JP2002194794A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2002194794A JP2000393867A JP2000393867A JP2002194794A JP 2002194794 A JP2002194794 A JP 2002194794A JP 2000393867 A JP2000393867 A JP 2000393867A JP 2000393867 A JP2000393867 A JP 2000393867A JP 2002194794 A JP2002194794 A JP 2002194794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座時と非着座時とで反射光の識別が容易且
つ正確にでき、誤検知を確実に防止する。マイコンによ
る判定を容易にする。 【解決手段】 便器1の後部上面に局部洗浄装置本体2
が配置され、局部洗浄装置本体2の前方に便座3及び便
蓋4が上下方向に回動自在にそれぞれ配置され、便座3
への人の着座を検知する着座検知手段を備えている局部
洗浄装置である。着座検知手段は、局部洗浄装置本体2
の前面に配置されて対象物までの距離を赤外線Cにより
測定する測距センサ5からなり、非着座時において少な
くとも便器1の上に便座3を倒した状態では便蓋4が開
状態又は閉状態のいずれの状態でも、測距センサ5から
の赤外線Cが便座3の穴6を通過して便器1に当たるよ
うに赤外線Cの照射角度が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人の着座を検知す
るために赤外線を利用したセンサを備えた局部洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温水洗浄便座は、例えば
図8に示すように、局部洗浄装置本体2の前面側に便座
3が回動自在に接続され、便座3の上面側に便蓋4が起
倒自在に配置されている。局部洗浄装置本体2内には着
座センサ5’が設置され、着座センサ5’からの赤外線
Cを便座3上の対象物に当てて、赤外線Cが反射した反
射光の入力角度を検知する仕様となっている。図中の3
0は局部洗浄ノズルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、便座3に人が着座していない場合において、便蓋4
が開状態のときは着座センサ5’からの赤外線Cはトイ
レルーム内のどこに反射するか不確実である。しかもこ
の状態での着座センサ5’には便器1直前に人がいる等
の便器1に近い状態あるいは前方のドアが開放されてい
る状態など、さまざまな信号が着座センサ5’からマイ
コンヘ出力されることになる。そのためにマイコンの着
座判定の閾値をいろいろな状況を想定して設定する必要
がある。また、広い範囲を検知することになり、例え
ば、窓からの直射日光や鏡面反射物などの外乱要因によ
り、様々なノイズによる誤動作がおこる可能性もある。
【0004】また非着座時において、便蓋4が閉じてい
るときには、便蓋4に赤外線Cが当たることになり、そ
の距離をマイコンで判定する必要がある。しかしなが
ら、人が着座する位置と通常便蓋4が閉じた場合の位置
は非常に近接しており、その違いをマイコンで判定する
のは非常に難しく、便蓋4が閉位置にあることを検知す
るための専用のセンサ等が必要となってくる。
【0005】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、着座
時と非着座時とで反射光の識別が正確にでき、誤検知を
確実に防ぐことができると共に、マイコンでの判定も容
易な着座検知手段を有する局部洗浄装置を提供するにあ
り、他の目的とするところは、測距センサの角度を設定
する者が照射角度の調整を間違えることなく正確に行う
ことができ、また、便座が自動開閉機構を備えている場
合でも非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を簡易
に防止できるようにした局部洗浄装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明にあっては、便器1の後部上面に
局部洗浄装置本体2が配置され、局部洗浄装置本体2の
前方に便座3及び便蓋4が上下方向に回動自在にそれぞ
れ配置され、便座3への人の着座を検知する着座検知手
段を備えている局部洗浄装置において、上記着座検知手
段は、局部洗浄装置本体2の前面に配置されて対象物ま
での距離を赤外線Cにより測定する測距センサ5からな
り、非着座時において少なくとも便器1の上に便座3を
倒した状態では便蓋4が開状態又は閉状態のいずれの状
態でも、測距センサ5からの赤外線Cが便座3の穴6を
通過して便器1に当たるように赤外線Cの照射角度が設
定されていることを特徴としており、このように構成す
