JP3844242B2 - 中通し竿 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成し、この竿材の内部に釣り糸の繰り出し経路を形成してある中通し竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
中通し竿として、従来、実公昭61−19655号公報に開示されたものがあり、このものにおいては、リールを装着した元竿に糸の導入孔を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、上記構成においては、釣りをしない状態で取り扱う場合にも、糸の導入孔が露出する状態となっているので、他物で導入孔を傷つけ易く、その傷つき部分が糸と接触する場合には、糸を傷つけ糸切れの要因を作ることになるので、その部分をカバーする何らかの対策を必要とし、また、糸の導入孔が同一位置にある状態となっているので、釣り場を移動する等の場合においても長い状態で釣竿を取り扱わなくてはならない。
そこで、本発明の目的は、元上に形成した糸導入孔の位置を元竿に対して、釣り操作時と、釣り場を移動する際とに、夫々、切換変更できるようにして、釣り時においては糸の繰り出し抵抗を小さくし、釣り場を移動する際においては、竿をコンパクトにできる中通し竿を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による中通し竿は、中間位置にリールシートを有する第1手元側竿材に対して、前記第1手元側竿材よりも小径の第2手元側竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側竿材の外面に釣り糸を内部に導入する糸導入孔を形成してある中通し竿であって、前記糸導入孔を前記第1手元側竿材の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側竿材を前記第1手元側竿材より引き出した伸張状態に固定する第1の位置保持手段と、前記糸導入孔が前記第1手元側竿材の前端より前方側で前記第1手元側竿材の前端に近接して位置するように、前記第2手元側竿材を前記第1手元側竿材に対して収縮する第1収縮状態に固定する第2の位置保持手段と、を有していることを特徴としているものであり、実際に釣り操作をする場合には、第2手元側竿材を引き出して伸張状態に設定し、糸導入孔とリールとの間隔を大きく採って、糸導入孔での釣り糸の屈折度合いを小さくして、糸の繰り出し抵抗を小さくする。そして、釣り場を移動する場合には、糸を第2手元側竿材内に位置させた状態で、第2手元側竿材を収縮状態に位置させて、その糸導入孔を第1手元側竿材の前端より前方側でその第1手元側竿材の前端に近接する位置に設定することによって、竿長を短くして持ち運びできる。
【0005】
また、本発明による中通し竿は、前記第2手元側竿材に形成された糸導入孔部分には、第2手元側竿材の外周面より突出し、釣り糸を前記糸導入孔に誘導する糸導入具が設けられていることを特徴とするものであり、リールからの釣り糸を、第2手元側竿材の外周面より突出した糸導入具を介して竿内に誘導するので、糸導入孔での釣り糸の屈折度合いを小さくして、糸の繰り出し抵抗をさらに小さくすることができる。
【0006】
さらに、本発明による中通し竿は、前記糸導入具には、第2手元側竿材の外周面より突出した位置に糸取入口が設けられ、釣り糸を前記糸取入口から竿内に誘導する傾斜誘導路が形成されていることを特徴とするものであり、リールからの釣り糸を、第2手元側竿材の外周面より突出した糸取入口から傾斜誘導路を介して竿内に誘導するので、糸導入孔での釣り糸の屈折度合いを小さくして、糸の繰り出し抵抗をさらに小さくすることができる。
【0007】
さらにまた、本発明による中通し竿は、前記糸導入具は、第2手元側竿材の糸導入孔部分に着脱自在に取付けられているので、釣りを終了して中通し竿を仕舞い状態に収納する場合には、前記糸導入具を第2手元側竿材より取り外し、糸導入孔が第1手元側竿材内に位置するまで第2手元側竿材をさらに第1手元側竿材内に収縮させて、持ち運びが容易な状態にすることができる。
