JP2010060937A - フォトマスクセット、フォトマスク、デバイスの製造方法、並びに、測定方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際に作製されたフォトマスクにおける異なるスケーリング率間の比率を簡単に測定する。
【解決手段】フォトマスクセットは、第1及び第2のフォトマスクを備える。前記第1のフォトマスク71は、基板上の第1のレイヤの露光に用いられ、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Bを含む所定領域内のパターンが第1のスケーリング率で形成される。前記第2のフォトマスクは、前記基板上の第2のレイヤの露光に用いられ、第2のスケーリング測定用マークパターンを含む所定領域内のパターンが第2のスケーリング率で形成される。
【選択図】図10
【解決手段】フォトマスクセットは、第1及び第2のフォトマスクを備える。前記第1のフォトマスク71は、基板上の第1のレイヤの露光に用いられ、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Bを含む所定領域内のパターンが第1のスケーリング率で形成される。前記第2のフォトマスクは、前記基板上の第2のレイヤの露光に用いられ、第2のスケーリング測定用マークパターンを含む所定領域内のパターンが第2のスケーリング率で形成される。
【選択図】図10
Description
本発明は、半導体デバイス等のデバイス製造時の露光に用いられるフォトマスクセット及びフォトマスク、これを用いたデバイスの製造方法、並びに、測定方法及びその装置に関するものである。
半導体デバイス等の製造にはフォトリソグラフィ技術が用いられ、レジストの露光にフォトマスク(レチクルと呼ばれる場合もある。)が用いられている。フォトマスクの製造には、例えば、CAD等によるソースパターンデータをレチクル上に描画する際に、適宜設定した領域内のパターンを適宜設定したスケーリング率で描画することができる電子ビーム描画装置が用いられる(例えば、下記特許文献1)。
基板上のいずれのレイヤの露光に用いるフォトマスクのいずれの領域のパターンについても、同一のスケーリング率(例えば、100%)で形成するならば、各スケーリング率間の比率が問題となることはない。
ところが、異なるレイヤの露光に用いるフォトマスク間で異なるスケーリング率でパターンを形成したり、同じフォトマスクであっても異なる領域で異なるスケーリング率でパターンを形成したりする場合には、実際に作製されたフォトマスクにおいてそれらのスケーリング率間の比率が所望の比率からずれてしまうと、そのフォトマスクを用いて製造されたデバイスにおいて、スケーリング率の異なるパターン間の位置関係が所望の位置関係からずれてしまう。その結果、製造されたデバイスにおいて、所望の性能を得ることができなくなってしまう。
そこで、従来は、実際に作製されたフォトマスクにおける異なるスケーリング率間の比率を、そのフォトマスクを用いて実際に製造したデバイスを解析することによって測定していた。実デバイスの解析は、実デバイスの断面をFIB(Focused Ion Beam)解析装置等により解析することで行っていた。この断面解析により例えばスケーリング率の異なる2つのレイヤを比較して、それらの間の所定箇所でのシフト量からスケーリング率の比率を算出する。解析箇所数としては、例えば、デバイスの右上部と左下部などのように2つの対角付近においてそれぞれ水平方向用の1箇所と垂直方向用の1箇所の、合計4箇所の測定が行われる。
ところで、固体撮像素子においては、一般的に、画素が2次元状に配置されている有効画素領域の中心に比べて周辺部の入射光が斜めに入射することに起因して、シェーディングが生ずる。このシェーディングを低減するため、下記の特許文献2に開示された固体撮像素子では、各画素における光電変換部の中心に対するマイクロレンズ、カラーフィルタ及び遮光膜の開口の中心の位置それぞれを、有効画素領域の中心と画素の光電変換部の中心との間の距離が大きくなるにつれて、連続的に有効画素領域の中心側にシフトさせている。
特公昭62−19047号公報
特開2001−160973号公報
しかしながら、FIB(Focused Ion Beam)解析装置等を用いた断面解析には、多大な労力を要する。例えば、1箇所の測定時間は約4時間であり、前述したように、4箇所を測定するには約16時間程を要する。このため、実際に作製されたフォトマスクにおける異なるスケーリング率間の比率を測定するには、多大な労力を要していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、実際に作製されたフォトマスクにおける異なるスケーリング率間の比率を簡単に測定することができる、フォトマスクセット及びフォトマスク、並びに、測定方法及びその装置を提供することを目的とする。また、本発明は、このようなフォトマスクセット又はフォトマスクを用いたデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様によるフォトマスクセットは、(i)基板上の第1のレイヤの露光に用いられ、第1のスケーリング測定用マークパターンを含むパターンが第1のスケーリング率で形成された第1のフォトマスクと、(ii)前記基板上の第2のレイヤの露光に用いられ、第2のスケーリング測定用マークパターンを含むパターンが第2のスケーリング率で形成された第2のフォトマスクと、を備えたものである。
第2の態様によるフォトマスクセットは、前記第1の態様において、前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係によって前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定し得るように、形成されたものである。
第3の態様によるフォトマスクセットは、前記第1又は第2の態様において、前記第1のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のフォトマスクのスクライブライン対応領域に形成され、前記第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第2のフォトマスクのスクライブライン対応領域に形成されたものである。
第4の態様によるフォトマスクは、基板上の所定レイヤの露光に用いられるフォトマスクであって、第1のスケーリング測定用マークパターンを含む第1の領域内のパターンが第1のスケーリング率で形成され、第2のスケーリング測定用マークパターンを含む第2の領域内のパターンが第2のスケーリング率で形成されたものである。
第5の態様によるフォトマスクは、第4の態様において、前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係によって前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定し得るように、形成されたものである。
第6の態様によるフォトマスクは、前記第4又は第5の態様において、前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、スクライブライン対応領域に形成されたものである。
