JP3846239B2 - ホースの接続構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のラジエータ用のホースなどに使用されるホースの接続構造体に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
従来、この種のホースの接続構造体として特開平11−153278号公報の技術が知られている。図40は従来の公報にかかるホースの接続構造体を示す断面図である。図40において、エンジンブロック100の通路102には、ホース120が接続されている。ホース120は、その外周部に蛇腹部121を備えており、蛇腹溝121aの1つが収納溝121bになり、収納溝121bにOリング122が収納されている。ホース120をエンジンブロック100の通路102に接続するには、エンジンブロック100の収納凹所104に、蛇腹部121を押し入れて、蛇腹部121を圧縮した状態で、図41に示すように押えブロック124の装着孔124a,124aに抜止金具128を挿入する。これにより、ホース120は、収納凹所104に対して抜止めされる。この状態にて、蛇腹部121は圧縮されるとともに径方向に拡張されてOリング122を収納凹所の壁面に押しつけて、Oリング122が通路102とホース120との間をシールする。
【0003】
しかし、上記従来のホースの接続構造体では、抜止金具128を押えブロック124の狭い装着孔124a,124aに対して着脱する作業が面倒であるという問題があった。
【0004】
また、他の従来の技術として、特開平6−50482号公報に記載されているように、別部材からなる第1係合爪を、ブロー型を用いたインサート成形などに一体化したホースと、第2係合爪を外周に形成した相手部材とを備え、第1係合爪と第2係合爪とを係合させることにより、ホースを相手部材の通路に接続する構成も知られている。
【0005】
しかし、この従来の技術では、第1係合爪をホースのブロー型にインサートして、ホースの成形時に一体化する必要があり、金型が複雑化するとともにインサート工程が付加されるために、製造原価が上昇する。また、一度結合したホースを取り外すためには、別途専用の治具が必要となるという問題もある。
【0006】
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、着脱作業が容易で、しかも容易にホースが外れず、さらにコストダウンを図ったホースの接続構造体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するためになされた本発明は、
蛇腹部を有するホースを、他の通路に接続するホースの接続構造体において、
上記通路に接続され装着孔を有するブロック本体と、ブロック本体の開口外周端に突設されたブロック側係合爪と、を有する取付ブロックと、
取付ブロックの外周および蛇腹部にまたがって覆い、複数の円弧体で形成されるとともに、その間をアーチで連結することにより弾性的に拡径可能に形成されたソケット本体と、ソケット本体に形成されブロック側係合爪に係合する固定用係合爪と、ソケット本体の開口周辺部に形成され蛇腹部に係合するソケット側係合部と、を有し、上記装着孔に挿入された蛇腹部に上記ソケット側係合部を係合して、ホースを通路にシールした状態に装着孔に装着するソケットと、
を備え、
上記ソケットは、取付ブロックに装着されている状態から、ソケット本体を拡径することによりブロック側係合爪から固定用係合爪が外れるように形成されていること、
を特徴とする。
【0008】
本発明にかかるホースの接続構造体では、ソケット側係合部を蛇腹部に係合することにより、ホースをソケットに装着する。そして、ホースを装着したソケットを、取付ブロックに押し込むと、装着孔内に蛇腹部が挿入されるとともに、ソケットの固定用係合爪がブロック側係合爪に係合する。これにより、ソケットが取付ブロックに対して取り付けられて、ホースが他の通路に接続される。
【0009】
ソケットを取付ブロックから外すには、ソケット本体を拡径させて取付ブロックから引き抜くことにより行なう。すなわち、ソケット本体を拡径させると、固定用係合爪は、ブロック側係合爪の外径より拡がってブロック側係合爪から外すことができる。このように、ソケットは、ソケット本体を拡径させるような力を加えることにより、専用の治具も必要なく、取付ブロックから容易に外すことができる。
しかも、ソケットは、ホースと別体に形成されているので、インサート工程が不要で製造が簡単になる。
【0010】
上記ソケット本体は、弾性的に拡径可能である好適な態様として各種の構成をとることができ、例えば、スリットで切り割りして断面C字形に形成したり、複数の円弧体で分割して形成するとともにその円弧体の間をアーチで連結したりする構成をとることができる。
【0011】
また、ソケット本体を拡径するための補助的な好適な手段として、下記の各種の構成をとることができる。
