JP3846167B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールドケースがメッシュ状の無電極放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無電極放電灯点灯装置として、特開平9−69305号に開示されたものが存在する。このものは、図11に示すように、ガラスバルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯101、無電極放電灯101に高周波電力を供給する高周波電源回路102、無電極放電灯101の外側に巻回され高周波電源回路102に接続して無電極放電灯101に高周波磁界を発生させる誘導コイル103、高周波電源回路102を収納する筐体104、誘導コイル103の巻回軸に略直交する直交面上に配設され導電性を有した環状の第1のシールド部材及びその第1のシールド部材と交わるよう誘導コイル103の巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材よりなるメッシュ状のシールドケース105を備えている。
【0003】
このものでは、誘導コイル103により発生された高周波電磁界が、シールドケース105により消費される量を少なくするために、シールドケース105と誘導コイル103との間隔Lを、誘導コイル103の直径に比例した量離す必要があるので、誘導コイル103の巻回部直径φが決められた場合、例えば、L≧φ/2の関係が成立するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の無電極放電灯点灯装置にあっては、誘導コイル103により発生された高周波磁束がシールドケース105により消費される量を少なくするために、例えば、前述した関係、すなわち、L≧φ/2の関係を成立させるようにしているので、シールドケース105の外径を、誘導コイル103の大きさの2倍以下にすることができない。
【0005】
従って、小型化した場合には、誘導コイルにより発生された高周波電磁界がシールドケースにより消費され易くなるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、小型化しても、誘導コイルにより発生された高周波電磁界がシールドケースにより消費され難い無電極放電灯点灯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置は、ガラスバルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯と、無電極放電灯に高周波電力を供給する高周波電源回路と、無電極放電灯の外側に巻回され高周波電源回路に接続して無電極放電灯に高周波磁界を発生させる誘導コイルと、高周波電源回路を収納する筐体と、誘導コイルの巻回軸に略直交する直交面上に配設された環状の第1のシールド部材及びその第1のシールド部材と交わるよう誘導コイルの巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材を少なくとも含み導電性を有するメッシュ状のシールドケースと、を備えた無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材は、前記第2のシールド部材よりも前記誘導コイルから離して配設されるとともに第1のシールド部材の単位長当たりの抵抗値は、前記第2のシールド部材の単位長当たりの抵抗値よりも小さくした構成にしている。
【0008】
請求項2記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、前記誘導コイルの巻回部分における前記巻回軸に沿った両端部は、前記第1のシールド部材との間の最短距離が略等しい構成にしている。
【0009】
請求項3記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記シールドケースは、前記第1のシールド部材及び前記第2のシールド部材により、前記巻回軸に沿った先端部に開口部を有した略円筒状をなし、その開口部は、前記巻回軸の方向から見たときに、前記無電極放電灯が通り抜けるのを規制するよう設けられた規制部材により分割された構成にしている。
【0010】
請求項4記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項3記載の無電極放電灯点灯装置において、前記規制部材は、伸縮自在に形成されてなる構成にしている。
【0011】
請求項5記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記誘導コイルは、前記高周波電源回路との間を接続するよう巻回部分から遠ざかる方向へ引き廻されたリード部を有し、そのリード部は、最も近接した2本の前記第2のシールド部材との最短距離が略等しい構成にしている。
【0012】
請求項6記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項5記載の無電極放電灯点灯装置において、前記リード部と最も近接した2本の前記第2のシールド部材間の間隔は、他の前記第2のシールド部材間の間隔よりも大きい構成にしている。
【0013】
請求項7記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項6記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材間の間隔は、前記第2のシールド部材間の間隔よりも小さい構成にしている。
