JP2001290879A - レセプト点検方法および装置 - Google Patents

レセプト点検方法および装置

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JP2001290879A JP2000103126A JP2000103126A JP2001290879A JP 2001290879 A JP2001290879 A JP 2001290879A JP 2000103126 A JP2000103126 A JP 2000103126A JP 2000103126 A JP2000103126 A JP 2000103126A JP 2001290879 A JP2001290879 A JP 2001290879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レセプト点検システムにおいて、傷病名をキ
ーにして、または再審査請求統計を活用して点検効果の
確率の高い傷病名に絞ってレセプト検索する。 【解決手段】 スキャナOCR14を用いてレセプト全面を
読み取り、イメージ画像として画像DB116に登録し、
そのうち傷病名や整理番号、診療年月など検索キーとな
る部分を文字認識を行い、基本情報DB114に登録す
る。傷病名をキーにレセプトを検索し、出力して、点検
を行なう。再審査請求となったレセプトを再審査請求D
B117に登録し、再審査請求DBから再審査請求の多い
傷病名ごとにまとめ、合計件数や合計点数を計算し、再
審査請求統計DB118に格納する処理を行なう。以後の
点検のときに、この統計情報を参考情報として傷病名を
決定したり、この統計情報により再審査請求の多い傷病
名を検索条件に設定して、レセプトを出力し、点検す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険者によるレセ
プト点検に用いられるレセプト点検システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】医療機関が発行する診療報酬明細書(以
下、レセプトと言う)に対し、保険者は診療行為とその
請求とが適切であるかどうかというレセプトの審査を行
っている。そして、レセプトの審査は専門家によりもっ
ぱら手によって行われる書面審査である。レセプトは審
査機関および保険者に紙で送られ、保険者は、レセプト
を紙のまま保管すると共に電子化して保管する。保険者
内にある専門委員会が参考資料にもとづいて、毎月点検
対象とする医療機関を決定し、その医療機関から請求さ
れたレセプトを点検する。点検対象となったレセプト
は、保管先から検索する。電子化されたレセプトについ
ては、検索キーを用いて検索し、点検に必要な情報を指
定して出力する。出力されたレセプトは、医療機関単位
にまとまっており、おのおののレセプトは傷病が異なっ
ている。点検員は、医療分野の専門家が多く、専門家に
より傷病に関して得意分野がある。これらさまざまな傷
病のレセプトを点検員により目視で判断している。不適
当であると判断されたレセプトに対しては再審査請求書
を作成する。保険者は、再審査請求となったレセプト情
報を記録しており、再審査請求となったレセプトが審査
機関にあるのか、審査機関から回答されたのか、経過を
管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の場合、レ
セプトの内容点検は、特定した医療機関から請求された
レセプトを点検する方法や月をまたがって数ヶ月間継続
的に点検する方法がとられている。傷病名が各々異なっ
たレセプトを一枚一枚めくりながら点検しており、傷病
ごとに点検の着眼が違うため、限られた時間で点検でき
る数には限度がある。また、レセプトを点検する点検員
は、医療分野の専門家であることが多く、専門家により
傷病に関して得意分野があるため、自分の得意分野であ
る傷病のレセプトは入念に点検できるが、得意分野でな
い傷病のレセプトは、充分な点検が行われないことが考
えられる。傷病によっては高額になりやすいものや、治
癒するまでに長期化するもの、季節ごとに発病の傾向が
高いものなどがあり、傷病ごとに傷病に準じた点検の仕
方もあると考えられる。
【0004】従来の技術では、レセプトは紙が大部分で
あるが、たとえレセプトが電子的になったとしても、異
なった傷病名のレセプトを一件一件点検することにかわ
りはなく、点検員の負担は軽減されない。そのために、
傷病名ごとにまとめてレセプトを出力し、ある傷病名の
レセプトについては、その傷病を得意とする点検員が点
検する必要がある。点検の結果、不適当と判断されたレ
セプトは、審査機関に対して再審査請求を行なってお
り、従来の技術の場合、再審査請求となったレセプト
が、審査機関にあるのか、審査機関から回答されたの
か、経過を管理している。再審査請求となったレセプト
は毎月どのくらいあるのか、何の傷病の再審査請求が多
いのかを知るには、必要な情報がどこにあるかを探さな
ければならない。また、探し出してからそれらの情報を
加工したり集計したりする作業が発生する。したがっ
て、再審査請求の多い傷病や季節ごとに再審査請求の傷
病にどのような傾向があるのかを分析するには非常に手
間がかかる。従来のレセプト点検方法のほかに、傷病名
によるレセプト点検を行うことにより、レセプトを網羅
して点検することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レセプト情報を入力し、蓄積し、管理
し、出力する機能を有するレセプト点検システムにおけ
るレセプト点検方法であり、レセプトの基本情報の項目
である傷病名をキーにして、前記蓄積したレセプト情報
から点検対象のレセプト情報を検索するようにしてい
る。また、レセプト情報を入力し、蓄積し、管理し、出
力する機能を有するレセプト点検システムにおけるレセ
プト点検方法であり、レセプトの記載事項が不適当と判
断されたレセプトの情報を蓄積した情報から傷病名ごと
に件数および点数を合計して再審査請求統計情報を生成
し、該再審査請求統計情報に基づき再審査請求の多い傷
