JP3850009B2 - 貴金属の研磨のための化学的活性スラリーおよびその研磨方法 - Google Patents

貴金属の研磨のための化学的活性スラリーおよびその研磨方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、集積回路(IC)製造工程、特に、貴金属の平坦化を可能にする化学的−機械的研磨(CMP)スラリー、および貴金属ダマシン電極構造体の形成に関する。
【0002】
【従来の技術】
CMP工程は、大量生産製造環境においてIC表面をウエハ表面全体にわたり約50〜1500オングストロームの範囲におさまる平坦性を有するように研磨するように設計される。CMP工程は、主に金属化工程の後に行われる。堆積された金属膜は、ウエハのある領域では平坦化されなければならないが、別の領域においては完全に除去される。したがって、シリコン、酸化シリコン、および他の種々の誘電体材料と同様に、金属も下部のウエハ表面を汚染または損傷せずに同時に除去されることがある。
【0003】
多くの商業工程において、AlまたはWなどの相互接続金属は、物理蒸着(PVD)またはスパッタリングを介してウエハ表面上に膜状に堆積される。ウエハ表面を横切る相互接続線、または続いて形成される被覆IC金属レベルへのバイアは、金属膜の不用な領域を除去するように、パターンエッチングによって形成される。酸化物は一般的に、金属相互接続の周辺に絶縁用に用いられる。ICレベルの完成時に、CMP工程は、表面を平坦にするように行われる。
【0004】
白金(Pt)および他の貴金属は、IC構造強誘電体キャパシタ中に使用される。貴金属が使用される理由は、化学的耐性の性質を有するからである。この性質は、強誘電体キャパシタの製造において見られるような高温度酸化条件下において特に望ましい。さらに、貴金属とペロブスカイト酸化金属などの強誘電体材料との間の化学的相互作用が無視できるほど小さい。
【0005】
しかし、貴金属のパターンエッチングは、ウエットエッチングまたはドライエッチングのどちらを介して行うとしても、問題となり得る。エッチングは、パターン定義が不良となる傾向がある。例えば、エッチングの結果得られた金属構造体の側壁は、垂直となる代わりに、傾斜を有することがよくある。また、エッチング工程は化学的残留物を残すが、この残留物は、CMP工程を行っても垂直な側壁構造体から除去することができない。
【0006】
金属構造体はまた、ダマシン技術を用いてもパターン形成することができる。誘電体膜が最初に形成される。誘電体は、インレイを形成するようにパターンエッチングされる。次に、金属が誘電体上に堆積され、インレイを満たし、誘電体上に膜を形成する。CMP工程は、被覆金属膜を除去し、金属を満たされたインレイを露出する。
【0007】
商業装置を容易に利用してCMP工程を行うことができる。図1は、CMP工程(従来技術)を行う装置を示す。CMP装置10は、回転テーブルパッド12および回転ウエハ取付パッド、すなわちスピンドル14を備える。一般に、研磨されるウエハ16は、回転スピンドル14上に逆さまに取り付けられる。研磨パッド12もまた回転される。研磨パッド12は一般に、市販のポリエステル/ポリウレタン材料である。スラリーは、ポート18を介して、回転テーブルパッド12およびウエハホルダ14の間に導入される。研磨工程における主な変数は、パッド12およびホルダ14の相対回転速度、ウエハ16とパッド12との間の圧力、工程の持続時間、および使用されるスラリーの種類である。
【0008】
名称が示唆するように、CMP工程は、化学反応および物理的磨滅の両方によってウエハ表面から材料を除去する。一般的なCMP工程において、スラリーは、除去される材料に選択的な化学剤(エッチャントまたは改質剤)を含む。化学剤はウエハ表面を化学的に溶かすように作用し、研磨剤はウエハ表面から改質された材料を除去するように作用する。水酸化カリウムがエッチャントとして、およびシリカが研磨剤として使用される場合、このようなスラリーは、シリコン、二酸化シリコン、および窒化シリコンを研磨するのに有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
いくつかのスラリー化合物が、Al、W、銅、Si、SiO2、およびSi34などを除去するために開発されてきた。しかし、CMP工程において貴金属を除去するために利用できる有効なスラリーは全くない。貴金属を有効な電気的コンダクタにするのと同じ性質が貴金属をまた化学反応に対して耐性にし、したがってエッチングを困難にさせる。貴金属のための蒸着方法が開発されたとしても、有効なCMP工程、特に有効なスラリーがなければ、現在のIC設計の電極または相互接続に貴金属を使用することは妨げられる。
