JP3844439B2 - Atm伝送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM網を通じて伝送されるDV方式に準拠した圧縮映像音声データを受信するATM受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一定のデータレートの映像音声信号をATM網のAAL1クラスのサービスを通じて伝送する場合には、ATM伝送受信装置においては、ITU勧告I.363に規定されるアダプティブクロック法に基づいて、映像音声信号を送出する側のクロック情報が再生される。アダプティブクロック法の原理は以下の通りである。
【0003】
送信側において、一定のデータレートである映像音声信号をATMセルとして送出すると、そのATMセルの送出速度は、送信側のクロック周波数に比例する。受信側ではそのATMセルを受信する都度FIFOメモリに書き込む同時に、所定のクロック信号に同期してFIFOメモリからATMセルを読み出す。このとき、受信側ではクロック信号周波数と単位時間あたりにFIFOメモリから読み出されるATMセルの個数の関係を、送信側におけるクロック周波数と単位時間あたりに送出されるATMセルの個数の関係と一致させる。
【0004】
このように構成された場合、受信側のFIFOメモリの内部に残留するATMセルの個数が増加することもなく減少することなく一定になるように受信側のクロック周波数を調節できたとすると、受信側のクロック周波数は送信側のクロック周波数に一致していることになる。これにより、送信側と受信側の同期が成立し正しく映像音声信号の伝送が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
なお、送信側と受信側の同期が正しく成立するためには、受信側で再生したクロックが送信側と周波数が一致することに加えて、クロック周波数のゆらぎ、すなわちジッタが所定の範囲以内に収まっていなければならない。これは、ジッタが大きいと、ATM伝送受信装置の後段に設けられた装置が、ATM伝送受信装置が受信した映像音声信号を完全には受け取れなかったり、他の映像音声信号との切り替えにあたってデータ欠落を発生するためである。
【0006】
ATM伝送受信装置が再生するクロックにジッタが発生する原因は、送信側と受信側の間にあるATM網におけるATMセルの伝達時間のバラツキである。このバラツキの最大値は、ATM伝送サービスの提供者によって保証されているが、一般にミリ秒(1/1000秒)単位で定義される。一方、映像音声信号のクロックのジッタの許容量はナノ秒(1/1000000000)単位で規定されている。そのため、ATM伝送受信装置がクロックを再生するにあたっては極力ATM網で発生する伝達時間バラツキの影響を受けない構成とすることが必要である。
【0007】
ATM網におけるATMセルの伝達時間にバラツキが発生すると、受信側においては単位時間あたりに到来するATMセルの個数が増減することになる。上述のように、受信側でのクロック再生は、FIFOメモリ内の残留ATMセル個数を一定にすることによって実現されるので、単位時間あたりに到来するATMセルの個数が増減すると、それに応答して受信側のクロック周波数も増減する。
【0008】
このような事態を避けるために応答性を下げると、FIFOメモリ内に残留するATMセルの個数が目標値に達するまでに本来不必要な時間を要する。目標値に達するまでは受信側のクロックが安定しないので、ジッタの許容値を満足することができず、映像音声信号の伝送を開始することができない。すなわち、単純にFIFOメモリ内の残留ATMセル個数を一定数に保つことだけでは、ATMセルの伝達時間にバラツキの影響を受け難くすることと、迅速に受信側のクロックのジッタを許容値以内に収め、伝送を開始できるようになるまでに要する時間を短縮することとを両立させることは難しい。
よって、本発明は、本発明は上記の構成により、ジッタを低く抑えて、伝送開始までに要する時間を短縮した、ATM伝送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、ATM網を通じて送信されるDV方式に準拠した圧縮映像音声データをATMセル単位で受信するATM伝送受信装置であって、
受信したATMセルを圧縮映像音声データを運ぶ第1のセルと、圧縮映像音声データ以外の情報を運ぶ第2のセルとに分別するセル分別器と、
第1のセルを逐次書き込むと共に、所定の読み出し指示情報に基づいて読み出す第1のFIFOメモリ器と、
第1のFIFOメモリ器に書き込まれる第1のセルの個数と、読み出される第1のセルの個数を検出して、第1のFIFOメモリ器に残留する第1のセルの個数をカウントして第1の残留セル数信号を出力するカウンタ器と、
