JP3853014B2 - 医療用チュ−ブの切り離し具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば人口透析、点滴等に使用される医療用チューブに付設しておき、地震、火事等の災害発生時に、患者が自己の身体に連結された医療用チューブを切り離し、しかも血液等が流出してしまわないように流れを止めて、迅速に退避できるようにした医療用チューブの切り離し具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば腎臓病患者は、自分の血液における毒素を浄化するため、3日に1回は5〜8時間かけて人工透析の治療を受けなければならない。これには、図12に示すように、患者の人体Aと人工腎臓装置Bとを医療用チューブCにより連結することで、血液回路を閉成する。この際、チューブCの連結端部C’、C’は、患者の両腕に外れることのないように取付けられているから、患者は寝たままの状態にあって自由に動くことができない。
【0003】
したがって、このような場合に地震、火災などの災害が発生したとすれば、患者は自力で逃げ出すことが不可能であり、このため、ナースなどにより図13に示すように、流路用チューブCをクリップD、D’によって挟持し、これにより血流を阻止した後、鋏Eによって同チューブCをクリップD、D’間で切断することで、連結端部C’、C’を付けたまま患者が逃げられるようにしてやらなければならなかった。
【0004】
このような問題点を解決するため、本出願人は、特開昭62−275470号において、図9〜10に示すような医療用チューブの切り離し具を提案した。
【0005】
この切り離し具11は、一対の握持部12a,12bを屈曲部12cで連結してなるU字状の握持用本体12と、この握持用本体12の内側に薄肉状の連結部13を介して連結されて配置された分離体14とを備えている。握持用本体12及び分離体14には、薬液チューブCを挿通するための挿通孔15a、15b、15c、15dが形成されている。
【0006】
一方の握持部12aの内側には突起16が形成され、この突起16の一側部には爪部17が形成されている。また、もう一方の握持部12bの内側には突出片18が形成され、この突出片18の一側部には直角に伸びる突起19が形成されている。握持用本体12を閉じたとき、握持部12aの突起16が、握持部12bの突起19に圧接されて、チューブCを挟圧して血流を止めるようにされており、この突起16、19によって第1止流部20が構成されている。
【0007】
また、突出片18の先端には爪部21が形成されている。そして、握持用本体12を閉じたとき、握持部12aの爪部17が、握持部12bの爪部21に係合して、握持用本体12を閉じた状態、すなわち第1止流部20によって血流を止めた状態に維持するようになっており、これらの爪部17、21により第1保持部22が構成されている。
【0008】
分離体14は、全体としてC字形をなし、その一端部14aと、他端部14bとが、握持用本体12の握持部12a,12bを閉じたとき、握持部12a,12bに押圧されて閉じるようになっている。
【0009】
分離体14の一端部14aの内側には突起23が形成され、他端部14bの内側には突起24が形成され、握持用本体12を閉じて分離体14も閉じたとき、チューブCが突起23、24に挟圧されて血流を止めるようになっており、この突起23、24により第2止流部25が形成されている。
【0010】
更に、分離体14の一端部14aの先端には爪部26が形成され、他端部14bの先端は、上記一端部14aに近接するよう延出されて、そこに爪部27が形成されている。そして、握持用本体12を閉じて分離体14も閉じたとき、上記爪部26、27が係合して、分離体14を閉じた状態、すなわち第2止流部25によって血流を止めた状態に維持するようになっており、これらの爪部26、27により第2保持部28が構成されている。
【0011】
更にまた、握持用本体12の一方の握持部12aの内側には、支持片29を介してカッター30が取付けられている。このカッター30は、握持用本体12を閉じたとき、チューブCを第1止流部20と第2止流部25との間で切断し、かつ、握持用本体12と分離体14とを連結する連結部13を切断するようになっている。
【0012】
したがって、この切り離し具11によれば、図9に示すように、医療用チューブCを挿通孔15a、15b、15c、15dに挿通して、切り離し具11を医療用チューブCに付設しておく。この切り離し具11の取付け位置は、患者の身体に近いところ、例えば図12のF、F’等とする。
【0013】