病名を抽出し、抽出された再審査請求の多い傷病名をキ
ーにして、前記蓄積したレセプト情報から点検対象のレ
セプト情報を検索するようにしている。
【0006】また、レセプト情報を入力し、蓄積し、管
理し、出力する機能を有するレセプト点検システムであ
り、レセプトの記載事項が不適当と判断されたレセプト
の情報を蓄積した情報から傷病名ごとに件数および点数
を合計して再審査請求統計情報を生成する手段と、検索
条件である傷病名を指定するために、任意に選択された
傷病名を入力する手段と、検索条件である傷病名を指定
するために、指定された抽出条件に基づき前記生成され
た再審査請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽
出し、該抽出した傷病名を入力する手段を有するように
している。さらに、前記指定された抽出条件に基づき前
記生成された再審査請求統計情報から再審査請求の多い
傷病名を抽出する際、該抽出条件に従い再審査請求統計
一覧を表示するようにしている。
【0007】レセプト点検システムにおけるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
り、該プログラムは、レセプトの記載事項が不適当と判
断された再審査請求のレセプトの情報を蓄積した情報と
再審査請求結果を蓄積した情報とを組み合わせ再審査請
求情報を生成するステップと、該再審査請求情報に基づ
き各傷病名毎に統計を取り、統計結果を蓄積して再審査
請求統計情報を生成するステップを有するようにしてい
る。また、レセプト点検システムにおけるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、
該プログラムは、傷病名によりレセプトを検索する検索
画面を表示するステップと、該検索画面上で入力された
抽出条件に基づき蓄積された再審査請求統計情報から抽
出条件に該当する再審査請求統計情報を抽出するステッ
プと、抽出された再審査請求統計情報中の傷病名をレセ
プト検索キーとして検索画面上に入力するステップと、
該入力されたレセプト検索キーにより、蓄積されたレセ
プト情報から点検対象のレセプト情報を検索するステッ
プを有するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にレセプト点検処理の実施を
支援する一実施形態である傷病名によるレセプト点検シ
ステムおよび再審査請求統計を活用したレセプト点検シ
ステムについて説明する。本実施例は、医療機関による
レセプト点検や月をまたがって数ヶ月間継続的に点検す
る方法のほかに傷病名によるレセプト点検を行なうこと
により、レセプトを網羅して点検することを可能にし、
また、レセプトを傷病ごとにまとめて出力することによ
り、その傷病の着眼を均一にし点検員の作業効率を上げ
ることを可能にし、また、点検員が自分の得意とする傷
病を点検することにより、充実した点検を行ない、点検
効果を上げることを可能にし、さらに、再審査請求作業
から傷病ごとに再審査請求統計を自動的に作成し、統計
結果から再審査請求の多い傷病について重点的に点検を
行なうことを可能にしようとするものである。
【0009】図1は、本発明の一実施例である傷病名に
よるレセプト点検システムおよび再審査請求統計を活用
したレセプト点検システムのハードウェア構成である。
本システムは、サービス要求装置(以下、クライアント
という)12からの要求に対して基本情報DB114や
画像DB116にある情報をプリンタ14に送信した
り、スキャナOCR14からの情報を受信し基本情報D
B114や画像DB116に格納処理を行うサービス提
供装置(以下、サーバという)11と、サーバ11に対
してレセプトのイメージ画像の印刷要求を行ったり点検
結果のデータを格納要求するクライアント12と、サー
バ11からの指示によりレセプト画像を印刷するプリン
タ13と、レセプトのイメージ画像を読み込み、読み込
んだイメージ画像に対して文字認識を行い、結果を基本
情報DB114等に格納するスキャナOCR14と、こ
れらのシステムを結ぶネットワークであるLAN(Loca
l Area Network)15と、再審査請求結果が記録された
外部記憶メディア16からなる。
【0010】サーバ11は、処理部110と、記憶部1
11と、表示部112と、入力部113と、基本情報D
B114と、管理情報DB115と、画像DB116
と、再審査請求DB117と、再審査請求統計DB11
8からなる。処理部110は、クライアント12からの
検索等の要求処理や入力結果等の受信処理を行う。記憶
部111は、処理の結果などを一時的に記憶する。表示
部112は、各処理の経過や処理結果などを表示する。
入力部113は、サーバ11の操作等を行う。基本情報
DB114は、レセプト点検の対象となるレセプトの医
療機関コードや整理番号、傷病名等を蓄積する。管理情
報DB115は、点検の過程における処理状況や点検終
了後の結果を記録する。画像DB116は、レセプトの
イメージ画像をレセプトの整理番号や登録した年月とと
もに蓄積する。再審査請求DB117は、再審査請求と
なったレセプトの整理番号や傷病名等を蓄積する。再審
査請求統計DB118は、再審査請求DB117から同
じ傷病名のデータをカウントし請求件数の多い傷病名ご
とに件数等を蓄積する。
【0011】クライアント12は、処理部120と、記
憶部121と、表示部122と、入力部123から構成
される。処理部120は、サーバ11に印刷の要求や検
索条件の送信等を行う。記憶部121は、各処理の処理
結果などを一時的に記憶する。表示部122は、各処理
の経過や処理結果などを表示する。入力部123は、検
索条件や点検結果を入力する。
【0012】図2は、本実施形態の基本情報DB114
の具体例を示す図である。基本情報DB114はレセプ
トに書かれている項目の一部で、検索する際のキーとな
りうる情報が蓄積されたDBである。図2に示すように
基本情報DB114は、レセプトを提出した医療機関の
医療機関コード21、医療機関においてレセプトが作成