(1) 取付ブロックは、ソケット本体を該取付ブロックに対して相対的に回転させたときに、ソケット本体の一端を回転止めするストッパを備える構成をとることができる。
(2) ソケットは、ソケット本体に対して回転する力を加えるための押圧操作部を備える構成をとることができる。
(3) 取付ブロックは、ソケットを回転したときにソケット本体を外径側に移動させる乗り上げ台を備える構成をとることができる。
(4) 取付ブロックは、上記ソケット本体を該取付ブロックに対して相対的に回転させたときに、ソケット本体を拡径させるように押圧する拡径用突起を備える構成をとることができる。
(5) ソケットは、拡径用突起をガイドするガイド部を備える構成をとることができる。
【0012】
また、他の態様として、スリットにまたがってソケット本体に装着され、ソケット本体の拡径を規制する拡径規制部材を備える構成をとることができる。この構成により、スリットで分割されているソケット本体は、ホースに抜く方向へ大きな力を受けても拡径しないので、ホースの抜けを防ぐことができる。
また、ソケットがブロック本体に完全に装着されないと、拡径規制部材をソケットに係合できないように構成することにより、装着作業を確実に行なうことができる。
【0013】
上記拡径規制部材の好適な態様として、ソケット本体の外形に倣った円弧状の規制部材本体と、規制部材本体の内周面に形成されソケット本体の外面との間で係合しかつホースの挿入方向と同じ方向に嵌合可能である係合部とを備える構成をとることができる。また、拡径規制部材は、規制部材本体の外面から突設され上記挿入方向に着脱する力を加えるための押圧操作部を備える構成をとることができる。この押圧操作部は、拡径規制部材のソケットへの着脱作業を容易にする。
【0014】
また、他の好適な態様として、ブロック本体および拡径規制部材にまたがって設けられ、ソケットにホースを装着しない状態にて拡径規制部材をソケット本体に仮止めする仮止手段を備える構成をとることができる。この構成により、ソケットおよび拡径規制部材の搬送時などに、拡径規制部材をソケットに仮止めすれば、部品が別々にならず、取り扱いが容易になる。仮止手段の好適な態様として、拡径規制部材を挿入方向の途中で仮止めする構成をとることができる。
【0015】
また、拡径規制部材の他の好適な態様として、ソケット本体の外面に倣うように形成された円弧面を有する規制部材本体と、円弧面から突設されソケット本体に係合する係合ピンとを備える構成や、スリットにまたがって掛け渡されかつワイヤを折曲してソケット本体に係合する構成などをとることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0017】
(1) 第1の実施例
図1は本発明の第1の実施例にかかるホースの接続構造体を用いた自動車エンジン周辺を示す図である。図1において、エンジン10のエンジンブロック10aの端部には、冷却水をラジエータ12に送るための冷却通路10bが形成されており、この冷却通路10bにラジエータホース14が接続されている。また、冷却通路10bには、ラジエータホース14に対して分岐したバイパス用のホース20が接続されている。このホース20は、エンジン10の温度が低いときにラジエータ12へ冷却水を流すのを避けるためにバイパスするものである。
【0018】
図2はエンジンブロック10aの冷却通路10bとホース20とを接続している箇所を示す半断面図である。図2に示すように、上記冷却通路10bには、ホース20がシール部材23、取付ブロック24及びソケット50を用いて接続されている。
【0019】
次に、個々の構成部品について説明する。図3はホース20の端部を示す断面図である。ホース20は、通常の一般部21の端部に所定長さの蛇腹部22を形成している。蛇腹部22の蛇腹溝22aには、Oリングから構成されたシール部材23が装着されている。蛇腹部22の樹脂材料として、例えば、ナイロン12(PA12)またはポリフェニレンサルファイド(PPS)を単層で用いて、あるいはPPSを内層に、PA12を外層にして用いることができる。
【0020】
図4は取付ブロック24を示す斜視図である。取付ブロック24は、円筒状のブロック本体25と、このブロック本体25の端部から外周側へ形成されたフランジ26とを備え、これらを金属により一体成形している。図2に示すように、ブロック本体25は、ホース20を挿入するための装着孔25aと、この装着孔25aに接続される通路25bとを備えており、この通路25bが冷却通路10bに接続される。上記フランジ26は、取付ブロック24をエンジンブロック10aに取り付けるための部位であり、ボルト27,27を嵌挿するための貫通孔26a,26aを備えている。
【0021】
ブロック本体25の開口外周端には、ソケット50を取り付けるためのブロック側係合爪25cが全周にわたって突設されている。また、図4に示すように、ブロック側係合爪25cの一部には、断面長方形に突設されたストッパ25dが設けられている。
【0022】
