JP3852558B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人の着座を検知するために赤外線を利用したセンサを備えた局部洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の温水洗浄便座は、例えば図8に示すように、局部洗浄装置本体2の前面側に便座3が回動自在に接続され、便座3の上面側に便蓋4が起倒自在に配置されている。局部洗浄装置本体2内には着座センサ5’が設置され、着座センサ5’からの赤外線Cを便座3上の対象物に当てて、赤外線Cが反射した反射光の入力角度を検知する仕様となっている。図中の30は局部洗浄ノズルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、便座3に人が着座していない場合において、便蓋4が開状態のときは着座センサ5’からの赤外線Cはトイレルーム内のどこに反射するか不確実である。しかもこの状態での着座センサ5’には便器1直前に人がいる等の便器1に近い状態あるいは前方のドアが開放されている状態など、さまざまな信号が着座センサ5’からマイコンヘ出力されることになる。そのためにマイコンの着座判定の閾値をいろいろな状況を想定して設定する必要がある。また、広い範囲を検知することになり、例えば、窓からの直射日光や鏡面反射物などの外乱要因により、様々なノイズによる誤動作がおこる可能性もある。
【0004】
また非着座時において、便蓋4が閉じているときには、便蓋4に赤外線Cが当たることになり、その距離をマイコンで判定する必要がある。しかしながら、人が着座する位置と通常便蓋4が閉じた場合の位置は非常に近接しており、その違いをマイコンで判定するのは非常に難しく、便蓋4が閉位置にあることを検知するための専用のセンサ等が必要となってくる。
【0005】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、着座時と非着座時とで反射光の識別が正確にでき、誤検知を確実に防ぐことができると共に、マイコンでの判定も容易な着座検知手段を有する局部洗浄装置を提供するにあり、他の目的とするところは、測距センサの角度を設定する者が照射角度の調整を間違えることなく正確に行うことができ、また、便座が自動開閉機構を備えている場合でも非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を簡易に防止できるようにした局部洗浄装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、便器1の後部上面に局部洗浄装置本体2が配置され、局部洗浄装置本体2の前方に便座3及び便蓋4が上下方向に回動自在にそれぞれ配置され、便座3への人の着座を検知する着座検知手段を備えている局部洗浄装置において、上記着座検知手段は、局部洗浄装置本体2の前面に配置され、赤外線Cを発光し、対象物に反射した反射光を検出して対象物までの距離を赤外線Cにより測定する測距センサ5からなり、非着座時において少なくとも便器1の上に便座3を倒した状態では便蓋4が開状態又は閉状態のいずれの状態でも、測距センサ5からの赤外線Cが便座3の穴6を通過して人の着座位置とは距離差がある便器1の表面に当たるように赤外線Cの照射角度が設定されていることを特徴としており、このように構成することで、非着座時において、測距センサ5からの赤外線Cを便座3と便蓋4とに干渉しないように便座3の穴6を通過して便器1に当てることで、着座時と非着座時とで反射光の識別が容易にできると共に、便器1と着座時における人体位置とは離れているため、赤外線Cを利用した測距センサ5を使用した場合の誤検知を確実に防ぐことができる。また、便器1位置と人の着座位置には明確な差(距離差)があるので、マイコンでの判定も容易となる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、測距センサ5からの赤外線Cの照射角度を、水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機構7を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、測距センサ5からの赤外線Cの照射角度を外部から調節でき、確実に便座3の穴6に向くようにでき、調節が容易になるうえに、多様な便器1に対応することができる。
【0008】
また請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、測距センサ5からの赤外線Cが適正方向に角度調整されたことを表示するための発光体を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくなる。
【0009】
また請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、測距センサ5からの赤外線Cが適正方向に角度調整されたことを表示するためのブザー8を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくなる。
【0010】
また請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座3の開閉を検知する便座角度検知センサ9を設け、便座3の動作中では測距センサ5による検知を無効にすることを特徴とするのが好ましく、この場合、非着座時に便座3が開閉された場合の誤検知を防止できるようになる。