第1の残留セル数信号から、経時変動の高い周波数成分を取り除いて第2の残留セル数信号を生成する第1のローパスフィルタ器と、
第1のセルの到来頻度より長い所定の周期で第2の残留セル数信号をサンプリングして第3の残留セル数信号を生成するサンプリング器と、
第3の残留セル数信号とFIFOメモリ器に残留する第1のセルの所定の目標個数を示す目標残留セル数信号とを差分演算して、第1の残留セル数誤差信号を生成する差分演算器と、
第1の残留セル数誤差信号の所定の周期内での平均値および分散値とを求める統計処理器と、
平均値と分散値とに基づいて、処理モードを決定すると共に決定したモードを示す処理モード指示信号を生成するモード選択器と、
第1の残留セル数誤差信号から、経時変動の高い周波数成分を取り除いて、第2の残留セル数誤差信号を生成する第2のローパスフィルタ器と、
処理モード指示信号に基づいて変化する第1の伝達ゲインで、第2の個数誤差信号を増幅して第3の個数誤差信号を生成する第1の可変ゲイン器と、
処理モード指示信号に基づいて、第2の残留セル数誤差信号の第1の可変ゲイン器への入力を制御する第1のスイッチ器と、
第3の個数誤差信号を積分して、第4の個数誤差信号を生成する積分器と、
第2の個数誤差信号と第4の個数誤差信号とを加算して、第5の個数誤差信号を生成する加算器と、
処理モード指示信号に基づいて、第4の個数誤差信号の加算器への入力を制御する第2のスイッチ器と、
処理モード指示信号に基づいて変化する第2の伝達ゲインで、第5の個数誤差信号を増幅して第6の個数誤差信号を生成する第2の可変ゲイン器と、
第9の個数誤差信号の所定の周波数付近の周波数成分を抑制して第7の個数誤差信号を生成するバンドエリミネーションフィルタ器と、
第7の個数誤差信号に応じて、発振周波数が制御される第1のクロック信号を発生するVCXO器と、
第1のクロック信号に基づいて、FIFOメモリ器から第1のセルを単位クロック数あたり所定個数だけ読み出させる読出指示信号を生成する読出指示器と、第1のクロック信号に位相同期した第2のクロック信号を発生するPLL器と、
第1のセルから再生される圧縮映像音声データを書き込むと共に、第2のクロック信号に基づいて読み出す第2のFIFOメモリ器とを備えるATM伝送受信装置。
【0010】
上述のように、第1の発明はおいては、PLLからの出力される第2のクロック信号を再生クロック信号とし、第2のFIFOメモリから映像音声信号を取り出すことによってジッタの少ない伝送を可能とする。さらに、統計処理器とモード選択器によってスイッチやゲインを変化させることによって、ジッタの抑制と伝送開始までの時間の短縮とを両立させる。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、カウンタ器は、第1のFIFOメモリ器から第1のセルが読み出されるタイミングで、第1のFIFOメモリ器に残留する第1のセルの個数をラッチして出力することを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、第1の発明において、PLL器の追従応答特性がオーバーダンプに設定されることを特徴とする。
【0013】
第4の発明は、第1の発明において、処理モード指示信号は、引き込みモード、積分モード、および定常モードのいずれか一つを示すことを特徴とする。
【0014】
第5の発明は、第4の発明において、モード選択器は、平均値が予め設定された第1の基準値で規定される第1の範囲内にある場合には第1の所定値を上限としてをカウントアップし、第1の範囲外にある場合には0を下限としてをカウントダウンして第1のカウント値を出力する第1の収束判定カウンタと、
平均値が予め設定された第2の基準値で規定される第2の範囲内にある場合は第2の所定値を上限としてカウントアップし、第2の所定値にある場合は0を下限としてカウントダウンして、第2のカウント値を出力する第2の収束判定カウンタとを備え、
引き込みモードにおいて、第1のカウント値が第1の上側閾値を越える場合には積分モードに移行し、
積分モードにおいて、第2のカウント値が所定の第2の上側閾値を越える場合には定常モードに移行し、第1のカウント値が第1の下側閾値を下回る場合には引き込みモードに移行し、
定常モードにおいて、第2のカウンタ値が第2の下側閾値を下回る場合には積分モードに移行することを特徴とする。
【0015】
第6の発明は、第5の発明において、分散値が所定の値より低い場合、第1および第2のカウンタ値は所定の下限値を限度として小さくされることを特徴とする。
【0016】
第7の発明は、第1の発明において、引き込みモードにおいては、第1および第2のスイッチ器はそれぞれ、第2の個数誤差信号および第4の個数誤差信号を入力させないことを特徴とする。
【0017】
第8の発明は、第1の発明において、第1の伝達ゲインは、積分モードにおいては定常モード時に比べて大きく設定されることを特徴とする。