図5はソケット50を示す斜視図、図6は図5の矢印d1から見た図、図7は図5の矢印d2の方向から見た図である。ソケット50は、ホース20の蛇腹部22に係合して取付ブロック24に取り付けるための部材である。ソケット50は、スリット51aで切り割りされた断面C字形のソケット本体51を備えている。ソケット本体51は、弾性的に拡径可能な樹脂材料、たとえば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネートなどから形成されている。ソケット本体51の開口周辺部には、蛇腹部22(図2)に係合してホース20を抜止するソケット側係合部52が形成されている。
図2および図7に示すように、ソケット本体51の開口内端には、ブロック側係合爪25cに係合して取付ブロック24に係合する固定用係合爪51bが形成されている。固定用係合爪51bは、周方向に等間隔で4カ所突設されている。スリット51aに近接したソケット本体51の外周には、押圧操作部51cが形成されている。押圧操作部51cは、ソケット本体51を拡径させるような回転方向の力を指で加えることができるようにソケット本体51の外周から突設されている。
【0023】
次に、ホース20をエンジン10の冷却通路10bに接続する作業について説明する。図8はホースの接続構造体を組み付ける前の状態を示す半断面図である。まず、取付ブロック24をエンジンブロック10aに合わせて、貫通孔26a,26aにボルト27,27を貫通させてボルト穴10c,10cで締結することにより取付ブロック24をエンジンブロック10aに固定する。
【0024】
次に、ホース20の蛇腹溝22aに、シール部材23を装着し、さらに、ソケット50の開口52aからホースの端部を圧入する。このとき、ソケット本体51は、スリット51aにより分割されているので拡径して、蛇腹部22を圧入しやすい状態になり、蛇腹部22がソケット50の奥まで容易に挿入される。そして、ソケット側係合部52が蛇腹部22の1つの蛇腹溝22aに係合する。続いて、ホース20を装着したソケット50を、取付ブロック24に押し入れると、装着孔25a内に蛇腹部22が挿入されるとともに、ソケット50の固定用係合爪51bがブロック側係合爪25cに係合する。このとき、図2の9−9線に沿った端面図である図9に示すように、4カ所の固定用係合爪51bがブロック側係合爪25cに係合した状態になって、ソケット50が取付ブロック24に取り付けられる。これにより、シール部材23は、装着孔25aの内壁に密着したシール状態になり、ホース20がエンジンブロック10aの冷却通路10bに接続される。
【0025】
第1の実施例にかかるホースの接続構造体によれば、ホース20の接続作業は、取付ブロック24を予めエンジンブロック10aに取り付けておけば、該取付ブロック24にソケット50を押し込む作業だけで簡単に行なうことができる。
【0026】
次に、ソケット50を取付ブロック24から外す作業について説明する。図9の状態から、図10に示すように、ソケット50の押圧操作部51cに回転方向の力を加えると、ソケット本体51のスリット51aの端部がストッパ25dに回転止めされて、ソケット本体51が拡径する。この状態にて、固定用係合爪51bは、ブロック側係合爪25cの外径より拡がってブロック側係合爪25cから外すことができる。すなわち、固定用係合爪51bがブロック側係合爪25cに堅固に係合しているが、押圧操作部51cに回転方向に力を加えれば、ソケット50は、取付ブロック24から簡単に外すことができる。
【0027】
したがって、第1の実施例によれば、ソケット50は、蛇腹部22に予め取り付けてから取付ブロック24に押し込めば装着でき、また、押圧操作部51cに回転方向の力を加えて該ソケット50を拡径すれば取付ブロック24から外すことができ、専用の治具も必要なく、脱着作業性に優れている。
しかも、ソケット50は、ホース20と別体に形成されているので、従来の技術で説明したようなインサート工程が不要で製造が簡単になる。
【0028】
(2) 第2の実施例
図11は第2の実施例にかかる取付ブロック24Bを示す斜視図、図12は取付ブロック24Bの側面図である。第2の実施例は、ソケット50Bを外すための取付ブロック24Bの形状に特徴を有している。図11および図12において、取付ブロック24Bの開口外周端には、ストッパ25Bdが突設され、さらにストッパ25Bdに近接して乗り上げ台25Beが周方向に30゜の幅で突設されている。乗り上げ台25Beの一端側は、傾斜面25Bfになっている。図13はソケット50Bを示す斜視図、図14はソケット50Bを示す側面図である。ソケット50Bのソケット本体51Bには、乗り上げ台25Beと同じ幅であるスリット51Baが形成されている。
【0029】
ソケット50Bでホース20を取付ブロック24Bに接続する作業は、第1の実施例と同様であるから、ソケット50Bを取付ブロック24Bから外す作業について説明する。
