JPH08326601A - ガスタービンエンジン排気ノズル用末広フラップシール - Google Patents

ガスタービンエンジン排気ノズル用末広フラップシール

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JPH08326601A
JPH08326601A JP8148510A JP14851096A JPH08326601A JP H08326601 A JPH08326601 A JP H08326601A JP 8148510 A JP8148510 A JP 8148510A JP 14851096 A JP14851096 A JP 14851096A JP H08326601 A JPH08326601 A JP H08326601A
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    • F02K1/78Other construction of jet pipes
    • F02K1/80Couplings or connections
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導自在な排気ノズルの隣接する末広フラッ
プ間の機械的損傷を防止すると共に、複雑な幾何学的形
状に適応でき、かつ一定のノズル断面積を与えるのに有
用な末広フラップシールを提供すること。 【解決手段】 長手方向軸線を有するガスタービンエン
ジン排気ノズル用末広フラップシール20は、本体26
と、背部材28と、フラップ位置ガイド31とを包含す
る。フラップ位置ガイド31、末広フラップの角度がノ
ズルの長手方向軸線に関してそらされていると関係なし
に、隣接するフラップを分離し、これによりノズルの周
囲にフラップを一層均等に分配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、一般にはエンジンノズルに関
し、より詳細には、エンジンノズルのフラップ間を密封
するシールに関する。
【0002】
【発明の背景】ガスタービンにより駆動される航空機に
おいて、先細/末広排気ノズルを具備するエンジンを装
備することは利益あることである。先細/末広排気ノズ
ルとは、末広部分の上流側に先細部分を有する排気ノズ
ルをいう。したがって、このような先細/末広排気ノズ
ルにおいて、エンジンのタービンセクションを出る排気
ガスは、直径が漸次増大する末広部分を通過する前に、
直径が漸次減少する先細部分を通過する。
【0003】そして、通常の先細/末広排気ノズルを装
備するエンジンにおいて、先細及び末広の両部分はエン
ジンの長手方向軸線のまわりに対称である。また、末広
部分は複数のフラップを包含し、これらのフラップは先
細部分と末広部分との間の境界部にヒンジ止めされて、
半径方向外向きに回転でき、これにより末広部分がエン
ジンの長手方向軸線から広がる角度を変化できるように
なっている。更に、フラップシールが末広部分のフラッ
プ間に設けられて、排気ガスがフラップ間から逃げるの
を防止している。
【0004】しかして、以上述べた誘導自在な先細/末
広排気ノズルを装備するガスタービンエンジンにおいて
は、末広部分の中心線が長手方向の中心線からそらされ
ることにより、ピッチ・ヨースラスト誘導(pitch
and yaw thrust vectorin
g)が行われる。すなわち、末広フラップがそらせられ
ることにより、互いに関してのフラップの位置がそらせ
の方向及び大きさとに依存して変えられる。したがっ
て、誘導されたノズルのある周囲区域では、フラップ間
の間隔が減少して、これらのフラップがオーバラップ
し、これにより誘導操作中互いに機械的に損傷してしま
う。また、他の周囲区域においては、フラップ間の間隔
が増大して、フラップシールが強制的に複雑な幾何学的
形状を呈するようにさせられるので、隣接するフラップ
間の周囲間隔を適当な手段によってこの複雑な幾何学的
形状に適応するようにしなければならない。しかして、
いずれの場合であっても、ノズルの断面積は予想したも
のとは異なり、一定しない断面積となる。ノズルの性能
特性がノズルの断面積とのど部の断面積との割合に依存
することは、当業者であればわかるであろう。したがっ
て、ノズル断面積が一定でなくなることは、好ましくな
い現象である。
【0005】以上述べたことから、複雑な幾何学的形状
に適応できると共に、隣接するフラップ間の機械的損傷
を防止し、かつ一定のノズル断面積を与えるのに有用な
排気ノズル用フラップシールが要望されている。
【0006】
【発明の開示】本発明は、このような要望に応じてなさ
れたものである。したがって、本発明の目的は、誘導自
在な排気ノズルにおいて、隣接する末広フラップ間の機
械的損傷を防止する末広フラップシールを提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、誘導自在な排気ノズ
