JP3833839B2 - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電力系統に使用される密閉容器に収容されたパッファ形ガス遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電力系統に使用される密閉容器に収容されたパッファ形ガス遮断器としては、例えば特開平8−195149号公報に開示された図8に示すものがある。図において、1は密閉容器、2は密閉容器1に絶縁支持されたピストン、3は遮断時に発生したアークに吹き付ける絶縁ガスを圧縮するパッファ室Gを形成するパッファシリンダであり、端面に排気口3aが設けられている。4は遮断時のアークの広がりを抑える絶縁ノズル、5は負荷電流を開閉する可動側主接触子、6は電流遮断時のアークを遮断する可動側アーク接触子、7は可動側の支持がい管、8は回路に接続する接続導体、9は遮断器の開閉操作を行う操作ロッド、11は負荷電流を開閉する可動側主接触子5と接離する固定側主接触子、12は固定側アーク接触子、13は一端側にガス進入口13a、側部にガス吸込口13b、および支持側の側部にガス放出口13cが設けられ、アークにより温度上昇した絶縁ガスを冷却する冷却筒、14は固定側の支持がい管、15は回路に接続する接続導体である。図8は遮断部の開極状態を示している。
【0003】
次に、図8の従来のパッファ形ガス遮断器の開閉動作について説明する。遮断器の閉極状態ではパッファシリンダ3、絶縁ノズル4、可動側主接触子5が一体の状態で、可動側主接触子5と固定側主接触子11、可動側アーク接触子6と固定側アーク接触子12が接触状態にあり、パッファシリンダ3の内径部とピストン2の間のパッファ室Gの体積が最大の状態で絶縁ガスが充満している。
【0004】
この状態から開動作指令があると、パッファシリンダ3、絶縁ノズル4、可動側主接触子5および可動側アーク接触子6が一体で開極方向に移動し、まず、可動側主接触子5と固定側主接触子11が開離し、負荷電流は可動側アーク接触子6と固定側アーク接触子12の間に転流し、さらに開離すると可動側アーク接触子6と固定側アーク接触子12の間にアークが発生する。
【0005】
遮断器開極時には、パッファシリンダ3が開極方向に移動することにより、パッファ室G内の絶縁ガスが圧縮されてパッファシリンダ3の排気口3aから絶縁ノズル4の中央部を通って可動側アーク接触子6と固定側アーク接触子12の間のアークに吹き付けて消弧する。吹き付けられた絶縁ガスはアーク熱により温度上昇し、絶縁ノズル4の端部から冷却筒13のガス進入口13aに向かって吹き付けられて冷却筒13の内部に進入し、冷却筒13の内部では進入する絶縁ガスの流速によってガス吸入口13bから外周部のガスが引き込まれて冷却筒13の部材に吸熱されるとともに冷却筒13内の常温ガスおよびガス吸入口13bより吸入された絶縁ガスと混合することにより冷却されてガス放出口13cから外周部に放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来のガス遮断器では、遮断時のアークによって熱せられた絶縁ガスは、絶縁ノズル4から噴出すると固定側アーク接触子12に衝突して横方向に分散し、固定側アーク接触子12の部分だけでなく、固定側主接触子11の部分にも分散する。アークで熱せられた高温の絶縁ガスは分解ガスを含み、高温になっているので活性状態にあり、繰り返し開閉すると固定側主接触子11の腐食が進行する問題点があった。また、高温になった絶縁ガスは密度が低くなっているので絶縁耐力が低い状態であり、十分に冷却されないで外周部に放出されると、外周部の絶縁耐力が低下する問題があり、冷却筒内の混合される常温の絶縁ガス量が十分に確保されるように冷却筒13の寸法がきめられているが、従来の構成の冷却筒13は、単純な円筒形であり、高温の絶縁ガスの熱は冷却筒13に吸熱されにくく、ガスの混合が不十分な状態で放出されるので適正な温度に冷却するためには冷却筒の寸法が大きくなる問題点もあった。
【0007】
この発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、遮断部で高温になった絶縁ガスが外周部分に分散することなく冷却筒内に取り入れ、冷却筒の構成部材の吸熱容量を大きくし、常温ガスとの混合が速やかに行われるように構成して、直径の小さな冷却筒で冷却し、外形寸法をが縮小されたパッファ形遮断器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るパッファ形ガス遮断器は、電流遮断したときにパッファシリンダにおいて圧縮された絶縁ガスが遮断時のアークに吹き付けられ、高温になった絶縁ガスを冷却する冷却筒の構成を、可動部に対向する一端側が電流遮断時のアークに吹き付けられた絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径に開口し、絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と直円筒状の胴部とを一体に形成し、胴部の他端側に絶縁ガスの放出口を設けた冷却筒の胴部に多数の通気孔を設け、胴部の内径部に複数の多数の通気孔を設けた円筒部材を装着し、それぞれの通気孔が重なり合わない状態に配置して複数のガス間隙を形成したものである。
