JP3841697B2 - 重ね合わせ精度測定方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工程で行われるフォトリソグラフィー工程でのマスクの重ね合わせ精度を測定するための重ね合わせ精度測定パターン及びその重ね合わせ精度測定パターンを用いた重ね合わせ精度測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程において、フォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度測定は微細化によってますます重要な位置を占めるようになりつつある。従来の重ね合わせ精度の測定は、通常、下地に形成された重ね合わせ精度測定用パターンに対してレジストパターンを焼き付けて、それぞれの位置を光学的位置測定器によって測定し、そのずれ量を計算により導き出している(例えば特開平9−167730号公報参照)。従来技術の一例として、重ね合わせ精度測定に一般に広く用いられているボックスマークによる測定方法を以下に記述する。
【0003】
図4は従来のボックスマークの一例を表す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A'位置での断面図、(C)はその測定領域を破線で示した平面図である。
基板11に正方形の凹部からなる測定用下地ボックス13が形成されており、その測定用下地ボックス13を覆って、基板11上にシリコン酸化膜などからなる下地膜15が形成されている。下地ボックス13内部の下地膜15上には下地ボックス13の一辺より短い辺をもつ正方形からなるレジストパターン(測定用上層ボックス)17が形成されている。このように、ボックスマークは内側と外側のマークからなり、複数のボックスマークが形成されており、各ボックスでの正方形の一辺の長さは、内側のレジストパターン17が10〜40μm(マイクロメートル)程度、外側の下地ボックス13が20〜50μm程度である。
【0004】
重ね合わせ精度測定では、まず、下地ボックス13及びレジストパターン17のエッジ(辺)の位置を光学式位置測定器(重ね合わせ検査装置)によって測定する((C)参照)。下地ボックス13及びレジストパターン17の各エッジを含む矩形領域19を走査して画像として取り込み、その画像をピクセル毎に信号処理することによってエッジの位置を検出する。
この処理を下地ボックス13及びレジストパターン17の各エッジについて8ヶ所の矩形領域19で行い、下地ボックス13及びレジストパターン17の各エッジの位置を求める。その結果から下地ボックス13及びレジストパターン17の中心位置をそれぞれ算出し、両中心位置を比較することによって、下地ボックス13とレジストパターン17のズレ量を計算する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロセスルール、一般的にはハーフミクロンレベルでは問題とならなかった従来の重ね合わせ精度測定方法も、プロセスルールが微細化となるにつれて様々な問題が発生している。
【0006】
下地ボックス13と上層ボックス7のズレ量を計算するためには最低8回のエッジ位置測定を行なう必要があるので、測定時間が長くかかるという問題があった。また、図5(A)に示すように、下地ボックス13aが形成される下地基板上にメタルパターンが形成されている場合など、下地ボックス13aの各エッジ上の下地膜15の厚みが不均一に形成されることがある。その結果、画像として取り込まれた下地ボックス13aの対向するエッジにおいてそれぞれのエッジの幅を表すピクセル数が異なることがあり、下地ボックス13aの中心位置の算出精度が低下する虞れがある。
【0007】
さらに、図5(B)に示すように、光軸21が上層ボックス7の側壁に対して平行でない場合、下地膜15に影が生じる。その結果、光学式位置測定器は、その影も画像に取り込んでしまい、その影を上層ボックス7のエッジとして認識してしまうことがある。このように、一般的に用いられている重ね合わせ検査装置では、光軸のズレに起因するTIS(装置起因によるズレ)が発生することがある。下地ボックス13のエッジと上層ボックス7のエッジの両方に焦点を合わせようとするため、画像のコントラストが取り難く、測定の再現性が低いという問題があり、また、ひどい場合には測定ができないことがあった。
【0008】
また、十分広い面積をもつレジストパターン(一般的には、一辺が10μm以上の矩形パターン)では、熱処理によってレジストが収縮し、レジストパターンが変形することが知られている。そのため、より微細化を求める場合には重ね合わせ精度の測定に影響を与えるという問題があった。
【0009】
これらの問題に対処するため、本発明者は先に特開平11−126746号公報において重ね合わせ精度測定パターン及び重ね合わせ精度測定方法を提案している。この方法では、基板上に形成した正方形の測定用下地パターンと、下地パターンが形成された基板上にレジストにて形成される測定用上層パターンからなる重ね合わせ精度測定パターンであって、上層パターンと下層パターンは、形状が同一であり、それぞれの中心の位置が等しく、互いに45度回転した方位に配置されているパターンを用いる。
