JP3829739B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを利用してインターネットを介して画像データを送受信するインターネットファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子メールを利用してインターネットを介して画像データを送受信するインターネットファクシミリ装置を用いたインターネットファクシミリ通信システムが、ITU−T勧告T.37において提案されている。このインターネットファクシミリ装置では、画像データを含む電子メールを送信側のメールサーバ装置(ゲートウェイ装置)及びインターネットを介して受信側のメールサーバ装置(ゲートウェイ装置)にSMTP方式で送信し、受信側のインターネットファクシミリ装置は、POP3方式で受信側のメールサーバ装置にアクセスして、画像データを含む電子メールを受信して、受信された画像データを画像記録部を用いて印字する。
【0003】
インターネットファクシミリ装置などのインターネット用通信端末装置において、電子メールを作成するときには、以下の電子メールアドレスの宛先を指定する方法の種類(以下、宛先種類という。)毎に宛先の電子メールアドレスを入力することにより指定している。
(a)To:コピーの送り先ではない正規の宛先アドレスをToで指定する。
(b)Cc:コピーの送り先である宛先アドレスをCcで指定する。Ccで指定した宛先は他の人にあてた電子メールにも表示されるから、コピーが誰に送られているか分かる。
(c)Bcc:Ccと同様にコピーを送る宛先の指定に使うが、Ccと違って、Bccで指定した宛先名は他の人に配達される電子メールには表示されない。送信者が自分の電子メールアドレスをBccで指定すると、送信した電子メールのコピーが送信者に配達されるので、自分が送った電子メールがメールサーバ装置に届いたことを確認できる。
なお、各宛先種類において、宛先アドレスをカンマ又はセミコロンで区切り併記することで、複数の宛先へ送信することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、宛先種類毎に電子メールアドレスを入力し直接ダイヤルで送信することができるが、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに上記宛先種類を電子メールアドレスとともに登録することができなかった。
【0005】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに宛先種類と電子メールアドレスとを登録することができ、登録された電子メールアドレスとその宛先種類で送信することができるインターネットファクシミリ装置などの通信端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信端末装置は、電子メールを送信する通信端末装置において、宛先の電子メールアドレス毎に、当該宛先を指定する方法の複数の宛先種類から選択的に1つの宛先種類を指定する入力手段と、上記指定された宛先種類と、宛先の電子メールアドレスとの1対を、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先情報として格納する記憶手段と、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの操作がされたときに、上記操作に対応するワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先種類と電子メールアドレスとを上記記憶手段から読み出して、上記操作に対応する宛先情報の電子メールアドレスに対して、上記操作に対応する宛先情報の宛先種類で電子メールを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記通信端末装置において、上記入力手段は、好ましくは、複数の宛先種類のうちの1つを順次循環的に表示して指定する種類変更キーである。
【0008】
さらに、上記通信端末装置において、好ましくは、上記電子メールを送信する前において、上記読み出された宛先情報の宛先種類を、上記入力手段を用いて入力された宛先種類に変更するように制御する変更手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0009】
またさらに、上記通信端末装置において、宛先を指定する方法の複数の宛先種類は、好ましくは、Toと、Ccとを含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る実施形態であるインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。このインターネットファクシミリ装置20は、インターネット40を介して電子メールを送信する装置であり、宛先の電子メールアドレス毎に、当該宛先を指定する方法の複数の宛先種類(To、Cc,Bccを含む)から選択的に1つの宛先種類を指定する入力手段であって、複数の宛先種類のうちの1つを順次循環的に表示して指定する種類変更キー5aを操作部5において備える。主制御部1は、種類変更キー5aにより指定された宛先種類と、宛先の電子メールアドレスとの1対を、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先情報としてRAM7内のダイヤル登録メモリ7aに格納し(図3のステップS14−S17)、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの操作がされたときに、上記操作に対応する宛先種類と電子メールアドレスとを上記ダイヤル登録メモリ7aから読み出し、上記操作に対応する宛先情報の電子メールアドレスに対して、上記操作に対応する宛先情報の宛先種類で電子メールを送信する(図6のステップS65−S71又は図7のステップS85−S91)ことを特徴としている。
