JP3841005B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、密閉型圧縮機が知られており、冷凍機等に広く用いられている。密閉型圧縮機では、一般に鉄製の密閉容器に圧縮機構や電動機が収納されている。
【0003】
また、密閉容器の外面側には、端子箱、吊金具、脚部といった各種部品が溶接等で固定されている。そして、端子箱等の各部品を密閉容器に固定した後、表面全体に塗装が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、密閉容器と前記各部品は、両者の当接部で完全に密着した状態で固定されるとは限らない。このため、密閉容器と各部品との間には狭い隙間が生じる場合もある。このような隙間が生じた状態で塗装を施した場合、隙間には塗料が入り込みにくい。このため、隙間部分では、塗膜が部材表面を完全に被覆できないおそれがある。このように塗膜による被覆が完全でない部分において、鉄製の部材が水分や空気と接触して錆を生じるという問題がある。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストで各種部品の固定位置における発錆を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、密閉容器(2)に圧縮機構(7)及び電動機(16)が収納されると共に、給電端子 (30) を覆う端子箱 (32) が上記密閉容器 (2) の外面に固定された密閉型圧縮機(1)を対象とする。そして、上記端子箱 (32) の四隅が上記密閉容器 (2) の外面側に溶接されている。更に、上記端子箱 (32) の四隅以外の非溶接部 (37) における上記端子箱 (32)と密閉容器(2)との間に形成される隙間部(3)には、該隙間部 (3)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載された密閉型圧縮機(1)において、上記端子箱 (32) の四隅と密閉容器(2)とを溶接する溶接部 (36) には、該溶接部(36)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されていた密閉型圧縮機である。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の密閉型圧縮機(1)において、上記シリコーン系シーリング剤(38)は、端子箱 (32) が密閉容器 (2) に固定された状態で塗装が施された後に塗布されている密閉型圧縮機である。
【0009】
−作用−
請求項1の発明では、密閉容器(2)に圧縮機構(7)及び電動機(16)が気密状態に収納される。該密閉容器(2)の外面側に固定される端子箱 (32) と密閉容器(2)の当接部は、必ずしも完全に密着しているとはいえず、両者の間に隙間部(3)が生じる場合がある。このように密閉容器(2)の外面側に固定された端子箱 (32)と密閉容器(2)との間に形成される隙間部(3)は、シリコーン系シーリング剤(38)によって覆われる。つまり、このシリコーン系シーリング剤(38)は、隙間部(3)への水分や空気の浸透を遮断する。
【0010】
請求項2の発明では、密閉容器(2)の外面側に前記端子箱 (32)が溶接により固定される。このように固定された部品と密閉容器(2)との間に形成される溶接部(36)は、シリコーン系シーリング剤(38)によって覆われる。密閉容器(2)と端子箱 (32)との溶接部(36)には、酸化物の付着が多い。また、溶接部(36)にはピンホールやクラックが生じる場合もある。従って、溶接部(36)においては塗膜の乗りが悪いため、塗膜割れや塗膜剥離が生じやすく発錆の原因となる。そこで、請求項2の発明では、シリコーン系シーリング剤(38)を溶接部(36)に塗布し、塗料の乗りの悪い溶接部(36)への水分や空気の浸透を遮断する。
【0011】
請求項3の発明では、塗装後の密閉容器(2)及び端子箱 (32)にシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。つまり、シリコーン系シーリング剤(38)は、塗装により形成された塗膜(39)の上を覆っている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
《圧縮機の全体構成》
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る密閉型圧縮機(1)は、圧縮機構(7)や電動機(16)等を密閉状態で収納する密閉容器(2)を有する。密閉容器(2)は、円筒状の胴部(2b)にドーム型の頭部(2a)及び底部(2c)が溶接により接合されて形成される。本実施形態に係る密閉型圧縮機(1)の密閉容器(2)の外面側には、端子箱(32)、吊金具(40)及び脚部(42)が溶接で固定されている。
【0014】
