JP2000174042A - 部品のボンディング方法および装置 - Google Patents

部品のボンディング方法および装置

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JP2000174042A
JP2000174042A JP34307498A JP34307498A JP2000174042A JP 2000174042 A JP2000174042 A JP 2000174042A JP 34307498 A JP34307498 A JP 34307498A JP 34307498 A JP34307498 A JP 34307498A JP 2000174042 A JP2000174042 A JP 2000174042A
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component
bonding
chip
mounting
imaging
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JP34307498A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ajino
敏 味埜
Hiroshi Maeda
弘 前田
Kazuo Onishi
一夫 大西
Mamoru Fujisawa
守 藤澤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な工程および構成で、部品を装着対象物上
に高精度に位置決めしてボンディング処理を施すことを
可能にする。 【解決手段】LDチップ12を保持する部品保持手段1
4と、銅マウント材16を保持する装着対象物保持手段
18と、前記部品保持手段14および前記装着対象物保
持手段18をボンディング位置に対応して相対的に移動
させる移動手段20と、ボンディング位置の上方から、
前記LDチップ12と前記銅マウント材16とを個別か
つ同時に撮像する第1および第2撮像手段22、24
と、この第1および第2撮像手段22、24からの画像
情報に基づいて、該LDチップ12と該銅マウント材1
6を相対的に位置補正するフィードバック制御手段26
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を装着対象物
上の所定の位置にボンディングするための部品のボンデ
ィング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、電気・電子・通信機
器等の各種分野において半導体レーザ素子(以下、LD
という)が利用されている。通常、図9に示されるよう
に、LD1は、銅マウント材2と、前記銅マウント材2
上に積層された状態で一体的に結合される半導体レーザ
チップ(以下、LDチップという)3とを備えており、
略面一に形成された銅マウント材2とLDチップ3の一
端面からレーザ光が発光されるように構成されている。
【0003】上記のように、LDチップ3は、レーザ光
を発光する際に生ずる内部発熱によって該LDチップ3
自身の自己破壊を防止するため、熱伝導性の良好な銅マ
ウント材2上にボンディングされている。この種のLD
1では、銅マウント材2とLDチップ3のボンディング
精度が前記LD1の性能および信頼性に大きく影響して
いる。従って、LD1に要求される性能によっては、非
常に高精度なアライメントを必要とする場合がある。
【0004】このため、例えば、特開平6−21617
0号公報に開示されている自動ダイボンダーが採用され
ている。この従来技術では、例えば、半導体素子がワー
ク上に一定の加圧力で仮置きされた状態で、カメラテー
ブルが移動されて前記カメラテーブルに設けられている
下側の固体撮像素子で前記半導体素子のマークが認識さ
れ、前記半導体素子の位置を認識する。次いで、カメラ
テーブルが後退されて上側の固体撮像素子でワークのマ
ークが認識され、前記ワークの位置を認識する。これに
より、半導体素子とワークとの相対的な位置関係が認識
され、この位置関係が所望の位置関係からずれていれ
ば、半導体素子を移動させて前記半導体素子とワークと
の相対位置関係を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、カメラテーブルを移動させてこのカメラ
テーブルに設けられている各固体撮像素子を介し、半導
体素子の位置とワークの位置とをそれぞれ認識してい
る。このため、カメラテーブルを高精度に移動させる必
要があり、構造が相当に複雑化するとともに、各固体撮
像素子による認識誤差が発生するおそれがある。
【0006】しかも、一般的に、半導体素子とワークと
の位置補正を行った後、前記半導体素子をワークに対し
所定の加圧力で押し付けてボンディングを行っている。