される診療が行われた診療年月22、各レセプトの固有
の番号であるレセプトの整理番号23、レセプトを作成
した医療機関がある都道府県名24、レセプトの種類を
示すレセプト種類25、診療を施す原因となった傷病名
26、診療を受けた人の保険証番号27、診療を受けた
人の性別28、診療を受けた人の生年月日29、医療機
関からレセプトにより請求された請求点数30の情報が
入っている。例えば、整理番号23が「1111111
1」の場合、そのレセプトは、「神奈川」にありかつ医
療機関コードが「0123456」の医療機関におい
て、生年月日が「H1.1.20」で、保険証番号が
「神奈川22222」の「女性」が、「H11/5」に
受けた診療に対して医療機関が保険者に請求点数「80
00」を要求したレセプトであることを意味する。基本
情報DB114の項目である医療機関コード21、診療
年月22、整理番号23、都道府県名24、レセプト種
類25、傷病名26、保険証番号27、性別28、生年
月日29、請求点数30は、レセプトのスキャナOCR
読み込み処理で登録が行われ処理が終了するまで更新さ
れることはない。
【0013】図3は、本実施形態の管理情報DB115
の具体例を示す図である。管理情報DB115はレセプ
トの点検の経過や結果などの情報を管理するために必要
となるDBである。図3に示すように、現在点検を行っ
ているレセプトの整理番号31、現在の点検の状態コー
ド32、点検の状態を更新した日時の情報である状態更
新日33が入っている。管理情報DB115の項目であ
る状態コード32、状態更新日33は、点検を行ってい
く過程で随時更新される。例えば、整理番号「1111
1111」のレセプトについては、状態コードが「再審
査終了」で、その状態コードに更新された状態更新日は
「H11.7.6」であることを意味する。
【0014】図4は、本実施形態の画像DB116の具
体例を示す図である。画像DB116は医療機関から提
出されたレセプトのイメージ画像を管理するために必要
となるDBである。図4に示すように、画像情報DB1
16は、レセプトの整理番号41、レセプトのイメージ
画像が登録された年月42、レセプトのイメージ画像で
ある画像ファイル43を格納したDBである。例えば整
理番号が「22222222」の場合、登録年月が「H
11.7」、画像ファイルが「GV12345」として
格納されていることを意味する。
【0015】図5は、本実施形態の再審査請求DB11
7の具体例を示す図である。再審査請求DB117は、
再審査請求統計DB118を作成するための基礎になる
情報を格納したDBである。図5に示すように、再審査
請求DB117は、レセプトの整理番号51と、診療し
た年月52と、傷病名53と、診療を受けた人の性別5
4と、診療を受けた人の生年月日55と、医療機関から
レセプトにより請求された点数56と、点検により再審
査請求となった審査機関へ再審査請求する点数57と、
再審査結果58と、支払確定点数59からなる。例えば
整理番号が「22222222」のレセプトについて、
診療年月が「H11.6」、傷病名が「胃潰瘍」、性別
が「男」、生年月日が「S32.6.2」、請求点数が
「70000」、再審査請求点数が「64000」、再
審査結果が「査定」、支払確定点数が「65000」と
して格納されていることを意味する。なお、レセプトの
整理番号51と、診療した年月52と、傷病名53と、
診療を受けた人の性別54と、診療を受けた人の生年月
日55と、医療機関からレセプトにより請求された点数
56と、審査機関へ再審査請求する点数57は、再審査
請求となった時に再審査請求DB117に格納されるも
のであり、再審査結果が「査定」、支払確定点数が「6
5000」は、再審査請求結果が返ったときに追加して
格納されるものである。
【0016】図6は、本実施形態の再審査請求統計DB
118の具体例を示す図である。再審査請求統計DB1
18は、再審査請求DB117から傷病名ごとに合計件
数を計算し、件数の多かった傷病順に傷病名と件数、請
求点数を蓄積するDBである。さらに再審査請求結果が
返ったときに、再審査請求DB117に格納された支払
確定点数を傷病名ごとに合計計算し、結果を追加して格
納するDBである。図6に示すように、再審査請求統計
DB118は、順位61と、最新点検年月62と、順位
61に対応した傷病名63と、件数64と、請求点数6
5と、再審査請求結果登録後に追加して格納する確定点
数66からなる。例えば、「H11.6」の再審査請求に
おいて、件数の一番多かった傷病名は「糖尿病」であ
り、件数が「120」、点数が「600000」であ
り、確定点数「500000」であることを意味する。
また、再審査請求統計DB118に格納される点検月数
は、点検結果が格納された最新月からさかのぼって、点
検月を含む13ヶ月前までの月である。例えば、点検結
果が格納された最新年月が「H11.6」の場合、「H
10.6」が一番古い年月となる。13ヶ月分の点検結
果を蓄積することにより、前年の同じ月の再審査請求状
況を参考にすることができる。なお、再審査請求統計D
B118は、次の月の再審査請求登録を受け付けると、
一番古い月の情報をクリアし、次の月の情報を最新の情
報として格納する。例えば、次の月「H11.7」の情
報を受け付けると、一番古い年月「H10.6」の情報
をクリアし、「H11.7」の情報を最新年月の情報と
して格納することを意味する。
【0017】図7は、クライアント利用者が点検するレ
セプトを検索する時、どの傷病名のレセプトを検索する
のか条件を指定する入力画面の一例である。図7に示す
ように、傷病名を入力するためにクライアント12の表
示部122に表示する詳細条件による検索画面700
は、点検(診療)対象年月が自動的に表示される欄70
1と、レセプトの種類が表示される欄702と、傷病名
を入力する欄703と、再審査請求統計DB118を参
照して再審査請求件数の多かった傷病名あるいは請求点
数が多かった傷病名を読み取り、その傷病名を自動的に
入力設定する再審査請求統計参照704と、入力あるい
は再審査請求統計DBより自動設定した傷病名により検