【0010】
CMP工程スラリーが貴金属の平坦化に用いられるように開発されたならば、利点がある。
【0011】
市販の標準的なCMP装置を使用して、標準的なCMP工程によって貴金属が平坦化されることが可能なスラリーが開発されたならば、利点がある。
【0012】
貴金属CMP工程が存在し、ダマシンまたはデュアルダマシン蒸着技術を使用して貴金属構造体の形成が可能となれば、利点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの局面において、貴金属を研磨するための化学的活性スラリーは、強塩基性水溶液中のハロゲン元素と、研磨剤とを含み、得られたスラリーが、従来の化学的機械的研磨(CMP)装置を用いて貴金属を研磨するために使用される。
【0014】
本発明の1つの実施態様において、上記ハロゲン元素は、臭素、ヨウ素、および塩素からなる群から選択されるが、臭素が好ましい。
【0015】
本発明の1つの実施態様において、上記強塩基性水溶液のpHが約10より大きい。
【0016】
本発明の1つの実施態様において、上記水溶液塩基は、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、または水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択されるが、NaOHが好ましい。
【0017】
本発明の1つの実施態様において、上記ハロゲン元素が水酸化ナトリウムを有する溶液中に臭素を含む。
【0018】
本発明の1つの実施態様において、上記研磨剤が、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、またはSiO2からなる群から選択される。
【0019】
本発明の1つの実施態様において、上記研磨剤が酸化アルミニウムであり、酸化アルミニウムが水と混合され1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液を形成する。
【0020】
本発明の1つの実施態様において、1.3モルの臭素(Br2)と0.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)を500ml水中で混合し、水酸化ナトリウムおよび臭素水溶液を形成する。
【0021】
本発明の1つの実施態様において、容量比で5の割合の前記水酸化ナトリウムおよび臭素の溶液を、1の割合の前記酸化アルミニウム懸濁液で混合する。
【0022】
本発明の別の局面において、貴金属表面を有するウエハを研磨する方法であって、テーブル研磨パッドおよびスピンドルが提供され、a)研磨パッドと相互作用するようにウエハ貴金属表面を設置する工程と、b)強塩基性水溶液中のハロゲン元素および研磨剤を、テーブルパッドと貴金属表面との間に挟まれるようにスラリーを導入する工程と、c)工程a)およびb)に応答して、貴金属表面を化学的に研磨する工程とを含み、貴金属が従来の化学的機械的研磨(CMP)システムによって研磨される。
【0023】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入されるスラリーが、臭素、ヨウ素、および塩素からなる群から選択されるハロゲン元素を含む。
【0024】
本発明の1つの実施態様において、上記ハロゲン元素が臭素であり、上記工程b)において導入されるスラリーが、水酸化ナトリウムを有する溶液中に臭素を含む。
【0025】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入されたスラリーの強塩基性水溶液が、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、および水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択される塩基を含む。
【0026】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入されたスラリーが、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、およびSiO2からなる群から選択される研磨剤を含む。
【0027】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入された研磨剤が酸化アルミニウムであり、上記工程b)が、水と混合され1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液を形成する酸化アルミニウムを含む。
