JP3835660B2 - シートベルト駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車のシートベルト駆動装置に関するものであり、さらに詳しくは、駆動源に直流モータを使用し、その回転方向、回転速度を制御可能としたシートベルト駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車に使用されるシートベルトは、シートベルト巻取機により張力を与えられるようになっている。すなわち、シートベルトを使用する場合は、シートベルト巻取機の中にばねによって巻き取られているシートベルトを、人間が引き出し、シートに固定されたもう一方のシートベルトとバックルにより係合させる。その後、手を緩めると、シートベルト巻取機のばねの作用により弛んだシートベルトが巻き取られ、ばねによって決まる張力がシートベルトに与えられて、乗員をシートに拘束する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなばね式の巻き取り機構においては、シートベルトを締める方向にのみ力が加わるので、人間がシートベルトを緩めようとすると、この力に逆らってシートベルトを引っ張らなければならないという問題点があった。また、ばねの弾性力を使用しているため、動作が不安定であり、巻き取り不良が発生することがあった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、人間がシートベルトを引っ張ることにより容易に拘束力を緩めることができると共に、フレキシビリティに富んだ巻取制御に対応することができるシートベルト駆動装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段は、シートベルトを駆動する装置であって、駆動用直流モータと、当該直流モータを一方向に駆動し、その回転速度を制御する制御装置を有し、前記直流モータの回転子巻線と並列になるように接続されたアバラッシュ破壊防止用ダイオードを有するものにおいて、当該アバラッシュ破壊防止用ダイオードに流れる電流を制御するスイッチング要素を、当該アバラッシュ破壊防止用ダイオードに直列で、前記直流モータの回転子巻線と並列になるように設けたことを特徴とするシートベルト駆動装置である。
【0006】
本手段においては、シートベルトを必要な速度で必要な方向に駆動することができるので、フレキシビリティに富んだシートベルトの駆動が実現できる。
【0008】
本手段においては、シートベルトの駆動方向は一方向に限られるが、シートベルトを必要な速度で駆動することができるので、フレキシビリティに富んだシートベルトの駆動が実現できる。一般に、シートベルトを緩める方向には、人間がシートベルトを手で駆動することが多いので、自動によるシートベルトの駆動方向を巻取方向である一方向に限っても十分であることが多く、これにより、モータを両方向に制御する場合に比して、モータの制御回路を簡単にすることができる。
【0010】
本手段においては、モーターを駆動しないときは、アバラッシュ破壊防止用ダイオードに直列に接続されたスイッチング要素(スイッチング素子、開閉器等)をオフとしておく。これにより、シートベルトを外力によって、モータによる駆動方向とは逆方向に駆動しようとするとき、アバラッシュ破壊防止用ダイオードを介した短絡回路が形成されなくなるので回生制動がかからず、軽く駆動することができる。
【0011】
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段における駆動用モータの制御回路に、前記直流モータに印加する電圧の方向を切り換える切り換え回路を付属し、前記直流モータを両方向に回転可能としたことを特徴とするシートベルト駆動装置である
【0012】
モータを両方向に回転させ、速度制御を行う場合には、後に発明の実施の形態で説明するように、通常4個のスイッチング素子が必要である。本手段によれば、スイッチング素子を1個で済ますことができる。また、アバラッシュ破壊防止用ダイオードを接続することができ、回路のアバラッシュ破壊を防止することができる。
【0013】
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段又は第2の手段のうちマイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、マイクロコンピュータの電源を入り切りする開閉装置を、制御回路のその他部分の電源を入り切りする開閉装置と別に設けたことを特徴とするシートベルト駆動装置である
【0014】
通常の制御回路においては、常にマイクロコンピュータの電源はオンとしておき、制御回路のその他の部分にはマイクロコンピュータからの指令により電源を投入するようにし、モータを駆動するタイミングでのみ、制御回路に電源が入るようにしてある。しかしながら、乗用車が長期間使用されないで放置される場合には、マイクロコンピュータにより消費される電力も、バッテリーの消費にとって無視できない値となる。この対策として、本手段においては、マイクロコンピュータの電源を入り切りする開閉装置を特別に設け、乗用車が使用されないときにはマイクロコンピュータの電源も切れるようにしておく。この開閉装置は、たとえば、外力による動作で初めて閉となるようにしておくことにより、必要なときのみマイクロコンピュータの電源をオンとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を図を用いて説明する。以下の説明においては、電源装置の電圧は正であるとして説明する。図1は本発明の実施の形態の第1の例を示すブロック図である。直流電源からの電圧は、ノイズフィルタ、リレー部を介してスイッチング素子部に与えられ、マイクロコンピュータ(CPU)からの制御を受けてパルス信号としてモータに与えられる。直流電源からの電圧は、CPUにも与えられる。CPUには、モータの回転方向指令、回転速度指令等、外部からの制御信号が与えられる。
