JP2002037080A - 自走式車輌 - Google Patents

自走式車輌

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JP2002037080A
JP2002037080A JP2000227732A JP2000227732A JP2002037080A JP 2002037080 A JP2002037080 A JP 2002037080A JP 2000227732 A JP2000227732 A JP 2000227732A JP 2000227732 A JP2000227732 A JP 2000227732A JP 2002037080 A JP2002037080 A JP 2002037080A
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crank
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功成 大城
Yoshitaka Adachi
吉隆 足立
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品や組立て誤差等による速度のバラツキを
調整するロッド調整機構を備え、操作者が誤って該調整
機構を調整してしまうのを抑制する。 【解決手段】 ハンドルにより操作される操作ロッドの
下端が、第1クランク32の一端と連結される。第1ク
ランク32の他端に連結した第1連結ロッド33が、第
2クランク34の一端と連結される。第2クランク34
の他端に連結した第2連結ロッド35が、無段変速機1
6の変速用ロッド18と連結される。車輌本体11の外
底面に、第1連結ロッド33を覆うカバー44が配設さ
れる。第1連結ロッド33の前側ロッド33aと後側ロ
ッド33bは、ターンバックル45で長さ調整可能に連
結される。カバー44には、ターンバックル45の配設
位置に対応して、側方および下方に開口する切欠部44
aが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自走式車輌に関
し、更に詳細には、ハンドルの操作に連動するロッドの
動きによってモータを駆動・変速制御して自走する自走
式車輌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院やホテル等では、主食や副
食、デザート等を夫々盛り付けた食器を載せたトレイを
多数収容した自走式の配膳車が利用されている。この配
膳車は、車輌本体を支持する車輪を正逆方向に回転駆動
するモータが、該本体に搭載されると共に、車輌本体の
前面に回動可能に配設されたハンドルが、前記モータの
変速機にロッドを介して連結してある。そして、ハンド
ルの操作に連動するロッドの動きによって、前記モータ
を駆動・変速制御して車輪を回転駆動することで自走す
るよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記配膳車では、ハン
ドルの操作に連動するロッドの動き(移動量)によって、
変速機を操作することでモータの回転数が変化し、例え
ば時速1km〜3km程度の範囲で走行するようになっ
ている。しかし、前記ロッドの長さ寸法の誤差や、各部
品の組立て誤差等によって、ハンドル操作により可変す
る速度にバラツキを生じ、配膳車を予め設定した速度で
走行させることができなくなる難点が指摘される。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点を好適に解決するべく提案されたもので
あって、部品や組立て誤差等による速度のバラツキを調
整するロッド調整機構を備え、しかも車輌の操作者が誤
って該調整機構を調整してしまうのを抑制し得る自走式
車輌を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、車輌本体の前面に回動
可能に配設されたハンドルが、該本体に搭載されたモー
タの変速機にロッドを介して連結され、前記ハンドルの
操作に連動するロッドの動きによりモータを駆動・変速
制御して車輌本体を支持する車輪を回転駆動することで
自走する自走式車輌において、前記ロッドの長さを調整