【0028】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入されたスラリーが、0.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)と500mlの水中で混合される1.3モルの臭素(Br2)を含む。
【0029】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)において導入されたスラリーが、容量比1の割合の該酸化アルミニウム懸濁液で混合された5の割合の前記水酸化ナトリウムおよび臭素の溶液を含む。
【0030】
本発明の1つの実施態様において、上記工程a)が、Pt、Ir、Ru、Pd、Ag、Au、Os、およびRhからなる群から選択される貴金属表面を含む。PtCMP工程は、商業的に大きな期待がもてる。
【0031】
本発明の1つの実施態様において、上記工程a)がPtが貴金属であり、上記工程c)が、約1500〜2000オングストローム/分の範囲の速度でPt表面から材料を除去する工程を含む。
【0032】
本発明の1つの実施態様において、上記工程a)が貴金属表面とテーブルパッドとを相互作用させる工程を含み、金属表面と上記テーブルパッドとの間の圧力が約0〜約6PSIであり、テーブルパッド回転速度が約0〜60RPMの範囲であり、スピンドル速度が約0〜60RPMの範囲である。
【0033】
本発明の1つの実施態様において、上記工程c)が、等価な平坦貴金属表面において計った場合、約0.5ミクロンまでの貴金属材料の除去によって約0〜50nmの範囲の粗さまで前記貴金属を研磨する工程を含む。
【0034】
本発明の1つの実施態様において、上記工程b)が1分当たり約0〜300ミリメートルの範囲の流速でスラリーを導入する工程を含む。
【0035】
本発明の別の局面において、強誘電体キャパシタ構造のためのダマシン集積回路電極は、第1水平面に沿う上部表面を有する誘電体層であって、誘電体層において誘電体上部表面から第1水平レベルへ伸びる第1垂直厚を有する、誘電体層と、ここで誘電体層が誘電体上部表面から第1厚を通って誘電体第1水平レベルまで形成される第1インレイを含み、上部表面を有する貴金属電極であって、約0〜50nmの範囲の粗さを有し、第1面と一列にならんでいる貴金属電極とを含み、貴金属スタッドが誘電体上部表面から誘電体第1水平レベルまで誘電体第1インレイを満たし、これにより貴金属スタッドが誘電体層を通る相互接続を形成する。
【0036】
本発明の1つの実施態様において、上記貴金属は、Pt、Ir、Ru、Pd、Ag、Au、Os、およびRhからなる群から選択される。
【0037】
本発明の1つの実施態様において、上記誘電体層が、誘電体層において上記誘電体第1水平レベルから第2水平レベルに伸びる第2垂直厚を有し、第2インレイが、誘電体操において誘電体第1水平レベルから誘電体第2水平レベルまで形成され、第2インレイが、少なくとも部分的に、第1インレイと位置合わせされ、貴金属電極が、第1および第2誘電体インレイを誘電体上部表面から誘電体第2水平レベルまで満たし、これによりデュアルダマシン電極が形成される。
【0038】
本発明の1つの実施態様において、伝導接続表面をさらに含み、上記誘電体層が伝導接続表面に被さり、上記貴金属電極が、誘電体層を通り上記誘電体上部表面から伝導接続表面に伸び、これにより貴金属電極が伝導接続表面から誘電体上部表面にかけて形成される。
【0039】
【発明の実施の形態】
貴金属の研磨が困難であることは周知である。これは、半反応ポテンシャルの低減において反映される:
Ir3++3e-→Ir +1.156v
Pt2++2e-→Pt +1.118v
これらのポテンシャルは、塩化物イオンつまりハロゲン化物によって低減され得る:
IrCl6 3-+3e-→Ir+6Cl- +0.770v
PtCl4 2-+2e-→Pt+4Cl- +0.755v
最後に、ポテンシャルの低減は、pHを増加させることによってさらに低減される:
Ir23+3H2O+6e-→2Ir+6OH- +0.098v
Pt(OH)2+2e-→Pt+2OH- +0.140v
したがって、貴金属を研磨するための化学的活性スラリーは、強塩基性水溶液中のハロゲン元素、および研磨剤を含む。強塩基性水溶液は一般に、約10より大きいpHを有する。ただし、約11〜13のpHが好ましい。得られたスラリーは、従来の化学的機械的研磨(CMP)装置を用いて貴金属を研磨するために使用される。
