JP3837598B2 - 滑り止め加工されたカット鋏 - Google Patents

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Description

この発明は、理髪用、美容用のカット鋏の改良に関し、詳しくは髪をカットする際に、髪が刃先を滑ることのない様に滑り止めの施された鋏あり、髪に自然な仕上がりが得られるカット鋏に関する。
理髪用、美容用のカット鋏で髪を切ると、図34に示すように2本の刃体102、102に挟まれる髪が、刃体の基端から先端方向に滑って逃げてしまう現象が起き、逃げた分だけ髪の切断量が少なくなる。
また髪のカット跡を横一直線に直線揃えする時は、上述した滑りにより、予定した横一直線には髪の切れ目が揃わず、図35に示すようにカット跡が曲がって不都合である。
もっともカット鋏により髪を直線に揃えた場合は、カット跡の直線が目立ち過ぎて嫌うこともあり、その為、この直線をぼかす処理をして自然な仕上がりにすることもある。
しかしこの様な直線のカット跡をぼかす場合でも、カット鋏による直線揃えを前処理として行っており、その後でこの直線に揃った髪を梳くことのよりカット跡をぼかして、自然な仕上がりにしている。そのためカット鋏と梳鋏との2種類を使うので、それだけ手間がかかる。しかもカット鋏を用いた直線揃えの前処理が髪の滑りでなかなか直線に揃わないので、髪を直線に揃わせるために何度もカットする面倒さがある。
この滑りに対する不都合を解消するため、図36に示すように、刃先の刃表側に断面V字状、或いはU字状の凹部202を連設し、これにより刃先にV字状、U字状等の波形を繰り返し設けてギザ刃状にしたカット鋏201がある。これによれば、刃先の凹部202に髪が捕捉されて滑らなくなるので、上述した滑りによる問題は解消される。
髪の滑る問題は梳鋏でも同様であり、髪が櫛刃の刃先を滑って逃げるため、髪を梳くことが十分にできないことが往々にある。これに対しては図37−図38に示すように櫛刃の刃先をV字状やU字状の凹部202を設けた梳鋏が提供されており、これによれば刃先の凹部に髪が捕捉されて滑らないので、上述した滑りによる問題は解消される。
ただ一般に、鋏は使用するにつれて切れ味が落ちてゆくので、適当な時に研磨をしながら用いることになり、具体的には図39の一点鎖線で示すように、刃表の刃先寄りを研磨することとなる。ところが刃表の刃先寄りを研磨すると、刃先に形成されている凹部202を削り取ることとなり、図36−図38に示したV字やU字の凹部202が消えてしまう。実際には、この様な研磨を1−2回行っただけで凹部202が消えて直線状の刃先になってしまい、その結果、それまで滑らなかった髪が滑り始めてしまうという問題がある。
またカット鋏と梳鋏のいずれでも、刃先がV字状やU字状であると、髪が凹部に捕らえられて束となり、この様な束を切断するので、鋏を閉じるときには力を要することとなり、またゴツゴツした抵抗感がでて感触が悪く、何れも作業上好ましくない。
一方、鋏の材料には一般にステンレスが用いられるが、その硬度は650Hv程度のものが最も多い。この硬度は高いものほど切断力も高く、使用時には優れた切れ味が得られ、また摩耗に強い点でも優れる。一般にステンレスは得られる硬度の上限が800Hv程度であるが、これを上回るものには超硬質工具材があり、1000Hvから1500Hv程度、更には2000Hv程度の硬度を得ることができる。ただ、刃物は材料が高硬度になるほどもろさが出て刃こぼれをおこし易くなるため、刃の刃先角を大きくして刃こぼれを防ぐこととなる。ところが鋏において刃先角を大きくすると、刃が髪に食い込み難くなりそれだけ髪が滑りやすくなる。その為、鋏を閉じるときの髪の逃げが顕著になって鋏の機能を果たさなくなってしまうため、この様な高硬度の材料を用いた鋏は提供されていない。
現在、硬度700Hv前後の鋏が一部に提供されており、この程度の硬度が逃げの有無の点で、鋏として機能する硬度の上限になっている。仮に硬度800Hvのステンレスを鋏材料にすると切断力が向上し、更に高硬度の超硬質工具材を鋏の材料にすると切断力と耐摩耗性が一層向上するが、反面、髪の滑りによる逃げが極端に顕著となり、実際には使えないという問題がある。特に超硬質工具材を鋏に用いれば従来の鋏に比べ10倍程度の耐摩耗性が見込まれ、切断力と耐摩耗性の点に限っては理想の鋏となるが、髪が滑るので鋏としては実現できない状況にある。
