JP3836008B2 - 粘性流動体集中供給ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘性流動体集中供給ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
グリース等の粘度の高い粘性流動体を市販のドラム缶、ペール缶等の容器より直接吸引し、高圧力で且つ少量吐出させることにより、産業機械等各種機械の給油箇所にグリースを供給し得るようにした集中給油ポンプは従来から知られている。
【0003】
斯かる従来の集中給油ポンプの一例は図4〜図12に示されている。図4中、101はドラム缶、ペール缶等の容器、102は容器101の上部開口部を塞ぐ蓋であり、蓋102には容器101内に設置されたポンプ103を駆動するための駆動装置104が配置されている。ポンプ103は、駆動装置104に接続された中空円筒状の吸込筒105を備えており、容器101内のグリースを吸込筒105に吸込んで吸込筒105の上端部近傍に取付けた吐出口106から吐出させ得るようになっている。
【0004】
蓋102には、切換弁107が設置されており、吐出口106と切換弁107とは管路108により接続されている。又、切換弁107と分配弁109とは、管路110a,110bにより接続され、分配弁109と軸受111a,111bとは給油管路112a,112bにより接続されている。なお、切換弁107は蓋102以外の箇所に設置するようにしても良い。
【0005】
吸込筒105には、円板状のフォロワプレート113が昇降可能に外嵌されており、フォロワプレート113に取付けた戻し口114と切換弁107とは可撓性のホースのごとき戻り管路115により接続されている。
【0006】
而して、切換弁107から流出したグリースは、管路110a又は110bを流通して分配弁109に流入し、分配弁109から流出したグリースは給油管路112a又は112bを流通して軸受111a又は111bへ供給し得るようになっている。
【0007】
又、グリースが管路110a又は110bから分配弁109へ送給される際に分配弁109から戻された一部のグリースは、管路110b又は110a、切換弁107、戻り管路115、戻し口114を流通して容器101内へ戻り得るようになっている。
【0008】
なお、フォロワプレート113を設けるのは、容器101内において、グリースのレベルを平らな状態に維持し、容器101内のグリースが少量になってもグリースをポンプ103内に円滑に吸込み得るようにするためである。
【0009】
図5に示すように、ポンプ103の吸込筒105には、図4に示す駆動装置104により上下に往復動する連結棒116と、連結棒116の下端に連結されたプランジャ117が内臓されており、プランジャ117は、吸込筒105の内周に固設させたシリンダー118の中空孔118aに昇降自在に嵌合している。又、吸込筒105の下端には、吸込口119が形成されている。
【0010】
吸込筒105内における吸込口119の上部空間は、シリンダー118により仕切られて油室120となっており、油室120内には、吸込口119を開閉し得るようにしたチェッキボール121が収納されている。
【0011】
プランジャ117及び連結棒116の略軸心部には、下端がシリンダー118の中空孔118aに連通する油路122及び油路122に連通する油室123が形成され、油室123は油路122の上端に位置している。又、連結棒116には、一端が油室123に連通し、他端が吸込筒105内に形成された空間124に連通するよう油路125が形成されている。
【0012】
油室123内には、チェッキボール126が内臓されていると共に、グリースを油室123から空間124へ吐出させる際に、チェッキボール126を下方へ付勢して油路122を塞ぐためのスプリング127が内臓されている。而して、チェッキボール126及びスプリング127により逆止弁が形成されている。
【0013】
切換弁107の表示記号は図6及び図7に示されており、二位置切換弁である。図6の状態では、グリースは管路108から管路110aへ流入し得るようになっていると共に、管路110bから戻り管路115へ戻り得るようになっており、管路108からのグリースの圧力はポートを切換えるためにスプールの一端A側に作用し得るようになっている。又、図7の状態では、グリースは管路108から管路110bへ流入し得るようになっていると共に、管路110aから戻り管路115へ戻り得るようになっており、管路108からのグリースの圧力はポートを切換えるためにスプールの他端B側に作用し得るようになっている。なお、図6、7に示す切換弁107は自己油圧で回路を切換える形式のものであるが、電磁式或いは空気圧式で回路を切換える形式のものを用いることもできる。
【0014】
