JP3846433B2 - 複数条植の苗植機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、苗載台に載置された苗を植付ける複数条植の苗植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
複数条植形態の苗植機は、各条の苗載台が左右に多数配列されるため、この苗載台に対する作業が行い難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、操縦席52を備える車体7の後側にリンク8を介して苗植機体9を昇降可能に設け、該苗植機体9側には、苗植機体9で支持されてポット17を縦横に一定間隔で配設したポット苗ケース1を載置するための苗載台11と、苗載台11から供給されるポット苗ケース1を案内する側面視U字状の苗ケースガイド2と、該苗ケースガイド2の案内通路34でポット苗ケース1を1ピッチ毎に繰出移送する繰出装置13と、苗押出子3によって各ポット苗4を押し出すポット苗分離装置14と、該ポット苗分離装置14で押し出されたポット苗4を苗受ベルト5の上面に載せ替える載替装置20と、前記苗受ベルト5により移送されるポット苗4を植付ける苗植付装置15と、ポット苗分離装置14によりポット苗4が押し出された後の空ケースを苗ケースガイド2の案内通路34の終端部で収容する空ケース収容棚16とを設け、前記苗載台11を相互間に間隔部Aが形成されるよう左右に複数個配列した構成の複数条植の苗植機において、手動操作で繰出装置13を作動させてポット苗ケース1を繰出すことができる苗送りレバー53を前記間隔部Aの左右端寄りの位置で各苗ケースガイド2毎に設けると共に、平面視で苗載台11及び苗ケースガイド2と重複せず前記間隔部Aのみに位置し且つ空ケース収容棚16の前端の前方位置から後方位置にまで延びるステップ部51を車体7側に設けた複数条植の苗植機の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】
請求項1に記載の複数条植の苗植機は、機体を走行させながら、苗載台11から供給さ れるポット苗ケース1を案内する側面視U字状の苗ケースガイド2の案内通路34で繰出装置13によりポット苗ケース1を1ピッチ毎に繰出移送し、ポット苗分離装置14の苗押出子3によって各ポット苗4を押し出す。ポット苗分離装置14で押し出された各ポット苗4は、載替装置20により苗受ベルト5の上面に載せ替えられ、前記苗受ベルト5により移送されて苗植付装置15により複数条に植付けられる。また、ポット苗分離装置14によりポット苗4が押し出された後の空ケースは、苗ケースガイド2の案内通路34の終端部で空ケース収容棚16へ収容される。そして、苗送りレバー53により、各苗ケースガイド2毎に繰出装置13を作動させて手動操作でポット苗ケース1を繰出すことができる。また、苗送りレバー53を前記間隔部Aの左右端寄りの位置に設けたので、苗送りレバー53が邪魔にならない。また、平面視で苗載台11及び苗ケースガイド2と重複せず前記間隔部Aのみに位置し且つ空ケース収容棚16の前端の前方位置から後方位置にまで延びるステップ部51を車体7側に設けているので、苗植機体9を昇降させても苗載台11がステップ部51に干渉することが無いため、ステップ部51を所望の後側位置まで延設することができ、ひいては作業者が車体7側からステップ部51を介して空ケース収容棚16内の空ケースの回収を苗載台11が邪魔にならずに容易に行える。しかも、苗植機体9が昇降してもステップ部51は昇降しないため、空ケース収容棚16内の空ケースの回収をステップ部51に足を載せて安全に行うことができる。
【0005】
【実施例】
苗植機は、トラクタ車体7の後側に平行リンク8によって昇降自在に連結するもので、苗植機体9の下側には、前端が上下揺動自在のフロート10を有し、上側には、ポット苗ケース1を載せる苗載台11、この苗載台11から供給されるポット苗載台ケース1を繰出装置13によって繰出しながら案内する苗ケースガイド2、このポット苗ケース1から各ポット苗4を苗押出子3によって押出分離するポット苗分離装置14、この押出分離されたポット苗4を受けて苗植付装置15へ移送供給する苗受ベルト5、これら苗押出子3によって押出分離されたポット苗を受けて苗受ベルト5上面に載せ替える載替装置20、及び、このようにポット苗4を押出分離させた後の空ケースを収容する空ケース収容棚16等を有し、後部には、該苗植付装置15を配設している。
