JP3842702B2 - 観察用試料作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置などの微細構造を透過型電子顕微鏡で観察するのに用いられる試料の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
集束イオンビーム装置は、任意箇所の微細加工が可能であり、半導体装置の製造過程で発生したウェハの欠陥をTEM(Tr ansmission Electron Microscope:透過型電子顕微鏡)等によって観察するための試料を作製する用途として広く普及している。
【0003】
従来、ウェハの特定箇所をTEMで観察するための試料の作製方法として、ピックアップ法あるいはリフトオフ法と呼ばれる方法が知られている。以下に、この方法について図5(a)〜(c)を参照して説明する。まず、図5(a)に示すように、ウェハ101の所望の箇所に集束イオンビーム108を照射し、観察の対象となる領域を薄肉化加工する。次いで、図5(b)に示すように、薄肉化加工された部分をプローブ107の先端に吸着させて試料片103として取り出し、図5(c)に示すように、試料片103を有機薄膜109上に置く。試料片103は、横の長さが10〜20μm、縦の長さが5μm程度と非常に微小であり、プローブ107の先端への試料片103の吸着は、プローブ107の先端と試料片103との間に働く静電気力を利用して行うことができる。そして、有機薄膜109上に試料片103を置いたものが、試料としてTEM観察に供される。
【0004】
ここで、取り出された試料片103の厚さが厚すぎ、TEM観察用試料として不適切であった場合、試料片103をさらに薄肉化する必要がある。しかし、一旦、有機薄膜109上に置かれた試料片103を追加工するのは困難である。そこで、取り出された試料片の追加工が可能な方法として、図6に示すように、試料片113の両側部および底部をそれぞれ支持する支持部114a,114b,114cと、TEMによる観察用の窓部114dとを形成した試料台114を予め作製しておき、その試料台114に、図5(a)および(b)を参照して説明した方法で形成されて取り出された試料片113を立たせた状態で支持する方法が提案されている(坂田大祐、「追加工ができるFIBリフトアウト法」、日本電子顕微鏡学会第58回学術講演会要旨集、Vol.37、P247(2002))。試料台114への試料片113の保持は、例えば、試料片113の両側部を支持する支持部114a,114bと試料片113との境界部にデポジション膜115を形成することによって行うことができる。この方法によれば、試料片113が立った状態で支持されているので、試料片113をさらに薄肉化加工する必要がある場合には、試料台114ごとイオンビーム装置に戻して追加工を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような試料台に試料片を支持する方法では、試料台が特殊な形状であるため、試料台の作製に時間がかかること、および、試料台に試料片を設置する際の位置決めが困難であることが、問題点として挙げられる。
【0006】
そこで本発明は、試料片の追加工が可能な試料をより簡易に作製することのできる、観察用試料作製方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る観察用試料作製方法は、透過型電子顕微鏡による観察用の試料を作製する方法であって、側面を有する試料台を用意する工程と、観察の対象となる部材から試料片を採取する工程と、採取された試料片を試料台の側面に設置する工程と、試料台に設置された試料片を試料台に固定するために、試料台の試料片が設置されている面の、試料台と試料片との境界部にデポジション膜を形成する工程と、試料片がデポジション膜によって固定された試料台の、試料片の裏面側に相当する部分を除去し、試料台に観察用窓部を形成する工程とを有する。
【0008】
以上のように構成した本発明に係る観察用試料作製方法によれば、試料台への観察用窓部の形成は、試料片を試料台の側面に設置した後に行うので、試料台は、例えば平板形状など、単純な形状のものでよく、しかも、試料片を試料台に設置する際の試料片の位置決めも厳密に行う必要はなくなる。したがって、試料台の用意も含めて、試料の作製が容易になる。また、試料片は試料台の側面に設置されるので、試料片は立った状態で試料台に支持される。そのため、試料片の追加工が必要な場合には、試料片を試料台に支持した状態で試料片の追加工を行える。さらに、試料片をデポジション膜によって試料台に固定することで、観察用窓部の形成時の試料片の位置ずれを防止でき、また、試料片が磁性体である場合であっても、観察時に試料片が試料台から剥がれ落ちることはない。
【0009】
