JP3851468B2 - 発光部品のボンディング方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光部品を装着対象物上の所定の位置にボンディングするための発光部品のボンディング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、電気・電子・通信機器等の各種分野において半導体レーザ素子(以下、LDともいう)が利用されている。通常、図10に示されるように、LD1は、銅マウント材(ヒートシンク)2と、前記銅マウント材2上に積層された状態で一体的に結合される発光部品である半導体レーザチップ(以下、LDチップともいう)3とを備えている。LDチップ3は突起部(リッジ)および/または溝部(グルーブ)を有した発光部4を備えており、略面一に形成された銅マウント材2と前記LDチップ3の一端面からレーザ光が発光されるように構成されている。
【0003】
上記のように、LDチップ3は、レーザ光を発光する際に生ずる内部発熱によって該LDチップ3自身が自己破壊することを防止するために、熱伝導性の良好な銅マウント材2上にボンディングされている。この種のLD1では、銅マウント材2とLDチップ3のボンディング精度が前記LD1の性能や信頼性に大きく影響している。換言すれば、LD1に要求される性能や信頼性が高くなると、それに伴って非常に高精度なアライメントが必要となっている。
【0004】
このため、例えば、特開平6−216170号公報に開示されている自動ダイボンダーが採用されている。この従来技術では、ワークおよび半導体レーザ素子にそれぞれアライメント用のマークが設けられており、カメラテーブルの移動によって、まず、このカメラテーブルに設けられている下側の固体撮像素子で前記半導体レーザ素子のマークが認識された後、前記カメラテーブルを後退させることにより、上側の固体撮像素子で前記ワークのマークが認識される。これにより、半導体レーザ素子とワークとの相対的な位置関係が認識されて、前記半導体レーザ素子と前記ワークとの相対位置関係が調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、半導体レーザ素子およびワークに取り付けるアライメント用のマークを作成しなければならず、製造コストが高騰するという問題がある。さらに、製作上の問題から半導体レーザ素子であるLDチップの寸法にばらつきが生じ易く、外形に対して発光位置が一定しないという問題があり、また、工程上の制約から前工程のウエハ製作時に、マークを一定位置に正確に貼り付けることができない場合がある。また、ワークであるヒートシンクのエッジにダレが生じ易く、このヒートシンクの所定の位置にマークを精度よく取り付けることができないという問題がある。
【0006】
一方、LDチップとヒートシンクの外形を検出して前記LDチップと前記ヒートシンクとの相対位置関係を調整する方法が知られている。ところが、ウエハからLDチップを切り出す際に、このLDチップの側壁面に欠け等が生じ易く、前記LDチップの外形を精度よく検出することができないという問題がある。さらに、LDチップの切り出し寸法にばらつきが生じ、各LDチップの幅寸法がばらつくという不具合がある。特に、発光部を構成する突起部や溝部の形状が、幅寸法が10μm程度、深さが0.2μmオーダーと非常に小さいため、この発光部の位置を高精度に検出することができないという問題が指摘されている。
【0007】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な作業および構成で、発光部品を装着対象物上の所望の位置に高精度に位置決めするとともに、設備費を有効に削減することが可能な発光部品のボンディング方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る発光部品のボンディング方法および装置では、発光部品の発光部に対して斜め方向から照明光が照射されると、この発光部品の平滑面からの反射光は正反射する一方、前記発光部(突起部や溝部)からの反射光は正反射光とは異なる方向に反射する。このため、発光部からの反射光を受光することにより、前記発光部の位置決め基準位置が正確に検出され、検出された前記発光部の位置決め基準位置に対応して発光部品が装着対象物上にボンディングされる。
【0009】
これにより、発光部品や装着対象物にアライメント用のマークを取り付ける必要がなく、設備費を有効に削減し得るとともに、前記発光部品および前記装着対象物の外形寸法のばらつきに影響されることがなく、ボンディング作業が高精度かつ効率的に遂行される。
【0010】
