JP3837303B2 - テレビジョン受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、テレビジョン受信機に関し、特にたとえば、地上ディジタルテレビジョン放送チャネルが割り当てられる第1周波数帯域を含む第2周波数帯域を通して放送される地上アナログテレビジョン放送チャネルのテレビジョン信号を受信する、テレビジョン受信機に関する。
【0002】
【従来技術】
日本国内においては、2000年12月に開始されたBS(Broadcasting Satellite)ディジタルテレビジョン放送に続いて、2003年から一部の地域で地上ディジタルテレビジョン放送(以下、単にディジタル放送と言う。)が開始される。そして、2006年までの間に全国でディジタル放送が開始され、2011年頃に現在の地上アナログテレビジョン放送(以下、単にアナログ放送と言う。)が廃止される予定である。なお、現在のアナログ放送においては、図6に示すように、90MHzから222MHzまでのVHF(Very High Frequency)帯域に1chから12chまでの12のVHFチャネルが割り当てられており(厳密には、90MHzから108MHzまでのVHF−Low帯域に1chから3chまでが割り当てられ、170MHzから222MHzまでのVHF−Hi帯域に4chから12chが割り当てられている。)、470MHzから770MHzまでのUHF(Ultra High Frequency)帯域に13chから62chまでの50のUHFチャネルが割り当てられているが、このうちUHF帯域の13chから32ch(590MHz)までにディジタル放送用のチャネルが割り当てられることが既に決定している。したがって、現在13chから32chまでのチャネルを使用しているアナログ放送については、ディジタル放送が開始されるまでの間に逐次他のチャネルに移行されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上述の予定によれば、2003年から2011年までの間は、アナログ放送とディジタル放送とが混在することになる。よって、この間、両者を合わせた全チャネル数は、現行の(アナログ放送のみの場合の)約2倍に増加する。このため、現在使用しているアナログ放送受信用の受信機をディジタル放送開始後も継続して使用する場合に、選局チャネルによっては或るディジタル放送チャネルとの間で相互変調妨害や混変調妨害、或いは隣接チャネル妨害などを生じ(具体的には、これらの妨害によって受信機を構成する増幅回路などの周波数特性(直線性/非直線性)に歪みが生じ)、これによって番組を正常に試聴できなくなる可能性がある。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、アナログ放送受信用のテレビジョン受信機において、ディジタル放送チャネルとの間で相互変調妨害などの妨害(混信)を生じることのない、テレビジョン受信機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ディジタル放送チャネルが割り当てられる第1周波数帯域を含む第2周波数帯域を通して放送されるアナログ放送チャネルのテレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機において、チャネル検索指示に応答して少なくとも第1周波数帯域からアナログ放送チャネルを検索する検索手段、第1周波数帯域の周波数成分を減衰させる減衰手段、および第1周波数帯域のアナログ放送チャネルの有無に応じて減衰手段をオン/オフする制御手段を備えることを特徴とする、テレビジョン受信機である。
【0006】
【作用】
この発明では、テレビジョン受信機は、第2周波数帯域を通して放送されるアナログ放送チャネルのテレビジョン信号を受信することができる。ただし、第2周波数帯域のうちの第1周波数帯域には、将来、ディジタル放送チャネルが割り当てられる。ここで、チャネル検索指示が与えられると、これに応答して、検索手段が、少なくとも第1周波数帯域からアナログ放送チャネルを検索する。そして、制御手段が、第1周波数帯域におけるアナログ放送チャネルの有無に応じて減衰手段をオン/オフする。具体的には、検索手段によって第1周波数帯域でアナログ放送チャネルが検索されると、制御手段は、未だディジタル放送が開始されていないものと認識して、減衰手段をオフ(不能化)する。この場合、第1周波数帯域を含む全ての第2周波数帯域を通して放送されるアナログ放送チャネルのテレビジョン信号が、いずれも受信可能となる。一方、第1周波数帯域においてアナログ放送チャネルが検索されなかったとき、制御手段は、既にディジタル放送が開始されたものと認識して(換言すれば、第1周波数帯域に割り当てられていたアナログ放送チャネルは既に他の周波数帯域に移行されたものと認識して)、減衰手段をオン(能動化)する。この場合、第2周波数帯域のうち第1周波数帯域の周波数成分は減衰され、それ以外の周波数帯域を通して放送されるテレビジョン信号のみが受信可能となる。
