JP3834191B2 - 自走式車輌 - Google Patents

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自走式車輌に関し、更に詳細には、ハンドルの操作に連動するロッドの動きによってモータを駆動・変速制御して自走する自走式車輌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば病院やホテル等では、主食や副食、デザート等を夫々盛り付けた食器を載せたトレイを多数収容した自走式の配膳車が利用されている。この配膳車は、車輌本体を支持する車輪を正逆方向に回転駆動するモータが、該本体に搭載されると共に、車輌本体の前面に回動可能に配設されたハンドルが、前記モータの変速機にロッドを介して連結してある。そして、ハンドルの操作に連動するロッドの動きによって、前記モータを駆動・変速制御して車輪を回転駆動することで自走するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記配膳車では、ハンドルの操作に連動するロッドの動き(移動量)によって、変速機を操作することでモータの回転数が変化し、例えば時速1km〜3km程度の範囲で走行するようになっている。しかし、前記ロッドの長さ寸法の誤差や、各部品の組立て誤差等によって、ハンドル操作により可変する速度にバラツキを生じ、配膳車を予め設定した速度で走行させることができなくなる難点が指摘される。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点を好適に解決するべく提案されたものであって、部品や組立て誤差等による速度のバラツキを調整するロッド調整機構を備え、しかも車輌の操作者が誤って該調整機構を調整してしまうのを抑制し得る自走式車輌を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、
車輌本体の前面に回動可能に配設されたハンドルが、該本体に搭載されたモータの変速機にロッドを介して連結され、前記ハンドルの操作に連動するロッドの動きによりモータを駆動・変速制御して車輌本体を支持する車輪を回転駆動することで自走する自走式車輌において、
前記車輌本体の外底面側に、前記ロッドの長さを調整するロッド調整機構および該ロッド調整機構を下方から覆うカバーを設け、
前記ロッド調整機構は、前記カバーの内底面より上方に臨むよう設定されることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る自走式車輌につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。この実施例では、自走式車輌として配膳車を例示して説明するが、これに限定されるものでなく、操作者のハンドル操作によりモータの運転・変速制御を行なう車輌であればよい。
【0007】
図1に示す如く、実施例に係る配膳車10は、走行方向と交差する左右側面が開放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の車輌本体11を備え、該本体11の内部には、複数の温蔵室および冷蔵室が画成され、車輌本体11の上部に配設した図示しない加熱装置で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室に収納されている食品を温蔵し、また車輌本体11の上部に配設した図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室に循環することで、該冷蔵室に収納されている食品を冷蔵するよう構成されている。なお、図1において符号12は、各室を開閉する扉を示す。
【0008】
前記車輌本体11の外底面には、図3に示すように、その走行方向の前部側(図の左側)に、左右一対の従動車輪13,13が回動可能に配設されると共に、その走行方向の後部側には、左右一対の駆動車輪(車輪)14,14を軸端に一体回転可能に配設した駆動軸15が回動可能に軸支されている。また車輌本体11の外底面には、駆動軸15の配設位置に近接して無段変速機(変速機)16付きの正逆回転可能なモータ17が配設されると共に、該無段変速機16の出力側は、前記駆動軸15に連結されている。無段変速機16には、駆動軸15と平行な方向へ摺動可能な変速用ロッド18が配設され、該ロッド18の移動量によってモータ17の回転が変速制御されるようになっている。ちなみに実施例では、変速用ロッド18が図3においてX方向に移動するのに従い低速となって停止制御され、逆にY方向に移動すると高速となるよう制御される。なお、モータ17の駆動源となる充電式のバッテリ(図示せず)は、前記加熱装置や冷凍装置が収納される機械室に配置される。