図15の接続状態から、ソケット本体51Bの押圧操作部51Bcに回転方向の力を加えると、図16に示すようにスリット51Baの端部が乗り上げ台25Beに乗り上げ、さらにストッパ25Bdで止まる。これにより、ソケット本体51Bは、その中心軸が取付ブロック24Bの中心軸に近づき、つまり同心円に近い形状で拡径する。したがって、ソケット50Bはその拡径量を大きくしないで、固定用係合爪51Bbをブロック側係合爪25Bcから容易に外すことができる。
【0030】
(3) 第3の実施例
図17は第3の実施例にかかる取付ブロック24Cを示す斜視図、図18はホースの接続構造体の半断面図、図19はソケット50Cの側面図である。第3の実施例は、ソケット50Cの拡径量を規制する構成に特徴を有している。図17において、取付ブロック24Cの開口外周端には、拡径用突起25Cg,25Cgが形成されている。一方、図18および図19に示すソケット50Cのソケット本体51Cの内周には、拡径用突起25Cg,25Cgをガイドするガイド部54C,54Cが形成されている。ガイド部54C,54Cは、ソケット本体51Cの内周面に形成された溝であり、軸方向に形成された導入溝54Caと、導入溝54Caから直角方向に曲がって周方向に形成された傾斜溝54Cbとを備えている。
【0031】
ソケット50Cを取付ブロック24Cに取り付けるには、拡径用突起25Cg,25Cgにソケット50Cのガイド部54C,54Cの導入溝54Caを位置合わせしてから、ソケット50Cを押し込むことにより行なう。これにより、固定用係合爪51Cbがブロック側係合爪25Ccを乗り越えることにより係合する(図20の状態)。
ソケット50Cを取付ブロック24Cから外すには、まず、図21に示すように、ソケット50Cを回転する。これにより、拡径用突起25Cg,25Cgがガイド部54C,54Cの傾斜溝54Cbに乗り上げてソケット本体51Cを拡径する。その後、ソケット50Cを取付ブロック24Cに対して軸方向へ引き抜けば、固定用係合爪51Cbがブロック側係合爪25Ccから外れる。
【0032】
第3の実施例によれば、ソケット本体51Cの拡径量は、拡径用突起25Cg,25Cgを乗り上げたときの高さに依存するから、ソケット本体51Cが拡径しすぎて損傷することもない。
【0033】
(4) 第4の実施例
図22は第4の実施例にかかり、ソケット50Dを取付ブロック24Dに取り付ける前の状態を示す側面図である。第4の実施例は、第3の実施例のガイド部の形状に特徴を有している。すなわち、ソケット本体51Dの内周面には、L字形のガイド部54D(一方を破線で示す)が軸対称に2カ所形成されている。各ガイド部54Dは、コ字形の導入溝54Daと、拡径台54Dbと、位置決め凹所54Dcとを備えている。図23は図22のソケット50Dのb−b線に沿った箇所を説明する説明図である。導入溝54Daは、ソケット本体51Dの端部から軸方向に傾斜して刻設されている。拡径台54Dbは、ソケット本体51Dを拡径させるために導入溝54Daおよび位置決め凹所54Dcより内径側に突出した台になっている。位置決め凹所54Dcは、拡径用突起25Dgを位置決めする凹所になっている。
【0034】
ソケット50Dを取付ブロック24Dに取り付けるには、▲1▼の経路をとる。すなわち、拡径用突起25Dgに、ガイド部54Dの導入溝54Daを位置合わせし、ソケット50Dを押し込み、さらにソケット50Dを回転して、拡径用突起25Dgを位置決め凹所54Dcで位置決めする。このとき、拡径用突起25Dgが拡径台54Dbを経過した後に、固定用係合爪51Dbがブロック側係合爪25Dcに係合する。
一方、ソケット50Dを取付ブロック24Dから外すには、▲2▼の経路をとる。すなわち、ソケット50Dを逆方向へ回転した後に引き抜く。このとき、拡径用突起25Dgがガイド部54Dの拡径台54Dbに乗り上げたときに、ソケット本体51Dが拡径して、固定用係合爪51Dbがブロック側係合爪25Dcから外れる。この実施例においても、ソケット本体51Dの拡径量は、拡径用突起25Dgが拡径台54Dbを乗り上げたときの高さに依存するから、ソケット本体51Dが拡径しすぎることもない。
【0035】
(5) 第5の実施例
図24は第5の実施例にかかる取付ブロック24Eを示す斜視図、図25はソケット50Eを示す斜視図、図26はソケット50Eの側面図である。第5の実施例は、ソケット50Eの形状に特徴を有している。図24において、取付ブロック24Eの開口外周端には、ストッパ25Ed,25Edが軸対称に形成されている。一方、図25に示すソケット50Eは、スリット51Ea,51Eaで分割した円弧体で形成するとともに、円弧体の間のスリット51Ea,51Eaをアーチ53E,53Eで連結することにより構成されている。アーチ53E,53Eは、中心から外周側へ湾曲した形状であり、ストッパ25Ed,25Edに向けて弾性的に撓むように形成されている。
【0036】
