JP3844962B2 - 化粧フィルムおよびそれを積層してなる化粧板 - Google Patents

化粧フィルムおよびそれを積層してなる化粧板 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種家具類や建築物の内装材等に使用される化粧フィルム、およびこの化粧フィルムを金属板等に積層した化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種家具類や建築物の内装材等に使用される化粧フィルムとしては、
(1)基材となる樹脂層上に通常の方法を用いて設けた印刷層上に、印刷層の表面を保護するために、アミノアルキッド樹脂、ウレタン樹脂等のコート層を設けた化粧フィルム、
(2)基材となる樹脂層に印刷を施した後、透明な2軸延伸ポリエステルフィルムを接着剤層を介して積層してなる化粧フィルム、
(3)ポリ塩化ビニルフィルムの上に通常の方法を用いて印刷を施した後、透明なポリ塩化ビニルフィルムや2軸延伸ポリエステルフィルムを積層してなる化粧フィルム、
などの化粧フィルムが知られている。
【0003】
しかしながら、上記(1)の化粧フィルムを積層した化粧板は、化粧フィルムの強度が不十分であるため、Vカット加工などを施す場合、加工時に化粧フィルムが割れたり、コーナー部のインキ層が剥離し易いという問題があり、Vカット加工などを施す用途には適していない。(2)の化粧フィルムを積層した化粧板は、耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性には優れているが、表面フィルムの柔軟性に乏しく、また軟化温度が高いためにエンボス加工を施す場合、エンボスが入り難い。(3)の化粧フィルムを積層した化粧板は、ポリ塩化ビニルフィルムが用いられているため、耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性が劣り、また焼却して廃棄処理する際に、塩化水素ガスのような有毒ガスおよびそれに起因する有害物質が発生して環境を汚染したり、焼却する際に焼却炉を傷めたりするおそれがあるなどの問題を抱えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決することを目的として、従来のポリ塩化ビニル樹脂フィルムを用いた化粧シートと同等以上のエンボス加工による凹凸模様を有し、樹脂フィルムの加工密着性に優れた化粧フィルムおよびその化粧フィルムを積層した化粧板を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、着色樹脂層、印刷層、接着剤層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度、
または着色樹脂層、接着剤層、印刷層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度、または
着色樹脂層、接着剤層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度であることを特徴とし、さらに前記着色樹脂層がポリエステル樹脂からなることを特徴とし、さらに前記ポリエステル樹脂がポリブチレンテレフタレート、または前記ポリエステル樹脂が、85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂である下層と、ポリブチレンテレフタレートである上層からなる2層フィルムであることを特徴とし、さらに前記表面保護層を構成するポリエステル樹脂が、85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂であること、または前記ポリエステル樹脂が、75〜90モル%のブチレンテレフタレートと10〜25モル%のブチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とし、さらにまた前記ポリエステル樹脂が、ポリエステルエラストマーを50から98重量%含有することを特徴とする。
【0006】
また本発明の化粧板は、化粧フィルムを積層する基板の少なくとも片面に、上記のいずれかに記載の化粧フィルムを積層してなる化粧板、または
前記化粧フィルムと前記基板の間に接着剤層を介して積層してなる、上記のいずれかに記載の化粧板であり、
前記基板が金属板、特に亜鉛めっき鋼板、または木質板、もしくは無機質ボードであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明においては、従来のポリ塩化ビニル樹脂フィルムを用いた化粧シートと同等以上のエンボス加工による凹凸模様を有し、樹脂フィルムの加工密着性に優れた化粧フィルムについて鋭意検討した結果、複数の樹脂層から成る化粧フィルムにおいて、着色樹脂層および表面保護層が下記の式
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
を満足することを特徴とする、着色樹脂層、印刷層、接着剤層、表面保護層が下から順次積層されてなるか、または着色樹脂層、接着剤層、印刷層、表面保護層が下から順次積層されてなるか、もしくは着色樹脂層、接着剤層、表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムとすることにより、本発明の目的を達成することが可能であることが判明した。
【0008】
以下、本発明について詳細に説明する。
図1〜4に本発明の複数の樹脂層から成る化粧フィルムの例の概略断面図を示す。図5および6に本発明の化粧板の例の概略断面図を示す。1は化粧フィルム、2は基板、3は着色樹脂層、3aは上層の着色樹脂層、3bは下層の着色樹脂層、4は印刷層、4aはベタ印刷層、4bは絵柄印刷層、5は接着剤層、6は表面保護層、8はエンボス凹部、10は化粧板、15は接着剤をそれぞれ表している。