この重ね合わせ精度測定パターンを用いて、特開平11−126746号公報に記載されている方法で測定することにより、重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる。
【0010】
そこで本発明は、特開平11−126746号公報に記載されている重ね合わせ精度測定パターンとは異なるパターンを用いて、フォトフォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる重ね合わせ精度測定パターン及びその重ね合わせ精度測定パターンを用いた重ね合わせ精度測定方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる精度測定パターンは、基板上に形成される測定用下地パターンと、上記下地パターンが形成された上記基板上にレジストにて形成される上層パターンからなる重ね合わせ精度測定パターンであって、上記上層パターンと上記下地パターンは同じ形状の枠状の矩形からなり、それぞれの中心の位置が等しく、互いに45°回転した方位に配置されているものである。
本明細書において、枠状の矩形の上層パターン及び下地パターンについて、内周辺とは内側の辺を意味し、外周辺とは外側の辺を意味する。また、同じ形状とは合同又は相似の関係にあるものをいう。
【0012】
本発明にかかる重ね合わせ精度測定方法は、上記重ね合せ精度測定パターンを用い、上記基板の上面から見て、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域において、一方のパターンの内周辺内の領域における他方のパターンの内周辺の長さの組、前記内周辺内の領域における前記他方のパターンの外周辺の長さの組、前記一方のパターンの外周辺内の領域における前記内周辺の長さの組、及び前記外周辺内の領域における前記外周辺の長さの組のうち少なくとも2組を測定し、X軸方向で対向する上記辺の長さの差から、上記上層パターンの上記下地パターンに対するX軸方向のズレ量を算出し、Y軸方向で対向する上記辺の長さの差から、上記上層パターンの上記下地パターンに対するY軸方向のズレ量を算出するものである。
【0013】
本明細書において、X軸方向とは、矩形の重ね合わせ精度測定パターンである下地パターン又は上層パターンのいずれか一方のパターンにおいて対向するいずれか4辺に対して水平面内で直交する方向を意味する。また、Y軸方向とは、下地パターン又は上層パターンのいずれか一方のパターンにおいてX軸方向と直交する対向する4辺とは異なる対向する4辺に対して水平面内で直交する方向、すなわちX軸方向と水平面内で直交する方向を意味する。
【0014】
また、一方のパターンの内側の領域とは、一方のパターンの内周辺内の領域又は外周辺内の領域をいう。
本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる上記重ね合わせ精度測定パターンを構成する下地パターン及び上層パターンは、そこが残された凸状のパターンであってもよいし、そこが除去された凹状のパターン又は開口パターンであってもよい。
【0015】
光学系の測定装置を用いて、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域を走査して画像として取り込む。その画像を信号処理によって濃淡のピクセルに分解して各辺の測定値を得る。それらの測定値から上層パターンの中心と下地パターンの中心のズレ量を算出する。
【0016】
測定する辺の組合せとしては、X軸方向及びY軸方向のそれぞれにおいて、一方のパターンの内周辺内の領域で対向する他方のパターンの内側の2辺の長さの組及び外側の2辺の長さの組、一方のパターンの外周辺内の領域で対向する他方のパターンの内側の2辺の長さの組及び外側の2辺の長さの組のうち少なくとも2組を挙げることができる。
【0017】
本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる上記重ね合わせ精度測定パターンにおいて、上層パターンはレジストにて形成されるが、その形状は枠状の矩形に形成されているので、上層パターンの熱収縮に起因する変形を抑制することができる。これにより、本発明の重ね合わせ精度測定方法によれば、フォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる。
【0018】