また、発光部からの反射光を画像情報として入力し、前記画像情報を画像処理することにより前記発光部の位置決め基準位置が高精度に検出される。さらに、画像情報を用い、輝度信号が最大となる位置や、輝度信号が一定値以上でかつ前記輝度信号の変化量が最大となる位置や、前記輝度信号の変化量が最大となる2つの位置の中点を、前記発光部の位置決め基準位置として設定する。これにより、幅寸法および深さが極めて小さな寸法に設定された発光部の位置決め基準位置が精度よく、しかも効率的に検出されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る発光部品のボンディング方法を実施するためのボンディング装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記ボンディング装置10の正面説明図である。
【0012】
ボンディング装置10は、発光部品であるLD(レーザダイオード)チップ12を保持する発光部品保持手段14と、装着対象物である銅マウント材16を保持する装着対象物保持手段18と、前記発光部品保持手段14と前記装着対象物保持手段18とをボンディング位置に対応して相対的に移動させる移動手段20と、前記LDチップ12の発光部(リッジまたはグルーブ)22に対して斜め方向から照射光を照射する照明部(照射手段)24と、前記発光部22からの反射光に基づいて該LDチップ12の位置決め基準位置を検出する制御部(制御手段)26とを備える。
【0013】
ボンディング装置10を構成する架台28上には、複数のLDチップ12を配置する発光部品供給台30と、銅マウント材16を保持するθステージ32、移動手段20を構成するXステージ34、Yステージ36およびZステージ38とが設けられる。θステージ32は、Z軸回りに回転可能な回転テーブル40を備え、この回転テーブル40上には、装着対象物保持手段18および加熱手段42が配置される。装着対象物保持手段18は、銅マウント材16をその上面16aを基準にして位置決め保持するためのガイド43を設けている。
【0014】
Xステージ34には、X軸方向に延在して配置されるガイド部材44と、このガイド部材44の一端に固定される第1モータ46と、この第1モータ46の出力軸に連結されてX軸方向に延在するボールねじ48とが設けられる。このボールねじ48は、X軸可動テーブル50に設けられた図示しないナット部材に螺合している。
【0015】
Yステージ36には、X軸可動テーブル50上に設けられたガイド部材52と、このガイド部材52の一端側に固定される第2モータ54と、この第2モータ54の出力軸に連結されてY軸方向に延在するボールねじ56とが設けられる。このボールねじ56は、Y軸可動テーブル58に設けられた図示しないナット部材に螺合している。
【0016】
Zステージ38には、Y軸可動テーブル58上に固定されてZ軸方向に延在するフレーム60と、このフレーム60に固定されZ軸方向に長尺なガイド部材62と、前記ガイド部材62の上端に固定される第3モータ64と、この第3モータ64の出力軸に連結されZ軸方向に延在するボールねじ66とが設けられる。このボールねじ66は、Z軸可動テーブル68に設けられた図示しないナット部材に螺合するとともに、前記Z軸可動テーブル68には、Y軸方向に延在するアーム部材70の一端が固定される。
【0017】
アーム部材70の他端には、加圧手段72が装着されており、前記加圧手段72の先端側に発光部品保持手段14が固定される。加圧手段72は、LDチップ12と銅マウント材16とをボンディングする際に一定の荷重を付与するために、発光部品保持手段14全体を装着対象物保持手段18に加圧する機能を有している。発光部品保持手段14は、LDチップ12を吸着保持するために、図示しない負圧発生源に連通している。
【0018】
架台28にはコラム74が設けられ、このコラム74の上部に取付台76を介して第1撮像手段78が装着される。第1撮像手段78は、LDチップ12のエッジおよび銅マウント材16の上面16aのエッジを撮像する第1CCDカメラ80を備え、前記第1CCDカメラ80の光軸上に光学系82が設けられている。
【0019】
図1〜図3に示すように、照明部24は架台28上に装着されている。この照明部24は、発光部品保持手段14が発光部品供給台30とθステージ32との間の所定の位置に配置された状態で、前記発光部品保持手段14に保持されているLDチップ12の発光部22に向かって水平方向から所定角度θ°だけ傾斜して照明光Lを照射するように設定されている。架台28上には、照明光Lの照射位置に配置されるLDチップ12の下方に位置して第2撮像手段84が装着されており、この第2撮像手段84を構成する第2CCDカメラ86が制御部26に接続される。
【0020】