そして、地震、火災等の災害が起こったとき、患者は、図10に示すように、握持用本体12の握持部12a、12bを手で握って閉じる。その結果、握持用本体12に設けられた第1止流部20の突起16、17によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止められ、第1保持部22の爪部17、21が係合してその状態が維持される。
【0014】
また、分離体14に設けられた第2止流部25の突起23、24によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止められ、第2保持部28の爪部26、27が係合してその状態が維持される。
【0015】
更に、カッター30が、チューブCを切断し、更に連結部13を切断して、握持用本体12と分離体14とを分離する。
【0016】
そして、図11に示すように、患者の身体に連結されたチューブC’は、分離体14の第2止流部25によって血流を止めた状態に維持され、人工腎臓装置等に連結されたチューブCは、握持用本体12の第1止流部20によって血流を止めた状態に維持される。その結果、患者は、分離体14によって血流を止められたチューブC’を付けたまま脱出することが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9〜11に示した従来の医療用チューブの切り離し具11においては、医療用チューブCに切り離し具11を付設するとき、医療用チューブCの端部から挿通孔15a、15b、15c、15dに挿通しなければならないので、医療用チューブCへの装着が面倒で、時間がかかるという問題があった。また、人工腎臓装置等に医療用チューブCを連結して透析回路等を組み立てる前に、切り離し具11を医療用チューブCに装着しておかなければならず、そのため取扱中に切り離し具11が作動してしまう虞れがあるという問題があった。
【0018】
したがって、本発明の目的は、医療用チューブへの装着が容易で、透析回路等を組み立てた後に医療用チューブに取付けることができるようにした医療用チューブの切り離し具を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、間に屈曲部を有し、その両端が互いに対向して伸び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部にて開閉方向に変形可能な握持用本体と、この把持用本体の内側に分離可能に配置され、前記握持用本体を閉じるときに前記握持用本体に押圧されて閉じる分離体と、前記握持用本体及び前記分離体のそれぞれの内部に医療用チューブを保持するように形成されたチューブ保持孔と、このチューブ保持孔と外部空間とを連通して前記握持用本体及び前記分離体の側部に形成された連通路と、前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該当個所を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本体の内側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応する個所に設けられた第1止流部及び第2止流部と、前記握持用本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記第2止流部の止流状態を維持するように、前記握持用本体及び前記分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部と、前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前記第1止流部及び第2止流部の間で切断するカッターとを有し、前記把持用本体の屈曲部側に前記第1止流部が配置され、前記把持用本体の両端の開放側に前記分離体と該分離体の内側に設けられた前記第2止流部が配置されており、前記連通路と前記チューブ保持孔とは、全体として、外部空間側から前記チューブ保持孔内部へ至る方向において、幅が漸減するテーパ状部と、幅が拡大する拡大状部とを有し、前記連通路のうち少なくとも前記把持用本体の屈曲部側に位置する連通路は、少なくとも一方の側部が、その側方に形成された溝によって、弾性的に開閉できるようにバネ性をもたらされており、前記第1止流部の突起と突起との隙間をW1 、前記第2止流部の突起と突起との隙間をW2 、前記握持用本体に形成されたチューブ保持孔の内径をD1 、前記分離体に形成されたチューブ保持孔の内径をD2 、前記チューブの外径をD0 としたとき、W2 <W1 <D1 〜D2 、かつ、W2 <D0 とされていることを特徴とする医療用チューブの切り離し具を提供するものである。
【0020】
