JP3848113B2 - 道案内装置及びプログラム並びに携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行者向けの道案内機能を備えた携帯端末等の道案内装置に関し、特に地理的な熟知度を考慮した道案内装置及びプログラム並びに携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPDAの普及により、これらの携帯端末を利用した歩行者向けの道案内サービスが広く利用されるようになってきた。これらの端末では基本機能として現在位置を取得する機能を備えているものが多く、この種の道案内サービスの中には上記の機能により現在位置の入力を省略できるものもある。しかし、利用者の地理的な理解度、即ち過去同じ場所に何回訪れたか、何回同じ駅を利用したか、土地勘があるか無いか等を考慮した道案内サービスは行われていない。
【0003】
一方、この種の道案内サービスに類する物として、ドライバーの交差点の熟知度に応じて道案内の方法を変える方式(特開平9−297035号)が提案されている。この方式は、車両の道案内を対象としたものであって、車両が通過した交差点、その通過回数、従前に設定された経路等を記憶しておき、これらに基づいて道案内の方法を変えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の道案内方式は、特定の交差点又は経路を通過したこと、又はその通過回数を記憶する方式であるため、ある程度、通過経路が限定されている車両向けには実現可能であるものの、歩行者向けの道案内方式に応用するのは困難である。歩行者が歩く経路には、路地裏や駅の特定の出入口等、車両が通過する道路に比べて遙かに細かく多岐にわたる経路が含まれるのが一般的であるため、これら全ての地点や経路に対して通過回数を記憶しておくことは困難だからである。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ユーザの当該地域における地理的な熟知度に基づいて適切な道案内情報を呈示することができ、歩行者向けの道案内として好適の道案内装置及びプログラム並びに携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の道案内装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、前記位置情報の取得時に現在時刻を時刻情報として取得する時刻取得手段と、前記位置情報取得手段で取得した位置情報を前記時刻取得手段で取得した時刻情報と共に蓄積する位置情報蓄積手段と、前記位置情報蓄積手段から前記出発地又は目的地の近傍に位置する位置情報及び時刻情報を抽出し、該抽出された位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、を具備したことを特徴とする
また、本発明に係る第の道案内装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、前記取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積手段と、前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置情報を用いて前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、前記入力手段により、前記道案内情報生成手段で生成された道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力した際、追加案内を実行する追加案内実行手段と、前記追加案案内実行手段での追加案内の実行履歴を記憶する追加案内実行履歴記憶手段とを備え、前記地理熟知度算出手段は、更に前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するものであることを特徴とする。
更に、本発明に係る第の道案内装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、前記取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積手段と、前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置情報を用いて前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段とを有し、前記経路探索手段は、複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅での前記ユーザの地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するものであることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る第1の道案内プログラムは、目的地の情報を入力するステップと、ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報及び取得時の時刻である時刻情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップとを備える