【0007】
この発明のある実施例では、検索手段は、第2周波数帯域の全域からアナログ放送チャネルを検索する。そして、検索手段によって検索されたアナログ放送チャネルを選局可能チャネルとして設定する設定手段を、さらに備える。すなわち、設定手段によって設定されたアナログ放送チャネルのみが、選局可能とされる。
【0008】
なお、検索手段は、テレビジョン信号に含まれる所定の同期信号を検出する検出手段、および検出手段による検出結果に基づいてアナログ放送チャネルの有無を判別する判別手段を含むものとしてもよい。すなわち、アナログ放送チャネルのテレビジョン信号であれば必ず含まれる同期信号の有無を検出することによって、アナログ放送チャネルの有無を容易にかつ確実に検索する。
【0009】
【発明の効果】
この発明によれば、ディジタル放送チャネルが割り当てられる第1周波数帯域にアナログ放送チャネルが存在しないとき、当該第1周波数帯域の周波数成分は減衰される。したがって、第1周波数帯域を使用して実際にディジタル放送が開始されても、ディジタル放送チャネルとの間で相互変調妨害などの妨害を生じることなく、アナログ放送チャネルの番組を正常に試聴できるという効果がある。
【0010】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】
図1に示す第1実施例のテレビジョン受信機10は、アナログ放送受信用のもので、図示しない混合器を介して接続された図示しないVHFアンテナおよびUHFアンテナが接続されるアンテナ入力端子12を有している。各アンテナによってそれぞれ受信されたVHF帯域のアナログテレビジョン信号およびUHF帯域のアナログテレビジョン信号は、混合器によって混合された後、アンテナ入力端子12を介してテレビジョン受信機10内に入力され、2つの入力同調回路14および16にそれぞれ入力される。
【0012】
各入力同調回路14および16のうちの一方14は、高周波(RF:Radio Frequency)増幅回路18,段階同調回路20,局部発振回路22および混合回路24とともにVHF帯域用の前置処理回路26を構成する。すなわち、入力同調回路14は、これに入力されるアナログテレビジョン信号の中からVHF帯域の周波数成分を大まかに抽出する。この抽出されたVHF帯域の高周波信号は、高周波増幅回路18によって増幅された後、段階同調回路18に入力される。段階同調回路18は、局部発振回路22から供給される局部発振信号に従って、増幅された高周波信号の中から受信しようとする周波数成分を抜き出す。この抜き出された信号は、混合回路24に入力され、ここで局部発振信号と混合されることによって中間周波(IF:Intermediate Frequency)信号に変換された後、切換回路28に入力される。
【0013】
なお、局部発振回路22は、PLL(Phase-Locked Loop:位相同期ループ)シンセサイザ方式のもので、後述するPLL選局回路30から供給されるPLL制御信号に従って1chから12chまでの各VHFチャネルに対応する周波数の局部発振信号を生成する。また、入力同調回路14,高周波増幅回路18および段階同調回路20は、それぞれ後述するバンド切換回路32から供給されるバンド切換制御信号に従って能動化されまたは不能化される。
【0014】
他方の入力同調回路16は、高周波増幅回路34,段階同調回路36,局部発振回路38および混合回路40とともにUHF帯域用の前置処理回路42を構成する。この前置処理回路42は、上述のVHF帯域用の前置処理回路26と同様の処理を行うことによって、アンテナ入力端子12から入力されるアナログテレビジョン信号を中間周波信号に変換し、切換回路28に入力する。なお、この前置処理回路42を構成する局部発振回路38もまた、PLLシンセサイザ方式のもので、PLL選局回路30から供給されるPLL制御信号に従って13chから62chまでの各UHFチャネルに対応する周波数の局部発振信号を生成する。そして、入力同調回路16,高周波増幅回路34および段階同調回路36は、バンド切換回路32から供給されるバンド切換制御信号に従ってそれぞれ能動化されまたは不能化される。