【0011】
また請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座3がモータ等の動力とその動力を伝達する1つ以上のギア又はベルトとを有する自動開閉機構10を備えていると共に、自動開閉機構10の動作制御用のギア角度検知センサ或いはギアやモータの回転を検知する検知センサのいずれかを用いて便座3の位置を検知し、便座3の動作中では測距センサ5による検知を無効にすることを特徴とするのが好ましく、この場合、自動開閉機構10の内部に備わっている動作制御用のセンサを利用して、非着座時に便座3が開閉された場合の誤検知を防止できるようになる。
【0012】
また請求項7記載の発明は、請求項6記載の効果に加えて、便座3の自動開閉機構10に通電してモータが動作した時には測距センサ5による検知を無効にすることを特徴とするのが好ましく、この場合、自動開閉機構10の内部に動作制御用のセンサを有していない場合でも、モーターの通電を検知するだけの安価な構造で、非着座時に便座3が開閉された場合の誤検知を防止できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0014】
図1は温水洗浄便座の概略図であり、局部洗浄装置本体2と便蓋4と便座3とで構成されている。図中の30は局部洗浄ノズルである。
【0015】
本実施形態では、図4に示すように、便器1の後部上面に局部洗浄装置本体2が配置され、局部洗浄装置本体2の前方に便座3が上下方向に回動自在に配置され、便座3の上面側に便蓋4が上下方向に開閉自在に配置されている。
【0016】
局部洗浄装置本体2の中央の前面側には、図1〜図3に示すように、凹所11が設けられ、この凹所11内に便蓋4の回動軸側の一端部4aが軸支されている。局部洗浄装置本体2の左右いずれか一方の右側の前面(図3では右側の前面となっているが、左側の前面でもよい。)には、人の着座を検知する着座検知手段が設けられている。着座検知手段は、対象物までの距離を赤外線Cにより測定する測距センサ5で構成されている。この測距センサ5は赤外線Cを発光して、対象物に反射したその反射光の入力角度を検出して、対象物までの距離を測るものであり、その照射角度は、赤外線Cセンサの向きを下向きにして便座3の穴6を通るように設定してある。つまり、便蓋4が閉状態又は開状態のいずれの状態であっても、赤外線Cが便蓋4に干渉することがない位置に測距センサ5が配置されており、便蓋4がどのような開閉位置にあっても、赤外線Cが便蓋4によって影響を受けることがないようにしてある。また、少なくとも便器1の上に便座3を倒した状態では、赤外線Cは便座3には干渉せずに、便座3の穴6を通過して便器1内部の表面部分イに当たるように設定してある。
【0017】
しかして、測距センサ5から便蓋4と便座3との間に赤外線Cを発信して、便座3と便蓋4とに干渉しないように赤外線Cを便座3の穴6を通過させることによって、便座3及び便蓋4の影響がでないように考慮したことによって、便蓋4が開状態(図3、図4の状態)又は閉状態(図1、図2)のいずれの状態であっても、赤外線Cが便蓋4及び便座3に干渉することがなくなる。つまり、非着座時において、便蓋4とは関係なく便座3が倒れた状態にある限り、赤外線Cを便器1の表面部分イ(図3)に当てることができるので、従来のようなセンサからの赤外線Cがトイレルーム内のどこに反射するか不確実である場合と比較して、ノイズによる誤作動を確実に防止できるようになる。しかも便器1位置と人の着座位置とは明確な差(距離差)があるので、つまり人が着座する位置と便器1の表面との位置は大きく離れているため、マイコンでの判定も容易になる。従って、便蓋4が閉位置にあることを検知するセンサ等も不要となり、安価で済む。
【0018】
図5は測距センサ5の角度調節機構7を設けた場合の実施形態を示している。ここでは測距センサ5の外郭部12に、垂直回転軸13と水平回転軸14とをそれぞれ設け、各回転軸13,14を局部洗浄装置本体2に対して回転自在に支持して測距センサ5を左右方向Aと前後方向Bとに回転可能としてある。このように測距センサ5の照射角度を外部から前後左右に調節することで多様な便器に対応することができる。しも、測距センサ5の照射角度を水平方向・垂直方向に動かせるようにして、その角度調整機構7を使って赤外線Cが確実に便座3の穴6を通過して便器1に当てるようにすることができるので、赤外線Cが確実に便座3の穴6を向くように調整できるようになる。また図5に示す例では、局部洗浄装置本体2には、測距センサ5の照射角度を調整する際に、赤外線Cが便座3の穴6を通過したことを知らせるためのブザー8が設けられており、このブザー8によって設定者が調整を間違えることがなくなる。なお、ブザー8に代えて、LED等の発光体(図示せず)を設け、赤外線Cが便座3の穴6を通過して便器1に当たる適正位置に角度が調整された時に、LED等を発光させて使用者に知らせるようにしてもよく、この場合も、測距センサ5の向きの最適状態を設定者に知らせて、角度調整の間違いをなくすことができる。
【0019】
