JP4012435B2 - Building damper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震発生時に建築物の揺れを抑えるダンパの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物のダンパとして、例えば図5に示すものがある。油圧式のダンパ1は、そのピストンロッド2、ダンパシリンダ4、アウターチューブ3等が略水平に延びるように配置され、そのピストンロッド2の先端部が基礎側に連結され、アウターチューブ3の基端部が建築物に連結される。これにより、ダンパ1は地震発生時に基礎側が水平方向に揺れるのに伴って伸縮作動して減衰力を発生する。
【0003】
ピストンロッド2の基端部にピストン5が連結され、ピストン5はダンパシリンダ4の内側に摺動自在に収装される。ダンパシリンダ4の内部はピストン5によりロッド側シリンダ室7とエンド側シリンダ室8に仕切られる。
【0004】
ダンパシリンダ4とアウターチューブ3の間には一部にガス室を有するリザーバ室9が画成される。リザーバ室9の内部でガスと作動油は上下に分かれ、作動油の溜まった油溜領域9Bとガスが溜まった気体溜領域9Aができる。
【0005】
ダンパ1の圧側行程では、作動油がエンド側シリンダ室8から圧側減衰弁11を通ってロッド側シリンダ室7に流入するとともに、ピストンロッド2の侵入体積分の作動油が油圧側減衰弁12を通ってリザーバ室9に流入し、所定の減衰力が発生する。
【0006】
ダンパ1の伸側行程では、チェック弁14が開弁し、作動油がリザーバ室9からチェック弁14を通ってエンド側シリンダ室8に流入するとともに、ロッド側シリンダ室7から伸側減衰弁13を通ってエンド側シリンダ室8に流入し、所定の減衰力が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のダンパ1にあっては、次の問題点があった。
【0008】
・リザーバ室9のガスがロッド側シリンダ室7やエンド側シリンダ室8に入ると、所定の減衰力が得られなくなる。このため、施工時にダンパ1を略水平に保つように注意しなければならなかった。
【0009】
・リザーバ室9が略大気圧となっていたため、伸側行程で作動油がリザーバ室9からエンド側シリンダ室8へと円滑に流入できず、吸込不足が生じ、所定の減衰力が得られなくなる可能性があった。
【0010】
・リザーバ室9がダンパシリンダ4の外側に設けられているため、ダンパ1の外径が大きくなり、建築物の限られた介装スペースに設置することが難しくなる可能性があった。
【0011】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、建築物のダンパに適したダンパ構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ピストンロッドに連結されるピストンと、このピストンを摺動可能に収装するダンパシリンダと、ピストンによって仕切られるロッド側シリンダ室及びエンド側シリンダ室と、このエンド側シリンダ室に連通しピストンロッドの侵入体積分の作動液を溜めるリザーバ室とを備える建築物のダンパに適用する。
【0013】
そして、フリーピストンを摺動可能に収装して前記リザーバ室を画成するタンクシリンダと、このフリーピストンをリザーバ室を圧縮する方向に付勢する付勢手段と、タンクシリンダとダンパシリンダを連結するバルブボディとを備え、このバルブボディに圧側作動時に開弁してエンド側シリンダ室からの作動液をリザーバ室に導く圧側減衰弁と、伸側作動時に開弁してリザーバ室からの作動液をエンド側シリンダ室に導くチェック弁を介装し、バルブボディにリザーバ室に作動液を注入する注入弁と、エンド側シリンダ室からの空気を排出する排気弁を介装し、ピストンにエンド側シリンダ室からロッド側シリンダ室に向かう作動液に抵抗を付与する圧側減衰弁と、ロッド側シリンダ室からエンド側シリンダ室に向かう作動液に抵抗を付与する伸側減衰弁とを介装したことを特徴とするものとした。
【0014】
第2の発明は、第1の発明において、バルブボディに支持部材に連結される連結部を形成したことを特徴とするものとした。
【0016】
第3の発明は、第1または2の発明において、バルブボディに作動油の流れを遮断可能とする遮断弁を介装したことを特徴とするものとした。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、地震発生時にダンパはダンパシリンダに対してピストンロッドが伸縮作動し、減衰弁が付与する抵抗によって所定の減衰力が発生する。