【0015】
請求項8記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第2のシールド部材の長手方向に直交する方向への剛性は、前記第1のシールド部材の周回方向に直交する方向への剛性よりも大きい構成にしている。
【0016】
請求項9記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯から見たときの投影面の面積が前記巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さい構成にしている。
【0017】
請求項10記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第2のシールド部材は、前記無電極放電灯から見たときの投影面の面積が前記第1のシールド部材の周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さい構成にしている。
【0018】
請求項11記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記無電極放電灯の始動時における高周波電磁界の消費を、前記無電極放電灯の点灯時における高周波電磁界の消費よりも少なくし得る構成にしている。
【0019】
請求項12記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項11記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の始動時における周回方向の抵抗値が点灯時よりも小さい構成にしている。
【0020】
請求項13記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項11記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の点灯時に導電ループとする構成にしている。
【0021】
請求項14記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項11記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の始動時における前記無電極放電灯との距離が点灯時よりも大きい構成にしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の第1参考例を図1に基づいて以下に説明する。
【0023】
1は無電極放電灯で、ナス型のガラスバルブに、不活性ガス及び金属蒸気等の放電ガスを封入したものであって、その軸方向中央部よりやや基端寄りの外側にに、誘導コイル2が巻回されている。この誘導コイル2は、金属製の筐体3の内部に収納された高周波電源回路4に接続され、高周波電源回路4から高周波電力を供給することにより、高周波電磁界を発生する。
【0024】
5はシールドケースで、導電性を有し、誘導コイル2の巻回軸に略直交する直交面上に配設された環状の第1のシールド部材5a及びその第1のシールド部材5aと交わるよう誘導コイル2の巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材5bにより、誘導コイル2の巻回軸に沿った先端部に開口部を有する略円筒をなしたメッシュ状に形成されている。この第1のシールド部材5aは、誘導コイル2とは反対側で、第2のシールド部材5bと交わることにより、第2のシールド部材5bよりも誘導コイル2から離して配設されている。このシールドケース5は、前述した誘導コイル2により発生される高周波電磁界をシールドする。
【0025】
この無電極放電灯点灯装置は、誘導コイル2に高周波電力が供給されて、誘導コイル2が高周波電磁界を発生すると、無電極放電灯1内に高周波プラズマ電流を発生させて、無電極放電灯1が紫外線又は可視光を発生させる。
【0026】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、誘導コイル2の巻回軸に略直交する直交面上に配設され導電性を有した環状の第1のシールド部材5a及びその第1のシールド部材5aと交わるよう誘導コイル2の巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材5bを少なくとも有したメッシュ状のシールドケース5のうち、誘導コイル2により発生された高周波磁束の消費に関連する部分である第1のシールド部材5aを、第2のシールド部材5bより外側に配設しているから、小型化するよう、シールドケース5を小さくしても、第2のシールド部材5bの厚み相当分だけ、誘導コイル2から離すことができ、高周波電磁界を消費し難くすることができる。
【0027】
また、シールドケース5を、巻回軸に沿った先端部に開口部を有した略円筒状とすることにより、高周波電磁界が極力消費されないように、開口部を大きく確保することができる。
【0028】
次に、本発明の第2参考例を図2に基づいて以下に説明する。この図2は、誘導コイル2の巻回軸を含む平面で切り取った正面断面図となっている。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、第1参考例と異なるところのみ記す。本参考例は、基本的には第1参考例と同様であるが、誘導コイル2の巻回部分における巻回軸に沿った両端部、すなわち同図における上端部及び下端部が、第1のシールド部材5aとの間の最短距離L1を略等しくした構成としている。