分配弁109は図8〜図12に示されており、弁本体128には上部に位置するよう、油路129が設けられていると共に下部に位置するよう油路130が設けられている。又、油路129と油路130とは弁本体128に設けた縦向きのパイロット油室131に接続されている。
【0015】
パイロット油室131には、ロッド132で連結された上下2段のパイロットピストン133,134が一体的に上下に往復動可能に嵌入されている。パイロット油室131の高さ方向中途部には、パイロットピストン133,134が図8に示すように上限位置にある場合に、パイロット油室131のパイロットピストン133,134間の部分に接続されるよう、弁本体128に設けられた油路135が連通されている。油路135は給油管路112a又は112bに接続されている。又、パイロットピストン133,134は、昇降時にロッド132により上下限位置を位置決めされるようになっている。
【0016】
弁本体128の油路129,130から離反した側には、パイロット油室131と平行に主油室136が設けられており、主油室136には、上下に摺動可能に主ピストン137が嵌入されている。主ピストン137には上下に挿通するロッド138が取付けられており、ロッド138により昇降時の主ピストン137の上下限の位置を制限し得るようになっている。主油室136は主ピストン137により上方の主油室136aと下方の主油室136bに分かれている。
【0017】
弁本体128には、主ピストン137及びパイロットピストン133,134が上限位置にある場合に、主ピストン137上部の主油室136aとパイロット油室131のパイロットピストン133,134間の部分とを接続するよう、油路139が設けられている。
【0018】
弁本体128には、主ピストン137及びパイロットピストン133,134が上限位置にある場合に、主ピストン137下部の主油室136bとパイロット油室131のパイロットピストン134下方の部分とを接続するよう、油路140が設けられている。
【0019】
上記従来の給油ポンプにより軸受111a,111bにグリースを供給する場合には以下に述べるようにして運転を行う。すなわち、駆動装置104によりプランジャ117を連結棒116と一体的に上下に往復動させる。そうすると、プランジャ117が上昇する際には、吸込筒105内におけるシリンダー118の中空孔118a及び油室120並びにプランジャ117に設けた油路122が負圧になって吸込力が生じる。このため、チェッキボール121が上昇して、チェッキボール121と吸込口119上端との間が開く結果、容器101内のグリースは、吸込口119から油室120及び中空孔118a並びに油路122内に流入する。
【0020】
プランジャ117が下降する際には、油室120及び中空孔118a並びに油路122内のグリースは押圧されて、油室120及び中空孔118a並びに油路122内の圧力が上昇する。このため、チェッキボール126はスプリング127の付勢力に打ち勝って開き、油室120及び中空孔118a並びに油路122内のグリースは、順次、油室123、油路125、空間124を経て吐出口106から管路108へ送出され、管路108から切換弁107へ供給される。
【0021】
而して、例えば、切換弁107が図6に示すごとく切換わっている場合には、グリースは切換弁107から管路110aへ流入し、管路110aを通って、パイロットピストン133,134及び主ピストン137が図8に示すごとく、上限に位置している分配弁109の油路129へ導入される。このため、パイロットピストン133の上面は、グリースの圧力により下方へ押圧され、パイロットピストン133,134はパイロット油室131を図9に示すように、下限位置まで下降する。
【0022】
この際、パイロット油室131のパイロットピストン134下方に溜まっているグリースは、パイロットピストン134に押圧されて油路130から管路110bへ排出され、管路110bから切換弁107、戻り管路115を経て、容器101のフォロワプレート113よりも下方へ戻される。パイロット油室131から排出されるグリースの量は、パイロットピストン134のパイロット油室131内における下降量Lbである(図8参照)。
【0023】
一方、パイロットピストン133,134の下限位置までの下降により、油路129と油路139とは、図9に示すごとく、パイロット油室131のパイロットピストン133よりも上方の部分を介して連通し、油路129のグリースは、パイロット油室131、油路139を経て主ピストン137上部の主油室136aに流入する。
【0024】
このため、主ピストン137は押圧されて下降を開始し、前段階のステップで主ピストン137下部の主油室136bに溜まっているグリースは下方へ押圧される。従って、主ピストン137下部の主油室136bに溜まっているグリースは、油路140、パイロット油室131のパイロットピストン133,134により囲まれた部分、油路135を流通して給油管路112a又は112bに吐出され、軸受111a又は111bに給油される。