更に、本発明に係る第の道案内プログラムは、目的地の情報を入力するステップと、ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報を抽出し、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと、前記道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力するするステップと、前記追加の案内情報の要求が入力されたときに追加案内を実行するステップと、前記追加案内の実行履歴を記憶するステップと、前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップとを備える。
更に、本発明に係る第の道案内プログラムは、目的地の情報を入力するステップと、ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報を抽出し、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索するステップと、複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅でのユーザの前記地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するステップとを備える。
【0008】
また、本発明に係る第1の携帯端末装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報及び該位置における時刻を示す時刻情報により、位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、を具備したことを特徴とする
更に本発明に係る第の携帯端末装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報により前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、前記入力手段により、前記道案内情報生成手段で生成された道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力した際、追加案内を実行する追加案内実行手段と、前記追加案案内実行手段での追加案内の実行履歴を記憶する追加案内実行履歴記憶手段を備え、前記地理熟知度算出手段は、更に前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するものであることを特徴とする。
更に、本発明に係る第の携帯端末装置は、出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、目的地の情報を入力する入力手段と、前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報により前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、を備え 前記経路探索手段は、更に複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅でのユーザの前記地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するものであることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、ユーザの現在位置を所定のタイミングで取得すると共に、これを位置情報として蓄積し、この蓄積された位置情報に基づいて、道案内の対象となる目的地等の熟知度を算出するようにしているので、対象地の熟知度がそのユーザが訪れた頻度を反映したものとなり、熟知度に応じた適切な道案内呈示が可能になる。本発明によれば、単に現在位置の情報を所定のタイミングで蓄積するという簡単な方法を用いているため、ユーザが予め決められた特定の交差点や経路とは異なる、どのような経路を辿ろうとも、地理的な熟知度を正確に推定することができる。
【0010】
位置情報は、ユーザの居る地点の情報だけでなく、ある範囲を持ったエリアの情報でも構わない。このエリアは、行政区画でも良いし、格子状に分割したエリアでも良い。入力手段では、目的地に加えて出発地を入力しても良いが、出発地は、位置検出機能により現在位置を取得することで入力するようにしても良い。経路探索手段を持つ場合、算出された熟知度に応じて探索経路を変えるようにすることができる。このようにすれば、熟知度が低いユーザの場合、多少距離が長くても、大きな道路に沿った分かり易い経路を呈示し、熟知度が高いユーザに対しては、多少分かり難くても、裏道(近道)情報を呈示する等、ユーザの熟知度に応じて道案内が可能である。
【0011】
また、地理熟知度算出手段は、現在位置の取得時に現在時刻を時刻情報として同時に取得する時刻取得手段を更に備え、取得された位置情報と時刻情報とを対応させて蓄積し、これら蓄積された位置情報と時刻情報とを用いて地理的な熟知度を算出することもできる。より具体的には、例えば、地理熟知度算出手段は、位置情報蓄積手段から出発地、通過地又は目的地の近傍に位置する位置情報を抽出し、抽出された位置情報の数及びその位置情報が取得された日数に基づいて熟知度を算出する。これにより、ある場所に集中的に訪れた場合、あるいは日数として多く訪れている場合等を考慮して熟知度を算出することができる。また、地理熟知度算出手段は、位置情報蓄積手段から前記出発地、通過地又は目的地の近傍に位置する位置情報を抽出し、抽出された位置情報のうち最後に取得された位置情報の取得時から現在までの時間が多いほど熟知度を少なくするようにしても良い。これにより、過去に何度も訪れた場所でも、時間の経過と共に、記憶が薄れたり、周囲の環境が変化することにより、熟知度が低下する点を考慮することができる。