さらに、本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる上記重ね合わせ精度測定パターンでは、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域において、計測エッジを2つ(他方のパターンの外周辺の一部と内周辺の一部)とることができるので、重ね合わせ精度測定パターンが配置される検査エリアがウエハ上に占める面積を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる上記重ね合わせ精度測定パターンを構成する上記上層パターン及び上記下地パターンの形状の一例として、枠状の正方形を挙げることができる。これにより、ズレ量を算出するための計算式を簡単にすることができる。
【0020】
また、上記上層パターン及び上記下地パターンは同じ寸法、すなわち合同であることが好ましい。その結果、上層パターン及び下地パターンの寸法が異なる場合に比べて、X軸方向及びY軸方向のそれぞれについて測定できるズレ量を大きくすることができる。
【0021】
本発明の重ね合わせ精度測定方法の一例として、上記上層パターン及び上記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、X軸方向で対向する2角領域における上記内周辺の長さをそれぞれa,bとし、上記外周辺の長さをそれぞれa',b'とし、Y軸方向で対向する2角領域における上記内周辺の長さをそれぞれc,dとし、上記外周辺の長さをそれぞれc',d'としたとき、以下の式からX軸方向のズレ量(Xreg)及びY軸方向のズレ量(Yreg)を算出する方法を挙げることができる。
Xreg1=(b−a)/4
Xreg2=(b'−a')/4
Xreg =(Xreg1+Xreg2)/2
Yreg1=(d−c)/4
Yreg2=(d'−c')/4
Yreg =(Yreg1+Yreg2)/2
【0022】
この方法によれば、4角領域のそれぞれにおいて2つの測定値を得て、X軸方向及びY軸方向についてそれぞれ2つのズレ量を得てそれらの平均値によりズレ量を算出しているので、平均化効果による算出精度の向上、すなわち測定精度の向上を実現できる。
【0023】
本発明の重ね合わせ精度測定方法の参考例として、上記上層パターン及び上記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、X軸方向で対向する2角領域における上記内周辺の長さ又は上記外周辺の長さのいずれか一方をそれぞれA,Bとし、Y軸方向で対向する2角領域における上記内周辺の長さ又は上記外周辺の長さのいずれか一方をそれぞれC,Dとしたとき、以下の式からX軸方向のズレ量(Xreg)及びY軸方向のズレ量(Yreg)を算出する方法を挙げることができる。
Xreg=(B−A)/4
Yreg=(D−C)/4
【0024】
この例によれば、4ヶ所の辺の長さA,B,C,Dを測定することによりX軸方向及びY軸方向のズレ量が得られるので、測定にかかる時間を少なくすることができる。
【0025】
【実施例】
図1は本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる重ね合わせ精度測定パターンの一例を示す上面図である。
重ね合わせ精度測定パターン1は、基板上に形成された測定用下地パターン3と、下地パターン3上に下地膜、例えばアルミ合金膜を介して形成された測定用上層パターン5から構成されている。下地パターン3を覆う下地膜としてのアルミ合金膜には下地パターン3に起因して段差が存在している。
【0026】
下地パターン3は、基板上に形成された例えば幅が1μmの凹パターンからなり、枠状の正方形に形成されている。下地パターン3の外径(外周辺)の寸法は10μm×10μm、内周辺の寸法は8μm×8μmである。
【0027】
上層パターン5は、下地パターン3上に下地膜を介してポジ型又はネガ型のレジストによって形成された凸パターンからなり、枠状の正方形に形成されている。上層パターン5の寸法は、下地パターン3と同じであり、例えば幅は1μm、外径(外周辺)の寸法は10μm×10μm、内周辺の寸法は8μm×8μmである。上層パターン5は下地パターン3に対して水平面内で45度回転され、かつその中心点が下地パターン3の中心点と一致するように配置されている。上層パターン5はレジストからなる凸パターンにより形成されるが、その形状が枠状の正方形に形成されているので、上層パターン5の形成時におけるレジストの熱収縮に起因する上層パターン5の変形を抑制することができる。
【0028】
下地パターンは凸パターンでも凹パターンでもよく、例えば幅が0.5〜3μmの枠状で、一辺の長さが5〜50μmの正方形を挙げることができる。
上層パターンも凸パターンでも凹パターンでもよく、例えば幅が0.5〜3μmの枠状で、一辺の長さが5〜50μmの正方形を挙げることができる。
【0029】
また、下地パターン及び上層パターンは同じ寸法であってもよいし、異なる寸法であってもよい。ただし、下地パターン及び上層パターンが異なる寸法の場合は、少なくとも大きい方のパターンの内周辺と小さい方のパターンの外周辺が交差する寸法関係でなければならない。ここで、ズレ量の測定範囲が最も広いのは、下地パターン及び上層パターンが同じ寸法の場合である。