従って、半導体素子をワークに圧接する際に位置ずれが
惹起すれば、前記半導体素子のボンディング位置にばら
つきが惹起して高精度なボンディングが困難になるとい
う問題が指摘されている。さらに、ボンディング時の加
熱によりワーク自体の熱膨張に起因する誤差が発生し、
これによって、高精度なやLDを構成することができな
いという問題がある。
【0007】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な作業および構成で、部品を装着対象物上の所
定の位置に高精度にボンディングすることが可能な部品
のボンディング方法および装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る部品のボン
ディング方法および装置では、ボンディング位置の上方
から部品と装着対象物とを個別の撮像手段で同時に撮像
し、前記撮像手段から得られる相対位置情報に基づいて
前記部品と前記装着対象物とを相対的に位置補正する。
これにより、部品を装着対象物上の所定の位置に高精度
かつ容易にボンディングすることが可能になる。
【0009】その際、加熱手段により部品と装着対象物
との接合部位を加熱する前後からこの接合部位を冷却硬
化させるまでの任意の区間を選択し、フィードバック制
御によって前記部品と前記装着対象物とを相対的に位置
補正している。このため、部品を装着対象物上に圧接す
る際に生ずる位置ずれや、加熱による前記装着対象物自
体の熱膨張等に起因する誤差を確実に補正することがで
き、高精度なボンディング処理を効率的に行うととも
に、構成を容易に簡素化して設備費の高騰を阻止するこ
とが可能になる。
【0010】また、部品の上面を撮影基準面にすること
により、この部品の厚さにばらつきが生じていても焦点
ぼけ等が発生することがなく、前記部品の位置決め作業
が高精度に遂行される。一方、装着対象物の上面を撮像
基準面とすることにより、この装着対象物の厚さのばら
つきに影響されることがなく、前記装着対象物の位置決
め精度が有効に向上する。
【0011】さらにまた、部品が第1の高さ位置に配置
された際にこの部品の上面を撮像する第1カメラと、前
記部品が第2の高さ位置に配置された際に該部品の上面
を撮像する第2カメラとを備えている。これにより、部
品の位置決め補正処理が効率的かつ迅速に遂行可能にな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
部品のボンディング方法を実施するためのボンディング
装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記ボンデ
ィング装置10の正面説明図である。
【0013】ボンディング装置10は、部品であるLD
(レーザダイオード)チップ12を保持する部品保持手
段14と、装着対象物である銅マウント材16を保持す
る装着対象物保持手段18と、前記部品保持手段14と
前記装着対象物保持手段18とをボンディング位置に対
応して相対的に移動させる移動手段20と、前記ボンデ
ィング位置の上方から前記LDチップ12と前記銅マウ
ント材16とを個別かつ同時に撮像する第1撮像手段2
2および第2撮像手段24と、撮像された前記LDチッ
プ12および前記銅マウント材16の相対位置情報に基
づいて該LDチップ12および該銅マウント材16を相
対的に位置補正するフィードバック制御手段26とを備
える。
【0014】ボンディング装置10を構成する架台28
上には、複数のLDチップ12を配置する部品供給台3
0と、移動手段20を構成するθステージ32、Xステ
ージ34、Yステージ36およびZステージ38とが設
けられる。θステージ32は、Z軸回りに回転可能な回
転テーブル40を備え、この回転テーブル40上には、
装着対象物保持手段18および加熱手段42が配置され
る。装着対象物保持手段18は、銅マウント材16をそ
の上面16aを基準に位置決めするためのガイド43を
設けている。
【0015】Xステージ34には、X軸方向に延在して
配置されるガイド部材44と、このガイド部材44の一
端に固定される第1モータ46と、この第1モータ46
の出力軸に連結されてX軸方向に延在するボールねじ4
8とが設けられる。このボールねじ48は、X軸可動テ
ーブル50に設けられた図示しないナット部材に螺合し
ている。
【0016】Yステージ36には、X軸可動テーブル5
0上に設けられたガイド部材52と、このガイド部材5
2の一端側に固定される第2モータ54と、この第2モ
ータ54の出力軸に連結されてY軸方向に延在するボー
ルねじ56とが設けられる。このボールねじ56は、Y
軸可動テーブル58に設けられた図示しないナット部材
に螺合している。
【0017】Zステージ38には、Y軸可動テーブル5
8上に固定されZ軸方向に延在するフレーム60と、こ
のフレーム60に固定されZ軸方向に長尺なガイド部材