【0006】
ポット苗ケース1は、合成樹脂製で丸鉢形のポット17を縦横に一定間隔にして配設形成したもので、可撓性を有する。このポット苗ケース1の左右両側縁に沿っては繰出用の穴18を一定間隔で形成している。ポット苗4は、このようなポット苗ケース1の各ポット17に床材を充填して播種育苗したもので、各ポット17で育苗された苗株を単位として移植するものである。この各ポット17の底部には、ポット苗分離装置14における苗押出子3の挿通しうる押出穴19が形成されている。
【0007】
前記苗ケースガイド2は、側面視U字状に形成されて、板状のポット苗ケース1の左右両側縁部を、この苗ケースガイド2の左右両側部に形成された平面視コ字状断面の案内通路34に摺動案内させて、該U字状ガイド2の後側部から前側部へ迂回するように移送案内し、この前側部で前記苗押出子3を苗押出作用させ、後側部で空ケースとして空ケース収容棚16へ案内させる。
【0008】
この苗ケースガイド2の案内通路34始端部に設けられる繰出装置13は、ポット苗ケース1の繰出穴18に係合してこのポット苗ケース1を1ピッチ毎に繰出移送する繰出爪21、この1ピッチ毎に繰出穴18に係合してポット苗ケース1の繰出位置を係止する係止爪22、該繰出爪21によって繰出されるポット苗ケース1に対して間隔をおいて供給される後続のポット苗ケース1の下端縁に係合して、この後続のポット苗ケース1の供給を一定位置に係止しておく遮断爪23、及び、該繰出爪21によって繰出されるポット苗ケース1に摩擦ブレーキ力を効かせるブレーキ24等からなる。
【0009】
苗植機体9を構成する伝動ケース内部の伝動機構を経て連動される回動アーム25、及びこの回動アーム25に枢着27される該繰出爪21の往復揺動によって、ポット苗ケース1が1ピッチ毎繰出される。この繰出爪21の繰出作用時は、該回動アーム25の揺動によって係止爪22が繰出穴18から外されるために、該ポット苗ケース1の繰出が可能な状態におかれる。
【0010】
前記遮断爪23は、苗ケースガイド2に対して繰出方向へ移動自在のスライダー31に、横方向の軸32回りに回動自在にして設けられ、ばね33によってこの遮断爪23がポット苗ケース1の繰出穴18を有する側端縁部の通る案内通路34に位置するように弾発される。この遮断爪23の下端部には、該軸32と直交する方向の軸35の回りに回動自在のカムレバー36があって、ばね37に抗して苗ケースガイド2の横外側方へ回動可能で、このばね37の弾発力で垂下方向にあるときは、カムレバー36の先端部は、前記苗押出子3と一体で、同じ横並び位置にあり、かつ苗ケースガイド2の外側に位置するカム突子38に対向される。
【0011】
前記スライダー31は、苗ケースガイド2の案内ピン39に長孔40を嵌合させて、一定長さ案内通路34に沿って移動自在で、ばね係数の大きい緩衝ばね63と、ばね係数の小さいばね64とで、吊下げられて、このばね64に抗してスライダー31が一定長さ下動された位置で緩衝ばね63にも抗して下動できる構成としている。
【0012】
ポット苗ケース1が前記苗載台11から苗ケースガイド2の案内通路34に案内されて供給されたとき既に供給されているポット苗ケース1の後端部との間に間隔があると、この後続のポット苗ケース1の下端縁が前記遮断爪23に衝突する。この衝撃力はばね64及び緩衝ばね63によって緩和される。このとき、繰出爪23の下動量が小さい場合でも、弱いばね64に抗して下動されて、下端のカムレバー36をカム突子38の作用圏内に位置させることができる。既に苗押出子3が作用中であって、即ち、カム突子38が突出されているときは、該カムレバー36の先端部がこのカム突子38に接してばね37に抗して外側へ回動されるため、このカムレバー36乃至遮断爪23の下動を邪魔することはない。しかも、このカムレバー36の下動位置にカム突子38が突き当ると、遮断爪23がばね33に抗して軸32回りに回動されるために、遮断側23が案内通路34からが引込んで、ポット苗ケース1の係止を外して、下方へ移動させて、繰出爪21の作用圏に供給させる。このとき、遮断爪23にはポット苗ケース1の係止荷重がなくなるから、この遮断爪23はばね64によって元位置へ引き戻される。