するロッド調整機構を、前記車輌本体の外底面側に備え
たことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自走式車輌に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。この実施例では、自走式車輌として配膳
車を例示して説明するが、これに限定されるものでな
く、操作者のハンドル操作によりモータの運転・変速制
御を行なう車輌であればよい。
【0007】図1に示す如く、実施例に係る配膳車10
は、走行方向と交差する左右側面が開放された全体とし
て矩形箱状をなす断熱構造の車輌本体11を備え、該本
体11の内部には、複数の温蔵室および冷蔵室が画成さ
れ、車輌本体11の上部に配設した図示しない加熱装置
で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室に
収納されている食品を温蔵し、また車輌本体11の上部
に配設した図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室
に循環することで、該冷蔵室に収納されている食品を冷
蔵するよう構成されている。なお、図1において符号1
2は、各室を開閉する扉を示す。
【0008】前記車輌本体11の外底面には、図3に示
すように、その走行方向の前部側(図の左側)に、左右一
対の従動車輪13,13が回動可能に配設されると共
に、その走行方向の後部側には、左右一対の駆動車輪
(車輪)14,14を軸端に一体回転可能に配設した駆動
軸15が回動可能に軸支されている。また車輌本体11
の外底面には、駆動軸15の配設位置に近接して無段変
速機(変速機)16付きの正逆回転可能なモータ17が配
設されると共に、該無段変速機16の出力側は、前記駆
動軸15に連結されている。無段変速機16には、駆動
軸15と平行な方向へ摺動可能な変速用ロッド18が配
設され、該ロッド18の移動量によってモータ17の回
転が変速制御されるようになっている。ちなみに実施例
では、変速用ロッド18が図3においてX方向に移動す
るのに従い低速となって停止制御され、逆にY方向に移
動すると高速となるよう制御される。なお、モータ17
の駆動源となる充電式のバッテリ(図示せず)は、前記加
熱装置や冷凍装置が収納される機械室に配置される。
【0009】前記車輌本体11の前面(走行方向前側の
面)には、図2に示すように、ケーシング19が張り出
して取着され、その中に各種機構部が収容されている。
このケーシング19の左右の側面を貫通してハンドル軸
20が回動可能に枢支されており、このハンドル軸20
に車輌本体11を引きまたは押し操作するためのハンド
ル21が取付けられている。すなわち、ハンドル21
は、ケーシング19を跨ぐコ字状に形成されて、その両
端がハンドル軸20の両端に固定され、ハンドル軸20
と一体的に前後方向に回動操作可能に構成される。そし
て、図5に示すように、ハンドル21が上向きの鉛直姿
勢となった位置が中立位置に設定され、該ハンドル21
を後方(車輌本体11に近接する側)に回動しつつ車輌本
体11を後方に押し操作し、ハンドル21を前方(車輌
本体11から離間する側)に回動しつつ車輌本体11を
前方に引き操作し得るようになっている。
【0010】前記ハンドル軸20には、図4に示す如
く、一対の第1回動板22,22が軸方向に所定間隔離
間し、かつ図5に示すようにハンドル21が中立位置に
おいて車輌本体11の前壁11a側を向く姿勢で一体的
に突設されている。各第1回動板22の突出端側には、
可動棒23の両端を挿通可能とした円弧形の内ガイド溝
22aが夫々形成されている。また車輌本体11の前壁
11aには、コ字形断面の下ブラケット24が両第1回
動板22,22の突出端の外側を挟むようにして横向き
で取付けられており、この下ブラケット24の両側板に
も、可動棒23の両端を挿通可能とした円弧形をなし、
前記内ガイド溝22aよりも短寸の外ガイド溝24aが
夫々形成されている。なお、可動棒23は、4つのガイ
ド溝22a,22a,24a,24aに共通的に挿通され
た状態で、下ブラケット24からの抜止めがなされてい
る。
【0011】前記下ブラケット24の上方の前壁11a