【0016】
図2は、この実施の形態の回路構成を示す概要図である。ノイズフィルタはコンデンサC1、C2及びリアクタンスLから形成され、スイッチング素子部からのノイズが直流電源側に逆流するのを防いでいる。CPUからは制御パルスP1〜P4が、ゲート回路GATEを介して、P1’〜P4’としてスイッチング素子であるスイッチングトランジスタQ1〜Q4のゲートに与えられている。一方、ノイズフィルタを通った直流電源からの電圧は、スイッチングトランジスタQ1〜Q4のコレクタに接続され、スイッチングトランジスタQ1〜Q4のエミッタは接地されている。
【0017】
たとえば、シートベルトのバックルが係合されると、CPUは外部情報としてこの情報を入力し、リレーRLのコイルに電圧をかけ、これによりリレーRLの接点が閉となって、スイッチングトランジスタQ1〜Q4のコレクタに電圧が印加される。CPUに、モータMの回転方向、回転速度等の外部情報が入力されると、CPUはこれに応じて制御パルスP1〜P4を出力する。
【0018】
図3に、モータMを正方向に回転させるときの制御パルスP1〜P4の出力方法の例を示す。(a)においては、制御パルスP3をハイレベルに保ち、制御パルスP1をオンオフする(以下、オンをハイレベル、オフをローレベルとする)。これにより、スイッチングトランジスタQ2、Q4はオフ、Q3はオンとなり、Q1はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ1のオンオフに同期して、Q1→モータ端子A→モータ端子B→Q3→アースと流れ、モータMに端子A側からB側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは正転する。
【0019】
(b)においては、制御パルスP1をハイレベルに保ち、制御パルスP3をオンオフする。これにより、スイッチングトランジスタQ2、Q4はオフ、Q1はオンとなり、Q3はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ3のオンオフに同期して、Q1→モータ端子A→モータ端子B→Q3→アースと流れ、モータMに端子A側からB側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは正転する。
【0020】
(c)においては、制御パルスP1、P3を同期してオンオフする。これにより、スイッチングトランジスタQ2、Q4はオフとなり、Q1、Q3はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ1、Q3のオンオフに同期して、Q1→モータ端子A→モータ端子B→Q3→アースと流れ、モータMに端子A側からB側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは正転する。
【0021】
図4に、モータMを逆方向に回転させるときの制御パルスP1〜P4の出力方法の例を示す。(a)においては、制御パルスP4をハイレベルに保ち、制御パルスP2をオンオフする。これにより、スイッチングトランジスタQ1、Q3はオフ、Q4はオンとなり、Q2はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ2のオンオフに同期して、Q2→モータ端子B→モータ端子A→Q4→アースと流れ、モータMに端子B側からA側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは逆転する。
【0022】
(b)においては、制御パルスP2をハイレベルに保ち、制御パルスP4をオンオフする。これにより、スイッチングトランジスタQ1、Q3はオフ、Q2はオンとなり、Q4はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ4のオンオフに同期して、Q2→モータ端子B→モータ端子A→Q4→アースと流れ、モータMに端子B側からA側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは正転する。
【0023】
(c)においては、制御パルスP2、P4を同期してオンオフする。これにより、スイッチングトランジスタQ1、Q3はオフとなり、Q2、Q4はオンオフを繰り返す。よって、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ2、Q4のオンオフに同期して、Q2→モータ端子B→モータ端子A→Q4→アースと流れ、モータMに端子B側からA側に流れる巻線電流が与えられる。これにより、モータMは逆転する。
【0024】
モータの回転速度を変えるときは、オンオフするパルスのパルス幅を一定とし、パルスレート(周期)を変えるか、図5に示すように、パルスレートを一定(周期T1)とし、デユーティーレシオ(T2/T1)を変化させる。