ルにおいて、複雑な幾何学的形状に適応できる末広フラ
ップシールを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、誘導自在な排気
ノズルにおいて、一定のノズル断面積を与えるのに有用
な末広フラップシールを提供することにある。
【0009】以上述べた目的を達成するために、本発明
によれば、次に述べるような、長手方向軸線を有するガ
スタービンエンジン排気ノズル用の末広フラップシール
が提供される。すなわち、本発明によるガスタービンエ
ンジン排気ノズル用末広フラップシールは、本体と、背
部材と、フラップ位置ガイドとを包含する。フラップ位
置ガイドは、末広フラップの角度がノズルの長手方向軸
線に関してそらされていると関係なしに、隣接するフラ
ップを分離し、これによりノズルの周囲にフラップを一
層均等に分配する。
【0010】このような特徴を有する本発明の利益は、
各フラップシールのフラップ位置ガイドが、隣接するフ
ラップが互いにオーバラップするのを防止することにあ
る。その結果として、フラップが互いに機械的に損傷す
るのを防止する。また、隣接するフラップを分離するこ
とにより、ノズルの周囲にフラップを一層均等に分配で
きる。そして、フラップを均等に分配できることは誘導
自在な排気ノズルにおいて一定のノズル断面積を与える
のに有用であり、したがって一層一定の性能の排気ノズ
ルを提供できる。
【0011】本発明の他の利益は、誘導自在なノズルの
運動学的エンベロープを最大にするのに有用であること
である。すなわち、フラップをノズルの周囲に一層均等
に分配することにより、隣接するフラップ間の干渉が減
少し、これによりノズルが末広り状に広がり得る運動学
的エンベロープが大きくなる。
【0012】本発明の以上述べた目的、特徴及び利益は
添付図面を参照して詳述する下記の最良の形態の実施例
についての説明から一層明らかになるであろう。
【0013】
【発明を実施するための最良の形態】図1を参照する
に、ガスタービンエンジンは排気ノズル10を包含し、
この排気ノズル10は末広部分14の上流側に先細部分
12を包含する。これら先細及び末広の両部分12及び
14は、エンジンの長手方向軸線16のまわりに対称的
に配置されている。ただし、末広部分14は長手方向軸
線16から選択的にそらすことができる。図2は、エン
ジンの長手方向軸線16から角度θだけそれている末広
部分14を概略的に示している。
【0014】再び図1において、末広部分14は、それ
ぞれ、一方の端で先細部分12に枢動可能に取付けられ
ている複数のフラップ18及びフラップシール20を包
含する。第1の機械式リンケージ22が、これらのフラ
ップ18及びフラップシール20を一緒に連結し、フラ
ップ18を駆動することによりフラップシール20を同
様に駆動できるようになっている。フラップ18の各々
に取付けられている第2の機械式リンケージ24はフラ
ップ18及びフラップシール20を長手方向軸線16の
まわり、又はこの長手方向軸線16に関してそれている
軸線のまわり、若しくはその両方に駆動する。
【0015】次に図3及び図4を参照するに、各フラッ
プシール20は本体26と、背部材28と、複数のフェ
ースセグメント30と、複数のフラップ位置ガイド31
(図5又は図6を参照)とを包含する。図3は、フラッ
プシール20のホット側を示している。このフラップシ
ール20のホット側は、エンジンを出る排気ガスに直接
さらされる側と定義されている。また、フラップシール
20のコールド側は、排気ガスに直接さらされるホット
側と反対側の、フラップシール20の側と定義されてい
る。本体26は、図3に示されるように、前端33と後
端35との間を延びる長さと定義されている長さ32
と、幅34とを有する。本体26は、更に、本体26に
形成されて本体26の幅34にわたって延びている複数
の波形部36(特に、図5又は図6を参照)と、第1の
チャンネル38と、第2のチャンネル40(特に、図7
を参照)とを包含する。なお、波形の幾何学的形状は図
5、図6及び図8に示される形状と異なる形状にするこ
とができるものである。
【0016】次に図7を参照するに、第1のチャンネル
38及び第2のチャンネル40は、本体26を形成する
シート状金属の両縁を“U”字状に折曲げることによっ
て、本体26の幅の両縁42,44に沿って形成され
る。“U”字状の壁46は、本体26に沿って長手方向
に延びている。そして、好適な実施例によれば、所定の
厚さを有するスペーサ48が、各チャンネル38,40
に挿入され、適所にスポット溶接されている。
【0017】次に図8及び図9を参照するに、各フェー
スセグメント30は中間部分50を包含し、この中間部
分50は内側表面52と、外側表面54と、第1の縁5
6と、第2の縁58と、第1の端60と、第2の端62
とを有する。第1及び第2の縁56,58は、互いに平
行であると共に、第1及び第2の端60,62に対して
実質的に垂直である。各フェースセグメント30は、更