に、同じくコ字形断面の上ブラケット25が横向きに取
付けられ、その両側板の間に固定棒26が架設されてい
る。固定棒26と可動棒23との間に引張コイルバネ2
7が張架されており、この引張コイルバネ27のバネ力
によって可動棒23は常に引上げられる方向に付勢され
る。すなわち、可動棒23が内ガイド溝22aの上端を
押圧しつつ引上げられることで、第1回動板22および
ハンドル軸20には図5の時計方向の回動力が付与さ
れ、可動棒23が下ブラケット24における外ガイド溝
24aの上端に当たる定位置において、同方向の回動が
停止されるようになっている。そして、この状態で前記
ハンドル21が上向きの鉛直姿勢となる中立位置に臨む
よう設定される。
【0012】図4に示す如く、前壁11aの左右方向の
略中央部には、前記ハンドル軸20より上方位置にガス
スプリング28におけるシリンダ28aのボトム側が回
動可能に枢支されると共に、該シリンダ28aから延出
するピストンロッド28bの先端が、ハンドル軸20に
配設された第2回動板29に回動可能に枢支されてい
る。このガススプリング28は、公知のものであって、
シリンダ内に封入した圧縮ガスによって、ピストンロッ
ド28bを常には延出する方向に付勢するよう設定さ
れ、実施例では前記第1回動板22における内ガイド溝
22aの上端を可動棒23に当接する方向(後方)に、該
第1回動板22およびハンドル軸20を回動付勢するよ
う設定してある。なお、ガススプリング28の付勢力
は、前記引張コイルバネ27のバネ力よりは小さく設定
されており、ハンドル軸20およびハンドル21は常に
は前記中立位置に保持されるようになっている。そし
て、ハンドル21を前方に回動した場合は、可動棒23
が定位置のまま第1回動板22の内ガイド溝22aに沿
って相対的に摺動しつつ、前記ピストンロッド28bが
シリンダ28a内に押込まれることで、該ハンドル21
の回動操作が許容される。
【0013】前記ガススプリング28の配設位置から離
間した位置には、図6に示すように、前壁11aとハン
ドル軸20との間に、上下に所定長さで延在する操作ロ
ッド30が、前壁11aに配設されたガイド31に上下
摺動可能に支持されている。この操作ロッド30の下端
が、車輌本体11の前壁11aの下部位置まで垂下さ
れ、図3および図9に示すように、車輌本体11の外底
面の前端位置に軸支された第1クランク32の一端と連
結されている。また第1クランク32の他端に連結され
た第1連結ロッド(ハンドル21の操作に連動するロッ
ド)33が後方に延出されて、前記無段変速機16の近
傍に軸支された第2クランク34の一端と連結され、そ
の他端に連結された短寸の第2連結ロッド35が、無段
変速機16の変速用ロッド18と連結されている。
【0014】前記操作ロッド30の上端側には、図6に
示すように、縦長でかつハンドル軸20を越えてさらに
その手前側に突出した被動板36が一体的に設けられて
いる。この被動板36には、ハンドル軸20を逃がすた
めの切欠き37が形成され、この切欠き37におけるハ
ンドル軸20を挟んだ手前側に臨む上端が後退用の第1
押上縁37aとされ、奥側に臨む上端が前進用の第2押
上縁37bとされる。またハンドル軸20には、被動板
36における押上縁37a,37bの付近を両側から挟
む一対の駆動板38が固定されている。両駆動板38の
間には、ハンドル軸20を挟んだ手前側に第1駆動ピン
39aが、奥側に第2駆動ピン39bが夫々架設されて
いる。そして、ハンドル21(ハンドル軸20)が中立位
置に臨む状態では、第1駆動ピン39aが第1押上縁3
7aを下側から受けると共に、第2駆動ピン39bが第
2押上縁37bを下側から受けるよう設定される。
【0015】なお、前記ハンドル軸20には、第1カム
40および第2カム41が一体回転可能に配設されると
共に、各カム40,41の正逆回転によってON−OF
Fされる第1スイッチ42および第2スイッチ43が、
前記前壁11aの対応位置に配設されている。第1スイ
ッチ42は、前記モータ17の起動および駆動停止を制
御するもので、図7に示す如く、前記ハンドル21が中
立位置では第1カム40によってOFF状態とされてモ
ータ17を駆動停止し、該ハンドル21が中立位置から
前後何れかの方向に回動されたときには、第1カム40