【0025】
モータを駆動しないとき、外力によりモータMが回転しにくいようにするためには、図6に示すように、制御パルスP3、P4(又は制御パルスP1、P2)をオンとしたままにしておく。これにより、モータMには直流電源からの電圧がかからないが、モータMが外力により回転しようとすると、その起電力によりスイッチングトランジスタQ3、Q4を介して回生電流が流れ、回生制動により、モータMが回転しにくくなる。
【0026】
逆に、外力によりモータMが回転しやすいようにするときには、制御パルスをオフとしておく。これにより、モータMの回生電流が流れなくなり、回生制動がかからないので、シートベルトを軽く動かすことができる。
【0027】
なお、図1において、サーミスタTHは、モータMの温度を監視し、モータMがオーバーロードとなって温度が上昇したとき、CPUにその情報を入力し、CPUによりモータMの駆動を停止するために設けられている。
【0028】
図7は本発明の実施の形態の第2の例を示すブロック図である。この実施の形態は、モータを一方向にのみ駆動するものであり、ブロック図としての基本的な構成は図1に示したものと同じであるが、スイッチング素子がアバランシェ電圧により破壊されるのを防ぐためのスイッチング素子保護素子が設けられている点が異なっている。
【0029】
図8は、この実施の形態の回路構成を示す概要図である。図8に示す回路の基本的な構成は図2に示すものと同じであるので、同じである部分の説明は省略し、異なる部分のみを説明する。CPUからは一つの制御パルスP1のみが出力され、スイッチング素子部は一つのスイッチングトランジスタQ1により構成されている。制御パルスP1は、ゲート回路GATEを介して、P1’としてスイッチングトランジスタQ1のゲートに与えられる。直流モータMの回転子巻線端子A、Bに並列に、スイッチング素子保護素子としてのダイオードDが接続されている。このダイオードDは、スイッチングトランジスタQ1がオフとなるときに直流モータMの回転子巻線に発生する逆起電力によって、スイッチング素子がアバランシェ破壊されるのを防止するためのものである。
【0030】
制御パルスP1をオンとすることにより、スイッチングトランジスタQ1がオンとなり、モータMの回転子巻線には端子Aから端子Bへ向かう電流が流れる。これにより、モータMは回転する。回転速度の制御は、第1の実施例におけると同様、制御パルスP1のパルスレート(周期)、又はデューティ比を変えることにより実施することができる。
【0031】
図9に、この第2の実施の形態の変形である第3の実施の形態の回路構成の概略図を示す。図9に示す回路は、ダイオードDと直列に、スイッチング素子であるトランジスタQ2が設けられている点のみが図8に示した回路と異なっているので、異なっている部分のみを説明する。なお、このスイッチング素子としては、他の開閉機能を持った素子、たとえばリレー等を用いてもよい。
【0032】
この回路においては、直流モータMを駆動するときは、CPUよりの制御パルスP5がハイレベルとなり、トランジスタQ2がオンとなっている。よって、回路の作動は、図8に示したものと同じとなる。
【0033】
直流モータMを駆動しないとき、外力によって直流モータを逆転(通常の直流モータMの駆動方向と反対方向への回転)させようとすると、直流モータMの起電力により、端子Bを正、端子Aを負とする電圧が発生する。図8に示した回路においては、この起電力によりダイオードDを介して短絡電流が発生し、直流モータMにブレーキがかかった状態となる。このようなことが発生することが好ましくない場合には、図9に示す回路においては、CPUからの制御パルスP5をオフとして、トランジスタQ2をオフとする。すると、このダイオードDを介する短絡回路が遮断されるので、短絡電流の発生が防止され、直流モータMにブレーキがかかった状態が発生しなくなる。よって、シートベルトの外力による駆動がスムースに行われる。
【0034】
図10は、本発明の第4の実施の形態の回路構成の概略図を示す図である。図10に示す回路は、回転方向切換部であるリレーRL2が設けられ、この接点の切り換えにより、モータMの回転方向を変えられるようになっている点のみが図9に示したものと異なっているので、異なっている部分のみを説明する。
【0035】
CPUからの制御パルスP6がローレベルの場合、リレーRL2の接点は図に示すようになっている。よって、制御パルスP1がハイレベルとなると、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ1→リレー接点A→モータMの回転子巻線端子E→モータMの回転子巻線端子F→リレー接点C→アースと流れ、モータMは正転する。
【0036】
CPUからの制御パルスP6がハイレベルとなると、リレーRL2の接点Bと接点Dが、それぞれトランジスタQ1、アースに接続されるようになる。よって、制御パルスP1がハイレベルとなると、直流電源からの電流は、スイッチングトランジスタQ1→リレー接点B→モータMの回転子巻線端子F→モータMの回転子巻線端子E→リレー接点D→アースと流れ、モータMは逆転する。
【0037】