【0040】
現在許可され且つ手近な酸化剤は、ヨウ素、臭素、ヨウ素酸塩、過ヨウ素酸塩、過塩素酸塩、過酸化二硫酸塩、および過マンガン酸塩である。当然ながら、塩素は、窒素と塩酸との反応によって化学的に生成され得る。
【0041】
半反応ポテンシャルの上記分析から分かるように、強塩基中のハロゲン溶液は、貴金属と効果的に反応する。水溶液の塩基は、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、および水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択される。
【0042】
強塩基において、フッ素を除いては、ハロゲン元素は不均化反応を起こし、ハロゲンイオンX-の等価物、および次亜ハロゲン酸塩イオンXO-の等価物を形成する:
2+2OH-→X-+XO-+H2
塩素の場合、次亜ハロゲン酸塩(次亜塩素酸塩)イオンは比較的安定であり、室温ではこれ以上の不均化反応が起きない。しかし、他のハロゲンについては、さらなる不均化反応が起きて、亜ハロゲン酸塩イオンを形成する:
2XO-→X-+XO2 -
または、ハロゲン酸塩イオン:
3XO2 -→X-+2XO3 -
または、最後に過ハロゲン酸塩イオン:
4XO3 -→X-+3XO4 -
塩素の場合、すべてのオキソハロゲンイオンが存在する(次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、および過塩素酸塩);臭素およびヨウ素の場合、ハロゲン酸塩イオンおよび過ハロゲン酸塩イオンだけが安定である(次亜臭素酸塩および次亜ヨウ素酸塩は、過渡的な種であり、臭素酸塩およびヨウ素酸塩は存在しないようである)。
【0043】
したがって、本発明は、臭素、ヨウ素、および塩素からなる群から選択されたハロゲン元素を含む。1つの好ましい実施態様において、ハロゲン元素は、水酸化ナトリウムを有する溶液中に臭素を含む。
【0044】
ヨウ素は、不十分な酸化ポテンシャルのために有効でない。しかし、強塩基臭素溶液およびアルミナ研磨剤との組み合わせは有効であり、白金が約1500オングストローム/分の速度で研磨され得る。
【0045】
本発明のスラリーは、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、およびSiO2からなる群から選択される研磨剤を含む。研磨剤が酸化アルミニウムである場合、酸化アルミニウムは水と混合され、1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液を形成する。容量比で水酸化ナトリウムおよび臭素溶液の5に対し、酸化アルミニウム懸濁液の1の割合で両者が混合される。
【0046】
さらに、上記スラリーを使用して、ダマシン方法による白金パターニングが実現可能である。本発明の1つの実施態様において、プラズマ増強化学蒸着(PECVD)二酸化シリコンが、ダマシン構造体の製造のために使用される。ダマシンエッチングの深さは、3100オングストロームである。厚さ4500オングストロームの白金層が、パターン化された表面を覆うように先に堆積された薄いTaNバリア層上に堆積される。使用されるスラリー調製物は、
臭素: 105g
水酸化ナトリウム 40g
具体的には、1.3モルの臭素(Br2)と0.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)とを混合し、水酸化ナトリウムおよび臭素水溶液を形成する。風袋を計ったビーカに約100mlのDI水を加え、そのビーカ中で臭素は計測可能である。臭素は、水よりも重く、水に混ざらず、ほんのわずかしか水に溶けないので、ビーカの底へ沈む。したがって、臭素蒸気の発生は、豊富でない。別のビーカにおいて、水酸化ナトリウムを約200mlの水に溶かす。NaOH溶液の熱は大きく、水酸化溶液は非常に熱くなるので注意しなければならない。臭素とNaOHとの反応は発熱性が高いので、沸騰および臭素蒸気の発生を防ぐために、水酸化ナトリウム溶液は、臭素および水の混合物にゆっくりと加える。一旦すべての水酸化ナトリウムが加えられると、溶液が鮮やかなオレンジ色になるように臭素を完全に溶解しなければならない。この混合物を全体積が500mlとなるように希釈し、次に100mlのRodel MSW2000A(または同等物)アルミナ懸濁液を加えて、スラリーを完成させる。
【0047】
アルカリ性溶液において、臭素酸塩および臭化物イオンは、以下の化学式にしたがって元素状態の臭素と平衡状態にある:
6Br2+12OH-→10Br-+2BrO3 -+6H2
臭素および臭素酸塩イオンの両方は、比較的強い酸化剤であり、白金を攻撃する原因となる。
【0048】
図2は、貴金属表面を用いてウエハを研磨する本発明の方法における工程を示す。工程100は、ICウエハを取り付けるCMP工程テーブル研磨パッドおよびスピンドルを与える。工程102は、ウエハ貴金属表面を研摩パッドと相互作用するように設置する。工程102は、Ptが好ましいが、Pt、Ir、Ru、Pd、Ag、Au、Os、およびRhからなる群から選択される貴金属を含む。
【0049】
工程104は、強塩基性水溶液中のハロゲン元素、および研磨剤を含むスラリーをテーブルパッドと貴金属表面との間に入れるように導入する。本発明のある局面において、工程104は、臭素、ヨウ素、および塩素からなる群から選択されるハロゲン元素を含む。工程104において導入されたスラリーの強塩基性水溶液は、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、および水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択される塩基を含む。好ましくは、ハロゲン元素が臭素であって、工程104において導入されるスラリーが溶液中に水酸化ナトリウムとともに臭素を含む。具体的には、スラリーは1.3モルの臭素(Br2)と0.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)とを混合する。
【0050】
工程104において導入されたスラリーは、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、またはSiO2からなる群から選択される研磨剤を含む。研磨剤が酸化アルミニウムである場合、工程104は、水と混合されて1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液を形成する酸化アルミニウムを含む。スラリーは、容量比で水酸化ナトリウムおよび臭素溶液の5に対し、酸化アルミニウム懸濁液の1の割合で混合される。本発明のある局面において、工程104は、1分当たり約0〜300ミリメートルの範囲の流速でスラリーを導入する工程を含む。本発明のある局面において、スラリーの粒子の大きさは、約1ミクロン以下である。
【0051】
工程106は、工程102および104に応答して、貴金属表面を滑らかな表面仕上げを有するように化学的に研磨する。工程102は、1平方インチ当たり約0〜6ポンド(PSI)の範囲の力を含む。金属表面とテーブルパッドの間の好ましい圧力は、約4PSIである。研磨パッド回転速度は、1分当たり約0〜60回転(RPM)の範囲であり、約40RPMの回転速度が好ましい。同様に、スピンドル速度は、1分当たり約0〜60回転(RPM)の範囲であり、約40RPMの回転速度が好ましい。工程108は、成果であり、貴金属が従来の化学的機械的研磨(CMP)システムにおいて研磨される。
【0052】
本発明のある局面において、工程102は貴金属である白金を含み、工程106は約1500〜2000オングストローム/分の範囲の速度で白金表面から材料を除去する工程を含む。この除去速度は、1800オングストローム/分が好ましい。
【0053】
本発明のある局面において、工程106は、50ナノメートル(nm)より小さい粗さに貴金属を研磨する工程を含む。好ましい粗さは、約15nmである。工程106はまた、等価な平坦貴金属表面から計って、0.5ミクロンの貴金属材料の除去を含む。
【0054】
一般に、上記スラリー中のTaNバリア層上の白金金属の研磨速度は、4PSIの下向き力、ならびにスピンドルおよびテーブルの両方に対して40rpmの回転速度で、約1800オングストローム/分である。反対に、TaNは、フィーチャの外縁のまわりだけが侵食によって除去される。白金の表面仕上げは、非常に滑らかで欠損がない。残りのTaNは、希釈HF溶液中でまたはプラズマエッチングによって除去される。
【0055】
図3は、ダマシンPtのSEMを示す。これらの写真は、Ptでインレイを満たす工程および研磨する工程から形成された細いPtラインの断面図を示す。ダマシン白金構造体は、TaNの代わりにTiNおよびTiN/Tiバリア層を使用して、上記臭素/水酸化白金研磨スラリーで製造され得る。TaNの場合と異なり、白金スラリーは、フィールド領域からバリア層を容易に除去する。白金研磨速度は、約1500オングストローム/分で繰り返し可能を維持する。研磨されたフィールドの見た目は、かなりきれいであり損傷がない。