【0008】
なお、本発明の他の実施態様を示せば次のようになる。
本発明の他の実施態様は、糸導入孔を傷つけることを特別な機構を設けることなく阻止可能な中通し竿を提供することを目的とし、その特徴構成は、リールシートを有する第1手元側の竿材に対して、この第1手元側竿材よりも小径の第2手元側の竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側の竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成してあるものにおいて、前記第1手元側の竿材内に前記第2手元側竿材を収縮させる収縮状態で、前記導入孔を前記第1手元側竿材の内部に位置させるとともに、前記第2手元側竿材を前記第1手元側竿材より引き出した伸張状態で、前記導入孔を前記第1手元側竿材の前端より前方外方に位置させるように位置保持手段を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。つまり、糸の導入孔を前記収縮状態で第1手元側竿材の内部に位置させることができるので、糸の導入孔を第1手元側竿材で覆うことができるとともに、収縮状態に仕舞込んだときの竿全長を短くできる。
したがって、第1手元側竿材で糸の導入孔を覆うカバーの兼用化ができるとともに、仕舞込んだ竿全長を短くできるので、車等で運搬する際の持運びに便利であり、展示する場合にスペースを余り必要としない。
【0009】
さらに、本発明の他の実施態様は、前記の目的に加えて、糸の繰り出し抵抗を抑え、かつ、糸を第2手元側竿材に装着した状態で持ち運びに便利な状態に設定できる中通し竿を提供することを目的とし、その特徴構成は、リールシートを有する第1手元側の竿材に対して、この第1手元側竿材よりも小径の第2手元側の竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側の竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成してあるものにおいて、前記糸の導入孔を前記第1手元側の竿材の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材より引き出した伸張状態と、その伸張状態から第1段の収縮操作で前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材の前端より前方側でその前記第1手元側の竿材の前端に近接する位置に固定する第1収縮状態と、第2段の収縮操作で、前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材内に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材に対して更に奥に収納する第2収縮状態とに切換可能に位置保持手段を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】
つまり、第2収縮状態においては、糸の導入孔を第1手元側竿材内に位置させてこの第1手元側竿材で覆うことができるとともに、収縮させた状態での竿の全長を短くできる。一方、釣り場においては、糸導入孔を第1手元側竿材の前端より前方外方に位置させる。この状態で、実際に釣り操作をする場合には、第2手元側竿材を引き出して伸張状態に設定し、糸導入孔とリールとの間隔を大きく採って、糸導入孔での釣り糸の屈折度合いを小さくして、糸の繰り出し抵抗を小さくする。そして、釣り場を移動する場合には、糸を第2手元側竿材内に位置させた状態で、第2手元側竿材を第1収縮状態に位置させて、その糸導入孔を前記第1手元側の竿材の前端より前方側でその前記第1手元側の竿材の前端に近接する位置に設定することによって、竿長を短くして持ち運びできる。
したがって、店頭での展示等においては糸の導入孔を第1手元側竿材で兼用してカバーできるとともに、竿の全長を短くして展示時の必要スペースを小さくでき、糸の導入孔を露出した状態においても、釣り操作時と釣り場移動時等の釣り時における場合に応じて第2手元側竿材の突出状態を切換できる良さもある。
