JP2020081815A - 大根おろし器 - Google Patents
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Abstract
【課題】普通おろしや中鬼おろしのおいしい大根調理が容易く出来る大根おろし器を提供する。【解決手段】凸円弧面側の表面1と、凹円弧面側を裏面とし、表面において、全ての各おろし孔3の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯5を設けて普通おろし面6を成し、左右長手縁辺10に沿って、前後端域を除いて約10ミリの高さで壁状に立ち上がった形で把持手すり8が設けてあり、把持手すりの後端中央にフック掛け孔11を設けた。【選択図】図1
Description
本発明は、大根おろしをこしらえるに際し、大根の方を固定し、おろし器の方を動かしておろすのに便利な大根おろし器において、画期的な改良に関するものである。
従来、おろし器の平板面に対し大根の長さ方向を直交的におろし器に圧し当てて擦りおろすやり方は、おろし器のギザギザ歯おろし面に圧し当てられた大根の当接面即ち太さ面一杯に摩擦がかかって大変な力を要するので、大根を傾けて当接面の縁角をギザギザ歯おろし面に圧し当てて擦り、擦削された面があまり広くならない内に、縁隣りに当接域を順次移動させていく、という具合に擦り方の工夫(以下、縁角優先擦削法と称す)によって大根おろしの難儀を処理してきた。
大きく重たくコントロールの厄介な大根を手一杯に握って、おろし器に強く圧し当てて擦りおろす大根おろし作業の難儀を更に軽減するために、大根をまな板等の台やお皿の上に固定し置いて、軽くてコントロールし易いおろし器の方を大根に圧し当てておろし作業を楽に円滑に行う工夫もあれこれ為されてきた。
(例1) 幅広半円弧盤の内側凹面壁に多数の小突起刃をそなえ、外側凸面頭頂中央部に直立した取っ手を備え、半円弧内側面を大根の外周湾局面に添い被せ、取っ手を左右に反復させて大根おろしをこしらえる「動かすおろし器」が知られている(特許文献1参照)。
(例2) 器体におけるおろし刃側の反対側の面に手の挿着帯を設けることで握りを安定させ、器体を大根に圧し当てる力を楽にした「装着する大根おろし器」も知られている(特許文献2参照)。
大きく重たくコントロールの厄介な大根を手一杯に握って、おろし器に強く圧し当てて擦りおろす大根おろし作業の難儀を更に軽減するために、大根をまな板等の台やお皿の上に固定し置いて、軽くてコントロールし易いおろし器の方を大根に圧し当てておろし作業を楽に円滑に行う工夫もあれこれ為されてきた。
(例1) 幅広半円弧盤の内側凹面壁に多数の小突起刃をそなえ、外側凸面頭頂中央部に直立した取っ手を備え、半円弧内側面を大根の外周湾局面に添い被せ、取っ手を左右に反復させて大根おろしをこしらえる「動かすおろし器」が知られている(特許文献1参照)。
(例2) 器体におけるおろし刃側の反対側の面に手の挿着帯を設けることで握りを安定させ、器体を大根に圧し当てる力を楽にした「装着する大根おろし器」も知られている(特許文献2参照)。
大根おろしをこしらえる調理作業において、おろし器の圧し当て面と大根の当接面との接触摩擦面が広がり過ぎない事が、課題解決の第一条件であり、大きくて重い大根を手に持ち上げて操作するのでなく、台(あるいはお皿)面に固定し置き、軽くてコントロールし易いおろし器の方を操作するやり方が第二の条件であるが、この二つの条件のどちらが欠けても解決は不可能であり、両者が共に充たされる解決手段如何が課題でなければならない。
(イ) 特許文献1に示される先行技術は、大根を下に固定し置いておろし器の方を動かす訳だが、おろし器の幅広半円弧面一杯が大根の外周面に覆い被さる形となり、圧し当て面と当接面との接触摩擦面が最大化せざるを得ず、旧習慣的な縁角優先擦削法にも劣る一面を払拭できない。ましてや、いくら軽くてコントロールし易いおろし器と謂えども、取っ手を持って「左右に」動かすというのだから、大根をおろし器の上で「前後に」動かして操作する旧習慣的なやり方と比較して、それに要する力の負担度において、果たして優位性を持つとは言い難い。