【0015】
切換回路28は、各前置処理回路26および42(混合回路24および40)からそれぞれ入力される2つの中間周波信号のいずれか一方を、上述のバンド切換制御信号に従って選択し、いわゆる有効とする。有効とされた中間周波信号は、中間周波増幅回路44によって増幅された後、音声検波回路46および映像検波回路48にそれぞれ入力される。
【0016】
音声検波回路46は、入力された中間周波信号を検波して音声信号を取り出す。この音声信号は、音声処理回路50によって増幅処理などされた後、音声出力端子52から出力され、たとえば図示しないスピーカ装置に入力される。
【0017】
一方、映像検波回路48は、入力された中間周波信号を検波して映像信号を取り出す。この映像信号は、映像処理回路54によって増幅処理などされた後、映像出力端子54から出力され、たとえば図示しないモニタ装置に入力される。
【0018】
なお、いずれのチャネルを選局するかは、操作キー58を構成する図示しない選局キーの操作による。すなわち、選局キーによって任意のチャネルを選局する旨の操作を行うと、この操作に応答して、CPU(Central Processing Unit)60が、当該任意のチャネルを選局するよう上述のPLL選局回路30およびバンド切換回路32を制御する。
【0019】
たとえば、任意のチャネルがVHFチャネルである場合、CPU60は、そのVHFチャネルに対応する周波数の局部発振信号を局部発振回路22に生成させるよう(厳密には、そのように局部発振回路22を制御するためのPLL制御信号を生成するよう)、PLL選局回路30を制御する。これと同時に、CPU60は、VHF帯域用の前置処理回路26を構成する入力同調回路14,高周波増幅回路18および段階同調回路20を能動化し、UHF帯域用の前置処理回路42を構成する入力同調回路16,高周波増幅回路34および段階同調回路36を不能とするよう(厳密には、このように能動化/不能化を制御するためのバンド切換制御信号を生成するよう)、バンド切換回路32を制御する。さらに、このバンド切換回路32の制御に応じて、切換回路28が、前置処理回路26から入力される中間周波信号を有効とするよう切り換わる。これによって、任意のVHFチャネルが選局され、そのチャネルの音声信号が音声出力端子52から出力され、映像信号が映像出力端子56から出力される。
【0020】
一方、選局キーによって任意のUHFチャネルを選局するよう操作された場合、CPU60は、そのUHFチャネルに対応する周波数の局部発振信号を局部発振回路38に生成させるよう、PLL選局回路30を制御する。これと同時に、CPU60は、入力同調回路14,高周波増幅回路18および段階同調回路20を不能とし、入力同調回路16,高周波増幅回路34および段階同調回路36を能動化するよう、バンド切換回路32を制御する。さらに、切換回路28が、UHF帯域用の前置処理回路42から入力される中間周波信号を有効とするよう切り換わる。これによって、選局キーの操作に応じた任意のUHFチャネルが選局される。
【0021】
CPU60は、現在選局されているチャネルの番号をディスプレイ62に表示する。なお、ディスプレイ62は、液晶,発光ダイオードおよび蛍光管を表示器とし、操作キー58とともに、テレビジョン受信機10の前面部に配置された図示しない操作パネルに設けられている。また、CPU60は、メモリ64に記憶されている制御プログラムに従って上述の選局動作を含む各動作を実行する。
【0022】
この第1実施例のテレビジョン受信機10は、自動チャネル設定機能をも備えている。自動チャネル設定機能とは、受信可能なチャネルを自動的に検索して、検索されたチャネルのみを選局可能なチャネルとして設定(プリセット)する機能である。たとえば、テレビジョン受信機10を購入した直後や、引っ越しなどによってテレビジョン受信機10をそれまでとは別の場所で使用したりするときなどに、この自動チャネル設定機能を使用すれば、そのときどきの設置状況(地域)に適したチャネル設定を行うことができる。この自動チャネル設定機能は、操作キー58を構成する図示しない自動チャネル設定キーの操作によって実行される。
【0023】