【0013】
なお、65はブレーキ24用のばね、66は係止爪22を軸71回りに案内通路34側へ突出するように張圧するばねである。
【0014】
前記ポット苗分離装置14の苗押出子3は、ポット苗ケース1に横方向に沿って配設されたポット17の配設数と同数で、同間隔に設けられ、ピニオン、ラック等の伝動機構によって、前記繰出爪21による繰出休止時に1往復出没作動されて、対向する位置の横並びのポット17からポット苗4を押出すものである。
【0015】
前記載替装置20は、この苗押出子3によって押出されるポット苗4は、平行リンク機構41によって上下動される横並びの苗ホルダ42に保持させて、この平行リンク機構41の下動によって苗ホルダ42を下動させ、苗受ベルト5の上面に接近させた位置で櫛状のスクレパー43の揺動によって、この苗ホルダ42から苗受ベルト5上面に各ポット苗4を載せ替える。
【0016】
前記苗受ベルト5は、回転周面に該各苗ホルダ42の横並びと同間隔に仕切突子44を配設し、該ポット苗4を各仕切突子44間の間隔部毎に1個宛て載置させる。この苗受ベルト5は、一枚のポット苗ケース1に対して中央部から左右両側方に向けて回転するように左右一対の構成として、各苗受ベルト5の回転端側に各々苗植付装置15が設けられている。この苗植付装置15はロータリー形態の苗植付爪を有し、苗受ベルト5によって送出されるポット苗4を一株毎前記フロート10で均平された土壌面に植付ける。
【0017】
47は車体7側からの入力軸、48は前記クランクアーム25をリンク機構等を介して連動する駆動アーム、49は前記苗押出子3をラック、ピニオン機構等を介して連動する駆動カム、72は前記載替装置20の平行リンク41をリンク機構等を介して連動する駆動アームである。
【0018】
前記苗ケースガイド2の下部に沿って設けられるカバー6は、板状、又は横桟状に形成されて、U字状の苗ケースガイド2の該苗受ベルト5側下部で、左右の苗ケースガイド2間の全幅に亘って覆うように構成される。従って、苗押出子3によってポット17から押出されて完全に苗ホルダ42に保持されないで、このポット苗ケース1の繰出移送に付着して連れ移送される不良のポット苗があっても、この不良ポット苗をカバー6上面に案内させて、前記苗受ベルト5側へ垂れ下げたり、落下させないようにする。
【0019】
このカバー6の下端は該苗受ベルト5の後側部において開放されて、この開放部までポット苗ケース1と共に連れ出された不良ポット苗は、ポット17から外れて落下できる。
【0020】
苗押出子3によってポット苗4の押出されたポット苗ケース1は空ケースとして、苗ケースガイド2の後側部を上昇されて、空ケース収容棚16に積載される。
【0021】
前記繰出爪21は、苗ケースガイド2にポット苗ケース1がない状態で、案内通路34へ深く嵌合させて、この繰出爪21の頭部をストッパー45としてポット苗ケース1の移動圏内に位置させて、このとき供給されるポット苗ケース1の下端縁をこのストッパー45で係止する。
【0022】
最初に供給されたポット苗ケース1を、一旦繰出爪21のストッパー45部で係止するが、この繰出爪21の揺動によって、ポット苗ケース1の繰出穴18に係合させて、繰出作用を行わせる。このときは、繰出爪21はポット苗ケース1の側縁面を摺動するため繰出爪21の嵌合は浅く、ストッパー45がポット苗ケース1の供給端部を係止することはない。
【0023】
このような構成では、繰出爪21が上動位置にあって、係止爪22を案内通路34から押出した状態で、かつ苗押出子3が引込んだ位置にあるときは、この繰出爪21は案内通路34内に深く喰い込んでいるから、後続のポット苗ケース1が勢い良く供給されてきても、左右両側の繰出爪22のストッパー45で係止するから、ポット苗ケース1の供給位置合せを正確に行わせることができる。
【0024】
このように構成する苗載台11及び苗ケースガイド2等は、左右に一定の間隔部Aを有して多条植の苗植付装置15に伴うように苗植機体9に配置されている。又、各空ケース収容棚16も各苗ケースガイド2の前側に設けられる。