(ロ) 特許文献2に示される先行技術は、前記課題・第2条件における、動かすおろし器を手に把持する安定度を高めた点で評価できるが、「おろし器自体の重さ」を当てにしているので、ある程度重たく作られる必要があるのだろう。何よりも圧し当て面は旧習慣的なおろし器と変わりなく平板面であり、大根に対しどの様に当てがわれ、どのように動かすのか不明だが、いずれにしても擦削が進行すれば、大根の角縁から始めたにしても、直ぐに圧し当て面と当接面との接触摩擦面は広くなって、摩擦は一挙に大きくなる。又、大根の当接面の縁角に当てがって擦り始める端初において、必ず縁角の角張に引っかかって、スムーズに摺動することはできないはずである。
(ハ) 特許文献1及び2に共通して指摘できるもう一つの問題点は、擦り下ろされた大根は逃げ場がなく、おろし歯面が閉じられているので逃げ場がなく、おろし器の圧し当て面にへばりついては振り落とされて、大根の上に無秩序に投げ戻されるか、周辺に飛び散る他ないので、おろし終わった後の回収を丁寧に行う面倒さはひとしおだと想像される。
本発明は、以上の問題点を一挙に解決する手段を提供するものである。
(イ) 特許文献1に示される先行技術は、大根を下に固定し置いておろし器の方を動かす訳だが、おろし器の幅広半円弧面一杯が大根の外周面に覆い被さる形となり、圧し当て面と当接面との接触摩擦面が最大化せざるを得ず、旧習慣的な縁角優先擦削法にも劣る一面を払拭できない。ましてや、いくら軽くてコントロールし易いおろし器と謂えども、取っ手を持って「左右に」動かすというのだから、大根をおろし器の上で「前後に」動かして操作する旧習慣的なやり方と比較して、それに要する力の負担度において、果たして優位性を持つとは言い難い。
(ロ) 特許文献2に示される先行技術は、前記課題・第2条件における、動かすおろし器を手に把持する安定度を高めた点で評価できるが、「おろし器自体の重さ」を当てにしているので、ある程度重たく作られる必要があるのだろう。何よりも圧し当て面は旧習慣的なおろし器と変わりなく平板面であり、大根に対しどの様に当てがわれ、どのように動かすのか不明だが、いずれにしても擦削が進行すれば、大根の角縁から始めたにしても、直ぐに圧し当て面と当接面との接触摩擦面は広くなって、摩擦は一挙に大きくなる。又、大根の当接面の縁角に当てがって擦り始める端初において、必ず縁角の角張に引っかかって、スムーズに摺動することはできないはずである。
(ハ) 特許文献1及び2に共通して指摘できるもう一つの問題点は、擦り下ろされた大根は逃げ場がなく、おろし歯面が閉じられているので逃げ場がなく、おろし器の圧し当て面にへばりついては振り落とされて、大根の上に無秩序に投げ戻されるか、周辺に飛び散る他ないので、おろし終わった後の回収を丁寧に行う面倒さはひとしおだと想像される。
本発明は、以上の問題点を一挙に解決する手段を提供するものである。
略矩形板を平置きした場合に於いて、短手辺を正面に見た時に、表裏両面のいずれか一方側へ浅く大きい円弧を描く形で、板面全体が一様に円弧面を成し、凸円弧面側を表面、凹円弧面側を裏面と称して、以下説明する。
上記円弧板面を長手方向を前後にしてみた場合において、前後が一定小間隔で十数列に仕切られ、その各列が左右に小幅間隔で長短二つに仕切られた細長貫通孔で成り、且つその穴の長短は前後順に交互に入れ替わって配置された形で、おろし孔を成し、後端の短手中央部に、手指の三本が楽に入る程の径で貫通した孔を設けて指挿入孔を成す。
表面即ち凸円弧面側において、全ての各おろし孔の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯を設けて、普通おろし面を成し、左右長手縁辺に沿って、前後端域を除いて約10ミリそこそこの高さで壁状に立ち上がった形で把持手すりが設けてあり、把持手すりの後端中央にフック掛け孔が設けてある。
裏面即ち凹面側において、おろし孔の各列を前後に仕切る小間隔幅面が、不規則な山並み状に数ミリ高さの浅いデコボコ尾根状になって、各々の尾根頂頭は前後(即ち、長手)方向に仕切り幅の厚みで角が線状に尖った粗擦り角歯になって、中鬼おろし面を成す。
通常は、固定された大根に上から当てがって、おろし器の方を動かして、両面の夫々を普通おろし又は中鬼おろしとして使い分けるが、好みによってやはり大根の方を操作しておろしたい場合は、おろし器の指挿入孔を手前にして、下から中指等を挿しこんでおろし器を安定させた形で、大根を上から当てがって擦りおろしすれば便利に使える。