よって望ましくは、髪の滑り止めが施されたカット鋏であり、鋏の閉じ操作にゴツゴツ感のない良好な閉じ感覚が得られ、自然な仕上がりが可能となる鋏を提供することにある。
上記の目的のために、分割出願である本願の発明は、刃が直線刃であるカット鋏であって、所定の髪の太さ以下の溝幅を有して前記直線刃上に形成される切込みの浅い略凹状の係止溝と、この係止溝に区切られた前記直線刃の部分刃と、が交互に設けられたことを特徴としたカット鋏である。
以下には、本願の原出願に記載された本願発明以外の発明を記載しておく。
発明1;まず図1−図3に示すように、切込み溝は所定の髪の太さ以下の溝幅にした。つまり、切込み溝の幅は、髪の太さより細いか、或いは髪の太さに等しく設けられる。鋏はカット鋏でも梳鋏でその他どの様な形態のものでもよい。
これにより、切込み溝が髪の太さより細いのであれば、図4に示すように、切込み溝3の開口部4に髪Xが引っかかって滑り止めとなる。また切込み溝が髪の太さが幅であっても同様にひっかかって滑り止めとなり、或いは図5に示すように、1−2本の髪Xが切込み溝に入って刃先近くで切込み溝に挟まった状態となり、つまり開口部に目詰まりした状態となり、よって髪の滑り止めとなる。
しかもこの鋏は、図6の一点鎖線に示すように刃先を研磨して刃先が後退しても、同図示される様に切込み溝3の無くなることはなく、滑り止め効果が最後まで持続する。
以上の様な切込み溝は、その形成方法(製造方法)がどの様であってもよいが、一例としてこれら切込み溝の溝幅と同等厚さの円盤砥石により形成することができる。細い切込み溝とこれより太い切込み溝を形成するなら、これに対応した2種類の円盤砥石を準備して研削すればよい。
発明2;ただ、髪が予定した太さより細いと切込み溝に入り切ってしまうことがあり、そのため、切込み溝を鋏の摺察面からはみ出ない長さに形成した。これにより切込み溝の溝底が摺察面と交わって刃を形成するので、切込み溝に入った髪を溝底で切断することができる。
ここで摺察面Sとは、刃先の刃裏側に設けられた面のことであり、以下の理由により設けられている。
一般に鋏の刃裏の断面形状は、図40に示すように裏スキPと呼ばれる僅かな凹曲面を有しているが、刃先近傍だけは平面状の摺察面Sになっている。これは、鋏を開閉操作するときに、双方の刃先の摺察面S同士が摺察することによる切断作用を得るためであり、その時に摺察面以外の刃裏には触れ合わないように裏スキPを凹曲させているのである。従って図11−図12に示したように、切込み溝5の溝底6が摺察面Sに掛かる溝長さにして摺察面Sからはみ出ないようにしたので、予定より細い髪が切込み溝に入った場合、この髪を切断する刃7を溝底6に設けるために切込み溝を鋏の摺察面Sからはみ出ない長さに形成した。
どの切込み溝を摺察面からはみ出ない長さに形成するかは任意であり、例えば、溝幅を大小混在させた場合に、大きい幅の切込み溝5は細い髪が奥まで入りやすいので、この溝底に刃を設ければ切込み溝に入った髪があってもこれを残らず切ることができる。
発明3;また別の鋏として、切込み溝を所定の髪の太さを超え且つその髪の太さの2倍未満の溝幅に形成した。その際、溝底に刃を形成するために、切込み溝を摺察面からはみ出ない長さにした。例えば、溝幅は髪の太さの1.数倍程度にするのである。
溝幅が髪の太さより広くても、鋏の閉じ操作の時にはこの切込み溝の開口部に髪の引っかかる作用が得られ、滑り止めの効果が得られる。これは、鋏を閉じるときには多数の髪が切込み溝の開口部に集中するので、開口部が髪の太さより広くても密集した髪が開口部を塞ぐようにして引っかかるものと考えられる。
またこの鋏は、髪が切込み溝に入った場合であっても溝幅が広くしてあるので髪の抜けが良好となり、切込み溝に髪が詰まるようなことが無い。