【0025】
補助ステップ51は、このような間隔部Aの前側において、車体7の後端部に対して支枠52で支持される。操縦者又は作業者は、苗植機体9の後側又は前側の操縦フロア50側等から、この補助ステップ51に踏上って、所定の作業、乃至操作を行うことができる。
【0026】
この各間隔部Aには、各苗送りレバー53や、苗植付深さレバー54等を設けている。この苗送りレバー53は、手動操作で前記繰出爪21等を作動させて、繰出装置13におけるポット苗ケース1を繰出すことができる。この苗送りレバー53は、各苗ケースガイド2毎に設けられている。又、苗植付深さレバー54は、苗植機体9に対する各フロート10の上下揺動支軸の位置を上下に変更調節するもので、単一の苗植付深さレバー54の操作で全てのフロート10を同時に調節できる。これらの各レバー53,54は、間隔部Aの左右端寄りに位置して設けられ、前記補助ステップ51への乗降に邪魔にならないようにしている。
【0027】
これらのレバー53,54等を操作するときは、この補助ステップ51上に乗って行えば、操作が容易である。
【0028】
よって、各苗繰出装置13にポット苗ケース1を供給したり、各空ケース収容棚16に収容された空ケースを取出すとき、更には苗繰出装置13等における苗詰りを解消する等のメンテナンス等を行うときは、左右各苗繰出装置13乃至空ケース収容棚6間の間隔部Aの前部に位置する補助ステップ51に踏上って、これらの作業、操作を行う。従って、この補助ステップ51が左右の各苗繰出装置13等の間の間隔部Aにあるため、作業者が高い苗繰出装置13に邪魔されることが少く、間隔部Aに深く入り込んで、作業、操作等を容易に安全に行うことができる。
【0029】
車体7の操縦席52後側部には、施肥ホッパー55、肥料繰出装置56、及び施肥送風機67等からなる施肥装置を設け、施肥パイプ58を後方のフロート10の各苗植付位置近くに亘って連設し、各肥料繰出装置56から繰出される肥料を施肥送風機67による送風によって案内施肥しうる構成としている。前記補助ステップ51はこの施肥装置の後側に設けられる。
【0030】
図11,図12において、上例と異なる点は、前記施肥ホッパー55、及び肥料繰出装置56等からなる施肥装置を、前記左右の苗繰出装置13及び苗ケースガイド2の間の間隔部Aに設けて低重心に構成したもので、苗植機体9に一体に連結される施肥フレーム67によって支持され、この施肥フレーム67内部の伝動機構を経て伝動する。各施肥装置から拡散施肥パイプ68によって、苗植付位置後方に拡散させて表層施肥させているが、各苗植付位置近くに施肥パイプで施肥するように案内するもよい。
【0031】
苗載台11は、上下二段に構成されて、しかも苗繰出装置13に対して左右へ切替移動自在であり、これら上下左右の各苗載台11を対向する苗ケースガイド2に切替連通させて、ポット苗ケース1の補給を行わせる構成としている。
【0032】
このような構成にあっては、前記施肥ホッパー55の上側で苗載台11に邪魔されない位置に前記補助ステップを設けるもよい。
【0033】
なお、このような施肥装置は、表層施肥形態として、前記図9における施肥装置による土壌中への深層施肥と併せて行う構成とするもよい。
【0034】
図13、図14において、上例と異なる点は、操縦席52や苗植装置等の上側を覆うサンバイザー69の取付フレーム70を、前記間隔部Aを通して車体7の後端から後方へ突出させたもので、この取付フレーム70の後端部と車体7前部の補助苗載枠73の上端部との間に亘ってサンバイザー69を架設したものである。74は補助苗載枠73に取付けた補助苗載棚であり、後部の苗載台11に補給するポット苗ケース1を載せるもので、操縦フロア50の外側部に沿って設けられる。
【0035】
図15〜図17において、上例と異なる点は、前記施肥装置の施肥ホッパー55、及び肥料繰出装置56等を、側面視U字状の苗ケースガイド2の内側に位置して、苗植機体9に取付けたものである。図16では、各施肥装置共に苗ケースガイド2の苗繰出装置13側と後側の空ケース収容棚16との間に設置し、この上部における施肥ホッパー55に対する供給漏斗75を前記間隔部Aに突出させて、肥料補給を容易にしている。
【0036】