【0009】
この発明の請求項2に係るパッファ形ガス遮断器は、電流遮断したときにパッファシリンダにおいて圧縮された絶縁ガスが遮断時のアークに吹き付けられ、高温になった絶縁ガスを冷却する冷却筒の構成を、可動部に対向する一端側が電流遮断時のアークに吹き付けられた絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径に開口し、絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と直円筒状の胴部とを一体に形成し、胴部の他端側に絶縁ガスの放出口を設けた冷却筒の胴部に多数の通気孔を設け、冷却筒のテーパ部と胴部の繋ぎ部分の内側にガス吸引ガイドを設け、胴部の内側面にガス空間を形成し、中心部に通ずるガス通路を形成するように胴部とガス吸引ガイドの間に一端部を入り込ませた状態に円筒部材を配置したものである。
【0010】
この発明の請求項3に係るパッファ形ガス遮断器は、電流遮断したときにパッファシリンダにおいて圧縮された絶縁ガスが遮断時のアークに吹き付けるとともに、絶縁ノズルの外周部にガードガスを噴出させる構成とし、高温になった絶縁ガスを冷却する冷却筒の構成を、可動部に対向する側にガードガスを冷却筒内に導くガードガスガイド部と、電流遮断時のアークに吹き付けられた絶縁ガスが受け入れられる直径に開口し上記絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と、直円筒状の胴部とを一体に形成し、胴部の他端側に絶縁ガスの放出口を設けた構成としたものである。
【0011】
この発明の請求項4に係るパッファ形ガス遮断器は、請求項3の構成の冷却筒の胴部の内周部に多数のひだを設けた構成としたものである。
【0012】
この発明の請求項5に係るパッファ形ガス遮断器は、請求項3の構成の冷却筒内部に装着する吸熱部材は、比熱の大きな材料により縦方向の断面形状を波形に成形した多数の通気孔を設けた直径の異なる複数の円筒部材を多重円筒状に形成した吸熱多重筒としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1に実施の形態1の遮断部の図示しない密閉容器の内部に収容される部分断面図を示す。図において、21は図示しない密閉容器に絶縁支持されたピストン、22は遮断時に発生したアークに吹き付けるガスを圧縮するパッファ室Gを形成するパッファシリンダ、23はパッファシリンダ22の縁部に備えられた負荷電流を開閉する可動側主接触子、24は遮断時のアークの広がりを抑える絶縁ノズル、25は開極時のアークを遮断する可動側アーク接触子、26は負荷電流を開閉する可動側主接触子25と接離する固定側主接触子、27は固定側アーク接触子、28は端部に絶縁ノズル24から噴出する絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径の開口部28aが設けられ、絶縁ノズル24から噴出する絶縁ガスの広がり角度に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部28bと円筒状の胴部28cおよび底部28eが一体に形成され、胴部28cにガス放出口28dが設けられた冷却筒であり、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金あるいは銅等の熱容量の大きな材料で形成されている。図1は遮断部の開極状態を示している。
【0014】
各接触子の閉極状態において遮断指令があると、開閉操作機構により可動側主接触子23、絶縁ノズル24および可動側アーク接触子25が取り付けられたパッファシリンダ22が開極方向に移動し、まず、可動側主接触子23と固定側主接触子26が開離し、回路電流は可動側アーク接触子25と固定側アーク接触子27に移りさらに開離すると、可動側アーク接触子25と固定側アーク接触子27の間にアークが発生し、開極動作に伴ってパッファ室Gの容積は小さくなり、絶縁ガスが圧縮されて絶縁ノズル24の内径部に噴出し、可動側アーク接触子25と固定側アーク接触子27の間のアークに吹き付けられ、さらに開離してアークが遮断して遮断動作が完了する。
【0015】
絶縁ノズル24から噴出したアークにより加熱された絶縁ガスは、冷却筒28の開口部28aにおいて断熱膨張して冷却され、固定側アーク接触子27の先端に衝突して周囲に分散し、冷却筒28の噴出ガスガイド部28bおよび胴部28cに吸熱されて冷却し、さらに冷却筒28の内部にあった常温の絶縁ガスと混合して低温になってガス放出口28dより冷却筒28の外周部に放出される。
【0016】
以上のように構成したことにより、アークに吹き付けられ加熱された絶縁ガスは多少の分解ガス含む状態であるが、絶縁ガスが固定側主接触子26の部分に分散することがなくなり、固定側主接触子26の腐食が進行することが防止できる。また、噴出した絶縁ガスのほぼ全量が冷却筒28内に入り込んで、冷却されて外周部に放出されるので冷却筒28外周部の絶縁耐力の低下が防止でき、絶縁の信頼性が向上する。
【0017】
実施の形態2.
