JP3847233B2 - ロール状記録紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロール状に巻回された記録紙を引き出し、記録部へ搬送し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置等に用いられるロール状記録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16に従来のロール状記録紙を示す。同図において、1は軸50にロール状に巻回された記録紙、51は固定シール、52は右側規制部材、53は左側規制部材である。軸50、右側規制部材52、左側規制部材53により記録紙ホルダが構成される。
【0003】
固定シール51は、輸送時またはプリンタ装置へのロール状記録紙の装着時に記録紙1が巻き解けないようにするため、記録紙1の先端部をその1周内側の部分に固定するためのものである。また、複数の種類の記録紙を使用するプリンタ装置では、この固定シール51に種類を表記することにより、目視にて種類を判別することが可能となる。右側規制板52及び左側規制板53は、プリンタ装置への装着後の記録紙1の引き出し動作等の印画動作において生じる幅方向への負荷、あるいは、輸送時の振動、落下などにより生じる記録紙1の幅方向の巻きずれを防止するためのものである。この規制板が無いと、印画位置が正規の位置からずれたり、用紙の斜行による紙詰まり等が発生する虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来のロール状記録紙では、プリンタ装置の使用者はロール状記録紙をプリンタ装置に装着する度に、固定シール51を手で剥がさなくてはならず、また、固定シール51の表記等を見てロール状記録紙の種類、サイズ、装着方向等を確認し、プリント条件の設定を行わなければならない。さらに、右側規制部材52及び左側規制部材53を軸50に組み付ける作業をロール状記録紙の製造時に行うか、そうでなければプリンタ装置への装着時に使用者が行う必要がある。
【0005】
この発明は、上述のような問題を解消するためになされたものであり、その第1の目的は、ロール状記録紙をプリンタ装置に装着したときに、記録紙の巻き解けを防止するための固定シールの除去をプリンタ装置が自動的に実行できるようにすることである。
本発明の第2の目的は、ロール状記録紙の種類、サイズ、装着方向等の確認作業、及び印画設定に関わる条件を使用者が行わなくても、プリンタ装置が自動的に実行できるようにすることである。
本発明の第3の目的は、固定シールや規制板等の部材が不要なロール状記録紙を提供し、コストの低減と廃棄物の削減を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるロール状記録紙は、記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
前記先端部を前記記録紙本体に固定するように貼着するシール部材を有し、
該シール部材が、前記記録紙の先端部と該先端部より一周内側の隣接部との間に貼着されて、前記先端部を前記記録紙本体に固定する接着部と、前記ロール状記録紙の軸方向と略平行な折り曲げ部を挟んで前記接着部と連続して形成されて、前記記録紙本体の表面から離間する方向に延在する非接着部と、該非接着部に形成され、前記ロール状記録紙が前記プリンタ装置に装着されたとき、前記プリンタ装置本体に設けられた除去手段と係合可能な被係合部とを有し、前記ロール状記録紙が前記プリンタ装置に装着されたとき、前記被係合部と係合する前記除去手段によって、引張る或いは押すことにより前記シール部材の除去を可能としたことを特徴とする。
【0007】
上記第2の目的を達成すべく、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シール部材に、光学的反射性材料及び非反射性材料の少なくとも一方を含んでなり、ロール状記録紙の仕様に関する情報を外部の光検知センサにより読み取り可能に担持する領域が設けられていることを特徴とする。
【0008】
上記第2の目的を達成すべく、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シール部材の一部に、磁性材料及び非磁性材料の少なくとも一方を含んでなり、磁気センサにより読み取り可能なロール状記録紙の仕様に関する情報を担持する領域が設けられていることを特徴とする。
【0009】
上記第2の目的を達成すべく、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シール部材に、少なくとも1つの導電体を含んでなり、ロール状記録紙の仕様に関する情報を電気的導通の有無を判定する外部のセンサにより読み取り可能に担持する領域が設けられていることを特徴とする。
【0010】