【0011】
さらに、本発明の他の実施態様は、前記の目的に加えて、糸の挿通作業を容易に行える中通し竿を提供することを目的とし、その特徴構成は、リールシートを有する第1手元側の竿材に対して、この第1手元側竿材よりも小径の第2手元側の竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側の竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成し、この第2手元側の竿材の内部に伸縮自在に収められる中子の後端に、この中子の内部への釣り糸の導入を許す後端開口を形成するとともに、この中子の伸長状態で、この中子の後端部を前記第2手元側の竿材の先部内面に嵌合させて伸長状態を保持するよう構成してあるものにおいて、前記糸の導入孔を前記第1手元側の竿材の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材より引き出した伸張状態と、その伸張状態から第1段の収縮操作で前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材の前端より前方側でその前記第1手元側の竿材の前端に近接する位置に固定する第1収縮状態と、第2段の収縮操作で、前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材内に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材に対して更に奥に収納する第2収縮状態とに切換可能に位置保持手段を形成し、前記第1段の収縮操作で設定された状態において、前記中子の後端開口を前記導入孔に近接させる位置に位置するように位置保持部を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
つまり、リールから出た釣り糸を、第2手元側竿材から次に挿通する必要のある中子の後端開口を、第1収納状態で糸導入孔近くに位置させることができるので、糸導入孔を通して中子の後端開口を目視することができ、糸導入孔の挿通した糸を、その儘後端開口に挿入することができる。
したがって、前記の効果に加えて、糸の挿通作業を容易に行える利点もある。
【0013】
さらに、本発明の他の実施態様は、前記の目的に加えて、第2手元側竿材を第1収縮状態で固定する為の固定構造を合理的に構成した中通し竿を提供することを目的とし、その特徴構成は、リールシートを有する第1手元側の竿材に対して、この第1手元側竿材よりも小径の第2手元側の竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側の竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成し、前記糸の導入孔を前記第1手元側の竿材の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材より引き出した伸張状態と、その伸張状態から第1段の収縮操作で前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材の前端より前方側でその前記第1手元側の竿材の前端に近接する位置に固定する第1収縮状態と、第2段の収縮操作で、前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材内に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材に対して更に奥に収納する第2収縮状態とに切換可能に構成してあるものにおいて、前記第1収縮状態に前記第2手元側竿材を保持する位置保持手段を、第2手元側竿材における糸導入孔形成部位に外嵌した、竿素材よりも軟らかい軟質材製の外嵌部材と、その外嵌部材に外嵌される第1手元側の竿材の口部内面とで形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】