従って、この鋏によれば、切込み溝で滑り止めされた状態で髪を切ることができると共に、一部の髪は切込み溝に入って溝の中で切られる。その際切込み溝の中で切られた髪はこの切込み溝から抜け落ちてゆき目詰まりすることがなく、スムーズな閉じ操作と確実な直線揃えが可能になる。
発明4;また別の鋏として、溝幅を髪が数本幅の縦列に入る所定の溝幅に形成した。その際、切込み溝を刃体の摺察面からはみ出ない長さに形成する点は前記の鋏と同様にした。
この鋏によると、溝幅が広くなるので切込み溝での髪の捕捉量が増すが、髪は縦に数列程度であるので従来の鋸鋏に見られたようなゴツゴツ感はなく、スムーズな閉じ操作が可能になる。
従って「髪が数本縦列に入る所定の溝幅」とは以下のようにして決まる。
まず鋏の閉じ抵抗は、鋏の柄の長さ、刃体の長さ、刃の切断特性などが要因となるが、最終的にはこれらに切込み溝に捕捉された髪の量が加わって決まることとなる。その際、溝幅が切込み溝に捕捉される髪の量(つまり髪の縦列)を決め、これにより髪を切る時の抵抗感やスムーズさが決まるのである。
従って本願に云う「数本縦列に入る所定の溝幅」とは、切込み溝に捕捉された髪を切っても、鋸鋏を用いたときの髪の束を切る様な抵抗感が無い程度のスムーズな閉じ抵抗の得られる溝幅をいう。よって閉じ操作のスムーズさが得られるのであれば、溝幅が例えば0.4mm−0.5mm等の広めであってもよい。
なお「縦列」の縦とは切込み溝3の長手方向をいう。髪の太さは一例として0.05mm−0.08mmであるため、切込み溝の溝幅は0.2−0.25mm程度が例示でき、この場合は切込み溝には一例として3本幅、或いは4本幅程度の縦列に髪が入ることができる。
発明5;なお切込み溝を摺察面からはみ出ない長さに形成し、これによりら溝底が摺察面と交わって刃を成す場合には、その交わりを鋭角にすることにより(図17参照)、より良好な切断力が得られる。
その際、円盤砥石で切込み溝を研削するのであれば、溝底は研削痕として形成されるので、鋏に対する円盤砥石の宛い方を溝底の刃先角が鋭角になるように設定すればよい。
発明6;また図32に示すように、切込み溝3の長手の向きを、鋏の各交点Cにおいて相手刃体の刃先Kbと略直角となる向きに設けた。
溝幅が所定の髪の太さ以下であったり、所定の髪の太さ超且つ2倍未満の鋏のように、滑り止め効果を意図したものであれば、切込み溝の開口部の片端4'が鋭角になるので引っかかり効果が増大し、滑り止め効果が向上する。
また溝幅が、髪が数本幅の縦列に入る所定の幅であって切込み溝で補足した髪を切断することを意図したものであれば、切込み溝内で縦列になった髪に対して相手刃体の直線刃を略直角に切り下ろことになるので、切断力の向上と閉じ操作のスムーズさの向上が得られる。
発明7;また以上の何れの鋏においても、「切込み溝の連設された部分」が刃先に沿って任意配置されてよい。つまり、切込み溝は刃体の刃渡り全長に亘って連設されたものであってもよく、刃渡り全長の一部分に連設されたものであってもよい。例えば、刃体の先端寄りのみに切込み溝が連設され、その他の部分は単に通常の直線刃であったり、或いは刃体の基端寄りのみに切込み溝が連設されるとか、その他どの様な部分に連設されたものであってもよい。
また連設された部分はその切込み溝に粗密を設けてもよい。
この様な連設された部分の有無により、鋏の刃先は、有無に対応して髪が「滑らず切れる」箇所と「滑りながら切れる」箇所とに分かれる。この様な滑りの有無を刃先線上にもたらすので髪のカット跡が直線でなく、「連設された部分」の配置に対応した波状などの不揃いになり、仕上がりに自然な変化が得られる。
また連設された部分にはその各部分ごとに切込み溝の粗密を違えておくことができ、この違いに応じて「滑り止め」の程度に強弱が生じるため、髪のカット跡は図21に示すように粗密に対応した波状などの不揃いになる。また1つの連設された部分についてみても、その部分内で均等ピッチにしても或いは不均等な間隔にして粗密を設けたのであってもよい。
この様に「切込み溝の連設された部分」の刃先への任意な配置と、また連設された部分での切込み溝の粗密を併用することにより、髪の多様な仕上がりが得られる。或いは任意配置と切込み溝の粗密とを併用せず、どちらか一方のみを実現させた鋏であってもよい。