斯様な構成体を実際に使用する場合に於いて、普通おろしに利用される表面側が浅く大きい凸円弧面になっていることによって、大根の縁角部を含むいずれの箇所を擦削する場合にも、作動始めの引っ掛りや、普通おろし面と大根との接触面積の拡がり過ぎは常に限定されるのであり、又、中鬼おろしに利用される裏面側も凹面ではあっても、全体として不規則な山並み状のデコボコ尾根状になっていることにより、大根との接触面がどの箇所であれ、摩擦は一体としての面ではなく、デコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯との間で生じることになるので、接触摩擦は常に限定されることになり、斯くして前記課題条件を見事にクリアした形が実現された。
以上を特徴とする大根おろし器である。
上記円弧板面を長手方向を前後にしてみた場合において、前後が一定小間隔で十数列に仕切られ、その各列が左右に小幅間隔で長短二つに仕切られた細長貫通孔で成り、且つその穴の長短は前後順に交互に入れ替わって配置された形で、おろし孔を成し、後端の短手中央部に、手指の三本が楽に入る程の径で貫通した孔を設けて指挿入孔を成す。
表面即ち凸円弧面側において、全ての各おろし孔の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯を設けて、普通おろし面を成し、左右長手縁辺に沿って、前後端域を除いて約10ミリそこそこの高さで壁状に立ち上がった形で把持手すりが設けてあり、把持手すりの後端中央にフック掛け孔が設けてある。
裏面即ち凹面側において、おろし孔の各列を前後に仕切る小間隔幅面が、不規則な山並み状に数ミリ高さの浅いデコボコ尾根状になって、各々の尾根頂頭は前後(即ち、長手)方向に仕切り幅の厚みで角が線状に尖った粗擦り角歯になって、中鬼おろし面を成す。
通常は、固定された大根に上から当てがって、おろし器の方を動かして、両面の夫々を普通おろし又は中鬼おろしとして使い分けるが、好みによってやはり大根の方を操作しておろしたい場合は、おろし器の指挿入孔を手前にして、下から中指等を挿しこんでおろし器を安定させた形で、大根を上から当てがって擦りおろしすれば便利に使える。
斯様な構成体を実際に使用する場合に於いて、普通おろしに利用される表面側が浅く大きい凸円弧面になっていることによって、大根の縁角部を含むいずれの箇所を擦削する場合にも、作動始めの引っ掛りや、普通おろし面と大根との接触面積の拡がり過ぎは常に限定されるのであり、又、中鬼おろしに利用される裏面側も凹面ではあっても、全体として不規則な山並み状のデコボコ尾根状になっていることにより、大根との接触面がどの箇所であれ、摩擦は一体としての面ではなく、デコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯との間で生じることになるので、接触摩擦は常に限定されることになり、斯くして前記課題条件を見事にクリアした形が実現された。
以上を特徴とする大根おろし器である。
重く、コントロールしにくい大根おろしをまな板やお皿の上に置いて、おろし器の方を動かすおろし器がいくつか知られており、それらのおろし器の持つ問題点を解決したのが本発明である。
(イ) おろし面の縁沿いに把持手すりを設けてあって、器の方を動かしやすのに、先行技術のどれよりも把持しやすく、且つ少ない力でコントロールできる。
(ロ) また、この普通おろし面側から握って、裏面を使って中鬼おろしを作る場合も、把持手すりの高さがあるので、普通おろし面との間に掌がくっ付かないスペースができ、衛生的でもあり、且つおろし孔がおろされた大根で目詰まりすることもない。
(ハ) おろし面が深い円弧面の凹面側でなく、浅い円弧面の凸面側に普通おろし歯を設けてあるので、大根の切口面に歯面を当てがっておろす時も、接地面積が狭いので、接触摩擦が格段に少なく、力んで擦る様な力は全く要らない。
(ニ) 又、大根の切口縁角に当てがっておろす時も、おろし歯面が平板状のものなら、歯にガツガツ引っ掛りがあるのと異なり、円弧面の狭い接触面積での擦り合いなので、ガツガツした引っ掛り感はすいすい逃げて行く感じで、非常にスムーズなおろし作業が進行する。