すなわち、自動チャネル設定キーが操作されると、CPU60は、1chから62chまでの全チャネルを1つずつ順次選局するように、PLL選局回路30およびバンド切換回路32を制御する。そして、このように各チャネルを順次選局した状態で、それぞれのチャネルを通してアナログテレビジョン信号が放送されているか否か、すなわちそれぞれのチャネルが有局であるか無局であるかを判別する。
【0024】
具体的には、映像処理回路54による処理後の信号を監視するための同期判別回路66を設ける。同期判別回路66は、映像処理回路54による処理後の信号の中に、アナログテレビジョン信号であれば必ず含まれる同期信号、たとえば垂直同期信号(水平同期信号でもよい)が存在するか否かを監視する。ここで、同期判別回路66によって垂直同期信号が検出されると、CPU60は、その時点で選局されているチャネルは有局であると判別する。一方、同期判別回路66によって垂直同期信号が検出されない場合には、CPU60は、その時点で選局されているチャネルは無局であると判別する。
【0025】
CPU60は、有局であると判別したチャネルのみを選局可能なチャネルとして、メモリ64に記憶し、すなわち設定する。そして、この設定後、一連の自動チャネル設定機能を終了する。これ以降、上述した選局キーによっては、メモリ64に設定されたチャネルのみが選局可能となる。
【0026】
ところで、上述したように、日本国内においては、2003年から2011年までの間、アナログ放送とディジタル放送とが混在するため、これら両者間で相互変調妨害や混変調妨害、或いは隣接チャネル妨害などが生じる可能性がある。そこで、この第1実施例では、かかる妨害を排除するために、UHF帯域用の前置処理回路42を構成する入力同調回路16の出力側(高周波増幅回路34の入力側)に、トラップ回路68を設ける。
【0027】
すなわち、トラップ回路68は、図3に点線のグラフXで示すように、ディジタル放送チャネルに割り当てられた13chから32chまでの周波数帯域に減衰域を有するもので、バンド切換回路32から供給されるオン/オフ切換制御信号に従ってオン(能動化)/オフ(不能化)する。たとえば、トラップ回路68がオフ状態にあるときは、入力同調回路16から出力される高周波信号は、同図に実線のグラフYで示すように、13chから62chまでの全UHF帯域にわたってほぼ一定の周波数特性(振幅)を示す。一方、トラップ回路68がオンされると、グラフXで示すように、入力同調回路16から出力される高周波信号のうち13chから32chまで帯域の周波数成分が減衰(遮断)される。
【0028】
つまり、ディジタル放送が開始されるまでの間は、トラップ回路68をオフすることによって、13chから32chを含む全てのUHFチャネルを受信可能とする。そして、ディジタル放送開始後に、トラップ回路68をオンする。これによって、13chから32chまでの周波数成分を減衰させて、ディジタル放送チャネルによる相互変調妨害などの影響を排除するのである。
【0029】
この第1実施例では、上述の自動チャネル設定機能を実行するときに、併せてトラップ回路68をオン/オフ制御する。具体的には、CPU60によって、図2のフロー図で示される各処理を実行させる。
【0030】
同図に示すように、CPU60は、ステップS1において、上述の自動チャネル設定キーが操作されたと判断すると、ステップS3に進む。そして、このステップS3において、1chから62chまでの全チャネルを1つずつ順次選局するとともに、それぞれのチャネルが有局であるか無局であるかを判別する。そして、ステップS5において、ステップS3における判別結果に基づいて13chから32chまでの各チャネルが全て無局であるか否かを判断する。
【0031】
ここで、13chから32chまでの全てのチャネルが無局であると判断すると、CPU60は、既にディジタル放送が開始されたものと認識し、換言すれば13chから32chまでを使用していたアナログ放送チャネルは既に他のチャネルに移行されたものと認識する。そして、ステップS7に進み、ここで13chから32chまでの周波数成分を減衰させるべくトラップ回路68をオンした後(厳密には、トラップ回路68をオンするようにバンド切換回路32を制御した後)、ステップS9に進む。
【0032】
一方、13chから32chまでの間に1つでも有局チャネルが存在する場合には、CPU60は、未だディジタル放送が開始されていないものと認識する。そして、ステップS5から直接ステップS9に進む。この場合、トラップ回路68はオフ状態とされる。
【0033】