【0009】
前記車輌本体11の前面(走行方向前側の面)には、図2に示すように、ケーシング19が張り出して取着され、その中に各種機構部が収容されている。このケーシング19の左右の側面を貫通してハンドル軸20が回動可能に枢支されており、このハンドル軸20に車輌本体11を引きまたは押し操作するためのハンドル21が取付けられている。すなわち、ハンドル21は、ケーシング19を跨ぐコ字状に形成されて、その両端がハンドル軸20の両端に固定され、ハンドル軸20と一体的に前後方向に回動操作可能に構成される。そして、図5に示すように、ハンドル21が上向きの鉛直姿勢となった位置が中立位置に設定され、該ハンドル21を後方(車輌本体11に近接する側)に回動しつつ車輌本体11を後方に押し操作し、ハンドル21を前方(車輌本体11から離間する側)に回動しつつ車輌本体11を前方に引き操作し得るようになっている。
【0010】
前記ハンドル軸20には、図4に示す如く、一対の第1回動板22,22が軸方向に所定間隔離間し、かつ図5に示すようにハンドル21が中立位置において車輌本体11の前壁11a側を向く姿勢で一体的に突設されている。各第1回動板22の突出端側には、可動棒23の両端を挿通可能とした円弧形の内ガイド溝22aが夫々形成されている。また車輌本体11の前壁11aには、コ字形断面の下ブラケット24が両第1回動板22,22の突出端の外側を挟むようにして横向きで取付けられており、この下ブラケット24の両側板にも、可動棒23の両端を挿通可能とした円弧形をなし、前記内ガイド溝22aよりも短寸の外ガイド溝24aが夫々形成されている。なお、可動棒23は、4つのガイド溝22a,22a,24a,24aに共通的に挿通された状態で、下ブラケット24からの抜止めがなされている。
【0011】
前記下ブラケット24の上方の前壁11aに、同じくコ字形断面の上ブラケット25が横向きに取付けられ、その両側板の間に固定棒26が架設されている。固定棒26と可動棒23との間に引張コイルバネ27が張架されており、この引張コイルバネ27のバネ力によって可動棒23は常に引上げられる方向に付勢される。すなわち、可動棒23が内ガイド溝22aの上端を押圧しつつ引上げられることで、第1回動板22およびハンドル軸20には図5の時計方向の回動力が付与され、可動棒23が下ブラケット24における外ガイド溝24aの上端に当たる定位置において、同方向の回動が停止されるようになっている。そして、この状態で前記ハンドル21が上向きの鉛直姿勢となる中立位置に臨むよう設定される。
【0012】
図4に示す如く、前壁11aの左右方向の略中央部には、前記ハンドル軸20より上方位置にガススプリング28におけるシリンダ28aのボトム側が回動可能に枢支されると共に、該シリンダ28aから延出するピストンロッド28bの先端が、ハンドル軸20に配設された第2回動板29に回動可能に枢支されている。このガススプリング28は、公知のものであって、シリンダ内に封入した圧縮ガスによって、ピストンロッド28bを常には延出する方向に付勢するよう設定され、実施例では前記第1回動板22における内ガイド溝22aの上端を可動棒23に当接する方向(後方)に、該第1回動板22およびハンドル軸20を回動付勢するよう設定してある。なお、ガススプリング28の付勢力は、前記引張コイルバネ27のバネ力よりは小さく設定されており、ハンドル軸20およびハンドル21は常には前記中立位置に保持されるようになっている。そして、ハンドル21を前方に回動した場合は、可動棒23が定位置のまま第1回動板22の内ガイド溝22aに沿って相対的に摺動しつつ、前記ピストンロッド28bがシリンダ28a内に押込まれることで、該ハンドル21の回動操作が許容される。
【0013】
前記ガススプリング28の配設位置から離間した位置には、図6に示すように、前壁11aとハンドル軸20との間に、上下に所定長さで延在する操作ロッド30が、前壁11aに配設されたガイド31に上下摺動可能に支持されている。この操作ロッド30の下端が、車輌本体11の前壁11aの下部位置まで垂下され、図3および図9に示すように、車輌本体11の外底面の前端位置に軸支された第1クランク32の一端と連結されている。また第1クランク32の他端に連結された第1連結ロッド(ハンドル21の操作に連動するロッド)33が後方に延出されて、前記無段変速機16の近傍に軸支された第2クランク34の一端と連結され、その他端に連結された短寸の第2連結ロッド35が、無段変速機16の変速用ロッド18と連結されている。
