JP3847757B2 - 滅菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は二酸化塩素を使用した滅菌装置の改善に係る。
上記二酸化塩素を使用した滅菌方法は胃カメラ等の医療器具滅菌、食品滅菌、室内滅菌等に使用されており、例えば特許文献1は多孔質のセラミック成形体内に二酸化塩素水溶液を含浸せしめ、該セラミック成形体に含浸している二酸化塩素水溶液にヒーターによる加熱を与えて気化しつつ、即ち液体から直接気体にして送風機によるエアブローにより該気化二酸化塩素を外部へ放出する方法を提供している。
又特許文献2は安定化二酸化塩素水溶液に紫外線を照射し、気化二酸化塩素を得る方法を示している。
特開平8−714号公報 特開2004−50131号公報
然るに前者においては、二酸化塩素水溶液を含浸せるヒーターをセラミックに接近して配置し、二酸化塩素水溶液を直接加熱するため、二酸化塩素の発火点が80℃程度と極めて低く、上記加熱によって爆発する危険性を有しており、実際には実施困難である。
又液を直接加熱する気化方法では、気化効率に著しく劣り、適切な量の気化二酸化塩素(二酸化塩素ガス)を供給し難い問題点を有している。
又特許文献2による紫外線照射方法では、安定化二酸化塩素水溶液から気化した二酸化塩素が紫外線によって分解し、本来の滅菌機能を著しく低下せしめる問題点を有している。
本発明は上記二酸化塩素水溶液から高効率で気化二酸化塩素を得ることができ、優れた滅菌効果が期待できる滅菌装置を提供するものである。
加えて本発明は安全性に富む気化方法によって必要とする気化二酸化塩素を安定に得ることができる滅菌装置を提供する。
要述すると、本発明に係る滅菌装置は、外囲器の内底部に二酸化塩素水溶液を収容して液面を保持する貯留容器を設け、該貯留容器の底板に超音波振動子を取り付け、該超音波振動子の振動板を底板を通して貯留容器内の二酸化塩素水溶液内に配置し、他方上記貯留容器の天板に直立管路を取り付け、該直立管路の入口を貯留容器内の液面上の上部空間内に開口せしめ、上記直立管路の入口は拡径口にて形成すると共に直立管路本体は該拡径口より充分に小径のパイプにて形成し、該直立管路の入口を形成する上記拡径口の直径と上記振動板の直径を略等しくして該直立管路の入口と振動板の振動面とを上下に対向配置にし、上記超音波振動子は上記振動板の振動面と接する面域の二酸化塩素水溶液を局部的に振動せしめて上記液面からの霧化を促し、該霧化が促された面域の霧化二酸化塩素を上記拡径口で採取して上記小径パイプから成る直立管路内を同管路上端に設けた出口へ向け通流せしめる構成を有することを特徴とする。
以下本発明を実施するための最良の形態を図1乃び図2に基づき説明する。
図1は室内空気の滅菌を目的とした移動型滅菌装置を構成した場合、図2は手又は器具等の滅菌対象物の滅菌を目的とした移動型滅菌装置を構成した場合を例示している。
上記図1,2に示すように、上記装置は外囲器17の内底部に二酸化塩素水溶液1の貯留容器7を備え、該貯留容器7に二酸化塩素水溶液1を収容せるカセットタンク8から二酸化塩素水溶液1を供給する。
カセットタンク8は貯留容器7に対して注ぎ口9を下にして直立且つ抜き差し可に差し込み、注ぎ口9を貯留容器7内の二酸化塩素水溶液1の液面10から液内へ浸入せしめ、液面10が注ぎ口9の開口面より低下した時にタンク8内から容器7内へ二酸化塩素水溶液1を補給し、液面10が常時一定に保たれるようにする。
上記容器7の底板に超音波振動子5を取り付け、該超音波振動子5の振動板6を底板を通して容器7内の二酸化塩素水溶液1内に配置する。即ち振動板6はその振動面が上向きとなるように、液内に配置する。
他方上記容器7の天板に管路11を取り付け、該管路11の入口12を容器7内に開口せしめ、即ち容器7内の液面10上の上部空間内に開口せしめ、よって管路11の入口12と振動板6の振動面とを対向して配置する。
好ましくは、振動板6の直径W1と管路11の入口12の直径W2を略等しくし、上下に対向配置にする。
管路11の入口12は拡径口にて形成し、管路11本体は該拡径口より充分に小径のパイプにて形成する。
超音波振動子5の振動板6はその振動面が接する面域に限定して二酸化塩素水溶液1を局部的に振動せしめ、液面10からの霧化を促し、この霧化が促された面域の霧化二酸化塩素2を上記拡口された入口12にて適切に採取する。