第7の態様によるデバイスの製造方法は、(i)前記第1乃至第3のいずれかの態様によるフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、(ii)前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、を備えたものである。
第8の態様によるデバイスの製造方法は、前記第4乃至第6のいずれかの態様によるフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階を、備えたものである。
第9の態様によるデバイスの製造方法は、前記第7又は第8の態様において、前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階を、備えたものである。
第10の態様によるデバイスの製造方法は、前記第7乃至第9のいずれかの態様において、前記デバイスが固体撮像素子であり、前記第2のレイヤ又は前記所定レイヤは、マイクロレンズに対応するレイヤ、カラーフィルタに対応するレイヤ、又は、光電変換部に対応する開口を持つ遮光層に対応するレイヤであるものである。
第11の態様による測定方法は、(i)前記第1乃至第3のいずれかの態様によるフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、(ii)前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、(iii)前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階と、を備えたものである。
第12の態様による測定方法は、(i)前記第4乃至第6のいずれかの態様によるフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、(ii)前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階と、を備えたものである。
第13の態様による測定装置は、(i)前記第1乃至第3のいずれかの態様によるフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成され、かつ、前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成された、前記基板上の前記第1及び第2のスケーリング測定用マークを撮像する撮像部と、(ii)前記撮像部により撮像された画像を処理して、前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する処理部と、を備えたものである。
第14の態様による測定装置は、(i)前記第4乃至第6のいずれかの態様によるフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成された、前記基板上の前記第1及び第2のスケーリング測定用マークを撮像する撮像部と、(ii)前記撮像部により撮像された画像を処理して、前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する処理部と、を備えたものである。
本発明によれば、実際に作製されたフォトマスクにおける異なるスケーリング率間の比率を簡単に測定することができる、フォトマスクセット及びフォトマスク、並びに、測定方法及びその装置を提供することができる。また、本発明によれば、このようなフォトマスクセット又はフォトマスクを用いたデバイスの製造方法を提供することができる。
以下、本発明によるフォトマスクセット、フォトマスク、デバイスの製造方法、並びに、測定方法及びその装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明によるデバイス製造方法により製造されるデバイスとしての固体撮像素子1の一例を示す概略構成図である。この固体撮像素子1は、CMOS型固体撮像素子として構成されている。
図1に示すように、この固体撮像素子1は、一般的なCMOS型固体撮像素子と同様に、垂直走査回路2と、水平走査回路3と、2次元状に配置された複数の画素4と、読み出し回路5と、出力アンプ6とを有している。各画素4のフォトダイオード15(図1では図示せず。図2参照)が出力する電気信号が垂直走査回路2によって読み出し回路5に行単位で取り出され、水平走査回路3によって列単位で出力アンプ6を介して出力端子7に画像信号として出力されるようになっている。
図2は、図1中の画素4を示す回路図である。各画素4は、図2に示すように、選択トランジスタ11と、ソースフォロアの増幅トランジスタ12と、リセットトランジスタ13と、転送トランジスタ14と、光電変換部としてのフォトダイオード15とから構成されている。図2において、Vccは電源である。
図1及び図2に示すように、画素4の選択トランジスタ11のゲートは行毎に選択線20に共通に接続されている。画素4のリセットトランジスタ13のゲートは、行毎にリセット線21に共通に接続されている。画素4の転送トランジスタ14のゲートは、行毎に転送線22に共通に接続されている。画素4の選択トランジスタ11のソースは、列毎に垂直信号線23に共通に接続されている。選択線20、リセット線21及び転送線22は、垂直走査回路2に接続されている。垂直信号線23は、読み出し回路5に接続されている。
図3は、図1に示す固体撮像素子1の一部を模式的に示す概略断面図である。図3は、所定方向に並んだ複数の画素4を大幅に簡略化してその主要部のみを模式的に示している。
この固体撮像素子1では、図3に示すように、各画素4において、シリコン基板31にフォトダイオード15が設けられている。シリコン基板31上には層間絶縁膜32が形成されている。層間絶縁膜32中に、下側(基板31側)から順に、1層目アルミニウム配線層33、2層目アルミニウム配線層34及び3層目アルミニウム配線層35が形成され、これらによって、図1及び図2に示す回路の配線がなされている。3層目アルミニウム配線層35は、フォトダイオード15に対応する開口35aを有し、開口35a以外の領域を覆う遮光膜となっている。以下の説明では、3層目アルミニウム配線層35を遮光膜35と呼ぶ場合がある。なお、図面には示していないが、各画素4の図2に示す回路や図1中の他の回路も、シリコン基板31に搭載されている。
また、この固体撮像素子1では、図3に示すように、3層目のアルミニウム配線層35より上側の位置において、平坦化層36、ベイヤー配列等により配列されたカラーフィルタ37、平坦化層38、及び、入射光をフォトダイオード15に集光させるマイクロレンズ39が設けられている。マイクロレンズ39も、各画素4毎に形成されている。
そして、この固体撮像素子1では、図3に示すように、各画素4におけるフォトダイオード15の中心に対するマイクロレンズ39、カラーフィルタ37及び遮光膜35の開口35aの中心の位置それぞれが、有効画素領域の中心と画素4のフォトダイオード15の中心との間の距離が大きくなるにつれて、連続的に有効画素領域の中心側にシフトしている。ただし、同一のフォトダイオード15に対応するものについて、マイクロレンズ39、カラーフィルタ37及び遮光膜35の開口35aの順にシフト量が大きくなっており、このうちマイクロレンズ39のシフト量が最も大きくなっている。したがって、この固体撮像素子1では、画素4が2次元状に配置されている有効画素領域の中心に比べて周辺部の入射光が斜めに入射することに起因するシェーディングが低減される。