【0025】
而して、主ピストン137が下限位置に達すると給油は終了する。この場合、更に主ピストン137上部の主油室136aにグリースによる圧力が作用しても主ピストン137は下降できない。このため、主油室136a、油路139,129、管路110a、切換弁107のパイロットライン107aの圧力が上昇して切換弁107は、図7の状態に切換わり、図示してないリミットスイッチが作動して駆動装置104が停止し、給油ポンプが停止する。
【0026】
次に駆動装置104を駆動すると、上記したと同様にしてポンプ103から吐出されたグリースは、管路108、スプールが図7のように切換わった切換弁107、管路110bを経て、パイロットピストン133,134及び主ピストン137の両者が下限位置に位置する(図示せず)分配弁109の油路130に流入し、パイロットピストン134の下面を押し上げる。このため、パイロットピストン133,134はパイロット油室131の上限位置まで上昇する(図11参照)。
【0027】
この際、パイロット油室131のパイロットピストン133上方に溜まっているグリースは、パイロットピストン133に押圧されて油路129から管路110aへ排出され、管路110aから切換弁107、戻り管路115を経て、容器101のフォロワプレート113よりも下方へ戻される。パイロット油室131から排出されるグリースの量は、パイロットピストン133のパイロット油室131内における上昇量Laである(図10参照)。
【0028】
一方、パイロットピストン133,134の上限位置までの上昇により、油路130と油路140とは、図11に示すごとく連通し、油路130のグリースは、パイロット油室131、油路140を経て主油室136bに流入する。
【0029】
このため、主ピストン137は上昇を開始し、前段階のステップで主油室136aに溜まっているグリースは上方へ押圧される。従って、主油室136aに溜まっているグリースは、油路139、パイロット油室131のパイロットピストン133,134により囲まれた部分、油路135を流通して給油管路112a又は112bに吐出され、前記と同じ軸受111a又は111bに給油される。
【0030】
而して、主ピストン137が上限位置に達すると給油は終了する。この場合、更に主油室136bにグリースによる圧力が作用しても主ピストン137は上昇できない。このため、主油室136b、油路140,130、管路110b、切換弁107のパイロットライン107bの圧力が上昇して切換弁107は、再び図6の状態に切換わり、図示してないリミットスイッチが作動して駆動装置104が停止し、給油ポンプが停止する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
上記給油ポンプでは、給油に従い容器101内のグリースのレベルが下降し、フォロワプレート113は吸込筒105に沿って下降する。しかるに、フォロワプレート113には、可撓性の戻り管路115が接続されているため、フォロワプレート113の下降中に、戻り管路115が捩れたりして、ポンプ103からのグリースの吐出量が不安定になる虞がある。
【0032】
又、容器101が空になり、ポンプ103を容器101から取外す際には、容器101のフォロワプレート113よりも下部は、ポンプ103によるグリースの吸込みにより圧力が低下しているため、フォロワプレート113の上部と下部の差圧によりフォロワプレート113は下方へ押圧されて容器101からの取外しを行い難いという問題があった。
【0033】
本発明は、上述の実情に鑑み、容器からポンプに吸込まれて当該ポンプから吐出され、切換弁を介し分配弁に送給されたグリース等の粘性流動体の一部を、分配弁から容器に戻すようにした場合に、従来のようにフォロワプレートと切換弁とに接続された戻り管路を省略し、ポンプの安定運転を行い得るようにすると共にフォロワプレートを容器から簡単に取外し得るようにしてポンプの取扱いを容易に行い得るようにした粘性流動体集中供給ポンプを提供することを目的としてなしたものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘性流動体集中供給ポンプは、
駆動装置が搭載されると共に粘性流動体を収納し得るようにした容器の蓋に載置されるようにした基板と、
該基板に下方へ延在するよう略同心状に固設された外筒及び内筒と、
外筒及び内筒の下端に固設されたブロックと、
前記駆動装置により駆動されるよう内筒内に挿入された駆動軸と、
該駆動軸と共に回転し得るよう駆動軸に固設されると共に、下面に傾斜面を有する傾斜カムと、