【0018】
第9の発明は、第1の発明において、第2の伝達ゲインは、引き込みモードにおいては積分モード時に比べて大きく設定され、積分モードにおいては定常モード時に比べて大きく設定されることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
先ず本発明の実施の形態にかかるATM伝送受信装置の基本的概念について説明する。本発明においては、受信したATMセルから再生した第1のクロック信号に位相同期させた第2のクロック信号を再生クロック信号として、デコード後の映像音声信号をFIFOメモリから取り出すことによってジッタの少ない伝送を可能とする。さらに、第1のクロック信号の再生時に、統計処理器とモード選択器によってスイッチやゲインを変化させることによって、ジッタの抑制と伝送開始までの時間の短縮とを両立させるものである。
【0020】
先ず図1を参照して、本発明の実施の形態にかかるATM伝送受信装置の構成について説明する。ATM伝送受信装置1000は、セル分別器101、FIFOメモリ102、カウンタ103、アンチエイリアスフィルタ104、サンプリング器105、目標値発生器106、差分器107、ローパスフィルタ(LPF)108、平均値演算器109、分散値演算器110、モード切替器111、スイッチ112、スイッチ113、可変ゲイン増幅器114、累算器115、加算器116、可変ゲイン増幅器117、バンドエリミネーションフィルタ118、D/Aコンバータ119、リードラグフィルタ120、VCXO121、読出信号発生器122、デコーダ123、PLL124、およびFIFOメモリ125を含む。
【0021】
セル分別器101は、ATM網を経由してATM伝送受信装置1000に到来するATMセルCを、映像音声信号を運ぶ映像音声ATMセルCavと、それ以外の管理用ATMセルCadあるいは制御用ATMセルCcnとに分離する。ATMセルCの分離は、個々のATMセルCに付与されたバーチャルパス識別子VPI(Verual Pass Index)およびバーチャルチャネル識別子VCI(Virtual Channel Index)に基づいて行われる。
【0022】
ATM伝送受信装置1000においては、ATMセルCの到来時間頻度が重要な意味を持つ。それゆえに、セル分離器101においては、通過するATMセルCの到来時間間隔に変化を生じないことが必要である。
【0023】
FIFOメモリ102は、セル分離器101によって分別された映像音声ATMセルCavをその都度書き込んで行く。書き込まれた映像音声ATMセルCavは、読出信号発生器122から入力される読出信号Srに基づいて順次読み出される。
【0024】
カウンタ103は、FIFOメモリ101に書き込まれた映像音声ATMセルCavの数と、映像音声ATMセルCavの数をカウントし、その差分からFIFOメモリ101内に残留する映像音声ATMセルCavの個数Ncを検出する。なお、個数検出の際に、映像音声ATMセルCavの書き込みと、読み出しのそれぞれで個数を更新すると、仮に毎秒の書き込み個数と読みだし個数が同じであったとしても書き込みと読み出しのタイミングによって、個数が変動する。これを防ぐためには、カウンタの値を映像音声ATMセルCavを読み出すタイミングでラッチする、すなわち、個数の更新を映像音声ATMセルCavを読み出すタイミングで行う。
【0025】
カウンタ103の出力する個数Ncは、ATM網からATMセルCが到来したり、FIFOメモリが読み出されるたびに変化する。その頻度は、映像音声信号のデータレートが約144Mbps程度の場合、毎秒書き込みおよび読み出しは共に約31万回程度である。一方、クロック再生の応答速度は秒単位であるので、クロック再生の処理をATMセルCの到来頻度に合わせて行うのは無用な処理能力を必要とするので、カウンタ103の出力する個数Ncを直接サンプリングするのではなく、より低いサンプリング周波数でサブサンプリングする。
【0026】
アンチエイリアスフィルタ104は、サンプリング周波数の1/2以上の周波数成分を除去することによって、サブサンプリングに伴う折り返し歪みを除去する。この意味において、アンチエイリアスフィルタ104は一種のローパスフィルタである。サブサンプリング器105は、毎秒数千サンプル程度のサンプリング周波数でサブサンプルを行う。
【0027】
上述のように、カウンタ103、アンチエイリアスフィルタ104、およびサンプリング器105のそれぞれからは、基本的にはFIFOメモリ102の内部に残留している映像音声ATMセルCavの個数Ncが示すが、その信号としての意義は若干ことなる。よって、カウンタ103、アンチエイリアスフィルタ104、およびサンプリング器105から出力される個数Ncを表す信号をそれぞれ、第1の個数信号Nc1、第2の個数信号Nc2、および第3の個数信号Nc3と識別する。
