JP3849064B2

JP3849064B2 - Damping device and oil quantity inspection method for damping device

Info

Publication number: JP3849064B2
Application number: JP2002068130A
Authority: JP
Inventors: 茂夫近藤; 進丹羽; 定昭原
Original assignee: KYB Corp
Current assignee: KYB Corp
Priority date: 2002-03-13
Filing date: 2002-03-13
Publication date: 2006-11-22
Anticipated expiration: 2022-03-13
Also published as: JP2003269005A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震や風によって高層建築物等が揺れた場合に、その揺れを短時間で減衰させ、収束させるための制振装置と、この制振装置の製造出荷時の油漏れ検査における油量検査方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の制振装置は図３に示すように、減衰器８とブレース９とを直列に接続した減衰装置の両端を構造物の柱や梁等に結合してなるものである。
【０００３】
そして、ピストンロッド１の内径部に設けられたアキュムレータ２のフリーピストン３にゲージ棒４の一端を取付け、他端をアキュムレータ２の底壁５から突出させる構成としたものがある。尚、減衰器８内は所定の圧力で封入された作動油によって満たされているのである。
【０００４】
そして、シリンダチューブ６に設けられた覗き窓７からゲージ棒４の目盛が所定の位置にあるか否か（即ち、適正な油量であるか否か）を確認することで、減衰器８における油漏れがないことを検査し、出荷していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、上記構成ではアキュムレータ２は油温の上昇による作動油の膨張等を考慮して、アキュムレータ２から突出するゲージ棒の最大長が決定されることになる。これにより、ゲージ棒４の底壁５からの突出部分が大きくならざるを得ない。このため減衰器が収縮作動（図面上、ピストンロッド１が左方向に移動）した際、ゲージ棒４とブラケット１１との干渉を避けるため、減衰器８は長尺となり、客先が要求する短尺な制振装置に対応しきれていなかった。
【０００６】
また、ゲージ棒の製作と取付けにおいて加工工数が発生するため、コスト高の原因にもなっていた。
【０００７】
本発明は、上記点に鑑み、制振装置の製造コストの低減を図ると共に、客先が要求する短尺な寸法にも対応することができ、且つ製造出荷時の油量検査を行うこともできる制振装置及び制振装置の油量検査方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなる制振装置において、
前記制振装置は、前記減衰装置の減衰器側に設けられ該制振装置を前記柱や梁等に結合するためのブラケットフランジ部を備え、
前記減衰器は、双方にロッドが突出したピストンで区画される二つの油室を備えた閉鎖系の油圧シリンダとして構成されて、該二つの油室間と連通し、該作動油の温度補償を行うアキュムレータを備え、
該アキュムレータは、前記双方のロッドの内の前記ブラケットフランジ部側のロッド内に収容されており、かつ、該ロッドの前記ブラケットフランジ部側に設置されたバネ座と、該アキュムレータの外気側と前記二つの油室と連通した油室とを区画するフリーピストンと、前記バネ座と前記フリーピストンとの間に介在して該フリーピストンを付勢するスプリングとを備えたものであり、
前記ブラケットフランジ部と前記バネ座とに、作動油の油量を検査するためのゲージ棒を前記フリーピストンの外気側に当接するように挿通させるゲージ棒挿通孔を穿設したことに特徴を有する。
【０００９】
請求項２の発明は、制振装置は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなるものであって、前記制振装置は、前記減衰装置の減衰器側に設けられ該制振装置を前記柱や梁等に結合するためのブラケットフランジ部を備え、
前記減衰器は、双方にロッドが突出したピストンで区画される二つの油室を備えた閉鎖系の油圧シリンダとして構成されて、該二つの油室間と連通し、該作動油の温度補償を行うアキュムレータを備え、