62と、前記ガイド部材62の上端に固定される第3モ
ータ64と、この第3モータ64の出力軸に連結されZ
軸方向に延在するボールねじ66とが設けられる。この
ボールねじ66は、Z軸可動テーブル68に設けられた
図示しないナット部材に螺合するとともに、前記Z軸可
動テーブル68には、Y軸方向に延在するアーム部材7
0の一端が固定される。
【0018】アーム部材70の他端には、加圧手段72
が装着されており、前記加圧手段72の先端側に部品保
持手段14が固定される。加圧手段72は、LDチップ
12と銅マウント材16とをボンディングする際に一定
の荷重を付与するために、部品保持手段14全体を装着
対象物保持手段18に加圧する機能を有している。部品
保持手段14は、LDチップ12を吸着保持するため
に、図示しない負圧発生源に連通している。
【0019】架台28には、コラム74が設けられ、こ
のコラム74の上部に取付台76を介して第1および第
2撮像手段22、24が装着される。第1撮像手段22
は、LDチップ12が第1の高さ位置(後述する)に配
置された際に、このLDチップ12の上面12aを撮像
する第1CCDカメラ78と、前記LDチップ12が第
2の高さ位置(後述する)に配置された際に、該LDチ
ップ12の前記上面12aを撮像する第2CCDカメラ
80とを備える。第2撮像手段24は、装着対象物保持
手段18に位置決め保持されている銅マウント材16の
上面16aを撮像する第3CCDカメラ82を備える。
第1CCDカメラ78、第2CCDカメラ80および第
3CCDカメラ82の光軸上に三焦点光学系84が設け
られ、Z軸方向に延在する単一の光軸86が設定され
る。
【0020】図3に示すように、フィードバック制御手
段26は、ボンディング装置10全体を制御するための
コンピュータ(またはシーケンサ)90を備え、このコ
ンピュータ90に画像処理回路92が接続されるととも
に、この画像処理回路92には、第1CCDカメラ7
8、第2CCDカメラ80および第3CCDカメラ82
からそれぞれの画像信号が入力される。コンピュータ9
0は、サーボモータ用コントローラ94を介してサーボ
モータドライバ96が接続される。サーボモータドライ
バ96は、X軸モータである第1モータ46、Y軸モー
タである第2モータ54、Z軸モータである第3モータ
64および回転テーブル40を回転させるθ軸モータで
ある第4モータ98を駆動制御する。
【0021】このように構成されるボンディング装置1
0の動作について、図4および図5に示すフローチャー
トに基づいて以下に説明する。
【0022】先ず、部品供給台30上に複数のLDチッ
プ12がセットされており、部品保持手段14が前記部
品供給台30上にセットされた所定のLDチップ12を
受け取るLDチップ受け取り位置へと移動される(ステ
ップS1)。具体的には、移動手段20を構成する第1
モータ46が駆動されることにより、ボールねじ48の
回転作用下にX軸可動テーブル50がX軸方向に移動す
るとともに、第2モータ54の駆動作用下にボールねじ
56が回転されることによって、Y軸可動テーブル58
がY軸方向に移動する。
【0023】従って、第1および第2モータ46、54
が駆動制御されることにより、部品保持手段14が部品
供給台30上のLDチップ受け取り位置に移動する。な
お、移動手段20は、図3に示すように、コンピュータ
90の作用下に、サーボモータ用コントローラ94から
サーボモータドライバ96に駆動信号が供給されること
により駆動制御される。
【0024】部品保持手段14が所定のLDチップ12
上に配置された後、移動手段20を構成する第3モータ
64が駆動され、ボールねじ66の回転作用下にZ軸可
動テーブル68と一体的に部品保持手段14が下降し、
この部品保持手段14で前記LDチップ12が吸着保持
される。さらに、第3モータ64が前記とは逆方向に駆
動され、Z軸可動テーブル68を介して部品保持手段1
4がLDチップ12を吸着した状態で上方に移動し、こ
のLDチップ12が部品供給台30から取り出される
(ステップS2)。
【0025】一方、θステージ32では、回転テーブル
40上に設けられている装着対象物保持手段18に、銅
マウント材16が上面16aを基準にして位置決め保持
される(ステップS3)。銅マウント材16は、例え
ば、真空コレットとX−Z軸トランスファおよび自動ガ
イド位置決め手段等を備えた自動搬送機構(図示せず)
によって、装着対象物保持手段18に自動的に供給され
る。回転テーブル40上では、加熱手段42に銅マウン
ト材16をサイドから押し付けるとともに、前記銅マウ
ント材16を上面基準を出すためのガイド43に押し付
けて固定している。
【0026】次に、LDチップ12を吸着保持している
部品保持手段14が、移動手段20を介して回転テーブ
ル40側に移動し、装着対象物保持手段18の真上に対
応してこの部品保持手段14が配置される。この状態