【0028】
目標値発生器106は、FIFOメモリ101内に残留する映像音声ATMセルCavの個数Ncの目標値である目標個数Ncoを設定する。目標個数Ncoは、ATMセルC(映像音声ATMセルCav)の伝達時間のバラツキを十分吸収できる値に設定する。
【0029】
目標個数Ncoを大きく設定すれば、より大きなバラツキに対応できるものの、上述のATM伝送受信装置1000の構成においては受信に係わるる遅延が増大する。また、バラツキの最大値は伝送サービスの提供者によって保証されているので、伝送サービスの保証値に合わせて適切な値を目標個数Ncoとして設定する。なお、目標値発生器106が出力する目標個数Ncoを表す信号を、目標個数信号Ncoと呼ぶものとする。
【0030】
差分器107は、サブサンプリング器105から出力される第3の個数信号Nc3と、目標値発生器106から出力される目標個数信号Ncoとの差分演算して、第1の個数誤差信号Enc1を出力する。
【0031】
ローパスフィルタ108は、第1の個数誤差信号Enc1からATMセルC(映像音声ATMセルCav)の伝達時間のバラツキの時間的変動の高い周波数成分を除去して、第2の個数誤差信号Enc2を生成する。
【0032】
平均値演算器109は、差分器107から入力される第1の個数誤差信号Enc1の平均値を求めて、平均個数誤差Aencを出力する。平均値の求め方は、例えばサブサンプリング器105のサンプリング周波数の1/1000程度の周期で、その周期内の第1の個数誤差信号Enc1の平均を逐次演算する方法が採られる。
【0033】
分散値演算器110は、差分器107から入力される第1の個数誤差信号Enc1の分散値を求めて、分散個数誤差信号Dencを出力する。分散値の求め方は、例えばサブサンプリング器105のサンプリング周波数の1/1000程度の周期で、その周期内の第1の個数誤差信号Enc1の分散を逐次演算する方法が採られる。
【0034】
モード切替器111は、平均値演算手段109から入力される平均個数誤差Aencと、分散値演算手段110から入力される分散個数誤差信号Dencに基づいて、処理モードの選択を行う。
【0035】
ここで、図2を参照して、モード切替器111について説明する。モード切替器111は、第1の比較器201、第1の基準値発生器202、第1のカウンタ203、第1の二値比較器204、第1の下側基準値発生器205、第1の上側基準値発生器206、第2の比較器207、第2の基準値発生器208、第2のカウンタ209、第2の二値比較器210、第2の下側基準値発生器211、第2の上側基準値発生器212、第3の比較器213、第3の基準値発生器214、モード選択器215、およびモードデコーダ216を含む。
【0036】
平均値演算器109から出力された平均個数誤差Aencは、比較器201と比較器207の双方に入力される。比較器201は、入力された平均個数誤差Aencを、第1の基準値発生器202から出力される第1の基準値X1と比較し、平均個数誤差Aencの絶対値が第1の基準値X1より小さい場合は第1のカウントアップパルスPcu1を発生し、平均個数誤差Aencが第1の基準値X1より大きい場合は第1のカウントダウンパルスPcd1を発生する。
【0037】
第1のカウンタ203は、第1のカウントアップパルスPcu1あるいは第1のカウントダウンパルスPcd1を受けて、0から最大値Nの間で変化する第1のカウント値Vc1を出力する。ただし、第1のカウント値Vc1が0のときは、第1のカウントダウンパルスPcd1を受けても第1のカウント値Vc1は0のままである。同様に、第1のカウント値Vc1が最大値Nのときは、第1のカウントアップパルスPcu1を受けても第1のカウント値Vcは最大値Nのままである。
【0038】
第1の比較器204は、第1のカウンタ203から入力される第1のカウント値Vc1を第1の下側基準値発生器205の出力する第1の下側基準時Vsl1と、第1の上側基準値発生器206の出力する第1の上側基準値Vsh1と比較する。そして、第1の比較器204は、第1のカウント値Vc1が第1の上側基準値Vsh1を越える場合には積分モード移行信号Smiを出力し、第1の下側基準時Vsl1を下回る場合には積分モード解除信号Smirを出力する。
【0039】
第2の比較器207は、平均値演算器109から入力される平均個数誤差Aencを、第2の基準値発生器208から出力される第2の基準値X2と比較する。そして、第2の比較器207は、平均個数誤差Aencの絶対値が第2の基準値X2より小さい場合は第2のカウントアップパルスPcu2を発生し、平均個数誤差Aencの絶対値が第2の基準値X2より大きい場合は第2のカウントダウンパルスPcd2を発生する。
【0040】