【0030】
図1を参照して、重ね合わせ精度測定方法の一実施例を説明する。
上層パターン5の4角領域において、上層パターン5の内周辺内の領域に位置し、X軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さをそれぞれa,bとし、内周辺の長さをそれぞれa',b'とする。また、上層パターン5の内周辺内の領域に位置し、Y軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さをそれぞれc,dとし、内周辺の長さをそれぞれc',d'とする。
【0031】
上層パターン5の中心点が下地パターン3の中心点に対して、Xが大きくなる方向(紙面右方向)にずれた場合、長さa,a'が小さくなり、長さb,b'が大きくなる。Xが小さくなる方向(紙面左方向)にずれた場合は、その反対、すなわち長さa,a'が大きくなり、長さb,b'が小さくなる。
【0032】
また、上層パターン5の中心点が下地パターン3の中心点に対して、Yが大きくなる方向(紙面上方向)にずれた場合、長さc,c'が小さくなり、長さd,d'が大きくなる。Yが小さくなる方向(紙面下方向)にずれた場合は、その反対、すなわち長さc,c'が大きくなり、長さd,d'が小さくなる。
【0033】
重ね合わせ精度を測定する際、図1に示した長さa,b,c,d及びa',b',c',d'を測定する。測定方法は、光学系の測定装置を用いて、長さa,b,c,d及びa',b',c',d'を含む8ヶ所の領域を走査して画像として取り込む。その画像を信号処理することによって濃淡のピクセルに分解し、長さa,b,c,d及びa',b',c',d'を得る。ここでは下地パターン3を覆う下地膜としてアルミ合金膜を用いているので、アルミ合金膜に形成された下地パターン3に起因する段差パターンが測定される。この実施例では、その段差パターンの寸法を下地パターン3の寸法とする。
【0034】
得られた各々の測定値a,b,c,d及びa',b',c',d'を用いてズレ量を算出する。算出方法は以下の式から求めることができる。
Xreg1=(b−a)/4 ・・・(1)
Xreg2=(b'−a')/4 ・・・(2)
Xreg =(Xreg1+Xreg2)/2 ・・・(3)
Yreg1=(d−c)/4 ・・・(4)
Yreg2=(d'−c')/4 ・・・(5)
Yreg =(Yreg1+Yreg2)/2 ・・・(6)
【0035】
ここで、Xreg1は長さa,bに基づくX軸方向のズレ量、Xreg2は長さa',b'に基づくX軸方向のズレ量、Xregはズレ量Xreg1とXreg2を平均したX軸方向のズレ量である。Yreg1は長さc,dに基づくY軸方向のズレ量、Yreg2は長さc',d'に基づくY軸方向のズレ量、Yregはズレ量Yreg1とYreg2を平均したY軸方向のズレ量である。これらのズレ量は下地パターン3の中心点に対する上層パターン5の中心点のズレ量である。
【0036】
この重ね合わせ精度測定方法の実施例によれば、上層パターン5の4角領域のそれぞれにおいて2つの測定値を得て合計8つの測定値を得、それらの測定値に基づいて、X軸方向について2つのXreg1,Xreg2を得てそれらの平均値によりズレ量Xregを得、Y軸方向について2つのズレ量Yreg1,Yreg2を得てそれらの平均値によりズレ量Yregを算出しているので、平均化効果による算出精度の向上、すなわち測定精度の向上を実現できる。
【0037】
この実施例では、測定値として、上層パターン5の内周辺内の領域に位置し、X軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さa,b及び内周辺の長さa',b'、ならびにY軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さc,d及び内周辺の長さc',d'を用いているが、本発明の重ね合わせ精度測定方法はこれに限定されるものではない。
【0038】
図2を参照して重ね合わせ精度測定方法の他の実施例を説明する。
この実施例では、上層パターン5の外周辺内の領域に位置し、X軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さe,f及び内周辺の長さe',f'、ならびにY軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さg,h及び内周辺の長さg',h'を測定し、それらの値を用いる。
【0039】
この場合、下地パターン3の中心点に対する上層パターン5の中心点のズレ量Xreg5,Yreg5は、例えば以下の式から求めることができる。
Xreg3=(f−e)/4 ・・・(7)
Xreg4=(f'−e')/4 ・・・(8)
Xreg5=(Xreg3+Xreg4)/2 ・・・(9)
Yreg3=(h−g)/4 ・・・(10)
Yreg4=(h'−g')/4 ・・・(11)
