JP3847624B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、音声認識機能付きの携帯電話機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機のダイヤルボタンの押下操作を軽減する技術として、ダイヤル番号又はダイヤル番号と関連付けられた音声データを、音声認識機能により入力する音声ダイヤル機能がある。
【0003】
一般的に音声ダイヤル機能は、開始を示す特定のキー入力をトリガとして、携帯電話機の画面表示や音声やトーン等により、使用者に対して音声の発生を促し、その後、使用者により入力された音声をアナログ・デジタル変換して音響・言語処理を行い、予め使用者により登録済みのデータ又は携帯電話機のデータとの類似性から、最も確からしい認識候補を推測し、関連するダイヤル番号を検索する。この検索結果は、画面表示又は音声にて使用者に示され、自動的に、又は使用者のさらなるキー入力にて呼接続動作に移行するものである。
【0004】
このような手順のうち、特に最終的な呼接続動作を行う場合、主に音声認識性能に対する使用者の主観的な信頼度により、次の呼接続動作が考えられる。
【0005】
1つは、検索したダイヤル番号の画面表示が見えるように、使用者が正対する形で携帯電話機を持った状態で、検索結果を画面表示で確認した後、使用者がさらにキー入力を行うことにより呼接続に移行する場合である。
【0006】
もう1つは、使用者が即座に音声通話が行えるように、携帯電話機を耳元に当てた状態で、検索結果を音声で確認するのみで、自動的に呼接続動作に移行する場合である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記最終的な呼接続動作のうち、前者のように、画面表示後にキー入力にて呼接続を行う場合には、背景雑音等の問題により発生する誤認識から間違い電話になることを未然に防ぎやすいが、すぐに呼接続を行って欲しい場合でも、さらにキー入力をしなければ呼接続動作を行わず、また後者のように、さらなるキー入力をせずに、自動的に呼接続を行う場合には、認識結果が正しければ操作上の煩雑さはないが、認識結果を確認したい場合や、誤認識を発生しやすい環境で使用した場合にも、自動的に呼接続を行うため間違い電話になる可能性が多くなり、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理ができないという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、自動的に呼接続を望む場合や、誤認識の発生しにくい環境で使用する場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続動作を行い、認識結果を確認後に呼接続動作とを望む場合や、誤認識の発生しやすい環境で使用する場合には、使用者の呼接続要求を待って呼接続動作を行うようにすることにより、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理を実現する携帯電話機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、携帯電話機が使用者の耳元にあるか否かを検出する位置検出部と、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にあることを検出した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0010】
このことによって、使用者が携帯電話機を耳元に当てている場合は、自動的に呼接続動作を行ってキー入力の煩雑さを解消し、使用者が携帯電話機を耳元に当てていない場合には、使用者による呼接続要求を受けてから呼接続動作を行って、間違い電話を防ぐことにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0011】
この発明に係る携帯電話機は、外部音声入出力装置の接続有無を検出する外部音声入出力装置検出部を備え、位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の接続を検出した場合に、制御部は使用者によるさらなるキー入力なしに音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の未接続を検出した場合に、上記制御部は使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行うものである。
【0012】
このことによって、使用者が携帯電話機を耳元に当てているか否かと外部音声入出力装置の接続有無により、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0013】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、自動呼接続用のキー入力で上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記自動呼接続用のキー入力なしに上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0014】
このことによって、使用者の自動呼接続用のキー入力の有無により、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0015】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出すると共に、上記音声入力部からの音声のS/N比が所定の閾値以上か否か又は上記音声入力部からの雑音レベルが所定の閾値以下か否かを判定する音声認識部と、上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以上又は雑音レベルが所定の 閾値以下と判定した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以下又は雑音レベルが所定の閾値以上と判定した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0016】