【0056】
図4は、本発明のスラリーを使用したダマシンPtの光学顕微鏡写真である。図4は、金属を満たされて電気的相互接続を形成するインレイまたはダマシン構造体を有するIC構造体上でCMP工程を行う際に関する動態を示す。ダマシン構造体がバイアまたは相互接続溝などの1つのインレイを含むことが分かる。ダマシン構造体はまた、相互接続溝がバイアに位置を合わせて被さり2つのインレイ構造体の相互接続を形成するデュアルダマシン構造体を含む。
【0057】
トポグラフィーの平坦化は、異なる高さおよび/または密度の隣接フィーチャが研磨工程によって平坦化される速度によって決定される。例えば、誘電体の上部表面および誘電体層における第1レベル。異なる高さは、誘電体層におけるバイアなどのインレイの結果であり得る。図5は、トポグラフィー効果の模式図である。ここで研磨パッドは、基板との接触によって多少圧縮された「バネ」の配列によって表される。この点について、これらのバネの物理的性質が研磨パッド材料のバルク弾性特性と単純に同一化されるべきでないことに注意する必要がある。そのような同一化は、パッドの表面が本質的に非常に滑らかで均一な場合に適用できる。しかし、CMPに使用される研磨パッドが決して滑らかでも均一でもないことは周知であり、実際にはパッドは、むしろ粗くランダムに分布した多くの凸凹によって覆われている。有効な除去速度を維持するために、研磨工程中に意図的にパッドを粗くする(すなわち、新しく凸凹をつくる)ことが実際には普通である。したがって、図5におけるバネとバルク材料は全く異なる弾性特性を有するので、バネを個々のパッド凸凹とみなすのがより現実に即している。
【0058】
図6は、強誘電体キャパシタ構造体200のダマシン集積回路電極の予備的形成を示す図である。相互接続構造体200は、第1水平面206に沿って上部表面204を有する強誘電体層202を含む。貴金属は、貴金属表面を有する金属膜を形成するように堆積される。
【0059】
図7は、CMP工程後の図6の電極構造体200を示す図である。誘電体層202はまた、誘電体層202中を誘電体上部表面204から第1水平レベル208までわたる参照記号207で表される第1垂直厚を有する。
【0060】
誘電体層202は、誘電体上部表面204から誘電体第1水平レベル208にかけて第1厚207にわたる第1インレイ210を含む。一般に第1インレイ210は、バイアまたは相互接続溝である。上部表面213を有する貴金属電極212は、約0〜50nmの範囲の粗さ(参照記号214によって表される)を有し、第1面206と一列にならんでおり、誘電体上部表面204から誘電体第1水平レベル208まで誘電体第1インレイ210を満たす。電極212用に使用される貴金属は、Pt、Ir、Ru、Pd、Ag、Au、Os、およびRhからなる群から選択される。貴金属電極212は、誘電体層202を通り抜ける相互接続を形成する。本発明のある局面において、電極212は、誘電体中間レベル202を通り抜ける、金属レベル間の相互接続スタッドとして機能する。
【0061】
一般に相互接続構造体200は、基板216上の伝導接続表面215を含む。伝導接続表面は、相互接続金属、ポリシリコン、およびトランジスタ電極などの半活性領域からなる群から選択される。誘電体層202は、伝導接続表面215に被さる。貴金属電極212は、誘電体上部表面204から伝導接続表面215へ誘電体層202を通り抜けて伸びる。このように、貴金属強誘電体キャパシタ電極200は、伝導接続表面214から誘電体上部表面204にかけて形成される。
【0062】
本発明のある局面において、バリア層217は誘電体層202に被さり、誘電体層はバリア層218に被さる。一般にこれらのバリア層は非伝導である、しかし、伝導バリア層はまた本発明の他の局面において使用される。本発明のある局面において、バリア層220は、第1インレイ210を裏打ちする。バリア層220は、伝導または非伝導のいずれかである。ある局面において、図示しないが、伝導バリア材料は、電極212と伝導接続表面215との間に挟まれる。
【0063】
図8は、図7の電極構造体200と同様の、デュアルダマシン貴金属強誘電体キャパシタ電極構造体250を示す図である。簡単のために図7のダマシン電極構造体200のいくつかの共通電極が図8において繰り返される。誘電体層202は、参照記号252によって表される第2垂直厚を有し、誘電体層202において誘電体第1水平レベル208から第2水平レベル254まで伸びる。あるいは、第2厚252は、別個の誘電体層であり、その上に誘電体層202が配置される。本発明のある局面において、バリア層は、2つの誘電体層を分離しない。