【0012】
また、当該インターネットファクシミリ装置20において、主制御部1は、電子メールを送信する前において、ダイヤル登録メモリ7aから読み出された宛先情報の宛先種類を、上記入力手段を用いて入力された宛先種類に変更するように制御する処理(図6のステップS65A又は図7のステップS85A)を実行することを特徴としている。
【0013】
図1のインターネットファクシミリ装置20は、例えばITU勧告T.37などに従って、電子メールを利用してインターネットを介して画像データを送受信するインターネットファクシミリ機能を有し、RAM7はダイヤル登録メモリ7aを備え、ワンタッチダイヤル及び短縮ダイヤルで送信するためのファクシミリ番号及び/又は電子メールアドレス及び宛先種類と、その名称(名称の入力は必須ではなく、名称が入力されていないときはファクシミリ番号又は電子メールアドレスが表示される。)を予め入力して当該ダイヤル登録メモリ7aに登録しておく。
【0014】
なお、ワンタッチダイヤルとは、操作部5の1つのキーをオンすることにより(ワンタッチ)宛先を指定してダイヤルする方法であり、短縮ダイヤルとは、短縮番号を操作部5を用いて入力することにより宛先を指定してダイヤルする方法である。
【0015】
そして、当該インターネットファクシミリ装置20は、以下の2つの動作モードを備える。
(a)インターネットファクシミリモード:上記インターネットファクシミリ機能を用いて画像データを含む電子メールを送信する動作モードであり、ダイヤル登録メモリ7a又は電話帳メモリ7bに格納された電子メールアドレスを表示してスタートキーをオンしたときにインターネットファクシミリ送信処理を実行する。
(b)通常ファクシミリモード:公衆電話回線Lを介して画像データを送信する動作モードであり、ダイヤル登録メモリ7a又は電話帳メモリ7bに格納された電子メールアドレスを表示してスタートキーをオンしたときに通常ファクシミリ送信処理を実行する。
これら2つの動作モードの切り換えは、操作部5のインターネットファクシミリキーをオンすることにより、通常ファクシミリモードからインターネットファクシミリモードに、又は、インターネットファクシミリモードから通常ファクシミリモードに変更することができる。
【0016】
図1において、インターネットファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能及びインターネットファクシミリ機能とを備えるとともに、ITU−T勧告のV.34モードの通信能力を有するハードウエアのCODEC回路9と、ITU−T勧告のV.17モード以下の通信能力を有するROM6内のCODECプログラム6aとを備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該インターネットファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0017】
操作部5は、当該インターネットファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。ここで、操作部5は、上述のように、インターネットファクシミリモードと通常ファクシミリモードとを選択的に切り換えるためのインターネットファクシミリキーと、宛先種類を順次、キーを1回オンする毎に、ToからCcに、CcからBccに、BccからToに表示して変更する種類変更キー5aと、当該変更の後これを確定するためのエンターキーを備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0018】
ROM6は、当該インターネットファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、ITU−T勧告のV.17モード、V.32、V.27ter、V.26bisなどに基づく通信能力を有し、画像データの符号化及び復号化を行うCODECプログラム6aを含むとともに、図2のワンタッチダイヤル及び短縮ダイヤルの登録処理と、図3の電子メールアドレス登録処理と、図4のファクシミリ番号登録処理と、図5のファクシミリ送信処理と、図6のワンタッチダイヤル処理と、図7の短縮ダイヤル処理と、図8の電子メールアドレスの種類変更入力処理とを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。このRAM7には、上述のように、ダイヤル登録メモリ7aなどを含む。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0019】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0020】
また、LANインターフェース12は、バス13を介して主制御部1に接続され、主制御部1をローカルエリアネットワーク(以下、LANという。)30に接続するためにインターフェース回路であって、信号やプロトコルの変換などの公知の処理を実行する。ここで、LAN30には、当該インターネットファクシミリ装置20のLANインターフェース12と、メールサーバ装置31と、ルータ装置32と、他のパーソナルコンピュータ(図示せず。)などが接続される。
【0021】
