JP3844809B2 - ガスタービンエンジン排気ノズル用末広フラップシール - Google Patents

ガスタービンエンジン排気ノズル用末広フラップシール Download PDF

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    • F05D2250/324Arrangement of components according to their shape divergent

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、一般にはエンジンノズルに関し、より詳細には、エンジンノズルのフラップ間を密封するシールに関する。
【0002】
【発明の背景】
ガスタービンにより駆動される航空機において、先細/末広排気ノズルを具備するエンジンを装備することは利益あることである。先細/末広排気ノズルとは、末広部分の上流側に先細部分を有する排気ノズルをいう。したがって、このような先細/末広排気ノズルにおいて、エンジンのタービンセクションを出る排気ガスは、直径が漸次増大する末広部分を通過する前に、直径が漸次減少する先細部分を通過する。
【0003】
そして、通常の先細/末広排気ノズルを装備するエンジンにおいて、先細及び末広の両部分はエンジンの長手方向軸線のまわりに対称である。また、末広部分は複数のフラップを包含し、これらのフラップは先細部分と末広部分との間の境界部にヒンジ止めされて、半径方向外向きに回転でき、これにより末広部分がエンジンの長手方向軸線から広がる角度を変化できるようになっている。更に、フラップシールが末広部分のフラップ間に設けられて、排気ガスがフラップ間から逃げるのを防止している。
【0004】
しかして、以上述べた誘導自在な先細/末広排気ノズルを装備するガスタービンエンジンにおいては、末広部分の中心線が長手方向の中心線からそらされることにより、ピッチ・ヨースラスト誘導(pitch and yaw thrust vectoring)が行われる。すなわち、末広フラップがそらせられることにより、互いに関してのフラップの位置がそらせの方向及び大きさとに依存して変えられる。したがって、誘導されたノズルのある周囲区域では、フラップ間の間隔が減少して、これらのフラップがオーバラップし、これにより誘導操作中互いに機械的に損傷してしまう。また、他の周囲区域においては、フラップ間の間隔が増大して、フラップシールが強制的に複雑な幾何学的形状を呈するようにさせられるので、隣接するフラップ間の周囲間隔を適当な手段によってこの複雑な幾何学的形状に適応するようにしなければならない。しかして、いずれの場合であっても、ノズルの断面積は予想したものとは異なり、一定しない断面積となる。ノズルの性能特性がノズルの断面積とのど部の断面積との割合に依存することは、当業者であればわかるであろう。したがって、ノズル断面積が一定でなくなることは、好ましくない現象である。
【0005】
以上述べたことから、複雑な幾何学的形状に適応できると共に、隣接するフラップ間の機械的損傷を防止し、かつ一定のノズル断面積を与えるのに有用な排気ノズル用フラップシールが要望されている。
【0006】
【発明の開示】
本発明は、このような要望に応じてなされたものである。したがって、本発明の目的は、誘導自在な排気ノズルにおいて、隣接する末広フラップ間の機械的損傷を防止する末広フラップシールを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、誘導自在な排気ノズルにおいて、複雑な幾何学的形状に適応できる末広フラップシールを提供することにある。
【0008】
本発明の更に他の目的は、誘導自在な排気ノズルにおいて、一定のノズル断面積を与えるのに有用な末広フラップシールを提供することにある。
【0009】
以上述べた目的を達成するために、本発明によれば、次に述べるような、長手方向軸線を有するガスタービンエンジン排気ノズル用の末広フラップシールが提供される。すなわち、本発明によるガスタービンエンジン排気ノズル用末広フラップシールは、本体と、背部材と、フラップ位置ガイドとを包含する。フラップ位置ガイドは、末広フラップの角度がノズルの長手方向軸線に関してそらされていると関係なしに、隣接するフラップを分離し、これによりノズルの周囲にフラップを一層均等に分配する。
【0010】