図4に示すように、制御部26は、ボンディング装置10全体を制御するためのコンピュータ(またはシーケンサ)90を備え、このコンピュータ90に画像処理回路(画像処理部)92が接続されるとともに、この画像処理回路92には、第1CCDカメラ80および第2CCDカメラ86からそれぞれの画像信号が入力される。コンピュータ90は、サーボモータ用コントローラ94を介してサーボモータドライバ96が接続される。サーボモータドライバ96は、X軸モータである第1モータ46、Y軸モータである第2モータ54、Z軸モータである第3モータ64および回転テーブル40を回転させるθ軸モータである第4モータ98を駆動制御する。
【0021】
このように構成されるボンディング装置10の動作について、図5に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
【0022】
先ず、発光部品供給台30上に複数のLDチップ12がセットされており、発光部品保持手段14が前記発光部品供給台30上にセットされた所定のLDチップ12を受け取るLDチップ受け取り位置へと移動される(ステップS1)。具体的には、移動手段20を構成する第1モータ46が駆動されることにより、ボールねじ48の回転作用下にX軸可動テーブル50がX軸方向に移動するとともに、第2モータ54の駆動作用下にボールねじ56が回転されることによって、Y軸可動テーブル58がY軸方向に移動する。
【0023】
従って、第1および第2モータ46、54が駆動制御されることにより、発光部品保持手段14が発光部品供給台30上のLDチップ受け取り位置に移動する。なお、移動手段20は、図3に示すように、コンピュータ90の作用下に、サーボモータ用コントローラ94からサーボモータドライバ96に駆動信号が供給されることにより駆動制御される。
【0024】
発光部品保持手段14が所定のLDチップ12上に配置された後、移動手段20を構成する第3モータ64が駆動され、ボールねじ66の回転作用下にZ軸可動テーブル68と一体的に発光部品保持手段14が下降し、この発光部品保持手段14により前記LDチップ12が吸着保持される。さらに、第3モータ64が前記とは逆方向に駆動され、Z軸可動テーブル68を介して発光部品保持手段14がLDチップ12を吸着した状態で上方に移動し、このLDチップ12が発光部品供給台30から取り出される(ステップS2)。
【0025】
一方、θステージ32では、回転テーブル40上に設けられている装着対象物保持手段18に、銅マウント材16がその上面16aを基準にして位置決め保持される(ステップS3)。銅マウント材16は、例えば、真空コレットとX−Z軸トランスファおよび自動ガイド位置決め手段等を備えた自動搬送機構(図示せず)によって、装着対象物保持手段18に自動的に供給される。回転テーブル40上では、加熱手段42に銅マウント材16をサイドから押し付けるとともに、前記銅マウント材16を上面基準を出すためのガイド43に押し付けて固定している。
【0026】
次に、LDチップ12を吸着保持している発光部品保持手段14が、移動手段20を介して回転テーブル40側に移動し、前記LDチップがこの回転テーブル40と発光部品供給台30との略中間位置である照射位置に配置される(ステップS4)。この状態で照明部24が駆動され、この照明部24からLDチップ12の発光部22に向かって照明光Lが照射され、第2撮像手段84を介して前記発光部22の撮像が行われる(ステップS5)。
【0027】
具体的には、図6に示すように、LDチップ12の平滑面に照射される照明光L1の反射光は、この平滑面で正反射されるため、第2CCDカメラ86に照射されることがない。一方、このLDチップ12の発光部22である、例えば、リッジに照射される照明光L2は、このリッジで鉛直下方向に反射されて第2CCDカメラ86に導入される。
【0028】
このため、図7に示すように、所定の幅寸法を有する2本のリッジ画像100a、100bが得られる。画像処理回路92では、リッジ画像100a、100bの中心線102a、102bが求められた後に前記中心線102a、102bから発光部22の中心位置、すなわち、前記発光部22の位置決め基準位置104が検出される(ステップS6)。この場合、リッジ画像100a、100bに二値化またはグレイ処理等の画像処理が施されることによってそれぞれの中心線102a、102bが求められ、さらにこの中心線102a、102bから各リッジ間の中心線である位置決め基準位置104が演算されることになる。
【0029】
また、発光部22から第2CCDカメラ86に照射される光の強度は、図8に示すような輝度パターンを有する。その際、暗から明、明から暗へと変化する部位近傍では信号レベルが低くなって安定性が悪いため、信号レベルが最大となる位置P1、P2を用い、この位置P1、P2の平均値を演算することにより位置決め基準位置104が求められる。これによって、発光部22の位置決め基準位置104を、より一層正確かつ確実に検出することが可能になる。