で、移動手段20を構成する第3モータ64が駆動され
て部品保持手段14が下降し、この部品保持手段14に
吸着保持されているLDチップ12が、第1の位置、例
えば、前記LDチップ12と銅マウント材16との間隔
が可及的に近接する位置に停止される(ステップS4、
図6参照)。
【0027】この位置で、第1撮像手段22を構成する
第1CCDカメラ78を介し、LDチップ12の上面1
2aを撮像基準面として撮像する一方、第2撮像手段2
4を構成する第3CCDカメラ82を介し、銅マウント
材16の上面16aを撮像基準面として撮像する(ステ
ップS5)。なお、第1CCDカメラ78は、LDチッ
プ12が第1の位置に配置された際にこのLDチップ1
2の上面12aに焦点が合うように、焦点調整がなされ
ている。
【0028】第1および第3CCDカメラ78、82に
より得られた画像信号が画像処理回路92に送られて画
像処理が施され、LDチップ12と銅マウント材16と
の相対位置情報に基づいて、前記LDチップ12と前記
銅マウント材16との相対位置補正が、一定の時間間隔
毎にリアルタイムでフィードバック制御される。
【0029】具体的には、図6に示すように、第1CC
Dカメラ78でLDチップ12の上面12aのエッジが
撮像される一方、第3CCDカメラ82で銅マウント材
16の上面16aのエッジが撮像され、X軸方向、Y軸
方向およびθ方向の補正量△X、△Yおよび△θが演算
される(ステップS6)。そして、この補正量が予め設
定されている基準値よりも大きいと判断されると(ステ
ップS7中、NO)、ステップS8に進んで移動手段2
0が駆動され、LDチップ12と銅マウント材16との
相対位置補正が行われる。
【0030】例えば、図7に示すように、LDチップ1
2のエッジが銅マウント材16のエッジに対して補正量
△θ(>基準値)だけずれていることが検出されると、
θステージ32に設けられている回転テーブル40が第
4モータ98の駆動作用下に回転し、このずれ量である
補正量△θの回転補正が行われる。
【0031】次いで、X軸方向およびY軸方向のずれ量
である補正量△Xおよび△Yを検出し、例えば、この補
正量△Xが基準値よりも大きい場合には、第1モータ4
6が駆動されて前記補正量△Xの移動補正が行われる。
さらに、第1および第3CCDカメラ78、82の合成
画像上で、LDチップ12のエッジと銅マウント材16
のエッジとが一致する際に、フィードバック制御手段2
6によるフィードバック制御が一端中断される。
【0032】なお、フィードバック制御手段26では、
図3に示すように、全体制御用のコンピュータ(または
シーケンサ)90を介してソフト的に一定間隔で画像情
報のフィードバックを行っているが、ハードで、直接、
画像処理データをサーボモータ用コントローラ94にフ
ィードバック信号として取り込むようにすると、より高
速処理を行うことができる。
【0033】ステップS7で、補正量が基準値以下であ
ると判断されると、ステップS9に進んでLDチップ1
2が第2の位置、すなわち、銅マウント材16と接触す
る位置まで下降する(図8参照)。その際、加圧手段7
2に内蔵されている、例えば、スプリング(図示せず)
の弾性力を介して部品保持手段14が装着対象物保持手
段18側に押圧されており、LDチップ12が一定の荷
重で銅マウント材16に加圧保持される。この状態で、
加熱手段42が駆動されて銅マウント材16の加熱が開
始される(ステップS10)。
【0034】銅マウント材16の加熱時に、リアルタイ
ムでフィードバック制御が遂行されると(ステップS1
1中、YES)、ステップS12に進んでLDチップ1
2の上面12aと銅マウント材16の上面16aとの撮
像処理が継続的に行われる。その際、LDチップ12の
上面12aは、この位置に焦点調整が行われている第2
CCDカメラ80により撮像される一方、銅マウント材
16の上面16aは、第3CCDカメラ82により撮像
される。
【0035】フィードバック制御手段26では、第2お
よび第3CCDカメラ80、82により得られた画像信
号を処理することにより、LDチップ12と銅マウント
材16との相対位置情報をもとに、補正量△X、△Yお
よび△θを演算し(ステップS13)、θステージ3
2、Xステージ34およびYステージ36によるフィー
ドバック制御がリアルタイムで遂行される(ステップS
14、S15)。
【0036】加熱手段42による加熱が行われた後、L
Dチップ12と銅マウント材16との冷却を開始し、ろ
う材が硬化する直前まで、上記のフィードバック制御が
継続される。そして、ろう材が硬化する直前でフィード
バック制御が終了し(ステップS16)、θステージ3
2、Xステージ34およびYステージ36の位置がロッ
クされて所定の位置に待機し、ろう材の硬化が完了する
ことによりボンディングが終了する。その後、第3モー