メールサーバ装置31はLAN30を介してルータ装置32に接続される。さらに、ルータ装置32はインターネット40を介して宛先のメールサーバ装置(図示せず。)に接続される。当該インターネットファクシミリ装置20から画像データをメール本文等に添付してメール送信するときは、SMTP手順を用いて当該画像データを含む電子メールを、LANインターフェース12及びLAN30を介してメールサーバ装置31に送信し、これに応答して、メールサーバ装置31は、当該インターネットメールを、LAN30、ルータ装置32、インターネット40、及び宛先のメールサーバ装置(図示せず。)を介して送信先のインターネットファクシミリ装置20にパケット送信する。一方、電子メールをパケット受信するときは、宛先のインターネットファクシミリ装置20からインターネット40、ルータ装置32及びLAN30を介してメールサーバ装置31で電子メールが受信され、当該インターネットファクシミリ装置20がメールサーバ装置31に対して所定の周期で周期的にPOP3手順でアクセスし、受信した電子メールがあるときは、当該電子メールをメールサーバ装置31からLAN30及びLANインターフェース12を介して受信する。なお、インターネット40への回線接続は、専用回線などに限らず、公衆電話回線Lを用いたダイヤルアップ接続でもよい。
【0022】
以上のように構成された本実施形態のインターネットファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能及びインターネットファクシミリ機能に加えて、上述のCODEC回路9及びCODECプログラム6aを有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってROM6内のCODECプログラム6a又はCODEC回路9により符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データはROM6内のCODECプログラム6a又はCODEC回路9によりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0023】
図2は、図1の主制御部1によって実行されるワンタッチダイヤル及び短縮ダイヤルの登録処理を示すフローチャートである。以下の図2乃至図8の処理において、「表示する」とは表示部4に表示することをいう。
【0024】
図2のステップS1において、まず、電子メールアドレス登録キーをオンしたか否かが判断され、YESであるときは、ステップS2において図3の電子メールアドレス登録処理を実行した後、ステップS1に戻る。一方、ステップS1でNOであるときは、ステップS3においてファクシミリ番号登録キーをオンしたか否かが判断され、YESであるときは、ステップS4において図4のファクシミリ番号登録処理を実行した後、ステップS1に戻る。ステップS3でNOであるときは、ステップS5においてその他の登録処理を実行した後、ステップS1に戻る。
【0025】
図3は、図2のサブルーチンである電子メールアドレス登録処理(S2)を示すフローチャートである。
【0026】
図3のステップS11において、ワンタッチダイヤルキーをオンし又は短縮ダイヤル番号を入力したか否かが判断され、YESとなるまでステップS11の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS12において指定されたワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤル番号に電子メールアドレスが登録済みか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS14に進む。ステップS13においては、ダイヤル登録メモリ7aに登録済みの電子メールアドレスを表示し、ステップS14に進む。次いで、ステップS14において電子メールアドレス(及び名称;電子メールアドレスの入力は必須であるが、名称の入力は必須ではない。)を入力したか否かが判断され、YESとなったときに、ステップS15において入力された電子メールアドレス(及び名称)をRAM7内の一時メモリに格納する。さらに、ステップS16において図8のサブルーチンである電子メールアドレスの種類変更入力処理を実行した後、ステップS17に進み、一時メモリに格納された電子メールアドレスは他のワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤル番号に登録済みの電子メールアドレスか否かが判断され、YESであるとき、ステップS18において拒絶ブザーを鳴動させた後、ステップS11に戻る。一方、ステップS17でNOであれば、ステップS19において一時メモリに格納された電子メールアドレス及び種類フラグKFで示されたその宛先種類(並びに名称)をダイヤル登録メモリ7aに格納した後、ステップS20において登録終了キーをオンしたか否かが判断され、NOのときはステップS11に戻る一方、YESのときは元のメインルーチンに戻る。
【0027】
図4は、図2のサブルーチンであるファクシミリ番号登録処理(S4)を示すフローチャートである。
【0028】
図4のステップS21において、ワンタッチダイヤルキーをオンし又は短縮ダイヤル番号を入力したか否かが判断され、YESとなるまでステップS21の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS22において指定されたワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤル番号にファクシミリ番号が登録済みか否かが判断され、YESのときはステップS23に進む一方、NOのときはステップS24に進む。ステップS23においては、ダイヤル登録メモリ7aに登録済みのファクシミリ番号を表示し、ステップS24に進む。次いで、ステップS24においてファクシミリ番号(及び名称;ファクシミリ番号の入力は必須であるが、名称の入力は必須ではない。)