【0030】
一方、リッジ画像100aの輝度信号の変化量が最大となる位置P11、P12を用い、その平均値(中点)を演算することによって前記リッジ画像100aの中心線102aを得ることができる。同様に、リッジ画像100bの輝度信号の変化量が最大となる位置P21、P22を用い、その平均値から前記リッジ画像100bの中心線102bを得ることができる。
【0031】
さらにまた、輝度信号が一定値以上の領域で、かつこの輝度信号の変化量が最大となる位置(δ11、δ12およびδ21、δ22)である位置P11、P12および位置P21、P22を求め、この位置P11、P12の中点およびこの位置P21、P22の中点の位置P1、P2を各リッジ画像100a、100bの中心線102a、102bとして位置決め基準位置104を設定することもできる。
【0032】
このように、LDチップ12の発光部22の位置決め基準位置104が検出された後、移動手段20を介して発光部品保持手段14が回転テーブル40上に移動し、装着対象物保持手段18の真上に対応して前記発光部品保持手段14が配置される。さらに、移動手段20を構成する第3モータ64が駆動されて発光部品保持手段14が下降し、この発光部品保持手段14に吸着保持されているLDチップ12が銅マウント材16に対応して配置される(ステップS7)。
【0033】
そこで、第1撮像手段78を構成する第1CCDカメラ80を介し、LDチップ12および銅マウント材16のエッジが撮像され(ステップS8)、前記LDチップ12と前記銅マウント材16との相対位置補正が一定の時間間隔毎にリアルタイムでフィードバック制御される。具体的には、LDチップ12のエッジと銅マウント材16のエッジとが撮像されて、X軸方向およびθ軸方向の補正量△Xおよび△θが演算され、また、位置決め基準位置104の情報に基づいてY軸方向の補正量△Yが算出される(ステップS9)。そして、この補正量が予め設定されている基準値よりも大きいと判断されると(ステップS10中、NO)、ステップS11に進んで移動手段20が駆動され、LDチップ12と銅マウント材16との相対位置補正が行われる。
【0034】
例えば、図9に示すように、LDチップ12のエッジが銅マウント材16のエッジに対して補正量△θ(>基準値)だけずれていることが検出されると、θステージ32に設けられている回転テーブル40が第4モータ98の駆動作用下に回転し、このずれ量である補正量△θの回転補正が行われる。
【0035】
次いで、X軸方向およびY軸方向のずれ量である補正量△Xおよび△Yを検出し、例えば、この補正量△Xが基準値よりも大きい場合には、第1モータ46が駆動されて前記補正量△Xの移動補正が行われる。さらに、第1および第2CCDカメラ80、86の合成画像上で、LDチップ12のエッジと銅マウント材16のエッジとが一致する際に、フィードバック制御が終了される。
【0036】
なお、制御部26では、図4に示すように、全体制御用のコンピュータ(またはシーケンサ)90を介してソフト的に一定間隔で画像情報のフィードバックを行っているが、ハードで、直接、画像処理データをサーボモータ用コントローラ94にフィードバック信号として取り込むようにすると、より一層高速で処理を行うことができる。
【0037】
ステップS10で、補正量が基準値以下であると判断されると、ステップS12に進んでLDチップ12が銅マウント材16にボンディングされる。その際、加圧手段72に内蔵されている、例えば、スプリング(図示せず)の弾性力を介して発光部品保持手段14が装着対象物保持手段18側に押圧されており、LDチップ12が一定の荷重で銅マウント材16に加圧保持されている。この状態で、加熱手段42が駆動されて銅マウント材16の加熱が開始されることになる。
【0038】
このように、本実施形態では、発光部品保持手段14に保持されているLDチップ12の発光部22に対して斜め方向から照明光L(L1、L2)を照射し、この発光部22からの反射光を第2CCDカメラ86で受光し、その画像情報に基づいて該発光部22の中心位置である位置決め基準位置104が検出される。
【0039】
これにより、LDチップ12および銅マウント材16にアライメント用のマークを取り付ける作業が不要となり、従来例に比較して、設備費が有効に削減される。しかも、LDチップ12の外形寸法のばらつき等に影響されることがなく、前記LDチップ12を銅マウント材16に対して精度よくかつ確実にアライメントすることができるという効果が得られる。特に、発光部22を構成するリッジやグルーブの形状が、例えば、幅寸法が10μm程度、深さが0.2μmオーダーと非常に小さい場合であっても、前記発光部22の位置決め基準位置を高精度に検出することが可能になり、ボンディング作業全体の効率化が容易に図られる。
【0040】