タ64が駆動されて部品保持手段14のみが上昇し、初
期位置に配置されて1サイクルのボンディング作業が終
了する(ステップS17)。
【0037】この場合、本実施形態では、第1および第
2撮像手段22、24を介して、ボンディング位置の上
方からLDチップ12の上面12aと銅マウント材16
の上面16aとをそれぞれ個別にかつ同時に撮像するこ
とができる。この結果、LDチップ12と銅マウント材
16との相対位置を確実かつ高精度に観察することが可
能になるとともに、第1および第2撮像手段22、24
を動かす必要がないため、カメラ移動による誤差の発生
を阻止することができる。これにより、LDチップ12
と銅マウント材16との相対位置を、簡単な構成で高精
度に観察することが可能になるという効果が得られる。
【0038】さらに、本実施形態では、加熱手段42に
よりLDチップ12と銅マウント材16との接合部位を
加熱する前後からこの接合部位が冷却硬化する直前まで
の任意の区間を選択し、フィードバック制御により短い
サンプリング時間にリアルタイムで位置補正を行うこと
ができる。従って、LDチップ12が加圧手段72を介
して銅マウント材16に押し付けられる際の位置ずれ
や、加熱手段42を介して加熱される銅マウント材16
自体の熱膨張等に起因する位置ずれが発生しても、発生
要因の大きさに応じてフィードバック制御区間を選択し
ながら前記LDチップ12と前記銅マウント材16との
相対位置をリアルタイムで位置決め補正することができ
る。これにより、LDチップ12を銅マウント材16上
に高精度に位置決めした状態でボンディング処理を施す
ことが可能になる。
【0039】しかも、ろう材が硬化する直前までフィー
ドバック制御による補正移動が行えるため、ボンディン
グ装置10全体を軽量かつシンプルに構成することがで
き、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0040】さらにまた、第1撮像手段22は、LDチ
ップ12が第1の高さ位置に配置された際にその上面1
2aを撮像する第1CCDカメラ78と、前記LDチッ
プ12が第2の高さ位置に配置された際に前記上面12
aを撮像する第2CCDカメラ80とを備えている。こ
のため、高分解能で焦点深度の低いカメラを使用して
も、焦点ぼけが発生することがなく、常に良好な撮像基
準面(上面12a)で位置決めすることができる。
【0041】また、第1および第2撮像手段22、24
は、LDチップ12の上面12aと銅マウント材16の
上面16aとを基準撮像面とすることにより、前記LD
チップ12および前記銅マウント材16の厚さのばらつ
きに影響されることがなく、焦点ぼけのない良好な画像
を確実に得ることが可能になるという利点がある。
【0042】なお、本実施形態では、部品としてLDチ
ップ12を用い、装着対象物として銅マウント材16を
採用しているが、例えば、部品として半導体チップを用
いるとともに、装着対象物としてガラスエポキシ基板を
用いても、同様に適応可能である。また、LDチップ1
2および銅マウント材16のエッジを抽出して位置決め
しているが、前記LDチップ12および前記銅マウント
材16にそれぞれ合わせマークを施し、この合わせマー
クを用いて位置決めを行うようにしてもよい。
【0043】さらにまた、本実施形態では、部品保持手
段14をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能
に構成するとともに、装着対象物保持手段18をθ軸方
向に回転可能に構成しているが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、前記装着対象物保持手段18がX軸
方向、Y軸方向およびθ軸方向に移動する一方、前記部
品保持手段14がZ軸方向にのみ移動可能に構成しても
よい。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る部品のボンディング方法お
よび装置では、ボンディング位置の上方から部品と装着
対象物とを個別の撮像手段で同時に撮像し、それぞれの
相対位置情報に基づいて前記部品および前記装着対象物
を相対的に位置補正する。このため、部品と装着対象物
との位置合わせが高精度かつ確実に遂行され、前記部品
と前記装着対象物とのボンディング処理が、簡単な構成
および工程で高精度に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る部品のボンディング装
置の概略斜視説明図である。
【図2】前記ボンディング装置の正面説明図である。
【図3】前記ボンディング装置を構成するフィードバッ
ク制御手段の概略構成説明図である。
【図4】本発明に係る部品のボンディング方法を説明す
るフローチャートの前段部分である。
【図5】前記フローチャートの後段部分である。
【図6】部品を第1の位置に配置した際の動作説明図で
