JP3846846B2 - 炊飯器その他の電気調理器具における放熱板リングと放熱板との取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放熱板リングと放熱板とを備えている炊飯器その他の電気調理器具において、放熱板リングと放熱板との取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放熱板リングと放熱板とを備えている炊飯器その他の電気調理器具にあっては、従来、ねじによって放熱板リングと放熱板とが固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合においては、数カ所でねじ止めされるのが普通であるから、それらに掛かるコストは無視できず、ねじを廃止することが好ましい。また、全てのねじを締めるのに時間を要するという欠点もある。
本発明は、ねじを用いないで放熱板リングと放熱板とを固定することによって、上記欠点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、図2(a) 又は図2(b) に示すように、放熱板リング6に爪6aを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aに孔5bを形成し、この孔5bと前記爪6aとを係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめるようにした。
この場合には、放熱板5の立ち上がり部5aに形成されている孔5bに放熱板リング6の爪6aが係入され、従来の場合のようなねじを全く用いることなく、放熱板リング6と放熱板5とを固定することができ、しかも、放熱板リング6の垂直方向の壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に介装されていて壁 6c より外側には現われない放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態がさらに強固となる。
【0005】
また、上記目的は、図2(c) に示すように、放熱板リング6に係合段部6bを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aの端縁を折曲し、この折曲端縁部5cを前記係合段部6bに係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめることによっても達成することができる。
この場合には、放熱板リング6に形成されている係合段部6bに、放熱板5の立ち上がり部5aの折曲端縁部5cが係合し、従来の場合のようなねじを全く用いることなく、放熱板リング6と放熱板5とを固定することができ、しかも、放熱板リング6の垂直方向の壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に介装されていて壁 6c より外側には現われない放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態がさらに強固となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基いて詳細に説明する。
図1に示す炊飯器は、内釜1を収容した炊飯器本体2の上面に、後端部に位置せしめたヒンジピン3を支点として開閉する蓋4を設け、放熱板リング6を介して蓋4に装着した放熱板5によって内釜1の上端開放面を閉塞し、炊飯器本体2内に設けた内釜1の加熱手段(図示していない)によって炊飯の調理を行うものである。
【0007】
放熱板リング6に放熱板5を取り付けるに当って、従来の場合には、数カ所でねじ止めする方法が採用されていたが、ここに示す場合には、図2(a) 〜図2(c) に示す方法が採用され、従来の場合のようなねじは一切用いられていない。
図2(a) と図2(b) に示す場合には、放熱板リング6に爪6aを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aに孔5bを形成し、この孔5bと前記爪6aとを係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめている。
【0008】
なお、図2(a) に示す場合には、放熱板リング6の外周面側に爪6aを形成し、外側に突出するこの爪6aを放熱板5の周縁部である立ち上がり部5aに形成されている孔5bの内側から孔5bに係合させてある。一方、図2(b) に示す場合には、放熱板リング6の内周面側に爪6aを形成し、内側に突出するこの爪6aを放熱板5の周縁部である立ち上がり部5aに形成されている孔5bの外側から孔5bに係合させてある。
【0009】
また、図2(c) に示す場合には、放熱板リング6に係合段部6bを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aの端縁を折曲し、この折曲端縁部5cを前記係合段部6bに係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめている。
なお、図2(c) に示す場合には、放熱板リング6の外周面側に係合段部6bを形成し、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部である立ち上がり部5aの端縁を内側に折曲し、内側に折曲されたこの折曲端縁部5cを前記係合段部6bに係合させてある。図示はしないが、放熱板リング6の内周面側に係合段部6bを形成し、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部である立ち上がり部5aの端縁を外側に折曲し、外側に折曲されたこの折曲端縁部5cを前記係合段部6bに係合させてもよい。