発明8;以上のいずれかの鋏において、その切込み溝の替わりに切込みの浅い略凹状の係止溝を連設したものであってよい(図33)。この係止溝とは、切込み溝のような髪の入り込んでしまう形状ではなく、刃先より一段凹んだ窪みで髪が滑り止めとなる程度の係止をするものを云う。
なお本分割出願はこの発明8の一部を特許請求の範囲としたものである。
発明9−10;また「背景技術」の欄で述べたように、鋏の材料の硬度はある程度以上の高硬度になると髪の滑りが著しくなるため、その様な高硬度の材料を鋏に用いることができなかった。しかし本願発明により滑り止め効果が得られるため、このような高硬度の材料を鋏材料として用いることが可能となり、その結果、切断力及び耐摩耗性の向上と、滑り止め効果とが1つの鋏で実現でき、大変優れた鋏となる。
特に、超硬質工具材を材料に用いれば、上述した効果が一層顕著になる。
具体的な材料例としては、硬度800Hv程度のステンレス、ハイスなどがあり、超硬質工具材の例としては、粉末ハイス、超微粒子超硬合金、超硬合金、サーメット、セラミック焼結体、窒化硼素(BN)焼結体などがある。
発明11;なお発明9−10の鋏は、2本の刃体を同じ高硬度の材料にすることを想定したものであるが、鋏の切断力を維持するために、これら対向する2本の刃体間に、刃体材料の硬度の高低差を設け、その際、高硬度側の刃体のみに溝を設けるとよい。
その理由であるが、一般に使用中の鋏は刃先が髪の油でまみれるが、硬度差のある2本の刃体の摺察面が髪の油の皮膜で覆われると、この油が摺察面での研削用潤滑油の役割を果たし、鋏を開閉操作する時に、高硬度側の摺察面が低硬度側の摺察面を研磨する作用が得られる。よって鋏は、使用しながら研磨も同時に成されることとなり、よって低硬度側の刃体はその刃先がいつも研磨された状態を保つことができ、また高硬度側の刃体は元々耐摩耗生を有することに加えて、摺察相手が低硬度の刃体であるために高硬度側の刃体が摩耗することは一層少なくなる。要するに、双方の刃体はいずれも研磨された状態が維持されるようになり、切断力の良好な状態の維持される鋏となる。
例えば一方の刃体材料をセラミックとし、これに切込み溝を形成しておき、他方の刃体材料をステンレス(例えば硬度650Hv)にする方法がある。或いはサーメットとステンレスでもよく、その他どの様な材料組み合わせでもよい。低硬度側の刃体の摩耗速度が早いのであれば刃体間の硬度の高低差を縮め、逆に摩耗が少なく低硬度側の刃体への研磨効果が得られないのであれば硬度の高低差を広げるための材料選択をすればよい。
以下では、まず原出願に記載された本願発明以外の発明の実施形態を、原出願の記載のままに記載し、最後に本願発明の実施形態に言及する。
図1に示すカット鋏1Aは、2本の刃体2a、2bの一方2aに、刃体2aの全長に亘って均等ピッチの切込み溝3、3、…を設けたものである。この切込み溝3は図2−図3に示すような形状と配置になるが、その溝幅Wは太さが0.08mmの髪を想定したものであって、0.04−0.05mm程度にしてある。溝長さLは約1.0mmにしてあり、切込み溝同士のピッチ幅は約1.0mmである。
このカット鋏1Aの製造に当たっては、溝幅Wに対応した厚さの円盤砥石を刃体長手に対して直角に臨ませることにより切込み溝が研削され、この様な研削を刃体の基端から先端にかけて順次行って切込み溝3を連設してある。これにより図4に示すように切込み溝3の開口部4は直角に尖って形成されて髪Xの引っかかる効果が得られ、また溝幅が髪の太さより狭いので、切込み溝3による滑り止め効果が得られる。
また仮に髪の太さが溝幅と同じであっても同様に引っかかり効果が得られるのであり、或いは図5に示すように切込み溝に挟まり髪の滑り止めとなる。また髪1本が開口部に引っかかるとこの1本に別の髪が引っかかり、この別の髪に更に別の髪が引っかかるので、髪の引っかかりが連鎖して良好な滑り止め効果が得られる。
また鋏を使用し続けて切断力が落ちてくると、切断力の回復のために刃を研磨するが、この様な研磨(図6の一点鎖線が研磨面)により刃先が後退しても切込み溝3の無くなることはなく、滑り止め効果が最後まで持続する。更に、切込み溝の開口部の角4が使用と共に丸まってきても、刃表を研磨することにより新たな角4が開口部にでき、滑り止め効果の回復が可能である。