【0014】
前記操作ロッド30の上端側には、図6に示すように、縦長でかつハンドル軸20を越えてさらにその手前側に突出した被動板36が一体的に設けられている。この被動板36には、ハンドル軸20を逃がすための切欠き37が形成され、この切欠き37におけるハンドル軸20を挟んだ手前側に臨む上端が後退用の第1押上縁37aとされ、奥側に臨む上端が前進用の第2押上縁37bとされる。またハンドル軸20には、被動板36における押上縁37a,37bの付近を両側から挟む一対の駆動板38が固定されている。両駆動板38の間には、ハンドル軸20を挟んだ手前側に第1駆動ピン39aが、奥側に第2駆動ピン39bが夫々架設されている。そして、ハンドル21(ハンドル軸20)が中立位置に臨む状態では、第1駆動ピン39aが第1押上縁37aを下側から受けると共に、第2駆動ピン39bが第2押上縁37bを下側から受けるよう設定される。
【0015】
なお、前記ハンドル軸20には、第1カム40および第2カム41が一体回転可能に配設されると共に、各カム40,41の正逆回転によってON−OFFされる第1スイッチ42および第2スイッチ43が、前記前壁11aの対応位置に配設されている。第1スイッチ42は、前記モータ17の起動および駆動停止を制御するもので、図7に示す如く、前記ハンドル21が中立位置では第1カム40によってOFF状態とされてモータ17を駆動停止し、該ハンドル21が中立位置から前後何れかの方向に回動されたときには、第1カム40によってON状態とされてモータ17を起動するよう設定される。また第2スイッチ43は、前記モータ17の回転方向を制御するもので、図8に示す如く、ハンドル21が中立位置および前方に回動される状態では第2カム41によってOFF状態とされて、このときにはモータ17を正転(前進)方向に回転させ、該ハンドル21が中立位置から後方に回動されたときには、第2カム41によってON状態とされてモータ17を逆転(後退)方向に回転させるよう設定される。
【0016】
前記車輌本体11の外底面には、図3および図9に示す如く、前記第1連結ロッド33を下方から覆うカバー44が着脱可能に配設されている。このカバー44で覆われる第1連結ロッド33は、前記第1クランク32に一端が連結された前側ロッド33aと前記第2クランク34に一端が連結された後側ロッド33bとから構成され、両ロッド33a,33bの他端同士が、ロッド調整機構としてのターンバックル45で長さ調整可能に連結されている。このターンバックル45は、角軸(実施例では6角)45aの両端に逆方向の雄ネジが螺刻された雄ネジ部45bが夫々突設され、各ネジ部45bを対応する前側または後側ロッド33a,33bの雌ネジ孔に螺挿してある。すなわち、ターンバックル45を一方向に回転することで、両ロッド33a,33bが離間して第1連結ロッド33の全長が長くなり、また他方向に回転することで、両ロッド33a,33bが近接して第1連結ロッド33の全長が短かくなるよう構成される。なお、ターンバックル45は、図10に示す如く、カバー44の内底面より上方に臨むよう設定され、第1連結ロッド33がハンドル操作により移動する際にカバー44と接触しないようになっている。
【0017】
前記前側ロッド33aに固定具46が配設固定されると共に、該固定具46に対してネジ47を介して保持具48が着脱可能に取付けられるようになっている。この保持具48は、図11に示す如く、前記ターンバックル45の角軸45aを上下で挟持して回転を阻止する回止め片48a,48aを備え、第1連結ロッド33の長さを調整した後は、固定具46に保持具48を取付けることで、ターンバックル45の回止めがなされるよう構成してある。また前記カバー44には、ターンバックル45の配設位置に対応して、図3および図10に示す如く、側方および下方に開口する切欠部44aが形成されており、カバー44を車輌本体11から取外すことなく、該切欠部44aを介してターンバックル45の調整を行ない得るようになっている。