【0012】
また、道案内情報生成手段で生成された道案内情報だけではユーザが理解できず、更に追加の案内情報、例えば更に詳細な地図や周辺のランドマークの追加等、を要求することも考えられる。この場合には、当該地点におけるユーザの熟知度があまり高くないということを知る一つの目安となる。従って、追加の案内情報の要求が入力されたときには、追加案内を実行すると共に、追加案内の実行履歴を記憶しておき、地理熟知度算出手段で熟知度を計算する際に、追加案内の実行履歴を参照して地理的な熟知度を算出するようにしても良い。
【0013】
更に、駅に複数の出入口がある場合、どの出入口を案内するかは、歩行者の道案内を行う場合、重要なポイントになる。そこで、その駅の熟知度が所定値以下の場合には、複数の出入口のうち予め選択された代表的な分かりやすい出入口から1つの最適な出入口を選択し、その駅での熟知度が所定値よりも大きいときは、全ての出入口から1つの最適な出入口を選択するようにしても良い。また、各出入口についての熟知度も算出するため駅出入口熟知度算出手段を設け、各出入口での熟知度も考慮に入れて最適経路を決定するようにしても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を説明する。
(第一の実施形態)
図1に第一の実施形態に係る道案内装置の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、PDA等の携帯端末や携帯電話等に組み込まれたもので、入力部1、呈示部2、地図情報記憶部3、地理熟知度算出部4、経路探索部5及び道案内情報生成部6を備えて構成されている。
入力部1は、道案内装置を使用するユーザ7が、キー操作やダイヤル操作などにより、各種の入力操作を行うためのもので、入力キー、入力ダイヤル等から構成される。ユーザ7はこの入力部を通して目的地又は出発地と目的地の場所を指定する。また、途中の通過地を付加的に入力するようにしても良い。呈示部2は、ディスプレイ及びスピーカの少なくとも一方からなり、道案内情報生成部6で作成された道案内情報を、文字列、画像及び音声の少なくとも1つによって呈示する。地図情報記憶部3は、地図画像の他、道路網データ及びランドマークデータ等、道案内文や経路に沿った地図を生成するための基本データである地図情報を記憶する。地理熟知度算出部4は、出発地、目的地及び通過地の少なくとも1つにおけるユーザ7の地理的な熟知度を算出する。経路探索部5は、出発地、目的地又は通過地の位置情報と、これらの位置情報に対応して地図情報記憶部3から読み出された道路網データに基づいて、ユーザ7の熟知度を考慮した出発地から目的地までの経路探索を実行する。道案内情報生成部6は、探索された経路と地図情報、さらに地理熟知度算出部4での算出結果とをもとに、前記経路に対する道案内情報を生成する。生成される情報としては詳細地図、簡略地図、あるいは道案内文などがある。
【0015】
図2は、本実施形態の道案内装置における道案内の実行手順を示している。この実行手順を規定するプログラムは、本実施形態の道案内装置に当初から実装されていても良いし、ユーザがPDA等にインストールするために媒体等に記憶されて提供されるものでも良い。
この手順はユーザ7が道案内の実行を呼び出すことにより起動される。まず、出発地と目的地が入力部を介して入力される(ステップ1)。この際、出発地と目的地のうち少なくとも1つが駅である場合、その駅を明示的に指定できるようにする。なお出発地は入力しなくても構わない。この場合には、本装置に実装された後述する現在位置の取得機能を利用して現在位置の最寄り駅が自動的に選択されるようにすればよい。なお、この入力操作は、道案内装置の表示画面、すなわち呈示部2のディスプレイ画面に、地図情報に基づいて出発地及び目的地を含むエリアの地図を表示した状態で、この地図上でマウスやカーソル、ペン、キーなどを用いて出発地及び目的地を指定することで行っても良いし、ランドマークや住所名などの一覧表の中から出発地及び目的地を選択することによって行っても良い。
【0016】
次に地理熟知度算出部4において、出発地点及び目的地点での地理熟知度を計算する(ステップ2)。地理熟知度は地図上の分割された各エリアに対するユーザの理解度を数値化したものであり、数値が大きいほどそのエリアでの高い理解度を表している。このエリアは、例えば行政区画であってもよいし、駅を中心としたエリアであってもよい。或いは図3に示すように、格子状に分割された領域であっても構わない。これらの各領域に対し、ユーザの個人情報、即ち自宅住所、勤務先住所、通勤経路、通勤で利用する駅などの情報によって熟知度が設定される。なお、この熟知度は本装置上に実装された現在位置の取得機能を用いて自動的に設定されても良い。後者の方法による地理熟知度算出部4の構成並びに動作手順については後述する。
【0017】