図2に実施の形態2のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す。実施の形態2は実施の形態1の冷却筒の胴部にガス放出口の他に多数の通気口を設け、内周部に多数の通気口を設けた直径の異なる複数の円筒部材を配置し、それぞれの円筒部材の間にガス間隙を形成した構成である。図において、21〜27は実施の形態1の図1の各部分と同一部分である。53は冷却筒であり、開口部53a、テーパ状に形成されたガスガイド部53b、ガス放出口53dおよび底部53eは実施の形態1の図1の冷却筒28と同一の構成である。54、55は多数の通気口54a、55aが設けられた円筒部材であり、各円筒部材54、55の通気口54a、55aはそれぞれずらせて配置され、冷却筒53の胴部53cと円筒部材55、円筒部材55と円筒部材54の間にはガス間隙が形成されている。
【0018】
この構成においては、高温になった絶縁ガスが図中矢印Aの方向に冷却筒53内に噴出すると、絶縁ノズル24の出口で断熱膨張して冷却し、固定側アーク接触子27の先端部に衝突して分散し、冷却筒53内の常温の絶縁ガスと混合して低温になり、冷却筒53の胴部53cにも通気口53gが設けられているので、図中矢印Bの方向に円筒部材54、55の通気口54a、55aを通過し、円筒部材54、55および冷却筒53の胴部53cでさらに吸熱されて低温となり、外周部に放出される。
【0019】
この構成では、遮断時に加熱された絶縁ガスは冷却筒53の中心部で常温の絶縁ガスと混合し、複数の円筒部材54、55および冷却筒53の胴部でも吸熱されるので、絶縁ガスの低温にする目標温度を従来の構成の場合と同程度とするならば、冷却筒53の直径を小さくすることが可能であり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法を小さくすることができる。
【0020】
実施の形態3.
図3に実施の形態3の構成を示す。実施の形態3は、冷却筒の胴部に多数の通気口を設け、胴部の内径側にガス吸引ガイドを配置し、外周部の絶縁ガスも導入して高温の絶縁ガスと混合させる構成である。図において21〜27は実施の形態1の図1の各部分と同一部分である。57は冷却筒であり、開口部57a、テーパ状に形成された噴出ガスガイド部57b、ガス放出口57dおよび底部57eは実施の形態1の図1の冷却筒28と同一の構成である。この実施の形態3の場合は、冷却筒57のガスガイド部53bと胴部53c繋ぎ部分の内径部にガス吸引ガイド57fを付加し、胴部57cには複数の通気口57gを設けた構成とし、胴部57cの内周に間隔を保って、円筒部材58の一端が上記ガスガイド57fと胴部57cとの間に入り込ませて配置し、冷却筒57の胴部57cとの間にガス間隙を設けた構成である。冷却筒57、および円筒部材58はアルミニウムまたはアルミニウム合金あるいは銅等の熱容量の大きな材料で成形されている。
【0021】
この構成では、電流遮断時に絶縁ノズル24から高温の絶縁ガスが図中矢印の方向に冷却筒53内に噴出すると、出口で断熱膨張して冷却し、絶縁ガスは冷却筒57の噴出ガスガイド部57bに設けられたガス吸引ガイド57fに沿って高速で流れ、ガス吸引ガイド57fと円筒部材58の内径部分を高速でガス放出口57dに向かって流れると、ガス吸引ガイド57fと円筒部材58内径部分は減速状態となり、円筒部材58の外周の常温の絶縁ガスが冷却筒57の中心部に引き込まれて、冷却筒57の内部の絶縁ガスに加えて外周部の常温の絶縁ガスも加わって混合して冷却されるので、冷却効果が大きく、低温にする目標温度を従来の構成の場合と同程度とするならば、冷却筒57の直径は従来の構成よりも小さくすることが可能であり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法をさらに小さくすることができる。
【0022】
実施の形態4.