上記第2の目的を達成すべく、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シール部材に、アンテナと、ロール状記録紙の仕様に関する情報の該アンテナを介する外部からの書き込み及び読み取りが可能な半導体記憶装置とを含む無線記録部材を担持する領域が設けられていることを特徴とする。
【0011】
参考例によるロール状記録紙は、記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
前記先端部が前記記録紙本体の外周に設けた固定部材により前記記録紙本体に固定されており、前記固定部材は、ロール状記録紙がプリンタ装置に装着されたときに、該プリンタ装置本体に設けられた除去手段が前記固定部材を引張ることあるいは押すことにより除去できるように、前記除去手段との係合を可能にする形状を有する部位を備えるとともに、少なくとも一箇所にロール状記録紙の幅方向に伸びるミシン目状の穴または切欠きが形成されていることを特徴とする。
【0012】
別の参考例によるロール状記録紙は、記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
記録紙本体の少なくとも一方の側端面に、プリント動作時の記録紙の巻解きを妨げない程度に接着剤を塗布したことを特徴とする。
【0013】
更に別の参考例によるロール状記録紙は、記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
前記記録紙の先端部近傍の部分が、再接着不可の接着剤により、プリンタ装置による前記先端部の分離及び引き出しを妨げない程度の接着力で前記記録紙本体に接着されていることを特徴とする。
【0014】
更に別の参考例によるロール状記録紙は、記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
前記記録紙は熱溶着可能な材料からなり、該記録紙の前記先端部近傍の部分が、プリンタ装置による前記先端部の分離及び引き出しを妨げない程度の接着力で前記記録紙本体に熱溶着されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1にこの発明の実施の形態1に係るロール状記録紙を示す。同図において、1はロール状に巻回された記録紙、1aはその先端部、2は先端部1aを記録紙本体の1周内側の部分に固定するための粘着性の固定シールである。固定シール2は接着部2aと非接着部2bとを含んで構成される。接着部2aの裏面の一部または全部には粘着剤を塗布してあり、輸送中またはプリンタ装置への装着時に記録紙が巻き解けないようにするため、固定シール2の接着部2aは、先端部1aとその1周内側の部分とを跨ぐように記録紙本体に貼着される。また、非接着部2bには、プリンタ装置本体に設けられている固定シール除去部材あるいは除去装置が係合し、矢印Aの方向に引張ることにより固定シール2を記録紙本体から剥がすことができるようにする穴2cが設けられている。この穴2cの形状は図1では円形であるが、個々の除去方式に適合する形状であればよく、特定の形状に限定されるものではない。
【0016】
プリンタ装置にロール状記録紙が装着され、印画動作が開始されるとき、プリンタ装置はロール状記録紙から記録紙の先端部を引き出す前に、プリンタ装置本体に設けられた固定シール除去部材あるいは除去装置を穴2cに係合させ、図中A方向に引張ることあるいは押すことにより固定シール2を記録紙本体から剥がし、記録紙1の先端部1aを開放する。その後、引き出された記録紙は、搬送手段により、記録部へと搬送される。このように、固定シール2の非接着部2bに係合用の穴2cを設けることにより、固定シールの除去をプリンタ装置が自動的に実行することが可能となる。
【0017】
固定シール2の貼り付け方向は図1に示した方向に限られるものではない。例えば図2に示すように、図1の方向から90度回転した方向に貼りつけてもよく、貼り付け角度によらず同じ効果が得られる。また、固定シール2の貼り付け位置も図1に示した位置に限られるものではない。例えば、図3に示したように、固定シール2を記録紙1の先端部1aの左端側または右端側に貼り付けるようにしてもよい。さらに貼り付ける固定シール2も1枚に限られるものではなく、複数枚の固定シールを貼り付けてもよい。固定シール2の材料としては、屈曲性のあるシール部材であってもよく、樹脂等の屈曲性の小さい部材であってもよい。
【0018】
さらに、固定シール2にある程度の剛性を持たせれば、穴2cに代えて図4に示すような、切り欠き形状2dによりプリンタ装置の固定シール除去部材あるいは除去装置と係合させることも可能である。
【0019】
実施の形態2.
図5に本発明の実施の形態2に係るロール状記録紙を示す。本実施の形態2においては、固定シールは非接着部2bと、非接着部2bの両端部にそれぞれ繋がる2つの接着部2aから構成される。固定シール2の接着部2aを非接着部2bが撓むように貼り付けることにより係合用空間2dが形成され、該係合用空間2dにより、上記実施の形態1で説明した穴2cと同等の機能を得ることができる。
【0020】
実施の形態3.