Yreg5=(Yreg3+Yreg4)/2 ・・・(12)
【0040】
ここで、Xreg3は長さe,fに基づくX軸方向のズレ量、Xreg4は長さe',f'に基づくX軸方向のズレ量、Xreg5はズレ量Xreg3とXreg4を平均したX軸方向のズレ量である。Yreg3は長さg,hに基づくY軸方向のズレ量、Yreg4は長さg',h'に基づくY軸方向のズレ量、Yreg5はズレ量Yreg3とYreg4を平均したY軸方向のズレ量である。
【0041】
この重ね合わせ精度測定方法でも、X軸方向について2つのXreg3,Xreg4を得てそれらの平均値によりズレ量Xreg5を算出し、Y軸方向について2つのズレ量Yreg3,Yreg4を得てそれらの平均値によりズレ量Yreg5を算出しているので、平均化効果による算出精度の向上、すなわち測定精度の向上を実現できる。
【0042】
また、2つのズレ量を平均化するズレ量の組合せは、Xreg1,Xreg2及びYreg1,Yreg2の組、並びにXreg3,Xreg4及びYreg3,Yreg4の組に限定されるものではない。
2つのズレ量を平均化する他の組合せとして、Xreg1,Xreg3及びYreg1,Yreg3の組、Xreg1,Xreg4及びYreg1,Yreg4の組、Xreg2,Xreg3及びYreg2,Yreg3の組、並びにXreg2,Xreg4及びYreg2,Yreg4の組を挙げることができる。
【0043】
2つのズレ量Xregm1,Xregm2及びYregm1,Yregm2の組を平均化したズレ量XregM2,YregM2は以下の式により算出することができる。
XregM2=(Xregm1+Xregm2)/2 ・・・(13)
YregM2=(Yregm1+Yregm2)/2 ・・・(14)
ここで2つのズレ量Xregm1,Xregm2及びYregm1,Yregm2の組は、上記の2つのズレ量を平均化する組合せのいずれかである。
【0044】
さらに、平均化するズレ量の個数は2つに限定されず、3つ又は4つであってもよい。
3つのズレ量を平均化する組合せとして、Xreg1,Xreg2,Xreg3及びYreg1,Yreg2,Yreg3の組、Xreg1,Xreg2,Xreg4及びYreg1,Yreg2,Yreg4の組、Xreg1,Xreg3,Xreg4及びYreg1,Yreg3,Yreg4の組、並びにXreg2,Xreg3,Xreg4及びYreg2,Yreg3,Yreg4の組を挙げることができる。
【0045】
3つのズレ量Xregm1,Xregm2,Xregm3及びYregm1,Yregm2,Yregm3の組を平均化したズレ量XregM3,YregM3は以下の式により算出することができる。
XregM3=(Xregm1+Xregm2+Xregm3)/3 ・・・(15)
YregM3=(Yregm1+Yregm2+Yregm3)/3 ・・・(16)
ここで、3つのズレ量Xregm1,Xregm2,Xregm3及びYregm1,Yregm2,Yregm3の組は、上記の3つのズレ量を平均化する組合せのいずれかである。
【0046】
4つのズレ量を平均化する組合せは、Xreg1,Xreg2,Xreg3,Xreg4及びYreg1,Yreg2,Yreg3,Yreg4の組である。
4つのズレ量Xreg1,Xreg2,Xreg3,Xreg4及びYreg1,Yreg2,Yreg3,Yreg4の組を平均化したズレ量XregM4,YregM4は以下の式により算出することができる。
XregM4=(Xreg1+Xreg2+Xreg3+Xreg4)/4 ・・・(17)
YregM4=(Yreg1+Yreg2+Yreg3+Yreg4)/4 ・・・(18)
【0047】
ここでは、上層パターン5の内側の領域に位置する下地パターン3の辺の長さに基づいて下地パターン3及び上層パターン5の中心点のズレ量を算出しているが、同様にして、下地パターンの内側の領域に位置する上層パターンの辺の長さに基づいて下地パターン及び上層パターンの中心点のズレ量を算出できることはいうまでもない。
【0048】
図3は重ね合わせ精度測定パターンの実施例を示す上面図であり、重ね合わせ精度測定方法の参考例を説明するための図である。図3において、下地パターン3及び上層パターン5からなる重ね合わせ精度測定パターン1は図1と同じ構成なのでそれらの説明は省略する。
【0049】
図3を参照して、重ね合わせ精度測定方法の参考例を説明する。
上層パターン5の4角領域において、上層パターン5の内周辺内の領域に位置し、X軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さをそれぞれA,Bとし、Y軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さをそれぞれC,Dとする。
【0050】
重ね合わせ精度を測定する際、図3に示した長さA,B,C,Dを測定する。測定方法は、光学系の測定装置を用いて、長さA,B,C,Dを含む4ヶ所の領域を走査して画像として取り込む。その画像を信号処理することによって濃淡のピクセルに分解し、長さA,B,C,Dを得る。
