JP3848770B2 - 加熱調理具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トレー(内鍋)内の調理材料を蒸気による加熱により調理する加熱調理具に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
鍋本体の内部にトレー(内鍋)を収容し、そのトレーにより鍋本体内を蒸気室と調理室とに区画し、トレーの開口縁に接近して形成した蒸気の流通孔からトレー内に蒸気を入れて調理材料を蒸す加熱調理具が知られている。
【0003】
この加熱調理具では、トレーに調理材料を入れて鍋本体に収容し、蓋体を被せるだけで蒸し調理ができ、蒸し上がり後にはトレーと一緒に取出しが可能なことから、トレーの交換だけで複数種類の蒸し物ができる利点を有する。
【0004】
またトレー内への蒸気の取入れをトレーの上部から行っているので、仕切板に穿設した多数の小孔から取入れている通常の蒸し器で生じがちな沸騰による湯の浸透がなく、トレー内は蒸気にのみ満たされるので蒸し物に過剰な水分が含まれず、したがって、水の加減を少々誤っても蒸し上がりのよいものができる、という利点をも有する。
【0005】
しかしながら、トレー内への蒸気の取入れをトレーの開口縁に接近して形成した流通孔により行っているため、トレーの開口縁の構造が通常のトレーに比べて複雑となり、また鍋本体にもトレーの受縁が必要となる。さらにまた冷却により蓋体から垂れ流れる水滴の鍋本体内への還流にも特別な手段が必要となるなど、全体的な構造においても複雑となって加工に手間を要し、コストアップなるという課題を有する。
【0006】
この発明は上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、鍋本体に収容したトレー内への蒸気の流入を鍋本体とトレーとの間隙をそのまま用いることによって、従来よりも簡単な構造で蒸し調理の仕上がりがよい新たな構成の加熱調理具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、所要深さの鍋本体と、その鍋本体よりも小径で鍋周壁との間に間隙を形成して鍋本体内に収めた浅底のトレーと、鍋本体の開口を覆う蓋体とからなり、鍋本体内をトレー底板により蒸気室と蒸し室とに区画するとともに、両室を上記間隙により連通して、蒸気により加熱が行えるようにした調理具において、上記鍋本体の内側面中程の複数個所に、上記トレーの受け部を横長に上面を内方へ低い傾斜面に形成して等間隔に突設し、その受け部の先端を、トレーの底部周囲又は下側部周囲を保持してトレーの開口周囲に上記間隙を均一に形成する段部に形成し、上記蓋体によりトレーの開口周囲から蒸気が蒸し室に流入するように構成してなる、というものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図中1は深底の鍋本体で、外側の上部両側に取手2を有する。3はトレー(内鍋)で、鍋本体1の1/2程の深さの浅底のもので、鍋周壁との間に間隙4を形成して鍋本体内に収まるように、鍋本体1よりもある程度小径に形成してある。5は鍋本体1の開口を塞ぐ蓋体で、耐熱ガラスにより透明に作られており、その周縁にかしめ止め等の手段により一体的に取り付けた金属の嵌合縁6を、鍋本体1の開口縁の内側に嵌め込んで鍋本体1に被せられる。
【0009】
上記鍋本体1の内側面中程の4個所には、上記トレー3の受け部7,7が等間隔にて横長に突設してあり、その受け部7,7によりトレー3の底部周囲を受け止めて、該トレー3を鍋本体1の上部内に収容できるようにしてある。
【0010】
この受け部7,7は鍋本体1の側壁を外側から内側に凸状に打ち出して成形され、その上面7aは内方へ低い傾斜面に形成され、また先端はトレー3の横ずれを防止するために段部7bに形成されて、トレー3の周囲に上記間隙4が均一に生ずるようにしてある。
【0011】
この受け部7,7によるトレー3の保持によって、鍋本体1の内部はトレー底板3aにより蒸気室(A)と蒸し室(B)とに区間され、また両室はトレー3の周囲の上記間隙4により連通して、蒸気室(A)の水の沸騰により生じた蒸気が間隙4からトレー3により形成された蒸し室(B)に入り込むようになる。
したがって、鍋本体内にて発生した蒸気はトレー底面及び周側面を加熱し、さらにトレー内をも加熱することになるので、トレー全体が鍋本体内にて蒸気熱に包まれた状態となる。
【0012】
図4に示す実施形態は、トレー3の下側部周囲に段部3bを形成し、その段部3bを上記受け部7,7に係止して保持した場合で、このような保持では底部周囲を保持する場合に比べて底の深いトレー3を用いることができる。
【0013】
上記構成のこの発明による加熱調理具では、蒸気室(A)から蒸気が間隙4を経てトレー3の蒸し室(B)に流入する。この流入はトレー3の開口周囲から一斉に同一蒸気圧により行われるので、トレー内の調理材料は均一に蒸されることになる。また蒸気室(A)の湯が沸き立っても蒸し室(B)に入り込むことはなく、調理材料は蒸気のみにより加熱されることになる。
【0014】
また鍋本体1の内周壁面に接して冷却された蒸気は水滴となって蒸気室(A)に滴れ落ち、蓋体5の内面に接して冷却された蒸気は、水滴となって蓋体5の内面を鍋本体1の開口縁へと流下する。開口縁はいずれの個所であっても、その内側が上記間隙4によりトレー4から離れているので、水滴はトレー3側に流れ込むことなく、そのまま鍋本体1の内周壁面を伝わって蒸気室(A)に流れ落ちる。このためトレー3内への水滴の侵入防止され、また蒸気の還流もスムーズに行えるので水の長持ちがよくなり、水を注ぎ足さなくともトレー3の交換のみにより複数種類の調理材料の蒸し調理が行えるようになる。
【0015】
鍋本体1についての加工は、上記受け部7,7の成形加工のみで済み、トレー3は通常構造のトレーでよく、加工を要する場合でも下側部周囲に段部を形成するだけで済む。したがって、従来よりも安価に製造することが可能となり、トレー3は勿論のこと、鍋本体1もそのまま他の煮炊調理に使用できるので、加熱調理具として頗る具合が良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる加熱調理具の縦断正面図である。
【図2】 同上の蓋体を除いた平面図である。
【図3】 鍋本体の平面図である。
【図4】 他の実施形態の蓋を除いた縦断正面図である。
【図5】 分解斜視図である。
【符号の説明】
1 鍋本体
2 取手
3 トレー
3a トレー底面
3b 段部
4 間隙
5 蓋体
6 嵌合縁
7 受け部
7a 上面
7b 段部
(A) 蒸気室
(B) 蒸し室

Claims (1)

  1. 所要深さの鍋本体と、その鍋本体よりも小径で鍋周壁との間に間隙を形成して鍋本体内に収めた浅底のトレーと、鍋本体の開口を覆う蓋体とからなり、鍋本体内をトレー底板により蒸気室と蒸し室とに区画するとともに、両室を上記間隙により連通して、蒸気により加熱が行えるようにした調理具において、
    上記鍋本体の内側面中程の複数個所に、上記トレーの受け部を横長に上面を内方へ低い傾斜面に形成して等間隔に突設し、その受け部の先端を、トレーの底部周囲又は下側部周囲を保持してトレーの開口周囲に上記間隙を均一に形成する段部に形成し、上記蓋体によりトレーの開口周囲から蒸気が蒸し室に流入すように構成してなることを特徴とする加熱調理具。
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