試料片を採取する際の、観察の対象となる部材の加工、および試料台への観察用窓部の形成には、集束イオンビームによる加工を利用することができる。また、試料台としては、平板状の部材をそのまま用いることもできるし、ベースとなる部材の上面にデポジション膜を形成したり、あるいはベースとなる部材の上面の一部をエッチングによって除去したりして、ベースとなる部材の上面に、試料片を載置する側面を有する支持部を形成したものを用いることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
図1(a)〜(e)は、本発明の一実施形態である、試料作製手順を説明する図である。本実施形態では、ウェハを観察対象部材とした場合について説明する。
【0012】
まず、図1(a)に示すように、観察対象部材であるウェハ1の観察目標領域に対し、集束イオンビーム8を照射して掘り込み加工を行い、薄肉部2を形成する。薄肉部2の寸法は、例えば、幅が10〜20μm、高さ(深さ)が5μm程度、厚さが0.1〜0.5μm程度とされる。
【0013】
次いで、図1(b)に示すように、半径が数μm程度の先端を有するプローブ7を薄肉部2に接触させ、両者の間に生じる静電気力を利用して薄肉部2をプローブ7の先端に吸着させ、ウェハ1から取り出す。取り出された薄肉部2は試料片3となる(図1(c)参照)。プローブ7としては、ガラス棒を加熱し引き伸ばして切断することによって得られた先端部分を用いることができる。この場合、得られた先端部分をさらに加熱して丸めることが好ましい。また、ウェハ1からの薄肉部2の取り出しを容易に行えるようにするために、薄肉部2の周囲に切り込み加工を施しておくことが好ましい。この切り込み加工は、薄肉部2を形成するのと同様の、集束イオンビームによる加工によって行うことができる。
【0014】
なお、ここまでの手順は、ピックアップ法あるいはリフトオフ法と呼ばれている従来の試料作製方法の、観察対象部材から試料片を取り出すまでの手順と同様である。
【0015】
試料片3をウェハ1から取り出したら、図1(d)に示すように、試料片3を試料台4に設置する。試料台4は平板状に形成された部材であり、その主面(最大面積を有する面)が側面4aとなるように立たせた状態でホルダまたはステージ(不図示)に支持されている。試料片3は、試料台4の主面である側面4aに設置される。試料片3の設置は、試料片3を試料台4の側面4aに接触させたときに試料片3と試料台4との間に生じる静電気力を利用することができる。すなわち、試料片3とプローブ7との接触面積よりも試料片3と試料台4の側面との接触面積の方が大きいため、試料片3を試料台4の側面に接触させるだけで、試料片3を試料台4の側面4aに容易に設置することができる。
【0016】
次いで、図1(e)に示すように、試料台4へ試料片3を固定するためのデポジション膜5を、試料台4の試料片設置面の、試料台4と試料片3との境界部に、両者に跨るように形成する。デポジション膜5は、試料台4の試料片設置面に所定の反応性ガスを吹き付けつつ、試料台4と試料片3との境界部に集束イオンビームを照射する、荷電粒子支援デポジション法によって形成することができる。デポジション膜5の成分としては、例えばカーボンが用いられる。
【0017】
その後、試料台4の、試料片3の裏面側に相当する部分を集束イオンビーム9の照射によって除去し、試料台4に観察用窓部4bを形成する。観察用窓部4bを形成するにあたっては、少なくとも試料片3の両側部に支持代を残して試料台4を除去する。またこのとき、試料片3にも集束イオンビーム9を照射し、試料片3の仕上げ加工を行ってもよい。
【0018】
以上の一連の工程を経て、試料6が作製される。このように、本実施形態によれば、試料台4としては平板状の部材を準備すればよいので、予め特殊な形状に加工しておく必要もなく、その準備が容易である。さらに、本実施形態では、前述したように、試料台4の観察用窓部4bは、試料片3が試料台4に設置された後に形成される。そのため、試料台4への試料片3の設置時に試料片3の厳密な位置決めは不要であり、試料片3が設置された位置に対応して観察用窓部4bを形成すればよいので、試料片3の設置は容易に行うことができる。また、観察用窓部4bは、試料片3がデポジション膜5によって試料台4に固定された後に形成するので、観察用窓部4bの形成時に、試料台4に対する試料片3の位置ずれを防止することができる。したがって、本実施形態によれば、試料台4の準備段階から試料6の完成まで総合的に見て、試料6をより簡易に作製することができる。
【0019】
試料台4への観察用窓部4bの加工は、集束イオンビーム9の照射によってなされるので、試料台4の材料としては、集束イオンビーム9による加工が可能なものであれば特に限定されるものではない。なお、試料片3が磁性体や熱伝導率の低い材料である場合には、試料台4の材料としては、熱伝導率の高い、金属材料を用いるのが好ましい。また、試料台4の厚さについても特に制限されるものではないが、厚さが厚くなればそれだけ観察用窓部4bの形成に時間を要し、逆に、厚さが薄すぎると試料片3を確実に支持できなくなるので、試料片3を確実に支持できる範囲でできるだけ薄いほうが好ましい。具体的には、試料台4の厚さは10μm程度が適当である。ただし、試料台全体がその厚さである必要はなく、少なくとも、試料片3が設置される面の、特に観察用窓部4bが形成される領域の厚さがその厚さであればよい。