【0051】
得られた各々の測定値A,B,C,Dを用いてズレ量を算出する。算出方法は以下の式から求めることができる。
Xreg6=(B−A)/4 ・・・(19)
Yreg6=(D−C)/4 ・・・(20)
【0052】
ここで、Xreg6は長さA,Bに基づくX軸方向における下地パターン3の中心点に対する上層パターン5の中心点のズレ量、Yreg6は長さC,Dに基づくY軸方向における下地パターン3の中心点に対する上層パターン5の中心点のズレ量である。
【0053】
この参考例では、重ね合わせ精度測定パターンとして、上層パターン5は枠状の矩形のレジストからなり熱収縮に起因する変形が抑制されている重ね合わせ精度測定パターン1を用いているので、フォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる。
さらに、4ヶ所の辺の長さA,B,C,Dを測定することによりX軸方向のズレ量Xreg6及びY軸方向のズレ量Yreg6が得られるので、測定にかかる時間を少なくすることができる。
【0054】
また、この参考例では、測定値として、上層パターン5の内周辺内の領域に位置し、X軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さA,B、及びY軸方向で対向する下地パターン3の外周辺の長さC,Dを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。他の測定値としては、図1に示した長さa',b'及びc',d'の組、並びに図2に示した長さe,f及びg,hの組、及び長さe',f'及びg',h'の組を挙げることができる。
【0055】
また、上記の実施例では、下地パターン3及び上層パターン5として枠状の正方形のものを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、枠状の矩形のものであればよい。なお、下地パターン及び上層パターンが正方形でない場合は、ズレ量を算出するための計算式を変形する必要がある。
【0056】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【0057】
本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる重ね合わせ精度測定パターンでは、基板上に形成される測定用下地パターンと、下地パターンが形成された基板上にレジストにて形成される上層パターンからなる重ね合わせ精度測定パターンにおいて、上層パターンと下地パターンは同じ形状の枠状の矩形からなり、それぞれの中心の位置が等しく、互いに45°回転した方位に配置されているようにしたので、レジストからなる上層パターンの熱収縮に起因する変形を抑制することができ、ひいてはフォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる。
さらに、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域において、計測エッジを2つ(他方のパターンの外周辺の一部と内周辺の一部)とることができるので、重ね合わせ精度測定パターンが配置される検査エリアがウエハ上に占める面積を低減することができる。
【0058】
さらに、上層パターン及び下地パターンの形状は枠状の正方形であるようにすれば、ズレ量を算出するための計算式を簡単にすることができる。
【0059】
さらに、上層パターン及び下地パターンは同じ寸法であるようにすれば、上層パターン及び下地パターンの寸法が異なる場合に比べて、X軸方向及びY軸方向のそれぞれについて測定できるズレ量を大きくすることができる。
【0060】
【発明の効果】
請求項に記載された重ね合わせ精度測定方法では、上記重ね合せ精度測定パターンを用い、基板の上面から見て、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域において、一方のパターンの内周辺内の領域もしくは外周辺内の領域又はその両方の領域における他方のパターンの内周辺の長さ及び外周辺の長さをそれぞれ測定し、X軸方向で対向する辺の長さの差から、上層パターンの下地パターンに対するX軸方向のズレ量を算出し、Y軸方向で対向する辺の長さの差から、上層パターンの下地パターンに対するY軸方向のズレ量を算出するようにしたので、レジストからなる上層パターンの熱収縮に起因する変形による測定誤差を低減することができ、フォトリソグラフィー工程におけるマスクの重ね合わせ精度を正確に、かつ再現性良く測定することができる。
【0061】