第2のカウンタ209は、第2のカウントアップパルスPcu2および第2のカウントダウンパルスPcd2を受けて、0から最大値Mの範囲で変化する第2のカウント値Vc2を出力する。第2のカウント値Vc2が0のときは、第2のカウントダウンパルスPcd2を受けても第2のカウント値Vc2は0のままである。同様に、第2のカウント値Vc2が最大値Mのときは、第2のカウントアップパルスPcu2を受けても、第2のカウント値Vc2は最大値Mのままである。
【0041】
第2の二値比較器210は、第2のカウンタ208から出力される第2のカウント値Vc2を、第2の下側基準値発生器211から出力される第2の下側基準値Vsl2と第2の第2の上側基準値発生器212の出力する第2の上側基準値Vsh2と比較する。そして、第2の二値比較器210は、第2のカウント値Vc2が第2の上側基準値Vsh2を越える場合には収束モード移行信号Smcを出力し、第2のカウント値Vc2が第2の下側基準値Vsl2を下回る場合には収束モード解除信号Smcrを出力する。
【0042】
第3の比較器213は、分散値演算器110から出力される分散個数誤差信号Dencを、第3の基準値発生器214から出力される第3の基準値X3と比較する。そして、分散個数誤差信号Dencが第3の基準値X3を下回る場合は、第1の上側基準値発生器206および第2の上側基準値発生器212に対して、上側基準値Vsh1および第2の上側基準値Vsh2の値をそれぞれ予め定められた所定の下限値を下回らない範囲で小さな値に切り替える上限基準値切替信号Sswを出力する。
【0043】
これは、分散個数誤差信号Denc、つまり誤差の分散値が小さい場合は誤差の平均値が小さいことがより直接的に収束状態にあることを表現している。なお、収束状態とは、定常の状態である。そのため、モード移行のペースを早めても問題にならない。モード移行が早まれば、ジッタがより早く収束するので、伝送開始までの所要時間を短縮できると言うことを考慮している。
【0044】
モード選択器215は、第1の二値比較器204から出力される積分モード移行信号Smiおよび積分モード解除信号Smirと、第2の二値比較器210から出力される収束モード移行信号Smcおよび収束モード解除信号Smcrとを受けて、引き込みモードMd、積分モードMi、および収束モードMcの3つのモードのいずれかの選択を指示するモード選択信号Smを出力する。
【0045】
図3に、モード選択器215が選択指示するモード間の状態遷移の様子を模式的に表す。伝送が開始されると、先ず引き込みモードMdとなり積分モード移行信号Smiが来れば積分モードMiに移行する。一方、積分モード移行信号Smiが来なければ引き込みモードMdに留まる。
【0046】
積分モードMiでは、収束モード移行信号Smcが来れば収束モードMcに移行する。そして、積分モード解除信号Smirが来れば引き込みモードMdに移行する。一方、信号が来なければ積分モードMiに留まる。
【0047】
収束モードMcでは、収束モード解除信号Smcrが来れば積分モードMiに移行する。一方、信号がこなければ、収束モードMcに留まる。
【0048】
図2に戻って、モードデコーダ216は、モード選択器215から出力されるモード選択信号Smの示す各モードに合わせて、スイッチ112およびスイッチ113に対するスイッチ信号Sw、第1の可変ゲイン増幅器114に対する第1のゲイン信号Gv1、および第2の可変ゲイン増幅器117に対する第2のゲイン信号Gv2を出力する。
【0049】
図4に示す真理値表を参照して、モードデコーダ216によるデコードについて説明する。同図に示すように、引き込みモードMdにおいては、スイッチ信号Swはオフ、第1のゲイン信号Gv1は任意、および第2のゲイン信号Gv2は高に設定される。積分モードMiにおいては、スイッチ信号Swはオン、第1のゲイン信号Gv1は高、および第2のゲイン信号Gv2は中に設定される。そして、収束モードMcにおいては、スイッチ信号Swはオン、第1のゲイン信号Gv1は低、および第2のゲイン信号Gv2は低に設定される。
【0050】
図1に戻って、スイッチ112は、モード切替器111から出力されるスイッチ信号Swに基づいて、ローパスフィルタ108から出力された第2の個数誤差信号Enc2を第1の可変ゲイン増幅器114に伝達する。
【0051】
第1の可変ゲイン増幅器114は、モード切替器111から出力される第1のゲイン信号Gv1に基づいて、増幅ゲインG1を変化させる。結果、スイッチ112を経て入力される第2の個数誤差信号Enc2は、第1のゲイン信号Gv1に基づいて異なるゲインG1(Gv1)で増幅されて、第3の個数誤差信号Enc3が生成される。
【0052】
累算器115は、第1の可変ゲイン増幅器114から出力される個数誤差信号Enc3をサンプリング周期毎に累積加算して、第4の個数誤差信号Enc4を出力する。つまり、累算器115は、アナログ信号に対して積分器が行うのと同じ働きをする。