このことによって、携帯電話機の使用環境に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による携帯電話機の構成を示すブロック図であり、図において、1は電波を送受信するRF(Radio Frequency)部、2は携帯電話機全体の処理を制御する制御部、3はダイヤル関連情報や音声データを記憶する記憶部、4はダイヤル番号等を表示する画面表示部、5は使用者によるキー操作を入力するキー入力部、6は音声を出力する音声出力部、7は音声を入力する音声入力部、8は、使用者が携帯電話機を耳元に当てていることにより、使用者に対する携帯電話機の位置を検出する位置検出部であり、温度センサや光センサ等が使用される。
【0018】
また、第1図において、21は、制御部2内に設けられ、呼接続のために音声入力部7に入力された使用者からの音声を分析して認識する音声認識部、31は、記憶部3内に設けられ、ダイヤル番号やそれと関連する相手先の名称等のダイヤル関連情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部、32は、記憶部3内に設けられ、音声認識部21が音声を分析し認識する際に使用する音声データを記憶する認識用音声データ記憶部、33は、記憶部3内に設けられ、音声認識部21による音声認識結果を使用者に音声で通知する際に使用する音声データを記憶する再生用音声データ記憶部である。
【0019】
次に動作について説明する。
第2図はこの発明の実施の形態1による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1において、音声認識部21は、音声入力部7から入力された使用者の音声を、認識用音声データ記憶部32に記憶されている認識用音声データを用いて分析して認識し、ダイヤル関連情報記憶部31から認識した音声に対応するダイヤル番号を検索する。
【0020】
ステップST2において、音声認識部21は、検索したダイヤル番号を、画面表示部4に表示させると共に、音声出力部6から音声にて出力させることにより使用者に通知する。
【0021】
ステップST3において、位置検出部8は、使用者が携帯電話機を耳元に当てているか否かを検出する。耳元に当てていることを検出した場合は、ステップST5において、制御部2は呼接続動作を行う。
【0022】
ステップST3で、使用者が携帯電話機を耳元に当てていないことを検出した場合には、ステップST4において、制御部2は、使用者からの呼接続要求を待ち、キー入力部5により呼接続要求があった場合に、ステップST5において呼接続動作を行う。
【0023】
以上のように、この実施の形態1によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が携帯電話機を耳元に当てて、即座に呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、間違い電話を避けるために、使用者が携帯電話機を耳元に当てずに、認識結果を確認後に呼接続を行うことを望む場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0024】
実施の形態2.
第3図はこの発明の実施の形態2による携帯電話機の構成を示す図であり、図において、9はハンズフリーキットやイヤホンマイクセット等の外部音声入出力装置であり、91は音声出力部6と接続された外部音声出力部、92は音声入力部7と接続された外部音声入力部である。
【0025】
また、第3図において、10は外部音声入出力装置9の接続の有無を検出する外部音声入出力装置検出部であり、例えば、外部音声入出力装置9の接続の有無により、携帯電話機側の入力ポートの開放、短絡を検知することで、外部音声入出力装置9の接続の有無を検出することができる。その他の構成は、実施の形態1の第1図と同一である。
【0026】
次に動作について説明する。
第4図はこの発明の実施の形態2による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST3,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0027】
ステップST3において、位置検出部8が、使用者が携帯電話機を耳元に当てていないことを検出した場合は、ステップST11において、外部音声入出力装置検出部10が外部音声入出力装置9の接続の有無を検出する。
【0028】
ステップST11で、外部音声入出力装置9が接続されている場合には、ステップST5に移行し、制御部2は呼接続動作を行い、外部音声入出力装置9が接続されていない場合には、ステップST4に移行し、使用者のキー入力による呼接続の要求を待ち、呼接続の要求があった場合に、ステップST5に移行し、制御部2が呼接続動作を行う。
【0029】
以上のように、この実施の形態2によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が携帯電話機を耳元に当てて、即座に呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、使用者が携帯電話機を耳元に当てていなくても、外部音声入出力装置9が接続されている場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、携帯電話機を耳元に当てずに、かつ、外部音声入出力装置9が接続されていない場合には、使用者の呼接続要求を待って呼接続動作に入るようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0030】
実施の形態3.