バネ手段により上方へ付勢されて前記傾斜カムの傾斜面に間接的若しくは直接的に当接し且つ前記ブロックに形成したシリンダー室内を摺動し得るようにした昇降可能なプランジャと、
前記傾斜カムの回転に伴いプランジャが上昇することによって生ずる吸引力により、前記ブロックに形成された吸込口から吸込んだ粘性流動体が前記シリンダー室に吸込まれるべく、吸込口とシリンダー室とが連通するよう前記ブロックに設けられた吸込路と、
前記プランジャが上昇することによりシリンダー室に粘性流動体が吸込まれる際には閉止し、前記プランジャが下降することによりシリンダー室から粘性流動体が吐出される際には開くようにしたチェッキ弁を前記ブロック内に形成した室に備えた粘性流動体集中供給ポンプであって、
前記ブロックは、前記プランジャが下降してチェッキ弁が開くことによりシリンダー室から押出された粘性流動体が流通し得るようにした第一の吐出流路を備え、
前記外筒と内筒との間には、前記第一の吐出流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の吐出流路を備え、
前記基板は、外部機器に粘性流動体を供給するために、前記第二の吐出流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第三の吐出流路と、外部機器から戻ってきた粘性流動体が流通し得るようにした第一の戻り流路を備え、
前記内筒内には、前記第一の戻り流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第一の空間を備え、
前記駆動軸には、前記第一の空間からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の戻り流路を備え、
前記内筒内には、前記第二の戻り流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の空間を備え、
前記ブロックには、前記第二の空間からの粘性流動体が流通して前記容器へ戻り得るようにした第三の戻り流路を備えたものである。
【0035】
本発明の粘性流動体集中供給ポンプにおいては、プランジャは、上端が傾斜カムの傾斜面に当接したプランジャ受けに接続されるようにする。
【0036】
本発明の粘性流動体集中供給ポンプにおいては、外部機器は、第三の吐出流路からの粘性流動体が流通し得ると共に第一の戻り流路に粘性流動体を戻し得るようにした切換弁と、該切換弁からの粘性流動体を粘性流動体供給体に供給すると共に切換弁に粘性流動体の一部を戻し得るようにした分配弁とする。
【0037】
本発明の粘性流動体集中供給ポンプにおいては、駆動軸が駆動されることにより傾斜カムが回転し、傾斜カムの回転に従いプランジャはシリンダー室を昇降する。而して、プランジャがシリンダー室を上昇すると、シリンダー室内は負圧になって吸引力が生じるため、容器内の粘性流動体は、吸込口から吸込路を通ってシリンダー室へ吸込まれ、プランジャがシリンダー室を下降すると、シリンダー室内の圧力が上昇してチェッキ弁が開くため、シリンダー室内の粘性流動体は、チェッキ弁から第一の吐出流路に吐出され、第一の吐出流路、第二の吐出流路、第三の吐出流路から、外部機器に送給される。
【0038】
又、外部機器から第一の戻り流路に戻ってきた粘性流動体は、第一の戻り流路から第一の空間、第二の戻り流路、第二の空間、第二の戻り流路を経て容器に戻される。
【0039】
本発明によれば、容器からポンプに吸込まれて当該ポンプから吐出され、外部機器に送給された粘性流動体の一部を、外部機器から容器に戻すようにした場合に、フォロワプレートと外部機器とを接続する戻り管路が不要となるため、ポンプの安定運転を行い得ると共にフォロワプレートを容器から簡単に取外すことができるため、ポンプの取扱いを容易に行い得る。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1〜図3は本発明の実施の形態の一例である。而して、本図示例では、切換弁は図6、7に示す従来のものと同一であり、分配弁は図8〜図12に示す従来のものと同一である。
【0041】
図1中、1はドラム缶、ペール缶等の容器、2は容器1の上部開口部を塞ぐ蓋であり、蓋2には、容器1内に設置されたポンプ3を駆動するための電動機4及び減速機5を備えた駆動装置6が、基板7を介して配置されている。而して、基板7は三段状で、駆動装置6が搭載される、平面視で矩形状の基板本体部7aと、基板本体部7aの底面に下方へ向けて突出させた大径の円筒状部7bと、円筒状部7bの下方に位置する小径の円筒状部7cとを一体的に備えている。
【0042】
ポンプ3は、基板7の円筒状部7bに外嵌、固定されて下方へ延在する中空円筒状の外筒8を備えており、外筒8内には、基板7の円筒状部7cに外嵌、固定されて下方へ延在する中空円筒状の内筒9が略同心状に嵌入されている。