図6に本発明の実施の形態3に係るロール状記録紙を示す。本実施の形態3においては、固定シールは非接着部2bと非接着部2bの両端部にそれぞれ繋がる接着部2e及び2fから構成される。接着部2eは記録紙1の先端部1aの近傍に貼りつけられ、接着部2fは記録紙本体の先端部1aから1周内側の部分に貼り付けられる。非接着部2bは折り曲げられ、そこに固定シール除去部材あるいは除去装置との係合用の穴2cが形成されている。
【0021】
本実施の形態3によれば、プリンタ装置本体に設けられた固定シール除去部材あるいは除去装置により、固定シール2を除去後、プリンタ装置内の機構により、接着部2eと接着部2fとを相互に接着させ、除去後に接着部2e,2fの接着面が外を向かないようにして固定シール2を除去することが可能となる。これにより、除去後の固定シール2を、移動、保管、廃却する際、プリンタ装置または記録紙の他の部分に固定シール2が付着することを防止できる。
【0022】
また、本実施の形態3では、接着部2fのみを剥がし、その接着面を記録紙1の裏側の面に貼りつけることも可能となる。このようにすれば、記録紙の先端部に貼りついたままの固定シール2を、記録紙とともにプリンタ装置内部の搬送系、印画系を経由し、切断装置に送り出し、切断除去することができる。この場合においても、固定シール2がプリンタ装置または記録紙の他の部分に付着することを防止できる。
【0023】
実施の形態4.
図7に本発明の実施の形態4に係るロール状記録紙を示す。本実施の形態4は、実施の形態3と同様の構成を有するが、非接着部2bと接着部2e及び2fとの境界にそれぞれミシン目状切込み2gが形成されている点で実施の形態3と異なる。
【0024】
本実施の形態4においても、プリンタ装置本体に設けられた固定シール除去部材あるいは除去装置が穴2cに係合し、固定シール2を除去するが、このとき、接着部2aは記録紙から剥がされるのではなく、ミシン目状切り込み2gの部分で切断される。即ち、本実施の形態4では非接着部2bを接着部2e及び/又は2fから切断することにより、記録紙の先端部を開放するようにしている。尚、図7では、ミシン目状切り込みは2箇所であり、非接着部2bが完全に切り離される形にしているが、ミシン目状切り込みを1箇所にすれば、接着部が記録紙1の先端部1aに貼り付いたままの固定シール2を記録紙とともに、プリンタ装置内部の搬送系、印画系を経由し、切断装置に送り出し、切断除去することが可能となり、実施の形態3の場合と同様の効果を得ることができる。
【0025】
実施の形態5.
図8に本発明の実施の形態5に係るロール状記録紙を示す。同図において、3はロール状に捲回された記録紙1の最外周を1周巻き押える形に構成された固定テープである。固定テープ3は記録紙本体には接着されない。固定テープ3には、記録紙1の先端部1aまたはその他の外周上の特定個所において接合部3aが設けられ、接着等の手段により、リング状に接合されている。接合部3aには係合用の穴3bが形成されている。また、固定テープ3には1箇所または複数箇所にミシン目状切り込み3cが形成されている。
【0026】
本実施の形態5は、プリンタ装置本体に設けられた固定シール除去部材あるいは除去装置が穴3bに係合し、固定テープ3を引張ると、固定テープ3はミシン目状切り込み3cで切断され、記録紙1の先端部1aの固定が自動的に開放される構成であり、プリンタ装置内部に接着部が貼りつくことは無い。尚、ミシン目状の切り込みに代えて、切り欠きを設けても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0027】
実施の形態6.
図9に本発明の実施の形態6に係るロール状記録紙を示す。同図において、2iは、実施の形態1で説明した固定シール2の接着部の表面に設けられた反射部である。この反射部2iは、光を反射する材料を塗布した部分2j、または光を反射しない部分2k、或いはそれらを組み合わせたものから構成されている。
【0028】
プリンタ装置本体には反射光検知センサが設けられている。このセンサは、ロール状記録紙の外周面に近接した位置であって、ロール状記録紙をその軸を中心として回転させることにより、反射部2iと相対し得る位置に配置されている。プリンタ装置にこのロール状記録紙を装着すると、プリンタ装置は固定シール2を除去する前に、ロール状記録紙を回転させ、反射部2iからの反射の有無、または反射部2iの反射材料を塗布した部分2jと光を反射しない部分2kとによる光の反射及び非反射で構成される反射パターン情報を読み取る。これによりプリンタ装置本体は、読み取った情報に基づき、ロール状記録紙の種類、装着向き等を自動的に識別することができる。