によってON状態とされてモータ17を起動するよう設
定される。また第2スイッチ43は、前記モータ17の
回転方向を制御するもので、図8に示す如く、ハンドル
21が中立位置および前方に回動される状態では第2カ
ム41によってOFF状態とされて、このときにはモー
タ17を正転(前進)方向に回転させ、該ハンドル21が
中立位置から後方に回動されたときには、第2カム41
によってON状態とされてモータ17を逆転(後退)方向
に回転させるよう設定される。
【0016】前記車輌本体11の外底面には、図3およ
び図9に示す如く、前記第1連結ロッド33を下方から
覆うカバー44が着脱可能に配設されている。このカバ
ー44で覆われる第1連結ロッド33は、前記第1クラ
ンク32に一端が連結された前側ロッド33aと前記第
2クランク34に一端が連結された後側ロッド33bと
から構成され、両ロッド33a,33bの他端同士が、
ロッド調整機構としてのターンバックル45で長さ調整
可能に連結されている。このターンバックル45は、角
軸(実施例では6角)45aの両端に逆方向の雄ネジが螺
刻された雄ネジ部45bが夫々突設され、各ネジ部45
bを対応する前側または後側ロッド33a,33bの雌
ネジ孔に螺挿してある。すなわち、ターンバックル45
を一方向に回転することで、両ロッド33a,33bが
離間して第1連結ロッド33の全長が長くなり、また他
方向に回転することで、両ロッド33a,33bが近接
して第1連結ロッド33の全長が短かくなるよう構成さ
れる。なお、ターンバックル45は、図10に示す如
く、カバー44の内底面より上方に臨むよう設定され、
第1連結ロッド33がハンドル操作により移動する際に
カバー44と接触しないようになっている。
【0017】前記前側ロッド33aに固定具46が配設
固定されると共に、該固定具46に対してネジ47を介
して保持具48が着脱可能に取付けられるようになって
いる。この保持具48は、図11に示す如く、前記ター
ンバックル45の角軸45aを上下で挟持して回転を阻
止する回止め片48a,48aを備え、第1連結ロッド
33の長さを調整した後は、固定具46に保持具48を
取付けることで、ターンバックル45の回止めがなされ
るよう構成してある。また前記カバー44には、ターン
バックル45の配設位置に対応して、図3および図10
に示す如く、側方および下方に開口する切欠部44aが
形成されており、カバー44を車輌本体11から取外す
ことなく、該切欠部44aを介してターンバックル45
の調整を行ない得るようになっている。
【0018】
【実施例の作用】次に、実施例に係る配膳車の作用につ
き以下説明する。前記配膳車10を移動する場合は、前
記ハンドル21に手を添えて押すまたは引くことで行わ
れる。先に後退させる場合を説明すると、中立位置にあ
るハンドル21を車輌本体11の前壁11aに向けて押
すと、引張コイルバネ27を伸長させ、またガススプリ
ング28のピストンロッド28bを引張ると共に、可動
棒23を外ガイド溝24aに沿って下方に摺動させつつ
ハンドル軸20が反時計方向(図5)に回動する。これに
よりモータ17が逆転方向に起動される。また、前記駆
動板38が反時計方向に回動し、第1駆動ピン39aが
第1押上縁37aを押上げることで、被動板36および
操作ロッド30が押上げられる。これにより、第1クラ
ンク32を介して第1連結ロッド33が前方に引かれ、
更に第2クランク34、第2連結ロッド35を介して無
段変速機16の変速用ロッド18がY方向に引張られる
ことで、相応の速度で駆動車輪14が逆転駆動され、配
膳車10が押し操作する操作者と共に後方に自走する。
【0019】前記配膳車10を停止させるべくハンドル
21を押す力を完全に除去すれば、引張コイルバネ27
のバネ力によりハンドル21およびハンドル軸20が中
立位置に戻り、これに伴って各ロッド30,33,35,
18も元位置に戻されて駆動車輪14が停止し、助勢力
も無くなった状態とされる。
【0020】次に、前記配膳車10を前進させる場合を
説明する。前記中立位置にあるハンドル21を手前に引
き操作すると、可動棒23を定位置に残したままで内ガ
イド溝22aに沿って相対的に摺動し、ガススプリング
28のピストンロッド28bを押込みつつ、ハンドル軸