該アキュムレータは、前記双方のロッドの内の前記ブラケットフランジ部側のロッド内に収容されており、かつ、該ロッドの前記ブラケットフランジ部側に設置されたバネ座と、該アキュムレータの外気側と前記二つの油室と連通した油室とを区画するフリーピストンと、前記バネ座と前記フリーピストンとの間に介在して該フリーピストンを付勢するスプリングとを備えたものであり、
前記ブラケットフランジ部と前記バネ座とに、作動油の油量を検査するためのゲージ棒を前記フリーピストンの外気側に当接するように挿通させるゲージ棒挿通孔が穿設されており、該ゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿通し、該ゲージ棒の先端を前記フリーピストンに当接し、油漏れのない適正な油量であるか否かを判断することに特徴を有する。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなるものであって、前記制振装置は、前記減衰装置の減衰器側に設けられ該制振装置を前記柱や梁等に結合するためのブラケットフランジ部を備え、
前記減衰器は、双方にロッドが突出したピストンで区画される二つの油室を備えた閉鎖系の油圧シリンダとして構成されて、該二つの油室間と連通し、該作動油の温度補償を行うアキュムレータを備え、
該アキュムレータは、前記双方のロッドの内の前記ブラケットフランジ部側のロッド内に収容されており、かつ、該ロッドの前記ブラケットフランジ部側に設置されたバネ座と、該アキュムレータの外気側と前記二つの油室と連通した油室とを区画するフリーピストンと、前記バネ座と前記フリーピストンとの間に介在して該フリーピストンを付勢するスプリングとを備えたものであり、
前記ブラケットフランジ部と前記バネ座とに、作動油の油量を検査するためのゲージ棒を前記フリーピストンの外気側に当接するように挿通させるゲージ棒挿通孔が穿設されており、
該ゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿通し、該ゲージ棒の先端を前記フリーピストンに当接し、１度目のゲージ棒の目盛を読み取る工程と、制振装置を作動させる工程と、再度ゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿通し、該ゲージ棒の先端を前記フリーピストンに当接し、２度目のゲージ棒の目盛を読み取る工程とを含み、一度目のゲージ棒の目盛値と２度目のゲージ棒の目盛値との差から油漏れのない適正な油量であるか否かを判断することに特徴を有する。
【００１１】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る制振装置の全体を示す一部断面図である。減衰装置の左右のブラケット１１ａ，１１ｂは、例えば、高層ビルの柱と梁の交叉部に固定された取付プレートに取付けられるものである。
【００１２】
そして、減衰器８のピストンロッド１はブレース９を介してブラケット１１ａに、またシリンダチューブ６はブラケット１１ｂに各々結合している。
【００１３】
次に、減衰器８の内部構造について説明する。減衰器８は、シリンダチューブ６の左右がシリンダヘッド１２ａ，１２ｂで閉塞されるとともに、その内部にピストンロッド１に結合したピストン１３が挿入されて油室Ｒ１とＲ２とを区画している。そして、ピストンロッド１の所定箇所がシリンダヘッド１２ａ，１２ｂに摺動自在な状態で保持されているのである。
【００１４】
尚、ピストンロッド１は、より具体的には、ブレース９側のピストンロッド１ａと、これと同径で反対側のピストンロッド１ｂとからなり、二つのピストンロッド１ａ，１ｂの間にピストン１３を挟んで螺合することによって、ピストンロッド１とピストン１３とが強固に結合されているのである。
【００１５】
そして、ブレースとは反対側のピストンロッド１ｂは中空となっており、その内部にはアキュムレータ２が設置されている。このアキュムレータ２はピストンロッド１ｂの内壁に対して摺動自在な状態で挿嵌され油室Ｒ３を区画するフリーピストン３と、このフリーピストン３を常時油室Ｒ３側へ押圧するスプリング１８とを有している。そして、シリンダチューブ６内の油室Ｒ１，Ｒ２及びアキュムレータ２内の油室Ｒ３は所定の圧力で注入された作動油によって満たされているのである。
【００１６】
そして、ピストン１３はピストンロッド１ｂに形成した油路Ｌ２を介してアキュムレータ２に連通する油路Ｌ１と、ピストン１３が移動して油室Ｒ１又はＲ２が拡大する時に開弁するチェック弁１４ａ，１４ｂと、常に各油室Ｒ１，Ｒ２をアキュムレータ２に連通する絞り１５ａ，１５ｂと、ピストン１３が移動して油室Ｒ１又はＲ２が縮小する時にのみ作用する減衰弁１６ａ，１６ｂとを有している。