【0018】
リザーバ室に溜められた作動液がフリーピストンの付勢手段によって加圧されているため、圧側行程から伸側行程に切換わる際にも作動液がリザーバ室からエンド側シリンダ室へと円滑に流入し、吸込不足が生じることを防止し、所定の減衰力が得られる。
【0019】
リザーバ室を画成するタンクシリンダがダンパシリンダと同軸上に設けられているため、ダンパの外径がタンクシリンダによって大きくならず、ダンパの介装スペースに対する制約を少なくする。
そして、バルブボディをリザーバ室とエンド側シリンダ室の間に配置し、このバルブボディに注入弁と排気弁を設ける構造のため、作動液の注入時にダンパ内の空気を確実に排出でき、所定の減衰力が得られる。
【0020】
第2の発明によると、バルブボディが例えば基礎または建築物に連結される構造のため、ピストンロッドとバルブボディにそれぞれ設けられる荷重が働く支点間の距離を短くし、ダンパの曲げ強度を高められる。また、タンクシリンダには荷重が働かないため、タンクシリンダに要求される強度が小さくなり、軽量化がはかれる。
【0022】
第4の発明によると、強風時等に遮断弁を閉弁させることにより、ダンパは、そのダンパ機能がロックされ、建築物の揺れを抑えられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は免震支承された建築物に設けられる免震ダンパ1を示している。このダンパ1は基礎(地面)側と建築物の間に連結され、地震発生時に基礎側が揺れるのに伴って伸縮作動して減衰力を発生する。
【0025】
油圧式のダンパ1は、ピストンロッド2に連結されるピストン5と、このピストン5を摺動可能に収装するダンパシリンダ4と、ピストン5によって仕切られるロッド側シリンダ室7及びエンド側シリンダ室8と、このエンド側シリンダ室8に連通しピストンロッド2の侵入体積分の作動油を溜めるリザーバ室9とを備える。
【0026】
図2にも示すように、ピストン5には圧側減衰弁11と伸側減衰弁13が介装される。ピストン5には圧側減衰弁11に開閉される通孔41と、伸側減衰弁13に開閉される通孔42とが形成される。圧側減衰弁11はダンパ1が収縮作動する圧側行程で開弁し、エンド側シリンダ室8からロッド側シリンダ室7に向かう作動油に抵抗を付与する。伸側減衰弁13はダンパ1が伸張作動する伸側行程で開弁し、ロッド側シリンダ室7からエンド側シリンダ室8に向かう作動油に抵抗を付与する。
【0027】
ダンパ1は、リザーバ室9を画成するタンクシリンダ6と、タンクシリンダ6とダンパシリンダ4を同軸上で連結するバルブボディ20とを備える。なお、本実施の形態ではタンクシリンダ6とダンパシリンダ4はそれぞれの中心軸を同軸上に配置されるが、タンクシリンダ6とダンパシリンダ4はバルブボディ20を介してそれぞれの中心軸をオフセットし、略平行に配置することも可能である。
【0028】
円筒状のダンパシリンダ4はその一端にシリンダヘッド17が結合され、その他端にバルブボディ20が結合される。
【0029】
円筒状のタンクシリンダ6はその一端にバルブボディ20が結合され、その他端にボトム18が結合される。
【0030】
バルブボディ20は円筒状のダンパシリンダ4とタンクシリンダ6の間に挟まれ、ダンパシリンダ4及びタンクシリンダ6と同軸上に配置される。
【0031】
このバルブボディ20に圧側減衰弁12とチェック弁14が介装される。バルブボディ20には、圧側減衰弁12によって開閉される通孔43と、チェック弁14によって開閉される通孔44とが形成される。圧側減衰弁12は圧側行程で開弁し、エンド側シリンダ室8からリザーバ室9に向かう作動油に抵抗を付与する。チェック弁14は伸側行程で開弁し、リザーバ室9からエンド側シリンダ室8に向かう作動油をほとんど抵抗なく導く。
【0032】
さらに、バルブボディ20にリザーバ室9に作動油を注入する注入弁21と、エンド側シリンダ室8からの空気を排出する排気弁22が介装される。バルブボディ20には、注入弁21によって開閉される通孔45と、排気弁22によって開閉される通孔46とが形成される。注入弁21と排気弁22はバルブボディ20に螺合するプラグ23と、プラグ23内に介装されるチェック弁24とを備える。
【0033】
タンクシリンダ6内にはフリーピストン19が摺動可能に収装され、このフリーピストン19によってリザーバ室9と大気圧室16に仕切られる。
【0034】
リザーバ室9を圧縮する付勢手段として、フリーピストン19とボトム18の間にはコイル状のスプリング15が圧縮して介装される。