索する条件一覧を表示するデータリスト欄711と、シ
ステム全体の処理実行状況を表示する実行状況713か
らなる。
【0018】例えば、図7では点検(診療)年月は「平
成11年6月」で、レセプト種類「医科」であることを
意味する。再審査請求統計参照704は、再審査請求統
計参照のキーを件数順とするか点数順とするかを選択す
るボタン705と、再審査請求統計DB118よりどの
年月の再審査請求統計を参照するか参照年月を指定する
参照年月706と、順位707と、選択および指定した
条件で再審査請求統計状況を表示させるための一覧表示
ボタン708からなる。一覧表示ボタン708を押すこ
とにより、選択した条件の再審査請求統計状況をクライ
アント利用者に提供することができる。例えば、図7の
再審査請求統計参照704において、再審査請求統計参
照のキーが「件数順」で、参照年月が「平成10年6月
〜平成10年7月」で、順位が「3位」を参照条件とす
ること、すなわち、1位から3位までを参照条件とする
ことを意味する。なお、本実施例では、再審査請求統計
参照704に選択・指示が行われた場合、傷病名欄70
3は入力できないようにする。傷病名入力欄703に傷
病名を入力後あるいは再審査請求統計参照704の参照
条件選択後、追加ボタン709が押されることにより、
データリスト欄711にレセプト検索の条件が表示され
る。なお、データリスト欄は、入力内容がわかるように
簡略化した形式で表示を行う。
【0019】図7では、レセプト検索の条件2件がデー
タリスト欄に蓄積された状態であり、1件目の「H1
1.6 医 胃潰瘍 」は、点検年月「平成11年6
月」で、レセプト種類「医科」、傷病名「胃潰瘍」であ
ることを意味する。データリストに表示された検索条件
のうち削除したい検索条件がある場合は、データリスト
711にて削除したい案件を選択し、削除ボタン710
を押す。実行ボタン712は、データリスト欄に検索条
件の表示が完了した時に、データリスト711にある情
報と印刷実行指示をサーバ11に送信するためのボタン
である。実行状況713は、処理の状況が表示される欄
である。実行状況欄713は本システムに関する全ての
ジョブを開始、終了状況などを表示できるものとする。
これにより、現在の進捗状況をクライアント利用者に通
知することができる。
【0020】図8は、再審査請求統計参照一覧表示画面
を具体的に示した画面の一例である。再審査請求統計参
照一覧表示画面800は、図7の詳細条件による検索画
面700の再審査請求統計参照704において、件数順
と、参照年月と、順位を指定した後に、一覧表示708
を押すことにより表示される画面である。図8に示すよ
うに、再審査請求統計参照一覧表示画面800は、前出
の参照年月706で指定した参照年月と同じ年月801
と、前出の順位707で指定した順位802と、傷病名
803と、件数804と、点数(A)805と、確定点
数(B)806と、確定点数を請求点数で割った査定率
(B/A)807からなる。例えば、前出図7の再審査
請求統計参照704で、再審査請求統計を参照するキー
として「件数順」を指定し、参照年月が「平成10年6
月〜平成10年7月」で、順位が「3位」と指定し、一
覧表示ボタン708を押すことにより、図8の再審査請
求統計参照一覧表示画面800では、前出の参照年月と
同じ年月「平成10年6月〜平成10年7月」、順位
「1位」は、傷病名が「糖尿病」、件数が「200」、
点数が「700000」、確定点数が「69000
0」、査定率が「98.5」であることを意味する。そ
して、戻るボタン808を押すことにより、図7の詳細
条件による検索画面700に戻る。したがって、クライ
アント利用者に指定した条件による再審査請求統計情報
を提供することにより、提供再審査請求統計を目視し
て、レセプト検索の条件として適切かを判断することが
できる。
【0021】図9は、再審査請求件数一覧表を具体的に
示した図の一例である。再審査請求件数一覧表900
は、順位901と、点検が実施された最新年月902
と、順位901に対応した傷病名903と、件数904
と、点数(A)905と、確定点数(B)906と、査定
率(B/A)907からなる表と、最新年月から半年前ま
での年月908と、順位901に対応した傷病名90
9、件数910と、点数(A)911と、確定点数(B)
912と、査定率913(B/A)からなる表と、さらに
最新年月から1年前までの年月914と、順位901に
対応した傷病名915、件数916と、点数917
(A)と、確定点数(B)918と、査定率919(B/
A)からなる表とからなる。例えば、図9で示すよう
に、順位が「1位」の場合、点検が実施された最新年月
は「H11.6」で、順位1位に対応した傷病名が「糖
尿病」で、件数が「120」で、点数(A)が「600
000」で、確定点数(B)が「590000」で、査
定率(B/A)が「98.3」であることを意味する。さ
らに最新年月から半年前までの年月は「H11.6〜H
11.1」で、順位1位に対応した傷病名が「糖尿病」
で、件数が「300」で、点数(A)が「90000
0」で、確定点数(B)が「890000」で、査定率
(B/A)が「98.9」であり、最新年月から1年前ま
での年月は「H11.6〜H10.7」で、順位1位に
対応した傷病名が「心筋梗塞」で、件数が「500」
で、点数(A)が「1000000」で、確定点数(B)
が「900000」で、査定率(B/A)が「90.0」
であることを意味する。再審査請求件数一覧表900
は、点検が実施された最新年月の再審査請求統計と最新
年月から半年前までの再審査請求統計と最新年月から1
年前までの再審査請求統計を表示させることにより、点
検効果の確率の高い傷病名を絞り込むことができる。
【0022】図10は、図1で示したレセプト点検シス
テムにおける傷病名によるレセプト点検および再審査請
求統計を活用したレセプト点検の処理を示す全体フロー
である。ステップ1001において、本システムの点検
対象であるレセプトをOCRスキャナにより読み込む。
その際、レセプトのイメージ画像は全面を対象に読み込