【００１７】
次に、減衰器８の作動時の状態について説明する。構造物に揺れ等が発生してピストンロッド１のシリンダーチューブ６から抜き出る伸長作動では、ピストン１３が図面上、右方向へ移動することになる。この移動に伴って油室Ｒ１の作動油は絞り１５ａと減衰弁１６ａとで減衰力を発生させながらアキュムレータ２へと流入することで建築物の揺れは抑制される。また、この際拡大する油室Ｒ２にはアキュムレータ２からチェック弁１４ｂを介して作動油が流入する。
【００１８】
逆に、ピストン１３が図面上、左方向へ移動する収縮作動では上述と同様にして絞り１５ｂと減衰弁１６ｂ及びチェック弁１４ａとが機能することとなる。
【００１９】
ここで、絞り１５ａ，１５ｂは常に油室Ｒ１，Ｒ２とアキュムレータ２とに連通しているので、減衰器８の静止状態において油温が上昇し油室Ｒ１，Ｒ２内の作動油体積が膨張した場合には、余剰の作動油を油室Ｒ１，Ｒ２からアキュムレータ２に排出できる。また、油温の降下によって油室Ｒ１，Ｒ２内の作動油体積が収縮した場合には、不足する作動油をアキュムレータ２から補給することができるのである。
【００２０】
図２は、減衰器のブラケットフランジ部１７とアキュムレータ２のバネ座の部分を拡大した断面図である。上述したように、アキュムレータ２は油温上昇による作動油の膨張・収縮分を吸収、補給するものであるが、アキュムレータ２のフリーピストン３は、油室Ｒ３側とは反対側の面がバネ１８によって付勢されており、このバネ１８の一方の端部はバネ座１９に固定されているのである。
【００２１】
そして、このバネ座１９はピストンロッド１の一端にスナップリング結合で固定されており、スナップリング１９ａと、バネ１８が固定されるバネ座部１９ｂとを有し、軸方向に貫通するゲージ棒挿通孔１９ｃが穿設されているのである。
【００２２】
一方、減衰器８の一端に配置されたブラケット１１ｂは、シリンダチューブ６の内周壁と螺合されるためのネジ切りがされた外周壁を有するブラケットフランジ部１７と、構造物側の取付プレートと結合される軸受部２０とからなるものである。そして、ブラケットフランジ部１７にはゲージ棒が挿通されるゲージ棒挿通孔１７ａが穿設されているのである。
【００２３】
次に、本発明に係る制振装置の製造出荷時における油量検査について説明する。減衰器８のシリンダチューブ６には２個所に作動油供給口２１，２２が設けられていて、この作動油供給口２１，２２から所定の圧力に設定された作動油が油室Ｒ１及び油室Ｒ２へと供給されるのである。すると、油室Ｒ１及び油室Ｒ２は作動油で満たされ、さらに作動油は絞り１５ａ，１５ｂ及び減衰弁１６ａ，１６ｂを供給圧力で強制的に開弁してアキュムレータ２へと供給されるのである。
【００２４】
そして、作動油はバネ１８の付勢に抗してフリーピストン３を押圧して油室Ｒ３を拡張し、設定された圧力と平衡を保つ位置でフリーピストン３は停止するのである。
【００２５】
ここで、作動油供給口２１，２２を閉鎖し、前述の減衰器８のブラケットフランジ部１７と、アキュムレータ２のバネ座１９とに穿設されたゲージ棒挿通孔１７ａ，１９ｃにゲージ棒Ａを挿通し、ゲージ棒Ａの先端をフリーピストン３に当接した位置で、ゲージ棒Ａの目盛りを読み取るのである。
【００２６】
次に、制振装置を作動させ、所定のスピードでピストン運動を行わせて減衰弁１６ａ，１６ｂやチェック弁１４ａ，１４ｂ等が正確に作動しているかの検査が行われた後、再びゲージ棒挿通孔１７ａ，１９ｃにゲージ棒Ａを挿通し、ゲージ棒Ａの先端をフリーピストン３に押し当てた位置で、ゲージ棒Ａの目盛りを読み取るのである。そして、この値が初期の値よりも増えている場合（ゲージ棒Ａの挿入される長さが増えている場合）には、作動油の量が減少していることとなるので、減衰器のどこかで油漏れが発生していることが判断できるのである。
【００２７】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態をとることができることは言うまでもない。
【００２８】
例えば、上記実施形態ではアキュムレータを減衰器のピストンロッド内に設置する構成としているが、これに限定されるものではなく、アキュムレータをブレース側に設置する構成としてもよいものである。
【００２９】