【0035】
ダンパ1は、ピストンロッド2の先端とバルブボディ20のうち一方が基礎側に連結され、他方が建築物側に連結される。
【0036】
ピストンロッド2の先端には取付ブラケット(連結部)29が形成される。この取付ブラケット29が基礎側または建築物側に連結される。
【0037】
一対のボス部(連結部)25が円柱状のバルブボディ20の径方向に突出して形成される。円筒状をした各ボス部25は、同軸上に配置され、その外周面に取付ブラケット30が回動可能に結合され、この取付ブラケット30が基礎側または建築物側に連結される。
【0038】
各ボス部25の内側に注入弁21と排気弁22がそれぞれ螺合して結合される。
【0039】
ダンパ1に作動油を注入する場合、以下の手順で行われる。
▲1▼ピストンロッド2を最収縮させてバルブボディ20に当接させる。フリーピストン40はスプリング15の付勢力によってバルブボディ20に当接している。▲2▼ダンパ1を図示したように略水平に延び、注入弁21が下方を向き、排気弁22が上方に向くように配置する。
▲3▼排気弁22を開き、注入弁21を介して加圧作動油を注入する。
▲4▼こうして作動油がリザーバ室9とエンド側シリンダ室8及びロッド側シリンダ室7に作動油を充填し、ピストンロッド2を最伸長させた後、フリーピストン19をストロークさせてスプリング15を所定量だけ収縮させる。
▲5▼注入弁21と排気弁22を閉塞する。
【0040】
ダンパ1は、バルブボディ20をリザーバ室9とエンド側シリンダ室8の間に配置し、このバルブボディ20に注入弁21と排気弁22を設ける構造のため、上記した作動油の注入時にダンパ1内の空気を確実に排出できる。この結果、空気が作動油に混入することを回避して所定の減衰力が得られる。
【0041】
施工時、ダンパ1内の空気が抜かれているため、前記従来装置のようにダンパ1を略水平に保つ必要がなく、施工作業が容易に行える。
【0042】
地震発生時に建築物に対して基礎側が揺れるのに伴ってダンパ1はダンパシリンダ4に対してピストンロッド2が伸縮作動する。
【0043】
ダンパ1の圧側行程では、作動油がエンド側シリンダ室8から圧側減衰弁11を通ってロッド側シリンダ室7に流入するとともに、ピストンロッド2の侵入体積分の作動油が油圧側減衰弁12を通ってリザーバ室9に流入し、この圧側減衰弁11、12が付与する抵抗によって所定の減衰力が発生する。
【0044】
ダンパ1の伸側行程では、チェック弁14が開弁し、作動油がリザーバ室9からチェック弁14を通ってエンド側シリンダ室8に流入するとともに、ロッド側シリンダ室7から伸側減衰弁13を通ってエンド側シリンダ室8に流入し、この伸側減衰弁13が付与する抵抗によって所定の減衰力が発生する。
【0045】
リザーバ室9がスプリング15の付勢力によって加圧されているため、圧側行程から伸側行程に切換わる際にも作動油がリザーバ室9からエンド側シリンダ室8へと円滑に流入し、吸込不足が生じることを防止し、所定の減衰力が得られる。
【0046】
リザーバ室9を画成するタンクシリンダ6がダンパシリンダ4と同軸上に設けられているため、ダンパ1の外径がタンクシリンダ6によって大きくならなくて済み、ダンパ1の介装スペースに対する制約を少なくする。
【0047】
ダンパ1は、ピストンロッド2の先端とバルブボディ20が取付ブラケット29、30を介して基礎側と建築物側にそれぞれ支持される構造のため、荷重が働く支点間の距離を短くし、曲げ強度を高められる。また、タンクシリンダ6には荷重が働かないため、タンクシリンダ6に要求される強度が小さくなり、軽量化がはかれる。
【0048】
他の実施の形態として、図3に示すダンパ1は、ピストンロッド2の先端とタンクシリンダ6の先端のうち一方が基礎側に連結され、他方が建築物側に連結される。タンクシリンダ6の先端には取付ブラケット31が形成される。この取付ブラケット29が基礎側または建築物側に連結される。この場合、建築物と基礎側に対する支点間の距離を延ばすことができる。
【0049】
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0050】
ダンパ1はバルブボディ20に作動油の流れを遮断可能とする遮断弁50が介装される。強風時等に遮断弁50を閉弁させることにより、ダンパ1は、そのダンパ機能がロックされ、建築物の揺れを抑える。
【0051】