むが、文字認識は特定部分のみ行う。読み込んだレセプ
トのイメージ画像を画像DB116に格納し、文字認識
された情報は基本情報DB114に格納する。ステップ
1002、ステップ1003、ステップ1004、ステ
ップ1005は、点検するレセプトの検索条件である傷
病名を指定する段階である。傷病名を指定する方法によ
りステップ1003とステップ1004の2つに分岐す
る。ステップ1002において、傷病名を指定する方法
が選択される。指定方法として、キーボードの入力によ
る任意指定方法と、再審査請求統計参照による指定方法
がある。キーボードの入力による任意指定方法が選択さ
れた場合、ステップ1003において、図7の詳細条件
による検索画面の傷病名欄703にクライアント12の
キーボードから傷病名が入力される。再審査請求統計参
照による指定方法が選択された場合、ステップ1004
において、図7の詳細条件による検索画面の再審査請求
統計参照704で、クライアント12から選択および入
力が行なわれると、サーバ11に指示が送られ、サーバ
11は再審査請求統計DB118を参照する。参照によ
り取得した傷病名をクライアント12に伝送する。ステ
ップ1005において、サーバより伝送された傷病名は
クライアント12の記憶部121に記憶される。ステッ
プ1006において、クライアント12の傷病名指定に
より、サーバ11はレセプトの検索を行い、その後、ス
テップ1007において、検索したイメージ画像の印刷
を行う。次にステップ1008において、印刷されたイ
メージ画像により点検員が目視により点検を行ない、ク
ライアント12より点検結果が順次入力される。ステッ
プ1009において、サーバ11はクライアント12か
ら全ての点検結果を受信し、管理情報DB114に登録
する。
【0023】ステップ1010、ステップ1011、ス
テップ1012は、管理情報DB114において再審査
請求となっているレセプト情報をもとに再審査請求統計
DB117が作成される段階である。ステップ1010
において、管理情報DB114で再審査請求となってい
るレセプト情報があるかどうか判断する。再審査請求と
なっているレセプト情報がない場合は処理を終了し、あ
る場合は、ステップ1011において、再審査請求とな
っているレセプト情報を再審査請求DB117に格納
し、ステップ1007で入力された点検結果より再審査
請求分のレセプトについて、審査機関に再審査請求する
点数も追加する。次に、ステップ1012において、傷
病名ごとにまとめて合計件数を計算し、処理結果を再審
査請求統計DB118に格納する。
【0024】ステップ1013、ステップ1014、ス
テップ1015は、外部記憶メディア16に記録された
再審査請求結果を読み込み、再審査請求DB117に再
審査請求結果が追加され、さらに再審査請求統計DB1
18に再審査請求結果の計算結果が追加される段階であ
る。ステップ1013において、再審査請求結果を登録
するかどうかを判断する。登録するを選択した場合、ス
テップ1014において、クライアント12は外部記憶
メディア16に記録された再審査請求結果を読み込み、
再審査請求DB117に再審査請求結果が追加される。
さらにステップ1015において、再審査請求統計DB
118にも再審査請求結果の計算結果が追加される。ス
テップ1016において、図9の再審査請求統計一覧表
900が出力される。ステップ1013において、登録
しないを選択した場合、ステップ1016において、図
9の再審査請求統計一覧表900が出力される。その
後、レセプト点検処理が完了する。
【0025】図11〜図14は、図10の全体フローチ
ャートの詳細を示す詳細フローである。図11は、図1
0のステップ1001、ステップ1002、ステップ1
003、ステップ1004、ステップ1005、ステッ
プ1006、ステップ1007を詳細に示したフローチ
ャートであり、点検対象となるレセプトの検索条件であ
る傷病名を指定し、指定した条件によりレセプトを検索
し、出力するまでの流れを示す。まず、ステップ110
1において、クライアントは、点検したいレセプトの検
索条件指定するため、点検したい傷病名を任意に指定す
る方法か、再審査請求統計DB118を参照し、再審査
請求の多かった傷病名を指定する方法かのどちらかを選
択する。点検したい傷病名を任意に指定する場合、ステ
ップ1102において、クライアント12は入力部12
3より図7の詳細条件による検索画面700の傷病名入
力欄703に傷病名を入力し、追加ボタン709を押
す。これにより、ステップ1103において、該画面の
データリスト欄711に点検(診療)年月、レセプト区
分、傷病名が表示される。なお、傷病名指定に当たって
は、図9の再審査請求件数一覧表900を参照すること
ができる。これにより、クライアントは、再審査請求件
数一覧表より最近の再審査請求の傾向や過去半年間およ
び過去1年間の再審査請求の傾向をみて、どの傷病名で
検索すると、点検効果が高くなるかが判断できるので、
点検作業が効率的に行なうことができ、また点検効果を
上げることができる。ステップ1104において、他の
傷病名についても検索条件とするかを問う。他の傷病名
について検索条件とする場合は、ステップ1102に戻
り、同様の処理を行う。他の傷病名について検索しない
場合は、ステップ1112へ進む。
【0026】次は、ステップ1101において、再審査
請求統計を参照して、再審査請求の多かった傷病名を検
索条件として指定する方法の処理についての説明であ
る。ステップ1105において、クライアントは、該画
面の再審査請求統計参照欄704の件数順あるいは点数
順のボタン705を選択する。次に、ステップ1106
において、再審査請求統計DB118よりどの年月の統
計を参照するかを指示する。次に、ステップ1107に
おいて、再審査請求統計DB118より何位までの統計
を参照するかを指定する。再審査請求統計参照704に
おいて、件数順か点数順かの参照の基準キー705と、
参照年月706と、順位707の指定が完了すると、ス
テップ1108において、クライアントより再審査請求
統計DB118を参照する指示がサーバに出される。こ