このような特徴を有する本発明の利益は、各フラップシールのフラップ位置ガイドが、隣接するフラップが互いにオーバラップするのを防止することにある。その結果として、フラップが互いに機械的に損傷するのを防止する。また、隣接するフラップを分離することにより、ノズルの周囲にフラップを一層均等に分配できる。そして、フラップを均等に分配できることは誘導自在な排気ノズルにおいて一定のノズル断面積を与えるのに有用であり、したがって一層一定の性能の排気ノズルを提供できる。
【0011】
本発明の他の利益は、誘導自在なノズルの運動学的エンベロープを最大にするのに有用であることである。すなわち、フラップをノズルの周囲に一層均等に分配することにより、隣接するフラップ間の干渉が減少し、これによりノズルが末広り状に広がり得る運動学的エンベロープが大きくなる。
【0012】
本発明の以上述べた目的、特徴及び利益は添付図面を参照して詳述する下記の最良の形態の実施例についての説明から一層明らかになるであろう。
【0013】
【発明を実施するための最良の形態】
図1を参照するに、ガスタービンエンジンは排気ノズル10を包含し、この排気ノズル10は末広部分14の上流側に先細部分12を包含する。これら先細及び末広の両部分12及び14は、エンジンの長手方向軸線16のまわりに対称的に配置されている。ただし、末広部分14は長手方向軸線16から選択的にそらすことができる。図2は、エンジンの長手方向軸線16から角度θだけそれている末広部分14を概略的に示している。
【0014】
再び図1において、末広部分14は、それぞれ、一方の端で先細部分12に枢動可能に取付けられている複数のフラップ18及びフラップシール20を包含する。第1の機械式リンケージ22が、これらのフラップ18及びフラップシール20を一緒に連結し、フラップ18を駆動することによりフラップシール20を同様に駆動できるようになっている。フラップ18の各々に取付けられている第2の機械式リンケージ24はフラップ18及びフラップシール20を長手方向軸線16のまわり、又はこの長手方向軸線16に関してそれている軸線のまわり、若しくはその両方に駆動する。
【0015】
次に図3及び図4を参照するに、各フラップシール20は本体26と、背部材28と、複数のフェースセグメント30と、複数のフラップ位置ガイド31(図5又は図6を参照)とを包含する。図3は、フラップシール20のホット側を示している。このフラップシール20のホット側は、エンジンを出る排気ガスに直接さらされる側と定義されている。また、フラップシール20のコールド側は、排気ガスに直接さらされるホット側と反対側の、フラップシール20の側と定義されている。本体26は、図3に示されるように、前端33と後端35との間を延びる長さと定義されている長さ32と、幅34とを有する。本体26は、更に、本体26に形成されて本体26の幅34にわたって延びている複数の波形部36(特に、図5又は図6を参照)と、第1のチャンネル38と、第2のチャンネル40(特に、図7を参照)とを包含する。なお、波形の幾何学的形状は図5、図6及び図8に示される形状と異なる形状にすることができるものである。
【0016】
次に図7を参照するに、第1のチャンネル38及び第2のチャンネル40は、本体26を形成するシート状金属の両縁を“U”字状に折曲げることによって、本体26の幅の両縁42,44に沿って形成される。“U”字状の壁46は、本体26に沿って長手方向に延びている。そして、好適な実施例によれば、所定の厚さを有するスペーサ48が、各チャンネル38,40に挿入され、適所にスポット溶接されている。
【0017】
次に図8及び図9を参照するに、各フェースセグメント30は中間部分50を包含し、この中間部分50は内側表面52と、外側表面54と、第1の縁56と、第2の縁58と、第1の端60と、第2の端62とを有する。第1及び第2の縁56,58は、互いに平行であると共に、第1及び第2の端60,62に対して実質的に垂直である。各フェースセグメント30は、更に、第1のフランジ64と、第2のフランジ66とを包含する。第1のフランジ64は、中間部分50の第1の縁56に設けられている。第2のフランジ66は、中間部分50の第2の縁58に設けられている。そして、好適な実施例によれば、第1及び第2のフランジ64,66は、フェースセグメント30の両側部分を中間部分50から折曲げることによって形成される。したがって、フェースセグメント30はシート状の金属ブランクから形成することができる。
【0018】