20が時計方向(図5)に回動する。これによりモータ1
7が正転方向に起動される。これに伴って、前記駆動板
38が時計方向に回動し、第2駆動ピン39bが第2押
上縁37bを押上げることで、被動板36および操作ロ
ッド30が押上げられる。これにより、第1クランク3
2を介して第1連結ロッド33が前方に引かれ、更に第
2クランク34、第2連結ロッド35を介して無段変速
機16の変速用ロッド18がY方向に引張られること
で、相応の速度で駆動車輪14が正転駆動され、配膳車
10が引き操作する操作者に従って前方に自走する。
【0021】前記配膳車10を停止させるべくハンドル
21を引く力を完全に除去すると、前記ガススプリング
28の付勢力でハンドル21およびハンドル軸20がゆ
っくりと中立位置に戻り、これに伴って各ロッド30,
33,35,18も元位置にゆっくりと戻され、速度が少
しずつ落とされてついには駆動車輪14が停止し、助勢
力も無くなった状態とされる。
【0022】前記ハンドル21と無段変速機16の変速
用ロッド18を連結する第1連結ロッド33は、前記タ
ーンバックル45により長さ調整が可能に構成されてい
るから、各部品の寸法誤差や各部品の組立て誤差等によ
り、ハンドル21の中立位置に対する変速用ロッド18
の組立て時の相対位置がズレていても、ターンバックル
45の調整により第1連結ロッド33の長さを調整する
ことにより一定位置に補正することができる。しかも、
ターンバックル45は、前記カバー44を取外すことな
く、切欠部44aを介して調整可能であるから、調整作
業は簡単である。また、ターンバックル45は車輌本体
11の外底面側に位置しているから、配膳車10を扱う
操作者が誤って調整してしまうのは抑制される。
【0023】
【別実施例】図12は、ハンドル21と第1クランク3
2との連結構造の別実施例を示す説明図であって、前記
ハンドル軸20に垂設した腕部49の下端に、前記操作
ロッド30の上端を回動可能に連結すると共に、該操作
ロッド30の下端を第1クランク32に回動可能に連結
したものである。そして、ハンドル21を前後方向に回
動すれば、ハンドル軸20を中心として回動する腕部4
9を介して操作ロッド30が引上げられる。この構成で
は、前述した実施例に示す被動板36や駆動ピン39
a,39b等を省略することができ、部品点数や組立て
工数等を低減し得る。また操作ロッド30を案内するガ
イド31も必要ないので、摺動抵抗が無くなり、円滑な
作動が可能となる。
【0024】図13は、ハンドル21を中立位置に保持
するための機構の別実施例を示す説明図であって、該ハ
ンドル21に、前記ハンドル軸20より下方に延出する
係合片50を設け、該係合片50と前壁11aに配設し
た保持ブラケット51との間に引張コイルバネ52を張
架することで、該ハンドル21を中立位置に保持するよ
う構成される。すなわち、ハンドル21を中立位置から
前後方向に回動すると、何れの場合も係合片50により
引張コイルバネ52は引張られ、従ってハンドル21を
離せば、該コイルバネ52のバネ力によってハンドル2
1は中立位置に戻される。この構成では、実施例のよう
にハンドル21を前方に回動した場合と後方に回動した
場合とで別々の戻し手段(引張コイルバネ27とガスス
プリング28)を設ける必要はなく、1本の引張コイル
バネ52で両方向に対応し得るから、構成が簡略化され
る。
【0025】実施例では、ロッド調整機構としてターン
バックルを例示したが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、例えば第1連結ロッドにおける前後のロッドの
一方または両方に設けた長孔に挿通したボルトを用いて
両者を調整可能に位置決め固定する手段であってもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る自走
式車輌によれば、ハンドルと変速機とを連結するロッド
の長さ調整を行ない得るよう構成したから、部品の寸法
誤差や部品の組立て誤差等があっても常に一定の条件に
調整することができる。またロッド調整機構は、車輌本
体の外底面側に位置しているから、自走式車輌を実際に
操作する操作者が誤って調整機構を調整することは抑制