【0029】
本実施の形態6においては、固定シール2に反射材料を塗布しているが、反射可能な色や光沢性を持つ部材を貼りつける、あるいは、溶着するというような、他の方法により反射性を付与しても、同様の効果を得られることは言うまでもない。
【0030】
図10に上記実施の形態6の変形例を示す。この例では、固定シール2はその反射部2iがロール状記録紙の側端面の一部を覆う形状に構成され、貼り付けられている。プリンタ装置内部の反射光検知センサをロール状記録紙の側端面に相対するように設ければ、上記同様の効果が得られる。
【0031】
また、上述の実施の形態6では、ロール状記録紙の種類、装着向き等を自動的に識別可能とするため、固定シール2に光学反射材料が塗布された部分を有する反射部を設けているが、磁性体を設けても同様の効果が得られる。この場合、プリンタ装置に磁気検知センサを設け、該センサにより固定シール上の磁性体の有無、繰り返し、組み合わせパターン、磁性体有りの領域及び無しの領域の長さの変化の組み合わせ等を検知することにより情報を読み取ることができる。
【0032】
さらに、反射部2iを設ける代わりに、導電体を固定シール2に設けても同様の効果が得られる。この場合、プリンタ装置側に導電体と接触可能な少なくとも2つの電極を持つセンサを設け、固定シール上の導電体の有無、繰り返し、組み合わせパターン、導電体有りの領域及び無しの領域の長さの変化の組み合わせ等を、電極間の導通の有無に基づいて判定することにより情報を読み取ることができる。
【0033】
さらにまた、反射部2iを設ける代わりに、無線通信手段及び記録手段を含む無線記録装置を固定シール2に設けても同様の効果が得られる。図11に無線記録装置を有する固定シールの例を示す。同図において、2mは固定シール2の接着部の表面に貼りつけられた無線記録装置であり、該無線記録装置2mはアンテナ2n及び半導体記録部2pを含む。
【0034】
無線記録装置2mを固定シール2に貼りつける前に、予め、その半導体記録部2pにロール状記録紙の種類、装着向き等の情報を、アンテナ2nを介して他の記録装置により電気情報として記録しておく。プリンタ装置本体内部には、ロール状記録紙が装着されたとき、または、装着されたロール状記録紙をその軸を中心として、一定量回転させたときに、無線記録装置2mと相対する位置に無線通信装置を設けておく。この無線通信装置は、無線記録装置2mと無線交信し、電気情報の伝達を行う機能を有する。プリンタ装置にロール状記録紙を装着すると、プリンタ装置はロール状記録紙の固定シール2を除去する前に、プリンタ装置本体の無線通信装置により、無線記録装置2mと交信し、半導体記録部2pに記録された電気情報を読み取る。プリンタ装置は、読み取った情報に基づき、ロール状記録紙の種類、装着向き等を識別し、必要な設定を自動的に行う。尚、上記の実施の形態6では、固定シール2とは別に作成した無線記録装置2mを固定シール2に貼り付けるようにしているが、固定シール2と一体に構成することも可能である。
【0035】
実施の形態7.
図12に本発明の実施の形態7に係るロール状記録紙を示す。同図において、4はロール状記録紙の片側、或いは両側の側端面に塗布された接着剤である。この接着剤4は、プリント動作における記録紙の引き出し時に、記録紙本体から記録紙を容易に巻き解くことができる程度の接着力で記録紙本体の側端面において記録紙の各周を相互に接着固定しており、これにより記録紙の本体からの意図しない巻き解け、或いは幅方向の巻きずれを固定シールを使用することなく防止できる。尚、ロール状記録紙の最外周の先端部付近は、記録紙引き出しのきっかけを与えるために接着剤を塗布しないようにしてもよい。
【0036】
実施の形態8.
図13に本発明の実施の形態8に係るロール状記録紙を示す。同図において、5は再粘着不可タイプの接着剤、即ち、一旦剥がすと粘着力を失うタイプの接着剤である。本実施形態のロール状記録紙は、接着剤5により、ロール状記録紙の最外周の先端部近傍と、それより1周内側の部分とを相互に接着固定したものである。これにより、ロール状記録紙の使用前の意図しない巻き解けを、固定シールを使用することなく防止することができる。尚、接着剤5の塗布領域は幅方向の全長であってもよく、あるいは図14に示したようにその一部であってもよい。また、塗布位置は、最外周の先端部直近であっても、あるいは先端部のやや手前であってもよい。また、塗布領域の数は1つあっても複数であってもよい。
【0037】
実施の形態9.