(ホ) 裏面(円弧内側凹面)側において、おろし孔相互間のスペース域が、数ミリ高さで上がって、粗擦り角歯がデコボコ尾根の山並み状に設けてあるので、中鬼おろしがきれいに出来る。この場合、ギザギザ歯の普通おろしよりも当然に摩擦が増え、手にかかる負担もちょっぴり増すので、大根の重さを利用して大根の方を動かしておろしたい、という様な場合は、裏面を上にして指挿入口に3本程の指を差仕入れてしっかり把持しておろし器を安定させながら、大根を上から擦り合わせれば、いかにも中鬼おろしにふさわしいおろしが出来上がる。
(ヘ) こうして、円弧凸面状の普通おろし面であれ、円弧凹面状の中鬼おろし面であれ、大根に同時に接触している面積は、膨らみ面の狭い一部域に、あるいは一体としての面ではなく間隔を置いて点在配置されたデコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯面の幾つかに、限られ、接触面積の拡がりは常に限定され、接触摩擦は常に限定されることになるので、おろし器の操作も大根の操作も、要する力は格段に少なくて済む。
(イ) おろし面の縁沿いに把持手すりを設けてあって、器の方を動かしやすのに、先行技術のどれよりも把持しやすく、且つ少ない力でコントロールできる。
(ロ) また、この普通おろし面側から握って、裏面を使って中鬼おろしを作る場合も、把持手すりの高さがあるので、普通おろし面との間に掌がくっ付かないスペースができ、衛生的でもあり、且つおろし孔がおろされた大根で目詰まりすることもない。
(ハ) おろし面が深い円弧面の凹面側でなく、浅い円弧面の凸面側に普通おろし歯を設けてあるので、大根の切口面に歯面を当てがっておろす時も、接地面積が狭いので、接触摩擦が格段に少なく、力んで擦る様な力は全く要らない。
(ニ) 又、大根の切口縁角に当てがっておろす時も、おろし歯面が平板状のものなら、歯にガツガツ引っ掛りがあるのと異なり、円弧面の狭い接触面積での擦り合いなので、ガツガツした引っ掛り感はすいすい逃げて行く感じで、非常にスムーズなおろし作業が進行する。
(ホ) 裏面(円弧内側凹面)側において、おろし孔相互間のスペース域が、数ミリ高さで上がって、粗擦り角歯がデコボコ尾根の山並み状に設けてあるので、中鬼おろしがきれいに出来る。この場合、ギザギザ歯の普通おろしよりも当然に摩擦が増え、手にかかる負担もちょっぴり増すので、大根の重さを利用して大根の方を動かしておろしたい、という様な場合は、裏面を上にして指挿入口に3本程の指を差仕入れてしっかり把持しておろし器を安定させながら、大根を上から擦り合わせれば、いかにも中鬼おろしにふさわしいおろしが出来上がる。
(ヘ) こうして、円弧凸面状の普通おろし面であれ、円弧凹面状の中鬼おろし面であれ、大根に同時に接触している面積は、膨らみ面の狭い一部域に、あるいは一体としての面ではなく間隔を置いて点在配置されたデコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯面の幾つかに、限られ、接触面積の拡がりは常に限定され、接触摩擦は常に限定されることになるので、おろし器の操作も大根の操作も、要する力は格段に少なくて済む。
略矩形板を平置きした場合に於いて、短手辺を正面に見た時に、表裏両面のいずれか一方側へ浅く大きい円弧を描く形で、板面全体が一様に円弧面を成し、凸円弧面側を表面(1)、凹円弧面側を裏面(2)と称して、以下説明する。
上記円弧板面を長手方向を前後にしてみた場合において、前後が一定小間隔で十数列に仕切られ、その各列が左右に小幅間隔で長短二つに仕切られた細長貫通孔で成り、且つその穴の長短は前後順に交互に入れ替わって配置された形で、おろし孔(3)を成し、後端の短手中央部に、手指の三本が楽に入る程の径で貫通した孔を設けて指挿入孔(4)を成す。
表面(1)即ち凸円弧面側において、全ての各おろし孔(3)の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯(5)を設けて、普通おろし面(6)を成し、左右長手縁辺(10)に沿って、前後端域を除いて約10ミリそこそこの高さで壁状に立ち上がった形で把持手すり(8)が設けてあり、把持手すり(8)の後端中央にフック掛け孔(11)が設けてある。