【0029】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、誘導コイル2の巻回部分における巻回軸に沿った両端部では、第1のシールド部材5aとの間の最短距離が略等しいから、シールドケース5と誘導コイル2との間を、より離すことができ、高周波電磁界が消費され難くなるという第1参考例の効果をさらに奏することができる。
【0030】
次に、本発明の第3参考例を図3に基づいて以下に説明する。なお、第2参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第2参考例と異なるところのみ記す。本参考例は、基本的には第2参考例と同様であるが、シールドケース5が誘導コイル2の巻回軸に沿った先端部に有した開口部に、例えば、ゴム製の伸縮自在の規制部材が、橋渡しされて固定されることにより、誘導コイル2の巻回軸の方向から見たときに、規制部材6によって、シールドケース5の円形の開口部が、半円状の2つの開口部分に分割された構成となっている。これらの半円状の2つの開口部分は、最も幅の広い箇所では、第1のシールド部材5a及び第2のシールド部材5bのいずれの間隔よりも広くなっているが、無電極放電灯1の外径よりも大きくなっている。
【0031】
従って、無電極放電灯1が万一、外れた場合でも、この半円状の開口部分を通り抜けるのが、規制される。
【0032】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、第2参考例の効果に加えて、万一、無電極放電灯1が筐体3から外れるようなことがあっても、その外れた無電極放電灯1を、規制部材6により開口部を通り抜けるのを規制できるので、無電極放電灯1がシールドケース5内に留まるようになる。
【0033】
また、規制部材6が伸縮自在に形成されているから、シールドケース5の大きさとは無関係に、規制部材6をシールドケース5に固定することができる。
【0034】
なお、本参考例では、規制部材3は、ゴム製であるが、コイルばね等の導電性部材でもよい。
【0035】
次に、本発明の第4参考例を図4に基づいて以下に説明する。なお、第3参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第3参考例と異なるところのみ記す。本参考例は、基本的には第3参考例と同様であるが、さらに、誘導コイル2が、高周波電源回路4との間を接続するよう巻回部分から遠ざかる方向へ引き廻されたリード部2aを有し、そのリード部2aが、最も近接した2本の第2のシールド部材5bとの最短距離が略等しい構成となっている。
【0036】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、第3参考例の効果に加えて、誘導コイル2が高周波電源回路4との間を接続するよう巻回部分から遠ざかる方向へ引き廻されたリード部2aが、最も近接した2本の第2のシールド部材5bとの最短距離L2を略等しくしているから、無電極放電灯点灯装置を小型化するよう、シールドケース5を小さくしても、第2のシールド部材5bと誘導コイル2のリード部2aとの間を、より離すことができ、第2のシールド部材5bと誘導コイル2のリード部2aとの間の浮遊容量を小さくすることができるので、始動時及び点灯時における高周波電源回路4の高周波出力電圧を小さくすることができる。
【0037】
次に、本発明の第5参考例を図5に基づいて以下に説明する。なお、第4参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第4参考例と異なるところのみ記す。本参考例は、基本的には第4参考例と同様であるが、リード部2aと最も近接した2本の第2シールド部材間の間隔が、他の第2のシールド部材5b間の間隔よりも大きい構成となっている。
【0038】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、リード部2aと最も近接した2本の第2のシールド部材5b間の間隔が、他の第2のシールド部材5b間の間隔よりも大きいから、無電極放電灯点灯装置を小型化するよう、シールドケース5を小さくしても、第2のシールド部材5bと誘導コイル2のリード部2aとの間を、より離すことができ、第2のシールド部材5bと誘導コイル2のリード部2aとの間の浮遊容量を小さくすることができるので、始動時及び点灯時における高周波電源回路4の高周波出力電圧を小さくすることができるという効果をさらに奏することができる。
【0039】
次に、本発明の第6参考例を図6に基づいて以下に説明する。なお、第3参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第3参考例と異なるところのみ記す。本参考例は、基本的には第3参考例と同様であるが、第1のシールド部材5a間の間隔が、第2のシールド部材5b間の間隔よりも小さい構成となっている。
【0040】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、第1のシールド部材5a間の間隔が、第2のシールド部材5b間の間隔よりも小さいから、第1のシールド部材5a間の間隔と第2のシールド部材5b間の間隔とが等しい場合と比較して、第1のシールド部材5a及び第2のシールド部材5bを少なくとも有したシールドケース5のうち、誘導コイル2により発生された高周波磁界を外部に漏洩するのを抑止する効果の少ない第2のシールド部材5bを少なくすることができるので、無電極放電灯1で発生した可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0041】
