、上側のシート掛棒(71)のピン挿入穴(73)(73)へ、側面枠(20)の上端部に設けられているピン(45)(45)を挿入させるようにして、上側のシート掛棒(71)を上側の係止部(43)に係合させるとともに、下側のシート掛棒(71)のピン挿入穴(73)(73)へ、側面枠(20)の下端部に設けられているピン(46)(46)を挿入させるようにして、下側のシート掛棒(71)を下側の係止部(44)に係合させる。この係合状態において、ピン(45)(46)…のロック機構により、上下のシート掛棒(71)(71)の抜けが防止される。
【0032】
後面シート(5)の張り付けに際しても、側面シート(4)のときと同様に、上側のシート掛棒(82)のピン挿入穴(84)(84)へ、後面枠(21)の上端部に設けられているピン(63)(63)を挿入させるようにして、上側のシート掛棒(82)を上側の係止部(61)に係合させるとともに、下側のシート掛棒(82)のピン挿入穴(84)(84)へ、後面枠(21)の下端部に設けられているピン(64)(64)を挿入させるようにして、下側のシート掛棒(82)を下側の係止部(62)に係合させる。この係合状態において、ピン(63)(64)…のロック機構により、上下のシート掛棒(82)(82)の抜けが防止される。
【0033】
そして、側面枠(20)(20)の前端部間に、図1に示すように、カーテン支持材(92)を差し渡して、このカーテン支持材(92)に、仮設トイレ(2)の前面を覆うカーテン(93)を吊り下げ支持させる。カーテン支持材(92)は、図3に示すように、両端部が下向きに折れ曲がった棒状材からなり、その両端部を側面枠(20)(20)における前側の縦枠材(27)(27)の上端開口部(94)(94)へ差し入れることで、これら縦枠材(27)(27)間に跨って取り付けられる。カーテン(93)としては、被覆用シートと同じ材質のビニールシートが用いられ、その上端部に沿って取り付けられた複数の環状吊り具(95)(95)…を、カーテン支持材(92)へ引っ掛けることで、開閉自在に吊り下げられる。なお、カーテン(93)の下端隅部に取り付けた図示しない係止具を、例えば側面枠(20)(20)の下端部に係合させることで、トイレを使用していないときに、カーテン(93)を閉じた状態で保持するようにしても良い。
【0034】
シート(4)(4)(5)及びカーテン(93)を取り付けた後、枠体(3)の各ガイドパイプ(36)(58)…に挿通させた固定杭(37)(37)…を地面に打ち込むとともに、ガイドパイプ(36)(58)…のアイボルト(39)(60)を締め付けて固定杭(37)(37)…に押し付ける。これによって、囲い(1)を地面に対して固定する。なお、強風時施工の場合には、シート(4)(4)(5)を取り付ける前に、固定杭(37)(37)…の打ち込み作業を行うようにしても良い。
【0035】
そして、最後に、側面シート(4)、後面シート(5)の鳩目(72)(83)…に通した紐(96)(96)…を、側面枠(20)の縦枠材(27)(28)、後面枠(21)の縦枠材(52)(53)に夫々締結する。
【0036】
このようにして仮設トイレ(2)に施工した囲い(1)においては、側面シート(4)(4)及び後面シート(5)のシート掛棒(71)(82)…を、ピン(45)(46)(63)(64)のロック機構を解除することで枠体(3)から簡単に取り外すことができる。このため、例えば台風等の強風時において、図9に示すように、側面シート(4)(4)の上側のシート掛棒(71)(71)を取り外して、下側の係止部(44)(44)に係合させるとともに、後面シート(5)の上側のシート掛棒(82)を取り外して、下側の係止部(62)に係合させて、シート(4)(4)(5)を巻いたり、折り畳んだりすることで、シート(4)(4)(5)を枠体(3)の下端部に素早く収容することができる。これにより、シート(4)(4)(5)が風の抵抗となるのを防ぎ、囲い(1)が傾いたり、転倒するのを防止することができる。
【0037】