図4は、本発明の第1の実施の形態によるフォトマスクセットを構成する第1のフォトマスク41を模式的に示す概略平面図である。フォトマスク41は、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造時に用いられ、基板31上の1層目アルミニウム配線層33に対応するレイヤの露光(ここでは、アルミニウム配線層33をパターニングするためのレジスト層の露光)に用いられる。なお、説明の便宜上、図4に示すように、互いに直交するX軸及びY軸を定義する。この点は、後述する各図についても同様である。
図4において、K1〜K3は各領域間の境界を示す矩形である。矩形K1の内側の領域は、画素4が2次元状に配置される有効画素領域に対応する領域(有効画素領域対応領域)R1である。矩形K1と矩形K2との間の領域は、垂直走査回路2、水平走査回路3、読み出し回路5及び出力アンプ6等の回路が配置された周辺領域に対応する領域(周辺領域対応領域)R2である。矩形K2の内側の領域(有効画素領域対応領域R1+周辺領域R2)が、チップ領域CH”(後述する図7参照)に対応する領域(チップ領域対応領域)CHである。矩形K2と矩形K3との間の領域は、スクライブラインSC”(後述する図7参照)に対応するスクライブライン対応領域SCである。矩形K3の外側の領域は、余白に相当する遮光領域である。図4において、有効画素領域対応領域R1の中心OをXY座標の原点(0,0)としている。
図面には示していないが、チップ領域対応領域CH(R1+R2)には、1層目アルミニウム配線層33に対応するパターンが形成されている。
スクライブライン対応領域SCには、フォトマスク間のアライメントを行うための公知のアライメントマークパターン42A〜42Dが形成されている。図4では、アライメントマークパターン42A〜42Dは、単なる矩形領域として示しているが、実際には公知の種々のパターンを採用することができる。なお、スクライブライン対応領域SCには、必要に応じて種々の目的で公知の種々のマークパターンが形成されるが、その図示は省略する。
また、本実施の形態では、フォトマスク41のスクライブライン対応領域SCには、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dが形成されている。第1のスケーリング測定用マークパターン43Aは、チップ領域対応領域CHの+X側かつ+Y側のコーナー付近において、X方向の位置ずれを読み取ることができるようにX方向に所定ピッチで順次並んだ目盛をなすラインアンドスペースのパターンとして形成されている。そのパターン43Aのうちの長いライン43Aaは、そのパターン43AのX座標の基準位置を示している。
第1のスケーリング測定用マークパターン43Bは、チップ領域対応領域CHの+X側かつ+Y側のコーナー付近において、Y方向の位置ずれを読み取ることができるようにY方向に所定ピッチで順次並んだ目盛をなすラインアンドスペースのパターンとして形成されている。そのパターン43Bのうちの長いライン43Baは、そのパターン43BのY座標の基準位置を示している。
第1のスケーリング測定用マークパターン43Cは、チップ領域対応領域CHの−X側かつ−Y側のコーナー付近において、X方向の位置ずれを読み取ることができるようにX方向に所定ピッチで順次並んだ目盛をなすラインアンドスペースのパターンとして形成されている。そのパターン43Cのうちの長いライン43Caは、そのパターン43CのX座標の基準位置を示している。
第1のスケーリング測定用マークパターン43Dは、チップ領域対応領域CHの−X側かつ−Y側のコーナー付近において、Y方向の位置ずれを読み取ることができるようにY方向に所定ピッチで順次並んだ目盛をなすラインアンドスペースのパターンとして形成されている。そのパターン43Dのうちの長いライン43Daは、そのパターン43DのY座標の基準位置を示している。
フォトマスク41では、いずれの領域のパターンも、電子ビーム描画装置(図示せず)によりスケーリング率100%で描画されて、スケーリング率100%で形成されている。すなわち、チップ領域対応領域CH(R1+R2)のパターンも、スクライブライン対応領域SCのパターン(アライメントマークパターン42A〜42D及び第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dを含む。)も、スケーリング率100%で形成されている。
図5は、第1のフォトマスク41と共に本発明の第1の実施の形態によるフォトマスクセットを構成する第2のフォトマスク51を模式的に示す概略平面図である。図5において、図4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。フォトマスク51は、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造時に用いられ、基板31上のマイクロレンズ39に対応するレイヤの露光(ここでは、リフロー前のマイクロレンズ39をパターニングするための露光)に用いられる。
フォトマスク51では、有効画素領域対応領域R1には、熱リフロー前のマイクロレンズ39に対応するパターン(マイクロレンズ対応パターン)54が形成されている。周辺領域対応領域R2には、パターンは形成されていない。このフォトマスク51では、スクライブライン対応領域SCは、矩形K2と矩形K4との間の内側領域R4と、矩形K4と矩形K3との間の外側領域R5とに分かれている。
スクライブライン対応領域SCの外側領域R5には、フォトマスク41と同様に、フォトマスク間のアライメントを行うための公知のアライメントマークパターン52A〜52Dが形成されている。図5では、アライメントマークパターン52A〜52Dは、単なる矩形領域として示しているが、実際には公知の種々のパターンを採用することができる。なお、スクライブライン対応領域SCには、必要に応じて種々の目的で公知の種々のマークパターンが形成されるが、その図示は省略する。
スクライブライン対応領域SCの内側領域R4には、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dにそれぞれ対応する第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dが形成されている。本実施の形態では、第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dは、目盛をなす第1のスケーリング測定用マークパターンに対する指標をなす三角パターンとして形成されている。もっとも、より精度の高い読み取りが可能となるように、第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dを、例えば、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dのラインアンドスペースのピッチと異なるピッチを持つラインアンドスペースのパターンとし、いわゆる副尺として構成してもよい。