これら第1及び第2のフランジ64,66は、複数のフェースセグメント30が互いに隣接して配置されたときに、一方のフェースセグメント30の第1のフランジ64が隣接する他方のフェースセグメント30の第2のフランジ66に連結するように、互いに組合う幾何学的形状とされている。図8は、第1及び第2のフランジ64,66の好適な形を示す。すなわち、第1のフランジ64は中間部分50に対して垂直である。そして、第2のフランジ66は、“L”字状である。すなわち、第2のフランジ66は、中間部分50に対して垂直な第1の部分68と、中間部分50に対して平行な第2の部分70とから成る。
【0019】
再び図3を参照するに、端フェースセグメント72は第1及び第2のフランジ64,66(図8を参照)の一方のみを包含し、中間部分50を有する形に延ばされている。この端フェースセグメント72が本体26に組立てられると、端フェースセグメント72と本体26とはフラップシール20を枢動可能に取付けるためのヒンジ手段76を受入れるポケット74(点線で示されている)を形成する。米国特許第5,238,189号明細書は、このようなヒンジ手段76の一例を開示している。
【0020】
次に図9及び図10を参照するに、好適な実施例によれば、フェースセグメント30は、更に、第1の縁56、又は第2の縁58、若しくはその両方に沿って延びるスカラップ78を包含する。このスカラップ78は、各フェースセグメント30の第1の縁56と第2の縁58との間の距離を減少すると共に、このフェースセグメント30の第1及び第2の縁56,58と他の隣接するフェースセグメント30の第2及び第1の縁58,56との間の距離をそれぞれ増大して、フラップシール20のより大きな熱膨張を許容する。スカラップ78は、例えば、もしフラップシール20がその全体長さに沿って中央部分に急激な熱勾配を受けるような場合には、すべてのフェースセグメント30の中央部分に設けることができる。しかし、選択的に、もし熱勾配がフラップシール20の特定区域に非常に高く生じる場合には、該特定区域のフェースセグメント30にのみスカラップ78を設けて、該特定区域においてより大きな熱膨張を許容できるようにすることができる。図9は、フェースセグメント30の両端60,62の近くに形成したスカラップ78が、これら両端60,62近くの熱膨張を許容すると共に、チャンネル38,40内におけるフェースセグメントの移動を容易にしている例を示している。
【0021】
再び図5及び図6を参照するに、背部材28は、本体26のコールド側に取付けられている剛直な部材により形成されている。より詳細には、背部材28は、本体26の波形部36に従来公知の適当な手段によって取付けられる。そして、背部材28はフラップシール20をリンケージ24(図1を参照)に取付けるための手段80を包含する。リンケージ24は、前述したように、フラップ18とフラップシール20とを一緒に接続する。そして、図5に示される本発明の一実施例によれば、フラップ位置ガイド31がフラップシール取付け手段80とシール20の本体26の後端35との間の位置で背部材28に取付けられている。このフラップ位置ガイド31は、ノズルの誘導位置と関係なく隣接するフラップ18を分離するのに十分な距離でもって本体20から外へ延びている。図6はこのフラップ位置ガイド31の他の実施例を示し、ガイド31はフラップシール取付け手段80とシール20の本体26の後端35との間の位置で背板28に一体に形成されている。
【0022】
また図8を参照するに、組立において、フェースセグメント30はスポット溶接90(図3も参照)によって本体26の波形部36に取付けられる。フェースセグメント30は、その第1のフランジ64と他の隣接するフェースセグメント30の第2のフランジ66とが所定の隙間82により分離されて組み重ねられるような寸法にされて配置される。隙間82は、一対の隣接するフェースセグメント30に予想される熱膨張を許容するような寸法とされている。一対の隣接するフェースセグメント30の一方の第1のフランジ64と他方のフェースセグメント30の第2のフランジ66との組合う幾何学的形状により、ガスが一対の隣接するフェースセグメント30間を通り、フェースセグメント30の外側表面54に沿って通るのを実質的に防止できる。
【0023】