ることで、非着座時において、測距センサ5からの赤外
線Cを便座3と便蓋4とに干渉しないように便座3の穴
6を通過して便器1に当てることで、着座時と非着座時
とで反射光の識別が容易にできると共に、便器1と着座
時における人体位置とは離れているため、赤外線Cを利
用した測距センサ5を使用した場合の誤検知を確実に防
ぐことができる。また、便器1位置と人の着座位置には
明確な差(距離差)があるので、マイコンでの判定も容
易となる。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、測距センサ5からの赤外線Cの照射角
度を、水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機
構7を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場
合、測距センサ5からの赤外線Cの照射角度を外部から
調節でき、確実に便座3の穴6に向くようにでき、調節
が容易になるうえに、多様な便器1に対応することがで
きる。
【0008】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、測距センサ5からの赤外
線Cが適正方向に角度調整されたことを表示するための
発光体を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場
合、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくな
る。
【0009】また請求項4記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、測距センサ5からの赤外
線Cが適正方向に角度調整されたことを表示するための
ブザー8を設けたことを特徴とするのが好ましく、この
場合、設定者が照射角度の調整を間違えることがなくな
る。
【0010】また請求項5記載の発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座3の開
閉を検知する便座角度検知センサ9を設け、便座3の動
作中では測距センサ5による検知を無効にすることを特
徴とするのが好ましく、この場合、非着座時に便座3が
開閉された場合の誤検知を防止できるようになる。
【0011】また請求項6記載の発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座3がモ
ータ等の動力とその動力を伝達する1つ以上のギア又は
ベルトとを有する自動開閉機構10を備えていると共
に、自動開閉機構10の動作制御用のギア角度検知セン
サ或いはギアやモータの回転を検知する検知センサのい
ずれかを用いて便座3の位置を検知し、便座3の動作中
では測距センサ5による検知を無効にすることを特徴と
するのが好ましく、この場合、自動開閉機構10の内部
に備わっている動作制御用のセンサを利用して、非着座
時に便座3が開閉された場合の誤検知を防止できるよう
になる。
【0012】また請求項7記載の発明は、請求項6記載
の効果に加えて、便座3の自動開閉機構10に通電して
モータが動作した時には測距センサ5による検知を無効
にすることを特徴とするのが好ましく、この場合、自動
開閉機構10の内部に動作制御用のセンサを有していな
い場合でも、モーターの通電を検知するだけの安価な構
造で、非着座時に便座3が開閉された場合の誤検知を防
止できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0014】図1は温水洗浄便座の概略図であり、局部
洗浄装置本体2と便蓋4と便座3とで構成されている。
図中の30は局部洗浄ノズルである。
【0015】本実施形態では、図4に示すように、便器
1の後部上面に局部洗浄装置本体2が配置され、局部洗
浄装置本体2の前方に便座3が上下方向に回動自在に配
置され、便座3の上面側に便蓋4が上下方向に開閉自在
に配置されている。
【0016】局部洗浄装置本体2の中央の前面側には、
図1〜図3に示すように、凹所11が設けられ、この凹
所11内に便蓋4の回動軸側の一端部4aが軸支されて
いる。局部洗浄装置本体2の左右いずれか一方の右側の
前面(図3では右側の前面となっているが、左側の前面
でもよい。)には、人の着座を検知する着座検知手段が
設けられている。着座検知手段は、対象物までの距離を
赤外線Cにより測定する測距センサ5で構成されてい
る。この測距センサ5は赤外線Cを発光して、対象物に
反射したその反射光の入力角度を検出して、対象物まで
の距離を測るものであり、その照射角度は、赤外線Cセ
ンサの向きを下向きにして便座3の穴6を通るように設
定してある。つまり、便蓋4が閉状態又は開状態のいず
れの状態であっても、赤外線Cが便蓋4に干渉すること
がない位置に測距センサ5が配置されており、便蓋4が
どのような開閉位置にあっても、赤外線Cが便蓋4によ