に、第1のフランジ64と、第2のフランジ66とを包
含する。第1のフランジ64は、中間部分50の第1の
縁56に設けられている。第2のフランジ66は、中間
部分50の第2の縁58に設けられている。そして、好
適な実施例によれば、第1及び第2のフランジ64,6
6は、フェースセグメント30の両側部分を中間部分5
0から折曲げることによって形成される。したがって、
フェースセグメント30はシート状の金属ブランクから
形成することができる。
【0018】これら第1及び第2のフランジ64,66
は、複数のフェースセグメント30が互いに隣接して配
置されたときに、一方のフェースセグメント30の第1
のフランジ64が隣接する他方のフェースセグメント3
0の第2のフランジ66に連結するように、互いに組合
う幾何学的形状とされている。図8は、第1及び第2の
フランジ64,66の好適な形を示す。すなわち、第1
のフランジ64は中間部分50に対して垂直である。そ
して、第2のフランジ66は、“L”字状である。すな
わち、第2のフランジ66は、中間部分50に対して垂
直な第1の部分68と、中間部分50に対して平行な第
2の部分70とから成る。
【0019】再び図3を参照するに、端フェースセグメ
ント72は第1及び第2のフランジ64,66(図8を
参照)の一方のみを包含し、中間部分50を有する形に
延ばされている。この端フェースセグメント72が本体
26に組立てられると、端フェースセグメント72と本
体26とはフラップシール20を枢動可能に取付けるた
めのヒンジ手段76を受入れるポケット74(点線で示
されている)を形成する。米国特許第5,238,18
9号明細書は、このようなヒンジ手段76の一例を開示
している。
【0020】次に図9及び図10を参照するに、好適な
実施例によれば、フェースセグメント30は、更に、第
1の縁56、又は第2の縁58、若しくはその両方に沿
って延びるスカラップ78を包含する。このスカラップ
78は、各フェースセグメント30の第1の縁56と第
2の縁58との間の距離を減少すると共に、このフェー
スセグメント30の第1及び第2の縁56,58と他の
隣接するフェースセグメント30の第2及び第1の縁5
8,56との間の距離をそれぞれ増大して、フラップシ
ール20のより大きな熱膨張を許容する。スカラップ7
8は、例えば、もしフラップシール20がその全体長さ
に沿って中央部分に急激な熱勾配を受けるような場合に
は、すべてのフェースセグメント30の中央部分に設け
ることができる。しかし、選択的に、もし熱勾配がフラ
ップシール20の特定区域に非常に高く生じる場合に
は、該特定区域のフェースセグメント30にのみスカラ
ップ78を設けて、該特定区域においてより大きな熱膨
張を許容できるようにすることができる。図9は、フェ
ースセグメント30の両端60,62の近くに形成した
スカラップ78が、これら両端60,62近くの熱膨張
を許容すると共に、チャンネル38,40内におけるフ
ェースセグメントの移動を容易にしている例を示してい
る。
【0021】再び図5及び図6を参照するに、背部材2
8は、本体26のコールド側に取付けられている剛直な
部材により形成されている。より詳細には、背部材28
は、本体26の波形部36に従来公知の適当な手段によ
って取付けられる。そして、背部材28はフラップシー
ル20をリンケージ24(図1を参照)に取付けるため
の手段80を包含する。リンケージ24は、前述したよ
うに、フラップ18とフラップシール20とを一緒に接
続する。そして、図5に示される本発明の一実施例によ
れば、フラップ位置ガイド31がフラップシール取付け
手段80とシール20の本体26の後端35との間の位
置で背部材28に取付けられている。このフラップ位置
ガイド31は、ノズルの誘導位置と関係なく隣接するフ
ラップ18を分離するのに十分な距離でもって本体20
から外へ延びている。図6はこのフラップ位置ガイド3
1の他の実施例を示し、ガイド31はフラップシール取
付け手段80とシール20の本体26の後端35との間
の位置で背板28に一体に形成されている。
【0022】また図8を参照するに、組立において、フ
ェースセグメント30はスポット溶接90(図3も参
照)によって本体26の波形部36に取付けられる。フ
ェースセグメント30は、その第1のフランジ64と他
の隣接するフェースセグメント30の第2のフランジ6
6とが所定の隙間82により分離されて組み重ねられる
ような寸法にされて配置される。隙間82は、一対の隣
接するフェースセグメント30に予想される熱膨張を許
容するような寸法とされている。一対の隣接するフェー
スセグメント30の一方の第1のフランジ64と他方の
フェースセグメント30の第2のフランジ66との組合
う幾何学的形状により、ガスが一対の隣接するフェース
セグメント30間を通り、フェースセグメント30の外
側表面54に沿って通るのを実質的に防止できる。
【0023】更に図7及び図9を参照するに、フェース
セグメント30の第1及び第2の端60,62はそれぞ