別の例として、0.08mmの髪を想定した発明3の鋏1が揚げられる。鋏の外観は図1と同様であり、一方の刃体2aには刃渡り全長に亘って切込み溝3、3、…を設け、他方の刃体2bには直線刃を設けてある。この鋏は、溝幅Wが髪の太さ(0.08mm)より大きく且つ2倍未満の0.1mm程度にしてあり、図7に示す様に髪が切込み溝に詰まらないように余裕を持たせた溝幅にしてある。摺察面Sは約1.0mm幅であるが、切込み溝3はこの摺察面Sからはみ出ないように約0.5mmの溝長さLにしてある。また切込み溝3,3同士は約0.4mmの均等なピッチ幅にしてある。さらに溝底4は図3に示すように鋭角な刃先角の刃5が設けられている。
この鋏によると、図7に示すように髪を切るときには切込み溝の開口部で滑り止め効果が得られ、滑りが抑制されて直線揃えが容易になる。また一部の髪は切込み溝に入って捕捉された状態で切断されるが、髪が1本の縦列状態であるため閉じ抵抗もなく滑らかに切ることができる。
特に、切込み溝に捕捉された状態で切り落とされた髪は、切込み溝に挟まったままになる場合があるが、髪の切断を続けて行うと一旦切込み溝に挟まった髪も振り落とされるような状態で切込み溝から容易に抜け落ちてゆき、切込み溝に髪が目詰まりしてしまうようなことはない。
この様に上記鋏の特徴は、滑り止めの効く鋏であり、切込み溝に髪が入っても鋏を閉じるときの抵抗感は従来のカット鋏と同様の滑らかさがあり、更にこの様な切込み溝に髪の目詰まりをおこさない鋏なのである。
また別の例として、前記の鋏において切込み溝の幅を髪が数本幅の縦列に入る所定の溝幅に変更した発明4の鋏がある。この鋏は図8に示すように、鋏の刃先Kaに設けた切込み溝3は、溝幅Wを0.2mmにして髪が2−3本の縦列となって入る幅にしてあり、また溝長さLは約1.0mm弱で、溝底4が摺察面Sからはみ出ない長さにしてあり、ピッチ幅は約1.0mmである。
この鋏によれば、隣り合う切込み溝3に挟まれた直線刃の部分刃6で髪が切断されながら、一部の髪は切込み溝に補足されて切断される。
一般に髪の太さは、東洋人で0.08mm前後、西洋人で0.06mm前後であり、特に細い人では0.03mm位になるが、同一人物においては、髪の太さはほぼ一定に揃っていて太さの範囲幅が狭い。従って、例えば日本国内で用いる鋏であれば、東洋人の平均的な髪の太さ0.08mmを所定太さに定め、これを基準として上記の様々な鋏を形成すればよい。或いは、これに限らず様々な溝幅を工夫してよい。
また別の例として、図9−図10はカット鋏1Bが示してあり、一方の刃体2aのみに細い切込み溝3と太い切込み溝5とが、交互に均等なピッチで連設してある。細い切込み溝3は溝幅が0.04−0.05mm程度であり、溝長さは約1.0mm弱で摺察面S(幅が約0.5mm)からはみ出ている(図11参照)。また太い切込み溝5は溝幅0.08mm程度であり、溝長さは0.3mm−0.4mmで摺察面からはみ出ない長さに形成してある。これらは1.0mmのピッチ間隔で連設してある。
これにより、細い切込み溝3には図11に示したように髪Xaが引っかかって滑り止めとなり、太い切込み溝5にも髪Xbが引っかかったり目詰まりして滑り止めとなる。また太い切込み溝5は溝底6に刃7が形成されるので、髪が切込み溝5に入っても切れるようになっている。
またこの様に太い切込み溝5を設けておくと、平均より太めの髪の人であっても滑り止めが効きく。
以上のように髪の太さがマチマチであることを予定して、切込み溝の溝幅を大小違えて設けておけば髪の太さの個人差や、髪の太さのばらつきに対応できる。また、溝幅の異なる切込み溝を任意に混在させて連設させることにより、単一幅の切込み溝のみの鋏とは異なった切れ味、感触を得ることができる。
カット鋏は、切込み溝を以上のように一方の刃体のみに連設するだけでなく、2本の刃体の双方に設けてもよい。また刃体の一方に細い切込み溝を形成し、他方の刃体にそれより太い切込み溝を形成してもよい。各切込み溝の幅は、一定幅であるに限らず前述した条件内であれば広狭マチマチであってもよい。