裏面(2)即ち凹面側において、おろし孔(3)の各列を前後に仕切る小間隔幅面が、不規則な山並み状に数ミリ高さの浅いデコボコ尾根状になって、各々の尾根頂頭は前後(即ち、長手)方向に仕切り幅の厚みで角が線状に尖った粗擦り角歯(9)になって、中鬼おろし面(7)を成す。
本発明は、以上の様な構成であり、以下具体的な使用法を説明する。
通常は、固定された大根(A)に上から当てがって、おろし器の方を動かして、両面の夫々を普通おろし又は中鬼おろしとして使い分けるが、好みによってやはり大根(A)の方を操作しておろしたい場合は、おろし器の指挿入孔(4)を手前にして、下から指を挿しこんでおろし器を安定させた形で、大根(A)を上から当てがって擦りおろしすれば便利に使える。
斯様な構成体を実際に使用する場合に於いて、普通おろしに利用される表面(1)側が浅く大きい凸円弧面になっていることによって、大根縁角部(B)を含むいずれの箇所を擦削する場合にも、作動始めの引っ掛りや、普通おろし面(6)と大根(A)との接触面積の拡がり過ぎは常に限定されるのであり、又、左右長手縁辺に沿って壁状に立ち上がった把持手すりが設けてあるので、表面側から握って裏面を使って、中鬼おろしを作る場合も、表面側に膨らんだ普通おろし面が、握った掌にくっ付くこともなく衛生的であり、且つおろし孔を塞ぐことがないので目詰まりを起す心配もない。更にまた、中鬼おろしに利用される裏面(2)側も凹面ではあっても、全体として不規則な山並み状のデコボコ尾根状になっていることにより、大根(A)との接触面がどの箇所であれ、摩擦は一体としての面ではなく、デコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯(9)との間で生じることになるので、接触摩擦は常に限定されることになる。
非使用時には、フック掛け孔11)をフックに掛け留めおけば便利である。
上記円弧板面を長手方向を前後にしてみた場合において、前後が一定小間隔で十数列に仕切られ、その各列が左右に小幅間隔で長短二つに仕切られた細長貫通孔で成り、且つその穴の長短は前後順に交互に入れ替わって配置された形で、おろし孔(3)を成し、後端の短手中央部に、手指の三本が楽に入る程の径で貫通した孔を設けて指挿入孔(4)を成す。
表面(1)即ち凸円弧面側において、全ての各おろし孔(3)の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯(5)を設けて、普通おろし面(6)を成し、左右長手縁辺(10)に沿って、前後端域を除いて約10ミリそこそこの高さで壁状に立ち上がった形で把持手すり(8)が設けてあり、把持手すり(8)の後端中央にフック掛け孔(11)が設けてある。
裏面(2)即ち凹面側において、おろし孔(3)の各列を前後に仕切る小間隔幅面が、不規則な山並み状に数ミリ高さの浅いデコボコ尾根状になって、各々の尾根頂頭は前後(即ち、長手)方向に仕切り幅の厚みで角が線状に尖った粗擦り角歯(9)になって、中鬼おろし面(7)を成す。
本発明は、以上の様な構成であり、以下具体的な使用法を説明する。
通常は、固定された大根(A)に上から当てがって、おろし器の方を動かして、両面の夫々を普通おろし又は中鬼おろしとして使い分けるが、好みによってやはり大根(A)の方を操作しておろしたい場合は、おろし器の指挿入孔(4)を手前にして、下から指を挿しこんでおろし器を安定させた形で、大根(A)を上から当てがって擦りおろしすれば便利に使える。
斯様な構成体を実際に使用する場合に於いて、普通おろしに利用される表面(1)側が浅く大きい凸円弧面になっていることによって、大根縁角部(B)を含むいずれの箇所を擦削する場合にも、作動始めの引っ掛りや、普通おろし面(6)と大根(A)との接触面積の拡がり過ぎは常に限定されるのであり、又、左右長手縁辺に沿って壁状に立ち上がった把持手すりが設けてあるので、表面側から握って裏面を使って、中鬼おろしを作る場合も、表面側に膨らんだ普通おろし面が、握った掌にくっ付くこともなく衛生的であり、且つおろし孔を塞ぐことがないので目詰まりを起す心配もない。更にまた、中鬼おろしに利用される裏面(2)側も凹面ではあっても、全体として不規則な山並み状のデコボコ尾根状になっていることにより、大根(A)との接触面がどの箇所であれ、摩擦は一体としての面ではなく、デコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯(9)との間で生じることになるので、接触摩擦は常に限定されることになる。