って影響を受けることがないようにしてある。また、少
なくとも便器1の上に便座3を倒した状態では、赤外線
Cは便座3には干渉せずに、便座3の穴6を通過して便
器1内部の表面部分イに当たるように設定してある。
【0017】しかして、測距センサ5から便蓋4と便座
3との間に赤外線Cを発信して、便座3と便蓋4とに干
渉しないように赤外線Cを便座3の穴6を通過させるこ
とによって、便座3及び便蓋4の影響がでないように考
慮したことによって、便蓋4が開状態(図3、図4の状
態)又は閉状態(図1、図2)のいずれの状態であって
も、赤外線Cが便蓋4及び便座3に干渉することがなく
なる。つまり、非着座時において、便蓋4とは関係なく
便座3が倒れた状態にある限り、赤外線Cを便器1の表
面部分イ(図3)に当てることができるので、従来のよ
うなセンサからの赤外線Cがトイレルーム内のどこに反
射するか不確実である場合と比較して、ノイズによる誤
作動を確実に防止できるようになる。しかも便器1位置
と人の着座位置とは明確な差(距離差)があるので、つ
まり人が着座する位置と便器1の表面との位置は大きく
離れているため、マイコンでの判定も容易になる。従っ
て、便蓋4が閉位置にあることを検知するセンサ等も不
要となり、安価で済む。
【0018】図5は測距センサ5の角度調節機構7を設
けた場合の実施形態を示している。ここでは測距センサ
5の外郭部12に、垂直回転軸13と水平回転軸14と
をそれぞれ設け、各回転軸13,14を局部洗浄装置本
体2に対して回転自在に支持して測距センサ5を左右方
向Aと前後方向Bとに回転可能としてある。このように
測距センサ5の照射角度を外部から前後左右に調節する
ことで多様な便器に対応することができる。しも、測距
センサ5の照射角度を水平方向・垂直方向に動かせるよ
うにして、その角度調整機構7を使って赤外線Cが確実
に便座3の穴6を通過して便器1に当てるようにするこ
とができるので、赤外線Cが確実に便座3の穴6を向く
ように調整できるようになる。また図5に示す例では、
局部洗浄装置本体2には、測距センサ5の照射角度を調
整する際に、赤外線Cが便座3の穴6を通過したことを
知らせるためのブザー8が設けられており、このブザー
8によって設定者が調整を間違えることがなくなる。な
お、ブザー8に代えて、LED等の発光体(図示せず)
を設け、赤外線Cが便座3の穴6を通過して便器1に当
たる適正位置に角度が調整された時に、LED等を発光
させて使用者に知らせるようにしてもよく、この場合
も、測距センサ5の向きの最適状態を設定者に知らせ
て、角度調整の間違いをなくすことができる。
【0019】図6は、便座3が起立状態にある場合を示
している。小便時とか便器1の清掃時などでは、便座3
は開かれるが、このとき測距センサ5は便座3の穴6を
狙っているため、便座3を動かすと便座3の表面部分ロ
に当たり、必ず便座3を検知してしまうことになり、人
が着座したと誤検知する可能性がある。これを回避する
ために、本例では、便座3の回転軸部分にその回転を検
知するための便座角度検知センサ9を設置し、便座3の
回動時には測距センサ5からの信号を無視して着座検知
を行わないようにしている。便座角度検知センサ9とし
ては、便座3の軸の回転量を検知するものであってもよ
いが、その構成は特に限定されない。しかして、便座3
が閉状態から回動していると検知されたときには測距セ
ンサ5による着座の検知を無視することで、便座3を開
閉させた時に赤外線Cと便座3との干渉による着座の誤
検知を回避でき、不要な洗浄動作等が行われないように
することができる。なお、便座3は手動で開閉される場
合に限らず、以下のように電動による自動開閉機構10
を備えているものであってもよい。
【0020】図7は、便座3の自動開閉機構10が設置
されている場合の実施形態の一例を示している。この自
動開閉機構10は、モーターとギア等の動力伝達機構と
を有し、その動作を制御するためギアの回転数や角度を
検知する各種の動作制御用のセンサを使用するのが一般
的である。そこで上記図6の便座角度検知センサ9の代
わりに、自動開閉機構10に備わっている動作制御用の
センサ20を用いて便座3の開閉状態を検知し、便座3
が開状態にあるとき或いは閉状態から開状態に移動して
いる時には、測距センサ5からの信号を無視して着座検
知を行わないように構成されている。このように、便座
3が自動開閉機構10を採用している場合において、自
動開閉機構10の動作制御用のギア角度検知センサ又は
ギアやモーターの回転を検知する検知センサからの入力
信号で便座3の位置を検出して、便座3の移動中に測距
センサ5の検知範囲にあれば、着座の検知があってもそ
れを無効とし、洗浄動作等を行わないようにすることに
よって、便座3の自動開閉機構10内に備わっている動
作制御用のセンサ20を利用して、新たなセンサを追加
することなく、赤外線Cと便座3との干渉による着座の
誤検知を防止できるようになる。