また、上記実施形態での油量検査方法では、制振装置を作動させる工程と、再度ゲージ棒をアキュムレータ内部に挿入する工程とを必要とする構成としているが、これを省略して、予め所定の圧力に設定された作動油を減衰器内に供給した場合のアキュムレータのフリーピストン位置を確認しておいて、この位置にフリーピストンがあるか否かをアキュムレータ内部にゲージ棒を挿入して確認する簡易な制振装置の油量検査方法としてもよいものである。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１の発明は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなる制振装置において、前記減衰器のブラケットフランジ部と、アキュムレータのバネ座とに適正な油量であるか否かを検査するためのゲージ棒が挿通されるゲージ棒挿通孔を穿設したことに特徴を有するので、従来のような、アキュムレータのフリーピストンにゲージ棒の一端を取付け、アキュムレータから突出させる構成がないので、コスト低減を図ることができると共に、制振装置の小型化を図ることができる。
【００３１】
請求項２の発明は、制振装置の油量検査方法において、制振装置は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなるものであって、前記減衰器のブラケットフランジ部と、アキュムレータのバネ座とにはゲージ棒挿通孔が穿設されており、該ブラケットフランジ部と、アキュムレータのバネ座とに穿設されたゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿入し、該ゲージ棒の先端をアキュムレータ内部に設置されたフリーピストンに当接し、油漏れのない適正な油量であるか否かを判断することに特徴を有するので、ゲージ棒を挿入するだけで適正な油量であるか否かの検査ができ便利である。
【００３２】
請求項３の発明は、制振装置の油量検査方法において、制振装置は、一端側に減衰器を備えた減衰装置の両端を、構造物の柱や梁等に結合してなるものであって、前記減衰器のブラケットフランジ部と、アキュムレータのバネ座とにはゲージ棒挿通孔が穿設されており、該ブラケットフランジ部と、アキュムレータのバネ座とに穿設されたゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿通し、該ゲージ棒の先端をアキュムレータ内部に設置されたフリーピストンに当接し、１度目のゲージ棒の目盛を読み取る工程と、制振装置を作動させる工程と、再度ゲージ棒挿通孔にゲージ棒を挿通し、該ゲージ棒の先端をアキュムレータ内部に設置されたフリーピストンに当接し、２度目のゲージ棒の目盛を読み取る工程とを含み、一度目のゲージ棒の目盛値と２度目のゲージ棒の目盛値との差から油漏れのない適正な油量であるか否かを判断することに特徴を有するので、減衰器に設置された減衰弁やピストン等を動かした後に油漏れがあるか否かの判断ができ、確実な検査方法である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る制振装置を示す断面図である。
【図２】本発明に係る制振装置の減衰器の一部を拡大した説明図である。
【図３】従来の制振装置を示す説明図である。
【符号の説明】
１ピストンロッド
２アキュムレータ
３フリーピストン
６シリンダチューブ
８減衰器
９ブレース
１０制振装置
１１ａ，１１ｂブラケット
１７ブラケットフランジ部
１７ａ，１９ｃゲージ棒挿通孔
１８バネ
１９バネ座[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vibration damping device for attenuating and converging in a short time when a high-rise building or the like is shaken by an earthquake or wind, and an oil leak inspection at the time of manufacture and shipment of the vibration damping device. It relates to a quantity inspection method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 3, this type of vibration damping device is formed by connecting both ends of an attenuating device in which an attenuator 8 and a brace 9 are connected in series to a column or beam of a structure.