【0020】
ここで、試料台4への観察用窓部4bの形成を効率的に行えるようにするためには、図1(d)に示したように、試料片3を、できるだけ試料台4の端部に、できるだけ試料台4と平行に設置するのが望ましい。しかし、本実施形態では、試料片3は試料台4に対して厳密に位置決めせずに設置されるので、例えば図2に示すように、試料片3が試料台4に対して大きく傾いて設置されることもある。このような場合には、2本のプローブ7,7’を用い、一方のプローブ7で試料片3の一端部を押さえながら、他方のプローブ7’で試料片3の他端部を移動させてやれば、試料台4に対する試料片3の位置および姿勢を容易に調整することができる。
【0021】
作製された試料6は、TEMによる観察に供される。この際、試料片3の厚さが厚すぎるなどして、作製した試料6がTEMによる観察に不適切である場合がある。このような場合は、試料片3の追加工が必要となる。本実施形態では、採取された試料片3は立たせた状態で試料台4に固定されるので、試料6を試料台4ごとイオンビーム加工装置(不図示)に戻すことにより、試料片3の追加工を容易に行うことができる。また、本実施形態では、試料片3をデポジション膜5で試料台4に固定しているので、TEMによる観察の際に試料片3が試料台4から剥がれ落ちることが防止される。特に、試料片3が磁性体である場合、レンズ等の磁場の影響により試料片3が試料台4から剥がれ落ちるおそれがある。したがって、本実施例のように試料片3をデポジション膜5で試料台に固定することは、試料片3が磁性体である場合に特に好ましいものである。
【0022】
本実施形態では、試料台4として微小な薄片を用いた例を示したが、試料片3が設置される側面を有するものであれば、これに限定されるものではない。例えば、TEMによる観察では、金属半メッシュと呼ばれる、直径が数mmの半円板の部材に試料片を設置し、これをホルダに保持してTEM観察に供することがよく行われており、この金属半メッシュを試料台に用いることもできる。しかし、金属半メッシュは厚さが数百μmもあるので、金属半メッシュをそのまま用いたのでは、観察用窓部の形成に時間がかかりすぎてしまう。そこで、金属半メッシュを試料台として用いる場合には、試料片が設置される支持面を予め形成しておくことが好ましい。以下に、金属半メッシュを利用した試料台の幾つかの例について説明する。
【0023】
図3は、金属半メッシュにデポジション膜で支持部を形成した例である。この例では、図3(a)に示すように、試料台14は、金属半メッシュ14aと、その上面に形成された支持部14bとを有する。支持部14bは、金属半メッシュ14aの上面に、所定の反応性ガス18を吹き付けつつ集束イオンビーム17を照射する荷電粒子支援デポジション法によって薄壁状に形成されたデポジション膜で構成されている。支持部14bは、金属半メッシュ14aの厚さ方向と平行な方向での厚さT1が約10μm、幅W1および高さH1は、支持部14bの側面に試料片13を設置するのに十分な寸法で形成される。
【0024】
そして、試料片13は、図3(b)に示すように、支持部14bの側面に設置され、その後、支持部14bに観察用窓部14cを形成することによって試料16が作製される。支持部14bへの、試料片13の設置、および観察用窓部14cの形成は、前述した例と同様の方法を用いることができる。また、試料片13と支持部14bとは、デポジション膜(不図示)によって固定される。
【0025】
図4は、金属半メッシュの一部を除去することによって支持部を形成した例である。この例では、図4(a)に示すように、試料台24は、金属半メッシュ24aの上面を部分的に除去し、金属半メッシュ24aを薄肉化することによって形成された、厚T2さが約10μmの薄壁状の支持部24bを有する。支持部24bは、エッチングによって形成することができる。支持部24bの幅W2および高さH2は、支持部24bの側面に試料片23を設置するのに十分な寸法で形成される。
【0026】
そして、試料片23は、図4(b)に示すように、支持部24bの側面に設置され、その後、支持部24bに観察用窓部24cを形成することによって試料26が作製される。支持部24bへの、試料片23の設置、および観察用窓部24cの形成は、前述した例と同様の方法を用いることができる。また、試料片23と支持部24bとは、デポジション膜(不図示)によって固定される。
【0027】
上述した試料台14,24は何れも、試料片13,23を設置するための支持部14b,24bを後加工によって形成している。しかし、この後加工は、試料台14,24のベースとなる部材(金属半メッシュ14a,24a)に薄壁状の部分を形成するだけであり、機械的な加工によらずに支持部14b,24bを形成することができるので、試料台14,24の作製は容易である。また、上述した支持部14b,24bを形成する方法は、試料台のベースとなる部材が金属半メッシュ14a,24a以外の部材であっても適用することができる。
