JP3832707B2 - レセプト点検方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保険者によるレセプト点検に用いられるレセプト点検システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療機関が発行する診療報酬明細書(以下、レセプトと言う)に対し、保険者は診療行為とその請求とが適切であるかどうかというレセプトの審査を行っている。そして、レセプトの審査は専門家によりもっぱら手によって行われる書面審査である。
レセプトは審査機関および保険者に紙で送られ、保険者は、レセプトを紙のまま保管すると共に電子化して保管する。
保険者内にある専門委員会が参考資料にもとづいて、毎月点検対象とする医療機関を決定し、その医療機関から請求されたレセプトを点検する。
点検対象となったレセプトは、保管先から検索する。電子化されたレセプトについては、検索キーを用いて検索し、点検に必要な情報を指定して出力する。出力されたレセプトは、医療機関単位にまとまっており、おのおののレセプトは傷病が異なっている。
点検員は、医療分野の専門家が多く、専門家により傷病に関して得意分野がある。これらさまざまな傷病のレセプトを点検員により目視で判断している。
不適当であると判断されたレセプトに対しては再審査請求書を作成する。保険者は、再審査請求となったレセプト情報を記録しており、再審査請求となったレセプトが審査機関にあるのか、審査機関から回答されたのか、経過を管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術の場合、レセプトの内容点検は、特定した医療機関から請求されたレセプトを点検する方法や月をまたがって数ヶ月間継続的に点検する方法がとられている。
傷病名が各々異なったレセプトを一枚一枚めくりながら点検しており、傷病ごとに点検の着眼が違うため、限られた時間で点検できる数には限度がある。
また、レセプトを点検する点検員は、医療分野の専門家であることが多く、専門家により傷病に関して得意分野があるため、自分の得意分野である傷病のレセプトは入念に点検できるが、得意分野でない傷病のレセプトは、充分な点検が行われないことが考えられる。
傷病によっては高額になりやすいものや、治癒するまでに長期化するもの、季節ごとに発病の傾向が高いものなどがあり、傷病ごとに傷病に準じた点検の仕方もあると考えられる。
【0004】
従来の技術では、レセプトは紙が大部分であるが、たとえレセプトが電子的になったとしても、異なった傷病名のレセプトを一件一件点検することにかわりはなく、点検員の負担は軽減されない。そのために、傷病名ごとにまとめてレセプトを出力し、ある傷病名のレセプトについては、その傷病を得意とする点検員が点検する必要がある。
点検の結果、不適当と判断されたレセプトは、審査機関に対して再審査請求を行なっており、従来の技術の場合、再審査請求となったレセプトが、審査機関にあるのか、審査機関から回答されたのか、経過を管理している。
再審査請求となったレセプトは毎月どのくらいあるのか、何の傷病の再審査請求が多いのかを知るには、必要な情報がどこにあるかを探さなければならない。また、探し出してからそれらの情報を加工したり集計したりする作業が発生する。したがって、再審査請求の多い傷病や季節ごとに再審査請求の傷病にどのような傾向があるのかを分析するには非常に手間がかかる。
従来のレセプト点検方法のほかに、傷病名によるレセプト点検を行うことにより、レセプトを網羅して点検することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、
レセプト情報を入力し、蓄積し、管理し、出力する機能を有するレセプト点検システムにおけるレセプト点検方法であり、
レセプトの基本情報の項目である傷病名をキーにして、前記蓄積したレセプト情報から点検対象のレセプト情報を検索するようにしている。
また、レセプト情報を入力し、蓄積し、管理し、出力する機能を有するレセプト点検システムにおけるレセプト点検方法であり、
レセプトの記載事項が不適当と判断されたレセプトの情報を蓄積した情報から傷病名ごとに件数および点数を合計して再審査請求統計情報を生成し、該再審査請求統計情報に基づき再審査請求の多い傷病名を抽出し、抽出された再審査請求の多い傷病名をキーにして、前記蓄積したレセプト情報から点検対象のレセプト情報を検索するようにしている。
【0006】
また、レセプト情報を入力し、蓄積し、管理し、出力する機能を有するレセプト点検システムであり、
レセプトの記載事項が不適当と判断されたレセプトの情報を蓄積した情報から傷病名ごとに件数および点数を合計して再審査請求統計情報を生成する手段と、検索条件である傷病名を指定するために、任意に選択された傷病名を入力する手段と、
検索条件である傷病名を指定するために、指定された抽出条件に基づき前記生成された再審査請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽出し、該抽出した傷病名を入力する手段を有するようにしている。
さらに、前記指定された抽出条件に基づき前記生成された再審査請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽出する際、該抽出条件に従い再審査請求統計一覧を表示するようにしている。
【0007】
レセプト点検システムにおけるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、
該プログラムは、レセプトの記載事項が不適当と判断された再審査請求のレセプトの情報を蓄積した情報と再審査請求結果を蓄積した情報とを組み合わせ再審査請求情報を生成するステップと、