リレーRL2の動作状態にかかわらず、ダイオードDはモータMの電源に対して逆方向に接続されているので、スイッチングトランジスタQ1がオフとなるときに直流モータMの回転子巻線に発生する逆起電力により、スイッチングトランジスタQ1がアバランシェ破壊されるのを防止することができる。同様、リレーRL2の動作状態にかかわらず、モータMを駆動しないときには、トランジスタQ2をオフとしておくことにより、外力によりモータMを正転又は逆転したい場合に、起電力により制動がかかることを防止することができる。
【0038】
図11は、本発明の第5の実施の形態の回路構成の概略図を示す図である。この実施の形態は、直流電源とCPUの間に、CPU用スイッチSWが設けられている点のみが図2に示した実施の形態と異なっており、その他の部分の作動は図2に示したものと同じであるので、異なっている部分のみについて説明する。図1に示す回路においては、シートベルトのバックルが係合された場合のように、必要なときのみ、CPUからの指令によりリレーRLが閉となり、モータ制御回路に電源が入るようになっていたが、CPUには、直流電源(バッテリー)から電源が供給されていた。
【0039】
CPUが消費する電力は小さいとは言え、長期間自動車が運転されない場合には無視できない量となり、バッテリーが過剰消費される原因となる。CPU用スイッチSWは、このようなことを防ぐために設けられており、たとえば、シートベルトが引き出されたことが検知された場合のように、必要なときのみCPUに電源を供給するようになっている。これにより、バッテリーの無駄な消耗を防止することができる。なお、CPUに電源が入っていない間は、リレーRLのコイルには電圧がかからないので、リレーRLの接点は開となっており、スイッチング回路部に電源が供給されることはない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に係る発明によれば、シートベルトを必要な速度で必要な方向に駆動することができるので、フレキシビリティに富んだシートベルトの駆動が実現できる。
【0041】
請求項2に係る発明においては、シートベルトの駆動方向は一方向に限られるが、シートベルトを必要な速度で駆動することができるので、フレキシビリティに富んだシートベルトの駆動が実現できる。
【0042】
請求項3に係る発明においては、シートベルトを外力によって、モータによる駆動方向とは逆方向に駆動しようとするとき、アバラッシュ破壊防止用ダイオードを介した短絡回路が形成されなくなるので回生制動がかからず、軽く駆動することができる。
【0043】
請求項4に係る発明においては、本手段によれば、スイッチング素子を1個で済ますことができると共に、アバラッシュ破壊防止用ダイオードを接続することができ、回路のアバラッシュ破壊を防止することができる。
【0044】
請求項5に係る発明においては、必要なときのみマイクロコンピュータの電源をオンとすることができるので、バッテリーの無駄な消費を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例の回路構成を示す概要図である。
【図3】モータを正方向に回転させるときの制御パルスの出力方法の例を示す図である。
【図4】モータを逆方向に回転させるときの制御パルスの出力方法の例を示す図である。
【図5】制御パルスのデューティ比を示す図である。
【図6】外力によりモータが回転しにくいようにするときの、制御パルスの状態の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の第2の例を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態の第2の例の回路構成を示す概要図である。
【図9】本発明の実施の形態の第3の例の回路構成を示す概要図である。
【図10】本発明の実施の形態の第4の例の回路構成を示す概要図である。
【図11】本発明の実施の形態の第5の例の回路構成を示す概要図である。
【符号の説明】
CPU…マイクロコンピュータ
P1〜P6、P1’〜P4’:制御出力(パルス)
GATE:ゲート回路
Q1〜Q4:スイッチングトランジスタ
M:モータ
C1、C2:コンデンサ
L:リアクタンス
RL、RL2:リレー
TH:サーミスタ
SW:CPU用スイッチ

Claims (3)

  1. シートベルトを駆動する装置であって、駆動用直流モータと、当該直流モータを一方向に駆動し、その回転速度を制御する制御装置を有し、前記直流モータの回転子巻線と並列になるように接続されたアバラッシュ破壊防止用ダイオードを有するものにおいて、当該アバラッシュ破壊防止用ダイオードに流れる電流を制御するスイッチング要素を、当該アバラッシュ破壊防止用ダイオードに直列で、前記直流モータの回転子巻線と並列になるように設けたことを特徴とするシートベルト駆動装置
  2. 請求項1に記載のシートベルト駆動装置における駆動用モータの制御回路に、前記直流モータに印加する電圧の方向を切り換える切り換え回路を付属し、前記直流モータを両方向に回転可能としたことを特徴とするシートベルト駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートベルト駆動装置であって、マイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、マイクロコンピュータの電源を入り切りする開閉装置を、制御回路のその他部分の電源とマイクロコンピュータの間に介在させたことを特徴とするシートベルト駆動装置。
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