図13(a)−(c)、図14(a)−(c)、図15は、刃体2a,2bの双方に切込み溝を設けた例であり、その内容は以下の通りである。
図13(a)は、双方の刃体2a、2bに均等ピッチの細い切込み溝3を設けてある。図13(b)は、一方の刃体2aに均等ピッチの細い切込み溝3を、他方の刃体2bには同じ均等ピッチの太い切込み溝5を設けてある。図13(c)は、一方の刃体2aに狭い均等ピッチの細い切込み溝3を、他方の刃体2bには広い均等ピッチの細い切込み溝3を設けてある。図14(a)は双方の刃体2a、2bに、細い切込み溝3と太い切込み溝5の繰り返しを均等ピッチで設けてある。図14(b)は、細い切込み溝3を均等ピッチで設け、細い切込み溝3、3同士の間に設ける太い切込み溝5が、細い切込み溝3の2つおきに配置してあり、この様な連設を双方の刃体2a、2bに設けてある。図14(c)は、一方の刃体2bに細い切込み溝3を狭い均等ピッチで設け、細い切込み溝3、3同士の間に設ける太い切込み溝5が細い切込み溝3の2つおきに配置してあり、他方の刃体2aに細い切込み溝3と太い切込み溝5を広い均等ピッチで設けてある。図15は、均等ピッチの細い切込み溝3、3同士の間に、同長の太い切込み溝5aとこれより長い太い切込み溝5bとを交互に設けたものであり、この様な並びが双方の刃体2a、2bに設けられている。
また別の例として、図16は切込み溝3の開口部の角をとったものであり、髪の引っかかり方に違いを得ることができる。また、切込み溝で補足して切断する鋏であれば補足のされ方に違いを得ることができる。
図17は、発明5に係る実施例として示した図14(a)におけるB−B断面図であり、太い切込み溝5の溝底6を刃裏の摺察面Sに掛かるように形成し、しかも溝底6に鋭角な刃先角の刃7を設けてあり、15°−89°の範囲の角度が考えられる。これにより太い切込み溝の溝底に入った髪を切ることができる。
また別の例として、図18に示すカット鋏1Cは、一方の刃体2aの先端2−3cmのみに切込み溝を均等ピッチで設けたものであり、カット鋏で一番よく使う先端に本願発明を用いたものである。
また別の例として、図19に示したカット鋏1Dは、一方の刃体2aのみに同じ長さの細い切込み溝3と太い切込み溝5を交互に設けたものである。ただ刃先線の形状が、刃渡り中央付近で凸に膨らみ、基端ではハマチ8より引っ込んだ位置(図中の符号K)となるように形成してある。そのため、鋏を閉じる時の双方の刃先線の交差角度が、基端から先端までどこで交差してもほぼ同じ角度を維持でき、結果、カット鋏としての髪の逃げ特性が基端から先端まで比較的均質となるが、これに切込み溝を均等ピッチで連設したもので滑り止め効果が基端から先端まで比較的均質となって、良好な使い勝手の鋏が得られる。
また別の例として、図20は発明7のカット鋏1Eの例であり、切込み溝3の連設された部分Yが刃先に沿って3箇所に配置され、つまり、切込み溝3の連設された部分Yと切込み溝のない直刃部分Zとが繰り返されている。切込み溝3は1つの連設された部分Yの中で、基端寄りを粗に設け、先端に向けて次第に密となるような粗密を設けてある。このカット鋏1Eを用いると、カットされた髪は図21に示すように波形Qに仕上がり、直線揃えとは異なった感じが得られる。その他、各切込み溝の粗密はどの様なものでもよい。
また別の例として、図22も発明7のカット鋏1Fの例であり、切込み溝3が基端よりを粗に設け、先端に向けて次第に密となる一群の連設された部分Rを刃体全長に亘り3回繰り返してある。
また別の例として、以上の発明を梳鋏に適用したものが図23に示す梳鋏1Gであり、櫛刃体20と棒刃体30の2本が枢着してあって、櫛刃は広幅の櫛刃21と細幅の櫛刃22を交互に設けてある。また各櫛刃21,22同士の間隔は均等にしてある。広幅の櫛刃21には切込み溝3が数本設けてあり、細幅の櫛刃22に切込み溝は設けてない。切込み溝3は図24−図25に示すような形状と配置になるが、その溝幅Wは約0.04−0.05mm程度にしてあり、溝長さLも約1.0mm弱にしてある。