第5図はこの発明の実施の形態3による携帯電話機の構成を示す図であり、実施の形態1の第1図より位置検出部8を除いたものである。
【0031】
次に動作について説明する。
第6図はこの発明の実施の形態3による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0032】
ステップST2で、音声認識部21により検索されたダイヤル番号が画面表示部4に表示されて、音声出力部6に音声にて出力されると、ステップST21において、制御部2が、自動呼接続用のキー入力によりステップST1の音声認識比較処理が開始されたか否かを判定する。
【0033】
ステップST21で、自動呼接続用のキー入力により音声認識比較処理が開始されていることを検知すると、ステップST5に移行し、制御部2は呼接続動作を行い、自動呼接続用のキー入力により音声認識比較処理が開始されていないことを検知すると、ステップST4に移行し、使用者によるキー入力待ちを行う。
【0034】
以上のように、この実施の形態3によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が自動呼接続用のキー入力を行い、すぐに呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、間違い電話を避けるために、使用者が自動呼接続用のキー入力を行わずに、認識結果を確認後に呼接続を行うことを望む場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0035】
実施の形態4.
この実施の形態4における携帯電話機の構成は、実施の形態3の第5図と同一である。
【0036】
次に動作について説明する。
第7図はこの発明の実施の形態4による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0037】
ステップST2で、音声認識部21により検索されたダイヤル番号が画面表示部4に表示されて、音声出力部6に音声にて出力されると、ステップST31において、音声認識部21は、音声認識処理中の音声分析におけるパラメータのうち、例えば音声入力部7より入力された音声のS/N比(信号対雑音レベル比率)が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
【0038】
ステップST31で、音声のS/N比が所定の閾値以上である場合には、ステップST5に移行して呼接続動作を行い、音声のS/N比が所定の閾値以下である場合には、ステップST4に移行して、使用者による呼接続要求を待つ。
【0039】
この実施の形態では、音声のS/N比により自動呼接続を行うかどうかを決めているが、単純な雑音レベル等により、自動呼接続を行うかどうかを決めても良い。すなわち、ステップST31において、雑音レベルが所定の閾値以下であれば、ステップST5に移行して呼接続動作を行い、雑音レベルが所定の閾値以上であれば、ステップST4に移行して、使用者による呼接続要求を待つようにしても良い。
【0040】
以上のように、この実施の形態4によれば、入力音声のS/N比が所定の閾値以上で、誤認識の発生しにくい環境で携帯電話機を使用した場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、入力音声のS/N比が所定の閾値以下で、誤認識の発生しやすい環境で携帯電話機を使用した場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の使用環境に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、この発明に係る携帯電話機は、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理を実現するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯電話機の構成を示すブロツク図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4による呼接続処理を示すフローチャートである。
【0001】
この発明は、音声認識機能付きの携帯電話機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機のダイヤルボタンの押下操作を軽減する技術として、ダイヤル番号又はダイヤル番号と関連付けられた音声データを、音声認識機能により入力する音声ダイヤル機能がある。
【0003】
一般的に音声ダイヤル機能は、開始を示す特定のキー入力をトリガとして、携帯電話機の画面表示や音声やトーン等により、使用者に対して音声の発生を促し、その後、使用者により入力された音声をアナログ・デジタル変換して音響・言語処理を行い、予め使用者により登録済みのデータ又は携帯電話機のデータとの類似性から、最も確からしい認識候補を推測し、関連するダイヤル番号を検索する。この検索結果は、画面表示又は音声にて使用者に示され、自動的に、又は使用者のさらなるキー入力にて呼接続動作に移行するものである。
【0004】
このような手順のうち、特に最終的な呼接続動作を行う場合、主に音声認識性能に対する使用者の主観的な信頼度により、次の呼接続動作が考えられる。
【0005】
1つは、検索したダイヤル番号の画面表示が見えるように、使用者が正対する形で携帯電話機を持った状態で、検索結果を画面表示で確認した後、使用者がさらにキー入力を行うことにより呼接続に移行する場合である。
【0006】
もう1つは、使用者が即座に音声通話が行えるように、携帯電話機を耳元に当てた状態で、検索結果を音声で確認するのみで、自動的に呼接続動作に移行する場合である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記最終的な呼接続動作のうち、前者のように、画面表示後にキー入力にて呼接続を行う場合には、背景雑音等の問題により発生する誤認識から間違い電話になることを未然に防ぎやすいが、すぐに呼接続を行って欲しい場合でも、さらにキー入力をしなければ呼接続動作を行わず、また後者のように、さらなるキー入力をせずに、自動的に呼接続を行う場合には、認識結果が正しければ操作上の煩雑さはないが、認識結果を確認したい場合や、誤認識を発生しやすい環境で使用した場合にも、自動的に呼接続を行うため間違い電話になる可能性が多くなり、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理ができないという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、自動的に呼接続を望む場合や、誤認識の発生しにくい環境で使用する場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続動作を行い、認識結果を確認後に呼接続動作とを望む場合や、誤認識の発生しやすい環境で使用する場合には、使用者の呼接続要求を待って呼接続動作を行うようにすることにより、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理を実現する携帯電話機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、携帯電話機が使用者の耳元にあるか否かを検出する位置検出部と、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にあることを検出した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0010】