次に、本発明の第1実施形態を図7に基づいて以下に説明する。なお、第6参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第6参考例と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には第6参考例と同様であるが、第1のシールド部材5aの単位長当たりの抵抗値が、第2のシールド部材5bの単位長当たりの抵抗値よりも小さく、また、第2のシールド部材5bの長手方向に直交する方向への剛性が、第1のシールド部材5aの周回方向に直交する方向への剛性よりも大きくなるよう、第2のシールド部材5bを第1のシールド部材5aよりも太くした構成としている。
【0042】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、誘導コイル2とトランス結合する第1のシールド部材5aの単位長当たりの抵抗値を、第2のシールド部材5bの単位長当たりの抵抗値よりも小さくすることにより、単位長あたりの抵抗値が第1のシールド部材5aと第2のシールド部材5bとの間で等しい場合よりも、第1の部材による高周波磁界の損失を低減することができ、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0043】
また、第2のシールド部材5bの長手方向に直交する方向への剛性が、第1のシールド部材5aの周回方向に直交する方向への剛性よりも大きいから、第2のシールド部材5bの長手方向に直交する方向への剛性が、第1のシールド部材5aの周回方向に直交する方向への剛性と等しい場合に比較して、第1のシールド部材5a及び第2のシールド部材5bを少なくとも有したシールドケース5のうち、誘導コイル2により発生された高周波磁界を外部に漏洩するのを抑止する効果の少ない第2のシールド部材5bを、より少ない部材で構成することができるので、無電極放電灯1で発生した可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0044】
次に、本発明の第2実施形態を図8及び 図9に基づいて以下に説明する。図8は、誘導コイル2の巻回軸に平行で、かつ、巻回軸を含む仮想面で切断した正面断面図である。また、図9は、巻回軸に直交する仮想面で切断した平面断面図である。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところのみ記す。
【0045】
本実施形態は、基本的には第1実施形態と同様であるが、第1のシールド部材5aが、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を、巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしており、さらに、第2のシールド部材5bが、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を、第1のシールド部材5aの周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さくした構成としている。
【0046】
詳しくは、第1のシールド部材5aは、図8に示すように、断面長方形状に形成されており、巻回軸に平行な辺の長さL3を、誘導コイル2の半径方向の辺の長さL4よりも短くすることにより、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を、巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしている。
【0047】
また、第2のシールド部材5bは、図9に示すように、断面長方形状に形成されており、第1のシールド部材5aの周回方向の辺の長さL5を、誘導コイル2の半径方向の辺の長さL6よりも短くすることにより、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を、第1のシールド部材5aの周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さくした構成としている。
【0048】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、第1実施形態の効果に加えて、第1のシールド部材5aが、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしているから、断面積を増やすことにより周方向に沿った単位長当たりの抵抗値を低減させても、無電極放電灯1により発生された可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0049】
また、第2のシールド部材5bが、無電極放電灯1から見たときの投影面の面積を第1のシールド部材5aの周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしているから、断面積を増やすことにより長手方向に直交する方向の剛性を大きくする場合に、より少ない部材で、長手方向に直交する方向の剛性を大きくすることができるので、無電極放電灯1により発生された可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0050】