請求項に記載された重ね合わせ精度測定方法では、上層パターン及び下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、4角領域のそれぞれにおいて2つの測定値を得て、X軸方向及びY軸方向についてそれぞれ2つのズレ量を得てそれらの平均値によりズレ量を算出しているので、平均化効果による算出精度の向上、すなわち測定精度の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の重ね合わせ精度測定方法で用いる重ね合わせ精度測定パターンの一例を示す上面図であり、重ね合わせ精度測定方法の一実施例を説明するための図である。
【図2】 図1と同じ重ね合わせ精度測定パターンの一実施例を示す上面図であり、重ね合わせ精度測定方法の他の実施例を説明するための図である。
【図3】 図1と同じ重ね合わせ精度測定パターンの一実施例を示す上面図であり、重ね合わせ精度測定方法の参考例を説明するための図である。
【図4】 従来のボックスマークの一例を表す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A'位置での断面図、(C)はその測定領域を破線で示した平面図である。
【図5】 (A)は測定用下地ボックスの各エッジ上の下地膜の厚みが不均一に形成された従来例を示す断面図、(B)は測定装置からの光軸が測定用上層ボックスの側壁に対して平行でない従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 重ね合わせ精度測定パターン
3 測定用下地パターン
5 測定用上層パターン

Claims (5)

  1. 基板上に形成される測定用下地パターンと、前記下地パターンが形成された前記基板上にレジストにて形成される上層パターンからなる重ね合わせ精度測定パターンで、前記上層パターンと前記下地パターンは同じ形状の枠状の矩形からなり、それぞれの中心の位置が等しく、互いに45°回転した方位に配置されており、一方のパターンと重なり合った他方のパターンの辺の長さが測定される重ね合わせ精度測定パターンを用い、
    前記基板の上面から見て、一方のパターンの内側の領域に他方のパターンの辺が位置する4角領域において、一方のパターンの内周辺内の領域における他方のパターンの内周辺の長さの組、前記内周辺内の領域における前記他方のパターンの外周辺の長さの組、前記一方のパターンの外周辺内の領域における前記内周辺の長さの組、及び前記外周辺内の領域における前記外周辺の長さの組のうち少なくとも2組を測定し、
    X軸方向で対向する前記辺の長さの差から、前記上層パターンの前記下地パターンに対するX軸方向のズレ量を算出し、
    Y軸方向で対向する前記辺の長さの差から、前記上層パターンの前記下地パターンに対するY軸方向のズレ量を算出することを特徴とする重ね合わせ精度測定方法。
  2. 前記上層パターン及び前記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、
    X軸方向で対向する2角領域における前記内周辺の長さをそれぞれa,bとし、前記外周辺の長さをそれぞれa',b'とし、
    Y軸方向で対向する2角領域における前記内周辺の長さをそれぞれc,dとし、前記外周辺の長さをそれぞれc',d'としたとき、
    以下の式からX軸方向のズレ量(Xreg)及びY軸方向のズレ量(Yreg)を算出する請求項に記載の重ね合わせ精度測定方法。
    Xreg1=(b−a)/4
    Xreg2=(b'−a')/4
    Xreg =(Xreg1+Xreg2)/2
    Yreg1=(d−c)/4
    Yreg2=(d'−c')/4
    Yreg =(Yreg1+Yreg2)/2
  3. 前記上層パターン及び前記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い
    X軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれa,bとし、前記外周辺の長さをそれぞれa ' ,b ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれe,fとし、前記外周辺の長さをそれぞれe ' ,f ' とし、
    Y軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれc,dとし、前記外周辺の長さをそれぞれc ' ,d ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれg,hとし、前記外周辺の長さをそれぞれg ' ,h ' としたとき、
    以下の式からX軸方向のズレ量(X reg M2)及びY軸方向のズレ量(Y reg M2)を算出する請求項1に記載の重ね合わせ精度測定方法。
    reg M2=(X reg m1+X reg m2)/2
    reg M2=(Y reg m1+Y reg m2)/2