図15に本発明の実施の形態9に係るロール状記録紙を示す。同図において、6は加熱により熱溶着可能な材料により構成され、かつ、記録紙の先端部付近の裏側の面に貼りつけられた先端部側溶着シートである。7は加熱による熱溶着可能な材料により構成され、かつ、該先端部よりも1周内側にあり、該先端部側溶着シートと相対する部分の表側の面に貼りつけられた本体側溶着シートである。8は外部からの加熱により溶着した先端部側溶着シート6と本体側溶着シート7との熱溶着部分を示している。
【0038】
本実施形態のロール状記録紙は、先端部側溶着シート6と本体側溶着シート7とが接した状態で、加熱装置により外部から加熱することにより、記録紙の先端部を本体側に熱溶着させ固定したものである。これにより、ロール状記録紙の使用前の意図しない巻き解けを、固定シールを使用することなく防止できる。尚、熱溶着部8の領域は、実施の形態8と同様、幅方向の全長であっても、その一部であってもよい。また、溶着領域の位置は記録紙の先端部直近であってもよく、先端部のやや手前であってもよい。さらに溶着領域の数は、1つあっても複数であってもよい。
【0039】
尚、記録紙自体を熱溶着可能な材料で構成した場合には、先端部側溶着シート6と本体側溶着シート7を設けなくても、記録紙の先端部を加熱することにより、該先端部を記録紙本体に熱溶着し固定させることができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ロール状記録紙をプリンタ装置に装着したときに、記録紙の巻き解けを防止するための固定シールの除去をプリンタ装置が自動的に実行することができる。
【0041】
請求項2から5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ロール状記録紙の種類、サイズ、装着方向等の確認作業、及び印画設定に関わる条件を使用者が行わなくても、プリンタ装置が自動的に実行することができる。
【0042】
参考例によるロール状記録紙によれば、固定シールや規制板等の部材が不要となり、ロール状記録紙のコストの低減と廃棄物の削減とが実現される
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るロール状記録紙を示す図である。
【図2】 実施の形態1の変形例を示す図である。
【図3】 実施の形態1の他の変形例を示す図である。
【図4】 実施の形態1の更に他の変形例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るロール状記録紙を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るロール状記録紙を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係るロール状記録紙を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態5に係るロール状記録紙を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態6に係るロール状記録紙を示す図である。
【図10】 実施の形態6の変形例を示す図である。
【図11】 実施の形態6の他の変形例を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態7に係るロール状記録紙を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態8に係るロール状記録紙を示す図である。
【図14】 実施の形態8の変形例を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態9に係るロール状記録紙を示す図である。
【図16】 従来のロール状記録紙を示す図である。
【符号の説明】
1 ロール状記録紙、 2 固定シール、 3 固定テープ、 4 接着材、5 接着剤、 6 外周側溶着シート、 7 本体側溶着シート、 8 熱溶着部、 50 軸、 51 従来固定シール、 52 右側規制板、 53 左側規制板。

Claims (5)

  1. 記録紙がロール状に巻回されてなる記録紙本体から該記録紙の先端部を引き出し、記録部にて画像を記録し、その後、所定の長さにカットして印画物を形成するプリンタ装置に装着されるロール状記録紙において、
    前記先端部を前記記録紙本体に固定するように貼着するシール部材を有し、
    該シール部材が、
    前記記録紙の先端部と該先端部より一周内側の隣接部との間に貼着されて、前記先端部を前記記録紙本体に固定する接着部と、
    前記ロール状記録紙の軸方向と略平行な折り曲げ部を挟んで前記接着部と連続して形成されて、前記記録紙本体の表面から離間する方向に延在する非接着部と、
    該非接着部に形成され、前記ロール状記録紙が前記プリンタ装置に装着されたとき、前記プリンタ装置本体に設けられた除去手段と係合可能な被係合部と
    を有し、
    前記ロール状記録紙が前記プリンタ装置に装着されたとき、前記被係合部と係合する前記除去手段によって、引張る或いは押すことにより前記シール部材の除去を可能としたことを特徴とするロール状記録紙。
  2. 前記シール部材に、光学的反射性材料及び非反射性材料の少なくとも一方を含んでなり、ロール状記録紙の仕様に関する情報を外部の光検知センサにより読み取り可能に担持する領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状記録紙。
  3. 前記シール部材の一部に、磁性材料及び非磁性材料の少なくとも一方を含んでなり、磁気センサにより読み取り可能なロール状記録紙の仕様に関する情報を担持する領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状記録紙。
  4. 前記シール部材に、少なくとも1つの導電体を含んでなり、ロール状記録紙の仕様に関する情報を電気的導通の有無を判定する外部のセンサにより読み取り可能に担持する領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状記録紙。
  5. 前記シール部材に、アンテナと、ロール状記録紙の仕様に関する情報の該アンテナを介する外部からの書き込み及び読み取りが可能な半導体記憶装置とを含む無線記録部材を担持する領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状記録紙。
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