なお、このように上側のシート掛棒(71)(82)…を取り外して、シート(4)(4)(5)を枠体(3)の下端部に収容するだけでなく、例えば下側のシート掛棒(71)(82)…を取り外して、上側の係止部(43)(61)に係合させ、シート(4)(4)(5)を枠体(3)の上端部に収容しても良く、また上下のシート掛棒(71)(82)…を取り外して、シート(4)(4)(5)を枠体(3)から取り外すようにしても良い。
【0038】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の仮設トイレ囲いでは、シートの係合部材を、枠体の係止部から取り外すだけで、シートを折り畳んで枠体の上端部又は下端部に素早く収容したり、シートを枠体から素早く取り外すことができるので、台風等の強風時にも早急に対応することができる。
【0040】
しかも、枠体にシートを張り付けて構成されているので、枠体はシートを張ることができる程度の強度であれば良く、またシート自体も軽量でしかも嵩張らないので、全体的に軽量化、コンパクト化を図ることができ、組立て作業や解体作業が簡単で、運搬、保管等に際しての取り扱いも容易となる。しかも、このような簡易な構造とすることで、製造コストも安価に抑えることができる。
【0041】
また、シートの係合部材は、枠体の上下端部に設けた係止部の双方に係合可能とされているので、シートを折り畳むときに、上側の係合部材を下側の係止部に、或いは、下側の係合部材を上側の係止部に係合させることで、シートをばらけ難い状態で折り畳むことができる。
【0042】
さらに、係合部材を、シートの上端部又は下端部に沿って取り付けられたシート掛棒とすることで、弛みを生じることなく綺麗にシートを張ることができる。また、仮設トイレの前面をカーテンで覆うようにしているので、簡易な構造を維持しながら、仮設トイレ全体を効果的に隠すことができ、建築現場の美観の向上及び近隣への配慮が十分になされた仮設トイレ囲いとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る仮設トイレ囲いを前面側から見た斜視図である。
【図2】仮設トイレの斜視図である。
【図3】枠体の分解斜視図である。
【図4】側面枠の正面図である。
【図5】後面枠の正面図である。
【図6】側面シートの正面図である。
【図7】後面シートの正面図である。
【図8】ピンの拡大斜視図である。
【図9】シートを収容した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 仮設トイレ囲い
(2) 仮設トイレ
(3) 枠体
(4) 側面シート
(5) 後面シート
(43)(44)(61)(62) 係止部
(45)(46)(63)(64) ピン
(71)(82) シート掛棒(係合部材)
(73)(84) ピン挿入穴
(92) カーテン支持材
(93) カーテン
Claims (3)
- ボックス型の仮設トイレを囲む枠体と、この枠体の両側面側に張り付けられて、前記仮設トイレの両側面を覆う一対の側面シートと、前記枠体の後面側に張り付けられて、前記仮設トイレの後面を覆う後面シートとを備え、前記枠体の両側面側の上下端部及び後面側の上下端部に係止部が夫々設けられ、前記側面シートの上端部又は下端部のうち少なくとも一方には、前記枠体の側面側における上側の係止部及び下側の係止部の双方に係脱自在に係合するシート張り付け用の係合部材が設けられ、前記後面シートの上端部又は下端部のうち少なくとも一方には、前記枠体の後面側における上側の係止部及び下側の係止部の双方に係脱自在に係合するシート張り付け用の係合部材が設けられ、これら係合部材は、シートの上端部又は下端部に沿って取り付けられたシート掛棒からなり、そのシート掛棒の両端部を前記係止部に係合させるようにしたことを特徴とする仮設トイレ囲い。
- 前記係止部は、前記枠体に突設された一対のピンからなり、前記シート掛棒の両端部に、前記ピンを挿入するためのピン挿入穴が形成されている請求項1記載の仮設トイレ囲い。
- 前記枠体の前面側にカーテン支持材が差し渡され、このカーテン支持材に、前記仮設トイレの前面を覆うカーテンが吊り下げ支持される請求項1又は2記載の仮設トイレ囲い。
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