の時、再審査請求統計DB118の参照指示を受信した
サーバは、年月、順位、傷病名を図15の検索テーブル
91に記憶する。サーバは、再審査請求統計DB118
より年月、順位、傷病名、件数、点数、確定点数を読み
込み、図16の参照結果テーブル92に記憶する。な
お、参照年月が複数になる場合には、傷病名ごとに件数
の合計と、点数の合計と、確定点数の合計を計算し、確
定点数を点数で徐して、査定率を計算し、順位ごとに計
算結果を図17の処理テーブル93に記憶する。参照年
月が単月の場合は、傷病名、件数、点数、確定点数は、
参照結果テーブル92に記憶されている情報そのもの
と、確定点数を点数で徐して、査定率を計算した結果を
処理テーブル93に記憶する。サーバは処理テーブル9
3の情報をクライアントに送る。
【0027】次に、ステップ1109において、ステッ
プ1105、ステップ1106、ステップ1107で指
定した条件により再審査請求統計DB118の参照結果
を一覧表示するかどうかを選択する。ステップ1109
において、「一覧表示する」を選択した場合、該画面の
一覧表示708を押すことにより、図8の再審査請求統
計参照一覧表示画面の表示例でクライアント12の表示
部122に表示される(ステップ1110)。クライア
ントは、図8の内容を確認し、戻るボタン808を押す
ことにより、図7に戻る。これにより、再審査請求統計
DBを参照し、参照一覧を目視できることにある。つま
り統計結果では順位の高い傷病名でも、下位の傷病名で
も査定率が高い場合があり、統計情報に加えて、点検員
の目視による判断が加わることで、点検効果の確率の高
い傷病名を絞り込むことができる。なお、「一覧表示す
る」を選択しない場合にはステップ1111に進む。ス
テップ1111において、追加ボタン709を押すこと
により、データリスト欄711に点検(診療)年月と、
レセプト種類と、該画面の再審査請求統計参照704で
指定した情報より参照結果として出た傷病名が表示され
る。順位を複数指定した場合、上位から順にデータリス
トに表示される。例えば、処理テーブル93の順位1位
の傷病名「糖尿病」がデータリスト欄に表示され、順位
2位の傷病名「胃潰瘍」が次に表示されることになる。
また、データリスト欄に検索条件が表示されることによ
り、検索テーブル91と、参照結果テーブル92と、処
理テーブル93の情報はクリアになる。
【0028】データリスト欄711に検索条件が表示さ
れた後は、ステップ1112へ行く。ステップ1112
において、クライアントは、検索条件をキーに点検対象
のレセプトを検索する。次に、ステップ1113におい
て、クライアントは検索したレセプトを印刷する指示を
サーバに送り、サーバはクライアントから印刷指示を受
け取り、プリンタよりレセプトの印刷処理を行う。な
お、ステップ1101において、入力による任意指定と
再審査請求統計参照による指定のどちらを選択しても、
ステップ1112以降の処理は同じになる。
【0029】図11で示した通り、傷病名を任意に入力
する方法と、再審査請求統計を参照して、これまでに再
審査請求の多かった傷病名を読み取って、その傷病名を
自動的に検索条件に指定する方法を選択することができ
る。これにより、点検作業の効率があがる。点検する月
の発病傾向や過去の再審査実績にもとづいた傷病名が検
索条件となるので、点検実績が向上することになる。傷
病名を任意に入力する時には、図8の再審査請求統計一
覧表を参考にして傷病名を決定することができる。ま
た、再審査請求統計DBを参照する時には、再審査請求
統計一覧表示を表示させることにより、参照結果の傷病
名で、件数の多かった傷病名は何か、査定率が高い傷病
名は何かを目視した上で検索条件に指定できるので、点
検作業の効率が上がり、点検効果が上がる。
【0030】図12は、図10で示したステップ100
8、ステップ1009の詳細を示したフローチャートで
あり、レセプトの点検結果の入力により、再審査請求の
レセプトについて管理情報DBに再審査請求と更新される
処理を示すものである。まず、ステップ1201におい
て、点検後に「問題なし」か「再審査請求」か、クライ
アントより点検結果が入力される。再審査請求におい
て、医療機関から請求された請求点数と保険者が点検に
より審査機関に再審査請求する点数に差がある場合に
は、再審査請求するレセプトの診療年月と、整理番号
と、再審査請求点数を図18の再審査請求点数テーブル
94に一時格納する。レセプトの点検が終ると、全ての
点検結果をサーバに送り、クライアントより受信したサ
ーバは、「再審査請求」のレセプトについて、管理情報
DB115の状態コードを「再審査請求」と更新し、そ
れ以外のレセプトは、管理情報DB115の状態コード
を「問題なし」と更新する。
【0031】図13は、図10で示したステップ101
0、ステップ1011、ステップ1012の詳細を示し
たフローチャートであり、再審査請求DBより再審査請
求統計DBを作成する処理を示したものである。ステッ
プ1301において、サーバは、管理情報DB115で
状態コードが「再審査請求」となっているレセプトを検
索する。この時、サーバは検索により取得した整理番号
を、図19の一時記憶テーブル95に順次格納する。ス
テップ1302において、該当するレコードがある場合
には、ステップ1303に行く。該当するレコードがな
い場合には、ステップ1304において、クライアント
12の表示部122に「該当なし」というメッセージを
表示させ、処理は終了する。次に、ステップ1303に
おいて、図19の一時記憶テーブル95の整理番号をキ
ーに、基本情報DB114より診療年月22、傷病名2
3、性別28、生年月日29、請求点数30を取得し、
整理番号とともに再審査請求DB117に格納する。再
審査請求DB117に整理番号、診療年月、傷病名、性
別、生年月日、請求点数が格納されると、一時記憶テー
ブル95の情報はクリアされる。
【0032】さらに、ステップ1305において、前出
の再審査請求点数テーブル94の整理番号をキーにし
て、再審査請求DB117の再審査請求点数57に、再
