JPH0518587B2 - - Google Patents

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JPH0518587B2
JPH0518587B2 JP2115420A JP11542090A JPH0518587B2 JP H0518587 B2 JPH0518587 B2 JP H0518587B2 JP 2115420 A JP2115420 A JP 2115420A JP 11542090 A JP11542090 A JP 11542090A JP H0518587 B2 JPH0518587 B2 JP H0518587B2
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JP
Japan
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tube
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Kazumi Ookata
Hiroaki Nakajima
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Piolax Inc
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Kato Hatsujo Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明は血液、各種の化学溶液やガスなどを流
している流路用チユーブに付設しておき災害発生
時には、これを手動操作するだけで、当該チユー
ブを上記血液等が流失してしまうことのないよう
に切断分離して、例えば人工透析中の入院患者で
も自力で緊急退避ができるようにしたり、また危
険な薬品の隔離など適切な措置を、迅速になし得
るようにした血液等の流路用チユーブ切り離し具
に関する。
≪従来の技術≫ 既知のようにじん臓患者は、自分の血液中にお
ける毒素を浄化するため、3日に1回は5〜8時
間かけてこの人工透析の治療を受けなければなら
ないが、これには、第3図に示す通り患者の人体
Aと人工じん臓Bとを血液等の流路用チユーブC
により連結することで、血液回路を閉成するので
あり、この際、当該チユーブCの連結端部C′,
C′は患者の両腕に外れることのないよう取り付け
られているから、当該患者は寝たままの状態にあ
つて自由に動くこともできない。
従つて、このような場合に地震、火災などの災
害が発生したとすれば、患者は自力で逃げ出すこ
とが不可能であり、このため従来は、どうしても
ナースなどにより第4図の如く流路用チユーブC
を、クリツプD,D′によつて挟持し、これによ
り血流を阻止した後、鋏EによつてクリツプD,
D′間の同チユーブCを切断することで、連結端
部C′,C′を付けたまま患者が逃げられるようにし
てやらねばらならなかつた。
≪発明が解決しようとする問題点≫ 本発明は上記の従来例に鑑み、前記の人工透析
のような場合には、予め患者自体が手動操作でき
るような位置にあつて、当該流路用チユーブC
に、第3図の如く適切な構成をもつた切り離し具
F,F′を付設しておき、災害発生時には患者自ら
が夫々の手を使つて、これを握りしめるといつた
簡易な操作だけで、二箇所で血流を阻止すると共
に、当該止血状態を保持させ当該二箇所の間で同
チユーブを切断し、かつこの切り離し具F,F′を
夫々二分可能に構成することで、患者が自力によ
つて簡易迅速に、血液を放散することなく退避で
きるようにするのが、第1の目的であり、さらに
本発明では、上記の如く二分可能とするため、最
初から別体に構成された二部材を用意するように
し、一方の部材に他方の小部材を収納しておき、
一方の部材を握り締めるといつた簡易な操作によ
り、他方の部材をも押圧変形させ得るようにし、
これにより、前記の流路用チユーブCの止流保持
状態下における切断を可能とすることで、当該切
断後は一部材から他部材を引き出すだけで、患者
等が簡易、迅速に安心して使用できるようにしよ
うとするのが第2の目的である。
もちろん本願発明を理化学的または工業的な流
路用チユーブに採択すれば、災害発生に際し二次
災害の発生原因となるような薬品に対する応急措
置をも、的確に行い得ることとなる。
≪問題点を解決するための手段≫ 本発明は上記の目的を達成するために、血液等
の流路用チユーブが挿通可能になるよう第1、第
2孔による連通孔が穿設されている握持用本体
と、これとは別体に形成され、上記流路用チユー
ブが挿通可能になるよう第3、第4孔による連通
孔が穿設されている分離用部材とからなり、握持
用本体は、その一側に存する両端末部を上下配置
にて離間開成させることによりU字状にして変形
自在なるよう形成した外周枠体と、当該外周枠体
の閉成側に連装内設した第1止流保持部とからな
り、さらに当該外周枠体の下側端末部寄りに、前
記分離用部材を収脱自在なるよう載置する収納部
が設けられていると共に、同上外周枠体の上側端