これら各部品が溶接により固定された後、密閉容器(2)及び各部品の全面に塗装が施される。塗装の際には、溶接部(36)及びその周辺に付着している酸化物や溶接助剤の残滓などは発錆の原因となるため、これらを酸洗処理などで除去しておく必要がある。また、塗膜(39)の密着性を向上させるため、プライマー処理を施すことが好ましい。
【0015】
塗装が完了した後、塗料が入り込みにくい密閉容器(2)と各部品との間に形成される隙間部(3)や、塗料の乗りが悪い密閉容器(2)と各部品との溶接部(36)、及び密閉容器(2)の接合により形成される溶接部(36)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。
【0016】
以下、各部品と密閉容器(2)の間に形成される隙間部(3)と溶接部(36)について説明する。
【0017】
図3に示すように、該密閉容器(2)の胴部(2b)の中央部付近には、適当な直径を有する円形の孔が設けられている。この孔には、給電端子(30)が溶接により固定されている。この給電端子(30)を通して、外部電源から密閉容器(2)内部に収納された電動機(16)に給電される。給電端子(30)には、3本の端子ピン(31)が互いに絶縁状態で固定されている。図示はしないがこれら端子ピン(31)から電動機(16)へ給電線が配線されている。
【0018】
図4に示すように、胴部(2b)外面には、給電端子(30)の外側を囲むように、鉄製の端子箱(32)が取り付けられている。端子箱(32)は、4面の側壁(33)、その上方を覆うカバー(34)、カバー(34)を側壁(33)の上縁部に螺着する取付ボルトなどからなる。端子箱(32)を形成する4面の側壁(33)の底端部は、密閉容器(2)の胴部(2b)の外側面に沿うように形成されている。
【0019】
図5に示すように、端子箱(32)は、その四隅の外側部位だけが密閉容器(2)の外面側に溶接されている。このように溶接されることにより、端子箱(32)は、その四隅以外の非溶接部(37)において、側壁(33)の底端部と密閉容器(2)の外面とが当接した状態で固定される。
【0020】
図6に示すように、端子箱(32)が密閉容器(2)に固定された状態で前記塗装が施された後、側壁(33)外側の溶接部(36)上面及び側壁(33)の内側部位にシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。
【0021】
図7に溶接部(36)の拡大断面図を示す。図7に示すように、端子箱(32)の側壁(33)が密閉容器(2)の胴部(2b)に溶接された後、塗装が施される。塗装により形成された塗膜(39)の上面から溶接部(36)を覆うようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。
【0022】
また、図8に示すように、端子箱(32)の非溶接部(37)において、側壁(33)の底端部と密閉容器(2)との当接部に生じる僅かな隙間部(3)を充填するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。これにより、端子箱(32)の防水性が確保される。
【0023】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る密閉容器(2)の頭部(2a)には、少なくとも1つの吊金具(40)が溶接で固着されている。吊金具(40)は、所定の径の吊り下げ孔(41)が設けられた平板状の部品である。本実施形態において、2つの吊金具(40)が密閉容器(2)の頭部(2a)側方に対角状に固着されている。この吊金具(40)は、その概ね下半分が密閉容器(2)の頭部(2a)側面に当接した状態で、その当接部分の左右及び下方の辺に沿って溶接されている。
【0024】
図9に示すように、吊金具(40)の当接部上辺と頭部(2a)の側方から上方へ向かって湾曲する部分との間には、隙間部(3)が形成される。このように吊金具(40)が固定された状態で、前記塗装が施された後、吊金具(40)と頭部(2a)との溶接部(36)の上面や、吊金具(40)と頭部(2a)との間に生じる隙間部(3)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布される。
【0025】
図1に示すように、本実施形態に係る密閉容器(2)の底部(2c)には、4つの脚部(42)が取り付けられている。この脚部(42)は、平面状の接地部(42a)、接地部(42a)の両端部からほぼ垂直に立ち上がった立壁部(42b)及び接地部(42a)の内側縁から密閉容器(2)の底部(2c)へ向かって延びた補助リブ(42c)から形成される。 4つの脚部(42)は、それぞれ90°間隔で配置されている。各脚部(42)は、両立壁部(42b)の上方部分と補助リブ(42c)の内側端部が密閉容器(2)の底部(2c)に溶接により固着されている。
【0026】
図10に示すように、立壁部(42b)の当接部下辺と底部(2c)の側方から下方へ向かって湾曲する部分との間には、隙間部(3)が形成される。このように脚部が固定された状態で前記塗装が施された後、この立壁部(42b)及び補助リブ(42c)と密閉容器(2)の底部(2c)との溶接部(36)の上面や、立壁部(42b)と底部(2c)との間に生じる隙間部(3)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている。