遮断弁50はバルブボディ20に介装されるプラグ51と、このプラグ51内に形成されるポート52と、このポート52を開閉する弁体53と、弁体53を開弁方向に付勢するスプリング54と、このスプリング54に抗して弁体53を閉弁方向に付勢するソレノイド55とを備える。ポート52は圧側減衰弁12を介して作動油が流れる通孔43の途中に介装される。
【0052】
バルブボディ20には安全弁57が介装され、この安全弁57はエンド側シリンダ室8の圧力が所定値を超えて上昇するのに伴って開弁する。
【0053】
通常、図示しないコントローラを介してソレノイド55が通電されず、遮断弁50は開弁している。これにより、地震発生時に建築物に対して基礎側が揺れるのに伴ってダンパ1はダンパシリンダ4に対してピストンロッド2が伸縮作動し、ダンパ機能を発揮する。
【0054】
例えば台風等の強風時、コントローラを介してソレノイド55が通電され、遮断弁50を閉弁させる。これにより、ダンパ1の圧側行程では、ピストンロッド2の侵入体積分の作動油が図中矢印で示すようにエンド側シリンダ室8から油圧側減衰弁12を通ってリザーバ室9に流入しようとするが、遮断弁50がこの流れを遮断し、そのダンパ機能がロックされ、建築物の揺れを抑える。
【0055】
なお、本発明のダンパは、建築物の免震ダンパに限らず、陳列台の免震ダンパ、あるいは建築物の制振ダンパとして用いることも可能である。
【0056】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すダンパの断面図。
【図2】同じく図1の一部を拡大した断面図。
【図3】他の実施の形態を示すダンパの断面図。
【図4】他の実施の形態を示すダンパの一部断面図。
【図5】従来例を示すダンパの断面図。
【符号の説明】
1 ダンパ
2 ピストンロッド
4 ダンパシリンダ
5 ピストン
6 タンクシリンダ
7 ロッド側シリンダ室
8 エンド側シリンダ室
9 リザーバ室
12 圧側減衰弁
14 チェック弁
15 スプリング(付勢手段)
20 バルブボディ
21 注入弁
22 排気弁
25 ボス部(連結部)
29 取付ブラケット(連結部)
30 取付ブラケット
50 遮断弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a damper that suppresses shaking of a building when an earthquake occurs.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a damper of a building , for example, there is one shown in FIG. The
[0003]
A
[0004]
A
[0005]
In the pressure side stroke of the
[0006]
In the extension side stroke of the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a
[0008]
When the gas in the
[0009]
Since the
[0010]
-Since the
[0011]
This invention is made | formed in view of said problem, and it aims at providing the damper structure suitable for the damper of a building .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
A first invention includes a piston connected to a piston rod, a damper cylinder for slidably mounting the piston, a rod side cylinder chamber and an end side cylinder chamber partitioned by the piston, and an end side cylinder chamber. The present invention is applied to a damper of a building including a reservoir chamber for storing hydraulic fluid corresponding to an intruding volume of a communicating piston rod.