【0010】
図2(a) 〜図2(c) に詳示するように、放熱板リング6とこの放熱板リング6に装着すべき放熱板5との内外間及び上下間には、放熱板パッキン7の一部、すなわち、図面符号7a、7b、7c部分がそれぞれ介装されている。しかも、放熱板リング6には放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c が形成されており、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7が介装されていて壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにしてある。この放熱板パッキン7の7a部分、7b部分及び7c部分のそれぞれの弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合部分の内外及び上下の位置関係が微妙に変動し、両者の係合状態はさらに強固となる。
蓋4を閉じたとき、この放熱板パッキン7の下端周縁部7dが図1に示すように内釜1に密接し、シール状態を維持する。
【0011】
内釜1の開放面を閉塞する放熱板5は、蓋4に固定された加熱板8によって加熱され、炊飯直後に発生する露を蒸発させるとともに、保温時の補助的熱源としても有効に作用する。また、放熱板5は蒸気筒9などの機構とともに、内蓋セットとして蓋4に対して着脱できるようになっている。
なお、ここでは、本発明を炊飯器に適用した場合について説明したが、本発明は放熱板リングと放熱板とを備えている他の電気調理器具にも適用することができる。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、従来の場合のようなねじを用いることなく放熱板リング6と放熱板5とを容易に固定できるので、製品を安価なものとすることができるのみならず、組立作業時間を短縮することができ、しかも、放熱板リング6の垂直方向の壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に介装されていて壁 6c より外側には現われない放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態がさらに強固となる効果がある。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、従来の場合のようなねじを用いることなく放熱板リング6と放熱板5とを容易に固定できるので、製品を安価なものとすることができるのみならず、組立作業時間を短縮することができ、しかも、放熱板リング6の垂直方向の壁6cの裏側と放熱板5の垂直下方折曲部5eとの間に介装されていて壁6cより外側には現われない放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態がさらに強固となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱板リングと放熱板との取付構造を備えた炊飯器の一例を示す一部切欠の概略図である。
【図2】放熱板リングと放熱板との取付状態を詳細に示す一部の拡大断面図で、
(a) 及び(b) は、放熱板リングに爪を形成し、前記放熱板リングに装着すべき放熱板の周縁部である立ち上がり部に孔を形成し、この孔と前記爪とを係合させることにより放熱板リングと放熱板とを固定した場合のそれぞれの一例を、
(c) は、放熱板リングに係合段部を形成し、前記放熱板リングに装着すべき放熱板の周縁部である立ち上がり部の端縁を折曲し、この折曲端縁部を前記係合段部に係合させることにより放熱板リングと放熱板とを固定した場合の一例を示す。
【符号の説明】
1…内釜、2…炊飯器本体、4…蓋、5…放熱板、5a…立ち上がり部、5b…孔、5c…折曲端縁部、5d …放熱板の水平部分、 5e …放熱板の垂直下方折曲部、6…放熱板リング、 6a …爪、 6b …係合段部、 6c …垂直方向の壁、7…放熱板パッキン。
Claims (2)
- 放熱板リング6に爪6aを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aに孔5bを形成し、この孔5bと前記爪6aとを係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめることを特徴とする炊飯器その他の電気調理器具における放熱板リングと放熱板との取付構造。
- 放熱板リング6に係合段部6bを形成し、また、前記放熱板リング6に装着すべき放熱板5の周縁部を立ち上がり部5aから水平に折曲し、この水平部分 5d からさらに垂直下方に折曲し、前記立ち上がり部 5aの端縁を折曲し、この折曲端縁部5cを前記係合段部6bに係合させて放熱板リング6と放熱板5とを固定するとともに、放熱板リング6に放熱板5の立ち上がり部 5a と垂直下方折曲部 5e 間に位置する垂直方向の壁 6c を形成し、この壁 6c の裏側と放熱板5の垂直下方折曲部 5e との間に放熱板パッキン7を介装して壁 6c より外側には放熱板パッキン7が現われないようにし、この放熱板パッキン7の弾撥力によって、放熱板リング6と放熱板5との係合状態をさらに強固ならしめることを特徴とする炊飯器その他の電気調理器具における放熱板リングと放熱板との取付構造。
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