【0018】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る配膳車の作用につき以下説明する。前記配膳車10を移動する場合は、前記ハンドル21に手を添えて押すまたは引くことで行われる。先に後退させる場合を説明すると、中立位置にあるハンドル21を車輌本体11の前壁11aに向けて押すと、引張コイルバネ27を伸長させ、またガススプリング28のピストンロッド28bを引張ると共に、可動棒23を外ガイド溝24aに沿って下方に摺動させつつハンドル軸20が反時計方向(図5)に回動する。これによりモータ17が逆転方向に起動される。また、前記駆動板38が反時計方向に回動し、第1駆動ピン39aが第1押上縁37aを押上げることで、被動板36および操作ロッド30が押上げられる。これにより、第1クランク32を介して第1連結ロッド33が前方に引かれ、更に第2クランク34、第2連結ロッド35を介して無段変速機16の変速用ロッド18がY方向に引張られることで、相応の速度で駆動車輪14が逆転駆動され、配膳車10が押し操作する操作者と共に後方に自走する。
【0019】
前記配膳車10を停止させるべくハンドル21を押す力を完全に除去すれば、引張コイルバネ27のバネ力によりハンドル21およびハンドル軸20が中立位置に戻り、これに伴って各ロッド30,33,35,18も元位置に戻されて駆動車輪14が停止し、助勢力も無くなった状態とされる。
【0020】
次に、前記配膳車10を前進させる場合を説明する。前記中立位置にあるハンドル21を手前に引き操作すると、可動棒23を定位置に残したままで内ガイド溝22aに沿って相対的に摺動し、ガススプリング28のピストンロッド28bを押込みつつ、ハンドル軸20が時計方向(図5)に回動する。これによりモータ17が正転方向に起動される。これに伴って、前記駆動板38が時計方向に回動し、第2駆動ピン39bが第2押上縁37bを押上げることで、被動板36および操作ロッド30が押上げられる。これにより、第1クランク32を介して第1連結ロッド33が前方に引かれ、更に第2クランク34、第2連結ロッド35を介して無段変速機16の変速用ロッド18がY方向に引張られることで、相応の速度で駆動車輪14が正転駆動され、配膳車10が引き操作する操作者に従って前方に自走する。
【0021】
前記配膳車10を停止させるべくハンドル21を引く力を完全に除去すると、前記ガススプリング28の付勢力でハンドル21およびハンドル軸20がゆっくりと中立位置に戻り、これに伴って各ロッド30,33,35,18も元位置にゆっくりと戻され、速度が少しずつ落とされてついには駆動車輪14が停止し、助勢力も無くなった状態とされる。
【0022】
前記ハンドル21と無段変速機16の変速用ロッド18を連結する第1連結ロッド33は、前記ターンバックル45により長さ調整が可能に構成されているから、各部品の寸法誤差や各部品の組立て誤差等により、ハンドル21の中立位置に対する変速用ロッド18の組立て時の相対位置がズレていても、ターンバックル45の調整により第1連結ロッド33の長さを調整することにより一定位置に補正することができる。しかも、ターンバックル45は、前記カバー44を取外すことなく、切欠部44aを介して調整可能であるから、調整作業は簡単である。また、ターンバックル45は車輌本体11の外底面側に位置しているから、配膳車10を扱う操作者が誤って調整してしまうのは抑制される。
【0023】
【別実施例】
図12は、ハンドル21と第1クランク32との連結構造の別実施例を示す説明図であって、前記ハンドル軸20に垂設した腕部49の下端に、前記操作ロッド30の上端を回動可能に連結すると共に、該操作ロッド30の下端を第1クランク32に回動可能に連結したものである。そして、ハンドル21を前後方向に回動すれば、ハンドル軸20を中心として回動する腕部49を介して操作ロッド30が引上げられる。この構成では、前述した実施例に示す被動板36や駆動ピン39a,39b等を省略することができ、部品点数や組立て工数等を低減し得る。また操作ロッド30を案内するガイド31も必要ないので、摺動抵抗が無くなり、円滑な作動が可能となる。
【0024】
図13は、ハンドル21を中立位置に保持するための機構の別実施例を示す説明図であって、該ハンドル21に、前記ハンドル軸20より下方に延出する係合片50を設け、該係合片50と前壁11aに配設した保持ブラケット51との間に引張コイルバネ52を張架することで、該ハンドル21を中立位置に保持するよう構成される。すなわち、ハンドル21を中立位置から前後方向に回動すると、何れの場合も係合片50により引張コイルバネ52は引張られ、従ってハンドル21を離せば、該コイルバネ52のバネ力によってハンドル21は中立位置に戻される。この構成では、実施例のようにハンドル21を前方に回動した場合と後方に回動した場合とで別々の戻し手段(引張コイルバネ27とガススプリング28)を設ける必要はなく、1本の引張コイルバネ52で両方向に対応し得るから、構成が簡略化される。