本発明の第2は、間に屈曲部を有し、その両端が互いに対向して伸び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部にて開閉方向に変形可能な握持用本体と、この握持用本体の内側に分離可能に配置され、前記握持用本体を閉じるときに前記握持用本体に押圧されて閉じる分離体と、前記握持用本体及び前記分離体のそれぞれの内部に医療用チューブを保持するように形成されたチューブ保持孔と、このチューブ保持孔と外部空間とを連通して前記握持用本体及び前記分離体の側部に形成された連通路と、前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該当個所を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本体の内側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応する個所に設けられた第1止流部及び第2止流部と、前記握持用本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記第2止流部の止流状態を維持するように、前記握持用本体及び前記分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部と、前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前記第1止流部及び第2止流部の間で切断するカッターとを有し、前記把持用本体の屈曲部側に前記第1止流部が配置され、前記把持用本体の両端の開放側に前記分離体と該分離体の内側に設けられた前記第2止流部が配置されており、前記カッターは、前記連通路の開口方向に向かうほど長く突出した斜めの刃先を有しており、前記第1止流部の突起と突起との隙間をW1 、前記第2止流部の突起と突起との隙間をW2 、前記握持用本体に形成されたチューブ保持孔の内径をD1 、前記分離体に形成されたチューブ保持孔の内径をD2 、前記チューブの外径をD0 としたとき、W2 <W1 <D1 〜D2 、かつ、W2 <D0 とされていることを特徴とする医療用チューブの切り離し具を提供するものである。
【0023】
本発明の第1又は第2の医療用チューブの切り離し具の使用に際しては、医療用チューブを握持用本体及び分離体の連通路を通してチューブ保持孔に挿通して、切り離し具を医療用チューブの所定の位置に装着する。そして、地震、火災等の災害が起こったとき、患者が握持用本体を握って閉じると、その内側に配置された分離体も閉じる。
【0024】
その結果、握持用本体及び分離体の内側に設けられた第1止流部及び第2止流部が、医療用チューブを挟圧して血液等の流れを止める。また、握持用本体及び分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部が、握持用本体及び分離体を閉じた状態に維持して、上記止流状態を維持する。それと同時に、カッターが医療用チューブを第1止流部と第2止流部との間で切断する。
【0025】
その際、医療用チューブの患者の身体に接続された方の端部が分離体に保持されるようにし、医療用チューブの人工腎臓装置などに接続された方の端部が握持用本体に保持されるようにしておくことにより、患者は切断された医療用チューブとそれを閉止する分離体とをつけたまま、迅速に退避することができる。
【0026】
そして、本発明の第1によれば、チューブを握持用本体と分離体の側方に開口した連通路を通してチューブ保持孔に挿入して保持させることができるので、人工腎臓装置等に医療用チューブを連結して透析回路等を組み立てた後に、切り離し具を任意の箇所に容易にかつ迅速に取付けることができる。
【0027】
また、本発明の第1によれば、連通路の少なくとも一方の側部に付与したバネ性によって、チューブの挿入を容易にすることができ、しかもチューブを連通路を通して保持孔に挿入すると、チューブが連通路から抜けにくくすることができる。
【0028】
本発明の第2によれば、非常時に握持用本体を把持して切り離し具を作動させるとき、カッターに押されたチューブが連通路の奥方には移動しやすいが、開口方向には移動しにくくして、チューブが連通路の開口から抜けてしまうことを防止し、チューブの切断を確実に行うことができる。
【0029】