図27に示すソケット50Eが取付ブロック24Eに装着されている状態から、図28に示すように、アーチ53E,53Eを外側からストッパ25Ed,25Edに向けて押すと、ソケット本体51Eが拡径して、ブロック側係合爪25Ecから固定用係合爪51Ebが外れる状態になる。アーチ53E,53Eが押せる量はストッパ25Ed,25Edにより規制され、このアーチ53E,53Eの変形量に応じて、ソケット本体51Eは、その拡径量が決められるから、拡径し過ぎることがなく、損傷を招かない。
また、ソケット本体51Eがアーチ53E,53Eにより連結されているので、機械的強度および取付ブロック24Eや蛇腹部に対する係合力が強い。
なお、第5の実施例の変形例として、両側のアーチ53E,53Eに外力を加える構成のほかに、第3の実施例(図20参照)のような拡径用突起25Cg,25Cgやガイド部54C,54Cを設け、または第4の実施例(図23参照)のような拡径用突起25Dgおよびガイド部54Dを設け、該ソケットの回転により拡径する構成であってもよい。
【0037】
(6) 第6の実施例
図29は第6の実施例にかかるソケット50Fおよび拡径規制部材60Fを示す斜視図である。第6の実施例は、ソケット50Fの拡径を規制する拡径規制部材60Fの構成に特徴を有している。図29において、ソケット50Fのソケット本体51Fの外周部には、スリット51Faを挟んで第1係止固定部55Faおよび第2係止固定部55Fbが形成されている。第1係止固定部55Faは、挿入方向に沿いかつ開口の狭い溝に形成され、開口端で爪になっている。第2係止固定部55Fbは、挿入方向に沿った突条でありかつ根元で狭くなった爪になっている。
拡径規制部材60Fは、第1および第2係止固定部55Fa,55Fbに係合することで、ソケット50Fの拡径を規制する部材であり、円弧状の規制部材本体61Fと、規制部材本体61Fの内周側に突設された係合爪61Faおよび係合溝61Fbとを備えている。係合爪61Faは、第1係止固定部55Faに係合され、係合溝61Fbは、第2係止固定部55Fbに係合されるように形成されている。
【0038】
ソケット50Fを取付ブロックおよびホースに組み付けた状態から、図30に示すように、拡径規制部材60Fの係合爪61Faおよび係合溝61Fbを、第1係止固定部55Faおよび第2係止固定部55Fbに係合することにより、拡径規制部材60Fがソケット50Fに外装されて、ソケット50Fの拡径を規制する。これにより、ホースに抜ける方向に大きな力が加わっても、ソケット50Fが拡径しないので、ホースの抜けを防止することができる。
【0039】
また、ソケット50Fがブロック本体に完全に装着されるときの外径は、予め規定された寸法であり、この寸法にないと拡径規制部材60Fをソケットに係合できないから、装着作業を確実に行なうことができる。
【0040】
(7) 第7の実施例
図31は第7の実施例にかかるソケット50Gおよび拡径規制部材60Gを示す斜視図である。第7の実施例は、第6の実施例にかかる変形例である。ソケット50Gの外周に形成された第1および第2係止固定部55Ga,55Gbは、スリット51Gaを挟んで同一の形状であり、つまり爪がガイド溝に沿いかつ両側に突設されている。また、拡径規制部材60Gは、第1および第2係止固定部55Ga,55Gbに係合する爪付きの係合突条61Ga,61Gbを内周に有している。また、拡径規制部材60Gの外周には、押圧操作部61Gcが突設されている。この実施例によっても、拡径規制部材60Gは、ソケット50Gの拡径を防止しホースの抜止効果を大きくすることができる。また、押圧操作部61Gcは、ソケット50Gへの装着および離脱する場合の作業を容易にする。
【0041】
(8) 第8の実施例
図32は第8の実施例にかかるソケット50Hおよび拡径規制部材60Hを示す斜視図、図33はソケット50Hを示す斜視図である。第8の実施例は、第6の実施例にかかる変形例であり、拡径規制部材60Hをソケット50Hに仮止めする機能を備えている。
【0042】
ソケット50Hのソケット本体51Hの外周部には、第1係止固定部55Haおよび第2係止固定部55Hbが溝に形成されている。第2係止固定部55Hbの溝は、第1係止固定部55Haより短く形成されている。ソケット本体51Hには、第1および第2係止固定部55Ha,55Hbの溝にそれぞれ連続した凹所56Ha,凹所56Hbが形成されている。また、ソケット50Hのスリット51Haに臨んだ側壁には、拡径規制部材60Hを仮止めするための仮止突起57Hが突設されている。
【0043】
図34は拡径規制部材60Hを内周側から見た斜視図である。拡径規制部材60Hは、規制部材本体61Hの内周に、第1係合突条61Haおよび第2係合突条61Hbが形成されている。第1および第2係合突条61Ha,61Hbは、図33に示す第1および第2係止固定部55Ha,55Hbの長さの異なる溝に係合するようにそれぞれ形成されており、つまり第2係合突条61Hbは第1係合突条61Haより短く形成されている。さらに、第1および第2係合突条61Ha,61Hbの間には、ガイド突条62Hが配置されている。ガイド突条62Hは、スリット51Haに挿入されるように形成されている。また、ガイド突条62Hの側面には、ソケット50Hの仮止突起57Hに係合する第1および第2仮止突起62Ha,62Hbが形成されている。