[0003]
Then, there is a configuration in which one end of the gauge rod 4 is attached to the free piston 3 of the accumulator 2 provided on the inner diameter portion of the piston rod 1 and the other end is projected from the bottom wall 5 of the accumulator 2. Note that the inside of the attenuator 8 is filled with hydraulic oil sealed at a predetermined pressure.
[0004]
Then, by checking whether or not the scale of the gauge rod 4 is in a predetermined position from the viewing window 7 provided in the cylinder tube 6 (that is, whether or not the oil amount is appropriate), the attenuator 8 It was inspected for oil leaks and shipped.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the above configuration, the accumulator 2 determines the maximum length of the gauge rod protruding from the accumulator 2 in consideration of the expansion of the hydraulic oil due to the rise in the oil temperature. Thereby, the protrusion part from the bottom wall 5 of the gauge rod 4 must be large. For this reason, when the attenuator is contracted (in the drawing, the piston rod 1 moves to the left), the attenuator 8 is long to avoid interference between the gauge rod 4 and the bracket 11, and the short length required by the customer is required. It was not able to cope with various vibration control devices.
[0006]
In addition, the man-hours required for the production and installation of the gauge rods have caused high costs.
[0007]
In view of the above points, the present invention can reduce the manufacturing cost of the vibration damping device, can cope with a short dimension required by the customer, and can also perform an oil amount inspection at the time of manufacture and shipment. An object of the present invention is to provide a vibration damping device and an oil amount inspection method for the vibration damping device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is a vibration damping device in which both ends of an attenuator provided with an attenuator on one end side are coupled to a pillar or beam of a structure,
The vibration damping device includes a bracket flange portion provided on the attenuator side of the damping device for coupling the vibration damping device to the column, beam, or the like,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
The bracket flange portion and the spring seat are characterized in that a gauge rod insertion hole is formed through which a gauge rod for inspecting the amount of hydraulic oil is inserted so as to contact the outside air side of the free piston. .
[0009]
According to a second aspect of the invention, the damping device, both ends of the damping device comprising a damping device at one end, there is formed by binding the columns and beams, etc. of a structure, said vibration damping device, the A bracket flange portion provided on the attenuator side of the attenuating device for coupling the damping device to the column or beam,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
Wherein the bracket flange and said spring seat are gauge bar insertion hole for the gauge bar is inserted so as to contact the outside air side of the free piston is bored for inspecting the oil amount of the hydraulic oil, the gauge A gauge rod is inserted into the rod insertion hole , and the tip of the gauge rod is brought into contact with the free piston to determine whether or not the oil amount is an appropriate amount without oil leakage.
[0010]
The invention according to claim 3, the ends of the damping device comprising a damping device at one end, there is formed by binding the columns and beams, etc. of a structure, the vibration damping apparatus, the damping device A bracket flange portion provided on the attenuator side for coupling the vibration damping device to the column or beam,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
A gauge rod insertion hole is formed in the bracket flange portion and the spring seat so that a gauge rod for inspecting the amount of hydraulic oil is inserted into contact with the outside air side of the free piston .
Inserting the gauge rod into the gauge rod insertion hole , contacting the free piston with the tip of the gauge rod, reading the scale of the gauge rod for the first time, operating the damping device, and inserting the gauge rod again Inserting a gauge rod into the hole, abutting the tip of the gauge rod against the free piston, and reading the scale of the second gauge rod. It is characterized by determining whether or not the oil amount is an appropriate amount without oil leakage from the difference from the scale value.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing the entire vibration damping device according to the present invention. The left and right brackets 11a and 11b of the damping device are attached to, for example, a mounting plate fixed to the intersection of a column and a beam of a high-rise building.