【0053】
スイッチ112は、モード切替器111から出力されるスイッチ信号Swに基づいて、累算器115から出力される第4の個数誤差信号Enc4を加算器116に伝達する。
【0054】
加算器116は、ローパスフィルタ108から出力される第2の個数誤差信号Enc2と、スイッチ113から出力される第3の個数誤差信号Enc3を加算して、第4の個数誤差信号Enc4を出力する。
【0055】
第2の可変ゲイン増幅器117は、モード切替器111から出力される第2のゲイン信号Gv2に基づいて、ゲインG2を変化させる。結果、加算器116から入力される第4の個数誤差信号Enc4は、第2のゲイン信号Gv2に基づいて異なるゲインG2(Gv2)で増幅されて、第5の個数誤差信号Enc5が生成される。
【0056】
バンドエリミネーションフィルタ118は、可変ゲイン増幅器117から出力される第5の個数誤差信号Enc5中の、ジッタとして現れ易い周波数付近の周波数成分を減衰させて、第6の個数誤差信号Enc6を出力する。
【0057】
D/Aコンバータ119は、第6の個数誤差信号Enc6をディジタル量からアナログ電圧に変換して、第1の個数電圧VEn1を生成する。
【0058】
リードラグフィルタ120は、第1の個数電圧VEn1に対して、高周波域でのゲインを下げるとともに、低周波域でのゲインをあげることで実効的なダイナミックレンジを拡大させて、第2の個数電圧VEn2を生成する。
【0059】
VCXO121は好ましくは電圧制御型水晶発振器で構成されて、リードラクフィルタ120から出力される第2の個数電圧VEn2に応じた発振周波数を有する第1のクロック信号Ck1を発生する。
【0060】
読出信号発生器122は、VCXO121から送出側と同一のクロック周波数の単位時間あたりの個数の映像音声ATMセルCavを読み出す読出信号SrをFIFOメモリ102に対して出力する。
【0061】
FIFOメモリ102から映像音声ATMセルCavは、デコーダ123によって映像音声ATMセルCavの集まりから、もとの映像音声信号にデコードされる。
【0062】
PLL124は、VCXO121から入力される第1のクロック信号Ck1に位相同期した第2のクロック信号Ck2を発生する。PLL124の応答特性は、周波数特性上ピークがなく、時間応答的にはオーバシュートのないステップレスポンスを有する。
【0063】
FIFOメモリ125はデコーダ123から出力される映像音声信号を書き込み、VCXO121から入力される第1のクロック信号Ck1に位相同期した第2のクロック信号Ck2に基づいて読み出しを行う。
【0064】
次に、図5に示す折れ線図を参照して、上述の如く構成されたATM伝送受信装置1000の各処理モードにおける開ループゲイン特性について説明する。同図において、横軸は周波数Fを示し、縦軸はゲインG(dB)を示す。さらに、実線Lmdは引き込みモードMdを示し、実線Lmiは積分モードMiを示し、実線Lmcは収束モードMcを示し、波線LrjはATM伝送受信装置1000から映像音声信号を受ける装置の対ジッタ応答性を示し、楕円Z512はローパスフィルタ108のカットオフ周波数帯域を示し、そして、楕円Z513はバンドエリミネーションフィルタ118による減衰域Z513を示す。
【0065】
同図において、線Lmc、線Lmi、および線Lmdのそれぞれが、0dBの横線と交差するゲイン交点PG517、PG515、およびPG511の周波数が高いほど、対応する処理モードに於けて高速な応答性を示す。そして、ゲイン交点PG517、PG515、およびPG511以上の周波数においては、線Lmd、線Lmi、および線Lmcのそれぞれが、0dBの横線からどれだけ下側に在るかが、ATMセルCの到着時間のバラツキに対する影響の受け難さを示す。つまり、同一の線(モード)では、この応答性とバラツキの影響の受け難さとは両立しないことは明らかである。
【0066】
先ず、引き込みモードMdにおいては、応答性が速いことが要求されるので、ゲイン交点PG511がもっとも高く設定されている。そして、ゲイン交点PG511より高い周波数に、ローパスフィルタ108のカットオフ周波数を設定することにより、高い周波数域でのATMセルC到着周期のバラツキによる影響を減衰させている。
【0067】
さらにローパスフィルタ108のカットオフ周波数より高い周波数域にバンドエリミネーションフィルタ118による減衰域Z513が設けられる。これは、ATM伝送受信装置1000からの映像音声信号を受ける装置のジッタに対する応答特性が、波線Lrjに示すようなバンドパス形状になっており、その低いほうのカットオフ周波数F514付近での影響を減少させるためである。
【0068】