図4に実施の形態4のパッファ形ガス遮断器の遮断部の断面図を示す。実施の形態4は、電流遮断時にパッファシリンダで圧縮された絶縁ガスをアークが発生した部分のみでなく、絶縁ノズルの外周部にもガードガス流を流す構成としたものである。図において、31は図示しない密閉容器に絶縁支持されたピストン、32は絶縁ノズルの取付部分の外周部にもガードガス放出口32aが設けられたパッファシリンダ、33はパッファシリンダ32の縁部に備えられた負荷電流を開閉する可動側主接触子、34は遮断時のアークの広がりを抑える絶縁ノズル、35は電流遮断時のアークを遮断する可動側アーク接触子、36は負荷電流を開閉する可動側主接触子35と接離する固定側主接触子、37は固定側アーク接触子である。
【0023】
38は可動側に対向する側にガードガスを内部に導くテーパ面のガードガスガイド部38b、ガードガスガイド部38bの内径が絶縁ノズル34より噴出する絶縁ガスほぼ全量が入り込む開口部38aを形成し、つづいて絶縁ノズル24から噴出する絶縁ガスの広がり角度に等しい角度の噴出ガスガイド部38c、円筒状の胴部38dおよび底部38fが一体に形成され、胴部38dの端部の側部にガス放出口38eが設けられた冷却筒であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金あるいは銅等の熱容量の大きな材料で形成されている。
【0024】
各接触子の閉極状態において遮断指令があると、開閉操作機構により可動側主接触子33、絶縁ノズル34および可動側アーク接触子35が取り付けられたパッファシリンダ32が開極方向に移動し、まず、可動側主接触子33と固定側主接触子36が開離し、回路電流は可動側アーク接触子35と固定側アーク接触子37に移りさらに開離すると、可動側アーク接触子35と固定側アーク接触子37の間にアークが発生し、開極動作に伴ってパッファ室Gの容積は小さくなり、絶縁ガスが圧縮されて絶縁ノズル34の内径部に噴出するとともに、ガードガス噴出口32aからガードガスが噴出し、絶縁ノズル34内の絶縁ガスは可動側アーク接触子35と固定側アーク接触子37の間のアークに吹き付けられ、ガードガスは絶縁ノズル34から噴出するアークにより加熱された絶縁ガスが固定側主接触子36の部分に分散するのを防止し、さらに固定側アーク接触子37と可動側アーク接触子35が開離してアークが遮断し遮断動作が完了する。
【0025】
このように絶縁ノズル34の周囲にガードガスを流す構成としたことにより、アーク部分に吹き付けられて高温になった絶縁ガスはガードガスにガードされて固定側主接触子36の部分に流れ、ガードガスとともに冷却筒38内に流入し、絶縁ノズル34から噴出したアークにより加熱された絶縁ガスは冷却筒38内で断熱膨張して冷却し、固定側アーク接触子37の先端に衝突して周囲に分散し、元から冷却筒38内にあった常温の絶縁ガスおよびガードガスと混合して低温になり、ガス放出口38eから冷却と38の外周部に放出される。
【0026】
このように電流遮断時に圧縮された絶縁ガスを絶縁ノズル34内のアークに吹き付けるとともに、絶縁ノズル34の外周にもガードガスを噴出させたことにより、絶縁ノズル34から噴出する高温のガスが固定側接触子36の部分に分散することをなくするとともに、ガードガスが冷却筒38内に取り込まれ、絶縁ノズル34から噴出する絶縁ガスは、断熱膨張による冷却、冷却筒の部材による吸熱、冷却筒38内の常温のガスとガードガスとの混合によって、実施の形態1の構成よりも冷却効果が大きく、目標とする絶縁ガス冷却温度を同程度とするならば、冷却筒の直径をより小さくすることが可能となり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法をより小さくすることができる。
【0027】
実施の形態5.