次に、経路探索部5によって、地理熟知度を考慮して出発地から目的地までの経路を探索する(ステップ3)。この結果、図4に示すような出発地から目的地までのノード11とアーク12とによって表現される経路データが求められる。ノード11は道路網の分岐点であり、例えば交差点や曲がり角に存在する。アーク12はノード11とノード11をつなぐ道路等の線である。ノード11は、例えば図5(a)に示すように、ID(数値)、位置(X,Y)、名称(文字列)及び接続するアークの数(数値)とアークIDの配列(数値の配列)等の項目で表現することができる。アーク12は、例えば図5(b)に示すように、ID(数値)、始点の位置(X0,Y0)、終点の位置(X1,Y1)、名称(文字列)及び道路幅(数値)等の項目で表現することができる。一つのノード11に複数のアーク12が接続されている場合、そのノード11に接続されている複数のアーク12を抽出することもできるし、アーク12からノード11へ、ノード11からアーク12へと辿ることによって、一連の道路線分をトレースすることもできる。具体的な経路探索の方法については後で説明する。
【0018】
次に、ステップ2で得られた地理的な熟知度と、ステップ3で得られた経路データと、地図情報とを元に、道案内情報生成部6が道案内情報を生成する(ステップ4)。道案内情報としては、略地図、詳細地図及び道案内文の少なくとも一つが生成される。具体的な道案内情報の生成方法については後で説明する。
最後に呈示部2においてステップ4で生成された道案内情報を画像、文字列、音声の中の少なくとも1つを用いて呈示する(ステップ5)。
以上の手順により、本実施形態での道案内情報が作成される。
【0019】
続いて、本装置上に実装された現在位置の取得機能を用いた地理熟知度算出部4の構成並びに動作手順について説明する。
図6は、地理熟知度算出部4の構成を示す機能ブロック図である。地理熟知度算出部4は、現在位置を取得する位置情報取得部41と、現在時刻を取得する時刻取得部42と、予め設定された時間の間隔で時刻取得部と位置情報取得部に信号を送り、これらの動作を起動する割込タイマー43と、取得された位置情報を蓄積する位置情報蓄積部44と、位置情報蓄積部44に蓄積された位置情報に基づいて、計算する地点の地理熟知度を計算する地理熟知度計算部45とから構成される。
【0020】
地理熟知度計算部45では、割込タイマー43をトリガーとして位置情報を蓄積する動作と、道案内実行時における地理熟知度を計算する動作の2つの動作がある。始めに前者の位置情報を蓄積する動作を図7を用いて説明する。
【0021】
まず割込タイマー43から時刻取得部42と位置情報取得部41に信号が送られる(ステップ11)。信号の間隔は位置情報蓄積部44の大きさに依存する。通常は5分から10分といった値が利用される。
次に、信号を受け取った位置情報取得部41は、直ちに現在位置を取得する(ステップ12)。現在位置は、例えばGPS、PHS、又は携帯電話等での位置情報取得機能を用いて取得することができるが、現在位置を取得する手法は、これらに限定されるものではない。従って他の手法、例えばBluetooth(商標)を用いた位置情報取得機能を用いてもかまわない。何らかの方法により現在位置が取得できればよい。
【0022】
次に、信号を受け取った時刻取得部42は、直ちに現在時刻を取得する(ステップ13)。取得された位置情報と現在時刻とは、セットにして位置情報蓄積部44に記録される(ステップ14)。記録される情報の例を図8に示す。記録される情報は、例えばID、緯度、経度(いずれも数値型)及び時刻(時刻型)等である。IDは蓄積された位置情報を識別する為に付けられた値で、各情報毎にユニークな値が設定される。位置情報は本例では緯度・経度で表しているが、後で位置が特定できるものであれば別の座標系を用いても構わない。また周囲の状況によってはGPSが利用出来ない等が原因で位置が特定出来ない場合があるが、その際には現在位置の欄にその旨を表す情報を記録する。例えば−1を記録したりすれば良い。続いて割込タイマー43により、予め設定された時間待機する(ステップ15)。その後ステップ11に戻り、上記一連の処理を繰り返し実行する。以上のように位置情報を蓄積する動作が実行される。
【0023】
次に地理熟知度算出部4のもう一つの動作である、道案内実行時に地理熟知度を計算する動作を図9を用いて説明する。
まず位置情報蓄積部44から熟知度を算出する地点近傍のデータを取り出す(ステップ21)。近傍であるかの判定は、予め設定した基準の距離以内か否かによって行う。
次に取り出されたデータ数と、前記取り出された各データの時刻から算出地点近傍に何日訪れているかをそれぞれカウントする(ステップ22)
次に前記カウントされた数を引数とする関数により、当該地点における熟知度を、例えば以下の数1に従って算出する(ステップ23)。
【0024】
【数1】
A=F(n、m)=K1×n+K2×m
A:熟知度
K1、K2:定数
n:取り出されたデータの総数
m:訪れた日数
【0025】
ここで、K1の値をK2に比べて大きく設定すれば、訪れた日数は少ないが、短期間に集中的に又は継続的に同じ場所に訪れた場合の熟知度Aが大きくなり、K2をK1に比べて大きく設定すれば、訪れた回数又は継続時間よりも、毎日通過するなど訪れた日数が多いほど熟知度Aが大きくなる。
【0026】
次に、最後に訪れた日時から現在までの時間(日数)を求め(ステップ24)、上記時間が予め設定した基準以内かを調べる(ステップ25)。基準内に無い場合、前記時間に応じて熟知度を補正する(ステップ26)。例えば以下の数2で補正値を計算する。
【0027】
【数2】
Figure 0003848113
【0028】
日数が経過すると、記憶の低下と共に周囲の状況も変化するので、g(d)は非線形に変化するようにしてもよい。以上のように地理熟知度を計算する動作が実行される。
【0029】
続いて経路探索部5の動作手順を図10を用いて説明する。