【0043】
外筒8と内筒9との下端には、ブロック10が配設されている。ブロック10は三段状で、最下段の大径の円筒状部10aと、円筒状部10aの上部に設けられた中間径の円筒状部10bと、円筒状部10bの上部に設けられた小径の円筒状部10cとを備えている。外筒8の下端はブロック10の円筒状部10bに外嵌、固定され、内筒9の下端はブロック10の円筒状部10cに外嵌、固定されている。而して基板7、外筒8、内筒9、ブロック10により包囲された空間は円環状の吐出油路11となっている。
【0044】
内筒9内には、上端が減速機5に接続された駆動軸12が内筒9に対し略同心状に挿入されており、駆動軸12の下端は、ブロック10の上面からある程度離反した位置に位置している。駆動軸12の下端近傍は、内筒9に内嵌された軸受13に回転自在に支持されており、駆動軸12の軸受13よりも下方に突出する下端部には、下面に傾斜面14aを有する円筒状の傾斜カム14が固設されている。
【0045】
ブロック10のには、下端が開口して高さ方向中間部まで延在する吸込口15が設けられていると共に、ブロック10には所定数(1本でも複数本でも良いが、図2では2本を例示)のシリンダー室16が、上部はブロック10の上端を貫通し下部はブロック10の高さ方向中途部に位置するよう設けられており、吸込口15の上端部近傍とシリンダー室16の下端に近い高さ方向中途部の位置とは、ブロック10の径方向へ水平に設けられた吸込路17により連通されている。
【0046】
而して、各シリンダー室16には、上下に摺動可能なプランジャ18が嵌入されており、プランジャ18の上端は、頂部に傾斜カム14の下面に形成した傾斜面14aに当接する球状部19aを有するプランジャ受け19に接続されている。又、下端がブロック10の上面に支持され、上端がプランジャ受け19に設けたフランジ部19b下面に当接されるようにしたスプリング20が、プランジャ18のブロック10よりも上方へ突出した部分及びプランジャ受け19の胴部外周を包囲するよう、配設されている。而して、スプリング20はプランジャ受け19及びプランジャ18を常時上方へ付勢し得るようになっている。
【0047】
ブロック10に設けた各シリンダー室16の下端には、プラグ22により閉塞されていない部分によりシリンダー室16と連通し得るようにした油室23が形成されている。而して、ブロック10には、一端が油室23に連通し、他端が吐出油路11の下端に開口した吐出油路24が形成されている。
【0048】
油室23には、上端が油室23の上面と当接するよう、弁座体25が収納されている。而して、弁座体25は上端がシリンダー室16に連通し下端が油室23に開口する流路25aを有すると共に、下端は凹円状に形成された弁座25bを備えている。
【0049】
油室23内には弁座25bに当接し得るようにしたチェッキボール26が収納されていると共に、チェッキボール26は下端がプラグ22の凹所22a底部に支持されると共に、上端がチェッキボール26に当接し得るようにしたスプリング27により支持され、チェッキボール26は常時スプリング27により上方へ付勢されるようになっている。而して、流路25a及び弁座25bを有する弁座体25、弁座25bに当接し得るチェッキボール26、スプリング27によりチェッキ弁が形成されている。
【0050】
基板7には、一端が吐出油路11の上端に向けて開口し、他端が基板7の上面に搭載した従来と同一構造の切換弁107に連通し得るようにした吐出油路28と、一端が切換弁107に連通し得られ、他端が内筒9内の軸受13よりも上部の空間29に向けて開口する戻り油路30とが形成されている。
【0051】
駆動軸12には、一端が駆動軸12外周部において空間29に向けて開口し、他端が駆動軸12下端部において内筒9内の軸受13よりも下部の空間29’に向けて開口する戻り油路31が形成され、ブロック10には、一端がブロック10上面において空間29’に向けて開口し、他端がブロック10下面において外方に向けて開口する戻り油路32が形成されている。
【0052】
なお、図1中、32は摺動自在に外筒8の外周に嵌合されたフォロワプレートである。
【0053】
次に、上記図示例の作動を説明する。
上記集中給油ポンプでグリースを機械の給油箇所へ給油する場合には、駆動装置6を駆動する。そうすると、駆動軸12が回転することにより、傾斜カム14が回転し、プランジャ受け19における球状部19aの傾斜面14aに対する当接位置は上下方向に変化する。このため、プランジャ受け19を介して傾斜カム14の傾斜面14aに押圧されている2本のプランジャ18のうち、一方のプランジャ18(例えば、図2の右側のプランジャ18)は、スプリング20の付勢力により吸込路17の上縁近傍まで上昇し、シリンダー室16は拡大する(図2の右側のシリンダー室16参照)。