図5に実施の形態5のパッファ形遮断器の遮断部の構成を示す。実施の形態5は実施の形態4の冷却筒の胴部の内周部にひだを設けた構成である。図において、31〜37は実施の形態4の図4の各部分と同一部分である。41は冷却筒であり、実施の形態4の図4に示す冷却筒38と同様に構成され、41は可動側に対向する側にガードガスを内部に導くテーパ面のガードガスガイド部41b、ガードガスガイド部41bの内径が絶縁ノズル34より噴出する絶縁ガスのほぼ全量が入り込む開口部41aを形成し、絶縁ノズル34から噴出する絶縁ガスの広がり角度に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部41cと円筒状の胴部41dおよび底部41fとが一体に形成され、胴部41dの内面に多数のひだ41gが胴部41dと一体に設けられ、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金あるいは銅等の熱容量の大きな材料で形成されている。
【0028】
この構成では、冷却筒41の内面にひだ41gを設けたことにより、電流遮断時にアークに吹き付けられた高温の絶縁ガスが絶縁ノズル34から噴出して冷却筒41内に入り込んだときに、中心部は固定側アーク接触子37の先端に衝突して分散し、外周部は冷却筒41のひだ41gに衝突して攪乱し、開口部41aから流入したガードガスおよび冷却筒41内の常温の絶縁ガスと速やかに混合して一様な低温状態となり、ガス密度が高くなった状態でガス放出口41eから冷却筒41の外周部に放出され、外周部の絶縁耐力の低下が抑制され、絶縁信頼性が確保できる。
【0029】
実施の形態6.
図6に実施の形態6のパッファ形遮断器の遮断部の構成を示す。実施の形態6は実施の形態4の冷却筒の内周部に吸熱多重筒を装着したものである。図7は図6の吸熱多重筒の側面図である。図において、31〜38は実施の形態4の図4の各部分と同一部分である。47は吸熱多重筒であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金あるいは銅等の熱容量の大きな材料で縦方向の断面が波形に成形され、多数の通気口47aが設けられた直径が異なる複数の円筒部材が多重円筒状に形成された構成である。
【0030】
この構成では、冷却筒38の内面と固定側アーク接触子37と同心状に吸熱多重筒47を配置したことにより、絶縁ノズル34から噴出した高温の絶縁ガスは図中矢印の方向に入り込み、絶縁ノズル34から噴出した絶縁ガスは絶縁ノズル34の出口で断熱膨張して冷却し、噴出ガスの中心部は固定側アーク接触子37の先端に衝突して分散し、冷却筒38のガスガイド部38c、胴部38dおよび吸熱多重筒47で吸熱され、絶縁ノズル34の外周部から入り込んだガードガスと冷却筒38内にあった常温の絶縁ガスとも混合して低温になり、冷却筒38のガス放出口38eより冷却筒38の外周部に放出され、電流遮断時の冷却筒38の外周部の絶縁耐力の低下が抑制され、絶縁信頼性が確保できる。
【0031】
この構成の場合も、冷却筒38の内部に吸熱多重筒47を装着したことにより、吸熱容量が大きくなるので、実施の形態5と同様に、低温にする目標温度を同程度とするならば、冷却筒38の直径を小さくすることが可能であり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法を小さくすることができる。
【0032】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係るパッファ形ガス遮断器は、冷却筒の構成を、電流遮断時のアークに吹き付けられた絶縁ガスのほぼ全量が入り込むように、絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と直円筒状の胴部とを一体に形成し、胴部の他端側に絶縁ガスの放出口を設けた冷却筒の中心部で冷却筒内部の常温の絶縁ガスと混合し、複数の円筒部材および冷却筒の胴部でも吸熱されて噴出ガスは低温となり、低温にする目標温度を同程度とするならば、冷却筒の直径を小さくすることが可能となり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法を小さくすることができる。
さらに、遮断時に加熱された絶縁ガスがほぼ全量冷却筒内に入り込んで冷却され、冷却筒のの長さ方向に分散して外周部に放出されるので、外周部の絶縁耐力の低下が抑制される効果も有する。