更に図7及び図9を参照するに、フェースセグメント30の第1及び第2の端60,62はそれぞれ第1及び第2のチャンネル38,40(図7を参照)内を移動するのが自由である。また、第1及び第2のチャンネル38,40内のフェースセグメント30の第1及び第2の端60,62よりも奥のところにそれぞれ設けられているスペーサ48は、フェースセグメント30の束縛を防止するのに十分なチャンネル隙間84を維持するのに役立つ。このスペーサ48は、また、組立中フェースセグメント30を位置決めするのに役立つ。
【0024】
以上本発明をその実施例に関して図示し詳述してきたけれども、請求した本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、その形態及び詳部においてさまざまな変更ができることは当業者にとって理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジン用排気ノズルの一部分を示す斜視図である。
【図2】排気ノズルを概略的に示す図である。
【図3】本発明の好適な実施例によるフラップシールのホット側を示す図である。
【図4】図3に示されるフラップシールのコールド側を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるフラップ位置ガイドを示す、フラップシールの一部断面側面図である。
【図6】本発明の他の実施例による位置ガイドを示す、フラップシールの一部断面側面図である。
【図7】図3に示されるフラップシールの断面図である。
【図8】図5の矢印8−8の部分を拡大して詳細に示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例によるフェースセグメント構造を示す、フラップシールのホット側の部分図である。
【図10】本発明の他の実施例によるフェースセグメント構造を示す、フラップシールのホット側の部分図である。
【符号の説明】
10 排気ノズル
12 先細部分
14 末広部分
16 長手方向軸線
18 フラップ
20 フラップシール
22 第1の機械式リンケージ
24 第2の機械式リンケージ
26 本体
28 背部材
30 フェースセグメント
31 フラップ位置ガイド
32 長さ
34 幅
36 波形部
38 第1のチャンネル
40 第2のチャンネル
42 幅縁
44 幅縁
46 U字状の壁
48 スペーサ
50 中間部分
52 内側表面
54 外側表面
56 第1の縁
58 第2の縁
60 第1の端
62 第2の端
64 第1のフランジ
66 第2のフランジ
68 第1の部分
70 第2の部分
72 端フェースセグメント
74 ポケット
76 ヒンジ手段
78 スカラップ
80 フラップシール取付け手段
82 隙間
84 チャンネル隙間
90 スポット溶接

Claims (10)

  1. 長手方向軸線を有するガスタービン排気ノズル用末広フラップシール(20)において、
    複数の波形部(36)を有する本体(26)であって、前記波形部が前記本体に形成されるとともに前記本体の幅に亘って延びる本体と、
    前記本体の第1の側に取付けられて前記本体の長さに沿って延びる背部材(28)
    包含し、
    前記本体が、
    第1のチャンネル(38)及び第2のチャンネル(40)と、
    前記本体の前記第1の側に設けられて前記本体の後端に隣接するフラップ位置ガイド(31)と、
    をさらに備え、
    前記チャンネルの各々が、前記本体に沿って長さ方向に延びる壁部を有するとともに、前記幅の各側にそれぞれ設けられ、
    前記フラップ位置ガイドが使用時にノズルの誘導位置と関係なく隣接するフラップを隔てるように十分な距離を有して前記本体から半径方向外側にびるとともに、前記背部材に取付けられることを特徴とする末広フラップシール。
  2. 請求項記載の末広フラップシールにおいて、前記フラップ位置ガイド(31)が前記背部材(28)に一体に形成されている、末広フラップシール。
  3. 請求項1または2記載の末広フラップシールにおいて、更に、複数のフェースセグメント(30)を包含し、各フェースセグメントが、前記背部材(28)が取付けられている前記第 1 側と反対側である前記本体の他方の側に取付けられていると共に、第1の端と第2の端とを有し、これらの各端が厚さを有し、かつ前記フェースセグメント(30)の第1及び第2の端(60,62)が、それぞれ前記第1及び第2のチャンネル(38,40)内に自由に受入られて、これらのチャンネル内で移動できるようにした、末広フラップシール。