フォトマスク51では、スクライブライン対応領域SCの外側領域R5のパターン(アライメントマークパターン52A〜52Dを含む。)は、スケーリング率100%で形成されている。一方、矩形K4の内側の領域(チップ領域対応領域CH(R1+R2)+スクライブライン対応領域SCの内側領域R4)のパターン54,53A〜53Dは、100%よりも小さい所定のスケーリング率αで形成されている。このスケーリング率αによるスケーリングの基準点は、有効画素領域対応領域R1の中心O(0,0)とされている。すなわち、スケーリング率100%で描画した場合の任意の点(x,y)は、スケーリング率αで描画した場合の点(αx,αy)に位置変換されたものとなる。なお、本実施の形態では、矩形K4の内側の領域のスケーリング率αは、いずれの方向についても同一になっているが、必要に応じて方向毎に変えてもよい。例えば、X方向のスケーリング率をαx、Y方向のスケーリング率をαy(≠αx)としてもよい。この場合、スケーリング率100%で描画した場合の任意の点(x,y)は、スケーリング率αで描画した場合の点(αxx,αyy)に位置変換されたものとなる。
理解を容易にするため、図6では、図5に示すフォトマスク51において、スケーリング率αで形成された矩形K4の内側の領域のパターン54,53A〜53Dにそれぞれ対応する、スケーリング率100%で形成したと仮定した場合のパターン54’,53A’〜53D’を、破線で書き入れている。各パターン54’の中心がフォトダイオード15の中心に対応している。このスケーリングによって、有効画素領域対応領域R1の中心Oと画素4のフォトダイオード15の中心に対応する位置との間の距離が大きくなるにつれて、パターン54’の中心を連続的に有効画素領域対応領域R1の中心O側にシフトさせることができることが、わかる。
本実施の形態では、フォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53Aに対応するパターン53A’のX座標が、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43Aの長いライン43AaのX座標と一致している。フォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53Bに対応するパターン53B’のY座標が、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43Bの長いライン43BaのY座標と一致している。フォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53Cに対応するパターン53C’のX座標が、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43Cの長いライン43CaのX座標と一致している。フォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53Dに対応するパターン53D’のY座標が、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43Dの長いライン43DaのY座標と一致している。
本実施の形態では、このようにして、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43D及びフォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dは、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dにそれぞれ従ってダイシング前の基板31であるシリコンウエハ100上に形成される第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”(後述する図7及び図8参照)と第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dにそれぞれ従ってシリコンウエハ100上に形成される第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”(後述する図7及び図8参照)との間のそれぞれの位置関係によって、第1のスケーリング率(本実施の形態では、スケーリング率100%)に対する第2のスケーリング率(本実施の形態では、前記スケーリング率α)の比率、結局、本実施の形態では前記所定スケーリング率αを測定し得るように、形成されている。なお、本発明では、第1のスケーリング率は必ずしも100%である必要はなく、他の値としてもよい。
ところで、本実施の形態では、フォトマスク51のマイクロレンズ39のパターンに関して、CAD等によるソースパターンデータを図6中のパターン54’として作成し、その描画時にスケーリング率αで描画している。これに対し、フォトマスク51のマイクロレンズ39のパターンに関して、CAD等によるソースパターンデータを図6中のパターン54として作成し、その描画時にスケーリング率100%で描画しても、理想的には同じフォトマスク51を得ることができるはずである。しかし、CAD等によるソースパターンデータの分解能には制約があるので、各マイクロレンズ39のシフト量が理想的な位置からずれてしまい、ひいてはシェーディング低減効果が低くなってしまう。したがって、本実施の形態では、CAD等によるソースパターンデータを図6中のパターン54’として作成し、その描画時にスケーリング率αで描画している。
同様の理由で、カラーフィルタ37に対応するレイヤの露光(例えば、カラーフィルタ37となるカラーレジストの露光)に用いるフォトマスクや、遮光膜35に対応するレイヤの露光(ここでは、遮光膜35をパターニングするためのレジスト層の露光)に用いるフォトマスクについても、CAD等によるソースパターンデータをフォトダイオード15の中心位置を基準としたデータとして作成し、その描画時に100%よりも小さい所定のスケーリング率で描画して作成することが好ましい。しかしながら、本実施の形態では、カラーフィルタ37に対応するレイヤの露光に用いるフォトマスクや、遮光膜35に対応するレイヤの露光に用いるフォトマスクについては、CAD等によるソースパターンデータを予め縮小された状態で作成し、その描画時にスケーリング率100%で描画して作成されているものとしている。したがって、本実施の形態では、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造に使用するフォトマスクのうち、フォトマスク51の矩形K4の内側の領域のパターン54,53A〜53Dのみがスケーリング率αで形成され、他のフォトマスクについてはいずれの領域のパターンもスケーリング率100%で形成されている。
次に、本発明の一実施の形態によるデバイス製造方法として、本実施の形態によるフォトマスクセット(図4に示すフォトマスク41及び図5に示すフォトマスク51)を用いた、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造方法について説明する。
まず、複数の固体撮像素子1を一括して製造するべく、シリコンウエハ100を用意する。このシリコンウエハ100は、最後にスクライブラインSC”でダイシングしてチップ毎に分割することで、各固体撮像素子1の前記シリコン基板31となる。図7は、このダイシング直前の状態のシリコンウエハ100の一部を模式的に示す概略平面図である。図8は、図7の一部を拡大した拡大図である。