該再審査請求情報に基づき各傷病名毎に統計を取り、統計結果を蓄積して再審査請求統計情報を生成するステップを有するようにしている。
また、レセプト点検システムにおけるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、
該プログラムは、傷病名によりレセプトを検索する検索画面を表示するステップと、
該検索画面上で入力された抽出条件に基づき蓄積された再審査請求統計情報から抽出条件に該当する再審査請求統計情報を抽出するステップと、
抽出された再審査請求統計情報中の傷病名をレセプト検索キーとして検索画面上に入力するステップと、
該入力されたレセプト検索キーにより、蓄積されたレセプト情報から点検対象のレセプト情報を検索するステップを有するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下にレセプト点検処理の実施を支援する一実施形態である傷病名によるレセプト点検システムおよび再審査請求統計を活用したレセプト点検システムについて説明する。
本実施例は、医療機関によるレセプト点検や月をまたがって数ヶ月間継続的に点検する方法のほかに傷病名によるレセプト点検を行なうことにより、レセプトを網羅して点検することを可能にし、また、レセプトを傷病ごとにまとめて出力することにより、その傷病の着眼を均一にし点検員の作業効率を上げることを可能にし、また、点検員が自分の得意とする傷病を点検することにより、充実した点検を行ない、点検効果を上げることを可能にし、さらに、再審査請求作業から傷病ごとに再審査請求統計を自動的に作成し、統計結果から再審査請求の多い傷病について重点的に点検を行なうことを可能にしようとするものである。
【0009】
図1は、本発明の一実施例である傷病名によるレセプト点検システムおよび再審査請求統計を活用したレセプト点検システムのハードウェア構成である。
本システムは、サービス要求装置(以下、クライアントという)12からの要求に対して基本情報DB114や画像DB116にある情報をプリンタ14に送信したり、スキャナOCR14からの情報を受信し基本情報DB114や画像DB116に格納処理を行うサービス提供装置(以下、サーバという)11と、
サーバ11に対してレセプトのイメージ画像の印刷要求を行ったり点検結果のデータを格納要求するクライアント12と、
サーバ11からの指示によりレセプト画像を印刷するプリンタ13と、
レセプトのイメージ画像を読み込み、読み込んだイメージ画像に対して文字認識を行い、結果を基本情報DB114等に格納するスキャナOCR14と、
これらのシステムを結ぶネットワークであるLAN(Local Area Network)15と、
再審査請求結果が記録された外部記憶メディア16からなる。
【0010】
サーバ11は、処理部110と、記憶部111と、表示部112と、入力部113と、基本情報DB114と、管理情報DB115と、画像DB116と、再審査請求DB117と、再審査請求統計DB118からなる。
処理部110は、クライアント12からの検索等の要求処理や入力結果等の受信処理を行う。
記憶部111は、処理の結果などを一時的に記憶する。
表示部112は、各処理の経過や処理結果などを表示する。
入力部113は、サーバ11の操作等を行う。
基本情報DB114は、レセプト点検の対象となるレセプトの医療機関コードや整理番号、傷病名等を蓄積する。
管理情報DB115は、点検の過程における処理状況や点検終了後の結果を記録する。
画像DB116は、レセプトのイメージ画像をレセプトの整理番号や登録した年月とともに蓄積する。
再審査請求DB117は、再審査請求となったレセプトの整理番号や傷病名等を蓄積する。
再審査請求統計DB118は、再審査請求DB117から同じ傷病名のデータをカウントし請求件数の多い傷病名ごとに件数等を蓄積する。
【0011】
クライアント12は、処理部120と、記憶部121と、表示部122と、入力部123から構成される。
処理部120は、サーバ11に印刷の要求や検索条件の送信等を行う。
記憶部121は、各処理の処理結果などを一時的に記憶する。
表示部122は、各処理の経過や処理結果などを表示する。
入力部123は、検索条件や点検結果を入力する。
【0012】
図2は、本実施形態の基本情報DB114の具体例を示す図である。
基本情報DB114はレセプトに書かれている項目の一部で、検索する際のキーとなりうる情報が蓄積されたDBである。
図2に示すように基本情報DB114は、レセプトを提出した医療機関の医療機関コード21、医療機関においてレセプトが作成される診療が行われた診療年月22、各レセプトの固有の番号であるレセプトの整理番号23、レセプトを作成した医療機関がある都道府県名24、レセプトの種類を示すレセプト種類25、診療を施す原因となった傷病名26、診療を受けた人の保険証番号27、診療を受けた人の性別28、診療を受けた人の生年月日29、医療機関からレセプトにより請求された請求点数30の情報が入っている。
例えば、整理番号23が「11111111」の場合、そのレセプトは、「神奈川」にありかつ医療機関コードが「0123456」の医療機関において、生年月日が「H1.1.20」で、保険証番号が「神奈川22222」の「女性」が、「H11/5」に受けた診療に対して医療機関が保険者に請求点数「8000」を要求したレセプトであることを意味する。
基本情報DB114の項目である医療機関コード21、診療年月22、整理番号23、都道府県名24、レセプト種類25、傷病名26、保険証番号27、性別28、生年月日29、請求点数30は、レセプトのスキャナOCR読み込み処理で登録が行われ処理が終了するまで更新されることはない。
【0013】