更に、上記第1又は第2の発明においては、チューブを連通路を通して各保持孔に挿入したとき、チューブが第2止流部の突起と突起との隙間W2 に押圧されて保持されるので、チューブが外れにくくなる。なお、第1止流部及び第2止流部の突起と突起の隙間W1 、W2 は、奥行き方向に伸びるスリット状の隙間であり、チューブが押圧されても横方向に伸びて流路断面積の減少が小さいのに対し、握持用本体及び分離体に形成されたチューブ保持孔は、チューブの外周に当接する円弧状をなすので、チューブ保持孔の内径を小さくしてチューブを保持しようとすると、チューブの流路断面積を小さくして流通抵抗となってしまう。また、第1止流部の突起と突起との隙間W2 は、握持用本体の作動角の制約によって小さくすることが困難である。このため、第2止流部の突起と突起の隙間W2 をチューブ外径D0 よりも小さくしてチューブを押圧保持させることが好ましいのである。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1〜5には、本発明による医療用チューブの切り離し具の一実施例が示されている。なお、図9〜11に示した従来の医療用チューブの切り離し具と同じ部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
【0031】
図1に示すように、この医療用チューブの切り離し具31には、握持用本体12の握持部12a、12bが不用意に閉じてしまわないようにするためのストッパー32が設けられている。この実施例の場合、ストッパー32は、一方の握持部12aの内側に設けられたカッター30の支持片29と、他方の握持部12bの爪部21が設けられた部分(突出片18の先端部)とを連結する薄肉片からなっている。なお、この薄肉片は、握持用本体12を強制的に閉じたときに破断しやすいように、中央部に断面V字状の溝が形成されていることが好ましい。
【0032】
また、カッター30の刃先部分には、軟質合成樹脂からなる保護カバー33が装着されている。この保護カバー33は、カッター30が医療用チューブCに不用意に接触したときに医療用チューブCの損傷を防ぐ役割をなすが、カッター30を強制的に医療用チューブCに押圧して切断するときには、その切断を妨げない材質のものとされる。保護カバー33としては、例えば、▲1▼カッターの刃先にディッピング等によって被覆した軟質材、例えば樹脂やゴム、▲2▼カッターの刃先から一部が延出されるように、カッターの片面又は両面に接合した軟質シート、例えば軟質合成樹脂シート、粘着テープや、発泡ウレタンテープ、▲3▼カッターの刃先を途中まで差し込んだ発泡ウレタンブロックや、シリコンチューブ等が好ましく使用される。
【0033】
更に、この医療用チューブの切り離し具31においては、図9〜11に示した切り離し具の挿通孔15a、15b、15c、15dの代わりに、握持用本体12及び分離体14の所定個所に、保持孔34a、34b、34c、34dと、これらの保持孔を外部空間に連通させる連通路37a、37b、37c、37dとが形成されている。特に図2を参照すると、これらの連通路37aと保持孔24aは、全体として、外部空間側から保持孔34a内部へ至る方向において、幅が漸減するテーパ状部Aと、幅が拡大する拡大状部Bとを有し、それによって医療用チューブCを圧縮させてテーパ状部Aから押し込むと、拡大状部Bで広がって挿入保持され、挿入した医療用チューブCが保持孔34aから不用意に抜けないようになっている。
【0034】
また、両端にある保持孔34a、34d及び連通路37a、37bにおいては、図2(図2においては保持孔34a、連通路37aしか示されていないが、保持孔34d、連通路37dも同じ構造をなす)に示すように、連通路37a、37dの両側にそれぞれ溝35a、35a、35b、35bが形成され、それによってバネ性を有して独立した両側部36a、36a、36b、36bが形成され、この両側部36a、36a、36b、36bによって、医療用チューブCを挿入するとき、両側部36a、36a、36b、36bが弾性的に広がって挿入しやすくなっている。
【0035】
なお、保持孔34a、34d及び連通路37a、37bのいずれか一方の側部に溝35a、35bが形成され、保持孔34a、34d及び連通路37a、37bのいずれか一方の側部36a、36bのみがバネ性を有していてもよい。
【0036】
この切り離し具31の使用に際しては、医療用チューブCを切り離し具31の連通路37a、37b、37c、37dを通して、保持孔34a、34b、34c、34dに側方から挿入することにより、切り離し具31を医療用チューブCの任意の位置にワンタッチで簡単に装着することができる。また、医療用チューブCを患者の身体や人工腎臓装置等に接続して透析回路等を形成した後に、切り離し具31を装着することが可能となる。
【0037】