図6は、便座3が起立状態にある場合を示している。小便時とか便器1の清掃時などでは、便座3は開かれるが、このとき測距センサ5は便座3の穴6を狙っているため、便座3を動かすと便座3の表面部分ロに当たり、必ず便座3を検知してしまうことになり、人が着座したと誤検知する可能性がある。これを回避するために、本例では、便座3の回転軸部分にその回転を検知するための便座角度検知センサ9を設置し、便座3の回動時には測距センサ5からの信号を無視して着座検知を行わないようにしている。便座角度検知センサ9としては、便座3の軸の回転量を検知するものであってもよいが、その構成は特に限定されない。しかして、便座3が閉状態から回動していると検知されたときには測距センサ5による着座の検知を無視することで、便座3を開閉させた時に赤外線Cと便座3との干渉による着座の誤検知を回避でき、不要な洗浄動作等が行われないようにすることができる。なお、便座3は手動で開閉される場合に限らず、以下のように電動による自動開閉機構10を備えているものであってもよい。
【0020】
図7は、便座3の自動開閉機構10が設置されている場合の実施形態の一例を示している。この自動開閉機構10は、モーターとギア等の動力伝達機構とを有し、その動作を制御するためギアの回転数や角度を検知する各種の動作制御用のセンサを使用するのが一般的である。そこで上記図6の便座角度検知センサ9の代わりに、自動開閉機構10に備わっている動作制御用のセンサ20を用いて便座3の開閉状態を検知し、便座3が開状態にあるとき或いは閉状態から開状態に移動している時には、測距センサ5からの信号を無視して着座検知を行わないように構成されている。このように、便座3が自動開閉機構10を採用している場合において、自動開閉機構10の動作制御用のギア角度検知センサ又はギアやモーターの回転を検知する検知センサからの入力信号で便座3の位置を検出して、便座3の移動中に測距センサ5の検知範囲にあれば、着座の検知があってもそれを無効とし、洗浄動作等を行わないようにすることによって、便座3の自動開閉機構10内に備わっている動作制御用のセンサ20を利用して、新たなセンサを追加することなく、赤外線Cと便座3との干渉による着座の誤検知を防止できるようになる。
【0021】
なお、便座3が上記のような自動開閉機構10を採用している場合において、仮りに自動開閉機構10にギアの回転数や角度を検知する動作制御用のセンサ20が使用されていない場合にあっては、モータに通電されたときにこれを検知して便座3が移動していると判定し、このときは測距センサ5からの信号を無視して着座検知を行わないようにすることが可能である。つまり、自動開閉機構10に通電してモーターが動作した時には、着座の検知を無効とし、洗浄動作等を行わないようにする。このようにすれば、自動開閉機構10にギアの回転数や角度を検知する動作制御用のセンサが使用されていない場合でも、他のセンサを用いずに、モータへの通電の有無を検知するだけでよく、誤検知を安価な構造で防止できるようになる。
【0022】
なお、前記実施形態では、便座3を起立させた状態では、赤外線Cが便座3の穴6から外れて便座3に反射する場合を例示しているが、これには限らず、便座3の起立状態でも赤外線Cが便座3の穴6を通過できるように赤外線Cの照射角度を設定することが可能であり、この場合、前記実施形態のように便座3の起立時に測距センサ5からの信号を無視するような制御システムを採用しなくてもよく、制御が容易となる。
【0023】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、便器の後部上面に局部洗浄装置本体が配置され、局部洗浄装置本体の前方に便座及び便蓋が上下方向に回動自在にそれぞれ配置され、便座への人の着座を検知する着座検知手段を備えている局部洗浄装置において、上記着座検知手段は、局部洗浄装置本体の前面に配置され、赤外線を発光し、対象物に反射した反射光を検出して対象物までの距離を測定する測距センサからなり、非着座時において少なくとも便器の上に便座を倒した状態では便蓋が開状態又は閉状態のいずれの状態でも、測距センサからの赤外線が便座の穴を通過して人の着座位置とは距離差がある便器の表面に当たるように赤外線の照射角度が設定されているので、非着座時において、測距センサからの赤外線を便座と便蓋とに干渉しないように便座の穴を通過して便器に当てることで、着座時と非着座時とで反射光の識別が容易にできると共に、便器と着座時における人体位置とは離れているため、赤外線を利用した測距センサを使用した場合の誤検知を確実に防ぐことができる。また、便器位置と人の着座位置には明確な差(距離差)があるので、マイコンでの判定も容易となり、また、便蓋が開いた状態で人が着座していない場合でも、便蓋とは関係なく、一定して便器からの反射光を受光することができるので、ノイズによる誤作動を防ぐことができる。そのうえ、便蓋がどの位置にあるかを検知するセンサ等も不要となるので、高精度の測距センサを安価に提供できるものである。
【0024】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、測距センサからの赤外線の照射角度を、水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機構を設けたので、測距センサからの赤外線の照射角度を外部から調節でき、確実に便座の穴を向くようにでき、調節が容易になるうえに、多様な便器に対応することができる。
【0025】
また請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、測距センサからの赤外線が適正方向に角度調整されたことを表示するための発光体を設けたので、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくなる。