【0044】
図35は拡径規制部材60Hの仮止め位置にあることを説明する斜視図である。拡径規制部材60Hの仮止め位置(図35(A))では、第1仮止突起62Ha(図34)が仮止突起57H(図33)を乗り越えて、第2仮止突起62Hbとの間にある。この状態では、第1係合突条61Haが第1係止固定部55Haの途中まで入り込み、かつ第2係合突条61Hbが第2係止固定部55Hbに入り込まない位置にある。
【0045】
そして、拡径規制部材60Hは、仮止め位置からソケット50Hおよびホースを固定するには、図35(B)に示すようにソケット50Hのスリット51Haの間隔を狭くするように縮径し、ソケット50Hの軸方向へさらに押し込む。つまり、第1係合突条61Haが第1係止固定部55Haの溝に一部挿入されている状態から、さらに拡径規制部材60Hを押し込み、第2係合突条61Hbを第2係止固定部55Hbの溝に押し込む。これにより、拡径規制部材60Hがソケット50Hを拡径することなく確実にホースの抜止をする。
【0046】
この実施例によれば、ソケット50Hおよび拡径規制部材60Hの搬送時に、拡径規制部材60Hをソケット50Hに仮止めしておけば、部品を一体に取り扱うことができ、搬送や装着作業を簡単にすることができる。
【0047】
(9) 第9の実施例
図36は第9の実施例にかかるソケット50Jおよび拡径規制部材60Jを示す斜視図である。第9の実施例は、拡径規制部材60Jの構成に特徴を有している。なお、拡径規制部材60Jは、180゜反転して示している。ソケット50Jのソケット本体51Jの外周面には係合穴56Ja,56Jaが、その前面には、係合穴56Jb,56Jbがスリット51Jaにまたがってそれぞれ形成されている。拡径規制部材60Jは、ソケット本体51Jの外周面および前面に倣った曲面61Ja,61Jbとにより形成された拡径規制部材60Jを備えている。また、規制部材本体61Jの内周面には、係合穴56Ja,56Jaに嵌挿される係合ピン62Ja,62Jbが突設されている。
【0048】
本実施例において、拡径規制部材60Jの係合ピン62Ja,62Jbをソケット50Jに位置合わせて係合穴56Ja,56Jb嵌挿することにより、拡径規制部材60Jをソケット50Jに装着すると同時にホースを固定することができる。
【0049】
(10) 第10の実施例
図37は第10の実施例にかかるソケット50Kおよび拡径規制部材60Kを示す斜視図である。第10の実施例は、鋼線を折曲することにより作成した拡径規制部材60Kの構成に特徴を有している。ソケット50Kには、拡径規制部材60Kを装着するための穴および溝が形成されている。すなわち、ソケット本体51Kには、スリット51Kaに沿って形成された圧入溝56Kaと、圧入溝56Kaの一端に繋がった凹所57Kと、スリット51Kaを隔てかつ軸方向に形成された嵌挿穴56Kbとが形成されている。凹所57K内には、拡径規制部材60Kの一端と係合して抜止するための係止爪57Kaが形成されている。
拡径規制部材60Kは、鋼線を折曲した形状であり、圧入溝56Kaに圧入される圧入直線部61Kaを備えている。圧入直線部61Kaの一端部は、折曲されることにより凹所57Kの係止爪57Kaにより係合される係止端61Kbになっている。また、圧入直線部61Kaの他端は、スリット51Kaをまたがるように折曲されて、嵌挿穴56Kbに挿入される嵌挿端61Kcになっている。
【0050】
図38は拡径規制部材60Kの仮止め位置にあることを説明する斜視図である。拡径規制部材60Kの仮止め位置では、圧入直線部61Kaが圧入溝56Kaに圧入され、係止端61Kbが係止爪57Kaを乗り越えない状態であり、かつ嵌挿端61Kcが嵌挿穴56Kbに挿入されていない状態とする。これにより、拡径規制部材60Kがソケット50Kにガタつきを生じない状態で仮止めされる。そして、図39に示すように、拡径規制部材60Kを矢印方向へ押し込むことにより、係止端61Kbが係止爪57Kaを乗り越えるとともに、嵌挿端61Kcが嵌挿穴56Kbに挿入されることにより、拡径規制部材60Kがソケット50Kの拡径を規制する。
【0051】
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0052】
上記実施例では、エンジンとラジエータとの接続に適用した構成について説明したが、各種の接続構造体に適用できることは勿論である。ここで、取付ブロックは、取り付けられる部材または組み付けられる部材に別体で組み付ける他、一体で形成してもよく、例えば、エンジンやラジエータと一体成形するほか、溶接や溶着などの接合する手段で一体的に構成してもよい。この場合において、取付ブロックは、取り付けられる部材と同じ材料、つまりエンジンの場合にはアルミニウム、ラジエータの場合には樹脂で形成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるホースの接続構造体を用いた自動車エンジン周辺を示す図である。