図3は、医療用チューブCに切り離し具31を装着した状態を示すが、この切り離し具31では、握持用本体12の握持部12a、12bが不用意に閉じてしまわないようにするためのストッパー32が設けられているので、切り離し具31の取扱中や患者が人工透析等を受けている間に、握持用本体12が不用意に閉じて作動してしまう、すなわち、チューブCが第1止流部20及び第2止流部25によって押圧されて血流が停止し、カッター30によってチューブCが切断されてしまうのを防止できる。また、カッター30の刃先に保護カバー33が被せられているので、医療用チューブCを切り離し具31の保持孔34a、34b、34c、34dに挿入する際などに、医療用チューブCがカッター30に触れても、医療用チューブCが損傷することが防止される。
【0038】
そして、地震、火災などの災害があったときには、患者は、図4に示すように握持用本体12の握持部12a、12bを握って閉じることにより、握持用本体12に設けられた第1止流部20の突起16、17によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止められ、第1保持部22の爪部17、21が係合してその状態が維持される。
【0039】
また、分離体14に設けられた第2止流部25の突起23、24によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止められ、第2保持部28の爪部26、27が係合してその状態が維持される。
【0040】
更に、カッター30が、その刃先に被せられた保護カバー33を突き破って、チューブCを切断すると共に、連結部13を切断して、握持用本体12と分離体14とを分離する。
【0041】
したがって、図5に示すように、医療用チューブCに接続された握持用本体12と、医療用チューブC’に接続された分離体14とを分離でき、医療用チューブC’が患者の身体に接続されるようにしておくことにより、患者は、切断された医療用チューブC’と、それを閉止する分離体14とをつけたまま迅速に退避することができる。また、人工腎臓装置等に接続された医療用チューブCは、握持用本体12によって血液等の流出を防止される。
【0042】
図6〜8には、本発明による医療用チューブの切り離し具を理解するための参考例が示されている。
【0043】
この参考例の切り離し具41は、図1〜5に示した前記実施例と基本的には同じ構造をなすが、前記実施例と比較したときの主な相違点は、分離体44が握持用本体12と別体に形成されている点にある。
【0044】
すなわち、分離体44は、全体として丸みを帯びたC字形をなし、その一端部44aは、握持用本体12の一方の握持部12aの内側に形成された突起46に当接し、その他端部44bは、握持用本体12の他方の握持部12bの内側に当接して、握持用本体12の内側に着脱可能に嵌め込まれている。
【0045】
分離体44の一端部44aの先端は爪部26をなし、他端部44bの先端は爪部27をなし、これらの爪部26、27が分離体44を閉じた状態に維持する第2保持部28を構成している。また、分離体44の一端部44aの内側に形成された突起23と、他端部44bの内側に形成された突起24とで、第2止流部25が構成されている。
【0046】
一方、握持部本体12には、前記実施例と同様に、突起16、19からなる第1止流部20と、爪部17、21からなる第1保持部22とが設けられている。また、一方の握持部12aに設けられたカッター30に対応して、他方の握持部12bには、医療用チューブCを受ける突起45が形成され、医療用チューブCがカッター30によって切断されやすくなっている。
【0047】
この切り離し具41においては、地震、火災等の災害時に、患者が握持部本体12の握持部12a、12bを把持して閉じると、図7に示すように、握持部本体12の第1止流部20の突起16、19と、分離体44の第2止流部25の突起23、24とによって、医療用チューブCが挟圧されて流路が閉塞され、握持部本体12の第1保持部22の爪部21、17と、分離体44の第2保持部28の爪部26、27とが係合して、上記の止流状態が維持される。更に、カッター30によって医療用チューブCが切断される。
【0048】
この状態で、図8に示すように、患者は、分離体44を握持用本体12から取り外し、切断された一方の医療用チューブC’と分離体44とを付けた状態で、迅速に退避することができる。また、人工腎臓装置等に接続されて残された他方の医療用チューブCは、握持用本体12の第1止流部20によって止流状態を維持される。
【0049】
そして、この切り離し具41においても、医療用チューブCを切り離し具41の連通路37a、37b、37c、37dを通して保持孔34a、34b、34c、34dに側方から挿入することができるので、切り離し具31を医療用チューブCの任意の位置にワンタッチで簡単に装着することができ、医療用チューブCを患者の身体や人工腎臓装置等に接続して透析回路等を形成した後に、切り離し具31を装着することが可能となる。
【0050】