【0027】
図1に示すように、本実施形態に係る密閉容器(2)は、その頭部(2a)と胴部(2b)、及び胴部(2b)と底部(2c)がそれぞれ溶接で接合されている。このように密閉容器(2)が形成された状態で前記塗装が施された後、各溶接部の上面を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている。
【0028】
シーリング剤には様々な種類のものがあるが、以下のようなものが好適である。 本実施形態では、溶接部の形状が定まっているわけではないため、不定形シーリング剤でなければならない。また、本実施形態では、使用される対象が圧縮機である。そのため、密閉容器(2)の温度変化が激しく、それに伴う密閉容器(2)自体の膨張収縮も比較的大きい。よって、この膨張収縮に追随できるよう弾性型のシーリング剤でなければならない。更に、本実施形態に係る密閉型圧縮機(1)は、主に屋外での使用が想定されるため、紫外線、オゾンあるいは日光などに対する耐候性を有することが必要である。これらの要求を満たすシーリング剤として、シリコーン系シーリング剤(38)が最も適している。
【0029】
図3に示すように、本実施形態に係る密閉型圧縮機(1)は、密閉容器(2)の内部に圧縮機構(7)、電動機(16)、駆動軸(17)、下部主軸受(18)を備える。密閉容器(2)内は、ハウジング(4)により、上方の低圧室(5)と下方の高圧室(6)とに区画されている。
【0030】
低圧室(5)内には、ハウジング(4)、オルダムリング(10)、固定スクロール(8)と可動スクロール(9)を有する圧縮機構(7)が設置されている。固定スクロール(8)は、渦巻壁状の固定側ラップ(11)と吸入口(13)を備える。吸入口(13)には、吸入ポート(24)の一端が接続されている。固定スクロール(8)はハウジング(4)に固定されている。一方、可動スクロール(9)は、渦巻壁状の可動側ラップ(12)と背面側に軸受け部(14)を備え、可動側端板部(27)のほぼ中心に軸受け部(14)に開口する吐出口(15)を有する。これら固定スクロール(8)の固定側ラップ(11)と可動スクロール(9)の可動側ラップ(12)が噛み合うように組み合わされることにより、両ラップの間に流体室(26)が形成される。
【0031】
高圧室(6)には、電動機(16)、駆動軸(17)及び下部主軸受(18)が収納される。
【0032】
駆動軸(17)の上端部には、偏心部(19)が形成されており、該偏心部(19)は前記可動スクロール(9)の軸受け部(14)に係合する。駆動軸(17)の下端部は、下部主軸受(18)により回転自在に支持される。
【0033】
前記駆動軸(17)には、流体流通路(20)が形成されている。この流体流通路(20)は、その一端が前記偏心部(19)の上端で開口し、他端が前記密閉容器(2)の高圧室(6)に開口している。そして、圧縮機構(7)の流体室(26)は、吐出口(15)と駆動軸(17)の流体流通路(20)とによって高圧室(6)に連通可能となっている。
【0034】
《運転動作》
次に、本実施形態に係る密閉型圧縮機(1)の運転動作について説明する。
【0035】
可動スクロール(12)の公転運動に伴い、冷媒が吸入ポート(24)から流体室(26)に吸入される。流体室(26)の冷媒は、流体室(26)の容積が縮小することにより圧縮される。このように圧縮された高温高圧の冷媒は、可動側端板部(13)のほぼ中央に形成された吐出口(15)から吐出される。吐出された高温高圧の冷媒は、駆動軸(17)内に形成された流体流通路(20)を通って高圧室(6)に流出する。高圧室(6)に流出した高温高圧冷媒は、密閉容器(2)の胴部(2b)に設けられた吐出ポート(25)から冷媒回路へ送り出され、冷媒回路における凝縮、膨張、蒸発の各行程を経た後、再度吸入ポート(24)から吸入されて圧縮される。
【0036】
《実施形態の効果》
本実施形態によれば、錆の発生しやすい端子箱(32)、吊金具(40)、吸入ポート(24)、吐出ポート(25)並びに脚部(42)といった部品の取付部をシリコーン系シーリング剤(38)により被覆することにより、発錆を抑制し、密閉型圧縮機(1)の信頼性を向上することができる。
【0037】
具体的に、本実施形態では、吊金具(40)、端子箱(32)、脚部(42)等の各部品が密閉容器(2)に溶接で取り付けられている。そして、発錆しやすい部位である各部品の溶接部(36)や、密閉容器(2)と各部品との間の隙間部(3)にシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている。そのため、溶接部(36)や隙間部(3)への水分や空気の侵入を充分に遮断することができ、効果的に発錆を抑えることができる。
【0038】