【0064】
第2インレイ256は、誘電体層202において誘電体第1水平レベル208から誘電体第2水平レベル254にかけて形成される。第2インレイ256は、少なくとも部分的に、第1インレイ210と位置合わせされる。貴金属電極212は、第1および第2誘電体インレイ210および256を、誘電体上部表面204から誘電体第2水平レベル254まで満たす。本発明のある局面において、第1インレイ210は相互接続溝であり、第2インレイ256はバイアである。このように、デュアルダマシン電極構造体250が形成される。一般に電極構造体250は、電極212および誘電体層202の下の伝導表面258と誘電体上部表面204とのインターフェースである。
【0065】
貴金属表面を研磨するためのスラリーおよびCMP工程が、本明細書中において提供される。上記のスラリーおよび研磨工程を使用して、ダマシンまたはデュアルダマシン貴金属インレイが形成され得る。本発明のスラリーは、CMP工程中に貴金属と化学的に反応するための塩基性水溶液中の臭素などのハロゲンを使用する点において新規である。本発明の他の変形および実施態様は、当業者にとって明らかである。
貴金属表面を研磨するためのスラリーおよびCMP工程を提供する。スラリーおよび研磨工程を使用して、ダマシンまたはデュアルダマシン貴金属インレイを形成する。このようなインレイは、集積回路強誘電体キャパシタ電極を形成するのに有用である。スラリーは、貴金属と化学的に反応するように、塩基性水溶液中に臭素などのハロゲンを含む。研磨剤を加えたスラリーを使用して、CMP工程中にウエハ表面から貴金属を研磨し除去する。
【0066】
【発明の効果】
CMP工程スラリーが貴金属の平坦化に用いられるように開発される。市販の標準的なCMP装置を使用して、標準的なCMP工程によって貴金属が平坦化されることが可能なスラリーが開発される。貴金属CMP工程が存在し、ダマシンまたはデュアルダマシン蒸着技術を使用して貴金属構造体の形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMP工程を行うための装置(従来技術)を示す図である。
【図2】貴金属表面を有するウエハを研磨する本発明の方法における工程を示すフローチャートである。
【図3】ダマシンPtのSEMである。
【図4】本発明のスラリーを使用したダマシンPt光学顕微鏡写真である。
【図5】トポグラフィー効果を示す図である。
【図6】強誘電体キャパシタ構造のためのダマシン集積回路電極の予備的形成を示す図である。
【図7】CMP工程の後の図6の電極構造の図である。
【図8】図7の電極構造と同様の、デュアルダマシン貴金属強誘電体キャパシタ電極構造を示す図である。
【符号の説明】
10 CMP装置
12 回転テーブルパッド
14 スピンドル
16 ウエハ
18 ポート
200 電極構造体
202 誘電体層
204 上部表面
206 第1水平面
208 第1水平レベル
210 第1誘電体層
212 貴金属電極
213 上部表面
215 伝導接続表面
216 基板
217 バリア層
218 バリア層
250 デュアルダマシン貴金属強誘電体キャパシタ電極構造体
252 第2厚
254 誘電体第2水平レベル
256 第2インレイ
258 伝導表面

Claims (22)

  1. 化学的機械的研磨(CMP)装置を用いて貴金属を研磨するために使用される化学的活性スラリーであって、
    臭素、ヨウ素、および塩素からなる群から選択されるハロゲン分子が含まれて、pHが10より大きい強塩基性水溶液と、
    研磨剤とを含む、化学的活性スラリー。
  2. 前記強塩基性水溶液が、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、および水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択される塩基を含む、請求項1に記載の化学的活性スラリー。
  3. 前記強塩基性水溶液が、水酸化ナトリウム水溶液に、前記ハロゲン分子として臭素を含んで構成されている、請求項1に記載の化学的活性スラリー。
  4. 前記研磨剤が、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、およびSiO2からなる群から選択される、請求項1に記載の化学的活性スラリー。
  5. 前記研磨剤が酸化アルミニウムであり、該酸化アルミニウムが水と混合されることによって1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液とされて前記強塩基性水溶液と混合されている請求項4に記載の化学的活性スラリー。