  4. 請求項記載の末広フラップシールにおいて、前記フェースセグメント(30)の各々が、中間部分(50)と、第1のフランジ(64)と、第2のフランジ(66)とを包含し、前記中間部分が、内側表面(52)と、外側表面(54)と、第1の縁(56)と、第2の縁(58)とを有し、これらの縁が、互いに平行であると共に前記第1及び第2の端(60,62)に対して実質的に垂直であり、また前記第1のフランジが、前記中間部分の第1の縁(56)に設けられ、更に前記第2のフランジが、前記中間部分の第2の縁(58)に設けられ、かつ2つのフェースセグメントが互いに隣接して配置されたときに、一方のフェースセグメントの第1のフランジと他方のフェースセグメントの第2のフランジとが組合う幾何学的形状とされ、これにより、一方のフェースセグメントの第1のフランジが他方の隣接するフェースセグメントの第2のフランジに連結すると共に、これらのフランジがそれらの幾何学的形状に沿う所定の隙間(82)により隔てられている、末広フラップシール。
  5. 請求項記載の末広フラップシールにおいて、前記第1のフランジ(64)が前記中間部分(50)前記内側表面(52)から実質的に垂直方向に延びており、また前記第2のフランジ(66)が前記中間部分(50)前記内側表面(52)から延びているL字形の幾何学的形状から成る、末広フラップシール。
  6. 請求項4または5記載の末広フラップシールにおいて、前記フェースセグメント(30)が更に前記第1及び第2の縁(56,58)の一方に沿って延びるスカラップ(78)を包含し、これにより、各フェースセグメントの第1の縁と第2の縁との間の距離を減少すると共に、このフェースセグメントの第1及び第2の縁と他の隣接するフェースセグメントの第2及び第1の縁との間の距離をそれぞれ増大して、シールのより大きな熱膨張を許容してなる、末広フラップシール。
  7. 請求項記載の末広フラップシールにおいて、前記フェースセグメント(30)の各端における第1の縁と第2の縁(56,58)との間の距離が前記フェースセグメントの他の部分における第1の縁と第2の縁との間の最大距離よりも小さい、末広フラップシール。
  8. 請求項3〜7のいずれかに記載の末広フラップシールにおいて、更に、前記フェースセグメント(30)の端の厚さと等しいか又は該厚さよりも大きい厚さを有するスペーサ(48)を包含し、このスペーサが前記第1及び第2のチャンネル(38,40)内の、フェースセグメントの第1及び第2の端よりも奥のところにそれぞれ受入れられて固定され、これにより、前記フェースセグメントの第1及び第2の端が前記第1及び第2のチャンネル内で束縛されるのを防止するのに十分離れた距離の間隔を前記チャンネルの壁に置くようにしてなる、末広フラップシール。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の末広フラップシールにおいて、前記チャンネル(38,40)が前記本体の全体長さに沿って連続して延びている、末広フラップシール。
  10. ガスタービンエンジン用排気ノズル(10)において、
    先細部分(12)
    広部分(14)と、
    を包含し、
    前記先細部分及び前記末広部分が、長手方向軸のまわりに設けられていると共に互いに枢動可能に取付けられ
    前記末広部分が、
    前記先細部分(12)に枢動可能に取付けられた複数のフラップ(18)と、
    複数のシール(20)と、
    前記フラップ(18)及び前記シール(20)を一緒に機械的に連結する手段(22)と、
    前記フラップ及び前記シールを前記排気ノズルの前記長手方向軸線まわりに駆動すると共に前記シールを前記長手方向軸線からそれた軸線のまわりに駆動する手段(24)と、を包含し、
    前記シールの各々が、
    前端と後端との間を延びる長さ及び幅を有する本体(26)と、
    前記本体の第1の側に取付けられて前記本体の長さに沿って延びる背部材(28)と、
    前記本体の前記第1の側に設けられて前記本体の後端に隣接するフラップ位置ガイド(31)と、を包含し、
    前記フラップ位置ガイドが、ノズルの誘導位置と関係なく隣接するフラップを隔てるのに十分な距離でもって前記本体から半径方向外側へ延びることを特徴とするガスタービンエンジン用排気ノズル。
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