つまり、第2手元側竿材を第1収縮状態に設定すると、第1手元側の竿材の口部内面が外嵌部材に外嵌して、その状態が固定される。その状態では、口部内面が外嵌部材に密着する度合いが高く、その固定状態が安定する。
【0015】
したがって、軟性の高い外嵌部材を固定状態の相手面として選定することによって嵌合公差等の製品精度を高める必要はない。しかも、この外嵌部材は、糸導入孔部位に外嵌されたもので、糸導入孔を形成した部位を補強する効果もある。
【0016】
さらに、本発明の他の実施態様は、前記の目的に加えて、第2手元側竿材の糸導入孔に装着して糸の導入を良好にする機構を、第2手元側竿材の伸縮動作に支障のないものにし、第2手元側竿材に形成した糸の導入孔を第1手元側竿材内に位置させるようにすることを目的としている。
【0017】
その特徴構成は、リールシートを有する第1手元側の竿材に対して、この第1手元側竿材よりも小径の第2手元側の竿材を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側の竿材の外面に釣り糸の導入孔を形成し、前記糸の導入孔を前記第1手元側の竿材の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材より引き出した伸張状態と、その伸張状態から第1段の収縮操作で前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材の前端より前方側でその前記第1手元側の竿材の前端に近接する位置に固定する第1収縮状態と、第2段の収縮操作で、前記糸導入孔が前記第1手元側の竿材内に位置するように、前記第2手元側の竿材を前記第1手元側の竿材に対して更に奥に収納する第2収縮状態とに切換可能に構成してあるものにおいて、前記第2手元側竿材の糸導入孔を形成した糸導入孔形成部位に対して、前記第2手元側竿材の外周面より突出する糸導入具を着脱自在に取り付けるとともに、前記糸導入具に前記第2手元側竿材の軸芯と直交する外向きの傾斜面を形成し、この傾斜面に糸取入口を形成するとともに、糸取入口を糸導入孔に連絡する傾斜誘導路に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0018】
つまり、リールからの釣り糸を、挿入用の治具を介して糸取入口に挿入し、その挿入した糸を治具とともに、傾斜誘導路を移動させて押し込むと、糸導入孔より第2手元側竿材の内部に至る。このように、釣り糸を取り込む糸取入口を外向き傾斜面に形成してあるので、糸取入口を視認し易く糸を挿入し易い。このような構造を有する糸導入具を着脱自在に構成してあるので、糸導入孔を第1手元側竿材内に位置させる場合には、糸導入具を取り外して、第2手元側竿材を第1手元側竿材に押し込み第2収縮状態に設定することができる。
【0019】
したがって、糸を挿入する作業においては容易迅速な作業性を得ることのできる糸導入具を取り外し可能に構成することによって、第1収縮状態と第2収縮状態とに切り換えることのできる中通し竿としての良さをより良く生かすことができる。
【0020】
【実施例】
図1(イ)(ロ)に示すように、穂先竿1、竿材2及び伸縮竿材3、これら穂先竿1及び竿材2、伸縮竿材3を振出式に装着する第2手元側竿材としての元上4、元上4に対して伸縮自在な第1手元側竿材としての元竿5を配して、振出し型中通し竿を構成する。元竿5の後端に、腹当て6を設けるとともに、中間位置にリールシート15を介してリール7を取り付け、このリール7より繰り出された糸aを、元上4の外面に形成した長孔状の糸導入孔4Aを通して、穂先竿1に挿入するようにしてある。
【0021】
穂先竿1、竿材2、伸縮竿材3は元上4に対して出退自在に振出型に構成されており、元竿5も元上4に対して伸縮自在であり、持ち運び時においては、図1(ロ)に示すように、短縮することが可能であり、釣り時においては、図1(ハ)に示すように、穂先竿1等を伸長させることは勿論であるが、元竿5を後方に引き延ばして、リール7と糸導入孔4Aとの間隔を大きくとって、竿内への糸aの導入時の抵抗を低減する等の効果を上げることができる。