  6. 前記強塩基性水溶液は、1.3モルの臭素(Br20.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)とを水中で混合して、全体積が500mlとされている、請求項5に記載の化学的活性スラリー。
  7. 前記強塩基性水溶液と前記酸化アルミニウム懸濁液とが容量比で5:1の割合で混合されている、請求項6に記載の化学的活性スラリー。
  8. テーブル研磨パッドおよびスピンドルを有する化学的機械的研磨(CMP)システムによって貴金属表面を有するウエハを研磨する方法であって、
    a)前記ウエハの貴金属表面が前記テーブル研磨パッドと相互作用するように前記ウェハを前記スピンドルに設置する工程と、
    b)請求項1に記載のスラリーを、前記テーブル研磨パッドと前記貴金属表面との間に挟まれるように導入するとともに、前記テーブル研磨パッドおよび前記スピンドルを相対的に回転させて前記貴金属表面を化学的に研磨する工程とを含む、研磨方法。
  9. 前記工程b)において導入される前記スラリーが、水酸化ナトリウム溶液中にハロゲン分子として臭素を含んで構成されている請求項8に記載の研磨方法。
  10. 前記工程b)において導入される前記スラリーの強塩基性水溶液が、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム((CH34NOH)、および水酸化テトラアルキルアンモニウム(R4NOH)からなる群から選択される塩基を含む、請求項8に記載の研磨方法。
  11. 前記工程b)において導入される前記スラリーが、酸化アルミニウム(Al23)、CeO2、およびSiO2からなる群から選択される研磨剤を含む、請求項8に記載の研磨方法。
  12. 前記工程b)において導入された前記スラリーに含まれる研磨剤が酸化アルミニウムであり、該酸化アルミニウムが水と混合されることによって1〜50重量%の酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウム懸濁液とされて前記強塩基性水溶液と混合されることにより、該工程b)において導入される前記スラリーが形成されている、請求項11に記載の研磨方法。
  13. 前記工程b)において導入される前記スラリーの前記強塩基性水溶液は、1.3モルの臭素(Br20.5モルの水酸化ナトリウム(NaOH)とを水中で混合して全体積が500mlとされている、請求項12に記載の研磨方法。
  14. 前記工程b)において導入される前記スラリーは、前記強塩基性水溶液と前記酸化アルミニウム懸濁液とが容量比で5:1の割合で混合されている、請求項13に記載の研磨方法。
  15. 前記ウエハの前記貴金属が、Pt、Ir、Ru、Pd、Ag、Au、Os、およびRhからなる群から選択される請求項8に記載の方法。
  16. 前記貴金属がPtであり、前記工程b)における前記テーブル研磨パッドおよび前記スピンドルの相対回転速度が1500〜2000オングストローム/分の範囲になっている請求項8に記載の方法。
  17. 前記工程a)において、前記貴金属表面と前記テーブル研磨パッドとの間の圧力が6PSI以下とされて前記工程b)において、該テーブル研磨パッド回転速度が60RPM以下、前記スピンドル回転速度が60RPM以下とされる請求項8に記載の方法。
  18. 前記工程b)において、前記貴金属の表面を0.5ミクロン以下にわたって除去することにより前記貴金属の表面を50nm以下の粗さまで平坦化する請求項8に記載の方法。
  19. 前記工程b)において、1分当たり300ミリメートル以下の流速で前記スラリー導入する請求項8に記載の方法。
  20. 前記ウエハの前記貴金属が、強誘電体キャパシタ構造のためのダマシン集積回路電極である、請求項8に記載の方法。
  21. 前記ウエハが、第1水平面に沿う上部表面と、該上部表面から第1の垂直厚さの第1水平レベルまで形成される第1インレイとを有する誘電体層を有し
    前記貴金属が、該誘電体の前記第1インレイを満たすとともに該誘電体上に設けられている、請求項8に記載の方法。
  22. 前記誘電体層が、前記第1水平レベルから第2水平レベルまでの第2垂直厚を有する第2インレイを前記第1インレイ内に有しており、前記貴金属が、該第2インレイを満たしている、請求項21に記載の研磨方法。
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