非使用時には、フック掛け孔11)をフックに掛け留めおけば便利である。
1 表面, 2 裏面, 3 おろし孔, 4 指挿入孔,
5 ギザギザ歯, 6 普通おろし面, 7 中鬼おろし面
8 把持手すり, 9 粗擦り角歯, 10 長手縁辺,
11 フック掛け孔,
A 大根, B 大根縁角部
5 ギザギザ歯, 6 普通おろし面, 7 中鬼おろし面
8 把持手すり, 9 粗擦り角歯, 10 長手縁辺,
11 フック掛け孔,
A 大根, B 大根縁角部
Claims (2)
- 略矩形状円弧板面を長手方向を前後にしてみた場合において、前後が一定小間隔で十数列に仕切られ、その各列が左右に小幅間隔で長短二つに仕切られた細長貫通孔で成り、且つその穴の長短は前後順に交互に入れ替わって配置された形で、おろし孔を成し、後端の短手中央部に、貫通した孔を設けて指挿入孔を成し、
表面即ち凸円弧面側において、全ての各おろし孔の縁に沿って、浅く小さく尖ったギザギザ歯を設けて、普通おろし面を成し、左右長手縁辺に沿って、前後端域を除いて壁状に立ち上がった形で把持手すりが設けてあり、
通常は、固定された大根に上から当てがって、おろし器の方を動かしておろし作業を行うが、好みによってやはり大根の方を操作しておろしたい場合は、おろし器の指挿入孔を手前にして、下から指を挿しこんで安定的におろし器を固定した形で、大根を上から当てがって擦りおろしすれば便利に使えるのであり、
斯様な構成体を実際に使用する場合に於いて、表面側が浅く大きい凸円弧面になっていることによって、大根の縁角部を含むいずれの箇所を擦削する場合にも、作動始めの引っ掛りや、普通おろし面と大根との接触面積の拡がり過ぎは常に限定されることを特徴とする大根おろし器。 - 裏面即ち凹面側において、おろし孔の各列を前後に仕切る小間隔幅面が、不規則な山並み状に立ち上がり、浅いデコボコ尾根状になって、各々の尾根頂頭は前後(即ち、長手)方向に仕切り幅の厚みで角が線状に尖った粗擦り角歯になって中鬼おろし面を成し、
使用に際して大根との接触面がどの箇所であれ、摩擦は一体としての面ではなく、デコボコ尾根頂頭の粗擦り角歯との間で生じることになるので、接触摩擦は常に限定されることを特徴とする請求項1に記載の大根おろし器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018232972A JP2020081815A (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 大根おろし器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018232972A JP2020081815A (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 大根おろし器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020081815A true JP2020081815A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70905275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018232972A Pending JP2020081815A (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 大根おろし器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020081815A (ja) |
-
2018
- 2018-11-26 JP JP2018232972A patent/JP2020081815A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190221 |