を入力したか否かが判断され、YESとなったときに、ステップS25において入力されたファクシミリ番号(及び名称)をRAM7内の一時メモリに格納し、ステップS26においてエンターキーをオンしたか否かが判断される。ステップS26でYESとなれば、ステップS27において一時メモリに格納されたファクシミリ番号は他のワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤル番号に登録済みのファクシミリ番号か否かが判断され、YESであるとき、ステップS28において拒絶ブザーを鳴動させた後、ステップS21に戻る。一方、ステップS27でNOであれば、ステップS29において一時メモリに格納されたファクシミリ番号(及び名称)をダイヤル登録メモリ7aに格納した後、ステップS30において登録終了キーをオンしたか否かが判断され、NOのときはステップS21に戻る一方、YESのときは元のメインルーチンに戻る。
【0029】
図5は、図1の主制御部1によって実行されるファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。
【0030】
図5のステップS31において、まず、通常ファクシミリモードに設定し、ステップS32においてインターネットファクシミリキーをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS36に進む。ステップS33においてインターネットファクシミリモードか否かが判断され、NOのときはステップS34に進む一方、YESのときはステップS35に進む。ステップS34においてインターネットファクシミリモードに変更して設定した後、ステップS32に戻る。一方、ステップS35において通常ファクシミリモードに変更して設定した後、ステップS32に戻る。
【0031】
次いで、ステップS36においてワンタッチダイヤルキーをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS37に進む一方、NOのときはステップS38に進む。ステップS37において図6のワンタッチダイヤル処理を実行した後、ステップS32に戻る。ステップS38において短縮ダイヤルキーをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS39に進む一方、NOのときはステップS40に進む。ステップS39において図7の短縮ダイヤル処理を実行した後、ステップS32に戻る。一方、ステップS40においてその他のキーの処理を実行してステップS32に戻る。
【0032】
図6は、図5のサブルーチンであるワンタッチダイヤル処理(S37)を示すフローチャートである。
【0033】
図6のステップS51においてインターネットファクシミリモードか否かが判断され、NOのときはステップS52に進む一方、YESのときはステップS62に進む。ステップS52において指定されたワンタッチダイヤルにファクシミリ番号が登録されているか否かが判断され、NOのときはステップS53に進む一方、YESのときはステップS55に進む。ステップS53においては、拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS54において「未登録」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS55において宛先の名称又はファクシミリ番号(名称が登録されていないとき)を表示し、ステップS56において画像読取部2に原稿がセットされているか否かが判断され、NOのときはステップS57に進む一方、YESのときはステップS59に進む。ステップS57においては、拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS58において「原稿セット」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS59においてスタートキーをオンしたか否かが判断され、YESとなるまでステップS59の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS60において原稿画像を画像読取部2を用いて読み取って画像データに変換し画像メモリ8に格納し、ステップS61において通常ファクシミリ送信処理を実行し、すなわち、公衆電話回線Lを介してG3モードで画像データをファクシミリ送信し、図5のファクシミリ送信処理を終了する。
【0034】
ステップS62において指定されたワンタッチダイヤルに電子メールアドレスが登録されているか否かが判断され、NOのときはステップS63に進む一方、YESのときはステップS65に進む。ステップS63において拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS64において「未登録」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS65において宛先の名称又はファクシミリ番号(名称が登録されていないとき)を表示し、ステップS65Aにおいて図8の電子メールアドレスの種類変更入力処理を実行することにより、宛先種類の変更を受けつけた後、ステップS66において画像読取部2に原稿がセットされているか否かが判断され、NOのときはステップS67に進む一方、YESのときはステップS69に進む。ステップS67において拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS68において「原稿セット」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS69においてスタートキーをオンしたか否かが判断され、YESとなるまでステップS69の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS70において原稿画像を画像読取部2を用いて読み取って画像データに変換し画像メモリ8に格納し、ステップS71においてインターネットファクシミリ送信処理を実行し、すなわち、インターネットを介して画像データを含む電子メールをパケット送信し、図5のファクシミリ送信処理を終了する。