次に、本発明の第3実施形態を図10に基づいて以下に説明する。なお、第6参考例と同一の部材には同一の符号を付し、第6参考例と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には第6参考例と同様であるが、前記無電極放電灯の始動時における高周波電磁界の消費を、前記無電極放電灯の点灯時における高周波電磁界の消費よりも少なくし得る構成としている。
【0051】
このものは、閉じることにより第1のシールド部材5aを導通ループとし得るスイッチ7と、光を検出したときに閉じるよう制御する制御回路8を有している。このものは、点灯後に光が検出されて、制御回路8がスイッチ7を閉じたとき、第1のシールド部材5aが、無電極放電灯1の点灯時に導電ループとされることにより、無電極放電灯1の始動時における高周波電磁界の消費を、点灯時より少なくする構成としている。
【0052】
かかる無電極放電灯点灯装置にあっては、一般にはプラズマが発生していないために誘導コイル2とシールドケース5との間のトランス結合が強くなって高周波電磁界の消費が多くなってしまう始動時に、点灯時よりも高周波電磁界の消費を少なくし得るようにしているから、始動し難くなるというような無電極放電灯1の始動時に与える影響を低減することができる。
【0053】
また、第1のシールド部材5aは、点灯時には、導通ループとなるので、点灯中のノイズを少なくすることができる。
【0054】
なお、本実施形態では、第1のシールド部材5aが、無電極放電灯1の点灯時に導電ループされることにより、無電極放電灯1の始動時における高周波電磁界の消費を、点灯時より少なくする構成としているが、第1のシールド部材5aを、光が照射されることにより抵抗値が増大する材料製としたり、又は、加熱されることにより抵抗値が増大する材料製として、無電極放電灯1の始動時における周回方向の抵抗値を、点灯時の抵抗値よりも小さくすることにより、無電極放電灯1の始動時における高周波電磁界の消費を、点灯時より少なくする構成としても、同様の効果を奏することができる。
【0055】
また、本実施形態では、第1のシールド部材5aが、無電極放電灯1の点灯時に導電ループされることにより、無電極放電灯1の始動時における高周波電磁界の消費を、点灯時より少なくする構成としているが、第1のシールド部材5aを、バイメタルや形状記憶合金等により構成し、無電極放電灯1が点灯して発熱するとともに、無電極放電灯1との距離を小さくするようにして、無電極放電灯1の始動時における無電極放電灯1との距離を、点灯時の無電極放電灯1との距離よりも大きくすることにより、無電極放電灯1の始動時における高周波電磁界の消費を、点灯時より少なくする構成としても、同様の効果を奏することができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の無電極放電灯点灯装置は、誘導コイルの巻回軸に略直交する直交面上に配設され導電性を有した環状の第1のシールド部材及びその第1のシールド部材と交わるよう誘導コイルの巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材を少なくとも有したメッシュ状のシールドケースのうち、誘導コイルにより発生された高周波電磁界の消費に関連する部分である第1のシールド部材を、第2のシールド部材より外側に配設するとともに第1のシールド部材の単位長当たりの抵抗値は、前記第2のシールド部材の単位長当たりの抵抗値よりも小さくしたから、シールドケースを小さくしても、第2のシールド部材の厚み相当分だけ、誘導コイルから離すことができ、を高周波電磁界が消費され難くなるとともに単位長あたりの抵抗値が第1のシールド部材と第2のシールド部材との間で等しい場合よりも、第1の部材による高周波磁界の損失を低減することができ、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0057】
請求項2記載の無電極放電灯点灯装置は、誘導コイルの巻回部分における巻回軸に沿った両端部では、第1のシールド部材との間の最短距離が略等しいから、シールドケースと誘導コイルとの間を、より離すことができ、高周波電磁界が消費され難くなるという請求項1記載の無電極放電灯点灯装置の効果をさらに奏することができる。
【0058】
請求項3記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、シールドケースを、巻回軸に沿った先端部に開口部を有した略円筒状とすることにより、高周波電磁界が極力消費されないように、開口部を大きく確保することができ、また、万一、無電極放電灯が筐体から外れるようなことがあっても、その外れた無電極放電灯を、規制部材により開口部を通り抜けるのを規制できるので、無電極放電灯がシールドケース内に留まるようになる。
【0059】
請求項4記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項3記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、規制部材が伸縮自在に形成されてなるから、シールドケースの大きさとは無関係に、規制部材をシールドケースに固定することができる。
【0060】