このことによって、使用者が携帯電話機を耳元に当てている場合は、自動的に呼接続動作を行ってキー入力の煩雑さを解消し、使用者が携帯電話機を耳元に当てていない場合には、使用者による呼接続要求を受けてから呼接続動作を行って、間違い電話を防ぐことにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0011】
この発明に係る携帯電話機は、外部音声入出力装置の接続有無を検出する外部音声入出力装置検出部を備え、位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の接続を検出した場合に、制御部は使用者によるさらなるキー入力なしに音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の未接続を検出した場合に、上記制御部は使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行うものである。
【0012】
このことによって、使用者が携帯電話機を耳元に当てているか否かと外部音声入出力装置の接続有無により、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0013】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、自動呼接続用のキー入力で上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記自動呼接続用のキー入力なしに上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0014】
このことによって、使用者の自動呼接続用のキー入力の有無により、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0015】
この発明に係る携帯電話機は、認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、音声を入力する音声入力部と、上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出すると共に、上記音声入力部からの音声のS/N比が所定の閾値以上か否か又は上記音声入力部からの雑音レベルが所定の閾値以下か否かを判定する音声認識部と、上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以上又は雑音レベルが所定の 閾値以下と判定した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以下又は雑音レベルが所定の閾値以上と判定した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたものである。
【0016】
このことによって、携帯電話機の使用環境に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による携帯電話機の構成を示すブロック図であり、図において、1は電波を送受信するRF(Radio Frequency)部、2は携帯電話機全体の処理を制御する制御部、3はダイヤル関連情報や音声データを記憶する記憶部、4はダイヤル番号等を表示する画面表示部、5は使用者によるキー操作を入力するキー入力部、6は音声を出力する音声出力部、7は音声を入力する音声入力部、8は、使用者が携帯電話機を耳元に当てていることにより、使用者に対する携帯電話機の位置を検出する位置検出部であり、温度センサや光センサ等が使用される。
【0018】
また、第1図において、21は、制御部2内に設けられ、呼接続のために音声入力部7に入力された使用者からの音声を分析して認識する音声認識部、31は、記憶部3内に設けられ、ダイヤル番号やそれと関連する相手先の名称等のダイヤル関連情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部、32は、記憶部3内に設けられ、音声認識部21が音声を分析し認識する際に使用する音声データを記憶する認識用音声データ記憶部、33は、記憶部3内に設けられ、音声認識部21による音声認識結果を使用者に音声で通知する際に使用する音声データを記憶する再生用音声データ記憶部である。
【0019】
次に動作について説明する。
第2図はこの発明の実施の形態1による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1において、音声認識部21は、音声入力部7から入力された使用者の音声を、認識用音声データ記憶部32に記憶されている認識用音声データを用いて分析して認識し、ダイヤル関連情報記憶部31から認識した音声に対応するダイヤル番号を検索する。
【0020】
ステップST2において、音声認識部21は、検索したダイヤル番号を、画面表示部4に表示させると共に、音声出力部6から音声にて出力させることにより使用者に通知する。
【0021】
ステップST3において、位置検出部8は、使用者が携帯電話機を耳元に当てているか否かを検出する。耳元に当てていることを検出した場合は、ステップST5において、制御部2は呼接続動作を行う。
【0022】
ステップST3で、使用者が携帯電話機を耳元に当てていないことを検出した場合には、ステップST4において、制御部2は、使用者からの呼接続要求を待ち、キー入力部5により呼接続要求があった場合に、ステップST5において呼接続動作を行う。
【0023】
以上のように、この実施の形態1によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が携帯電話機を耳元に当てて、即座に呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、間違い電話を避けるために、使用者が携帯電話機を耳元に当てずに、認識結果を確認後に呼接続を行うことを望む場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0024】
実施の形態2.