れ第1及び第2のチャンネル38,40(図7を参照)
内を移動するのが自由である。また、第1及び第2のチ
ャンネル38,40内のフェースセグメント30の第1
及び第2の端60,62よりも奥のところにそれぞれ設
けられているスペーサ48は、フェースセグメント30
の束縛を防止するのに十分なチャンネル隙間84を維持
するのに役立つ。このスペーサ48は、また、組立中フ
ェースセグメント30を位置決めするのに役立つ。
【0024】以上本発明をその実施例に関して図示し詳
述してきたけれども、請求した本発明の精神及び範囲を
逸脱することなく、その形態及び詳部においてさまざま
な変更ができることは当業者にとって理解されるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジン用排気ノズルの一部分を
示す斜視図である。
【図2】排気ノズルを概略的に示す図である。
【図3】本発明の好適な実施例によるフラップシールの
ホット側を示す図である。
【図4】図3に示されるフラップシールのコールド側を
示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるフラップ位置ガイドを
示す、フラップシールの一部断面側面図である。
【図6】本発明の他の実施例による位置ガイドを示す、
フラップシールの一部断面側面図である。
【図7】図3に示されるフラップシールの断面図であ
る。
【図8】図5の矢印8−8の部分を拡大して詳細に示す
断面図である。
【図9】本発明の一実施例によるフェースセグメント構
造を示す、フラップシールのホット側の部分図である。
【図10】本発明の他の実施例によるフェースセグメン
ト構造を示す、フラップシールのホット側の部分図であ
る。
【符号の説明】
10 排気ノズル 12 先細部分 14 末広部分 16 長手方向軸線 18 フラップ 20 フラップシール 22 第1の機械式リンケージ 24 第2の機械式リンケージ 26 本体 28 背部材 30 フェースセグメント 31 フラップ位置ガイド 32 長さ 34 幅 36 波形部 38 第1のチャンネル 40 第2のチャンネル 42 幅縁 44 幅縁 46 U字状の壁 48 スペーサ 50 中間部分 52 内側表面 54 外側表面 56 第1の縁 58 第2の縁 60 第1の端 62 第2の端 64 第1のフランジ 66 第2のフランジ 68 第1の部分 70 第2の部分 72 端フェースセグメント 74 ポケット 76 ヒンジ手段 78 スカラップ 80 フラップシール取付け手段 82 隙間 84 チャンネル隙間 90 スポット溶接
フロントページの続き (72)発明者 カーティス・ダブリュー・バーガー アメリカ合衆国フロリダ州34994 スチュ アート市ノースウエスト パーメット テ ラス 1837 (72)発明者 スティーブン・ビー・ジョンソン アメリカ合衆国フロリダ州34997 スチュ アート市サウスウエスト オーク ハンモ ック コート 8332 (72)発明者 ウィリアム・ジェー・ミラー アメリカ合衆国フロリダ州33409 ウエス トパームビーチ市ビレッジ ブールバード 1401 アパートメント 911

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向軸線を有するガスタービン排気ノ
    ズル用末広フラップシールにおいて、前端と後端との間
    を延びる長さ及び幅を有する本体と、この本体の一方の
    側に取付けられて前記本体の長さに沿って延びる背部材
    と、前記本体の一方の側に位置して前記本体の後端に隣
    接するフラップ位置ガイドとを包含し、このフラップ位
    置ガイドがノズルの誘導位置と関係なく隣接するフラッ
    プを分離するのに十分な距離でもって前記本体から外へ
    延びて、隣接するフラップを分離し、これによりノズル
    の周囲にフラップを均等に分配したことを特徴とする末
    広フラップシール。
  2. 【請求項2】請求項1記載の末広フラップシールにおい
    て、前記フラップ位置ガイドが前記背部材に取付けられ
    ている、末広フラップシール。
  3. 【請求項3】請求項2記載の末広フラップシールにおい
    て、前記フラップ位置ガイドが前記背部材に一体に形成
    されている、末広フラップシール。
  4. 【請求項4】請求項3記載の末広フラップシールにおい
    て、前記本体が、更に、前記本体に形成されて前記幅に
    わたって延びる複数の波形部と、第1のチャンネルと、
    第2のチャンネルとを包含し、これらの各チャンネルが
    前記本体に沿って長さ方向に延びる壁を有し、かつ一方
    のチャンネルが前記幅の一方の側に設けられていると共
    に、他方のチャンネルが前記幅の他方の側に設けられて
    いる、末広フラップシール。
  5. 【請求項5】請求項4記載の末広フラップシールにおい
    て、更に、複数のフェースセグメントを包含し、各フェ