【0009】
本発明の化粧フィルム1は、図1に示すように着色樹脂層3の上面に、ベタ印刷層4a、絵柄印刷層4bよりなる印刷層4が順次設けられ、その上面に接着剤層5を介して表面保護層6が積層されている。表面保護層6は選択的に表面にエンボス加工を施してエンボス凹部8を設けたものを用いてもよい。
【0010】
また本発明の化粧フィルム1は、図2に示すように選択的に表面にエンボス加工を施してエンボス凹部8を設けた表面保護層6の非エンボス加工面に、絵柄印刷層4b、ベタ印刷層4aを順次設け、これと着色樹脂層3が接着剤層5を介して積層されていてもよい。
【0011】
さらに本発明の化粧フィルム1は、図3に示すように選択的に表面にエンボス加工を施してエンボス凹部8を設けた表面保護層6が、接着剤層5を介して着色樹脂層3に積層されていてもよい。
【0012】
またさらに、図4に示すように着色樹脂層3についてはそれぞれ樹脂組成の異なる上層の着色樹脂層3aと基板との接着性を向上させるための下層の着色樹脂層3bの2層樹脂層で構成されていてもよい。
【0013】
図5は図1に示した本発明の化粧フィルム1を直接基板2に熱融着法により積層した化粧板10、図6は図1に示した本発明の化粧フィルム1を接着剤15を介して基板2に積層した化粧板10を示す。
【0014】
本発明の化粧フィルム1において、着色樹脂層3と表面保護層6の間には下記の式
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
(ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度を示す)の関係にある必要がある。尚、着色樹脂層3が上層フィルム3a及び下層フィルム3bから成る2層フィルムの場合のTseは、上層フィルム3aのTseである。
Tseは以下のようにして測定される値である。すなわち、熱機械分析装置(TMA:例えば理学電気(株)製TAS−300など)を用い、直径:2mmで先端R:0.2以下(先端角:60°)の針に荷重:100gを負荷し、10℃/分で昇温した時の針のフィルムへの浸入深さを、JIS K7196 に準じて測定する。図7にポリブチレンテレフタレートのTseを測定する際の測定曲線の例を示す。ここで針の進入度は、進入深さをフィルム厚さで除した値である。軟化終了温度:Tseは、図7に示すように、進入度が急変する曲線と、軟化終了後のベース線の接線交点により求められる温度である。
【0015】
上記の式において、
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)<30(℃)
となる場合は、表面保護層にエンボス加工を施す場合の加熱により、着色樹脂層まで軟化してしまい、鮮明なエンボス模様を付与することが困難になる。着色樹脂層と表面保護層のTseの差が大きい場合は、加熱しても表面保護層のみを軟化させ、着色樹脂層を軟化させずにエンボス加工することが可能となり、鮮明なエンボス模様を付与することが可能となる。
【0016】
次に、各樹脂層を構成する樹脂について説明する。着色樹脂層3としてはポリエステル樹脂、特にポリブチレンテレフタレートであることが好ましい。着色樹脂層3は、85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂である下層3bと、前記のポリブチレンテレフタレートである上層3aとからなる2層フィルムで構成されていてもよい。ポリエステル樹脂の好ましい固有粘度は1.0〜2.0、より好ましくは1.2〜1.5である。下層として共重合ポリエステル樹脂層を設けることにより、化粧フィルム1を基板2に直接熱融着する際に良好な接着性が得られる。共重合ポリエステル樹脂のエチレンイソフタレートが15モル%を超えると軟化終了温度(Tse)が低く成りすぎて、上記の式
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
を満足することが困難になる。これらの樹脂を押出機を用いて製膜する際に着色顔料を混練して着色樹脂層とする。
【0017】
印刷層4は、図1に示すように、例えば木目、石目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄などの模様を表現した絵柄印刷層4bと、着色樹脂層3の全面を隠蔽し、絵柄印刷層4bの印刷下地を与える着色樹脂層3の全面に印刷を施したベタ印刷層4aからなる。また印刷層4は図2に示すように、表面保護層6のエンボス加工を施さない面に印刷して設けてもよい。印刷層4を形成するインキのビヒクルとしては、例えばニトロセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリエステルウレタン樹脂などの公知のものが使用できるが、なかでも密着性の観点からニトロセルロース−アルキッド樹脂系インキが好ましい。
【0018】
表面保護層6としては、耐溶剤性、表面に施すエンボス加工性、および印刷層4が透けて見える透明性の観点からポリエステル樹脂、特に85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂、または75〜90モル%のブチレンテレフタレートと10〜25モル%のブチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂であることが好ましい。またポリエステル樹脂の固有粘度は好ましくは0.4〜2.0、より好ましくは0.6〜1.5である。エチレンイソフタレートやブチレンイソフタレートのモル%がそれぞれの下限未満ではフィルムが剛直に過ぎエンボス加工を施して凹凸模様を形成させることが困難であり、一方、エチレンイソフタレートやブチレンイソフタレートのモル%がそれぞれの上限を超えると、樹脂が軟質化してスリ疵などが入りやすくなる。
【0019】