【0022】
図2に示すように、穂先竿1の先端にやや拡径状態を呈する金属製の掴み部1Aを形成し、穂先竿1を元上4内に収納した状態で、この掴み部1Aのみが突出し、穂先竿1の引き出しを容易にしている。図2に示すように、元上4の先端に頭部4Bを被せるとともに、伸縮竿材3の先端に接当部材8をネジ込み装着して、伸縮竿材3を収縮させた際に、接当部材8を頭部4Bに接当させて、伸縮竿材3の収縮限界を設定している。接当部材8を螺着するネジ部材3Aを伸縮竿材3の前端部に外嵌するとともに、このネジ部材3Aの後端部を元上4の内周面に内嵌させて、伸縮竿材3の収縮状態を固定する構成を採っている。図2及び図4に示すように、その伸縮竿材3の後端にゴム製の保持部材9を内ネジ固定するとともに、その保持部材9の内周面に凹凸面9Aを形成し、この凹凸面9Aで穂先竿1の後端を保持すべく構成してある。この保持部材9の後端に、糸aを導入する開口を形成し、この開口にセラミック製の案内リング13を装着してある。さらに、保持部材9の前端面に竿材3の後端を接当させるように構成し、竿材3の収縮状態での収縮限界を設定する規制部9Bを構成する。
【0023】
一方、元上4において竿素材4Cの外周に、竿素材4Cより軟質の樹脂製の外嵌部材4Dを密着外嵌するとともに、外嵌部材4Dの中間位置に開口を形成して、前記した糸aの導入孔4Aを形成する。この導入孔4Aの内縁で外嵌部材4Dにステンレス製又はセラミック製の案内リング10を装着するとともに、収縮状態で接当部材8によって収縮限界にある伸縮竿材3の後端が、導入孔4Aの開口域内に入り込む構成となっている。つまり、図3に示すように、伸縮竿材3の後端に形成された糸導入用の開口3Bを導入孔4Aを通して、外方から視認することが可能である。したがって、糸aを係止した糸挿通具11を伸縮竿材3に導入する際に、開口3Bを確認できて糸通しが楽に行える。
【0024】
図2に示すように、元竿5の前端部に大径の握り部5Aを形成するとともに、その握り部5Aの先端側にゴムリング体12を装着し、元竿5を前方に相対移動させて元上4の外嵌部材4Dに外嵌させて固定させた際に、このゴムリング体12と元竿5の先端が外嵌部材4Dに密着して、元竿5の嵌合状態をガタツキなく行わせる効果を有する。そして、図1(ハ)に示すように、元竿5を元上4に対して後方に引き出した伸長状態で、ゴムリング体12及び元竿5の先端が元上4の竿素材4Cに密着外嵌してその状態を維持し、竿を船縁の竿立てに立て掛けた状態であっても不測に元上4が元竿5内に落下しないようにしてある。図5に示すように、接当部材8にたいしては、穂先竿1、竿材2及び収縮竿材3を収縮状態に設定した状態で、それらをカバーするキャップ14を被せるように構成してあり、このキャップ14に対しては、糸aを外部に取り出す為のスリット14aを設けてある。
【0025】
図2に示すように、元竿5の竿尻に取りつけられている腹当て6は、軟質ゴムを主体6Aとして構成され、元竿5の後端にネジ止め固定されているが、そのネジを形成した部分6Bは主体6Aよりも硬質のゴムで形成してある。
【0026】
次に、元上4と元竿5との伸縮状態について説明する。図1に示すように、元上4の外周面で外嵌部材4Dよりも前端側に膨出部4Eを形成し、この膨出部4Eを元上5の先端とゴムリング体12とに内嵌して、この状態を固定する。膨出部4Eには収縮したときに釣り糸aが食い込んで傷つかないようにミゾを設けてもよい。
【0027】
以上のような構成によって、図1(ハ)に示すように、元上4をいっぱいに引き出してその元上4の後端部4Fを元竿5の先端に内嵌固定させて、元上4の伸張状態を維持する。この伸張状態で元上4を押し込むと外嵌部材4Dが元竿5の先端に内嵌して、その状態が固定され、この状態を第1収縮状態と称する。この場合に、糸導入孔4Aは元竿5の先端より前方でその先端に近接した位置に位置する。この第1収縮状態よりさらに元上4を押し込み収縮させると、外嵌部材4Dが元竿5の先端との固定状態を脱して元竿5内に移動し、膨出部4Eが元竿5の先端に内嵌し、元上4を固定する。この状態を第2収縮状態と称する。この場合に、糸導入孔4Aは元竿5の内部に入り込み、元竿5でカバーされることになる。