末部寄りには、当該上側端末部寄りと下側端末部
寄りとの握り締め等による押圧により、C字状に
て変形自在なるように形成され、かつ第2止流保
持部を有する前記分離用部材を当接押下する押下
用部が形成され、上記第1止流保持部と第2止流
保持部とには、上記握り締め等による押圧によ
り、前記の第1、第2、第3、第4孔の連通孔に
貫通されている流路用チユーブを挟圧して、その
流れを阻止可能とした第1、第2止流部と、当該
止流状態を保持させる各第1、第2保持部とを設
けると共に、握持用本体には、上記第1、第2止
流部間にあつて、同上握り締め等による押圧によ
り当該流路用チユーブを切断可能とした位置に、
カツターが配設されていることを特徴とする血液
等の流路用チユーブ切り離し具を提供しようとし
ている。
≪作用≫ 本発明に係る切り離し具は、予め握持用本体の
収納部に、別対である分離用部材を収納すると共
に、これらが有する連通孔に流路用チユーブを挿
通するようにして、これに取り付けてあるから、
患者等が握持用本体を握りしめるとか、押し潰す
ようにしてやれば、握持用本体が変形するだけで
なく、当該変形により分離用部材も変形すること
で、夫々の第1止流保持部、第2止流保持部にお
ける第1止流部、第2止流部が、前記チユーブC
の挟圧により血流等を止めると共に、この止流状
態が当該変形により係止状態となる第1保持部、
第2保持部により夫々保持され、しかもこの止流
状態でカツターが、第1、第2止流部間にて流路
用チユーブを切断することになる。
従つて、この状態となれば分離用部材は握持用
本体から自由に取り出すことができ、このため人
工透析中の患者の場合でも分離用部材が付され
た、当該チユーブCの連結端部C′,C′を取り付け
たまま、自力脱出が可能となる。
≪実施例≫ 本発明を先ず、第1図と第2図とにより示した
実施例によつて詳記すれば、合成樹脂などによつ
て弾性的に変形自在なるよう形成したU字状に曲
成の握持用本体1と、これと別体に形成されたC
字状の分離用部材2とにより構成されている。
ここで、上記握持用本体1は、その端末部1
a,1bを上下配置に対向させて右側開口のU字
状に形成した変形自在な外周枠体1cを有し、当
該外周枠体1cの閉成されている左側に設けられ
た第1止流保持部3と、上記分離用部材2に設け
られた第2止流保持部材4とには、夫々当該枠体
1cと分離用部材2とから上下配置で、かつ少し
だけ左右にずらして突設した第1上側突起3a、
第2上側突起4aと第1下側突起3a′、第2下側
突起4a′の臨設による第1止流部3b、第2止流
部4bが形成されていると共に、第1上側爪片3
c、第2上側爪片4cと第1下側爪片3c′、第2
下側爪片4c′との臨設により、後述の手動操作に
よつて、当該各爪片が互いに係止自在である第1
保持部3d、第2保持部4dが形成されている。
そして、さらに握持用本体1の外周枠体1cか
らカツター5が下向きに突設されており、5aは
同外周枠体1cから突条5b,5b′を突設するこ
とで形成したカツター5の嵌着溝を示し、ここで
当該カツター5は第1止流保持部3の右側寄りに
設けられており、5cは後述のようにカツター5
により流路用チユーブCを切断し易いように外周
枠体1cの下側から上向きに突設したチユーブ受
突条を示している。
さらに、握持用本体1の外周枠体1cにあつ
て、その下側である端末部1b寄りには、収納部
1dが凹設されていて、ここに収脱自在なるよう
前記の分離用部材2が収納可能であり、その直上
にあつて外周枠体1cの上側である端末部1a
が、分離用部材2を覆うように延出している。
また、握持用本体1には、外周枠体1cの上側
である端末部1a寄りにあつて、押下用部1eが
設けられ、当該押下用部1eによつて、別体であ
る分離用部材2の第2下側爪片4c′に係止される
第2上側爪片4cを押下できるようになつてお
り、図中2aは当該分離用部材2の外側壁を示し
ている。
図中6は、前記のゴム等により形成された流路
用チユーブCを挿通するための連通孔であつて、
当該挿通孔6は、外周枠体1cの左側にあつて下
位寄りに穿設した第1孔6aと、第1止流保持部
3の第下側爪片3c′に穿設の第2孔6bと、さら
に第2止流保持部4の第2下側爪片4c′と外側壁
2aとの夫々穿設されている第3、第4孔6b′,
6a′の列設により構成されている。
そこで、上記の実施例による切り離し具を使用
するには、握持用本体1の収納部1dに、分離用
部材2を収納載置し、図示のように流路用チユー
ブCを、第1、第2孔6a,6bそして第1、第
2孔6b′,6a′による列設された連通孔6に挿通
して適切位置、すなわち前記人工透析の場合であ
れば、第3図につき前記した如き手動操作可能な
箇所に付設しておく。
今地震、火事等の災害が発生したときは、当該
患者自身が夫々左右の各手で、外周枠体1cの両
端末部1a,1b寄りを握持するなどして、これ
を握り潰すようにすればよく、これによつて第1
図のa,bに示される通り第1止流保持部3の第
1上側突起3aと第1下側突起3a′の近接により