さらに、化粧フィルム1に厳しい加工を施した場合に表面保護層に亀裂や剥離等が生じない、良好な加工性を付与するために、表面保護層に用いるポリエステル樹脂にポリエステルエラストマーを50〜98重量%含有させてもよい。含有量が50重量%未満では加工性向上効果が乏しく、98重量%を超えると樹脂が軟化しすぎてスリ疵などが入りやすくなる。表面保護層の片面には意匠性を向上させるために、選択的にエンボス加工を施して樹脂表面に凹凸模様を形成させてもよい。これらの樹脂フィルムを製膜する際に予め、エンボス加工を施してもよいし、後記するように、着色樹脂層3と表面保護層6を加圧接着して化粧フィルム1とする際に加圧ロールにエンボスロールを用い、エンボス加工を施してもよい。
【0020】
化粧フィルム1を構成する各樹脂層、および化粧フィルム1と基板2の貼合わせに用いられる接着剤層5および接着剤15としては、一般的な接着剤、例えば、ポリエステル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、エチレン−ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系などのエマルジョン型接着剤が、火気に対して安全で、臭気もなく、価格的にも安価なため好ましく用いられる。
【0021】
化粧フィルム1は次のようにして作成することができる。図1または4に示した例の場合は、表面保護層6を構成する樹脂フィルムの非エンボス加工面に、上記の接着剤層5を構成する接着剤を塗布乾燥する。一方、着色樹脂層3の片面(図4における2層樹脂層の場合は上層のポリブチレンテレフタレート面)にベタ印刷層4aおよび絵柄印刷層4bを形成させる。そして、表面保護層6の接着剤塗布面に着色樹脂層3の印刷層4を形成させた面を重ね合わせ、表面保護層6のTse以上でかつ融解温度未満の温度に加熱し、エンボスロールとシリコンゴムロールからなる1対の加圧ロールを用い、表面保護層6の側がエンボスロールと接するようにして挟み付けてエンボス加工を施すとともに圧着し、1枚の化粧フィルムとする。加圧ロールを加熱しておき、加熱しながらエンボス加工を施すとともに圧着してもよい。
【0022】
図2に示した例の場合は、表面保護層6を構成する樹脂フィルムの非エンボス加工面に絵柄印刷層4bおよびベタ印刷層4aを形成させる。一方、着色樹脂層3の片面に上記の接着剤層5を構成する接着剤を塗布乾燥する。そして、表面保護層6の印刷層4を形成させた面を着色樹脂層3の接着剤塗布面に重ね合わせ、上記と同様にしてエンボス加工を施すとともに圧着する。
【0023】
図3に示した例の場合は、表面保護層6を構成する樹脂フィルムの非エンボス加工面、または、着色樹脂層3の片面に上記の接着剤層5を構成する接着剤を塗布乾燥する。そして、接着剤層5を介して表面保護層6と着色樹脂層を重ね合わせ、上記と同様にしてエンボス加工を施すとともに圧着する。
【0024】
次いで上記のようにして得られた本発明の化粧フィルム1を、直接または接着剤層15を介して基板2に貼り合わせることにより、図5または6に示す化粧板10が得られる。基板2としては鋼板、アルミニウム合金板、ステンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、亜鉛−コバルト−モリブデン合金めっき鋼板などの金属板、木材単板、木材合板、パーチクルボード、MDFなどの木質板、石膏ボード、珪酸カルシウムボード、石綿スレートボードなどの無機質ボードが用いられる。
【0025】
【実施例】
以下実施例にて本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1〜3と比較例1)
表2に示す表面保護層の樹脂番号F、G、H、Iのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/m の塗布量で塗布し、乾燥した。一方、表1に示す着色樹脂層の樹脂番号Aのフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、着色ベタ印刷層および絵柄印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。次いで樹脂番号F、G、H、Iのフィルムのそれぞれの接着剤塗布面と樹脂番号Aのフィルム絵柄印刷層面とを重ねて200℃に加熱し、平均表面粗さ(Ra):11μmの凹凸が付与された砂目の彫刻ロール(エンボスロール)とシリコンゴムロールとからなる1対の圧着ロールを用い、樹脂番号F、G、H、Iの側が彫刻ロールと接するようにして、樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ロールのニップ圧:2. 45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、厚さ0.5mm の電気亜鉛めっき鋼板にポリエステル系接着剤を5g/mの塗布量で塗布し、前記の化粧フィルムを加熱温度:210℃、接着圧力:1. 47MPa、圧着時間:5秒の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。表面保護層の樹脂番号F、G、Hのフィルムを使った場合を実施例1、実施例2、実施例3とし、表面保護層の樹脂番号Iのフィルムを使った場合を比較例1とした。
【0026】
(比較例2)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Fのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。一方、表1に示す着色樹脂層の樹脂番号Bのフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、着色ベタ印刷層および絵柄印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。次いで樹脂番号Fのフィルムの接着剤塗布面と樹脂番号Bのフィルムの絵柄印刷層面とを重ね合わせ、実施例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0027】