積分モードMiにおいては、第2の可変ゲイン増幅器117の作用によって、全体のオープンループゲインが下がることによって、ゲイン交点がP511からP515に移動するとともに、ジッタが減少する。積分モードMiでは、スイッチ112および113がオンにされるので、ゲイン交点P515より周波数の低いところで、累算器115の作用によって、積分効果があらわれ実線Lmiは、−40dB/decの傾斜となる。そしてローパスフィルタ108から出力される第2の個数誤差信号Enc2(残留ATMセルC個数Ncと目標個数Ncoとの誤差)は0に近付く。
【0069】
収束モードMcにおいては、さらに第2の可変ゲイン増幅器117の作用によって、全体のオープンループゲインが下がることによって、ゲイン交点がP515からP517に移動する。積分モードMiにおける屈曲点P516が移動せずに全体のオープンループゲインが下がると、ゲイン交点P517での位相余裕が不足し不安定となるが、第1の可変ゲイン増幅器114の作用によって、屈曲点がP516からP518へ移動することで、これを防ぐことができる。
【0070】
本発明のATM伝送受信装置1000では、さらにデコーダ123によって映像音声信号に復元した後、さらにFIFOメモリ125に書き込み、そこからPLL124で生成した第1のクロック信号Ck1で読み出す。この構成により、PLL124はVCXO121のクロック信号の速いジッタには追従しないので、さらにジッタの低減を図ることが可能となる。ただし、PLL124の周波数応答特性がピークを持つと、その周波数付近のジッタ応答特性が悪化するので、周波数応答特性は平坦でなければならない。
【0071】
上記記述より明らかなように、本発明にかかるATM伝送受信装置1000においては、FIFOメモリ102内の残留ATMセルC個数(Nc)とその目標値(Nco)との誤差(Enc1)の平均値(Aenc)に基づいて、アダプティブクロック(Ck1)のフィードバックゲインおよび、周波数特性を変化させること、および、FIFOメモリ125によってさらにジッタを減少させることによって、伝送を開始できるまでの時間に対応する応答時間を短縮すると同時に、他の装置との接続する際に満足しなければならないジッタの低減を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるATM伝送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のモード選択器の構成を示すブロック図である。
【図3】図1にに示すATM伝送受信装置におけるモード間の状態遷移を表す説明図である。
【図4】図1のモード切替器から出力される各種信号のモードにおける真理値表である。
【図5】図1に示すATM伝送受信装置における、モード毎の開ループゲイン特性の説明図である。
【符号の説明】
1000 ATM伝送受信装置
101 セル分別器
102 FIFOメモリ
103 カウンタ
104 アンチエイリアスフィルタ
105 サブサンプリング器
106 目標値発生器
107 差分器
108 ローパスフィルタ
109 平均値演算器
110 分散値演算器
111 モード切替器
112、113 スイッチ
114 第1の可変ゲイン増幅器
115 累算器
116 加算器
117 第2の可変ゲイン増幅器
118 バンドエリミネーションフィルタ
119 D/Aコンバータ
120 リードラグフィルタ
121 VCXO
122 読み出し信号発生器
123 デコーダ
124 PLL
125 FIFOメモリ
201 第1の比較器
202 第1の基準値発生器
203 第1のカウンタ
204 第1の二値比較器
205 第1の下側基準値発生器
206 第1の上側基準値発生器
207 第2の比較器
208 第2の基準値発生器
209 第2のカウンタ
210 第2の二値比較器
211 第2の下側基準値発生器
212 第2の上側基準値発生器
213 第3の比較器
214 第3の基準値発生器
215 モード選択器
216 モードデコーダ
Claims (9)
- ATM網を通じて送信されるDV方式に準拠した圧縮映像音声データをATMセル単位で受信するATM伝送受信装置であって、
受信したATMセルを圧縮映像音声データを運ぶ第1のセルと、圧縮映像音声データ以外の情報を運ぶ第2のセルとに分別するセル分別手段と、
前記第1のセルを逐次書き込むと共に、所定の読み出し指示情報に基づいて読み出す第1のFIFOメモリ手段と、
前記第1のFIFOメモリ手段に書き込まれる第1のセルの個数と、読み出される第1のセルの個数を検出して、当該第1のFIFOメモリ手段に残留する第1のセルの個数をカウントして第1の残留セル数信号を出力するカウンタ手段と、
前記第1の残留セル数信号から、経時変動の高い周波数成分を取り除いて第2の残留セル数信号を生成する第1のローパスフィルタ手段と、
前記第1のセルの到来頻度より長い所定の周期で前記第2の残留セル数信号をサンプリングして第3の残留セル数信号を生成するサンプリング手段と、