ある。
【図7】フィードバック制御補正の説明図である。
【図8】前記部品を第2の位置に配置した状態の動作説
明図である。
【図9】一般的なLDの斜視説明図である。
【符号の説明】
10…ボンディング装置 12…LDチッ
プ 14…部品保持手段 16…銅マウン
ト材 18…装着対象物保持手段 20…移動手段 22、24…撮像手段 26…フィード
バック制御手段 30…部品供給台 32…θステー
ジ 34…Xステージ 36…Yステー
ジ 38…Zステージ 40…回転テー
ブル 42…加熱手段 46、54、6
4、98…モータ 50…X軸可動テーブル 58…Y軸可動
テーブル 68…Z軸可動テーブル 72…加圧手段 78、80、82…CCDカメラ 84…三焦点光
学系 90…コンピュータ 92…画像処理
回路 94…サーボモータ用コントローラ 96…サーボモ
ータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 一夫 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 藤澤 守 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5F031 JA04 MA35 5F047 AA03 CA08 FA02 FA03 FA73 FA83

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品を装着対象物上の所定の位置にボンデ
    ィングするための部品のボンディング方法であって、 前記部品を保持する部品保持手段と前記装着対象物を保
    持する装着対象物保持手段とを、ボンディング位置に対
    応して相対的に移動させる第1の工程と、 前記ボンディング位置の上方から、前記部品と前記装着
    対象物とを個別の撮像手段で同時に撮像する第2の工程
    と、 撮像された前記部品および前記装着対象物の相対位置情
    報に基づいて、該部品および該装着対象物を相対的に位
    置補正する第3の工程と、 を有することを特徴とする部品のボンディング方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のボンディング方法におい
    て、加熱手段により前記部品と前記装着対象物との接合
    部位を加熱する前後から前記接合部位を冷却硬化させる
    までの任意の区間を選択し、フィードバック制御により
    前記第2の工程と前記第3の工程とを行うことを特徴と
    する部品のボンディング方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のボンディング方法におい
    て、前記部品の上面を撮像基準面とする一方、前記装着
    対象物の上面を撮像基準面とすることを特徴とする部品
    のボンディング方法。
  4. 【請求項4】部品を装着対象物上の所定の位置にボンデ
    ィングするための部品のボンディング装置であって、 前記部品を保持する部品保持手段と、 前記装着対象物を保持する装着対象物保持手段と、 前記部品保持手段と前記装着対象物保持手段とを、ボン
    ディング位置に対応して相対的に移動させる移動手段
    と、 前記ボンディング位置の上方から、前記部品と前記装着
    対象物とを個別かつ同時に撮像する第1および第2撮像
    手段と、 撮像された前記部品および前記装着対象物の相対位置情
    報に基づいて、該部品および該装着対象物を相対的に位
    置補正する制御手段と、 を備えることを特徴とする部品のボンディング装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のボンディング装置におい
    て、前記第1撮像手段は、前記部品の上面を撮像基準面
    とする一方、 前記第2撮像手段は、前記装着対象物の上面を撮像基準
    面とすることを特徴とする部品のボンディング装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載のボンディング装置
    において、前記第1撮像手段は、前記部品が第1の高さ
    位置に配置された際に該部品の上面を撮像する第1カメ
    ラと、 前記部品が第2の高さ位置に配置された際に該部品の上
    面を撮像する第2カメラと、 を備えることを特徴とする部品のボンディング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023033274A1 (ko) * 2021-09-02 2023-03-09 한화정밀기계 주식회사 부품 실장 장치 및 방법

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