【図2】エンジンブロック10aの冷却通路10bとホース20とを接続している箇所を示す半断面図である。
【図3】ホース20の端部を示す断面図である。
【図4】取付ブロック24を示す斜視図である。
【図5】ソケット50を示す斜視図である。
【図6】図5の矢印d1から見た図である。
【図7】図5の矢印d2の方向から見た図である。
【図8】ホースの接続構造体を組み付ける前の状態を示す半断面図である。
【図9】ソケット50を取付ブロック24に取り付けた状態を説明する説明図である。
【図10】図9の状態からソケット50を取り外す作業を説明する説明図である。
【図11】第2の実施例にかかる取付ブロック24Bを示す斜視図である。
【図12】取付ブロック24Bの側面図である。
【図13】ソケット50Bを示す斜視図である。
【図14】ソケット50Bを示す側面図である。
【図15】ソケット50Bを取付ブロック24Bに取り付けた状態を説明する説明図である。
【図16】図15の状態からソケット50Bを外す作業を説明する説明図である。
【図17】第3の実施例にかかる取付ブロック24Cを示す斜視図である。
【図18】ホースの接続構造体の説明図である。
【図19】ソケット50Cの側面図である。
【図20】ソケット50Cを取付ブロック24Cに取り付けた状態を説明する説明図である。
【図21】図20の状態からソケット50Cを取り外す作業を説明する説明図である。
【図22】第4の実施例にかかり、ソケット50Dを取付ブロック24Dに取り付ける前の状態を示す側面図である。
【図23】図22のソケット50Dのb−b線に沿った箇所を説明する説明図である。
【図24】第5の実施例にかかる取付ブロック24Eを示す斜視図である。
【図25】ソケット50Eを示す斜視図である。
【図26】ソケット50Eの側面図である。
【図27】ソケット50Eが取付ブロック24Eに取り付けた状態を説明する説明図である。
【図28】図18の状態からソケット50Eを取り外す作業を説明する説明図である。
【図29】第6の実施例にかかるソケット50Fおよび拡径規制部材60Fを示す斜視図である。
【図30】拡径規制部材60Fをソケット50Fに取り付けた状態を説明する斜視図である。
【図31】第7の実施例にかかるソケット50Gおよび拡径規制部材60Gを示す斜視図である。
【図32】第8の実施例にかかるソケット50Hおよび拡径規制部材60Hを示す斜視図である。
【図33】ソケット50Hを示す斜視図である。
【図34】拡径規制部材60Hを内周側から見た斜視図である。
【図35】拡径規制部材60Hの仮止め位置にあることを説明する斜視図である。
【図36】第9の実施例にかかるソケット50Jおよび拡径規制部材60Jを示す斜視図である。
【図37】第10の実施例にかかるソケット50Kおよび拡径規制部材60Kを示す斜視図である。
【図38】拡径規制部材60Kの仮止め位置にあることを説明する斜視図である。
【図39】ソケット50Kに拡径規制部材60Kを取り付けた状態を説明する斜視図である。
【図40】従来の公報にかかるホースの接続構造体を示す断面図である。
【図41】ホースの取り外し作業を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…エンジン
10a…エンジンブロック
10b…冷却通路
10c…ボルト穴
12…ラジエータ
14…ラジエータホース
20…ホース
21…一般部
22…蛇腹部
22a…蛇腹溝
23…シール部材
24…取付ブロック
24B…取付ブロック
24C…取付ブロック
24D…取付ブロック
24E…取付ブロック
25…ブロック本体
25a…装着孔
25b…通路
25c…ブロック側係合爪
25d…ストッパ
25Bc…ブロック側係合爪
25Bd…ストッパ
25Cc…ブロック側係合爪
25Cg…拡径用突起
25Be…台
25Dc…ブロック側係合爪
25Dg…拡径用突起
25Bf…傾斜面
25Ec…ブロック側係合爪
25Ed…ストッパ
26a…貫通孔
26…フランジ
27…ボルト
50…ソケット
50B…ソケット
50C…ソケット
50D…ソケット
50E…ソケット
50F…ソケット
50G…ソケット
50H…ソケット
50J…ソケット
50K…ソケット
51…ソケット本体
51B…ソケット本体
51C…ソケット本体
51D…ソケット本体
51E…ソケット本体
51F…ソケット本体
51H…ソケット本体
51J…ソケット本体
51K…ソケット本体
51b…固定用係合爪
51c…押圧操作部
51Bb…固定用係合爪
51Cb…固定用係合爪
51Bc…押圧操作部
51Db…固定用係合爪
51Eb…固定用係合爪
51a…スリット
51Ba…スリット
51Ea…スリット
51Fa…スリット
51Ga…スリット
51Ha…スリット
51Ja…スリット
51Ka…スリット
52…ソケット側係合部
52a…開口
53E…アーチ
54D…ガイド部
54C…ガイド部
54Ca…導入溝
54Cb…傾斜溝
54Da…導入溝
54Db…拡径台
54Dc…凹所