図3は、本実施形態の管理情報DB115の具体例を示す図である。
管理情報DB115はレセプトの点検の経過や結果などの情報を管理するために必要となるDBである。
図3に示すように、現在点検を行っているレセプトの整理番号31、現在の点検の状態コード32、点検の状態を更新した日時の情報である状態更新日33が入っている。管理情報DB115の項目である状態コード32、状態更新日33は、点検を行っていく過程で随時更新される。
例えば、整理番号「11111111」のレセプトについては、状態コードが「再審査終了」で、その状態コードに更新された状態更新日は「H11.7.6」であることを意味する。
【0014】
図4は、本実施形態の画像DB116の具体例を示す図である。
画像DB116は医療機関から提出されたレセプトのイメージ画像を管理するために必要となるDBである。
図4に示すように、画像情報DB116は、レセプトの整理番号41、レセプトのイメージ画像が登録された年月42、レセプトのイメージ画像である画像ファイル43を格納したDBである。例えば整理番号が「22222222」の場合、登録年月が「H11.7」、画像ファイルが「GV12345」として格納されていることを意味する。
【0015】
図5は、本実施形態の再審査請求DB117の具体例を示す図である。
再審査請求DB117は、再審査請求統計DB118を作成するための基礎になる情報を格納したDBである。
図5に示すように、再審査請求DB117は、レセプトの整理番号51と、診療した年月52と、傷病名53と、診療を受けた人の性別54と、診療を受けた人の生年月日55と、医療機関からレセプトにより請求された点数56と、点検により再審査請求となった審査機関へ再審査請求する点数57と、再審査結果58と、支払確定点数59からなる。
例えば整理番号が「22222222」のレセプトについて、診療年月が「H11.6」、傷病名が「胃潰瘍」、性別が「男」、生年月日が「S32.6.2」、請求点数が「70000」、再審査請求点数が「64000」、再審査結果が「査定」、支払確定点数が「65000」として格納されていることを意味する。
なお、レセプトの整理番号51と、診療した年月52と、傷病名53と、診療を受けた人の性別54と、診療を受けた人の生年月日55と、医療機関からレセプトにより請求された点数56と、審査機関へ再審査請求する点数57は、再審査請求となった時に再審査請求DB117に格納されるものであり、再審査結果が「査定」、支払確定点数が「65000」は、再審査請求結果が返ったときに追加して格納されるものである。
【0016】
図6は、本実施形態の再審査請求統計DB118の具体例を示す図である。
再審査請求統計DB118は、再審査請求DB117から傷病名ごとに合計件数を計算し、件数の多かった傷病順に傷病名と件数、請求点数を蓄積するDBである。
さらに再審査請求結果が返ったときに、再審査請求DB117に格納された支払確定点数を傷病名ごとに合計計算し、結果を追加して格納するDBである。
図6に示すように、再審査請求統計DB118は、順位61と、最新点検年月62と、順位61に対応した傷病名63と、件数64と、請求点数65と、再審査請求結果登録後に追加して格納する確定点数66からなる。
例えば、「H11.6」の再審査請求において、件数の一番多かった傷病名は「糖尿病」であり、件数が「120」、点数が「600000」であり、確定点数「500000」であることを意味する。
また、再審査請求統計DB118に格納される点検月数は、点検結果が格納された最新月からさかのぼって、点検月を含む13ヶ月前までの月である。例えば、点検結果が格納された最新年月が「H11.6」の場合、「H10.6」が一番古い年月となる。
13ヶ月分の点検結果を蓄積することにより、前年の同じ月の再審査請求状況を参考にすることができる。
なお、再審査請求統計DB118は、次の月の再審査請求登録を受け付けると、一番古い月の情報をクリアし、次の月の情報を最新の情報として格納する。
例えば、次の月「H11.7」の情報を受け付けると、一番古い年月「H10.6」の情報をクリアし、「H11.7」の情報を最新年月の情報として格納することを意味する。
【0017】
図7は、クライアント利用者が点検するレセプトを検索する時、どの傷病名のレセプトを検索するのか条件を指定する入力画面の一例である。
図7に示すように、傷病名を入力するためにクライアント12の表示部122に表示する詳細条件による検索画面700は、点検(診療)対象年月が自動的に表示される欄701と、レセプトの種類が表示される欄702と、傷病名を入力する欄703と、再審査請求統計DB118を参照して再審査請求件数の多かった傷病名あるいは請求点数が多かった傷病名を読み取り、その傷病名を自動的に入力設定する再審査請求統計参照704と、入力あるいは再審査請求統計DBより自動設定した傷病名により検索する条件一覧を表示するデータリスト欄711と、システム全体の処理実行状況を表示する実行状況713からなる。
【0018】
例えば、図7では点検(診療)年月は「平成11年6月」で、レセプト種類「医科」であることを意味する。
再審査請求統計参照704は、再審査請求統計参照のキーを件数順とするか点数順とするかを選択するボタン705と、再審査請求統計DB118よりどの年月の再審査請求統計を参照するか参照年月を指定する参照年月706と、順位707と、選択および指定した条件で再審査請求統計状況を表示させるための一覧表示ボタン708からなる。一覧表示ボタン708を押すことにより、選択した条件の再審査請求統計状況をクライアント利用者に提供することができる。
例えば、図7の再審査請求統計参照704において、再審査請求統計参照のキーが「件数順」で、参照年月が「平成10年6月〜平成10年7月」で、順位が「3位」を参照条件とすること、すなわち、1位から3位までを参照条件とすることを意味する。