まず出発地は駅かを調べる(ステップ31)。出発地が駅か否かの判断は、入力部1での指定の際にユーザが直接指定してもよいし、出発地として指定した位置情報と駅の位置情報との比較から自動的に判断しても構わない。出発地が駅の場合、次のステップ32に進み、駅で無い場合はステップ36に進む。ステップ32では出発地の駅に複数の出入口があるかを調べる。これは予め駅のデータに出入口の数とそれぞれの位置を持たせておくことで簡単に実現できる。複数の出口が有る場合、次のステップ33に進み、無い場合はステップ35に進む。ステップ33では出発地の熟知度が予め設定した基準以下であるかを調べる。基準値以下の場合は次のステップ34に進み、基準値を超える場合はステップ35に進む。
【0030】
ステップ34では各駅毎に予め用意した出入口、例えば代表的な分かり易い出入口の中から出発地点を求める。出発地点は、目的地と目的地までの経路とから総合的に判断して求めるが、単純に目的地に一番近い出入口を選ぶ方法でも構わない。ステップ34の後はステップ36へと進む。ステップ35では前記駅の分かり難い出入口を含めた全ての出入口の中から出発地点を求める。出発地点は、ステップ34と同様に、目的地と目的地までの経路とから総合的に判断したり、単純に目的地に一番近いかどうかをもって判断しても良い。これにより、その駅の熟知度が小さいときには、多少遠回りでも分かりやすい出入口が選択され、その駅の熟知度が大きいときには、分かり難くても、例えば近い方の出入口が選択される。なおステップ32から直接ステップ35に分岐した場合、即ち一つの出入口しか無い場合には、前記出入口を出発地点とする。ステップ35の後はステップ36に進む。
【0031】
ステップ36では目的地は駅かを調べる。目的地が駅か否かの判断はステップ31での判断と同じである。目的地が駅の場合、次のステップ37に進み、駅で無い場合はステップ41に進む。ステップ37では目的地の駅に複数の出入口があるかを調べる。ステップ32と同様に、予め駅のデータに出入口の数とそれぞれの位置を持たせておくことで簡単に実現することができる。複数の出入口が有る場合、次のステップ38に進み、無い場合はステップ40に進む。ステップ38では目的地の熟知度が予め設定した基準以下であるかを調べる。基準値以下の場合は次のステップ39に進み、基準値を超える場合はステップ40に進む。
【0032】
ステップ39では各駅毎に予め用意した出入口、例えば代表的な分かり易い出入口の中から目的地点を求める。目的地点は、出発地と出発地からの経路とから総合的に判断して求めるが、単純に出発地に一番近い出入口を選ぶ方法でも構わない。ステップ39の後はステップ41へと進む。ステップ40では前記駅の分かり難い出入口も含めた全ての出入口の中から目的地点を求める。求める方法はステップ39と同様に、出発地と出発地までの経路とから総合的に判断したり、単純に出発地に一番近いかどうかをもって判断しても良い。これにより、その駅の熟知度が小さいときには、多少遠回りでも分かりやすい出入口が選択され、その駅の熟知度が大きいときには、分かり難くても、例えば近い方の出入口が選択される。なおステップ37から直接ステップ40に分岐した場合、即ち一つの出入口しか無い場合には、前記出入口を目的地点とする。ステップ40の後はステップ41に進む。
【0033】
ステップ41では出発地と目的地の位置より経路探索を行う領域を定める。領域は両地点を含む矩形領域で設定しても良いし、領地点を結ぶ直線上の各地点を中心とする矩形の和として設定しても良い。要は出発地と目的地の間の経路を計算する際に必要な道路線分を含む領域が設定できれば方法は問わない。ステップ41の後はステップ42に進む。ステップ42では、ステップ41で求めた領域内の道路線分を、出発地と目的地の熟知度に応じて間引く処理を行う(ステップ42)。間引く方法としては、予め道路線分に設定された道路種別や道路幅などの属性を用い、熟知度が所定値以下である場合には、私道や路地或いは道路幅の小さな道など分かりづらいと判断される道は積極的に間引き、逆に熟知度が所定値よりも大きい場合には、これらの間引く量を少なくする。この事により、熟知度が低い地域では道幅が広く、分かりやすい道を優先的に求め、熟知度が高い場合には、多少分かりづらくても近道を優先的に求めるといったことが可能になる。ステップ42の後はステップ43に進む。ステップ43では領域内の道路線分を用いて、出発地から目的地までの経路を検索する。検索方法としては、例えば最短経路を解くアルゴリズムとして知られているDijkstraの方法などを使用することができる。勿論他の経路探索手法を用いることも可能であり、要は出発地及び目的地を結ぶ何らかの経路が探索できればよい。以上のように経路探索部5での動作が実行される。
【0034】
経路探索部5で出発地から目的地までの経路が探索されたら、次に道案内情報生成部6が道案内情報を生成する。道案内情報部6は、地図情報記憶部3に記憶された地図情報に、経路探索部5で探索された経路を例えば赤い線等で重ね書きして出発地から目的地までの経路を示す道案内情報を生成すると共に、必要な案内文を生成する。このとき、経路探索部5での処理に対応させて、出発地、目的地又は通過地における熟知度を考慮した道案内情報を生成する。例えば、熟知度が所定値以下の場合には、経路探索時に間引いた私道や路地、或いは道路幅の小さな道などを地図情報からも削除して、ランドマークも目立つものに限定する等して表示する地図情報を簡略化する。同時に案内文として、目立つランドマークを中心とした分かり易い案内文を生成する。一方、熟知度が所定値よりも大きい場合には、経路探索時に探索対象となった細かい私道や路地等も表示対象とすると共に、ランドマークの数も増やして表示する地図情報を詳細化する。同時に、あまり目立たさないランドマークも含めて詳細な案内文を生成する。この地図情報が呈示部2で呈示されることにより、熟知度に応じた案内情報がユーザに呈示される。