    ここで、X reg m1,X reg m2及びY reg m1,Y reg m2の組は、X reg 1,X reg 2及びY reg 1,Y reg 2の組、X reg 3,X reg 4及びY reg 3,Y reg 4の組、X reg 1,X reg 3及びY reg 1,Y reg 3の組、X reg 1,X reg 4及びY reg 1,Y reg 4の組、X reg 2,X reg 3及びY reg 2,Y reg 3の組、並びにX reg 2,X reg 4及びY reg 2,Y reg 4の組のいずれかである。また、
    reg 1=(b−a)/4、X reg 2=(b ' −a ' )/4、
    reg 3=(f−e)/4、X reg 4=(f ' −e ' )/4、
    reg 1=(d−c)/4、Y reg 2=(d ' −c ' )/4、
    reg 3=(h−g)/4、Y reg 4=(h ' −g ' )/4、である。
  4. 前記上層パターン及び前記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、
    X軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれa,bとし、前記外周辺の長さをそれぞれa ' ,b ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれe,fとし、前記外周辺の長さをそれぞれe ' ,f ' とし、
    Y軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれc,dとし、前記外周辺の長さをそれぞれc ' ,d ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれg,hとし、前記外周辺の長さをそれぞれg ' ,h ' としたとき、
    以下の式からX軸方向のズレ量(X reg M3)及びY軸方向のズレ量(Y reg M3)を算出する請求項1に記載の重ね合わせ精度測定方法。
    reg M3=(X reg m1+X reg m2+X reg m3)/3
    reg M3=(Y reg m1+Y reg m2+Y reg m3)/3
    ここで、X reg m1,X reg m2,X reg m3及びY reg m1,Y reg m2,Y reg m3の組は、X reg 1,X reg 2,X reg 3及びY reg 1,Y reg 2,Y reg 3の組、X reg 1,X reg 2,X reg 4及びY reg 1,Y reg 2,Y reg 4の組、X reg 1,X reg 3,X reg 4及びY reg 1,Y reg 3,Y reg 4の組、並びにX reg 2,X reg 3,X reg 4及びY reg 2,Y reg 3,Y reg 4の組のいずれかである。また、
    reg 1=(b−a)/4、X reg 2=(b ' −a ' )/4、
    reg 3=(f−e)/4、X reg 4=(f ' −e ' )/4、
    reg 1=(d−c)/4、Y reg 2=(d ' −c ' )/4、
    reg 3=(h−g)/4、Y reg 4=(h ' −g ' )/4、である。
  5. 前記上層パターン及び前記下地パターンとしてそれらの形状が枠状の正方形からなるものを用い、
    X軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれa,bとし、前記外周辺の長さをそれぞれa ' ,b ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれe,fとし、前記外周辺の長さをそれぞれe ' ,f ' とし、
    Y軸方向で対向する2角領域における前記内周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれc,dとし、前記外周辺の長さをそれぞれc ' ,d ' とし、前記外周辺内の領域の前記内周辺の長さをそれぞれg,hとし、前記外周辺の長さをそれぞれg ' ,h ' としたとき、
    以下の式からX軸方向のズレ量(X reg M4)及びY軸方向のズレ量(Y reg M4)を算出する請求項1に記載の重ね合わせ精度測定方法。
    reg M4=(X reg 1+X reg 2+X reg 3+X reg 4)/4
    reg M4=(Y reg 1+Y reg 2+Y reg 3+Y reg 4)/4
    ここで、
    reg 1=(b−a)/4、X reg 2=(b ' −a ' )/4、
    reg 3=(f−e)/4、X reg 4=(f ' −e ' )/4、
    reg 1=(d−c)/4、Y reg 2=(d ' −c ' )/4、
    reg 3=(h−g)/4、Y reg 4=(h ' −g ' )/4、である。
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