JP3847463B2 - 空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型 - Google Patents

空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気ばね用として筒状に成形されたゴム製ダイヤフラムをトロイダル状に成形、加硫するための金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気ばね用のゴム製ダイヤフラムは、複数種類のゴムシートを成形用ドラム上に巻付けて筒状に成形し、次いで加硫して製造される。図1において、Gはゴムシートからなる未加硫の筒状体であり、円筒部Gaとコーン部Gbとからなり、小径側端部および大径側端部にそれぞれビード部GcおよびGdが形成されている。成形された未加硫の筒状体Gは、治具にセットし、鎖線で示すように大径のコーン部Gbを反転して小径の円筒部Gaの上にかぶせ、鎖線で示すように、該円筒部Gaを内側筒部とし、コーン部Gbを外側筒部とする二重円筒状の筒状体Gを形成する。次いで、この二重円筒状の筒状体Gを治具から外し、その内側に空気圧で拡縮可能なゴム製バッグB(図2参照)を組み込み、このバッグBに弁Baから空気を圧入して上記筒状体Gをトロイダル状に膨張させ、これを金型に取付ける。
【0003】
金型は、図2に示すように、上型1、中型2および下型3で構成されている。上型1は下面中央に円形突部1aを有し、その回りに断面半円形の環状溝1bが設けられ、上記円形突部1aの下端縁部に沿って上記筒状体Gの小径側ビード部Gcに対応するビード受け凹部が形成されている。中型2は左右に二つ割りできるリング状のもので、その内面の断面形状が上型1の環状溝1bの外周縁に続く下すぼまりに傾斜する断面S字状に形成され、下面の内側縁部に沿って上記筒状体Gの大径側ビードGdに対応するビード受け凹部が設けられている。また、下型3は上面が平らな板状に形成されている。そして、この下型3上に上記膨張状態の筒状体GをバッグBと共に置き、左右から中型2を手作業で嵌め込み、更に上型1をセットし、しかるのち加硫缶に投入して加硫し、その終了後に加硫缶から金型を取出し、分解して製品ダイヤフラムを取出していた。
【0004】
しかしながら、従来は、成形ドラム上で成形して得られた筒状体を二重円筒状に成形するため、上記の筒状体を治具にセットし、反転する手作業を必要とし、その際の作業者に対する負担が大きく、かつ能率が低かった。また、二重円筒状に成形した後、バッグを組み込むが、その際のセンター合わせも手作業によるため、熟練を必要とし、かつ品質がばらついていた。また、加硫金型は、作業者が手作業で組立てて分解し、しかも製品ダイヤフラムの大径側ビード部Gdの直径が製品ダイヤフラムの最大径部P(上型1と中型2の合わせ部)よりも小さく、中型2の下面に大径側ビード部Gdの嵌まる溝が凹設されているため、中型2の着脱が困難で、作業者の負担が大きく、かつ低能率になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、外側筒部と内側筒部とからなり、外側筒部の開口端に大径側ビード部を、また内側筒部の開口端に小径側ビード部をそれぞれ形成した二重円筒状のゴム製筒状体を用い、外側筒部の最大径部が大径側ビード部の径よりも大きくなるように成形、加硫するための空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型において、上記筒状体に対する従来の手作業によるバッグの組み込みを不要にし、かつ上記二重円筒状の筒状体を加硫金型にセットした後の金型の開閉、脱型を自動的に行えるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型は、ゴム製の外側筒部と内側筒部とからなり、外側筒部の開口端に大径側ビード部を、また内側筒部の開口端に小径側ビード部をそれぞれ形成した二重円筒状の筒状体を、両開口端が下を向き、小径側ビード部が円筒を形成し、大径側ビード部が小径側ビード部の下方で水平な外向きフランジ状に広がるように固定し、空気圧で膨張させて筒状体の最大径部が大径側ビード部の径よりも大きくなるように成形、加硫するための空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型において、上記の小径側ビード部から最大径部に至るダイヤフラム上半部を成形するための上型、該上型に上記の小径側ビード部を固定するための中心昇降板、上記の最大径部から大径側ビード部の開口端縁に至るダイヤフラム下半部を成形するための中型、上記の大径側ビード部の下面を嵌め込み固定するための下型、およびゴムシートによって筒状に形成され、空気充填で膨張して上記筒状体を金型内面に圧接させるブラダーからなり、上記の上型が下型に対して駆動により昇降し、その下面外周部に下広がりのテーパーを有するテーパーリングが下向きに突設され、上記の中心昇降板が上型に対し昇降により着脱可能に形成され、上記の中型がリング状に配設された複数個の周方向セグメントを上記テーパーリングの内面に上下摺動自在に取付けて形成され、上記下型の上面外周にリング状のカムが突設され、上記ブラダーの一端が上記中心昇降板の下面に、他端が上記下型の大径側ビード部嵌め込み部の内側にそれぞれ固定され、上記のカムが上型の昇降ストロークの下端付近で上記周方向セグメントに接し、上記テーパーリングと共同して上記セグメントを斜めに昇降させ、上記昇降ストロークの下端で上記セグメントの下端内周縁が下型上の大径側ビード部に係合するようにしたことを特徴とする。
【0007】
上記の構造において、上型を駆動により昇降ストロークの上端まで上昇させ、中心昇降板を流体圧により上型の中心の下方位置まで上昇させると、上型下面に突設されたテーパーリングおよび該テーパーリングに取付けられたセグメントからなる中型が同時に上昇し、上型と下型との間に大きい空間が形成され、下型の中心部上方の中心昇降板下面と下型上の大径側ビード部嵌め込み部内側との間にブラダーが収縮状態で現れる。そこで、あらかじめ成形されている二重円筒状の筒状体を、その外側筒部および内側筒部の開口端を下向きにしてブラダーの上から下型にかぶせ、外側筒部のフランジ状の大径側ビード部を下型に嵌め込み、内側筒部の円筒状の小径側ビード部を中心昇降板に嵌めると、この筒状体が上記のブラダーを包む形で固定される。
【0008】
次いで、上型を駆動により下降させると、上記のテーパーリングおよびセグメントの中型が同時に下降し、上型の中心部が中心昇降板に接したとき、上型が中心昇降板の付勢力に抗して該中心昇降板を押下げ、上型が昇降ストロークの下端付近に到達したとき、セグメントの下面が下型上のリング状カムに接触し始め、セグメントがテーパーリングとカムとの共同作用で下型の中心に向かって斜めに下降し、上型が昇降ストロークの下端に達したとき、上記セグメントの下面が下型上の筒状体の大径側ビード部を上から押さえる形で停止し、上型、中型および下型からなる金型が閉じられる。
【0009】
金型が閉じられた後、ブラダーを空気充填で膨張させると、このブラダーが上記筒状体の内面を押して筒状体を膨らませ、この筒状体が上型および中型の内面に接し、上型および中型の内面形状に沿った形に成形される。そして、上記金型を所定時間加熱することにより、上記の筒状体が加硫され、製品ダイヤフラムとなる。そして、加硫終了後に金型を冷却し、ブラダー内の空気を排出してブラダを収縮させると、ブラダーが筒状体(製品ダイヤフラム)から離れ、製品ダイヤフラムの内圧が低下して該製品ダイヤフラムが金型内面から剥離される。
【0010】
次いで、上型を再び駆動により上昇させると、製品ダイヤフラムの最大径部の下に嵌まっていた下型のセグメントがカムとテーパーリングの共同作用で広がりながら斜めに上昇し、上記製品ダイヤフラムの最大径部の下側から自動的に脱出する。また、中心昇降板がその付勢力によって上昇し、大径側および小径側のビード部がそれぞれ下型および中心昇降板から剥離される。そして、上記のセグメントがカムを離れて上昇すると、その自重によりテーパーリングのテーパーに沿って下降しながら広がり、中型下端の最小内径部が製品ダイヤフラムの最大径部から完全に離れ、製品ダイヤフラムの取出しが可能になる。
【0011】