斯くして霧化二酸化塩素2を直立管路11内を通し管路11上端に設けた出口13へ向け通流せしめ、該管路11の途中で管路11内に加熱気体(加熱空気)14を圧力的に供給する。
例えば、管路11の途中に管路11内へ開口する枝管15を設け、該枝管15にヒーター4を配すると共に、枝管15の上記管路内開口とは反対側の端部に送風機16を配し、該送風機16により圧力的にエアブローしてヒーター4による加熱気体14を管路11内へ吐出する。
上記枝管15は管路11内を通流する霧化二酸化塩素2に対し管路11の出口13へ向けた指向性を与える角度αに設置する。即ち枝管15は管路11の出口13側へ向け上り勾配となる傾斜角度αを以って配設し、上記指向性を与える。
上記加熱気体14の供給により管路11内の出口13の手前において霧化二酸化塩素2を気化し、上記指向性により該気化二酸化塩素3の上記管路出口13からの放出流速を高め、放出を促進すると共に、上記指向性により上記霧化二酸化塩素2の管路11内通流速度を高めて上記気化量の増加を図る。
よって上記管路出口13からの気化二酸化塩素3の放出による滅菌対象の滅菌効果を向上せしめる。
図1においては上記管路出口13を室内空気中へ向け放出するように配し、図2においては外囲器17の前面に手差し入れ口18を設けるか、滅菌対象物の載置台19を設け、上記管路出口13を該手差し入れ口18又は載置台19へ向け下向きに配向し、手又は載置台19上に載置された滅菌対象物に上記気化二酸化塩素3を集中して噴出せしめるようにしている。
外囲器17の前面には扉20を設け、上記カセットタンク8の交換を可能にする。又上記外囲器17の下面には転子21を設け、滅菌装置の移動を容易にする。
又上記貯留容器7の天板には液面10上の容器内空間に開口する採気口22を設ける。例えば、天板から採気管23を立ち上げ、該採気管23の下端を上記液面10上の容器内空間に開口させ、上端をカセットタンク8の液面10′より上位において開口せしめる。
本発明に係る滅菌装置の一例を概示する断面図。 本発明に係る滅菌装置の他例を概示する断面図。
符号の説明
1…二酸化塩素水溶液、2…霧化二酸化塩素、3…気化二酸化塩素、4…ヒーター、5…超音波振動子、6…振動板、7…貯留容器、8…カセットタンク、9…カセットタンク注ぎ口、10,10′…液面、11…管路、12…管路入口、13…管路出口、14…加熱気体、15…枝管、16…送風機、17…外囲器、18…手差し入れ口、19…滅菌対象物載置台、20…扉、21…転子、22…採気口、23…採気管

Claims (1)

  1. 二酸化塩素の水溶液を霧化し、該霧化二酸化塩素を直立管路の入口から導入して同管路内を通し管路出口へ向け通流せしめ、該直立管路の途中に同管路内へ開口する枝管を設け、該枝管にヒーターを配すると共に、該枝管の上記管路内開口とは反対側の端部に送風機を配し、該送風機のエアブローにより上記ヒーターによる加熱気体を上記直立管路内へ吐出して管路内を通流する霧化二酸化塩素に加熱気体を供給し、該加熱気体の供給により直立管路内において霧化二酸化塩素を気化し、該気化二酸化塩素を上記管路出口から放出する滅菌装置において、外囲器の内底部に二酸化塩素水溶液を収容して液面を保持する貯留容器を設け、該貯留容器の底板に超音波振動子を取り付け、該超音波振動子の振動板を底板を通して貯留容器内の二酸化塩素水溶液内に配置し、他方上記貯留容器の天板に上記直立管路を取り付け、該直立管路の入口を貯留容器内の液面上の上部空間内に開口せしめ、上記直立管路の入口は拡径口にて形成すると共に直立管路本体は該拡径口より充分に小径のパイプにて形成し、該直立管路の入口を形成する上記拡径口の直径と上記振動板の直径を略等しくして該直立管路の入口と振動板の振動面とを上下に対向配置にし、上記超音波振動子は上記振動板の振動面と接する面域の二酸化塩素水溶液を局部的に振動せしめて上記液面からの霧化を促し、該霧化が促された面域の霧化二酸化塩素を上記拡径口で採取して上記小径パイプから成る直立管路内を同管路上端に設けた出口へ向け通流せしめる構成を有することを特徴とする滅菌装置。
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