また、これとは逆に、熟知度が所定値よりも大きい場合には、ランドマークも代表的なものに止め、極力簡略的な地図情報を含む道案内情報を生成し、熟知度が所定値以下の場合には、呈示するランドマークや道路の数をこれよりも増やして詳細な地図情報を含む道案内情報を生成するようにしても良い。
【0035】
(第二の実施形態)
図11に第二の実施形態の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、第一の実施形態の道案内装置の構成に、追加案内実行部8と追加案内実行履歴記憶部10とを加えた構成となっている。
追加案内実行部8は、入力部1からの追加案内の要求を受け、追加の案内情報を呈示する。ここで追加の案内情報の呈示するとは、例えば呈示されている道案内情報より更に詳細化した情報、具体的には更に細かい道を呈示したり、経路沿いに呈示する目標物(ランドマーク)の数を増やしたり、経路上の地点地点の詳細図を呈示する等である。また、更に通過の案内文を呈示しても良い。
追加案内履歴記憶部9は、前記追加案内実行部8の実行履歴を、図12に示す構造で蓄積する。これにより、ある地点において、その近傍で過去に実施された追加案内の回数とその実施時刻、更に実施時点での熟知度をそれぞれ知ることができる。
【0036】
次に本実施形態の道案内装置の動作について説明する。本実施形態の動作は追加案内を実行できる事を除けば第一の実施形態の道案内装置とほぼ同じであるが、地理熟知度算出部4の動作が第一の実施形態とは一部異なっている。
第二の実施形態での地理熟知度算出部4の動作を図13に示す。ステップ51からステップ56までは図9に示した第一の実施形態での地理熟知度算出部4のステップ21からステップ26までの動作と同じである。
ステップ56に続き、ステップ57では追加案内履歴記憶部9から、熟知度を算出する地点近傍での追加案内実行履歴を取り出し、ステップ58に進む。
ステップ58では最終訪問日時以降に追加案内を何回実行しているかを調べる。実行回数が0回、即ち実行していない場合には終了し、1回以上実行している場合には次のステップ59に進む。
ステップ59では、追加案内の最終実行時の熟知度が、ステップ56までに求めた熟知度よりも大きいかを調べる。大きくない場合には終了し、大きい場合には次のステップ60に進む。
ステップ60では前記追加案内の実行回数に応じて熟知度を補正する。即ち、前回追加案内を行った時点での熟知度よりも現在の熟知度が小さいならば、今回も追加案内を実行する可能性が高い、即ち実際の熟知度は計算された値よりも小さいと推定される。ステップ60では例えば以下の数3で補正値を計算する。
【0037】
【数3】
A″=H(A、n)=A―K4×n
A″:補正した熟知度
A :補正前の熟知度
K4:定数
n :追加案内の実行回数
【0038】
以上のように地理熟知度を計算する動作が実行される。
【0039】
(第三の実施形態)
図14に第三の実施形態の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、第一の実施形態の構成に、駅出入口熟知度算出部10を加えた構成になっている。駅出入口熟知度算出部10は、地図情報として蓄えられている駅出口の位置情報と、地理熟知度算出部4で算出された結果とから、駅の各出入口に対するユーザ7の熟知度を算出する働きをする。
【0040】
本実施形態の道案内装置の動作手順を図15に示す。ステップ61からステップ62までは第一の実施形態での動作手順と同じである。
ステップ63では出発地点が駅かどうかを調べる。出発地点が駅の場合、次のステップ64に進み、駅で無い場合はステップ66に進む。
ステップ64では前記駅に複数の出入り口があるかを調べる。これは第一実施形態の際に説明したように、予め駅のデータに出入口の数とそれぞれの位置を持たせておくことで簡単に実現することができる。複数の出入口が有る場合、次のステップ65に進み、無い場合はステップ66に進む。
ステップ65では各出入口での熟知度を求める。各出入口での熟知度は、基本的には、数1で示した出発地及び目的地での熟知度と同様に求めることができる。但し、この場合には、出発地及び目的地よりも、より詳細な位置の熟知度となるので、熟知度を算出する地点近傍のデータを取り出す場合、近傍として設定する領域の面積を、対象地点を中心として半径5mの範囲というように、出発地及び目的地の熟知度を求める場合よりも小さく設定する必要がある。ある駅での各出入口の熟知度を求めた例を図16に示す。このように同じ駅であっても出入口によって異なる熟知度を求めることができる。ステップ65の後はステップ66に進む。
【0041】
ステップ66では目的地点が駅かどうかを調べる。目的地点が駅の場合、次のステップ67に進み、駅で無い場合はステップ69に進む。
ステップ67では前記駅に複数の出入口があるかを調べる。複数の出入口が有る場合、次のステップ68に進み、無い場合はステップ69に進む。
ステップ68ではステップ65と同様に各出入口での熟知度を求める。ステップ68の後はステップ69に進む。