    ースセグメントが前記背部材が取付けられている側と反
    対側である前記本体の他方の側に取付けられていると共
    に、第1の端と第2の端とを有し、これらの各端が厚さ
    を有し、かつ前記フェースセグメントの第1及び第2の
    端がそれぞれ前記第1及び第2のチャンネル内に自由に
    受入られて、これらのチャンネル内で移動できるように
    した、末広フラップシール。
  6. 【請求項6】請求項5記載の末広フラップシールにおい
    て、前記フェースセグメントの各々が中間部分と、第1
    のフランジと、第2のフランジとを包含し、前記中間部
    分が内側表面と、外側表面と、第1の縁と、第2の縁と
    を有し、これらの縁が互いに平行であると共に前記第1
    及び第2の端に対して実質的に垂直であり、また前記第
    1のフランジが前記中間部分の第1の縁に設けられ、更
    に前記第2のフランジが前記中間部分の第2の縁に設け
    られ、かつ2つのフェースセグメントが互いに隣接して
    配置されたときに、一方のフェースセグメントの第1の
    フランジと他方のフェースセグメントの第2のフランジ
    とが組合う幾何学的形状とされ、これにより、一方のフ
    ェースセグメントの第1のフランジが他方の隣接するフ
    ェースセグメントの第2のフランジに連結すると共に、
    これらのフランジがそれらの幾何学的形状に沿う所定の
    隙間により分離されている、末広フラップシール。
  7. 【請求項7】請求項6記載の末広フラップシールにおい
    て、前記第1のフランジが前記中間部分の内側表面から
    実質的に垂直方向に延びており、また前記第2のフラン
    ジが前記中間部分の内側表面から延びているL字形の幾
    何学的形状から成る、末広フラップシール。
  8. 【請求項8】請求項7記載の末広フラップシールにおい
    て、前記フェースセグメントが更に前記第1及び第2の
    縁の一方に沿って延びるスカラップを包含し、これによ
    り、各フェースセグメントの第1の縁と第2の縁との間
    の距離を減少すると共に、このフェースセグメントの第
    1及び第2の縁と他の隣接するフェースセグメントの第
    2及び第1の縁との間の距離をそれぞれ増大して、シー
    ルのより大きな熱膨張を許容してなる、末広フラップシ
    ール。
  9. 【請求項9】請求項8記載の末広フラップシールにおい
    て、前記フェースセグメントの各端における第1の縁と
    第2の縁との間の距離が前記フェースセグメントの他の
    部分における第1の縁と第2の縁との間の最大距離より
    も小さい、末広フラップシール。
  10. 【請求項10】請求項9記載の末広フラップシールにお
    いて、更に、前記フェースセグメントの端の厚さと等し
    いか又は該厚さよりも大きい厚さを有するスペーサを包
    含し、このスペーサが前記第1及び第2のチャンネル内
    の、フェースセグメントの第1及び第2の端よりも奥の
    ところにそれぞれ受入れられて固定され、これにより、
    前記フェースセグメントの第1及び第2の端が前記第1
    及び第2のチャンネル内で束縛されるのを防止するのに
    十分離れた距離の間隔を前記チャンネルの壁に置くよう
    にしてなる、末広フラップシール。
  11. 【請求項11】請求項10記載の末広フラップシールに
    おいて、前記チャンネルが前記本体の全体長さに沿って
    連続して延びている、末広フラップシール。
  12. 【請求項12】ガスタービンエンジン用排気ノズルにお
    いて、先細部分と、長手方向軸線のまわりに設けられて
    いると共に前記先細部分に枢動可能に取付けられた末広
    部分とを包含し、この末広部分が前記先細部分に枢動可
    能に取付けられた複数のフラップと、複数のシールと、
    前記フラップ及び前記シールを一緒に機械的に連結する
    手段と、前記フラップ及び前記シールを排気ノズルの長
    手方向軸線まわりに駆動すると共に前記シールを前記長
    手方向軸線からそれた軸線のまわりに駆動する手段とを
    包含し、前記シールの各々が、前端と後端との間を延び
    る長さ及び幅を有する本体と、この本体の一方の側に取
    付けられて前記本体の長さに沿って延びる背部材と、前
    記本体の一方の側に位置して前記本体の後端に隣接する
    フラップ位置ガイドとを包含し、このフラップ位置ガイ
    ドがノズルの誘導位置と関係なく隣接するフラップを分
    離するのに十分な距離でもって前記本体から外へ延び
    て、隣接するフラップを分離し、これによりノズルの周
    囲にフラップを均等に分配したことを特徴とするガスタ
    ービンエンジン用排気ノズル。
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