図14〜21には、本発明による医療用チューブの切り離し具の他の実施例が示されている。図14は切り離し具の作動前の状態の側面図、図15は後方端面図、図16は前方端面図、図17は切り離し具を作動させた状態の側面図、図18はストッパーの平面図、図19はカッターによりストッパーを切断する順序を示す説明図、図20は切り離し具の作動前の状態の側断面図、図21はチューブの保持孔及び連通路とカッターとの関係を示す説明図である。なお、図9〜11に示した従来の医療用チューブの切り離し具と同じ部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
【0051】
この実施例の切り離し具51は、カッター30の刃先がチューブCに到達する経路を遮るように、本体側握持部12の突出片18と、分離体14の他端部14bとを連結する薄肉片状のストッパー52を有している。図18に示すようにこのストッパー52は、その長さ方向2箇所に幅を狭くする溝52a、52bを有している。このストッパー52によって、切り離し具51のチューブCへの装着等の取り扱い時に、カッター30の刃先がチューブCに接触することがより確実に防止される。また、分離体14が薄肉片13とストッパー52とによって握持用本体12に連結されるので、取り扱い時に分離体14が脱落してしまうことを防止できる。
【0052】
図19に示すように、握持用本体12を把持してカッター30を強制的に押し込むと、ストッパー52は、カッター30により同図(a)、(b)、(c)で示すような順序で切断される。すなわち、同図(a)に示すようにカッター30の刃先がストッパー52に接触し、同図(b)に示すように溝52aの部分でストッパー52が切断され、同図(c)に示すようにカッター30の支持片29によって溝52bの部分でストッパー52がその基部から破断される。これによって、切り離し具51の作動時にストッパー52がカッター30を押し込むときの障害となることを防止している。
【0053】
なお、ストッパー52は、本体側握持部12の突出片18、又は分離体14の他端部14bのいずれか一方から延出され、両者を連結しないが両者の間に配置された部材で構成されていてもよい。
【0054】
握持用本体12は、その握持部12a、12bを少し開いた状態で、カッター30の保護カバー33を装着された刃先を、ストッパー52にそれを切断してしまわない程度の弱い力で圧接されている。これによって、握持部12a、12bの相対位置を安定させ、切り離し具51を作動させるときに、カッター30の横ぶれを防止し、カッター30によるチューブCの切断が確実になされるようにしている。また、このことは、ストッパー52を介して分離体14を押圧し、分離体14を安定保持させる役割も果たす。
【0055】
特に図21に示すように、握持用本体12の一方の握持部12bには、その両側に溝53が形成され、この溝53に別体の支持部材54がスライド可能に装着されている。支持部材54は、両側上面にリブ54aを有し、このリブ54aが分離体14の両側下辺に当接して、分離体14の横ぶれを防止し、取り扱い時に分離体14が脱落してしまうのを防止する。また、切り離し具51の落下等に対する耐衝撃性を高めることができる。なお、支持部材54は、握持用本体12と一体に成形されたリブ状突起で構成されていてもよい。
【0056】
また、図21に示すように、カッター30の刃先30aは、保持孔34d(他の保持孔に対しても同じ)の開口方向に向かうに従って長く突出するように、斜めにされている。この場合、刃先30aの傾斜角度θは、1〜30°、特には3°前後とすることが好ましい。1°より小さいと次に述べる効果が小さく、逆に30°より大きいと切断のために必要なストロークが増大したり、チューブの挿入が困難になる。このように、刃先30aを斜めにしたことにより、カッター30を押し込んだとき、チューブCが保持孔34dの奥方に押されることになるので、チューブCが保持孔34dから外れることを防止し、チューブCを確実に捕捉して切断することができる。
【0057】
第1止流部20の突起と突起との間隔をW1 (図22参照)とし、第2止流部25の突起と突起との間隔W2 とし、保持孔34aの内径をD1 (図16参照)とし、保持孔34dの内径をD2 (図21参照)とし、チューブCの外径をD0 としたとき、W2 <W1 <D1 〜D2 とされており、かつ、W2 <D0 とされている。これによって、チューブCを各連通路37a、37b、37c、37dを通して各保持孔34a、34b、34c、34dに挿入したとき、第1止流部20、第2止流部25の間を通るチューブCが、少なくとも第2止流部25の間隔W2 に挟まれて保持されるので、チューブCが各保持孔34a、34b、34c、34dから抜けにくくすることができる。
【0058】