[0012]
The piston rod 1 of the attenuator 8 is coupled to the bracket 11a via the brace 9, and the cylinder tube 6 is coupled to the bracket 11b.
[0013]
Next, the internal structure of the attenuator 8 will be described. In the attenuator 8, the left and right sides of the cylinder tube 6 are closed by the cylinder heads 12a and 12b, and the piston 13 coupled to the piston rod 1 is inserted therein to partition the oil chambers R1 and R2. And the predetermined location of the piston rod 1 is hold | maintained in the cylinder head 12a, 12b in the slidable state.
[0014]
More specifically, the piston rod 1 is composed of a piston rod 1a on the brace 9 side and a piston rod 1b having the same diameter and the opposite side, and the piston 13 is interposed between the two piston rods 1a and 1b. By sandwiching and screwing, the piston rod 1 and the piston 13 are firmly coupled.
[0015]
And the piston rod 1b on the opposite side to the brace is hollow, and an accumulator 2 is installed inside the piston rod 1b. The accumulator 2 has a free piston 3 that is slidably fitted to the inner wall of the piston rod 1b and partitions the oil chamber R3, and a spring 18 that constantly presses the free piston 3 toward the oil chamber R3. is doing. The oil chambers R1, R2 in the cylinder tube 6 and the oil chamber R3 in the accumulator 2 are filled with hydraulic oil injected at a predetermined pressure.
[0016]
The piston 13 is connected to an accumulator 2 through an oil passage L2 formed in the piston rod 1b, and check valves 14a and 14b are opened when the piston 13 moves and the oil chamber R1 or R2 expands. And throttles 15a and 15b that always communicate the oil chambers R1 and R2 with the accumulator 2, and damping valves 16a and 16b that act only when the piston 13 moves and the oil chamber R1 or R2 contracts. .
[0017]
Next, the state during operation of the attenuator 8 will be described. In the extension operation in which the structure is shaken or the like and pulled out from the cylinder tube 6 of the piston rod 1, the piston 13 moves to the right in the drawing. With this movement, the hydraulic oil in the oil chamber R1 flows into the accumulator 2 while generating a damping force by the throttle 15a and the damping valve 16a, thereby suppressing the shaking of the building. In addition, hydraulic oil flows from the accumulator 2 through the check valve 14b into the expanding oil chamber R2.
[0018]
On the contrary, in the contraction operation in which the piston 13 moves leftward in the drawing, the throttle 15b, the damping valve 16b, and the check valve 14a function in the same manner as described above.
[0019]
Here, since the throttles 15a and 15b are always in communication with the oil chambers R1 and R2 and the accumulator 2, the oil temperature rises when the attenuator 8 is stationary, and the hydraulic oil volume in the oil chambers R1 and R2 expands. In this case, excess hydraulic oil can be discharged from the oil chambers R1 and R2 to the accumulator 2. Further, when the hydraulic oil volume in the oil chambers R1 and R2 contracts due to a drop in the oil temperature, the insufficient hydraulic oil can be supplied from the accumulator 2.
[0020]
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of the bracket flange portion 17 of the attenuator and the spring seat portion of the accumulator 2. As described above, the accumulator 2 absorbs and replenishes the expansion / contraction of hydraulic oil due to the rise in oil temperature. The free piston 3 of the accumulator 2 has a spring 18 on the surface opposite to the oil chamber R3 side. The one end of the spring 18 is fixed to the spring seat 19.
[0021]
The spring seat 19 is fixed to one end of the piston rod 1 by a snap ring connection. The spring seat 19 includes a snap ring 19a and a spring seat portion 19b to which the spring 18 is fixed. A hole 19c is formed.
[0022]
On the other hand, the bracket 11b disposed at one end of the attenuator 8 includes a bracket flange portion 17 having a threaded outer peripheral wall to be screwed with the inner peripheral wall of the cylinder tube 6, and a mounting plate on the structure side. It consists of the bearing part 20 couple | bonded. The bracket flange portion 17 is provided with a gauge rod insertion hole 17a through which the gauge rod is inserted.