又、図17では中央部の施肥装置のみ苗ケースガイド2の内側に設けるが、外側の施肥装置を間隔部Aに設置したもので、各フロート10後部に設けられる作溝器81で形成される施肥溝へ施肥パイプ58で施肥案内する。
なお、作溝器81は苗植機体9の後部に取付ける。施肥装置の肥料繰出装置56の繰出ロール等の伝動は苗植機体9の伝動機構の一部から連動する。
【0037】
図18、図19において、上例と異なる点は、苗ケースガイド2の内側に設けられる施肥装置における施肥ホッパー55の蓋76や、残留肥料を取出す取出口77のシュータ78等を、該苗ケースガイド2の後側苗繰出装置13側に沿わせて設け、ポット苗ケース1を苗載台ケースガイド2から取除いた状態で、これら蓋76を後方上部Cへ回動させて開き、苗ケースガイド2の間から肥料を肥料ホッパー55内へ補給できる。又、この蓋76を閉めたときは、苗ケースガイド2の下側に沿った位置Bにあってポット苗ケース1の繰出の邪魔にならない。
【0038】
又、シュータ78は、樋状の湾曲面に形成され、苗ケースガイド2に対して枢支79されて、ポット苗ケース1の底面側の繰出軌跡面に沿う姿勢Dと、このポット苗ケース1の繰出通路を交差する姿勢Eとに切替回動される。80は肥料容器で、該取出口77からシュータ78によって苗ケースガイド2の後方へ取出す肥料を収容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗ケースガイド、及び繰出装置部等の一部側面図。
【図2】その一部の作用を示す側面図。
【図3】その一部の作用を示す側面図。
【図4】ポット苗分離装置部乃至苗植付装置部等の関係を示す側面図。
【図5】ポット苗ケースの斜視図。
【図6】一部の苗植装置部の展開平面図。
【図7】繰出装置部の側面図。
【図8】その正面図。
【図9】全体の側面図。
【図10】その平面図。
【図11】一部別実施例を示す側面図。
【図12】その背面図。
【図13】一部別実施例を示す側面図。
【図14】その背面図。
【図15】一部別実施例を示す側面図。
【図16】その背面図。
【図17】一部別実施例を示す背面図。
【図18】一部別実施例を示す側面図。
【図19】その背面図。
【符号の説明】
1 ポット苗ケース
2 苗ケースガイド
3 苗押出子
4 ポット苗
5 苗受ベルト
7 車体
8 平行リンク
9 苗植機体
11 苗載台
13 繰出装置
14 ポット苗分離装置
15 苗植付装置
16 空ケース収容棚
17 ポット
20 載替装置
34 案内通路
51 ステップ部
52 操縦席
53 苗送りレバー
A 間隔部
Claims (1)
- 操縦席(52)を備える車体(7)の後側にリンク(8)を介して苗植機体(9)を昇降可能に設け、該苗植機体(9)側には、苗植機体(9)で支持されてポット(17)を縦横に一定間隔で配設したポット苗ケース(1)を載置するための苗載台(11)と、苗載台(11)から供給されるポット苗ケース(1)を案内する側面視U字状の苗ケースガイド(2)と、該苗ケースガイド(2)の案内通路(34)でポット苗ケース(1)を1ピッチ毎に繰出移送する繰出装置(13)と、苗押出子(3)によって各ポット苗(4)を押し出すポット苗分離装置(14)と、該ポット苗分離装置(14)で押し出されたポット苗(4)を苗受ベルト(5)の上面に載せ替える載替装置(20)と、前記苗受ベルト(5)により移送されるポット苗(4)を植付ける苗植付装置(15)と、ポット苗分離装置(14)によりポット苗(4)が押し出された後の空ケースを苗ケースガイド(2)の案内通路(34)の終端部で収容する空ケース収容棚(16)とを設け、前記苗載台(11)を相互間に間隔部(A)が形成されるよう左右に複数個配列した構成の複数条植の苗植機において、手動操作で繰出装置(13)を作動させてポット苗ケース(1)を繰出すことができる苗送りレバー(53)を前記間隔部(A)の左右端寄りの位置で各苗ケースガイド(2)毎に設けると共に、平面視で苗載台(11)及び苗ケースガイド(2)と重複せず前記間隔部(A)のみに位置し且つ空ケース収容棚(16)の前端の前方位置から後方位置にまで延びるステップ部(51)を車体(7)側に設けた複数条植の苗植機。
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