請求項5記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、誘導コイルが高周波電源回路との間を接続するよう巻回部分から遠ざかる方向へ引き廻されたリード部が、最も近接した2本の第2のシールド部材との最短距離を略等しくしているから、無電極放電灯点灯装置を小型化するよう、シールドケースを小さくしても、第2のシールド部材と誘導コイルのリード部との間を、より離すことができ、第2のシールド部材と誘導コイルのリード部との間の浮遊容量を小さくすることができるので、始動時及び点灯時における高周波電源回路の高周波出力電圧を小さくすることができる。
【0061】
請求項6記載の無電極放電灯点灯装置は、リード部と最も近接した2本の第2のシールド部材間の間隔が、他の第2のシールド部材間の間隔よりも大きいから、無電極放電灯点灯装置を小型化するよう、シールドケースを小さくしても、第2のシールド部材と誘導コイルのリード部との間を、より離すことができ、第2のシールド部材と誘導コイルのリード部との間の浮遊容量を小さくすることができるので、始動時及び点灯時における高周波電源回路の高周波出力電圧を小さくすることができるという請求項5記載の無電極放電灯点灯装置の効果をさらに奏することができる。
【0062】
請求項7記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項6記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、第1のシールド部材間の間隔が、第2のシールド部材間の間隔よりも小さいから、第1のシールド部材間の間隔と第2のシールド部材間の間隔とが等しい場合と比較して、第1のシールド部材及び第2のシールド部材を少なくとも有したシールドケースのうち、誘導コイルにより発生された高周波磁界を外部に漏洩するのを抑止する効果の少ない第2のシールド部材を少なくすることができるので、無電極放電灯で発生した可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0064】
請求項8記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、第2のシールド部材の長手方向に直交する方向への剛性が、第1のシールド部材の周回方向に直交する方向への剛性よりも大きいから、第2のシールド部材の長手方向に直交する方向への剛性が、第1のシールド部材の周回方向に直交する方向への剛性と等しい場合に比較して、第1のシールド部材及び第2のシールド部材を少なくとも有したシールドケースのうち、誘導コイルにより発生された高周波磁界を外部に漏洩するのを抑止する効果の少ない第2のシールド部材を、より少ない部材で構成することができるので、無電極放電灯で発生した可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0065】
請求項9記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、第1のシールド部材が、無電極放電灯から見たときの投影面の面積を巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしているから、断面積を増やすことにより周方向に沿った単位長当たりの抵抗値を低減させても、無電極放電灯により発生された可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0066】
請求項10記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、第2のシールド部材が、無電極放電灯から見たときの投影面の面積を第1のシールド部材の周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さくしているから、断面積を増やすことにより長手方向に直交する方向の剛性を大きくする場合に、より少ない部材で、長手方向に直交する方向の剛性を大きくすることができるので、無電極放電灯により発生された可視光を妨げ難くなり、無電極放電灯点灯装置の効率を向上させることができる。
【0067】
請求項11記載の無電極放電灯点灯装置は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置の効果に加えて、一般にはプラズマが発生していないために誘導コイルとシールドケースとの間のトランス結合が強くなって高周波電磁界の消費が多くなってしまう始動時に、点灯時よりも高周波電磁界の消費を少なくし得るようにしているから、無電極放電灯の始動時に与える影響を低減することができる。
【0068】
請求項12記載の無電極放電灯点灯装置は、無電極放電灯の始動時に、点灯時よりも、第1のシールド部材の周回方向の抵抗値を小さくすることにより、始動時における高周波電磁界の消費を小さくすることができ、無電極放電灯の始動時に与える影響を低減することができるという請求項11記載の無電極放電灯点灯装置の効果を奏することができる。
【0069】
請求項13記載の無電極放電灯点灯装置は、第1のシールド部材を、無電極放電灯が始動してから導電ループとすることにより、始動時における高周波電磁界の消費を小さくすることができ、無電極放電灯の始動時に与える影響を低減することができるという請求項11記載の無電極放電灯点灯装置の効果を奏することができる。
【0070】