第1止流部3bが流路用チユーブCを押し潰して
流れを止め、このとき第1上側爪片3cと第1下
側爪片3c′が夫々係止するに至り、当該止流状態
が第1保持部3dにて保持されるに至る。
一方、上記外周枠体1cの握持等により、その
前記した押下用部1eが、分離用部材2の第2上
側爪片4cを押下することとなり、この結果第1
図aの状態から同図bの状態、すなわち分離用部
材2の第2止流部4bにより流路用チユーブCの
止流がなされ、かつ第2上側爪片4cと第2下側
爪片4c′との係止により、第2保持部4dによる
当該止流状態が保持されるに至ると共に、前記の
カツター5が同上チユーブCを切断することにな
る。
そこで人工透析を受けている当該患者は、外周
枠体1cに対する握持を解除すれば、次いで患者
が第2図の矢印G方向に連結端部c′を引くだけ
で、別体である分離用部材2は握持用本体1から
引き出され、迅速な両者1,2の止流状態下にお
ける引き離しができることとなる。
≪発明の効果≫ 本発明は上記のようにして構成されるものであ
るから、これを流路用チユーブに挿通により付設
しておくだけで、患者や作業者の極めて簡易な手
許操作により、当該チユーブの止流と切断および
切り離し具自体の分離を迅速に行うことができ、
この結果緊急を要する災害発生時にあつても、ナ
ース等他者の手を煩わすことなしに、自力によつ
て血液とか薬液を放散することなく退避したり、
危険物の間隔を行うことができる。
また、本発明では握持用本体がU字状に曲成さ
れ、これに分離用部材が抱持されているので、握
持用本体の外周枠体を丁度ホツチキスの操作のよ
うな簡易な挙動により、第1止流保持部はもとよ
り、第2止流保持部をも押下変形でき、これによ
り両者の止流とその保持作用を行なわせることが
可能となり、しかも、流路用チユーブの切断後は
全く何等の操作をも要することなく、握持用本体
と分離用部材との引き離しが可能となり、さら
に、この分離用部材は小形化できるので、これを
垂下状態に脱出する際にも、患者等に大きな荷重
負担を与えることがない。
なお本発明は合成樹脂により成形されるもので
あるから、動脈用、静脈用として色別成形すれば
取付時あるいは再使用時において一層有効な処置
をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、本発明に係る切り離し具の一
実施例を示す夫々手動操作前、手動操作直後の各
斜視図と縦断正面図、第2図は同止具の分離状態
における要部を示す縦断正面図、第3図は、同上
具を人工透析に使用した状態の説明図、第4図は
従来の流路用チユーブ切断手段を示す説明図であ
る。 1……握持用本体、1a,1b……端末部、1
c……外周枠体、1d……収納部、2……分離用
部材、3……第1止流保持部、3b……第1止流
部、3d……第1保持部、4……第2止流保持
部、4b……第2止流部、4d……第2保持部、
5……カツター、6……連通孔、6a……第1
孔、6b……第2孔、6b′……第3孔、6a′……
第4孔、C……流路用チユーブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 血液等の流路用チユーブが挿通可能なるよう
    第1、第2孔による連通孔が穿設されている握持
    用本体と、これとは別体に形成され、上記流路用
    チユーブが挿通可能なるよう第3、第4孔による
    連通孔が穿設されている分離用部材とからなり、
    握持用本体は、その一側に存する両端末部を上下
    配置にて離間開成させることによりU字状にして
    変形自在なるよう形成した外周枠体と、当該外周
    枠体の閉成側に連装内設した第1止流保持部とか
    らなり、さらに当該外周枠体の下側端末部寄り
    に、前記分離用部材を収脱自在なるよう載置する
    収納部が設けられていると共に、同上外周枠体の
    上側端末部寄りには、当該上側端末部寄りと下側
    端末部寄りとの握り締め等による押圧により、C
    字状にて変形自在なるよう形成され、かつ第2止
    流保持部を有する前記分離用部材を当接押下する
    押下用部が形成され、上記第1止流保持部と第2
    止流保持部とには、上記握り締め等による押圧に
    より、前記の第1、第2、第3、第4孔の連通孔
    に貫通されている流路用チユーブを挟圧して、そ
    の流れを阻止可能とした第1、第2止流部と、当
    該止流状態を保持させる各第1、第2保持部とを
    設けると共に、握持用本体には、上記第1、第2
    止流部間にあつて、同上握り締め等による押圧に
    より当該流路用チユーブを切断可能とした位置
    に、カツターが配設されていることを特徴とする
    血液等の流路用チユーブ切り離し具。
JP2115420A 1990-05-01 1990-05-01 血液等の流路用チューブ切り離し具 Granted JPH0394763A (ja)

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