ステップS9においては、CPU60は、上述のステップS3において有局であると判別されたチャネルを、選局可能チャネルとしてメモリ64に設定する。そして、この設定後、CPU60は、一連の自動チャネル設定機能、並びにトラップ回路68のオン/オフ制御を終了する。
【0034】
次に、この発明の第2実施例について説明する。
【0035】
図4を参照して、第2実施例のテレビジョン受信機10は、上述した図1の構成におけるトラップ回路68に代えて、入力同調回路16の出力側と高周波増幅回路34の入力側との間に、ハイ・パス・フィルタ70を設けたものである。このハイ・パス・フィルタ70は、33ch以上の帯域に通過域を有し、換言すれば、図5に点線のグラフZで示すように、32ch以下の帯域に減衰域を有する。そして、このハイ・パス・フィルタ70もまた、上述のトラップ回路68と同様に、バンド切換回路32から供給されるオン/オフ切換制御信号に従ってオン/オフする。
【0036】
たとえば、ハイ・パス・フィルタ70は、オフされると、いわゆるスルー状態となる。この場合、入力同調回路16から出力される高周波信号は、同図に実線のグラフYで示すように、13chから62chまでの全UHF帯域にわたってほぼ一定の周波数特性を示す。一方、ハイ・パス・フィルタ70がオンされると、グラフZで示すように、入力同調回路16から出力される高周波信号のうち33ch以下の帯域の周波数成分が減衰(遮断)される。
【0037】
このように、トラップ回路68に代えてハイ・パス・フィルタ70を用いることによっても、上述の第1実施例と同様の作用および効果を得ることができる。
【0038】
なお、上述の各実施例においては、13chから32chまでの帯域の周波数成分を減衰させる手段として、トラップ回路68またはハイ・パス・フィルタ70を用いたが、これら以外のもの、たとえばバンド・パス・フィルタなどを用いてもよい。ただし、13chから32chまでの帯域以外の周波数成分を減衰させないようにするために、急峻な遮断特性(Q)を有する減衰手段を用いるのが好ましい。
【0039】
また、自動チャネル設定機能では、映像処理回路54による処理後の信号に垂直同期信号(または水平同期信号)が存在するか否かによって有局チャネルであるか無局チャネルであるかを判別するようにしたが、これら同期信号以外の信号の有無によって有局/無局を判別するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるCPUの動作を示すフロー図である。
【図3】図1の実施例におけるトラップ回路の周波数特性を示す図解図である。
【図4】この発明の第2実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4の実施例におけるハイ・パス・フィルタの周波数特性を示す図解図である。
【図6】テレビジョン放送における各チャネルの周波数割当を示す図解図である。
【符号の説明】
10…テレビジョン受信機
58…操作キー
60…CPU
66…同期判別回路
68…トラップ回路

Claims (3)

  1. 地上ディジタルテレビジョン放送チャネルが割り当てられる第1周波数帯域を含む第2周波数帯域を通して放送される地上アナログテレビジョン放送チャネルのテレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機において、
    チャネル検索指示に応答して少なくとも前記第1周波数帯域から前記地上アナログテレビジョン放送チャネルを検索する検索手段、
    前記第1周波数帯域の周波数成分を減衰させる減衰手段、および
    前記第1周波数帯域の前記地上アナログテレビジョン放送チャネルの有無に応じて前記減衰手段をオン/オフする制御手段を備えることを特徴とする、テレビジョン受信機。
  2. 前記検索手段は前記第2周波数帯域の全域から前記地上アナログテレビジョン放送チャネルを検索し、
    前記検索手段によって検索された前記地上アナログテレビジョン放送チャネルを選局可能チャネルとして設定する設定手段をさらに備える、請求項1記載のテレビジョン受信機。
  3. 前記検索手段は、前記テレビジョン信号に含まれる所定の同期信号を検出する検出手段、および前記検出手段による検出結果に基づいて前記地上アナログテレビジョン放送チャネルの有無を判別する判別手段を含む、請求項1または2記載のテレビジョン受信機。
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