なお、分離体14の第2止流部25の間隔W2 をチューブCの外径D0 より小さくしても、第2止流部25の間隔W2 は奥行のある隙間であるため、チューブCが横に広がって内部の流路断面積を確保できるが、保持孔34a、34dの内径D1 、D2 をチューブCの外径より小さくしてしまうと、その流路断面積が狭められてしまい、かつ、同じ装置で直径の異なる複数種類のチューブに対応できなくなるので好ましくない。また、握持用本体12の方の第1止流部20の間隔W1 を狭くすると、各止流部に必要とされる移動ストローク量設定の関係から、握持用本体12を把持するときの第1止流部20における押圧力が強くなる傾向があり、強い力が必要となる。このような理由から、上記のようにW2 <W1 <D1 〜D2 かつW2 <D0 とすることが好ましいのである。
【0059】
この切り離し具51によれば、地震、火災等の非常時に患者が握持用本体12を強く把持すると、図17に示すように、カッター30がストッパー52を切断し、チューブCを切断し、更に薄肉片13を切断して、分離体14を握持用本体12から分離する。また、第1止流部20が、切断された一方のチューブC(人工腎臓装置等に接続された方のチューブ)を挟圧して血流を止め、第1保持部22が係合してその状態が維持される。また、第2止流部25が、切断された他方のチューブC’(患者に接続された方のチューブ)を挟圧して血流を止め、第2保持部28が係合してその状態が維持される。したがって、患者は、切断された医療用チューブC’と、それを閉止する分離体14とをつけたまま迅速に退避することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の医療用チューブの切り離し具によれば、人工透析や点滴などの医療用チューブに付設しておくことにより、地震、火災等の災害時に患者が握持用本体を把持するだけで、医療用チューブを切り離して退避することが可能となる。また、チューブを握持用本体及び分離体の連通路を通して保持孔に側方から挿入することができるので、人工腎臓装置等に医療用チューブを連結して透析回路等を組み立てた後に、切り離し具を任意の個所に容易にかつ迅速に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の医療用チューブの切り離し具の一実施例を示す側面図である。
【図2】 同切り離し具の前方端面図である。
【図3】 同切り離し具を医療用チューブに付設した状態を示す側面図である。
【図4】 同切り離し具の握持用本体を閉じた状態を示す側面図である。
【図5】 同切り離し具の分離体を分離させた状態を示す側面図である。
【図6】 本発明の医療用チューブの切り離し具を理解するための参考例を示す斜視図である。
【図7】 同切り離し具の握持用本体を閉じた状態を示す側面図である。
【図8】 同切り離し具の分離体を分離させた状態を示す側面図である。
【図9】 従来の医療用チューブの切り離し具の一例を示す側面図である。
【図10】 同切り離し具の握持用本体を閉じた状態を示す側面図である。
【図11】 同切り離し具の分離体を分離させた状態を示す側面図である。
【図12】 人工透析の方法を示す説明図である。
【図13】 人工透析時に災害等が起きたとき、医療用チューブを切り離す従来の方法の一例を示す説明図である。
【図14】 本発明の医療用チューブの切り離し具の他の実施例を示す作動前の状態の側面図である。
【図15】 同切り離し具の後方端面図である。
【図16】 同切り離し具の前方端面図である。
【図17】 同切り離し具を作動させた状態の側面図である。
【図18】 同切り離し具のストッパーの平面図である。
【図19】 同切り離しにおいてカッターによりストッパーを切断する順序を示す説明図である。
【図20】 同切り離し具の作動前の状態の側断面図である。
【図21】 同切り離し具のチューブの保持孔及び連通路とカッターとの関係を示す説明図である。
【図22】 図14のX−X線に沿った断面図である。
【符号の説明】
12 握持用本体
12a、12b 握持部
13 薄肉片
14、44 分離体
16 突起
17 爪部
19 突起
20 第1止流部
22 第1保持部
23、24 突起
25 第2止流部
26、27 爪部
28 第2保持部
30 カッター
30a 刃先
31、41、51 切り離し具
32、52 ストッパー
33 保護カバー
34a、34b、34c、34d 保持孔
35a、35b 溝
36a、36b 側部
37a、37b、37c、37d 連通路
54 支持部材
54a リブ
W1 第1保持部の間隔
W2 第2保持部の間隔
D0 チューブの外径

Claims (2)