なお、本実施例では、再審査請求統計参照704に選択・指示が行われた場合、傷病名欄703は入力できないようにする。
傷病名入力欄703に傷病名を入力後あるいは再審査請求統計参照704の参照条件選択後、追加ボタン709が押されることにより、データリスト欄711にレセプト検索の条件が表示される。
なお、データリスト欄は、入力内容がわかるように簡略化した形式で表示を行う。
【0019】
図7では、レセプト検索の条件2件がデータリスト欄に蓄積された状態であり、1件目の「H11.6 医 胃潰瘍 」は、点検年月「平成11年6月」で、レセプト種類「医科」、傷病名「胃潰瘍」であることを意味する。
データリストに表示された検索条件のうち削除したい検索条件がある場合は、データリスト711にて削除したい案件を選択し、削除ボタン710を押す。
実行ボタン712は、データリスト欄に検索条件の表示が完了した時に、データリスト711にある情報と印刷実行指示をサーバ11に送信するためのボタンである。
実行状況713は、処理の状況が表示される欄である。実行状況欄713は本システムに関する全てのジョブを開始、終了状況などを表示できるものとする。これにより、現在の進捗状況をクライアント利用者に通知することができる。
【0020】
図8は、再審査請求統計参照一覧表示画面を具体的に示した画面の一例である。
再審査請求統計参照一覧表示画面800は、図7の詳細条件による検索画面700の再審査請求統計参照704において、件数順と、参照年月と、順位を指定した後に、一覧表示708を押すことにより表示される画面である。
図8に示すように、再審査請求統計参照一覧表示画面800は、前出の参照年月706で指定した参照年月と同じ年月801と、前出の順位707で指定した順位802と、傷病名803と、件数804と、点数(A)805と、確定点数(B)806と、確定点数を請求点数で割った査定率(B/A)807からなる。
例えば、前出図7の再審査請求統計参照704で、再審査請求統計を参照するキーとして「件数順」を指定し、参照年月が「平成10年6月〜平成10年7月」で、順位が「3位」と指定し、一覧表示ボタン708を押すことにより、図8の再審査請求統計参照一覧表示画面800では、前出の参照年月と同じ年月「平成10年6月〜平成10年7月」、順位「1位」は、傷病名が「糖尿病」、件数が「200」、点数が「700000」、確定点数が「690000」、査定率が「98.5」であることを意味する。
そして、戻るボタン808を押すことにより、図7の詳細条件による検索画面700に戻る。
したがって、クライアント利用者に指定した条件による再審査請求統計情報を提供することにより、提供再審査請求統計を目視して、レセプト検索の条件として適切かを判断することができる。
【0021】
図9は、再審査請求件数一覧表を具体的に示した図の一例である。
再審査請求件数一覧表900は、順位901と、点検が実施された最新年月902と、順位901に対応した傷病名903と、件数904と、点数(A)905と、確定点数(B)906と、査定率(B/A)907からなる表と、
最新年月から半年前までの年月908と、順位901に対応した傷病名909、件数910と、点数(A)911と、確定点数(B)912と、査定率913(B/A)からなる表と、
さらに最新年月から1年前までの年月914と、順位901に対応した傷病名915、件数916と、点数917(A)と、確定点数(B)918と、査定率919(B/A)からなる表とからなる。
例えば、図9で示すように、順位が「1位」の場合、点検が実施された最新年月は「H11.6」で、順位1位に対応した傷病名が「糖尿病」で、件数が「120」で、点数(A)が「600000」で、確定点数(B)が「590000」で、査定率(B/A)が「98.3」であることを意味する。
さらに最新年月から半年前までの年月は「H11.6〜H11.1」で、順位1位に対応した傷病名が「糖尿病」で、件数が「300」で、点数(A)が「900000」で、確定点数(B)が「890000」で、査定率(B/A)が「98.9」であり、最新年月から1年前までの年月は「H11.6〜H10.7」で、順位1位に対応した傷病名が「心筋梗塞」で、件数が「500」で、点数(A)が「1000000」で、確定点数(B)が「900000」で、査定率(B/A)が「90.0」であることを意味する。
再審査請求件数一覧表900は、点検が実施された最新年月の再審査請求統計と最新年月から半年前までの再審査請求統計と最新年月から1年前までの再審査請求統計を表示させることにより、点検効果の確率の高い傷病名を絞り込むことができる。
【0022】
図10は、図1で示したレセプト点検システムにおける傷病名によるレセプト点検および再審査請求統計を活用したレセプト点検の処理を示す全体フローである。
ステップ1001において、本システムの点検対象であるレセプトをOCRスキャナにより読み込む。その際、レセプトのイメージ画像は全面を対象に読み込むが、文字認識は特定部分のみ行う。読み込んだレセプトのイメージ画像を画像DB116に格納し、文字認識された情報は基本情報DB114に格納する。
ステップ1002、ステップ1003、ステップ1004、ステップ1005は、点検するレセプトの検索条件である傷病名を指定する段階である。
傷病名を指定する方法によりステップ1003とステップ1004の2つに分岐する。ステップ1002において、傷病名を指定する方法が選択される。指定方法として、キーボードの入力による任意指定方法と、再審査請求統計参照による指定方法がある。