請求項14記載の無電極放電灯点灯装置は、無電極放電灯の始動時における第1のシールド部材と無電極放電灯との距離を、無電極放電灯の点灯時よりも大きくすることにより、始動時における高周波電磁界の消費を小さくすることができ、無電極放電灯の始動時に与える影響を低減することができるという請求項11記載の無電極放電灯点灯装置の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明の第1参考例の正面図である。
【 図2】本発明の第2参考例の正面断面図である。
【 図3】本発明の第3参考例の上面図である。
【 図4】本発明の第4参考例の正面図である。
【 図5】本発明の第5参考例の正面図である。
【 図6】本発明の第6参考例の正面図である。
【 図7】本発明の第1実施形態の正面図である。
【 図8】本発明の第2実施形態の正面断面図である。
【 図9】同上の平面断面図である。
【 図10】本発明の第3実施形態の正面図である。
【 図11】従来例の正面図である。
【符号の説明】
1 無電極放電灯
2 誘導コイル
2a リード部
3 筐体
4 高周波電源回路
5 シールドケース
5a 第1のシールド部材
5b 第2のシールド部材
6 規制部材
Claims (14)
- ガラスバルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯と、無電極放電灯に高周波電力を供給する高周波電源回路と、無電極放電灯の外側に巻回され高周波電源回路に接続して無電極放電灯に高周波磁界を発生させる誘導コイルと、高周波電源回路を収納する筐体と、誘導コイルの巻回軸に略直交する直交面上に配設された環状の第1のシールド部材及びその第1のシールド部材と交わるよう誘導コイルの巻回軸と略平行に配設された第2のシールド部材を少なくとも含み導電性を有するメッシュ状のシールドケースと、を備えた無電極放電灯点灯装置において、
前記第1のシールド部材は、前記第2のシールド部材よりも前記誘導コイルから離して配設されるとともに第1のシールド部材の単位長当たりの抵抗値は、前記第2のシールド部材の単位長当たりの抵抗値よりも小さくしたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。 - 前記誘導コイルの巻回部分における前記巻回軸に沿った両端部は、前記第1のシールド部材との間の最短距離が略等しい請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記シールドケースは、前記第1のシールド部材及び前記第2のシールド部材により、前記巻回軸に沿った先端部に開口部を有した略円筒状をなし、その開口部は、前記巻回軸の方向から見たときに、前記無電極放電灯が通り抜けるのを規制するよう設けられた規制部材により分割された請求項1又は請求項2のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記規制部材は、伸縮自在に形成されてなる請求項3記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記誘導コイルは、前記高周波電源回路との間を接続するよう巻回部分から遠ざかる方向へ引き廻されたリード部を有し、そのリード部は、最も近接した2本の前記第2のシールド部材との最短距離が略等しい請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記リード部と最も近接した2本の前記第2のシールド部材間の間隔は、他の前記第2のシールド部材間の間隔よりも大きい請求項5記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1のシールド部材間の間隔は、前記第2のシールド部材間の間隔よりも小さい請求項1乃至請求項6記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第2のシールド部材の長手方向に直交する方向への剛性は、前記第1のシールド部材の周回方向に直交する方向への剛性よりも大きい請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯から見たときの投影面の面積が前記巻回軸の方向から見たときの投影面の面積よりも小さい請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第2のシールド部材は、前記無電極放電灯から見たときの投影面の面積が前記第1のシールド部材の周回方向から見たときの投影面の面積よりも小さい請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記無電極放電灯の始動時における高周波電磁界の消費を、前記無電極放電灯の点灯時における高周波電磁界の消費よりも少なくし得る請求項1乃至請求項10記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の始動時における周回方向の抵抗値が点灯時よりも小さい請求項11記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の点灯時に導電ループとする請求項11記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1のシールド部材は、前記無電極放電灯の始動時における前記無電極放電灯との距離が点灯時よりも大きい請求項11記載の無電極放電灯点灯装置。
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