審査請求点数テーブル94の再審査請求点数を追加す
る。再審査請求DBに再審査請求点数が追加されると、
再審査請求テーブル94の情報は、クリアされる。ステ
ップ1306において、再審査請求DB117より最新
診療年月の傷病名ごとに再審査請求件数合計と、請求点
数合計を計算し、計算結果を図20の合計テーブル96
に格納する。ステップ1307において、合計テーブル
96で件数合計の多い順にデータの並べ替えを行い、並
べ替えた結果を再審査請求統計DB118の最新年月欄
62に格納する。最新年月欄62に合計テーブル96の
情報が格納されると、合計テーブル96の情報はクリア
され、処理は終了する。この処理により、レセプトの点
検結果入力より再審査請求DB作成や再審査請求統計D
B作成が自動化されるので、作業効率が上がる。
【0033】図14は、図10で示したステップ101
4、ステップ1015、ステップ1016の詳細を示し
たフローチャートであり、審査機関より返った再審査請
求結果を再審査請求DB117および再審査請求統計D
B118に格納するものである。まず、審査機関より再
審査請求結果が記憶された外部記憶メディア16が保険
者に送付される。ステップ1401において、クライア
ント12は、外部記憶メディア16に記録された再審査
請求結果を読み込み、読み込んだデータをサーバに転送
し、サーバは該データを図21の再審査結果テーブル9
7に一時格納する。ステップ1402において、プリン
タより再審査請求結果を印刷し、内容を確認する。次
に、ステップ1403において、再審査結果テーブル9
7の整理番号をキーにして、サーバは再審査請求DB1
17の再審査結果58に再審査結果テーブル97の再審
査結果を追加する。例えば、図5において、整理番号
「44444444」のレセプトに、再審査結果テーブ
ル97の再審査結果「原審」が、再審査結果欄58に
「原審」と追加されたことを意味する。
【0034】次に、再審査結果が原審どおりか査定か
(ステップ1404)により、2つの処理に分岐する。
「原審通り」のものは、ステップ1405の処理に行
く。ステップ1405において、再審査請求DB117
の再審査請求点数57と同じ点数が、該DBの支払確定
点数59に格納される。例えば、再審査結果テーブル9
7において、整理番号「44444444」のレセプト
の増減点数が「0」なので、図5において、整理番号
「44444444」のレセプトの支払確定点数が「8
000」と追加されたことを意味する。なお、再審査結
果欄58と支払確定点数59に情報が格納されると、再
審査結果テーブル97の再審査結果情報は、クリアされ
る。ステップ1404において、「査定」となったもの
は、ステップ1406の処理に行く。ステップ1406
において、サーバは、再審査結果テーブル97より再審
査結果が「査定となったレセプトの整理番号をもとに、
再審査請求DB117の再審査請求点数57と再審査結
果テーブル97の増減点数とで計算し、計算結果を図2
2の結果テーブル98に一時格納する。ステップ140
7において、再審査請求DB117の支払確定点数59
に結果テーブル98の計算結果が追加される。例えば、
再審査結果テーブル97において、整理番号「2222
2222」のレセプトの増減点数が「1000」なの
で、再審査請求DB117の整理番号「2222222
2」の再審査請求点数57「64000」に増減点数
「1000」を加え、結果テーブル98の整理番号「2
2222222」の計算結果「65000」を記憶し、
再審査請求DB117の支払確定点数59に「6500
0」を追加したことを意味する。なお、再審査結果欄5
8と支払確定点数59に情報が格納されると、再審査結
果テーブル97において該当する再審査結果情報と、結
果テーブル98の情報は、クリアされる。ステップ14
05およびステップ1407の後は、ステップ1408
へ行く。
【0035】ステップ1408において、再審査請求D
B117において、傷病名ごとに支払確定点数の合計を
計算し、計算結果を図23の確定点数テーブル99に格
納する。サーバは、確定点数テーブル99の該当する傷
病名の確定点数を再審査請求統計DB118の最新点検
年月62の確定点数欄66に追加される。例えば、確定
点数テーブル99で「糖尿病」「500000」の情報
は、図6において、最新点検年月「H11.6」の順位
1位「糖尿病」の確定点数66に「500000」とし
て追加されることを意味する。なお、再審査請求統計D
B118の支払確定66に、確定点数テーブル99にお
いて該当する情報が追加されると、確定点数テーブル9
9の情報は、クリアされる。ステップ1409におい
て、再審査結果テーブル97のレセプトの整理番号をキ
ーに、サーバは管理情報DB115において状態コード
が「再審査請求」のレセプトを検索し、状態コードを
「再審査終了」と更新し、処理は終了する。なお、管理
情報DB115で、状態コードが「再審査請求」から
「再審査終了」と更新されると、再審査結果テーブル9
7の情報は、クリアされる。以上説明したように、本実
施例は、レセプト点検処理において、傷病名によるレセ
プトを検索することができるので、新しい点検が可能と
なる。また、傷病ごとにまとめて出力することにより、
傷病の着眼を均一にし、点検員の作業効率を上げること
ができる。また、点検員が自分の得意とする傷病を点検
することにより、充実した点検を行ない、点検効果を上
げることができる。さらに再審査請求作業から傷病ごと
に再審査請求統計を自動的に作成、統計結果から再審査
請求の多い傷病について重点的に点検を行なうことによ
り、点検効果を上げることができる。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、レセプ
ト点検処理において、傷病名によるレセプトを検索する
ことができるので、新しい点検が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レセプト点検システムのハードウェア構成及び
接続関係を示す図である。
【図2】基本情報DBの一例を示す図である。
【図3】管理情報DBの一例を示す図である。