【0021】なお、便座3が上記のような自動開閉機構
10を採用している場合において、仮りに自動開閉機構
10にギアの回転数や角度を検知する動作制御用のセン
サ20が使用されていない場合にあっては、モータに通
電されたときにこれを検知して便座3が移動していると
判定し、このときは測距センサ5からの信号を無視して
着座検知を行わないようにすることが可能である。つま
り、自動開閉機構10に通電してモーターが動作した時
には、着座の検知を無効とし、洗浄動作等を行わないよ
うにする。このようにすれば、自動開閉機構10にギア
の回転数や角度を検知する動作制御用のセンサが使用さ
れていない場合でも、他のセンサを用いずに、モータへ
の通電の有無を検知するだけでよく、誤検知を安価な構
造で防止できるようになる。
【0022】なお、前記実施形態では、便座3を起立さ
せた状態では、赤外線Cが便座3の穴6から外れて便座
3に反射する場合を例示しているが、これには限らず、
便座3の起立状態でも赤外線Cが便座3の穴6を通過で
きるように赤外線Cの照射角度を設定することが可能で
あり、この場合、前記実施形態のように便座3の起立時
に測距センサ5からの信号を無視するような制御システ
ムを採用しなくてもよく、制御が容易となる。
【0023】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、便器の後部上面に局部洗浄装置本体が配置され、
局部洗浄装置本体の前方に便座及び便蓋が上下方向に回
動自在にそれぞれ配置され、便座への人の着座を検知す
る着座検知手段を備えている局部洗浄装置において、上
記着座検知手段は、局部洗浄装置本体の前面に配置され
て対象物までの距離を赤外線により測定する測距センサ
からなり、非着座時において少なくとも便器の上に便座
を倒した状態では便蓋が開状態又は閉状態のいずれの状
態でも、測距センサからの赤外線が便座の穴を通過して
便器に当たるように赤外線の照射角度が設定されている
ので、非着座時において、測距センサからの赤外線を便
座と便蓋とに干渉しないように便座の穴を通過して便器
に当てることで、着座時と非着座時とで反射光の識別が
容易にできると共に、便器と着座時における人体位置と
は離れているため、赤外線を利用した測距センサを使用
した場合の誤検知を確実に防ぐことができる。また、便
器位置と人の着座位置には明確な差(距離差)があるの
で、マイコンでの判定も容易となり、また、便蓋が開い
た状態で人が着座していない場合でも、便蓋とは関係な
く、一定して便器からの反射光を受光することができる
ので、ノイズによる誤作動を防ぐことができる。そのう
え、便蓋がどの位置にあるかを検知するセンサ等も不要
となるので、高精度の測距センサを安価に提供できるも
のである。
【0024】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、測距センサからの赤外線の照射角度
を、水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機構
を設けたので、測距センサからの赤外線の照射角度を外
部から調節でき、確実に便座の穴を向くようにでき、調
節が容易になるうえに、多様な便器に対応することがで
きる。
【0025】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、測距センサからの赤外線
が適正方向に角度調整されたことを表示するための発光
体を設けたので、設定者が照射角度の調整を間違えるこ
とがなくなる。
【0026】また請求項4記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、測距センサからの赤外線
が適正方向に角度調整されたことを表示するためのブザ
ーを設けたので、設定者が照射角度の調整を間違えるこ
とがなくなる。
【0027】また請求項5記載の発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座の開閉
を検知する便座角度検知センサを設け、便座の動作中で
は測距センサによる検知を無効にするので、便座を開閉
させた時の測距センサからの検知信号を無視すること
で、非着座時に便座が開閉された場合の誤検知を回避す
ることができ、不要な洗浄動作等を行わないようにする
ことができる。
【0028】また請求項6記載の発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の効果に加えて、便座がモー
タ等の動力とその動力を伝達する1つ以上のギア又はベ
ルトとを有する自動開閉機構を備えていると共に、自動
開閉機構の動作制御用のギア角度検知センサ或いはギア
やモータの回転を検知する検知センサのいずれかを用い
て便座の位置を検知し、便座の動作中では測距センサに
よる検知を無効にするので、自動開閉機構内の動作制御
用のセンサを利用して、非着座時に便座が開閉された場