(実施例4)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Jのフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、絵柄印刷層および着色ベタ印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。一方、表1に示す着色樹脂層の樹脂番号Cのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。次いで樹脂番号Jのフィルムの着色ベタ印刷面と樹脂番号Cのフィルムの接着剤塗布面とを重ねて、実施例1と同様の圧着用ロールを200℃に加熱し、樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ロールのニップ圧:2. 45MPaの条件で両フィルムを加熱したロール間に通して加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0028】
(実施例5)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Kのフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、絵柄印刷層および着色ベタ印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。一方、表1に示す着色樹脂層の樹脂番号Dのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。次いで樹脂番号Kのフィルムの着色ベタ印刷面と樹脂番号Dのフィルムの接着剤塗布面とを重ねて、実施例4と同様の条件で両フィルムを加熱したロール間に通して加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0029】
(比較例3)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Lのフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、絵柄印刷層および着色ベタ印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。一方、表1に示す着色樹脂層の樹脂番号Cのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。次いで樹脂番号Lのフィルムの着色ベタ印刷面と樹脂番号Cのフィルムの接着剤塗布面とを重ねて、実施例4と同様の条件で両フィルムを加熱したロール間に通して加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0030】
(比較例4)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Mのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。その接着剤塗布面と着色樹脂層の樹脂番号Dのフィルムの片面とを重ね合わせ、実施例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0031】
(実施例6)
表2に示す表面保護層の樹脂番号Nのフィルムの片面に、ポリエステル系接着剤を10g/mの塗布量で塗布し、乾燥した。その接着剤塗布面と着色樹脂層の樹脂番号Eのフィルムの片面とを重ね合わせ、実施例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、実施例1と同様の電気亜鉛めっき鋼板に、実施例1と同様の条件で前記の化粧フィルムを実施例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0032】
(実施例7)
厚さ6mmの木材合板にポリエステル系接着剤を50g/mの塗布量で塗布し、実施例1の化粧フィルム(着色樹脂層:A、表面保護層:F)を加熱温度:160℃、接着圧力:1. 47MPa、圧着時間:15秒の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
【0034】
【表1】
Figure 0003844962
【0035】
【表2】
Figure 0003844962
【0036】
(樹脂フィルムの特性評価)
実施例1〜6と比較例1〜4で作成した化粧板を、下記の特性について評価した。
[エンボス加工性]
実施例1〜6と比較例1〜4で作成した化粧板の化粧フィルム表面を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
○:良好、△:やや不良、×:不良
なお、上記の評価基準は、ポリ塩化ビニル樹脂フィルムの表面粗さ(Ra:μm)を東京精密社製SURFCOM表面粗さ計を用いてJIS B 0601に準拠して測定し、平均表面粗さが4μmである場合をエンボス加工性の合格基準とし、平均表面粗さが4μmのポリ塩化ビニル樹脂フィルムの表面と同等以上の外観を有するものを良好(○)とし、ポリ塩化ビニル樹脂フィルムの表面と較べて劣るものをやや不良(△)とし、エンボス模様が入らないものを不良(×)として判定した。
【0037】
[加工密着性]
実施例1〜6と比較例1〜4で作成した化粧板にJIS Z 2248(金属材料曲げ試験方法) に準拠して、0T折り曲げ加工を施し、折り曲げ加工部のフィルムの表面を肉眼観察し、下記の4段階の基準で評価した。
◎:折り曲げ部に割れは全く認められない。
○:折り曲げ部の先端に微かな白色化が認められる。