以下ステップ69からステップ71は第一の実施形態で説明したステップ3からステップ5の手順と同様で、経路探索部5で出発地から目的地までの経路を検索し(ステップ69)、次に道案内情報生成部6で道案内情報を生成し(ステップ70)、最後に呈示部2で道案内情報を呈示する(ステップ71)。但し、経路探索部5では、最適な出入口を経路として選択する際に、第一候補、第二候補及び第三候補の出入口の熟知度を比較し、いずれかの熟知度が他に比べて極端に高い場合には、その出入口を最適な出入口として選択する。これにより、ユーザ7にとって慣れた出入口を経路に含めることが出来る。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、携帯端末等で一般的に用いられている位置情報取得機能や、ユーザによる現在地や目的地の入力情報等を用いることで、ユーザ自身の地理的な熟知度を算出し、前記算出された熟知度に基づいた経路並びに道案内情報を生成することによって、歩行者に優しく分かり易い道案内を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係る道案内装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 同第一の実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】 格子状に分割された各エリアに定義された地理的な熟知度の例を示す図である。
【図4】 出発地から目的地までの間のノードとアークによる経路を示す図である。
【図5】 同ノードとアークのデータ構造を示す図である。
【図6】 同道案内装置における地理熟知度算出部の構成例を示すブロック図である。
【図7】 同地理熟知度算出部における位置情報蓄積の動作手順を示すフローチャートである。
【図8】 同地理熟知度算出部における位置情報蓄積部に蓄積される情報の例を示す図である。
【図9】 同地理熟知度算出部の動作手順を示すフローチャートである。
【図10A】 同地理熟知度を利用した経路探索の例を示すフローチャートである。
【図10B】 図10Aの続きの処理を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第二の実施形態に係る道案内装置の概略構成を示すブロック図である。
【図12】 同道案内装置における追加案内履歴記憶部に蓄積される情報の例を示す図である。
【図13】 同道案内装置における地理熟知度算出部の動作手順を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第三の実施形態に係る道案内装置の概略構成を示すブロック図である。
【図15A】 同道案内装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図15B】 図15Aの続きの処理を示すフローチャートである。
【図16】 駅の各出入口での熟知度の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力部、2…提示部、3…地図情報記憶部、4…地理熟知度算出部、5…経路探索部、6…道案内情報生成部、7…ユーザ、8…追加案内実行部、9…追加案内実行履歴記憶部、10…駅出入口熟知度算出部、11…ノード、12…アーク、41…位置情報取得部、42…時刻取得部、43…割込タイマー、44…位置情報蓄積部、45…地理熟知度算出部。

Claims (9)

  1. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報の取得時に現在時刻を時刻情報として取得する時刻取得手段と、
    前記位置情報取得手段で取得した位置情報を前記時刻取得手段で取得した時刻情報と共に蓄積する位置情報蓄積手段と、
    前記位置情報蓄積手段から前記出発地又は目的地の近傍に位置する位置情報及び時刻情報を抽出し、該抽出された位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    を具備したことを特徴とする道案内装置。
  2. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、
    前記取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積手段と、
    前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置情報を用いて前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    前記入力手段により、前記道案内情報生成手段で生成された道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力した際、追加案内を実行する追加案内実行手段と、
    前記追加案案内実行手段での追加案内の実行履歴を記憶する追加案内実行履歴記憶手段とを備え、
    前記地理熟知度算出手段は、更に
    前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するものであることを特徴とする道案内装置。
  3. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得する位置情報取得手段と、
    前記取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積手段と、