次に、シリコンウエハ100上に、従来の固体撮像素子の製造方法と同様に、公知の半導体製造プロセスを利用して、層間絶縁膜32における1層目アルミニウム配線層33よりも下側部分までの構造を、複数の固体撮像素子1の分だけ一括して作製する。
次いで、この状態のシリコンウエハ100上の全面に、アルミニウム層を形成し、更にその上にレジスト層(図示せず)を形成する。引き続いて、図4に示すフォトマスク41を用いて図示しない露光装置(ステッパー)により、このレジスト層を露光した後、現像する。次いで、現像後のレジスト層をマスクとして前記アルミニウム層をエッチングして、前記アルミニウム層をパターニングし、そのレジスト層を除去する。これにより、1層目アルミニウム配線層33と同時に、フォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dにそれぞれ従った第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”が、アルミニウム層によってスクライブラインSC上に形成される。なお、フォトマスク41のアライメントマークパターン42A〜42Dに従ったアライメントマークも同時に形成されるが、その図示は省略する。なお、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”は、最終的に、外部に露出するかあるいは透明な膜に覆われた状態とされ、外部から観察し得るようにされる。
その後、ウエハ100上に、平坦化層38までの構造を、従来の固体撮像素子の製造方法と同様に、公知の半導体製造プロセスを利用して作製する。
次に、マイクロレンズ39を熱リフロー法により形成する。すなわち、マイクロレンズ39となるべきマイクロレンズ層を平坦化層38上に形成する。引き続いて、図5に示すフォトマスク51を用いて図示しない露光装置(ステッパー)により、このマイクロレンズ層を露光した後、現像する。これにより、マイクロレンズ39の元になるパターニングされたマイクロレンズ層と同時に、フォトマスク51の第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dにそれぞれ従った第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”が、マイクロレンズ層によってスクライブラインSC上に形成される。なお、フォトマスク51のアライメントマークパターン52A〜52Dに従ったアライメントマーク52A’〜52D’も同時に形成される。なお、第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”は、最終的に、外部に露出するかあるいは透明な膜に覆われた状態とされ、外部から観察し得るようにされる。引き続いて、熱処理によりマイクロレンズ層をリフローさせてマイクロレンズ39とする。
この状態のシリコンウエハ100を図7に模式的に示している。図7において、CH”は有効画素領域及び周辺領域からなるチップ領域、O”(0,0)は有効画素領域の中心を示している。図8は、図7中の第1のスケーリング測定用マーク43A”,43B”及び第2のスケーリング測定用マークパターン53A”,53B”を、拡大して示している。図7及び図8において、43Aa”,43Ba”,43Ca”,43Da”は、図4中の長いライン43Aa,43Ba,43Ca,43Daにそれぞれ従って形成された長いラインである。
次に、本実施の形態では、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”と、対応する第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”との位置関係から、第1のスケーリング率(本実施の形態では、スケーリング率100%)に対する第2のスケーリング率(本実施の形態では、前記スケーリング率α)の比率、結局、本実施の形態では前記所定スケーリング率αを測定する。
具体的には、本実施の形態では、第1のスケーリング測定用マーク43A”と第2のスケーリング測定用マーク53A”との間の位置関係から、第2のスケーリング測定用マーク53A”の第1のスケーリング測定用マーク43A”のライン43Aa”からのX方向のシフト量を読み取り、そのシフト量に基づいてライン43Aa”の既知のX座標から第2のスケーリング測定用マーク53A”のX座標を求め、それらのX座標の比率として、+X側におけるX方向のスケーリング率αを算出する。例えば、第1のスケーリング測定用マーク43A”の1目盛分が1μmであり、ライン43Aa”のX座標が+10000μmである場合には、図8に示すように第2のスケーリング測定用マーク53A”の第1のスケーリング測定用マーク43A”のライン43Aa”からのX方向のシフト量が−X方向に1目盛分であれば、そのシフト量は−1μmであるため、第2のスケーリング測定用マーク53A”のX座標は+9999μmとなり、+X側におけるX方向のスケーリング率αは、(9,999/10,000)×100%=99.99%と算出される。
同様に、第1のスケーリング測定用マーク43B”と第2のスケーリング測定用マーク53B”との間の位置関係から、+Y側におけるY方向のスケーリング率αを算出する。また、第1のスケーリング測定用マーク43C”と第2のスケーリング測定用マーク53C”との間の位置関係から、−X側におけるX方向のスケーリング率αを算出する。さらに、第1のスケーリング測定用マーク43D”と第2のスケーリング測定用マーク53D”との間の位置関係から、−Y側におけるY方向のスケーリング率αを算出する。
その後、このようにして測定された4つのスケーリング率αが、予め設定した許容範囲内であるか否かを判定することによって、スケーリングを検査する。本実施の形態では、このスケーリングの検査によって、フォトマスク51の良否及び製造される固体撮像素子1の良否を判定することができる。なお、フォトマスク51の良否のみを判定する場合には、例えば、前述した固体撮像素子1の製造工程の一部(例えば、2層目アルミニウム配線層33からカラーフィルタ37までの構造)を省略し、スケーリング測定用試料として作製してもよい。
なお、前述したように4つのスケーリング率αを測定することが、厳密にスケーリング率αを測定するためには好ましい。しかしながら、本発明では、前述した4つのスケーリング率αのうちの任意の1つ、2つ又は3つを測定するだけでもよい。この場合、フォトマスク41,51において、測定に関与しない第1及び第2の測定用マークパターンは形成しておく必要はない。
前述したシフト量の読み取りやこれに基づくスケーリング率αの算出、算出されたスケーリング率αの判定は、人が行ってもよい。例えば、作業者が、前述したシフト量を光学顕微鏡で読み取り、更に、スケーリング率αの算出とその判定を行ってもよい。
その代わりに、図9に示す本発明の一実施の形態による測定装置を用いてもよい。この測定装置は、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”及び第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”を撮像する撮像部としてのCCDカメラ等のカメラ61と、処理部62と、液晶パネル等の表示部63とを備えている。処理部62は、カメラ61で撮像された画像に基づいて、公知の画像認識技術を利用して前述したマークを認識して、前述したシフト量を取得し、前述した各スケーリング率αを算出する。また、処理部62は、各スケーリング率αが許容範囲内であるか否かを判定し、その判定結果を表示部63に表示させる。なお、処理部62は、算出した各スケーリング率αを表示部63に表示させるだけとし、前述した判定は人に委ねるようにしてもよい。