上記リング状のカムは、平坦な上面と該上面の内周縁から下に向かって径の縮小するテーパー部とを備えた形状に形成し、その上面で周方向セグメントを半径方向にほぼ水平に進退させ、テーパー部で上記セグメントを斜めに昇降させるようにすることができる。この場合は、上型の下降時にセグメントがいったん内側に向かって水平に進み、次いで斜め下向きに下降し、上型の上昇時には広がりながら上昇し、しかるのち外側に向かって水平に後退する。したがって、セグメントの製品ダイヤフラムからの離脱が一層容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図5は閉じた状態の金型を示し、10は板状のプラテンであり、その中心孔に中心ブロック11が固定され、この中心ブロック11の中心に設けたガイド孔に油圧シリンダ(図示されていない)のピストンロッド12が下から挿通される。なお、中心ブロック11のガイド孔には、その内面に沿って上下方向に貫通する溝11aが設けられ、空気通路を形成している。そして、上記のプラテン10上にドーナツ形の熱盤13および台板14が順に固定され、この台板14の中心に同じくドーナツ形の下型15が固定される。
【0013】
上記の下型15は、外周に沿って突設された断面台形のリング状カム16を備えており、該カム16の上面16aが平坦に、その内面16bが下方に向かって径の縮小するテーパー面にそれぞれ形成されている。そして、テーパー面16bの下端に続く平面部15aの内側に前記筒状体Gの大径側ビード部Gdを嵌め込むためのビード受け部15bが凹設され、このビード受け部15bの内側に高さが順に低くなる傾斜段部15cを介して中央平面部15dが凹設され、この中央平面部15dに下型15と前記中心ブロック11とにまたがる中心円板17が固定され、この中心円板17の外周縁部と該外周縁部上に固定される押さえリング18との間にブラダー19の下端19aが挟着される。
【0014】
上記ピストンロッド12の上端に円板形の中心昇降板20の中心が接続され、この中心昇降板20の上面外周に凹設した段部にリング状の押さえ金21が固定され、この押さえ金21と上記段部との間にブラダー19の上端19bが挟着される。そして、上記押さえ金21の外周面に前記筒状体Gの小径側ビード部Gcを嵌合するためのビード受け部21aが凹設される。すなわち、上記中心昇降板20が筒状体Gの小径側ビード部Gcを取付けるためのビード受け板とブラダー19の上端19bを固定するためのブラダー取付け板とを兼ねている。
【0015】
上記下型15の上方に油圧シリンダ(図示されていない)の駆動で昇降する外型22が設けられる。この外型22は、円板形の天板部23と該天板部23の外周から下方に延びる筒部24とからなり、天板部23の中央に中心孔23aが開口し、筒部24の下半部が内面に下広がりのテーパーを有するテーパーリング25に形成されている。そして、上記の天板部23と筒部24の内側にドーナツ形の上型26が固定される。この上型26は、下面に筒状体Gの小径側ビード部Gcから最大径部に至る上半部を成形するための環状凹部26aを有し、内周側下面には上記小径側ビード部Gcの外面上部を押さえるリング状のビード押さえ27が固定され、前記中心昇降板20上の押さえ金21と共同して上記小径側ビード部Gcを上型26に固定するようになっている。
【0016】
また、上記テーパーリング25の内面には複数本のガイドレール25aが母線方向に突設される一方、上記テーパーリング25の内面にリング状に配置された複数個のセグメント28の外面に上記ガイドレール25aの嵌まる溝28aが母線方向に設けられる。そして、この溝28aに上記ガイドレール25aを嵌めることにより、上記セグメント28がテーパーリング25の内面に昇降自在に取付けられ、複数個のセグメント28がテーパーリング25の上端に位置するときリングが閉じられて中型を形成し、テーパーリング25の内面の傾斜に沿って下降したとき隣のセグメント28との間に隙間が生じ、セグメント28が全体として広がるようになっている。なお、テーパーリング25とセグメント28の摺動部には、セグメント28の下降を制限するストッパ(図示されていない)が設けられる。
【0017】