前記第3の残留セル数信号と前記FIFOメモリ手段に残留する第1のセルの所定の目標個数を示す目標残留セル数信号とを差分演算して、第1の残留セル数誤差信号を生成する差分演算手段と、
前記第1の残留セル数誤差信号の所定の周期内での平均値および分散値とを求める統計処理手段と、
前記平均値と前記分散値とに基づいて、処理モードを決定すると共に決定したモードを示す処理モード指示信号を生成するモード選択手段と、
前記第1の残留セル数誤差信号から、経時変動の高い周波数成分を取り除いて、第2の残留セル数誤差信号を生成する第2のローパスフィルタ手段と、
前記処理モード指示信号に基づいて変化する第1の伝達ゲインで、当該第2の個数誤差信号を増幅して第3の個数誤差信号を生成する第1の可変ゲイン手段と、
前記処理モード指示信号に基づいて、前記第2の残留セル数誤差信号の前記第1の可変ゲイン手段への入力を制御する第1のスイッチ手段と、
前記第3の個数誤差信号を積分して、第4の個数誤差信号を生成する積分手段と、
前記第2の個数誤差信号と前記第4の個数誤差信号とを加算して、第5の個数誤差信号を生成する加算手段と、
前記処理モード指示信号に基づいて、前記第4の個数誤差信号の前記加算手段への入力を制御する第2のスイッチ手段と、
前記処理モード指示信号に基づいて変化する第2の伝達ゲインで、前記第5の個数誤差信号を増幅して第6の個数誤差信号を生成する第2の可変ゲイン手段と、
前記第9の個数誤差信号の所定の周波数付近の周波数成分を抑制して第7の個数誤差信号を生成するバンドエリミネーションフィルタ手段と、
前記第7の個数誤差信号に応じて、発振周波数が制御される第1のクロック信号を発生するVCXO手段と、
前記第1のクロック信号に基づいて、前記FIFOメモリ手段から前記第1のセルを単位クロック数あたり所定個数だけ読み出させる前記読出指示信号を生成する読出指示手段と、
前記第1のクロック信号に位相同期した第2のクロック信号を発生するPLL手段と、
前記第1のセルから再生される圧縮映像音声データを書き込むと共に、前記第2のクロック信号に基づいて読み出す第2のFIFOメモリ手段とを備えるATM伝送受信装置。 - 前記カウンタ手段は、前記第1のFIFOメモリ手段から前記第1のセルが読み出されるタイミングで、当該第1のFIFOメモリ手段に残留する当該第1のセルの個数をラッチして出力することを特徴とする、請求項1に記載のATM伝送受信装置。
- 前記PLL手段の追従応答特性がオーバーダンプに設定されることを特徴とする、請求項1に記載のATM伝送受信装置。
- 前記処理モード指示信号は、引き込みモード、積分モード、および定常モードのいずれか一つを示すことを特徴とする、請求項1に記載のATM伝送受信装置。
- 前記モード選択手段は、前記平均値が予め設定された第1の基準値で規定される第1の範囲内にある場合には第1の所定値を上限としてをカウントアップし、当該第1の範囲外にある場合には0を下限としてをカウントダウンして第1のカウント値を出力する第1の収束判定カウンタと、
前記平均値が予め設定された第2の基準値で規定される第2の範囲内にある場合は第2の所定値を上限としてカウントアップし、当該第2の所定値にある場合は0を下限としてカウントダウンして、第2のカウント値を出力する第2の収束判定カウンタとを備え、
引き込みモードにおいて、前記第1のカウント値が第1の上側閾値を越える場合には積分モードに移行し、
積分モードにおいて、前記第2のカウント値が所定の第2の上側閾値を越える場合には定常モードに移行し、前記第1のカウント値が第1の下側閾値を下回る場合には引き込みモードに移行し、
定常モードにおいて、前記第2のカウンタ値が第2の下側閾値を下回る場合には積分モードに移行することを特徴とする、請求項4に記載のATM伝送受信装置。 - 前記分散値が所定の値より低い場合、前記第1および第2のカウンタ値は所定の下限値を限度として小さくされることを特徴とする、請求項5に記載のATM伝送受信装置。
- 引き込みモードにおいては、前記第1および第2のスイッチ手段はそれぞれ、前記第2の個数誤差信号および前記第4の個数誤差信号を入力させないことを特徴とする、請求項1に記載のATM伝送受信装置。
- 前記第1の伝達ゲインは、積分モードにおいては定常モード時に比べて大きく設定されることを特徴とする、請求項1に記載のATM伝送受信装置。
- 前記第2の伝達ゲインは、引き込みモードにおいては積分モード時に比べて大きく設定され、積分モードにおいては定常モード時に比べて大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載のATM伝送受信装置。
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