本実施の形態では、以上のようにしてスケーリングの検査を行った後、シリコンウエハ100をスクライブラインSC”でダイシングしてチップ毎に分割することで、各固体撮像素子1を完成させる。
なお、前述したスケーリング率の測定及び前記判定は、必ずしも、固体撮像素子1を製造する度に行う必要はなく、適当な頻度で行ってもよいし、フォトマスク41を作製した直後のみに行ってもよい。
本実施の形態によれば、前述したように、シリコンウエハ100上に、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”及び第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”が形成され、それらからスケーリング率αを測定することができる。したがって、本実施の形態によれば、実際に製造した固体撮像素子1の断面をFIB解析装置等により解析することなく、極めて簡単にスケーリング率αを測定することができる。
[第2の実施の形態]
図10は、本発明の第2の実施の形態によるフォトマスク71を模式的に示す概略平面図であり、図5に対応している。図11は、図10に示すフォトマスク71において、スケーリング率αで形成された矩形K4の内側の領域のパターン54,53A〜53Dにそれぞれ対応する、スケーリング率100%で形成したと仮定した場合のパターン54’,53A’〜53D’を、破線で書き入れた図であり、図6に対応している。図12は、図10に示すフォトマスク71を用いて作製したダイシング直前の状態のシリコンウエハ100の一部を模式的に示す概略平面図であり、図7に対応している。図13は、図12の一部を拡大した拡大図であり、図8に対応している。図10乃至図13において、図5乃至図8中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態によるフォトマスク71も、図5に示すフォトマスク51と同じく、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造時に用いられ、基板31上のマイクロレンズ39に対応するレイヤの露光に用いられる。フォトマスク71がフォトマスク51と異なる所は、図4中のフォトマスク41の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dに相当する第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dが、フォトマスク71のスクライブライン対応領域SCにおける外側領域R5に形成されている点のみである。なお、フォトマスク71も、フォトマスク51と同じく、スクライブライン対応領域SCにおける外側領域R5のパターンはスケーリング率100%で形成される一方、矩形K4の内側の領域のパターンは、100%よりも小さい所定のスケーリング率αで形成されている。
本実施の形態によるフォトマスク71を用いて図1乃至図3に示す固体撮像素子1を製造する場合、基板31上の1層目アルミニウム配線層33に対応するレイヤの露光に用いるフォトマスクとして、図4に示すフォトマスク41に代えて、そのフォトマスク41を第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dを形成しないように変形したフォトマスク(以下、「フォトマスク41を変形したフォトマスク」と呼ぶ。)を用いる。
これにより、フォトマスク71では、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43D及び第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dは、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dにそれぞれ従ってダイシング前の基板31であるシリコンウエハ100上に形成される第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”(後述する図12及び図13参照)と第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dにそれぞれ従ってシリコンウエハ100上に形成される第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”(後述する図12及び図13参照)との間のそれぞれの位置関係によって、第1のスケーリング率(本実施の形態では、スケーリング率100%)に対する第2のスケーリング率(本実施の形態では、前記スケーリング率α)の比率、結局、本実施の形態では前記所定スケーリング率αを測定し得るように、形成されている。
次に、本発明の他の実施の形態によるデバイス製造方法として、本実施の形態によるフォトマスク71を用いた、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造方法について説明する。
まず、複数の固体撮像素子1を一括して製造するべく、シリコンウエハ100を用意する。このシリコンウエハ100は、最後にスクライブラインSC”でダイシングしてチップ毎に分割することで、各固体撮像素子1の前記シリコン基板31となる。図12は、このダイシング直前の状態のシリコンウエハ100の一部を模式的に示す概略平面図である。図13は、前述したように、図12の一部を拡大した拡大図である。
次に、シリコンウエハ100上に、従来の固体撮像素子の製造方法と同様に、公知の半導体製造プロセスを利用して、層間絶縁膜32における1層目アルミニウム配線層33よりも下側部分までの構造を、複数の固体撮像素子1の分だけ一括して作製する。
次いで、この状態のシリコンウエハ100上の全面に、アルミニウム層を形成し、更にその上にレジスト層(図示せず)を形成する。引き続いて、フォトマスク41を変形したフォトマスクを用いて図示しない露光装置(ステッパー)により、このレジスト層を露光した後、現像する。次いで、現像後のレジスト層をマスクとして前記アルミニウム層をエッチングして、前記アルミニウム層をパターニングし、そのレジスト層を除去する。これにより、1層目アルミニウム配線層33が形成される。本実施の形態では、フォトマスク41を変形したフォトマスクを用いるので、この時点では、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”は、形成されない。
その後、ウエハ100上に、平坦化層38までの構造を、従来の固体撮像素子の製造方法と同様に、公知の半導体製造プロセスを利用して作製する。