[0023]
Next, the oil amount inspection at the time of manufacture and shipment of the vibration damping device according to the present invention will be described. The cylinder tube 6 of the attenuator 8 is provided with hydraulic oil supply ports 21 and 22 at two locations, and the hydraulic oil set at a predetermined pressure from the hydraulic oil supply ports 21 and 22 is supplied to the oil chamber R1 and the oil chamber. It is supplied to R2. Then, the oil chamber R1 and the oil chamber R2 are filled with the hydraulic oil, and the hydraulic oil is forcibly opened by the supply pressure to the throttles 15a and 15b and the damping valves 16a and 16b and supplied to the accumulator 2. .
[0024]
Then, the hydraulic oil presses the free piston 3 against the bias of the spring 18 to expand the oil chamber R3, and the free piston 3 stops at a position that maintains equilibrium with the set pressure.
[0025]
Here, the hydraulic oil supply ports 21 and 22 are closed, and the gauge rod A is inserted into the gauge rod insertion holes 17 a and 19 c formed in the bracket flange portion 17 of the attenuator 8 and the spring seat 19 of the accumulator 2. The scale of the gauge rod A is read at the position where the tip of the gauge rod A is in contact with the free piston 3 through the insertion.
[0026]
Next, after the vibration control device is operated and the piston is moved at a predetermined speed to check whether the damping valves 16a and 16b and the check valves 14a and 14b are operating correctly, the gauge rod is again operated. The gauge rod A is inserted into the insertion holes 17a and 19c, and the scale of the gauge rod A is read at the position where the tip of the gauge rod A is pressed against the free piston 3. When this value is increased from the initial value (when the length of insertion of the gauge rod A is increased), the amount of hydraulic oil is decreased, so that the attenuator It is possible to judge that oil leakage has occurred somewhere.
[0027]
In addition, it cannot be overemphasized that various embodiment can be taken in the range which does not deviate from the meaning of this invention.
[0028]
For example, in the above-described embodiment, the accumulator is installed in the piston rod of the attenuator. However, the present invention is not limited to this, and the accumulator may be installed on the brace side.
[0029]
Further, in the oil amount inspection method in the above embodiment, the step of operating the vibration damping device and the step of inserting the gauge rod into the accumulator again is required, but this is omitted and predetermined. Check the position of the free piston of the accumulator when hydraulic oil set to the pressure of the oil is supplied into the attenuator, and check if there is a free piston at this position by inserting a gauge rod inside the accumulator. It is good also as an oil quantity inspection method of a simple vibration damping device.
[0030]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a vibration damping device in which both ends of an attenuator provided with an attenuator on one end side are connected to a pillar or a beam of a structure, a bracket flange portion of the attenuator, and an accumulator spring. Since it has a feature in that a gauge rod insertion hole through which a gauge rod for inspecting whether or not the oil amount is appropriate for the seat is inserted, the gauge rod is attached to the free piston of the accumulator as in the past. Since there is no structure which attaches the end of 1 and protrudes from the accumulator, the cost can be reduced and the vibration damping device can be downsized.