合の誤検知を回避でき、不要な洗浄動作等を行わないよ
うにすることができる。
【0029】また請求項7記載の発明は、請求項6記載
の効果に加えて、便座の自動開閉機構に通電してモータ
が動作した時には測距センサによる検知を無効にするの
で、自動開閉機構に動作制御用のセンサがなくても、モ
ーターの通電を検知することによって、安価で、非着座
時に便座が開閉された場合の誤検知を回避でき、不要な
洗浄動作等を行わないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す側面断面図であ
る。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】同上の便蓋を開いた状態の斜視図である。
【図4】同上の便座を開いた状態の側面図である。
【図5】(a)は他の実施形態の斜視図、(b)は測距
センサの斜視図である。
【図6】更に他の実施形態の斜視図である。
【図7】更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】従来例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 便器 2 局部洗浄装置本体 3 便座 4 便蓋 5 測距センサ 6 便座の穴 7 角度調整機構 8 ブザー 9 便座角度検知センサ 10 自動開閉機構 C 赤外線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 保行 愛知県西春日井郡清洲町大字一場字番町 207番地 名古屋松下電工株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB21 2D038 JC11 JF00 JH21 KA03 KA26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の後部上面に局部洗浄装置本体が配
    置され、局部洗浄装置本体の前方に便座及び便蓋が上下
    方向に回動自在にそれぞれ配置され、便座への人の着座
    を検知する着座検知手段を備えている局部洗浄装置にお
    いて、上記着座検知手段は、局部洗浄装置本体の前面に
    配置されて対象物までの距離を赤外線により測定する測
    距センサからなり、非着座時において少なくとも便器の
    上に便座を倒した状態では便蓋が開状態又は閉状態のい
    ずれの状態でも、測距センサからの赤外線が便座の穴を
    通過して便器に当たるように赤外線の照射角度が設定さ
    れていることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 測距センサからの赤外線の照射角度を、
    水平方向・垂直方向に調整可能とする角度調整機構を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 測距センサからの赤外線が適正方向に角
    度調整されたことを表示するための発光体を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 測距センサからの赤外線が適正方向に角
    度調整されたことを表示するためのブザーを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 便座の開閉を検知する便座角度検知セン
    サを設け、便座の動作中では測距センサによる検知を無
    効にすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 便座がモータ等の動力とその動力を伝達
    する1つ以上のギア又はベルトとを有する自動開閉機構
    を備えていると共に、自動開閉機構の動作制御用のギア
    角度検知センサ或いはギアやモータの回転を検知する検
    知センサのいずれかを用いて便座の位置を検知し、便座
    の動作中では測距センサによる検知を無効にすることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の局
    部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 便座の自動開閉機構に通電してモータが
    動作した時には測距センサによる検知を無効にすること
    を特徴とする請求項6記載の局部洗浄装置。
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WO2004049883A1 (ja) * 2002-12-03 2004-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 人体を検知するトイレ装置と人体検出方法
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