【図4】画像DBの一例を示す図である。
【図5】再審査請求DBの一例を示す図である。
【図6】再審査請求統計DBの一例を示す図である。
【図7】検索条件を設定する場合、クライアント側が設
定する画面の一例を示す図である。
【図8】検索条件を設定する場合、参考情報としてクラ
イアント側に提供する画面の一例を示す図である。
【図9】再審査請求件数一覧表の一例を示す図である。
【図10】傷病名によるレセプト点検および再審査請求
統計DBを活用したレセプト点検の処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図11】図10におけるステップ1001〜1007
を詳細に示したフローチャートである。
【図12】図10におけるステップ1008〜1009
を詳細に示したフローチャートである。
【図13】図10におけるステップ1010〜1012
を詳細に示したフローチャートである。
【図14】図10におけるステップ1014〜1016
を詳細に示したフローチャートである。
【図15】参照テーブルの一例を示す図である。
【図16】参照結果テーブルの一例を示す図である。
【図17】処理テーブルの一例を示す図である。
【図18】再審査請求点数テーブルの一例を示す図であ
る。
【図19】一時記憶テーブルの一例を示す図である。
【図20】合計テーブルの一例を示す図である。
【図21】再審査結果テーブルの一例を示す図である。
【図22】結果テーブルの一例を示す図である。
【図23】確定点数テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
11 サーバ 12 クライアント 13 プリンタ 14 スキャナOCR 15 LAN 16 外部記憶メディア 110 サーバ処理部 111 サーバ記憶部 112 サーバ表示部 113 サーバ入力部 114 基本情報DB 115 管理情報DB 116 画像DB 117 再審査請求DB 118 再審査請求統計DB 120 クライアント処理部 121 クライアント記憶部 122 クライアント表示部 123 クライアント入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 淳也 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 (72)発明者 山田 雅弘 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 Fターム(参考) 5B075 ND20 PP22 PQ02 PQ46 PR04 UU26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レセプト情報を入力し、蓄積し、管理
    し、出力する機能を有するレセプト点検システムにおけ
    るレセプト点検方法であって、 レセプトの基本情報の項目である傷病名をキーにして、
    前記蓄積したレセプト情報から点検対象のレセプト情報
    を検索することを特徴とするレセプト点検方法。
  2. 【請求項2】 レセプト情報を入力し、蓄積し、管理
    し、出力する機能を有するレセプト点検システムにおけ
    るレセプト点検方法であって、 レセプトの記載事項が不適当と判断されたレセプトの情
    報を蓄積した情報から傷病名ごとに件数および点数を合
    計して再審査請求統計情報を生成し、 該再審査請求統計情報に基づき再審査請求の多い傷病名
    を抽出し、抽出された再審査請求の多い傷病名をキーに
    して、前記蓄積したレセプト情報から点検対象のレセプ
    ト情報を検索することを特徴とするレセプト点検方法。
  3. 【請求項3】 レセプト情報を入力し、蓄積し、管理
    し、出力する機能を有するレセプト点検システムであっ
    て、 レセプトの記載事項が不適当と判断されたレセプトの情
    報を蓄積した情報から傷病名ごとに件数および点数を合
    計して再審査請求統計情報を生成する手段と、 検索条件である傷病名を指定するために、任意に選択さ
    れた傷病名を入力する手段と、 検索条件である傷病名を指定するために、指定された抽
    出条件に基づき前記生成された再審査請求統計情報から
    再審査請求の多い傷病名を抽出し、該抽出した傷病名を
    入力する手段を有することを特徴とするレセプト点検シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のレセプト点検システムに
    おいて、 前記指定された抽出条件に基づき前記生成された再審査
    請求統計情報から再審査請求の多い傷病名を抽出する
    際、該抽出条件に従い再審査請求統計一覧を表示するこ
    とを特徴とするレセプト点検システム。
  5. 【請求項5】 レセプトの記載事項が不適当と判断され
    た再審査請求のレセプトの情報を蓄積した情報と再審査
    請求結果を蓄積した情報とを組み合わせ再審査請求情報
    を生成するステップと、 該再審査請求情報に基づき各傷病名毎に統計を取り、統
    計結果を蓄積して再審査請求統計情報を生成するステッ
    プを有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 傷病名によりレセプトを検索する検索画
    面を表示するステップと、 該検索画面上で入力された抽出条件に基づき蓄積された
    再審査請求統計情報から抽出条件に該当する再審査請求
    統計情報を抽出するステップと、 抽出された再審査請求統計情報中の傷病名をレセプト検
    索キーとして検索画面上に入力するステップと、 該入力されたレセプト検索キーにより、蓄積されたレセ
    プト情報から点検対象のレセプト情報を検索するステッ
    プを有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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