上記セグメント(中型)28の内面は、上記筒状体(ダイヤフラム)Gの最大径部よりも下の部分(ダイヤフラム下半部)を成形するものである。また、下面は、前記下型15のビード受け部15bに上記筒状体Gの大径側ビード部Gdを固定したときの下型15のカム16、平面部15aおよび上記大径側ビード部Gdの上面と嵌め合い可能な凹凸面に形成される。
【0018】
上記の構造において、外型22を上型26、テーパーリング25および中型(セグメント)28と共に昇降ストロークの上端まで上昇させ、かつ中心昇降板20を上昇させ、上記上昇位置の上型26の下方に停止させると、図3に示すように金型が開かれ、前記ゴム製の筒状体Gが未取付けの場合は、中心昇降板20と下型15の内周沿いの押さえリング18間に取付けられているブラダー19が収縮状態で現れる。そこで、あらかじめ成形されている二重円筒状の筒状体Gを図示のように上記ブラダー19にかぶせ、大径側ビード部Gdを下型15のビード受け部15bに嵌め込み、小径側ビード部Gcを中心昇降板20上のビード受け部21aに嵌めることにより、筒状体Gが中心昇降板20および下型15にまたがる形で固定される。
【0019】
次いで、外型22を上型26、テーパーリング25および中型(セグメント)28と共に下降させると、上型26の中心のビード押さえ27が中心昇降板20、その上の押さえ金21および小径側ビード部Gcの上面に接して上記の中心昇降板20を押下げ、上型26が昇降ストロークの下端付近に達したとき、セグメント(中型)28の下面が下型15上のリング状カム16の上面16aに接し、上型26の下降に伴い、上記セグメント(中型)28が上記カム16の上面16aに沿って中心側に進み、上面16aの内周縁部に達した後は(図4参照)、斜面(テーパー面)16bに沿って斜めに下降し、金型が閉じられる。
【0020】
金型が閉じられた後、下型15の中心に固定されている中心ブロック11(図5参照)の中心孔沿いの空気通路11aから上記ブラダー19に空気を充填してブラダー19を膨張させると、上記筒状体Gがブラダー19で押され、図示のように上型26および中型(セグメント)28の内面に接して成形される。そして、上記の上型26、中型28および下型15からなる金型を下方の熱盤13を介して所定時間加熱することにより、上記の筒状体Gが加硫され、製品ダイヤフラムとなる。加硫終了後、金型を冷却し、ブラダー19内の空気を排出してブラダ19を収縮させ(図6参照)、筒状体(製品ダイヤフラム)Gの内圧を低下させて該製品ダイヤフラムGを金型26、28の内面から剥離する。
【0021】
次いで、再び外型22を上型26、テーパーリング25および中型(セグメント)28と共に昇降ストロークの上端まで上昇させ、かつ中心昇降板20を上昇させると、図7に示すように金型が開かれる。このとき、最大径部の下に嵌まっていたセグメント(中型)28が斜めに上昇して上記製品ダイヤフラムGの下半部から脱出し、その自重によりテーパーリング25の下にぶら下がる。続いて、中心昇降板20が上昇することにより、ブラダー19の中央弛み部分が落下し(図3参照)、上記製品ダイヤフラムGの小径側ビード部Gcが中心昇降板20上の押さえ金21のビード受け部21aから、また大径側ビード部Gdが下型15のビード受け部15bからそれぞれ剥離される。
【0022】
上記の金型から取出された製品ダイヤフラムGは、例えば図8に示すように、大径側ビード部Gdを上にしてトッププレート31にビードリング32で固定し、小径側ビード部Gcを下方のピストン33にビード押さえ34で固定し、上記トッププレート31を車両の車体側に、ピストン33を車両の台車側にそれぞれ固定し、上記ダイヤフラムG内をエアコンプレッサー等の圧力源に接続して空気ばねとして利用される。
【0023】
【発明の効果】
上記のとおり、この発明の空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型は、未加硫ゴムの外側筒部と内側筒部とからなり、外側筒部の開口端に大径側ビード部を、また内側筒部の開口端に小径側ビード部をそれぞれ形成した二重円筒状のゴム製筒状体を用い、外側筒部の最大径部が大径側ビード部の径よりも大きくなるように成形、加硫することができ、その際、上記筒状体に対する従来の手作業によるバッグの組み込みを不要にすることができ、かつ上記二重円筒状の筒状体を加硫金型にセットした後の金型の開閉、脱型を機械力で自動的に行うことができ、そのため作業者の負担を大幅に軽減し、作業能率を飛躍的に向上することができる。特に請求項2に記載の発明は、上型の昇降ストロークの下端付近でセグメント(中型)をほぼ水平に進退させるようにしたので、加硫終了後のセグメントを製品ダイヤフラムの下半部から一層容易に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】未加硫ゴムからなる筒状体の縦断面図である。