この梳鋏1Gも、設けられた切込み溝により髪の逃げの少ない梳鋏になる。また鋏を閉じるときには、従来の梳鋏のような、櫛刃の刃先の凹部に捕らえられた髪の束を切断する時のゴツゴツした抵抗感がなくなり、スムーズな閉じ作業が可能となる。
なお櫛刃体には切込み溝を設けずに、棒刃体の刃先に切込み溝を設けたものであってもよい。
また別の例として、図26−図27に示す梳鋏1Hは、2本の刃体が共に櫛刃体40,50からなったものである。この櫛刃体40,50は、その櫛刃41,42;51,52が枢軸を中心とした同心円状に形成され、広幅の櫛刃41,51と、細幅の櫛刃42,52が互いに対向するように設けられている。ただ動刃となる櫛刃体50の幅(峰から刃先までの長さ)が、静刃となる櫛刃体40の幅より狭くなっており、よって動刃の櫛刃51,52が静刃の櫛刃41,42よりも短めに形成されている。櫛刃の間隔は均等にしてある。切込み溝3は静刃となる櫛刃体40側に設けられており、広幅の櫛刃41には切込み溝3を数本設け、細幅の櫛刃42に1本の切込み溝3を設けたものである。
また別の例として、図28は図10−図12に示した切込み溝を梳鋏に適用した例であり、櫛刃21に細い切込み溝3と太い切込み溝5が交互に均等ピッチで形成した点や、各切込み溝の幅や長さ、滑りと止め効果が同じであり、太い切込み溝5の溝底6に刃7を形成されることにより髪が入っても切れる点も同様である。
また別の例として、梳鋏に発明7の発明を適用する例は次のようになる。まず、切込み溝の連設された部分の任意配置については、切込み溝を設けた櫛刃と、設けずに従来からの直線の刃先のままの櫛刃とを適宜に配置することのより実現する。また切込み溝の粗密については、櫛刃ごとに複数の切込み溝を設けると共に、櫛刃ごとに切込み溝の密度を変えて設ければよい。或いは、幅の広い櫛刃(例えば幅1cm)であればこの1本の櫛刃の中で粗密を設けてもよい。
或いは、梳鋏が棒刃体と櫛刃体からなる場合、その櫛刃は従来からの直線的な刃先のままにしておき、棒刃側に、上述したカット鋏にした様な連設された部分の任意配置や、連設された部分での切込み溝の粗密を設けてもよい。
この様な切込み溝の設け方により、梳鋏は、髪の「滑らず切れる」櫛刃と「滑りながら切れる」櫛刃とに分かれる。この様な滑りの違いを刃先線上にもたらすので、刃体の各箇所ごとで髪の梳く量が異なり、髪梳きの仕上がりに自然な変化が得られる。
以上に述べてきた鋏1A−1Hは、いずれも刃体長手方向に対して略直角に切込み溝を切り込んであるが、図29−図30に示したように、刃体2a、20長手方向に対して所定の傾斜角度で切込み溝を切り込んでもよい。一例として、鋏を閉じるときの各交点Cにおいて、相手刃体2b,30の刃先線に直角となる向きにそれぞれの切込み溝を設けてもよい。或いはそれ以上傾斜させても、逆に越し気味に傾斜させてもよい。これにより、図31に示すように切込み溝の開口部の片端4'が鋭角になり、引っかかり効果が増大して滑り止め効果が向上する。また切込み溝を斜めに切り込む為に、開口部の幅W0が溝幅Wより幅広となり、この点でも滑り止め効果が向上する。また髪が切込み溝の溝幅の太さであれば、切込み溝に入りやすくなる。
特に、溝幅が髪が数本幅のものは、切込み溝で髪を捕捉して切ることを予定しているため、図32に示すように髪を切込み溝で捕捉しやすく、補足して切込み溝3に入った髪は、相手刃体2bの刃先に対して略直角な縦列となるので切断が良好になされる。
その他、溝幅、細い切込み溝と太い切込み溝の混合配置、ピッチ、溝長さ、切込み溝の有無、切込み溝の粗密は自由に決めてよい。
なお、替え刃式の鋏においても以上の発明を適用することができる。替え刃式の鋏は、鋏の刃の部位が鋏本体とは別体の替え刃として提供されており、取り付け方法により替え刃の形態自体は様々である。この替え刃に以上の発明の構成要素である切込み溝を設けておき、鋏の本体に取り付けて鋏を成せば、以上の発明の鋏となるのである。