【0028】
上記したように、糸導入孔4Aを形成した元上4を伸縮させる形態を三態様示したが、夫々次のような使い方をする。つまり、釣り操作をする場合は、伸張状態にして糸導入孔4Aとリール7とを離間させて、糸導入孔4Aでの糸aの屈折度合いを緩やかにして、糸aの繰り出し抵抗を低減する構成を採るとともに、釣り糸aを竿内に装入した状態で釣り場を移動する際には第1収縮状態に設定して、元上4をできるだけ収縮させた状態で竿内で穂先竿1の後端開口1Bへ入る糸aの折れ曲がりを抑制することにし、更に、第1収縮状態より元上4を押し込み収縮させて第2収縮状態に設定して、糸導入孔4Aを元竿5内に入り込み位置させるようにする。
【0029】
糸導入孔4Aについては次のような糸導入具16を設けてもよい。図6に示すように、樹脂製の本体ブロック16Aに対して後面を傾斜面16Bに形成するとともに、この傾斜面16Bに直交する状態で糸導入用の傾斜誘導路16Cを形成し、傾斜誘導路16Cの入口を糸取入口16Dとしてこの糸取入口16Dにセラミック又はステンレス製の案内リング16Eを取り付けてあり、傾斜誘導路16Cの出口側にはステンレス製の案内パイプ16Fを設けて、糸の繰り出し抵抗を抑える糸導入具16を設けてある。この糸導入具16の前後端には装着用の係止孔16a,16bを設けるとともに、この孔16a,16bに対応する位置に、元上4より係止ピン17a,17bを立設し、係止孔16a,16bと係止ピン17a,17bとを位置合わせを行って、糸導入具16を押し込めば弾性的に係止孔16a,16bが僅かに拡径して両者16a,16b,17a,17bが緊密に嵌合し、糸導入具16が固定される。取り外す場合は、糸導入具16を強く引き操作すれば係止ピン17a,17bから係止孔16a,16bを脱出させることができる。上記糸導入具16と取り付け取り外しする構成としては、係止ピン17a,17bと係止孔16a,16bとの組合せに代えて、ネジ止め構成を採用してもよい。
【0030】
〔第2実施例〕
元上4に装着される伸縮竿材3、及び、竿材2、穂先竿1を並継ぎ式の竿に変更使用してもよい。つまり、図7に示すように、元上4に対して伸縮竿材3に代わる中間竿3’を設け、中間竿3’の後端に内向きに縮小するテーパ嵌合凹部bを形成し、このテーパ嵌合凹部bに嵌合するテーパ嵌合凸部cを元上4の先端に形成し、並継ぎ構造を形成している。竿材2、穂先竿1についても同様に並継ぎ構造を採る。但し、竿材2、穂先竿1については、中間竿3’に対して振出式の接続形態を採ってもよい。
【0031】
〔別実施例〕
(1)上記実施例においては、竿材2として更に複数本の竿材を有する構成にしてもよく、或いは反対に、竿材2を省略して竿構成を採ってもよい。
(2)竿の構成としては、糸導入孔4Aを元上4に形成しているが、竿材2に糸導入孔を形成してもよい。
(3)図8(イ)に示すように、元竿5と元上4、伸縮竿材3等が長さ関係を合理的に設定できれば、元上4の頭部4Bを元竿5の先端に内嵌する構成を採れば、元竿5内に他の竿を全て収めることができる。そうすると、元上4等を全て収めた元竿5の先端に前記したキャップ14を嵌めて、竿全体としてコンパクトに纏めることができる。したがって、前記した元上4の中間位置に形成した膨出部4Eについては形成する必要はない。
(4)図9(イ)(ロ)(ハ)に示すように、前記膨出部4Eと外嵌部材4Dの外径を元竿5の先端内径に対して小さく形成し、この膨出部4Eと外嵌部材4Dは元竿5の先端より後端側部位5Bで嵌合する構成を採ってもよい。この後端側部位においては内向きに膨出部5Bを形成し、膨出部4E及び外嵌部材4Dと嵌合すべく構成するとともに元上4の伸張状態を現出する構成を持ってもよい。以上、元上4を元竿5に対して伸張状態、第1、第2収縮状態との3状態とに切換えその状態を維持する位置保持手段と称する。
【0032】
(5)接当部材8の構成としては、次のようなものでもよい。