され、車輌の走行動作に不都合が生ずるのは防止され
る。更に、ロッド調整機構を覆うカバーの内底面より該
機構は上方に位置しているから、ロッドが移動する際に
ロッド調整機構がカバーに接触することはない。なお、
ロッド調整機構を覆うカバーに切欠部を形成したので、
該カバーを取外すことなく切欠部を介して該機構の調整
作業を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る配膳車を示す側
面図である。
【図2】 実施例に係る配膳車を示す正面図である。
【図3】 実施例に係る配膳車を示す底面図である。
【図4】 実施例に係る配膳車におけるハンドルの配設
部位を示す要部正面図である。
【図5】 実施例に係る配膳車におけるハンドルを中立
位置に保持するための機構を示す要部縦断側面図であ
る。
【図6】 実施例に係る配膳車におけるハンドルにより
操作ロッドを引上げる機構を示す要部縦断側面図であ
る。
【図7】 実施例に係る配膳車のハンドルの回動操作に
よりモータを起動させるための第1スイッチと第1カム
との関係を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る配膳車のハンドルの回動操作に
よりモータの正逆回転を切換えるための第2スイッチと
第2カムとの関係を示す説明図である。
【図9】 実施例に係る配膳車のハンドルにより操作さ
れる複数のロッドの連結状態を示す要部側面図である。
【図10】 実施例に係る第1連結ロッドを調整するタ
ーンバックルの配設部位を示す要部側面図である。
【図11】 実施例に係る第1連結ロッドとターンバッ
クルとの取付状態を示す概略構成図である。
【図12】 実施例に係るハンドルで操作ロッドを操作
するための機構の別実施例を示す説明図である。
【図13】 実施例に係るハンドルを中立位置に保持す
るための機構の別実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 車輌本体,14 駆動車輪(車輪),16 無段変速
機(変速機) 17 モータ,21 ハンドル,33 第1連結ロッド(ロ
ッド) 44 カバー,44a 切欠部,45 ターンバックル(ロ
ッド調整機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05G 1/04 G05G 5/05 5/05 7/02 7/02 B62B 3/00 G Fターム(参考) 3D050 AA11 BB05 BB11 DD01 DD03 EE08 EE15 GG06 KK14 3J067 AA01 AA30 AB01 BA04 DA04 DA24 DA34 FA03 FA15 FA18 FB81 FB90 GA30 3J070 AA03 AA23 BA09 BA74 BA81 CC03 CC12 CD11 CD12 CD15 DA70 EA01 5H115 PG10 PI16 PI29 PU01 RB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌本体(11)の前面に回動可能に配設さ
    れたハンドル(21)が、該本体(11)に搭載されたモータ(1
    7)の変速機(16)にロッド(33)を介して連結され、前記ハ
    ンドル(21)の操作に連動するロッド(33)の動きによりモ
    ータ(17)を駆動・変速制御して車輌本体(11)を支持する
    車輪(14)を回転駆動することで自走する自走式車輌にお
    いて、 前記ロッド(33)の長さを調整するロッド調整機構(45)
    を、前記車輌本体(11)の外底面側に備えたことを特徴と
    する自走式車輌。
  2. 【請求項2】 前記車輌本体(11)の外底面に、前記ロッ
    ド(33)を覆うカバー(44)が配設され、前記ロッド調整機
    構(45)はカバー(44)の内底面より上方に臨むよう設定さ
    れる請求項1記載の自走式車輌。
  3. 【請求項3】 前記カバー(44)には、前記ロッド調整機
    構(45)と対応する位置に切欠部(44a)が形成されている
    請求項2記載の自走式車輌。
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