第3図はこの発明の実施の形態2による携帯電話機の構成を示す図であり、図において、9はハンズフリーキットやイヤホンマイクセット等の外部音声入出力装置であり、91は音声出力部6と接続された外部音声出力部、92は音声入力部7と接続された外部音声入力部である。
【0025】
また、第3図において、10は外部音声入出力装置9の接続の有無を検出する外部音声入出力装置検出部であり、例えば、外部音声入出力装置9の接続の有無により、携帯電話機側の入力ポートの開放、短絡を検知することで、外部音声入出力装置9の接続の有無を検出することができる。その他の構成は、実施の形態1の第1図と同一である。
【0026】
次に動作について説明する。
第4図はこの発明の実施の形態2による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST3,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0027】
ステップST3において、位置検出部8が、使用者が携帯電話機を耳元に当てていないことを検出した場合は、ステップST11において、外部音声入出力装置検出部10が外部音声入出力装置9の接続の有無を検出する。
【0028】
ステップST11で、外部音声入出力装置9が接続されている場合には、ステップST5に移行し、制御部2は呼接続動作を行い、外部音声入出力装置9が接続されていない場合には、ステップST4に移行し、使用者のキー入力による呼接続の要求を待ち、呼接続の要求があった場合に、ステップST5に移行し、制御部2が呼接続動作を行う。
【0029】
以上のように、この実施の形態2によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が携帯電話機を耳元に当てて、即座に呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、使用者が携帯電話機を耳元に当てていなくても、外部音声入出力装置9が接続されている場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、携帯電話機を耳元に当てずに、かつ、外部音声入出力装置9が接続されていない場合には、使用者の呼接続要求を待って呼接続動作に入るようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0030】
実施の形態3.
第5図はこの発明の実施の形態3による携帯電話機の構成を示す図であり、実施の形態1の第1図より位置検出部8を除いたものである。
【0031】
次に動作について説明する。
第6図はこの発明の実施の形態3による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0032】
ステップST2で、音声認識部21により検索されたダイヤル番号が画面表示部4に表示されて、音声出力部6に音声にて出力されると、ステップST21において、制御部2が、自動呼接続用のキー入力によりステップST1の音声認識比較処理が開始されたか否かを判定する。
【0033】
ステップST21で、自動呼接続用のキー入力により音声認識比較処理が開始されていることを検知すると、ステップST5に移行し、制御部2は呼接続動作を行い、自動呼接続用のキー入力により音声認識比較処理が開始されていないことを検知すると、ステップST4に移行し、使用者によるキー入力待ちを行う。
【0034】
以上のように、この実施の形態3によれば、キー入力の煩雑さを解消するために、使用者が自動呼接続用のキー入力を行い、すぐに呼接続を望む場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、間違い電話を避けるために、使用者が自動呼接続用のキー入力を行わずに、認識結果を確認後に呼接続を行うことを望む場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の利用形態に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【0035】
実施の形態4.