【0033】
この発明の請求項2に係るパッファ形ガス遮断器は、冷却筒のテーパ部と胴部の繋ぎ部分の内側にガス吸引ガイドを設け、胴部の内側面にガス空間を形成し、中心部に通ずるガス通路を形成するように胴部とガス吸引ガイドの間に一端部を入り込ませた状態に円筒部材を配置した構成としたので、冷却筒の内部の絶縁ガスに加えて外周部の常温の絶縁ガスも加わって混合されて冷却効果は大きく、低温にする目標温度を同程度とするならば、冷却筒の直径はを小さくすることが可能であり、パッファ形ガス遮断器として外形寸法をさらに小さくすることができる。
【0034】
この発明の請求項3に係るパッファ形ガス遮断器は、電流遮断したときにパッファシリンダにおいて圧縮された絶縁ガスが遮断時のアークに吹き付けるとともに、絶縁ノズルの外周部にガードガスを噴出させる構成とし、高温になった絶縁ガスを冷却する冷却筒の構成を、可動部に対向する側にガードガスを冷却筒内に導くガードガスガイド部と、電流遮断時のアークに吹き付けられた絶縁ガスが受け入れられる直径に開口し上記絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と 、直円筒状の胴部とを一体に形成し、胴部の他端側に絶縁ガスの放出口を設けた構成としたので、周囲の常温の絶縁ガスも引き込んで冷却筒内にはガードガスとともに周囲の常温ガスも入り込み、多量の常温ガスと混合され、請求項1の場合よりも低い温度で外周部に放出され、請求項1の場合よりも冷却筒の寸法を小さくしても、電流遮断時の絶縁耐力の低下が抑制され、冷却筒の外周部の絶縁耐力が確保され、パッファ形ガス遮断器として外形寸法を小さくすることができる。
【0035】
この発明の請求項4に係るパッファ形ガス遮断器は、請求項3の構成の冷却筒の胴部の内周部に多数のひだを設けた構成としたので、高温の絶縁ガスが冷却筒内に入り込んだときに、中心部は固定側アーク接触子の先端に衝突して分散し、外周部は冷却筒のひだに衝突し、冷却筒内の常温の絶縁ガスとほぼ完全に攪拌されて低温となり、ガス密度が高くなった状態でガス放出口から放出され、外周部の絶縁耐力の低下が抑制され、絶縁信頼性が確保できる。
【0036】
この発明の請求項5に係るパッファ形ガス遮断器は、請求項3の構成の冷却筒内部に装着する吸熱部材は、比熱の大きな材料により縦方向の断面形状を波形に成形した多数の通気孔を設けた直径の異なる複数の円筒部材を多重円筒状に形成した吸熱多重筒としたので、高温ガスの吸熱作用が早くなり、安定した低温ガスが外周部に放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す部分断面図である。
【図2】 実施の形態2のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す部分断面図である。
【図3】 実施の形態3のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す部分断面図である。
【図4】 実施の形態4のパッファ形ガス遮断器の遮断部の冷却筒の構成を示す部分断面図である。
【図5】 実施の形態5のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す部分断面図である。
【図6】 実施の形態6のパッファ形ガス遮断器の遮断部の構成を示す部分断面図である。
【図7】 図6の吸熱多重筒の構成を示す側面図である。
【図8】 従来のパッファ形ガス遮断器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
21 ピストン、22 パッファシリンダ、23 可動側主接触子、
24 絶縁ノズル、25 可動側アーク接触子、26 固定側主接触子、
27 固定側アーク接触子、28 冷却筒、31 ピストン、32 パッファシリンダ、
33 可動側主接触子、34 絶縁ノズル、35 可動側アーク接触子、
36 固定側主接触子、37 固定側アーク接触子、38 冷却筒、41 冷却筒、
43 冷却筒、45 吸熱部材、47 吸熱多重筒、51 冷却筒、52 円筒部材、
53 冷却筒、54,55 円筒部材、57 冷却筒、58 ガスガイド。
Claims (5)