次に、マイクロレンズ39を熱リフロー法により形成する。すなわち、マイクロレンズ39となるべきマイクロレンズ層を平坦化層38上に形成する。引き続いて、図10に示すフォトマスク71を用いて図示しない露光装置(ステッパー)により、このマイクロレンズ層を露光した後、現像する。これにより、マイクロレンズ39の元になるパターニングされたマイクロレンズ層と同時に、フォトマスク71の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dにそれぞれ従った第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”、及び、フォトマスク71の第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dにそれぞれ従った第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”が、マイクロレンズ層によってスクライブラインSC上に形成される。なお、フォトマスク51のアライメントマークパターン52A〜52Dに従ったアライメントマーク52A’〜52D’も同時に形成される。なお、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43D及び第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”は、最終的に、外部に露出するかあるいは透明な膜に覆われた状態とされ、外部から観察し得るようにされる。引き続いて、熱処理によりマイクロレンズ層をリフローさせてマイクロレンズ39とする。
この状態のシリコンウエハ100を図12に模式的に示している。なお、図10に示すフォトマスク71では、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”、及び、第2のスケーリング測定用マークパターン53A”〜53D”の両方が形成されているため、図10からも理解できるように、それらの対応するもの同士の間が、それぞれスケーリング率αに応じて若干広がっている。したがって、図12及び図13に示すように、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”と、対応する第2のスケーリング測定用マークパターン53A”〜53D”との間が、それぞれスケーリング率αに応じて若干広がっている。しかしながら、スケーリング率αは通常100%に近い値に設定されるので、その間隔はさほど広くない。よって、前述したシフト量の読み取りに支障を来すようなことはない。
次に、本実施の形態では、先に説明した実施の形態と同様に、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”と、対応する第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”との位置関係から、第1のスケーリング率(本実施の形態では、スケーリング率100%)に対する第2のスケーリング率(本実施の形態では、前記スケーリング率α)の比率、結局、本実施の形態では前記所定スケーリング率αを測定する。
その後、このようにして測定されたスケーリング率αが、予め設定した許容範囲内であるか否かを判定することによって、スケーリングを検査する。本実施の形態では、このスケーリングの検査によって、フォトマスク71の良否及び製造される固体撮像素子1の良否を判定することができる。なお、フォトマスク71の良否のみを判定する場合には、例えば、前述した固体撮像素子1の製造工程の一部(例えば、2層目アルミニウム配線層33からカラーフィルタ37までの構造)を省略し、スケーリング測定用試料として作製してもよい。
前述したシフト量の読み取りやこれに基づくスケーリング率αの算出、算出されたスケーリング率αの判定は、人が行ってもよい。例えば、作業者が、前述したシフト量を光学顕微鏡で読み取り、更に、スケーリング率αの算出とその判定を行ってもよい。その代わりに、前述した図9に示す本発明の一実施の形態による測定装置を用いてもよい。
本実施の形態では、以上のようにしてスケーリングの検査を行った後、シリコンウエハ100をスクライブラインSC”でダイシングしてチップ毎に分割することで、各固体撮像素子1を完成させる。
なお、前述したスケーリング率の測定及び前記判定は、必ずしも、固体撮像素子1を製造する度に行う必要はなく、適当な頻度で行ってもよいし、フォトマスク41を作製した直後のみに行ってもよい。
本実施の形態によれば、前述したように、シリコンウエハ100上に、第1のスケーリング測定用マーク43A”〜43D”及び第2のスケーリング測定用マーク53A”〜53D”が形成され、それらからスケーリング率αを測定することができる。したがって、本実施の形態によれば、実際に製造した固体撮像素子1の断面をFIB解析装置等により解析することなく、極めて簡単にスケーリング率αを測定することができる。
また、本実施の形態によるフォトマスク71の場合、実際に固体撮像素子1を製造しなくても、フォトマスク71自体の第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dと第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dとの間の位置関係から、スケーリング率αを測定することも可能である。
以上、本発明の各実施の形態及びその変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前記第1の実施の形態において、フォトマスク41とフォトマスク51との間で、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dの配置と、第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dの配置とを逆にしてもよい。同様に、前記第2の実施の形態において、フォトマスク71において、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43Dの配置と、第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dの配置とを逆にしてもよい。
また、前記各実施の形態において、第1のスケーリング測定用マークパターン43A〜43D及び第2のスケーリング測定用マークパターン53A〜53Dは、スクライブライン対応領域SCに形成されていたが、例えば、周辺領域対応領域R2に形成してもよい。
さらに、前述した各実施の形態は、図1乃至図3に示す固体撮像素子1の製造時に用いられるフォトマスクのうち、マイクロレンズ39に対応するレイヤの露光に用いられるフォトマスクに関して本発明を適用した例であった。しかしながら、本発明は、マイクロレンズ39に対応するレイヤの露光に用いられるフォトマスク、カラーフィルタ37に対応するレイヤの露光に用いるフォトマスク、及び、遮光膜35に対応するレイヤの露光に用いるフォトマスクのうちの、任意の1つ以上に関して本発明を適用してもよい。
さらにまた、前述した各実施の形態は、チップ領域CH”を一括して露光し得るようにフォトマスクを構成した例であったが、本発明では、フォトマスクをいわゆる分割露光し得るように構成してもよい。
また、本発明は、CMOS型固体撮像素子の製造方法のみならず、CCD型などの他の固体撮像素子やその他の半導体デバイス等のデバイスの製造方法にも適用することができる。
41,51,71 フォトマスク
43A〜43D 第1のスケーリング測定用マークパターン
43A”〜43D” 第1のスケーリング測定用マーク