(イ)図10に示すように、伸縮部材3の先端に設けられる位置保持部としての接当部材8をリング状に形成して、伸縮部材3の先端に着脱自在に構成し、元上4の後端より伸縮部材3を挿入した状態で伸縮部材3の先端に接当部材8を接着固定し、伸縮部材3を水洗い等する為に元上4の後端より抜き出す際には、接当部材8を伸縮部材3より取り外す構成を採っている。
(ロ)図11に示すように、接当部材8を硬質のゴム等で形成し、このゴム製の接当部材8を伸縮竿材3の先端に着脱自在に構成する。接当部材8はゴム等の弾性力によって伸縮竿材3の先端に圧接状態で嵌合する。これによって、ネジ式の着脱構造は必要としない。接当部材8としては、樹脂製等の硬質部材で本体を形成し、伸縮竿材3の先端に嵌合する内面に、ゴム等の密着嵌合部材を焼き付け接着する構成を採ってもよい。
(ハ)図12に示すように、接当部材8としては、樹脂製或いは金属製等の硬質部材で本体を形成し、伸縮竿材3の先端に嵌合する内面に、Oリング等の密着嵌合部材19を装着する構成を採ってもよい。
(ニ)図13に示すように、接当部材8の内面に環状突起8aを形成するとともに、伸縮竿材3の先端外周面に環状凹部3aを形成し、前記環状突起8aと環状凹部3aとの係合離脱作用によって、接当部材8の着脱構造を形成する構成を採ってもよい。
【0033】
(6)接当部材8を設ける代わりに、次のような構成を採ってもよい。
(イ)図18に示すように、伸縮竿材3の中間位置にOリング18を装着し、元上4の内面に形成した膨出部4aに嵌合することによって、伸縮竿材3の収縮状態を現出することができる。
(ロ)図16に示すように、伸縮竿材3の中間位置の外面に、管状の竿素材にプリプレグ等の部材を盛り上げて膨出部を形成し、この膨出部に対応して元上4の中間位置内面に内向きの膨出部を形成し、両膨出部が圧接して伸縮竿材3の収縮状態を設定する。この状態では、伸縮竿材3の後端開口3B及び穂先竿1の後端開口1Bが、糸導入孔4Aの近傍に位置する状態となっている。この収縮状態より更に操作力を大きくして伸縮竿材3を押し込むと伸縮竿材3及び竿材2、穂先竿1が元上4内に収納される。一方、図17に示すように、伸縮竿材3を前記収縮状態より引き出すと、伸縮竿材3の後端部3Cが元上4の口部内面に嵌合して、伸張状態を現出する。
(ハ)図示してないが、伸縮竿材3の中間位置に設けた膨出部の代わりに、管状の竿素材にゴム製のリングを外嵌装着して、このゴム製のリングが元上4の内面に形成した膨出部に圧接して、伸縮竿材3の収縮状態を現出する構成を採ってもよい。
(ニ)図14に示すように、元上4にネジ式ピン20を装着するとともに、伸縮竿材3の外周面に環状突起3bを形成し、ネジ式ピン20の先端を元上4の内周面より内部に突出させて、伸縮竿材3の環状突起3bを受け止めることによって、伸縮竿材3の収縮状態を現出できる。ネジ式ピン20の元上4の内部への突出しない状態に設定して、伸縮竿材3の自由な移動を許容する構成とすることができる。又、図15に示すように、ピン20の代わりにスプリングボール機構21を設けてもよい。
(ホ)図19に示すように、元上4の内周面の膨出部に凸部4bを形成するとともに、伸縮竿材3の外周面の膨出部に凹部3cを設け、両部4b,3bの係合によって伸縮竿材3の収縮状態を現出する。両部4b,3bの係合力に抗して伸縮竿材3を押し引きすれば、両部4b,3bの係合状態を脱して伸縮竿材3を移動させることができる。
【0034】
(7)図20に示すように、伸縮状態で糸導入孔4A近くに位置する穂先竿1の後端を、伸縮竿材3の後端よりも突出させて、糸導入孔4Aを通して穂先竿1の後端開口1Bが視認できるようにする。
(8)図21に示すように、伸縮状態で糸導入孔4A近くに位置する伸縮竿材3の後端を糸導入孔4Aに向かう傾斜面に形成するとともに、その傾斜面に後端開口3Bを形成し、案内リング13を傾斜面に沿って装着してある。
(9)糸導入孔4Aの装着される案内リング10としては、竿素材4Cに取り付けてもよい。
(10)位置保存部8としては図22に示すように、竿内に係合ピン22を設け、このピン22を伸縮竿材3の後端に当て付ける構成を採ってもよい。当て付ける位置としては、案内リング13でもよく、又は、竿素材の後端でもよい。