[0031]
According to a second aspect of the present invention, in the oil quantity inspection method for a vibration damping device, the vibration damping device is formed by connecting both ends of an attenuation device having an attenuator on one end side to a column or beam of a structure. A gauge rod insertion hole is formed in the bracket flange portion of the attenuator and the spring seat of the accumulator, and the gauge rod insertion hole formed in the bracket flange portion and the spring seat of the accumulator. The gauge rod is inserted into the accumulator, the tip of the gauge rod is brought into contact with a free piston installed inside the accumulator, and it is judged whether it is an appropriate oil amount without oil leakage. It is convenient to check whether the amount of oil is appropriate by simply inserting
[0032]
According to a third aspect of the present invention, in the method for inspecting the oil amount of the vibration damping device, the vibration damping device is formed by connecting both ends of an attenuation device having an attenuator on one end side to a column or beam of a structure. A gauge rod insertion hole is formed in the bracket flange portion of the attenuator and the spring seat of the accumulator, and the gauge rod insertion hole formed in the bracket flange portion and the spring seat of the accumulator. Insert the gauge rod through the gauge rod, contact the free piston installed inside the accumulator, read the gauge rod for the first time, operate the vibration control device, and insert the gauge rod again. Including a step of inserting a gauge rod into the hole, abutting the tip of the gauge rod with a free piston installed in the accumulator, and reading the scale of the gauge rod for the second time. Second Since it has a feature in judging whether or not the amount of oil is appropriate without oil leakage from the difference from the scale value of the gauge rod, oil leakage will occur after moving the damping valve or piston installed in the attenuator. It is a reliable inspection method that can determine whether or not there is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a vibration damping device according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram in which a part of the attenuator of the vibration damping device according to the present invention is enlarged.
FIG. 3 is an explanatory view showing a conventional vibration damping device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Piston rod 2 Accumulator 3 Free piston 6 Cylinder tube 8 Attenuator 9 Brace 10 Vibration control device 11a, 11b Bracket 17 Bracket flange part 17a, 19c Gauge rod insertion hole 18 Spring 19 Spring seat

Claims

In the damping device formed by connecting both ends of an attenuation device having an attenuator on one end side to a pillar or beam of a structure,
The vibration damping device includes a bracket flange portion provided on the attenuator side of the damping device for coupling the vibration damping device to the column, beam, or the like,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
In said bracket flange and said spring seat, characterized in that the gauge bar for inspecting the oil amount of the hydraulic oil bored outside air side gauge rod insertion hole for inserting to abut against the free piston Damping device.

In the oil quantity inspection method for a vibration damping device, the vibration damping device is formed by coupling both ends of a damping device having an attenuator on one end side to a pillar or beam of a structure, and the damping device Comprises a bracket flange portion provided on the attenuator side of the attenuating device for coupling the damping device to the column or beam,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
Wherein the bracket flange and said spring seat are gauge bar insertion hole for the gauge bar is inserted so as to contact the outside air side of the free piston is bored for inspecting the oil amount of the hydraulic oil, the gauge An oil amount of a damping device, wherein a gauge rod is inserted into the rod insertion hole , and the tip of the gauge rod is brought into contact with the free piston to determine whether or not the oil amount is an appropriate oil amount without oil leakage. Inspection method.

In the oil quantity inspection method for a vibration damping device, the vibration damping device is formed by coupling both ends of a damping device having an attenuator on one end side to a pillar or beam of a structure, and the damping device Comprises a bracket flange portion provided on the attenuator side of the attenuating device for coupling the damping device to the column or beam,
The attenuator is configured as a closed hydraulic cylinder having two oil chambers defined by a piston with rods protruding from both sides, and communicates between the two oil chambers to compensate the temperature of the hydraulic oil. With an accumulator to perform,
The accumulator is accommodated in the rod on the bracket flange portion side of the both rods, and a spring seat installed on the bracket flange portion side of the rod, the outside air side of the accumulator, and the A free piston that partitions an oil chamber in communication with two oil chambers, and a spring that is interposed between the spring seat and the free piston to bias the free piston,
A gauge rod insertion hole is formed in the bracket flange portion and the spring seat so that a gauge rod for inspecting the amount of hydraulic oil is inserted into contact with the outside air side of the free piston .
Inserting the gauge rod into the gauge rod insertion hole , contacting the free piston with the tip of the gauge rod, reading the scale of the gauge rod for the first time, operating the damping device, and inserting the gauge rod again Inserting a gauge rod into the hole, abutting the tip of the gauge rod against the free piston, and reading the scale of the second gauge rod. An oil quantity inspection method for a vibration damping device, wherein it is determined whether or not the oil quantity is an appropriate oil quantity without oil leakage from a difference from a scale value.