[0013]
A tank cylinder that slidably houses a free piston to define the reservoir chamber, an urging means that urges the free piston in a direction to compress the reservoir chamber, and a tank cylinder and a damper cylinder are connected to each other. And a valve-side damping valve that opens the valve body when the pressure-side operation is performed and guides the hydraulic fluid from the end-side cylinder chamber to the reservoir chamber, and a valve-side hydraulic fluid that opens from the reservoir chamber when the expansion-side operation is performed. A check valve that leads the cylinder to the end side cylinder chamber is installed , an injection valve that injects hydraulic fluid into the reservoir chamber into the valve body, and an exhaust valve that discharges air from the end side cylinder chamber. A pressure-side damping valve that provides resistance to hydraulic fluid from the cylinder chamber toward the rod-side cylinder chamber, and resistance to hydraulic fluid that is directed from the rod-side cylinder chamber to the end-side cylinder chamber That is interposed between RuShingawa damping valve was assumed characterized.
[0014]
The second invention is characterized in that, in the first invention, a connecting portion connected to the support member is formed on the valve body.
[0016]
The third invention is characterized in that, in the first or second invention, a shut-off valve capable of shutting off a flow of hydraulic oil is interposed in the valve body.
[0017]
Operation and effect of the invention
According to the first invention, when the earthquake occurs, the damper causes the piston rod to extend and contract with respect to the damper cylinder, and a predetermined damping force is generated by the resistance applied by the damping valve.
[0018]
Since the hydraulic fluid stored in the reservoir chamber is pressurized by the biasing means of the free piston, the hydraulic fluid flows smoothly from the reservoir chamber to the end cylinder chamber when switching from the compression stroke to the expansion stroke. In addition, the occurrence of insufficient suction is prevented, and a predetermined damping force is obtained.
[0019]
Since the tank cylinder that defines the reservoir chamber is provided coaxially with the damper cylinder, the outer diameter of the damper is not increased by the tank cylinder, and restrictions on the space for the damper are reduced.
The valve body is arranged between the reservoir chamber and the end cylinder chamber, and the valve body is provided with an injection valve and an exhaust valve, so that the air in the damper can be reliably discharged when the hydraulic fluid is injected, A damping force is obtained.
[0020]
According to the second invention, since the valve body is connected to the foundation or the building, for example, the distance between the fulcrum on which the load provided on each of the piston rod and the valve body acts can be shortened, and the bending strength of the damper can be increased. . Further, since no load is applied to the tank cylinder, the strength required for the tank cylinder is reduced, and the weight can be reduced.
[0022]
According to the fourth invention, by closing the shut-off valve in a strong wind or the like, the damper function is locked and the shaking of the building can be suppressed.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0024]
FIG. 1 shows a
[0025]
The
[0026]
As shown in FIG. 2, a compression
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
Further, an
[0033]
A
[0034]
As an urging means for compressing the
[0035]
In the
[0036]
A mounting bracket (connecting portion) 29 is formed at the tip of the
[0037]
A pair of boss portions (connecting portions) 25 are formed so as to protrude in the radial direction of the
[0038]
The
[0039]
When hydraulic oil is injected into the
(1) The
(3) Open the
(4) Thus, the hydraulic oil fills the
(5) The
[0040]
The
[0041]
At the time of construction, since the air in the
[0042]
The
[0043]
In the pressure side stroke of the
[0044]
In the extension side stroke of the
[0045]
Since the
[0046]
Since the
[0047]
The
[0048]
As another embodiment, the
[0049]
Next, another embodiment shown in FIG. 4 will be described. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same component as the said embodiment.
[0050]
In the
[0051]
The shut-off
[0052]
A
[0053]
Normally, the
[0054]
For example, during a strong wind such as a typhoon, the
[0055]
The damper of the present invention is not limited to a seismic isolation damper for a building, but can also be used as a seismic isolation damper for a display stand or a vibration damping damper for a building.
[0056]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a damper showing an embodiment of the present invention.
2 is an enlarged cross-sectional view of a part of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a damper showing another embodiment.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view of a damper showing another embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a damper showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
1
20
29 Mounting bracket (connection part)
30
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