  1. 間に屈曲部を有し、その両端が互いに対向して伸び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部にて開閉方向に変形可能な握持用本体と、
    この把持用本体の内側に分離可能に配置され、前記握持用本体を閉じるときに前記握持用本体に押圧されて閉じる分離体と、
    前記握持用本体及び前記分離体のそれぞれの内部に医療用チューブを保持するように形成されたチューブ保持孔と、
    このチューブ保持孔と外部空間とを連通して前記握持用本体及び前記分離体の側部に形成された連通路と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該当個所を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本体の内側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応する個所に設けられた第1止流部及び第2止流部と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記第2止流部の止流状態を維持するように、前記握持用本体及び前記分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前記第1止流部及び第2止流部の間で切断するカッターとを有し、
    前記把持用本体の屈曲部側に前記第1止流部が配置され、前記把持用本体の両端の開放側に前記分離体と該分離体の内側に設けられた前記第2止流部が配置されており、
    前記連通路と前記チューブ保持孔とは、全体として、外部空間側から前記チューブ保持孔内部へ至る方向において、幅が漸減するテーパ状部と、幅が拡大する拡大状部とを有し、
    前記連通路のうち少なくとも前記把持用本体の屈曲部側に位置する連通路は、少なくとも一方の側部が、その側方に形成された溝によって、弾性的に開閉できるようにバネ性をもたらされており、
    前記第1止流部の突起と突起との隙間をW1 、前記第2止流部の突起と突起との隙間をW2 、前記握持用本体に形成されたチューブ保持孔の内径をD1 、前記分離体に形成されたチューブ保持孔の内径をD2 、前記チューブの外径をD0 としたとき、W2 <W1 <D1 〜D2 、かつ、W2 <D0 とされていることを特徴とする医療用チューブの切り離し具。
  2. 間に屈曲部を有し、その両端が互いに対向して伸び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部にて開閉方向に変形可能な握持用本体と、
    この握持用本体の内側に分離可能に配置され、前記握持用本体を閉じるときに前記握持用本体に押圧されて閉じる分離体と、
    前記握持用本体及び前記分離体のそれぞれの内部に医療用チューブを保持するように形成されたチューブ保持孔と、
    このチューブ保持孔と外部空間とを連通して前記握持用本体及び前記分離体の側部に形成された連通路と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該当個所を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本体の内側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応する個所に設けられた第1止流部及び第2止流部と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記第2止流部の止流状態を維持するように、前記握持用本体及び前記分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部と、
    前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前記第1止流部及び第2止流部の間で切断するカッターとを有し、
    前記把持用本体の屈曲部側に前記第1止流部が配置され、前記把持用本体の両端の開放側に前記分離体と該分離体の内側に設けられた前記第2止流部が配置されており、
    前記カッターは、前記連通路の開口方向に向かうほど長く突出した斜めの刃先を有しており、
    前記第1止流部の突起と突起との隙間をW1 、前記第2止流部の突起と突起との隙間をW2 、前記握持用本体に形成されたチューブ保持孔の内径をD1 、前記分離体に形成されたチューブ保持孔の内径をD2 、前記チューブの外径をD0 としたとき、W2 <W1 <D1 〜D2 、かつ、W2 <D0 とされていることを特徴とする医療用チューブの切り離し具。
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