【0026】
また請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、測距センサからの赤外線が適正方向に角度調整されたことを表示するためのブザーを設けたので、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくなる。
【0027】
また請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座の開閉を検知する便座角度検知センサを設け、便座の動作中では測距センサによる検知を無効にするので、便座を開閉させた時の測距センサからの検知信号を無視することで、非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を回避することができ、不要な洗浄動作等を行わないようにすることができる。
【0028】
また請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座がモータ等の動力とその動力を伝達する1つ以上のギア又はベルトとを有する自動開閉機構を備えていると共に、自動開閉機構の動作制御用のギア角度検知センサ或いはギアやモータの回転を検知する検知センサのいずれかを用いて便座の位置を検知し、便座の動作中では測距センサによる検知を無効にするので、自動開閉機構内の動作制御用のセンサを利用して、非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を回避でき、不要な洗浄動作等を行わないようにすることができる。
【0029】
また請求項7記載の発明は、請求項6記載の効果に加えて、便座の自動開閉機構に通電してモータが動作した時には測距センサによる検知を無効にするので、自動開閉機構に動作制御用のセンサがなくても、モーターの通電を検知することによって、安価で、非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を回避でき、不要な洗浄動作等を行わないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す側面断面図である。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】同上の便蓋を開いた状態の斜視図である。
【図4】同上の便座を開いた状態の側面図である。
【図5】(a)は他の実施形態の斜視図、(b)は測距センサの斜視図である。
【図6】更に他の実施形態の斜視図である。
【図7】更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】従来例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 便器
2 局部洗浄装置本体
3 便座
4 便蓋
5 測距センサ
6 便座の穴
7 角度調整機構
8 ブザー
9 便座角度検知センサ
10 自動開閉機構
C 赤外線
Claims (7)
- 便器の後部上面に局部洗浄装置本体が配置され、局部洗浄装置本体の前方に便座及び便蓋が上下方向に回動自在にそれぞれ配置され、便座への人の着座を検知する着座検知手段を備えている局部洗浄装置において、上記着座検知手段は、局部洗浄装置本体の前面に配置され、赤外線を発光し、対象物に反射した反射光を検出して対象物までの距離を測定する測距センサからなり、非着座時において少なくとも便器の上に便座を倒した状態では便蓋が開状態又は閉状態のいずれの状態でも、測距センサからの赤外線が便座の穴を通過して人の着座位置とは距離差がある便器の表面に当たるように赤外線の照射角度が設定されていることを特徴とする局部洗浄装置。
- 測距センサからの赤外線の照射角度を、水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
- 測距センサからの赤外線が適正方向に角度調整されたことを表示するための発光体を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部洗浄装置。
- 測距センサからの赤外線が適正方向に角度調整されたことを表示するためのブザーを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部洗浄装置。
- 便座の開閉を検知する便座角度検知センサを設け、便座の動作中では測距センサによる検知を無効にすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の局部洗浄装置。
- 便座がモータ等の動力とその動力を伝達する1つ以上のギア又はベルトとを有する自動開閉機構を備えていると共に、自動開閉機構の動作制御用のギア角度検知センサ或いはギアやモータの回転を検知する検知センサのいずれかを用いて便座の位置を検知し、便座の動作中では測距センサによる検知を無効にすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の局部洗浄装置。
- 便座の自動開閉機構に通電してモータが動作した時には測距センサによる検知を無効にすることを特徴とする請求項6記載の局部洗浄装置。
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