【0028】
本発明においては、観察対象部材への試料片を作製するため加工、および試料台への観察用窓部を形成するための加工は、同じ集束イオンビーム装置を用いて行うことができる。したがって、その集束イオンビーム装置を、観察対象部材および試料台の双方を設置できる構成とするとともに、試料片を観察対象部材から試料台へ移植するためのマニピュレータ装置を集束イオンビーム装置に組み込むことで、試料の作製を1台の集束イオンビーム装置で行うことができる。さらに、TEMによる観察に必要な装置を集束イオンビーム装置に組み込むことで、試料の作製から観察まで、さらには試料片の追加工を1台の集束イオンビーム装置で行うこともできる。もちろん、観察対象部材の薄肉化加工、薄肉化加工された観察対象部材からの試料台への試料片の移植、試料台への観察用窓部の形成をそれぞれ別の装置で行ってもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、試料台への観察用窓部の形成は試料片を試料台の側面に設置した後に行うので、試料台は単純な形状でよく、しかも試料台への試料片の位置決めも厳密に行う必要はなくなり、結果的に、試料を容易に作製することができる。試料片は試料台の側面に設置されるので、試料片を試料台に支持したまま試料片の追加工も可能である。さらに、試料台への試料片の固定を、観察用窓部を形成する前に行うことにより、観察用窓部の形成時の、試料台に対する試料片の位置ずれを防止することができる。また、試料片を試料台に固定することにより、試料片が磁性体であっても観察時に試料片が試料台から落下するのを防止することができる。試料台への試料片の固定はデポジション膜によってなされるので、特に観察用窓部を集束イオンビーム加工で行う場合、デポジション膜の形成と観察用窓部の形成とを同じ装置で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である、試料作製手順を説明する図である。
【図2】2本のプローブを用いて、試料台に対する試料片の位置および姿勢の調整を行う例の模式図である。
【図3】金属半メッシュを利用して試料を作製する方法の一例を示す図である。
【図4】金属半メッシュを利用して試料を作製する方法の他の例を示す図である。
【図5】従来の試料作製方法の一例を説明する図である。
【図6】従来の、追加工可能な試料台の斜視図である。
【符号の説明】
1 ウェハ
2 薄肉部
3,13,23 試料片
4,14,24 試料台
4a 側面
4b,14c,24c 観察用窓部
5 デポジション膜
6,16,26 試料
7,7’ プローブ
8,9,17 集束イオンビーム
14a,24a 金属半メッシュ
14b,24b 支持部
18 反応性ガス

Claims (5)

  1. 透過型電子顕微鏡による観察用の試料を作製する方法であって、
    側面を有する平板状又は薄壁状の試料台を用意する工程と、
    観察の対象となる部材に集束イオンビーム加工により前記透過型電子顕微鏡の観察対象となる薄肉部を形成する工程と、
    前記薄肉部を有する試料片を採取する工程と、
    採取された前記試料片を、前記試料片を立たせた状態で前記薄肉部が前記試料台の側面に接触するように、前記試料台に設置する工程と、
    前記試料台に設置された試料片を前記試料台に固定するために、前記試料台の前記試料片が設置されている面の、前記試料台と前記試料片との境界部にデポジション膜を形成する工程と、
    前記試料片が前記デポジション膜によって固定された試料台の、前記試料片の裏面側に相当する部分を除去し、前記試料台に観察用窓部を形成する工程と有する観察用試料作製方法。
  2. 前記試料台に観察用窓部を形成する工程は、集束イオンビーム加工により、前記試料台の、前記試料片の裏面側に相当する部分を除去する工程を含む、請求項1に記載の観察用試料作製方法。
  3. 前記試料台を用意する工程は、平板状に前記試料台を形成する工程と、前記平板状の試料台の主面が前記側面となるように立たせた状態で保持する工程を含む、請求項1又は2に記載の観察用試料作製方法。
  4. 前記試料台を用意する工程は、前記試料台のベースとなる部材の上面にデポジション膜を形成して壁状の支持部を形成する工程を含み、
    前記試料片を前記試料台に設置する工程は、前記支持部の側面に前記試料片を設置する工程を含む、請求項1又は2に記載の観察用試料作製方法。
  5. 前記試料台を用意する工程は、前記試料台のベースとなる部材の上面の一部をエッチングにより除去して壁状の支持部を形成する工程を含み、
    前記試料片を前記試料台に設置する工程は、前記支持部の側面に前記試料片を設置する工程を含む、請求項1又は2に記載の観察用試料作製方法。
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