この実施の形態4における携帯電話機の構成は、実施の形態3の第5図と同一である。
【0036】
次に動作について説明する。
第7図はこの発明の実施の形態4による呼接続処理を示すフローチャートである。ステップST1,ST2,ST4,ST5は、実施の形態1の第2図と同一である。
【0037】
ステップST2で、音声認識部21により検索されたダイヤル番号が画面表示部4に表示されて、音声出力部6に音声にて出力されると、ステップST31において、音声認識部21は、音声認識処理中の音声分析におけるパラメータのうち、例えば音声入力部7より入力された音声のS/N比(信号対雑音レベル比率)が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
【0038】
ステップST31で、音声のS/N比が所定の閾値以上である場合には、ステップST5に移行して呼接続動作を行い、音声のS/N比が所定の閾値以下である場合には、ステップST4に移行して、使用者による呼接続要求を待つ。
【0039】
この実施の形態では、音声のS/N比により自動呼接続を行うかどうかを決めているが、単純な雑音レベル等により、自動呼接続を行うかどうかを決めても良い。すなわち、ステップST31において、雑音レベルが所定の閾値以下であれば、ステップST5に移行して呼接続動作を行い、雑音レベルが所定の閾値以上であれば、ステップST4に移行して、使用者による呼接続要求を待つようにしても良い。
【0040】
以上のように、この実施の形態4によれば、入力音声のS/N比が所定の閾値以上で、誤認識の発生しにくい環境で携帯電話機を使用した場合には、さらなるキー入力なしに自動的に呼接続を行い、入力音声のS/N比が所定の閾値以下で、誤認識の発生しやすい環境で携帯電話機を使用した場合には、自動的に呼接続を行わずに、使用者による呼接続のためのキー入力を待って呼接続を行うようにすることにより、使用者の使用環境に応じた呼接続処理を実現することができるという効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、この発明に係る携帯電話機は、使用者の携帯電話機の利用形態や使用環境に応じた呼接続処理を実現するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯電話機の構成を示すブロツク図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による呼接続処理を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4による呼接続処理を示すフローチャートである。
Claims (4)
- 認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、
呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、
音声を入力する音声入力部と、
上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、
携帯電話機が使用者の耳元にあるか否かを検出する位置検出部と、
上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にあることを検出した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話機。 - 外部音声入出力装置の接続有無を検出する外部音声入出力装置検出部を備え、
位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の接続を検出した場合に、制御部は使用者によるさらなるキー入力なしに音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記位置検出部が携帯電話機が使用者の耳元にないことを検出し、かつ上記外部音声入出力装置検出部が外部音声入出力装置の未接続を検出した場合に、上記制御部は使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、
呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、
音声を入力する音声入力部と、
上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出する音声認識部と、
自動呼接続用のキー入力で上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記自動呼接続用のキー入力なしに上記音声認識部による認識処理が開始された場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話機。 - 認識用の音声データを記憶する認識用音声データ記憶部と、
呼接続を行うためのダイヤル情報を記憶するダイヤル関連情報記憶部と、
音声を入力する音声入力部と、
上記音声入力部に入力された音声を上記認識用音声データ記憶部に記憶されている音声データに基づき認識し、認識結果に対応するダイヤル情報を上記ダイヤル関連情報記憶部から抽出すると共に、上記音声入力部からの音声のS/N比が所定の閾値以上か否か又は上記音声入力部からの雑音レベルが所定の閾値以下か否かを判定する音声認識部と、
上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以上又は雑音レベルが所定の閾値以下と判定した場合に、使用者によるさらなるキー入力なしに上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行い、上記音声認識部が音声のS/N比が所定の閾値以下又は雑音レベルが所定の閾値以上と判定した場合に、使用者による呼接続要求を受けて上記音声認識部が抽出したダイヤル情報を使用して呼接続動作を行う制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
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