ここで、端子箱(32)には高い防水性が求められる。ところが、水の侵入を防ぐために端子箱(32)と密閉容器(2)との当接部分を全周に亘って溶接すると、溶接時の入熱量が過多となり、密閉容器(2)の歪みを招くおそれがある。これに対し、本実施形態では、端子箱(32)をその四隅だけで密閉容器(2)に溶接するとともに、端子箱(32)の側壁(33)の底端部と密閉容器(2)の隙間部(3)をシリコーン系シーリング剤(38)で被覆している。従って、本実施形態によれば、密閉容器(2)の歪みを回避しながら、端子箱(32)の防水性を確保できる。
【0039】
また、本実施形態では、密閉容器(2)及び各部品に塗装を施してからシリコーン系シーリング剤(38)を塗布している。そのため、隙間部(3)に塗料が入り込んでいなかったり、溶接部(36)上面の塗膜(39)が不完全であっても、塗膜(39)の上を覆うシリコーン系シーリング剤(38)で水分や空気を遮断することができる。これにより、隙間部(3)や溶接部(36)の発錆を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明では、端子箱 (32) をその四隅だけで密閉容器 (2) に溶接するとともに、端子箱 (32) の側壁 (33) の底端部と密閉容器 (2) の隙間部 (3) をシリコーン系シーリング剤 (38) で被覆している。従って、本発明によれば、密閉容器 (2) の歪みを回避しながら、端子箱 (32) の防水性を確保できる。
【0041】
また、密閉容器(2)と端子箱 (32)との間に形成される隙間部(3)をシリコーン系シーリング剤(38)で覆っている。つまり、塗料の入り込みにくい隙間部(3)をシリコーン系シーリング剤(38)で覆うようにしている。そのため、隙間部(3)への水分や空気の侵入を充分に遮断することができ、効果的に発錆を抑えることができる。
【0042】
特に発錆しやすい端子箱 (32) の取付部分にシリコーン系シーリング剤 (38) が塗布されることで、効果的に発錆を抑えることができる。更に、端子箱 (32) は、高い防水性が要求されるが、本発明によればパッキンなどを要しないため低コストでそれを実現することができる。
【0043】
請求項2の発明では、発錆しやすい部位である溶接部(36)にもシリコーン系シーリング剤(38)を塗布している。つまり、塗料の乗りが悪い溶接部(36)をシリコーン系シーリング剤(38)で覆うようにしている。そのため、隙間部(3)だけでなく溶接部(36)への水分や空気の侵入をも充分に遮断することができ、効果的に発錆を抑えることができる。
【0044】
請求項3の発明では、密閉容器(2)などに塗装を施してからシリコーン系シーリング剤(38)を塗布している。そのため、隙間部(3)で塗膜割れが生じたり、塗料の入り込みが不十分であったり、あるいは溶接部(36)の塗膜(39)が不完全でも塗膜(39)の上を覆うシリコーン系シーリング剤(38)で水分や空気を遮断することができる。これにより、隙間部(3)や溶接部(36)の発錆を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る密閉型圧縮機の正面図である。
【図2】 実施形態に係る密閉型圧縮機の平面図である。
【図3】 図2におけるA−A線断面図である。
【図4】 実施形態に係る端子箱の断面図である。
【図5】 図4におけるB−B線断面図である。
【図6】 実施形態に係る端子箱の溶接部の断面図である。
【図7】 実施形態に係る端子箱の溶接部の拡大断面図である。
【図8】 実施形態に係る端子箱の非溶接部の断面図である。
【図9】 実施形態に係る吊金具の取付部分の拡大図である。
【図10】 実施形態に係る脚部の取付部分の断面図である。
【符号の説明】
(2) 密閉容器
(31) 給電端子
(32) 端子箱
(36) 溶接部
(38) シリコーン系シーリング剤
(40) 吊金具
(42) 脚部
Claims (3)
- 密閉容器(2)に圧縮機構(7)及び電動機(16)が収納されると共に、給電端子 (30) を覆う端子箱 (32) が上記密閉容器 (2) の外面に固定された密閉型圧縮機(1)であって、
上記端子箱 (32) の四隅が上記密閉容器 (2) の外面側に溶接される一方、
上記端子箱 (32) の四隅以外の非溶接部 (37) における上記端子箱 (32)と密閉容器(2)との間に形成される隙間部(3)には、該隙間部 (3)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている密閉型圧縮機。 - 請求項1に記載された密閉型圧縮機(1)において、
上記端子箱 (32) の四隅と密閉容器(2)とを溶接する溶接部 (36) には、該溶接部(36)を被覆するようにシリコーン系シーリング剤(38)が塗布されている密閉型圧縮機。 - 請求項1又は2に記載の密閉型圧縮機(1)において、
上記シリコーン系シーリング剤(38)は、端子箱 (32) が密閉容器 (2) に固定された状態で塗装が施された後に塗布されている密閉型圧縮機。
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