JP3852232B2 - 便器洗浄水の殺菌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水洗便器の殺菌を行う装置に関し、特に便器洗浄水給水路または給水タンク内に設ける殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
便器使用後に単に水を流すのみでは、徐々に便器に水アカやぬめりが付着したり臭気が発生したりすることを防止することができない。また、小便器においては尿石が配管内に付着して汚水の通過路を狭くしたり、便器の表面に付着して外観を損ね、細菌繁殖の温床となって臭気を放つようになる。このように一旦付着してしまった尿石は通常の清掃では除去することは難しく、ブラシで強く擦らないと取れない。このため、尿石除去は専門の業者に依頼する必要があり、大きな負担となっていた。
【0003】
この問題に対して、便器洗浄水に殺菌力を有する成分を生成し供給させることによって対処する方法がいくつも開示されている。
【0004】
従来から金属イオンに殺菌作用があることは知られており、水洗便器の殺菌のため、水洗便器に対する便器洗浄水給水路と、この便器洗浄水給水路内に銀イオンを混入させる銀極板を有するイオン発生器と、前記便器洗浄水給水路に設けた開閉弁の開弁動作に連動して閉成し銀極板に給電する電源装置とを備えた便器洗浄水の殺菌浄化装置が知られている。(実開平7−17391)
【0005】
そして上記装置を取り付ける場合、大便器などに取り付けてある水タンクの水位を検知する場合は、通常既に水タンクに取り付けられているボールタップの機構が利用される。また、リードスイッチとフロートに取り付けられた磁石を組み合わせた機構によるフロートスイッチによる検出も用いられている。これらのセンサ自体は仕組みが機械的に単純であり、水検知という点では有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の便器洗浄水の殺菌浄化装置では、殺菌性金属イオンの生成タイミングをボールタップの閉時でとる場合、もしくは上記フロートスイッチでとる場合など、上記電極と別に機構を設けなければならず、装置の構成が複雑に大きくなりやすかった。さらに、ボールタップへの取り付けなど、多大な手間を要してしまう。
【0007】
また、フロートスイッチを水検知センサとして水中に没して使用する場合には、フロートスイッチを完全防水仕様にしなければならず、さらに上記装置の大きさも大きくなってしまう。
また、上記電極に対して水タンク壁面の水滴や不純物体が付着した場合に、電気的短絡などの現象が起こり、制御回路が誤動作を起こしてしまう。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、水洗便器に水アカ、ぬめりなどの付着と臭気の発生を防止する機能を備え、さらに、尿石などの付着にともなう汚水通過路の狭小化と美観の損傷、臭気の発生をも防止する機能を兼ね備えるとともに、簡易かつ設置が容易な構成であり、制御回路が誤動作をも防止可能な便器洗浄水の殺菌装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、殺菌性金属イオン供給手段と制御手段から成る便器洗浄水の殺菌装置において、便器に付属する水タンク内の上記電極に水検知センサ機能を付随させ、タンク内に吐水が始まった後、上記電極が水検知を行ってから一定時間後に一定時間殺菌性金属イオン供給手段を作動させる。このように構成を単純化することにより、別に水検知センサ機構を設ける場合と比較して、低価格でコンパクト、さらに装置としての取り付けの容易さを特徴とする便器洗浄水の殺菌方法及び装置を提供する。請求項1の発明である。
【0010】
さらに、前記殺菌性金属イオン供給手段に関して、電気的手段によって電極に水検知の機能を持たせることができる。請求項2から3の発明である。
【0011】
さらに、前記殺菌性金属イオン供給手段のブリッジ回路などのセンサ回路を利用する請求項3記載の機能について、水検知センサ回路として回路を動作させる場合と、殺菌性金属イオンを供給させるよう電極を駆動させる場合とを、リレーなどの切り替え器を使うことにより、それぞれの機能を有効に働かせることができる。請求項4の発明である。
【0012】
さらに、殺菌性金属イオンを溶出する電極に、絶縁材料による保護カバーを設け、電導条件の異常や電気的短絡による異常などによる水検知機能の誤動作など制御手段の誤動作を防止することができる。請求項5の発明である。
【0013】
ここで、殺菌性金属イオンを溶出する電極の材質としては、銀、銅と亜鉛などがあげられるが、銀を材質として選ぶことで、他と比較して微少な濃度で効果が得られる。このように少ない消費電力と少ない電極材料の消費で、寿命が長くなり、他の殺菌性金属の場合と比較して電極の大きさがコンパクトにできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施例では主として本発明の便器洗浄水の殺菌装置をロータンクが接続された大便器に適用した例を示したが、ハイタンクが接続された大便器及び小便器に用いても、また単一のハイタンクが複数の大便器及び小便器に接続されている形態に用いても、同様の効果を期待することができる。
【0015】
【実施例】
図1は本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の構成図である。
水洗大便器11に接続されたロータンク7には、便器洗浄用給水管6が接続されている。ロータンク7内には、ボールタップ2が設けられている。制御手段1と電気的にも接続された接続ケーブル3によって、ロータンク7の貯水時水位以下に殺菌性金属イオン供給手段4が接続され、構成要素として電極5が付設されている。
【0016】
さらに、上記接続ケーブル3のみによって殺菌性金属イオン供給手段4が接続されていてもよいが、他に補助的に支えるケーブルなどの手段があってもよい。
【0017】