【図2】従来の加硫金型の縦断面図である。
【図3】実施形態の金型を開いた状態の縦断面図である。
【図4】上型の下降途中における金型の縦断面図である。
【図5】金型を閉じた状態の縦断面図である。
【図6】加硫終了後の金型を開く直前の縦断面図である。
【図7】加硫終了後の金型を開いた状態の縦断面図である。
【図8】ダイヤフラムを空気ばねに用いた状態の縦断面図である。
【符号の説明】
G:筒状体(ダイヤフラム) Ga:円筒部(内側筒部)
Gb:コーン部(外側筒部) Gc:小径側ビード部
Gd:大径側ビード部 P:最大径部
10:プラテン 11:中心ブロック
11a:溝(空気通路) 12:ピストンロッド
13:熱盤 14:台板
15:下型 15a:平面部
15b:ビード受け部 15c:傾斜段部
15d:中央平面部 16:リング状カム
16a:上面(平坦面) 16b:内面(テーパー面)
17:中心円板 18:押さえリング
19:ブラダー 19a:下端
19b:上端 20:中心昇降板
21:押さえ金 21a:ビード受け部
22:外型 23:天板部
23a:中心孔 24:筒部
25:テーパーリング 25a:ガイドレール
26:上型 26a:環状凹部
27:ビード押さえ 28:セグメント(中型)
28a:溝 31:トッププレート
32:ビードリング 33:ピストン
34:ビード押さえ

Claims (2)

  1. ゴム製の外側筒部と内側筒部とからなり、外側筒部の開口端に大径側ビード部を、また内側筒部の開口端に小径側ビード部をそれぞれ形成した二重円筒状の筒状体を、両開口端が下を向き、小径側ビード部が円筒を形成し、大径側ビード部が小径側ビード部の下方で水平な外向きフランジ状に広がるように固定し、空気圧で膨張させて筒状体の最大径部が大径側ビード部の径よりも大きくなるように成形、加硫するための空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型において、上記の小径側ビード部から最大径部に至るダイヤフラム上半部を成形するための上型、該上型に上記の小径側ビード部を固定するための中心昇降板、上記の最大径部から大径側ビード部の開口端縁に至るダイヤフラム下半部を成形するための中型、上記の大径側ビード部の下面を嵌め込み固定するための下型、およびゴムシートによって筒状に形成され、空気充填で膨張して上記筒状体を金型内面に圧接させるブラダーからなり、上記の上型が下型に対して駆動により昇降し、その下面外周部に下広がりのテーパーを有するテーパーリングが下向きに突設され、上記の中心昇降板が上型に対し昇降により着脱可能に形成され、上記の中型がリング状に配設された複数個の周方向セグメントを上記テーパーリングの内面に上下摺動自在に取付けて形成され、上記下型の上面外周にリング状のカムが突設され、上記ブラダーの一端が上記中心昇降板の下面に、他端が上記下型の大径側ビード部嵌め込み部の内側にそれぞれ固定され、上記のカムが上型の昇降ストロークの下端付近で上記周方向セグメントに接し、上記テーパーリングと共同して上記セグメントを斜めに昇降させ、上記昇降ストロークの下端で上記セグメントの下端内周縁が下型上の大径側ビード部に係合するようにしたことを特徴とする空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型。
  2. リング状のカムが平坦な上面と該上面の内周縁から下に向かって径の縮小するテーパー部とを備え、上記の上面が周方向セグメントを半径方向にほぼ水平に進退させ、上記のテーパー部が上記セグメントを斜めに昇降させる請求項1記載の空気ばね用ダイヤフラムの加硫金型。
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