【0025】
実施例では、ロッド調整機構としてターンバックルを例示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば第1連結ロッドにおける前後のロッドの一方または両方に設けた長孔に挿通したボルトを用いて両者を調整可能に位置決め固定する手段であってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る自走式車輌によれば、ハンドルと変速機とを連結するロッドの長さ調整を行ない得るよう構成したから、部品の寸法誤差や部品の組立て誤差等があっても常に一定の条件に調整することができる。またロッド調整機構は、車輌本体の外底面側に位置しているから、自走式車輌を実際に操作する操作者が誤って調整機構を調整することは抑制され、車輌の走行動作に不都合が生ずるのは防止される。更に、ロッド調整機構を覆うカバーの内底面より該機構は上方に位置しているから、ロッドが移動する際にロッド調整機構がカバーに接触することはない。なお、ロッド調整機構を覆うカバーに切欠部を形成したので、該カバーを取外すことなく切欠部を介して該機構の調整作業を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る配膳車を示す側面図である。
【図2】 実施例に係る配膳車を示す正面図である。
【図3】 実施例に係る配膳車を示す底面図である。
【図4】 実施例に係る配膳車におけるハンドルの配設部位を示す要部正面図である。
【図5】 実施例に係る配膳車におけるハンドルを中立位置に保持するための機構を示す要部縦断側面図である。
【図6】 実施例に係る配膳車におけるハンドルにより操作ロッドを引上げる機構を示す要部縦断側面図である。
【図7】 実施例に係る配膳車のハンドルの回動操作によりモータを起動させるための第1スイッチと第1カムとの関係を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る配膳車のハンドルの回動操作によりモータの正逆回転を切換えるための第2スイッチと第2カムとの関係を示す説明図である。
【図9】 実施例に係る配膳車のハンドルにより操作される複数のロッドの連結状態を示す要部側面図である。
【図10】 実施例に係る第1連結ロッドを調整するターンバックルの配設部位を示す要部側面図である。
【図11】 実施例に係る第1連結ロッドとターンバックルとの取付状態を示す概略構成図である。
【図12】 実施例に係るハンドルで操作ロッドを操作するための機構の別実施例を示す説明図である。
【図13】 実施例に係るハンドルを中立位置に保持するための機構の別実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 車輌本体,14 駆動車輪(車輪),16 無段変速機(変速機)
17 モータ,21 ハンドル,33 第1連結ロッド(ロッド)
44 カバー,44a 切欠部,45 ターンバックル(ロッド調整機構)

Claims (2)

  1. 車輌本体(11)の前面に回動可能に配設されたハンドル(21)が、該本体(11)に搭載されたモータ(17)の変速機(16)にロッド(33)を介して連結され、前記ハンドル(21)の操作に連動するロッド(33)の動きによりモータ(17)を駆動・変速制御して車輌本体(11)を支持する車輪(14)を回転駆動することで自走する自走式車輌において、
    前記車輌本体 (11) の外底面側に、前記ロッド (33) の長さを調整するロッド調整機構 (45) および該ロッド調整機構 (45) を下方から覆うカバー (44) を設け、
    前記ロッド調整機構 (45) は、前記カバー (44) の内底面より上方に臨むよう設定される
    ことを特徴とする自走式車輌。
  2. 前記カバー(44)には、前記ロッド調整機構(45)と対応する位置に切欠部(44a)が形成されている請求項記載の自走式車輌。
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