53A〜53D 第2のスケーリング測定用マークパターン
53A”〜53D” 第2のスケーリング測定用マーク
R1 有効画素領域対応領域
R2 周辺領域対応領域
CH チップ領域対応領域
CH” チップ領域
SC スクライブライン対応領域
SC” スクライブライン
43A〜43D 第1のスケーリング測定用マークパターン
43A”〜43D” 第1のスケーリング測定用マーク
53A〜53D 第2のスケーリング測定用マークパターン
53A”〜53D” 第2のスケーリング測定用マーク
R1 有効画素領域対応領域
R2 周辺領域対応領域
CH チップ領域対応領域
CH” チップ領域
SC スクライブライン対応領域
SC” スクライブライン
Claims (14)
- 基板上の第1のレイヤの露光に用いられ、第1のスケーリング測定用マークパターンを含むパターンが第1のスケーリング率で形成された第1のフォトマスクと、
前記基板上の第2のレイヤの露光に用いられ、第2のスケーリング測定用マークパターンを含むパターンが第2のスケーリング率で形成された第2のフォトマスクと、
を備えたことを特徴とするフォトマスクセット。 - 前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係によって前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定し得るように、形成されたことを特徴とする請求項1記載のフォトマスクセット。
- 前記第1のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のフォトマスクのスクライブライン対応領域に形成され、
前記第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第2のフォトマスクのスクライブライン対応領域に形成された、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のフォトマスクセット。 - 基板上の所定レイヤの露光に用いられるフォトマスクであって、
第1のスケーリング測定用マークパターンを含む第1の領域内のパターンが第1のスケーリング率で形成され、
第2のスケーリング測定用マークパターンを含む第2の領域内のパターンが第2のスケーリング率で形成された、
ことを特徴とするフォトマスク。 - 前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従って前記基板上に形成される第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係によって前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定し得るように、形成されたことを特徴とする請求項4記載のフォトマスク。
- 前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンは、スクライブライン対応領域に形成されたことを特徴とする請求項4又は5記載のフォトマスク。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、
前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、
を備えたことを特徴とするデバイスの製造方法。 - 請求項4乃至6のいずれかに記載のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階を、備えたことを特徴とするデバイスの製造方法。
- 前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階を、備えたことを特徴とする請求項7又は8記載のデバイスの製造方法。
- 前記デバイスが固体撮像素子であり、
前記第2のレイヤ又は前記所定レイヤは、マイクロレンズに対応するレイヤ、カラーフィルタに対応するレイヤ、又は、光電変換部に対応する開口を持つ遮光層に対応するレイヤである、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のデバイスの製造方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、
前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、
前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階と、
を備えたことを特徴とする測定方法。 - 請求項4乃至6のいずれかに記載のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光を行い、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークを前記基板上に形成する段階と、
前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する段階と、
を備えたことを特徴とする測定方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトマスクセットの前記第1のマスクを用いて、前記基板上の前記第1のレイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第1のスケーリング測定用マークパターンに従った第1のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成され、かつ、前記フォトマスクセットの前記第2のマスクを用いて、前記基板上の前記第2のレイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第2のスケーリング測定用マークパターンに従った第2のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成された、前記基板上の前記第1及び第2のスケーリング測定用マークを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像を処理して、前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する処理部と、
を備えたことを特徴とする測定装置。 - 請求項4乃至6のいずれかに記載のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記所定レイヤの露光が行われ、この露光を利用して前記第1及び第2のスケーリング測定用マークパターンにそれぞれ従った第1及び第2のスケーリング測定用マークが前記基板上に形成された、前記基板上の前記第1及び第2のスケーリング測定用マークを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像を処理して、前記第1のスケーリング測定用マークと前記第2のスケーリング測定用マークとの間の位置関係から、前記第1のスケーリング率に対する前記第2のスケーリング率の比率を測定する処理部と、
を備えたことを特徴とする測定装置。
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