キーボードの入力による任意指定方法が選択された場合、ステップ1003において、図7の詳細条件による検索画面の傷病名欄703にクライアント12のキーボードから傷病名が入力される。
再審査請求統計参照による指定方法が選択された場合、ステップ1004において、図7の詳細条件による検索画面の再審査請求統計参照704で、クライアント12から選択および入力が行なわれると、サーバ11に指示が送られ、サーバ11は再審査請求統計DB118を参照する。参照により取得した傷病名をクライアント12に伝送する。
ステップ1005において、サーバより伝送された傷病名はクライアント12の記憶部121に記憶される。
ステップ1006において、クライアント12の傷病名指定により、サーバ11はレセプトの検索を行い、その後、ステップ1007において、検索したイメージ画像の印刷を行う。
次にステップ1008において、印刷されたイメージ画像により点検員が目視により点検を行ない、クライアント12より点検結果が順次入力される。
ステップ1009において、サーバ11はクライアント12から全ての点検結果を受信し、管理情報DB114に登録する。
【0023】
ステップ1010、ステップ1011、ステップ1012は、管理情報DB114において再審査請求となっているレセプト情報をもとに再審査請求統計DB117が作成される段階である。
ステップ1010において、管理情報DB114で再審査請求となっているレセプト情報があるかどうか判断する。再審査請求となっているレセプト情報がない場合は処理を終了し、ある場合は、ステップ1011において、再審査請求となっているレセプト情報を再審査請求DB117に格納し、ステップ1007で入力された点検結果より再審査請求分のレセプトについて、審査機関に再審査請求する点数も追加する。
次に、ステップ1012において、傷病名ごとにまとめて合計件数を計算し、処理結果を再審査請求統計DB118に格納する。
【0024】
ステップ1013、ステップ1014、ステップ1015は、外部記憶メディア16に記録された再審査請求結果を読み込み、再審査請求DB117に再審査請求結果が追加され、さらに再審査請求統計DB118に再審査請求結果の計算結果が追加される段階である。
ステップ1013において、再審査請求結果を登録するかどうかを判断する。登録するを選択した場合、ステップ1014において、クライアント12は外部記憶メディア16に記録された再審査請求結果を読み込み、再審査請求DB117に再審査請求結果が追加される。さらにステップ1015において、再審査請求統計DB118にも再審査請求結果の計算結果が追加される。
ステップ1016において、図9の再審査請求統計一覧表900が出力される。
ステップ1013において、登録しないを選択した場合、ステップ1016において、図9の再審査請求統計一覧表900が出力される。
その後、レセプト点検処理が完了する。
【0025】
図11〜図14は、図10の全体フローチャートの詳細を示す詳細フローである。
図11は、図10のステップ1001、ステップ1002、ステップ1003、ステップ1004、ステップ1005、ステップ1006、ステップ1007を詳細に示したフローチャートであり、点検対象となるレセプトの検索条件である傷病名を指定し、指定した条件によりレセプトを検索し、出力するまでの流れを示す。
まず、ステップ1101において、クライアントは、点検したいレセプトの検索条件指定するため、点検したい傷病名を任意に指定する方法か、再審査請求統計DB118を参照し、再審査請求の多かった傷病名を指定する方法かのどちらかを選択する。
点検したい傷病名を任意に指定する場合、ステップ1102において、クライアント12は入力部123より図7の詳細条件による検索画面700の傷病名入力欄703に傷病名を入力し、追加ボタン709を押す。これにより、ステップ1103において、該画面のデータリスト欄711に点検(診療)年月、レセプト区分、傷病名が表示される。
なお、傷病名指定に当たっては、図9の再審査請求件数一覧表900を参照することができる。これにより、クライアントは、再審査請求件数一覧表より最近の再審査請求の傾向や過去半年間および過去1年間の再審査請求の傾向をみて、どの傷病名で検索すると、点検効果が高くなるかが判断できるので、点検作業が効率的に行なうことができ、また点検効果を上げることができる。
ステップ1104において、他の傷病名についても検索条件とするかを問う。他の傷病名について検索条件とする場合は、ステップ1102に戻り、同様の処理を行う。
他の傷病名について検索しない場合は、ステップ1112へ進む。
【0026】
次は、ステップ1101において、再審査請求統計を参照して、再審査請求の多かった傷病名を検索条件として指定する方法の処理についての説明である。
ステップ1105において、クライアントは、該画面の再審査請求統計参照欄704の件数順あるいは点数順のボタン705を選択する。
次に、ステップ1106において、再審査請求統計DB118よりどの年月の統計を参照するかを指示する。
次に、ステップ1107において、再審査請求統計DB118より何位までの統計を参照するかを指定する。
再審査請求統計参照704において、件数順か点数順かの参照の基準キー705と、参照年月706と、順位707の指定が完了すると、ステップ1108において、クライアントより再審査請求統計DB118を参照する指示がサーバに出される。
この時、再審査請求統計DB118の参照指示を受信したサーバは、年月、順位、傷病名を図15の検索テーブル91に記憶する。サーバは、再審査請求統計DB118より年月、順位、傷病名、件数、点数、確定点数を読み込み、図16の参照結果テーブル92に記憶する。
なお、参照年月が複数になる場合には、傷病名ごとに件数の合計と、点数の合計と、確定点数の合計を計算し、確定点数を点数で徐して、査定率を計算し、順位ごとに計算結果を図17の処理テーブル93に記憶する。