次に請求項1、2、3、4、5、6の動作について説明する。
ロータンク7内に貯留されていた水は、洗浄コック8を回転させることで玉鎖9が引き上げられ、その先端に結合されている洗浄用開閉弁10が動作することにより、水洗大便器11に流入する。ロータンク7内部の水位が下がるとボールタップ2が開栓し、給水管からの水道水がボールタップ2に通水される。
一方、制御手段1は殺菌性金属イオン供給手段4に付随する電極5による水検知センサ機能により水位の低下を以て洗浄用開閉弁10の開栓を検知し、再度の水位復帰により、水検知の機能から殺菌性金属イオンを電解する機能に切り替えるよう電極5を駆動する。これにより電極5の電解溶出作用により殺菌性金属イオンが溶出され、殺菌性金属イオンを含んだ便器洗浄水がロータンク7に貯留される。
【0018】
この動作の中で請求項2では、電極5の微電流による電圧監視において、電極5の周囲に水が無い場合電圧が高くなり、水が存在する場合電圧が低くなる。この性質を利用し適正な上限値を定め、水検知の判定を行う。
【0019】
また請求項3、4では、ブリッジ回路により電極5に対するインピーダンス測定を行い、電極5の周囲に水が無い場合インピーダンスが高くなり、水が存在する場合インピーダンスが低くなる性質を利用し、適正な上限値を定め水検知の判定を行い、電極駆動の際はリレーにより切り替えを行うことができる。これによる電極による殺菌性金属イオンの発生は、回路切り替え後、殺菌性金属イオンを溶出させる金属からなる電極をアノードとして印加することにより電極間に電流が流れ、アノードの電極から殺菌性金属イオンが溶解し、便器洗浄水中に供給される。
【0020】
さらに、制御手段1は所定時間後、電極5に対して通電を開始、停止する機能を有する。
【0021】
電極5の極性(すなわちアノードとカソード)は、制御手段1が定期的に反転させており、カソード側に炭酸カルシウムなどのスケールが付着するのを防いでいる。この際、殺菌性金属イオンの供給にともない、電極5は消耗していくので、電極がアノードである時間とカソードである時間とは均等にしておくことで一対の電極5を均等に消耗させることができ、最後まで無駄なく電極5を使い切ることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、水洗便器に水アカ、ぬめりなどの付着と臭気の発生を防止する機能を備え、さらに小便器においては、尿石などの付着にともなう汚水通過路の狭小化と美観の損傷、臭気の発生をも防止する機能を兼ね備えるとともに、殺菌性金属イオン供給手段4において、電極5に水検知センサの機能と殺菌性金属イオン供給機能の2つの機能を持たせることにより、構造を簡単化し、低価格、コンパクトで取り付け容易な構造にできる。
【0023】
請求項2では、電極5に微電流を流し、その電圧監視による水検知を行うことにより、請求項1に記載の電極5のように水検知機能と殺菌性金属イオン供給機能の2つの機能を付けることができる。
【0024】
請求項3、4では、電極5にブリッジ回路などのセンサ機能を取り付け、水検知機能を付け、さらに電気的機能の切り替え用にリレーを取り付けることで、請求項1に記載の電極5のように水検知機能を殺菌性金属イオン供給機能の2つの機能を付けることができる。
【0025】
請求項5では、電極に関し保護カバーを取り付けることによって、水転句壁面などに付着する水滴や不純物などから電極を保護し、水検知の誤動作や、殺菌性金属イオンの発生不良などの故障から守ることができる。ここで使用する保護カバーの材料としては、塩化ビニール、アクリル、ポリアセタール、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、MCナイロンなどの電気的絶縁性に優れた号絵師樹脂類などがあげられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便器洗浄水の殺菌装置の実施形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1…制御手段、2…ボールタップ、3…接続ケーブル、
4…殺菌性金属イオン供給手段、5…電極、6…便器洗浄用給水管、
7…ロータンク 、8…洗浄コック、9…玉鎖、10…洗浄用開閉弁、
11…水洗大便器

Claims (5)

  1. 水洗便器の洗浄水に殺菌性金属イオンを供給する殺菌性金属イオン供給手段と、前記殺菌性金属イオン供給手段を制御する制御手段から成る便器洗浄水の殺菌装置において、殺菌性金属イオン供給手段に一種類以上の殺菌性金属からなる少なくとも一つ以上の電極を設けるとともに、水洗便器で使用する洗浄水の有無を検知するための水検知機能を持たせ、前記制御手段は前記水検知機能により水位の低下を以て洗浄用開閉弁の開栓を検知し、再度の水位復帰により、前記水検知機能から殺菌性金属イオンを電解する機能に切り替えるよう前記電極を駆動することを特徴とする便器洗浄水の殺菌装置。
  2. 前記水検知機能が、前記電極に電流を流し、該電極間の電圧を監視することにより水を検知することであることを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄水の殺菌装置。
  3. 前記水検知機能が、ブリッジ回路を利用したセンサ回路を接続することで、前記電極のインピーダンスを監視することにより水を検知する水検知回路であることを特徴とする請求項1記載の便器洗浄水の殺菌装置。
  4. 前記殺菌性金属イオン供給手段内に1種類以上の殺菌性金属からなる電極を含む、少なくとも一つ含む一対以上の電極が、殺菌性金属イオンを発生させる際は、リレーなどの切り替え装置により前記センサ回路と電極駆動回路を切り替えられることを特徴とする請求項3記載の便器洗浄水の殺菌装置。
  5. 前記電極の周囲に電気的短絡を防ぐ保護カバーを取り付けることを特徴とする請求項1から5記載の便器洗浄水の殺菌装置。
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