△:折り曲げ部全体に白色化が認められる。
×:折り曲げ部にかなりの程度の割れが認められる。
上記の評点において、◎および○は使用上の問題はない。なお、この試験は10枚の試験片について実施した。
これらの樹脂フィルムの特性評価結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
Figure 0003844962
【0039】
【発明の効果】
本発明の化粧板は、下記の式
着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
(Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度)
を満足するように、着色樹脂層、印刷層、接着剤層、表面保護層が下から順次積層されてなるか、または着色樹脂層、接着剤層、印刷層、表面保護層が下から順次積層されてなるか、もしくは着色樹脂層、接着剤層、表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムを、金属板、木板、無機質ボード等の基板に積層してなる化粧板であり、従来のポリ塩化ビニル樹脂フィルムを用いた化粧シートと同等以上のエンボス加工による凹凸模様が得られ、優れた加工密着性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧フィルムの一例を示す断面図である。
【図2】本発明の化粧フィルムの他の一例を示す断面図である。
【図3】本発明の化粧フィルムの他の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の化粧フィルムの他の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の化粧板の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の化粧板の一例を示す断面図である。
【図7】ポリブチレンテレフタレートのTseの測定曲線を示すチャートで ある。
【符号の説明】
1 化粧フィルム
2 基板
3 着色樹脂層
3a 着色樹脂層(上層)
3b 着色樹脂層(下層)
4 印刷層
4a べタ印刷層
4b 絵柄印刷層
5 接着剤層
6 表面保護層
8 エンボス凹部
10 化粧板
15 接着剤

Claims (15)

  1. 着色樹脂層、印刷層、接着剤層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム。
    着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
    ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度。
  2. 着色樹脂層、接着剤層、印刷層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム。
    着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
    ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度。
  3. 着色樹脂層、接着剤層、ポリエステル樹脂から成る表面保護層が下から順次積層されてなる化粧フィルムであって、着色樹脂層および表面保護層が下記式を満足すると共に、表面保護層の表面がエンボス加工による凹凸模様を有することを特徴とする化粧フィルム。
    着色樹脂層のTse(℃)−表面保護層のTse(℃)≧30(℃)
    ここで、Tse(℃)はTMA(熱機械分析)測定により測定される軟化終了温度。
  4. 前記着色樹脂層がポリエステル樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧フィルム。
  5. 前記着色樹脂層を構成するポリエステル樹脂がポリブチレンテレフタレートからなることを特徴とする、請求項4に記載の化粧フィルム。
  6. 前記着色樹脂層を構成するポリエステル樹脂が、85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂である下層と、ポリブチレンテレフタレートである上層からなる2層フィルムであることを特徴とする、請求項4に記載の化粧フィルム。
  7. 前記表面保護層を構成するポリエステル樹脂が、85〜100モル%のエチレンテレフタレートと0〜15モル%のエチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の化粧フィルム。
  8. 前記表面保護層を構成するポリエステル樹脂が、75〜90モル%のブチレンテレフタレートと10〜25モル%のブチレンイソフタレートからなる共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の化粧フィルム。
  9. 前記表面保護層を構成するポリエステル樹脂が、ポリエステルエラストマーを50から98重量%含有することを特徴とする、請求項7又は8に記載の化粧フィルム。
  10. 化粧フィルムを積層する基板の少なくとも片面に、請求項1〜9のいずれかに記載の化粧フィルムを積層してなる化粧板。
  11. 前記化粧フィルムと前記基板の間に接着剤層を介して積層してなる、請求項10に記載の化粧板。
  12. 前記基板が金属板である、請求項10又は11に記載の化粧板。
  13. 前記金属板が亜鉛めっき鋼板である、請求項12に記載の化粧板。
  14. 前記基板が木質板である、請求項10又は11に記載の化粧板。
  15. 前記基板が無機質ボードである、請求項10又は11に記載の化粧板。
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