参照年月が単月の場合は、傷病名、件数、点数、確定点数は、参照結果テーブル92に記憶されている情報そのものと、確定点数を点数で徐して、査定率を計算した結果を処理テーブル93に記憶する。
サーバは処理テーブル93の情報をクライアントに送る。
【0027】
次に、ステップ1109において、ステップ1105、ステップ1106、ステップ1107で指定した条件により再審査請求統計DB118の参照結果を一覧表示するかどうかを選択する。
ステップ1109において、「一覧表示する」を選択した場合、該画面の一覧表示708を押すことにより、図8の再審査請求統計参照一覧表示画面の表示例でクライアント12の表示部122に表示される(ステップ1110)。
クライアントは、図8の内容を確認し、戻るボタン808を押すことにより、図7に戻る。これにより、再審査請求統計DBを参照し、参照一覧を目視できることにある。つまり統計結果では順位の高い傷病名でも、下位の傷病名でも査定率が高い場合があり、統計情報に加えて、点検員の目視による判断が加わることで、点検効果の確率の高い傷病名を絞り込むことができる。
なお、「一覧表示する」を選択しない場合にはステップ1111に進む。
ステップ1111において、追加ボタン709を押すことにより、データリスト欄711に点検(診療)年月と、レセプト種類と、該画面の再審査請求統計参照704で指定した情報より参照結果として出た傷病名が表示される。順位を複数指定した場合、上位から順にデータリストに表示される。
例えば、処理テーブル93の順位1位の傷病名「糖尿病」がデータリスト欄に表示され、順位2位の傷病名「胃潰瘍」が次に表示されることになる。また、データリスト欄に検索条件が表示されることにより、検索テーブル91と、参照結果テーブル92と、処理テーブル93の情報はクリアになる。
【0028】
データリスト欄711に検索条件が表示された後は、ステップ1112へ行く。
ステップ1112において、クライアントは、検索条件をキーに点検対象のレセプトを検索する。
次に、ステップ1113において、クライアントは検索したレセプトを印刷する指示をサーバに送り、サーバはクライアントから印刷指示を受け取り、プリンタよりレセプトの印刷処理を行う。
なお、ステップ1101において、入力による任意指定と再審査請求統計参照による指定のどちらを選択しても、ステップ1112以降の処理は同じになる。
【0029】
図11で示した通り、傷病名を任意に入力する方法と、再審査請求統計を参照して、これまでに再審査請求の多かった傷病名を読み取って、その傷病名を自動的に検索条件に指定する方法を選択することができる。
これにより、点検作業の効率があがる。点検する月の発病傾向や過去の再審査実績にもとづいた傷病名が検索条件となるので、点検実績が向上することになる。
傷病名を任意に入力する時には、図8の再審査請求統計一覧表を参考にして傷病名を決定することができる。また、再審査請求統計DBを参照する時には、再審査請求統計一覧表示を表示させることにより、参照結果の傷病名で、件数の多かった傷病名は何か、査定率が高い傷病名は何かを目視した上で検索条件に指定できるので、点検作業の効率が上がり、点検効果が上がる。
【0030】
図12は、図10で示したステップ1008、ステップ1009の詳細を示したフローチャートであり、レセプトの点検結果の入力により、再審査請求のレセプトについて管理情報DBに再審査請求と更新される処理を示すものである。
まず、ステップ1201において、点検後に「問題なし」か「再審査請求」か、クライアントより点検結果が入力される。再審査請求において、医療機関から請求された請求点数と保険者が点検により審査機関に再審査請求する点数に差がある場合には、再審査請求するレセプトの診療年月と、整理番号と、再審査請求点数を図18の再審査請求点数テーブル94に一時格納する。レセプトの点検が終ると、全ての点検結果をサーバに送り、クライアントより受信したサーバは、「再審査請求」のレセプトについて、管理情報DB115の状態コードを「再審査請求」と更新し、それ以外のレセプトは、管理情報DB115の状態コードを「問題なし」と更新する。
【0031】
図13は、図10で示したステップ1010、ステップ1011、ステップ1012の詳細を示したフローチャートであり、再審査請求DBより再審査請求統計DBを作成する処理を示したものである。
ステップ1301において、サーバは、管理情報DB115で状態コードが「再審査請求」となっているレセプトを検索する。この時、サーバは検索により取得した整理番号を、図19の一時記憶テーブル95に順次格納する。
ステップ1302において、該当するレコードがある場合には、ステップ1303に行く。該当するレコードがない場合には、ステップ1304において、クライアント12の表示部122に「該当なし」というメッセージを表示させ、処理は終了する。
次に、ステップ1303において、図19の一時記憶テーブル95の整理番号をキーに、基本情報DB114より診療年月22、傷病名23、性別28、生年月日29、請求点数30を取得し、整理番号とともに再審査請求DB117に格納する。
再審査請求DB117に整理番号、診療年月、傷病名、性別、生年月日、請求点数が格納されると、一時記憶テーブル95の情報はクリアされる。
【0032】
さらに、ステップ1305において、前出の再審査請求点数テーブル94の整理番号をキーにして、再審査請求DB117の再審査請求点数57に、再審査請求点数テーブル94の再審査請求点数を追加する。
再審査請求DBに再審査請求点数が追加されると、再審査請求テーブル94の情報は、クリアされる。