【0054】
このため、当該シリンダー室16の内圧は負圧になり吸引力が生じるため、容器1内のグリースは、吸込口15から吸込まれて図2の右側において、吸込路17からシリンダー室16へ吸込まれる。この際、図2の右側にあるチェッキ弁のチェッキボール26はスプリング27により付勢されて上昇し、弁座体25の弁座25bに当接しているため、図2の右側のシリンダー室16からグリースが吐出油路24側へ漏洩することはない。
【0055】
一方、プランジャ受け19を介して傾斜カム14の傾斜面14aに押圧されている2本のプランジャ18のうち、他方のプランジャ18(例えば、図2の左側のプランジャ18)はスプリング20の付勢力に打ち勝って下降させられ、前回のステップで図2の左側のシリンダー室16に吸込まれているグリースが下方へ押圧される。このため、他方のプランジャ18により押圧されている下方のシリンダー室16の内圧が上昇し、その結果、図2で左側のチェッキ弁のチェッキボール26がスプリング27の付勢力に打ち勝ち下降して弁座25bから離反し、チェッキ弁は開いた状態になる。
【0056】
従って、左側のシリンダー室16と油室23とは弁座体25の流路25aを介して連通する結果、左側のシリンダー室16に吸込まれていたグリースは、弁座体25の流路25aから油室23を通り吐出油路24へ吐出され、吐出油路24から吐出油路11、吐出油路28を経て切換弁107へ供給される。
【0057】
更に駆動軸12の回転により傾斜カム14が回転し、図2に示す場合と傾斜面14aの傾斜方向が逆になると、前記したと同様の原理で、図2の左側のシリンダー室16にグリースが吸込まれ、図2の右側のシリンダー室16に吸込まれているグリースが、右側の弁座体25の流路25aから油室23を通り吐出油路24へ吐出され、吐出油路24から吐出油路11、吐出油路28を経て切換弁107へ供給される。
【0058】
而して、切換弁107へ供給されたグリースは、従来の場合と同様にして、管路110a又は110b、分配弁109、給油管路112a又は112bを経て軸受111a又は111bに給油される。
【0059】
又、給油時に分配弁109から管路110b又は110aを経て戻ってきたグリースは、切換弁107から基板7の戻り油路30へ流入し、戻り油路30から空間29、戻り油路31、空間29’、戻り油路32を通って容器1内に戻される。
【0060】
なお、プランジャ18が1本又は3本以上の場合の作動も2本の場合と同様である。
【0061】
本図示例によれば、従来切換弁107とフォロワプレート113とを繋ぐように設けていた可撓性の戻り管路115(図4参照)が不要となるため、給油運転中に容器1内のグリースが減少してフォロワプレート33が下降する際に、戻り管路115が捩れるということがなくなるため、ポンプ3からのグリースの吐出量が安定して分配弁109の作動が円滑に行われる。
【0062】
又、容器1が空になり、ポンプ3を容器1から取外す際には、フォロワプレート33の上部と下部の差圧によりフォロワプレート33が取外し難い場合でも、先ず蓋2と共にポンプ3を取外し、しかる後、フォロワプレート33を取外すことができるため、ポンプ3の取扱いを容易に行うことができる。
【0063】
給油時の切換弁107、分配弁109の作動については、図7〜図12に基ずいて説明した従来技術の場合と同一であるので、詳しい説明は省略する。
【0064】
なお、本発明においては、給油ポンプをグリースに適用する場合について説明したが、グリースに限らず種々の粘性流動体に適用することができること、プランジャはプランジャ受けを介して傾斜カムの傾斜面に当接させる場合について説明したが、プランジャの上端を球面にして直接傾斜カムの傾斜面に当接させるようにしても実施可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜3記載の粘性流動体集中供給ポンプによれば、容器からポンプに吸込まれて当該ポンプから吐出され、外部機器に供給された粘性流動体の一部を、外部機器から容器に戻すようにした場合に、フォロワプレートと外部機器とに接続された戻り管路が不要となるため、ポンプの安定運転を行い得ると共にフォロワプレートを容器から簡単に取外すことができるため、ポンプの取扱いを容易に行い得る、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘性流動体集中供給ポンプが集中給油ポンプである場合に、集中給油ポンプを容器に取付けた状態を示す正面図である。
【図2】本発明の粘性流動体集中供給ポンプが集中給油ポンプである場合の実施の形態の一例を示す縦断面図である。
【図3】図2のIII部拡大図である。
【図4】従来の集中給油ポンプを容器に取付けた状態を示す正面図である。