55Ga,55Gb…第1および第2係止固定部
55Ha,55Hb…第1および第2係止固定部
55Fa,55Fb…第1および第2係止固定部
56Ha,凹所56Hb…凹所
56Ja…係合穴
56Jb…係合穴
56Ka…圧入溝
56Kb…嵌挿穴
57H…仮止突起
57K…凹所
57Ka…係止爪
60F…拡径規制部材
60G…拡径規制部材
60H…拡径規制部材
60J…拡径規制部材
60K…拡径規制部材
61Ja,61Jb…曲面
61Ga,61Gb…係合突条
61Ha,61Hb…第1および第2係合突条
61F…規制部材本体
61H…規制部材本体
61J…規制部材本体
61Fa…係合爪
61Fb…係合溝
61Ha…第1係合突条
61Hb…第2係合突条
61Gc…押圧操作部
61Ka…圧入直線部
61Kb…係止端
61Kc…嵌挿端
62Ja,62Jb…係合ピン
62Ha,62Hb…第1および第2仮止突起
62H…ガイド突条

Claims (4)

  1. 蛇腹部を有するホースを、他の通路に接続するホースの接続構造体において、
    上記通路に接続され装着孔を有するブロック本体と、ブロック本体の開口外周端に突設されたブロック側係合爪と、を有する取付ブロックと、
    取付ブロックの外周および蛇腹部にまたがって覆い、複数の円弧体で形成されるとともに、その間をアーチで連結することにより弾性的に拡径可能に形成されたソケット本体と、ソケット本体に形成されブロック側係合爪に係合する固定用係合爪と、ソケット本体の開口周辺部に形成され蛇腹部に係合するソケット側係合部と、を有し、上記装着孔に挿入された蛇腹部に上記ソケット側係合部を係合して、ホースを通路にシールした状態に装着孔に装着するソケットと、
    を備え、
    上記ソケットは、取付ブロックに装着されている状態から、ソケット本体を拡径することによりブロック側係合爪から固定用係合爪が外れるように形成されていること、
    を特徴とするホースの接続構造体。
  2. 蛇腹部を有するホースを、他の通路に接続するホースの接続構造体において、
    上記通路に接続され装着孔を有するブロック本体と、ブロック本体の開口外周端に突設されたブロック側係合爪と、を有する取付ブロックと、
    取付ブロックの外周および蛇腹部にまたがって覆い、弾性的に拡径可能に形成されたソケット本体と、ソケット本体に形成されブロック側係合爪に係合する固定用係合爪と、ソケット本体の開口周辺部に形成され蛇腹部に係合するソケット側係合部と、を有し、上記装着孔に挿入された蛇腹部に上記ソケット側係合部を係合して、ホースを通路にシールした状態に装着孔に装着するソケットと、
    を備え、
    上記取付ブロックは、上記ソケット本体を該取付ブロックに対して相対的に回転させたときに、ソケット本体を拡径させるように押圧する拡径用突起を備え、
    上記ソケット本体は、拡径用突起をガイドするガイド部を備え、
    上記ソケットは、取付ブロックに装着されている状態から、ソケット本体を拡径することによりブロック側係合爪から固定用係合爪が外れるように形成されていること、
    を特徴とするホースの接続構造体。
  3. 蛇腹部を有するホースを、他の通路に接続するホースの接続構造体において、
    上記通路に接続され装着孔を有するブロック本体と、ブロック本体の開口外周端に突設されたブロック側係合爪と、を有する取付ブロックと、
    取付ブロックの外周および蛇腹部にまたがって覆い、スリットで切り割りされて断面C字形に形成されることにより弾性的に拡径可能に形成されたソケット本体と、ソケット本体に形成されブロック側係合爪に係合する固定用係合爪と、ソケット本体の開口周辺部に形成され蛇腹部に係合するソケット側係合部と、を有し、上記装着孔に挿入された蛇腹部に上記ソケット側係合部を係合して、ホースを通路にシールした状態に装着孔に装着するソケットと、
    上記スリットにまたがってソケット本体に装着され、ソケット本体の拡径を規制する拡径規制部材と、
    上記ブロック本体および拡径規制部材にまたがって設けられ、ソケットにホースを装着しない状態にて拡径規制部材をソケットに仮止めする仮止手段と、
    を備え、
    上記拡径規制部材は、ソケット本体の外形に倣った円弧状の規制部材本体と、規制部材本体の内周面に形成されソケット本体の外面との間で係合しかつホースの挿入方向と同じ方向に嵌合可能である係合部と、規制部材本体の外面から突設され上記挿入方向に着脱する力を加えるための押圧操作部を備え、
    上記ソケットは、取付ブロックに装着されている状態から、ソケット本体を拡径することによりブロック側係合爪から固定用係合爪が外れるように形成されたこと、
    を特徴とするホースの接続構造体。
  4. 請求項3のホースの接続構造体において、
    上記仮止手段は、拡径規制部材を挿入方向の途中で仮止めするように構成されているホースの接続構造体。
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