ステップ1306において、再審査請求DB117より最新診療年月の傷病名ごとに再審査請求件数合計と、請求点数合計を計算し、計算結果を図20の合計テーブル96に格納する。
ステップ1307において、合計テーブル96で件数合計の多い順にデータの並べ替えを行い、並べ替えた結果を再審査請求統計DB118の最新年月欄62に格納する。最新年月欄62に合計テーブル96の情報が格納されると、合計テーブル96の情報はクリアされ、処理は終了する。
この処理により、レセプトの点検結果入力より再審査請求DB作成や再審査請求統計DB作成が自動化されるので、作業効率が上がる。
【0033】
図14は、図10で示したステップ1014、ステップ1015、ステップ1016の詳細を示したフローチャートであり、審査機関より返った再審査請求結果を再審査請求DB117および再審査請求統計DB118に格納するものである。
まず、審査機関より再審査請求結果が記憶された外部記憶メディア16が保険者に送付される。ステップ1401において、クライアント12は、外部記憶メディア16に記録された再審査請求結果を読み込み、読み込んだデータをサーバに転送し、サーバは該データを図21の再審査結果テーブル97に一時格納する。
ステップ1402において、プリンタより再審査請求結果を印刷し、内容を確認する。
次に、ステップ1403において、再審査結果テーブル97の整理番号をキーにして、サーバは再審査請求DB117の再審査結果58に再審査結果テーブル97の再審査結果を追加する。
例えば、図5において、整理番号「44444444」のレセプトに、再審査結果テーブル97の再審査結果「原審」が、再審査結果欄58に「原審」と追加されたことを意味する。
【0034】
次に、再審査結果が原審どおりか査定か(ステップ1404)により、2つの処理に分岐する。「原審通り」のものは、ステップ1405の処理に行く。
ステップ1405において、再審査請求DB117の再審査請求点数57と同じ点数が、該DBの支払確定点数59に格納される。
例えば、再審査結果テーブル97において、整理番号「44444444」のレセプトの増減点数が「0」なので、図5において、整理番号「44444444」のレセプトの支払確定点数が「8000」と追加されたことを意味する。
なお、再審査結果欄58と支払確定点数59に情報が格納されると、再審査結果テーブル97の再審査結果情報は、クリアされる。
ステップ1404において、「査定」となったものは、ステップ1406の処理に行く。
ステップ1406において、サーバは、再審査結果テーブル97より再審査結果が「査定となったレセプトの整理番号をもとに、再審査請求DB117の再審査請求点数57と再審査結果テーブル97の増減点数とで計算し、計算結果を図22の結果テーブル98に一時格納する。
ステップ1407において、再審査請求DB117の支払確定点数59に結果テーブル98の計算結果が追加される。
例えば、再審査結果テーブル97において、整理番号「22222222」のレセプトの増減点数が「1000」なので、再審査請求DB117の整理番号「22222222」の再審査請求点数57「64000」に増減点数「1000」を加え、結果テーブル98の整理番号「22222222」の計算結果「65000」を記憶し、再審査請求DB117の支払確定点数59に「65000」を追加したことを意味する。
なお、再審査結果欄58と支払確定点数59に情報が格納されると、再審査結果テーブル97において該当する再審査結果情報と、結果テーブル98の情報は、クリアされる。
ステップ1405およびステップ1407の後は、ステップ1408へ行く。
【0035】
ステップ1408において、再審査請求DB117において、傷病名ごとに支払確定点数の合計を計算し、計算結果を図23の確定点数テーブル99に格納する。
サーバは、確定点数テーブル99の該当する傷病名の確定点数を再審査請求統計DB118の最新点検年月62の確定点数欄66に追加される。
例えば、確定点数テーブル99で「糖尿病」「500000」の情報は、図6において、最新点検年月「H11.6」の順位1位「糖尿病」の確定点数66に「500000」として追加されることを意味する。
なお、再審査請求統計DB118の支払確定66に、確定点数テーブル99において該当する情報が追加されると、確定点数テーブル99の情報は、クリアされる。
ステップ1409において、再審査結果テーブル97のレセプトの整理番号をキーに、サーバは管理情報DB115において状態コードが「再審査請求」のレセプトを検索し、状態コードを「再審査終了」と更新し、処理は終了する。
なお、管理情報DB115で、状態コードが「再審査請求」から「再審査終了」と更新されると、再審査結果テーブル97の情報は、クリアされる。
以上説明したように、本実施例は、レセプト点検処理において、傷病名によるレセプトを検索することができるので、新しい点検が可能となる。
また、傷病ごとにまとめて出力することにより、傷病の着眼を均一にし、点検員の作業効率を上げることができる。
また、点検員が自分の得意とする傷病を点検することにより、充実した点検を行ない、点検効果を上げることができる。
さらに再審査請求作業から傷病ごとに再審査請求統計を自動的に作成、統計結果から再審査請求の多い傷病について重点的に点検を行なうことにより、点検効果を上げることができる。
【0036】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、レセプト点検処理において、傷病名によるレセプトを検索することができるので、新しい点検が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レセプト点検システムのハードウェア構成及び接続関係を示す図である。