- 絶縁ガスが充填された密閉容器内に対向して配置された可動側および固定側の主接触子と、可動側および固定側の主接触子のそれぞれの内側に配置された可動側および固定側のアーク接触子と、可動側アーク接触子の外周に配置された絶縁ノズルと、上記可動側主接触子と上記可動側アーク接触子と上記絶縁ノズルが一体に組み立てられたパッファシリンダが上記密閉容器に絶縁支持されたピストンにはめ込まれ、電流遮断時に絶縁ガスを圧縮して上記固定側と可動側のアーク接触子の間に生じたアークに吹き付けるパッファ手段とを備えたパッファ形ガス遮断器において、
上記可動部に対向する一端側が電流遮断時にアークに吹き付けられた高温の絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径に開口し、上記絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と、直円筒状の胴部と、胴部他端側を閉塞する底板とが一体に形成され、上記胴部他端側の側部に絶縁ガスを放出するガス放出口が設けられた冷却筒を備え、上記冷却筒の胴部に複数の通気口を設け、上記冷却筒胴部の内側に多数の通気口を設けた直径の異なる複数の円筒部材が同軸状で、上記冷却筒の通気口および上記複数の円筒部材の上記通気口が互いに重なり合わない状態に配置されたことを特徴とするパッファ形ガス遮断器。 - 絶縁ガスが充填された密閉容器内に対向して配置された可動側および固定側の主接触子と、可動側および固定側の主接触子のそれぞれの内側に配置された可動側および固定側のアーク接触子と、可動側アーク接触子の外周に配置された絶縁ノズルと、上記可動側主接触子、上記可動側アーク接触子と上記絶縁ノズルが一体に組み立てられたパッファシリンダが上記密閉容器に絶縁支持されたピストンにはめ込まれ、電流遮断時に絶縁ガスを圧縮して上記固定側と可動側のアーク接触子の間に生じたアークに吹き付けるパッファ手段とを備えたパッファ形ガス遮断器において、
上記可動部に対向する一端側が電流遮断時にアークに吹き付けられた高温の絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径に開口し、上記絶縁ノズルより噴出する絶縁ガスの広がり角に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と、直円筒状の胴部と、胴部他端側を閉塞する底部とが一体に形成され、上記胴部他端側の側部に絶縁ガスを放出するガス放出口を設けた冷却筒を備え、上記冷却筒の胴部に複数の通気口を設け、上記噴出ガスガイド部と胴部の繋ぎ部分の内側にガス吸引ガイドを設け、上記冷却筒の胴部内側に間隔を確保し、上記ガス吸引ガイドと上記冷却筒の胴部の間に一端部を入り込ませた円筒部材を配置し、該円筒部材の他端側は、上記冷却筒胴部のガス放出口の可動部側で上記冷却筒胴部との間を封止したことを特徴とするパッファ形ガス遮断器。 - 絶縁ガスが充填された密閉容器内に対向して配置された可動側および固定側の主接触子と、可動側および固定側の主接触子のそれぞれの内側に配置された可動側および固定側のアーク接触子と、可動側アーク接触子の外周に配置された絶縁ノズルと、可動側主接触子、可動側アーク接触子および絶縁ノズルが一体に組み立てられたパッファシリンダが密閉容器に絶縁支持されたピストンにはめ込まれ、電流遮断時に絶縁ガスを圧縮して上記固定側と可動側のアーク接触子の間に生じたアークに吹き付けるパッファ手段とを備えたパッファ形ガス遮断器において、
上記パッファシリンダには上記絶縁ノズルの取付部の外周部分にガードガスを噴出させる複数のガードガス噴出口が設けられ、上記可動部に対向する一端側にガードガスを中心側へ案内するガードガスガイド部と、電流遮断時に上記絶縁ノズルから噴出する絶縁ガスのほぼ全量が入り込む直径に開口し、噴出ガスの広がり角度に等しい角度のテーパ状に形成された噴出ガスガイド部と円筒状の胴部と、胴部他端側を閉塞する底部とが一体に形成され、上記胴部他端側の側部に絶縁ガスを放出するガス放出口が設けられた冷却筒を備えたことを特徴とするパッファ形ガス遮断器。 - 上記冷却筒の胴部の内周部に多数のひだを設けたことを特徴とする請求項3記載のパッファ形ガス遮断器。
- 上記冷却筒内部に、金属材料により、軸方向の断面が波形に成形され、多数の通気孔が設けられた直径の異なる複数の円筒部材が多重円筒状に形成された吸熱多重筒を配置したことを特徴とする請求項3記載のパッファ形ガス遮断器。
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