【0035】
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)元竿と穂先竿、竿材、伸縮竿材を第2収縮状態に収縮させた状態を示す側面図。(ロ)元竿と穂先竿、竿材、伸縮竿材を第1収縮状態に収縮させた状態を示す側面図。(ハ)元竿と穂先竿、竿材、伸縮竿材を伸長させた状態を示す側面図。
【図2】元竿と穂先竿、竿材、伸縮竿材を収縮させた振出型中通し竿の要部を示す縦断側面図。
【図3】糸挿入孔を示す平面図。
【図4】保持部材における穂先竿に対する外嵌固定部を示す縦断正面図。
【図5】穂先竿等を収縮させた状態でキャップをする状態を示す斜視図。
【図6】糸導入具を示す縦断側面図。
【図7】図1において、中子を並継ぎ形式とした別実施例を示す側面図。
【図8】元上から穂先までの竿を元竿内に収納できる竿を示す側面図。
【図9】位置保持手段が元竿内に形成されている縦断側面図。
【図10】元上の先端部構造を示す縦断側面図。
【図11】接当部材の別実施構造を示す縦断側面図。
【図12】接当部材の別実施構造を示す縦断側面図。
【図13】接当部材の別実施構造を示す縦断側面図。
【図14】位置保持部の別実施構造を示す縦断側面図。
【図15】位置保持部の別実施構造を示す縦断側面図。
【図16】位置保持部の別実施構造を示す縦断側面図。
【図17】図16において伸縮竿材を引き出した状態を示す縦断側面図。
【図18】位置保持手段の別実施構造を示す縦断側面図。
【図19】位置保持手段の別実施構造を示す縦断側面図。
【図20】穂先竿の後端開口を糸導入孔近傍に位置させた状態において穂先竿の後端開口を突出させる状態を示す縦断側面図。
【図21】伸縮竿材の後端開口を斜めに傾斜させて設けてある状態を示す縦断側面図。
【図22】位置保存手段の別実施構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
3 中子
3B 開口
4 第2手元側竿材(元上)
4A 導入孔
4D 外嵌部材
4E 位置保持手段
5 第1手元側竿材(元竿)
8 位置保持部
15 リールシート
16 糸導入具
16B 傾斜面
16C 傾斜誘導路
16D 糸取出口
a 釣り糸
Claims (4)
- 中間位置にリールシート(15)を有する第1手元側竿材(5)に対して、前記第1手元側竿材(5)よりも小径の第2手元側竿材(4)を伸縮自在に収納するとともに、前記第2手元側竿材(4)の外面に釣り糸(a)を内部に導入する糸導入孔(4A)を形成してある中通し竿であって、
前記糸導入孔(4A)を前記第1手元側竿材(5)の前端より離れた前方に位置するように、前記第2手元側竿材(4)を前記第1手元側竿材(5)より引き出した伸張状態に固定する第1の位置保持手段(4F)と、
前記糸導入孔(4A)が前記第1手元側竿材(5)の前端より前方側で前記第1手元側竿材(5)の前端に近接して位置するように、前記第2手元側竿材(4)を前記第1手元側竿材(5)に対して収縮する第1収縮状態に固定する第2の位置保持手段(4D)と、を有していることを特徴とする中通し竿。 - 前記第2手元側竿材(4)に形成された糸導入孔(4A)部分には、第2手元側竿材(4)の外周面より突出し、釣り糸(a)を前記糸導入孔(4A)に誘導する糸導入具(16)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の中通し竿。
- 前記糸導入具(16)には、第2手元側竿材(4)の外周面より突出した位置に糸取入口(16D)が設けられ、釣り糸(a)を前記糸取入口(16D)から竿内に誘導する傾斜誘導路(16C)が形成されていることを特徴とする請求項2記載の中通し竿。
- 前記糸導入具(16)は、前記第2手元側竿材(4)の糸導入孔(4A)部分に着脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の中通し竿。
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