【図2】基本情報DBの一例を示す図である。
【図3】管理情報DBの一例を示す図である。
【図4】画像DBの一例を示す図である。
【図5】再審査請求DBの一例を示す図である。
【図6】再審査請求統計DBの一例を示す図である。
【図7】検索条件を設定する場合、クライアント側が設定する画面の一例を示す図である。
【図8】検索条件を設定する場合、参考情報としてクライアント側に提供する画面の一例を示す図である。
【図9】再審査請求件数一覧表の一例を示す図である。
【図10】傷病名によるレセプト点検および再審査請求統計DBを活用したレセプト点検の処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】図10におけるステップ1001〜1007を詳細に示したフローチャートである。
【図12】図10におけるステップ1008〜1009を詳細に示したフローチャートである。
【図13】図10におけるステップ1010〜1012を詳細に示したフローチャートである。
【図14】図10におけるステップ1014〜1016を詳細に示したフローチャートである。
【図15】参照テーブルの一例を示す図である。
【図16】参照結果テーブルの一例を示す図である。
【図17】処理テーブルの一例を示す図である。
【図18】再審査請求点数テーブルの一例を示す図である。
【図19】一時記憶テーブルの一例を示す図である。
【図20】合計テーブルの一例を示す図である。
【図21】再審査結果テーブルの一例を示す図である。
【図22】結果テーブルの一例を示す図である。
【図23】確定点数テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
11 サーバ
12 クライアント
13 プリンタ
14 スキャナOCR
15 LAN
16 外部記憶メディア
110 サーバ処理部
111 サーバ記憶部
112 サーバ表示部
113 サーバ入力部
114 基本情報DB
115 管理情報DB
116 画像DB
117 再審査請求DB
118 再審査請求統計DB
120 クライアント処理部
121 クライアント記憶部
122 クライアント表示部
123 クライアント入力部

Claims (3)

  1. サーバ装置と、該サーバ装置に接続されたクライアント装置と、レセプトに書かれている項目の一部で検索する際の検索キーとなり得るレセプト情報をレセプト毎に蓄積した基本情報データベースと、再審査請求をしたレセプトに関する再審査請求情報を蓄積した再審査請求データベースを具備するレセプト点検システムにおけるレセプト点検方法であって、
    前記基本情報データベースに蓄積されたレセプト情報は少なくとも整理番号、診療年月日、傷病名、医療機関コードと請求点数を備え、
    再審査請求データベースに蓄積された再審査請求情報は少なくとも整理番号、診療年月日、傷病名、請求点数と支払確定点数を備え、
    前記サーバ装置は、再審査請求統計情報生成指示の入力がされたとき、前記再審査請求データベースから再審査請求情報を読み込み、傷病名ごとに、再審査請求情報の件数と再審査請求情報中の請求点数の合計と再審査請求情報中の支払確定点数の合計を求め、求めた傷病名ごとの件数と各合計情報からなる再審査請求統計情報を生成し、
    前記サーバ装置は、点検対象のレセプト情報の抽出指示の入力がされたとき、前記再審査請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽出し、該抽出された再審査請求の多い傷病名をキーにして前記基本情報データベースから点検対象のレセプト情報を検索することを特徴とするレセプト点検方法。
  2. サーバ装置と、該サーバ装置に接続されたクライアント装置と、レセプトに書かれている項目の一部で検索する際の検索キーとなり得るレセプト情報をレセプト毎に蓄積した基本情報データベースと、再審査請求をしたレセプトに関する再審査請求情報を蓄積した再審査請求データベースを具備するレセプト点検システムであって、
    前記基本情報データベースに蓄積されたレセプト情報は少なくとも整理番号、診療年月日、傷病名、医療機関コードと請求点数を備え、
    再審査請求データベースに蓄積された再審査請求情報は少なくとも整理番号、診療年月日、傷病名、請求点数と支払確定点数を備え、
    前記サーバ装置は、再審査請求統計情報生成指示の入力がされたとき、前記再審査請求データベースから再審査請求情報を読み込み、傷病名ごとに、再審査請求情報の件数と再審査請求情報中の請求点数の合計と再審査請求情報中の支払確定点数の合計を求め、求めた傷病名ごとの件数及び各合計情報からなる再審査請求統計情報を生成する手段と、点検対象のレセプト情報の抽出指示の入力がされたとき、前記再審査請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽出する手段と、該抽出された再審査請求の多い傷病名をキーにして前記基本情報データベースから点検対象のレセプト情報を検索する手段を有することを特徴とするレセプト点検システム。
  3. 請求項2記載のレセプト点検システムにおいて、
    前記サーバ装置は、抽出された再審査請求の多い傷病名に対応する少なくとも再審査請求情報の件数と再審査請求情報中の請求点数の合計を前記生成した再審査請求統計情報から抽出する手段と、前記傷病名と抽出した件数及び請求点数の合計を前記クライアント装置に転送する手段を有し、
    前記クライアント装置は転送された前記傷病名と抽出した件数及び請求点数の合計からなる一覧情報を表示する手段を有することを特徴とするレセプト点検システム。
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