なお本願発明の実施形態としては、以上のカット鋏において、略直線状の切込み溝の代わりに、図33に示すように切込みの浅い略凹状の係止溝3'が連設されたものでもよく、この場合は係止溝3'の開口幅が、これまで述べてきた切込み溝の溝幅に相当する。この場合、研磨することにより係止溝3'が比較的早く消えてしまうが、使い捨て用の安価な鋏に用いると有用であり、或いは替え刃式の鋏に用いることもできる。製造方法はどの様であってもよいが、刃体を刃体材料からプレス抜きするのであれば、係止溝も同時にプレスする方法がある。或いは完成段階に至った刃体に、係止溝を後付けしてもよい。
この図は、本発明のカット鋏の図であり、切込み溝が均等ピッチで一方の刃体に形成されている。 この図は、図1の部分拡大図である。 この図は、切込み溝を示すための刃体の部分拡大図である。 この図は、髪が切込み溝の開口に引っかかって滑り止めとなる様子の説明図である。 この図は、髪が切込み溝に入る様子の説明図である。 この図は、図3のA−A断面図であり、研磨によっても切込み溝の無くならないことを説明している。 この図は、切込み溝が髪の太さ超且つ2倍未満の溝幅の場合に、髪が溝幅に対して余裕を持って入る様子の説明図である。 この図は、切込み溝が髪が数本幅の縦列に入る所定の溝幅に形成され、切込み溝の中で髪が切断される様子の説明図である。 この図は、本発明の別のカット鋏の図であり、細い切込み溝と太い切込み溝が均等ピッチで交互に繰り返されている。 この図は、図9の部分拡大図である。 この図は、図10の刃体の部分拡大図であり、細い切込み溝3と太い切込み溝5の髪の太さとの関わり方を説明している。 この図は、図11中の細い切込み溝3と太い切込み溝5が摺察面S及び裏スキPとどの様な関わりになるかを示した図である。 この図は、切込み溝の連設の例を示す図である。 この図は、切込み溝の連設の例を示す図である。 この図は、切込み溝の連設の例を示す図である。 この図は、切込み溝の開口部の角をとった例を示す図である。 この図は、図14のB−B断面図であり、切込み溝底に鋭角な刃先角を設けた図である。 この図は、刃体の先端部分のみに切込み溝を設けた図である。 この図は、本発明の更に別のカット鋏の図である。 この図は、切込み溝の連設された部分Yと切込み溝のない直刃部分Zとが繰り返され、1つの切込み溝連続部分の中に溝の櫛目の粗密を設けたカット鋏の図である。 この図は、図20に示したカット鋏による仕上がりを例示した図である。 この図は、切込み溝が基端よりの粗から先端に向けて次第に密となる区画を繰り返してあるカット鋏の図である。 この図は、本発明の梳鋏の図であり、切込み溝が均等ピッチで一方の刃体に形成されている。 この図は、図23の部分拡大図である。 この図は、切込み溝を示すための刃体の部分拡大図である。 この図は、本発明の別の梳鋏の図である。 この図は、図26の部分拡大図である。 この図は、梳鋏の櫛刃に、細い切込み溝と太い切込み溝を均等ピッチで交互に繰り返された様子の部分拡大図である この図は、カット鋏において、切込み溝の向きを、鋏を閉じるときの相手刃体2bの刃先線に直角となる様に傾斜させた図である。 この図は、梳鋏において、切込み溝の向き図29同様に傾斜させた図である。 この図は、図29−30の切込み溝の拡大図である。 この図は、傾斜な切込み溝を髪の数本幅にした場合の図である。 この図は、切込み溝の替わりに切込みの浅い略凹状の係止溝が連設された図である。 この図は、従来のカット鋏の図であり、髪の滑る様子を示している。 この図は、髪のカット跡が直線に揃わない様子の説明図である。 この図は、カット鋏の一種であって刃先に凹部を有した鋸鋏の図である。 この図は、刃先がU字状の凹部を有した櫛刃の図である。 この図は、刃先がV字状の凹部を有した櫛刃の図である。 この図は、図36−図38で示した鋏では、研磨により刃先の凹部が消えることを説明する図である。 この図は、鋏の刃裏の摺察面Sを説明する図である。

Claims (1)

  1. 刃が直線刃であるカット鋏であって、所定の髪の太さ以下の溝幅を有して前記直線刃上に形成される切込みの浅い略凹状の係止溝と、この係止溝に区切られた前記直線刃の部分刃と、が交互に設けられたことを特徴としたカット鋏。
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