    前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置情報を用いて前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段とを有し、
    前記経路探索手段は、複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅での前記ユーザの地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するものであることを特徴とする道案内装置。
  4. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報及び該位置における時刻を示す時刻情報により、位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報により前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    前記入力手段により、前記道案内情報生成手段で生成された道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力した際、追加案内を実行する追加案内実行手段と、
    前記追加案案内実行手段での追加案内の実行履歴を記憶する追加案内実行履歴記憶手段を備え、
    前記地理熟知度算出手段は、更に
    前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するものであることを特徴とする携帯端末装置。
  6. 出発地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装置において、
    目的地の情報を入力する入力手段と、
    前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイミングにおける前記ユーザの位置を示す位置情報により前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成する道案内情報生成手段と、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段と、を備え
    前記経路探索手段は、更に複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅での前記地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するものであることを特徴とする携帯端末装置。
  7. 目的地の情報を入力するステップと、
    ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報及び取得時の時刻である時刻情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報の数及び前記位置情報が取得された日数に基づき、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと、
    をコンピュータに実行させるための道案内プログラム。
  8. 目的地の情報を入力するステップと、
    ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報を抽出し、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと、
    前記道案内情報に対して更に追加の案内情報の要求を入力するするステップと、
    前記追加の案内情報の要求が入力されたときに追加案内を実行するステップと、
    前記追加案内の実行履歴を記憶するステップと、
    前記記憶された追加案内の実行履歴に応じて前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、
    をコンピュータに実行させるための道案内プログラム。
  9. 目的地の情報を入力するステップと、
    ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄積し、前記蓄積された位置情報を抽出し、前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出するステップと、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて、道案内情報を生成するステップと、
    前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと、
    前記算出されたユーザの地理的な熟知度に応じて前記出発地から目的地までの経路を探索するステップと、
    複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅でのユーザの地理的な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成し、前記駅での前記ユーザの地理的な熟知度が前記所定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中から最適な出入口を選択して経路を生成するステップと、
    をコンピュータに実行させるための道案内プログラム。
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