なお、本実施形態では、発光部品としてLDチップ12を用い、装着対象物として銅マウント材16を用いているが、例えば、発光部品として半導体チップを用い、装着対象物としてガラスエポキシ基板を用いた場合であっても、同様の効果が得られる。
【0041】
また、本実施形態では、発光部品保持手段14をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能に構成するとともに、装着対象物保持手段18をθ軸方向に回転可能に構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、前記装着対象物保持手段18がX軸方向、Y軸方向およびθ軸方向に移動する一方、前記発光部品保持手段14がZ軸方向にのみ移動可能なように構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る発光部品のボンディング方法および装置では、発光部品の発光部に対して斜め方向から照明光を照射し、この発光部からの反射光に基づいて前記発光部の位置決め基準位置が検出されるため、アライメント用のマークを不要とするとともに、前記発光部品の外形形状のばらつきにも影響されることがなく、該発光部の位置決め基準位置を高精度かつ確実に検出することができ、ボンディング作業全体の効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発光部品のボンディング方法を実施するボンディング装置の概略斜視説明図である。
【図2】前記ボンディング装置の正面説明図である。
【図3】前記ボンディング装置の要部説明図である。
【図4】前記ボンディング装置を構成する制御部の概略構成説明図である。
【図5】本発明に係る発光部品のボンディング方法を説明するフローチャートである。
【図6】LDチップの位置決め基準位置を検出する状態の説明図である。
【図7】リッジ画像の説明図である。
【図8】輝度信号の説明図である。
【図9】フィードバック制御補正の説明図である。
【図10】一般的なLDの斜視説明図である。
【符号の説明】
10…ボンディング装置 12…LDチップ
14…発光部品保持手段 16…銅マウント材
18…装着対象物保持手段 20…移動手段
22…発光部 24…照明部
26…制御部 30…発光部品供給台
32…θステージ 34…Xステージ
36…Yステージ 38…Zステージ
40…回転テーブル 72…加圧手段
78、84…撮像手段 80、86…CCDカメラ
90…コンピュータ 92…画像処理回路
Claims (6)
- 発光部品を装着対象物上の所定の位置にボンディングするための発光部品のボンディング方法であって、
前記発光部品の発光部に対して斜め方向から照明光を照射する工程と、
前記発光部からの反射光に基づいて、該発光部の位置決め基準位置を検出する工程と、
検出された前記発光部の位置決め基準位置に対応して前記発光部品を前記装着対象物上に配置させ、該発光部品を該装着対象物にボンディングする工程と、
を有することを特徴とする発光部品のボンディング方法。 - 請求項1記載のボンディング方法において、前記発光部からの反射光を画像情報として入力し、前記画像情報を画像処理することにより前記発光部の位置決め基準位置を検出することを特徴とする発光部品のボンディング方法。
- 請求項2記載のボンディング方法において、前記画像情報を用い、輝度信号が最大となる位置を前記発光部の位置決め基準位置として設定することを特徴とする発光部品のボンディング方法。
- 請求項2記載のボンディング方法において、前記画像情報を用い、輝度信号が一定値以上でかつ該輝度信号の変化量が最大となる位置、または、前記輝度信号の変化量が最大となる2つの位置の中点を前記発光部の位置決め基準位置として設定することを特徴とする発光部品のボンディング方法。
- 発光部品を装着対象物上の所定の位置にボンディングするための発光部品のボンディング装置であって、
前記発光部品を保持する発光部品保持手段と、
前記装着対象物を保持する装着対象物保持手段と、
前記発光部品保持手段と前記装着対象物保持手段とを、ボンディング位置に対応して相対的に移動させる移動手段と、
前記発光部品の発光部に対して斜め方向から照明光を照射する照射手段と、
前記発光部からの反射光に基づいて、該発光部の位置決め基準位置を検出する制御手段と、
を備えることを特徴とする発光部品のボンディング装置。 - 請求項5記載のボンディング装置において、前記制御手段は、前記発光部からの反射光を画像情報として入力し、前記画像情報を用いて前記発光部の位置決め基準位置を検出する画像処理部を備えることを特徴とする発光部品のボンディング装置。
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