【図5】従来の集中給油ポンプの一例を示す縦断面図である。
【図6】一般的な切換弁の表示記号である。
【図7】一般的な切換弁の表示記号で、スプールが図6に示す位置とは異なる位置に切換わっている状態を示すものである。
【図8】一般的な分配弁の縦断面図で、これから作動を開始しようとしている状態の一例を示す縦断面図である。
【図9】図8の状態からパイロットピストンが下降した状態を示す分配弁の縦断面図である。
【図10】図9の状態から主ピストンが中途部まで下降した状態を示す分配弁の縦断面図である。
【図11】図10の状態からパイロットピストンが上昇し、主ピストンが下降した状態を示す分配弁の縦断面図である。
【図12】図11の状態から主ピストンが上昇した状態を示す分配弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 蓋
6 駆動装置
7 基板
8 外筒
9 内筒
10 ブロック
11 吐出油路(第二の吐出流路)
12 駆動軸
13 軸受
14 傾斜カム
14a 傾斜面
15 吸込口
16 シリンダー室
17 吸込路
18 プランジャ
19 プランジャ受け
20 スプリング(バネ手段)
23 油室(室)
24 吐出油路(第一の吐出流路)
28 吐出油路(第三の吐出流路)
29 空間(第一の空間)
29’ 空間(第二の空間)
30 戻り油路(第一の戻り流路)
31 戻り油路(第二の戻り流路)
32 戻り油路(第三の戻り流路)
107 切換弁(外部機器)
109 分配弁(外部機器)
111a 軸受(粘性流動体供給体)
111b 軸受(粘性流動体供給体)

Claims (3)

  1. 駆動装置が搭載されると共に粘性流動体を収納し得るようにした容器の蓋に載置されるようにした基板と、
    該基板に下方へ延在するよう略同心状に固設された外筒及び内筒と、
    外筒及び内筒の下端に固設されたブロックと、
    前記駆動装置により駆動されるよう内筒内に挿入された駆動軸と、
    該駆動軸と共に回転し得るよう駆動軸に固設されると共に、下面に傾斜面を有する傾斜カムと、
    バネ手段により上方へ付勢されて前記傾斜カムの傾斜面に間接的若しくは直接的に当接し且つ前記ブロックに形成したシリンダー室内を摺動し得るようにした昇降可能なプランジャと、
    前記傾斜カムの回転に伴いプランジャが上昇することによって生ずる吸引力により、前記ブロックに形成された吸込口から吸込んだ粘性流動体が前記シリンダー室に吸込まれるべく、吸込口とシリンダー室とが連通するよう前記ブロックに設けられた吸込路と、
    前記プランジャが上昇することによりシリンダー室に粘性流動体が吸込まれる際には閉止し、前記プランジャが下降することによりシリンダー室から粘性流動体が吐出される際には開くようにしたチェッキ弁を前記ブロック内に形成した室に備えた粘性流動体集中供給ポンプであって、
    前記ブロックは、前記プランジャが下降してチェッキ弁が開くことによりシリンダー室から押出された粘性流動体が流通し得るようにした第一の吐出流路を備え、
    前記外筒と内筒との間には、前記第一の吐出流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の吐出流路を備え、
    前記基板は、外部機器に粘性流動体を供給するために、前記第二の吐出流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第三の吐出流路と、外部機器から戻ってきた粘性流動体が流通し得るようにした第一の戻り流路を備え、
    前記内筒内には、前記第一の戻り流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第一の空間を備え、
    前記駆動軸には、前記第一の空間からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の戻り流路を備え、
    前記内筒内には、前記第二の戻り流路からの粘性流動体が流通し得るようにした第二の空間を備え、
    前記ブロックには、前記第二の空間からの粘性流動体が流通して前記容器へ戻り得るようにした第三の戻り流路を備えた
    ことを特徴とする粘性流動体集中供給ポンプ。
  2. プランジャは、上端が傾斜カムの傾斜面に当接したプランジャ受けに接続されている請求項1に記載の粘性流動体集中供給ポンプ。
  3. 外部機器は、第三の吐出流路からの粘性流動体が流通し得るようにした切換弁と、該切換弁からの粘性流動体を粘性流動体供給体に供給すると共に切換弁に粘性流動体の一部を戻し得るようにした分配弁である請求項1又は2に記載の粘性流動体集中供給ポンプ。
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