【0035】
図7は、図5のサブルーチンである短縮ダイヤル処理(S39)を示すフローチャートである。
【0036】
図7のステップS70において、まず、短縮番号を入力したか否かが判断され、YESとなるまでステップS70の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS71に進む。次いで、ステップS71においてインターネットファクシミリモードか否かが判断され、NOのときはステップS72に進む一方、YESのときはステップS82に進む。ステップS72において指定された短縮ダイヤル番号にファクシミリ番号が登録されているか否かが判断され、NOのときはステップS73に進む一方、YESのときはステップS75に進む。ステップS73においては、拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS74において「未登録」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS75において宛先の名称又はファクシミリ番号(名称が登録されていないとき)を表示し、ステップS76において画像読取部2に原稿がセットされているか否かが判断され、NOのときはステップS77に進む一方、YESのときはステップS79に進む。ステップS77においては、拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS78において「原稿セット」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS79においてスタートキーをオンしたか否かが判断され、YESとなるまでステップS79の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS80において原稿画像を画像読取部2を用いて読み取って画像データに変換し画像メモリ8に格納し、ステップS81において通常ファクシミリ送信処理を実行し、すなわち、公衆電話回線Lを介してG3モードで画像データをファクシミリ送信し、図5のファクシミリ送信処理を終了する。
【0037】
ステップS82において指定された短縮ダイヤル番号に電子メールアドレスが登録されているか否かが判断され、NOのときはステップS83に進む一方、YESのときはステップS85に進む。ステップS83において拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS84において「未登録」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS85において宛先の名称又はファクシミリ番号(名称が登録されていないとき)を表示し、ステップS65Aにおいて図8の電子メールアドレスの種類変更入力処理を実行することにより、宛先種類の変更を受けつけた後、ステップS86において画像読取部2に原稿がセットされているか否かが判断され、NOのときはステップS87に進む一方、YESのときはステップS89に進む。ステップS87において拒絶ブザーを鳴動させ、ステップS88において「原稿セット」を表示した後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS89においてスタートキーをオンしたか否かが判断され、YESとなるまでステップS89の処理を繰り返し、YESとなったときに、ステップS90において原稿画像を画像読取部2を用いて読み取って画像データに変換し画像メモリ8に格納し、ステップS91においてインターネットファクシミリ送信処理を実行し、すなわち、インターネットを介して画像データを含む電子メールをパケット送信し、図5のファクシミリ送信処理を終了する。
【0038】
図8は、図3、図6及び図7のサブルーチンである電子メールアドレスの種類変更入力処理(S16,S65A,S85A)を示すフローチャートである。
【0039】
図8のステップS101において電子メールアドレスの種類として「TO」を表示し、ステップS102において種類フラグKFに“TO”に設定した後、ステップS103において種類変更キー5aをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS105に進む一方、NOのときはステップS104に進む。ステップS104においてエンターキーをオンしたか否かが判断され、YESのときは元のルーチンに戻る一方、NOのときはステップS103に戻る。次いで、ステップS105において電子メールアドレスの種類として「CC」を表示し、ステップS106において種類フラグKFに“CC”を設定し、ステップS107において種類変更キー5aをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS109に進む一方、NOのときはステップS108に進む。そして、ステップS108においてエンターキーをオンしたか否かが判断され、YESのときは元のルーチンに戻る一方、NOのときはステップS107に戻る。さらに、ステップS109において電子メールアドレスの種類として「BCC」を表示し、ステップS110において種類フラグKFに“BCC”を設定し、ステップS111において種類変更キー5aをオンしたか否かが判断され、YESのときはステップS101に戻る一方、NOのときはステップS112に進む。ステップS112においてエンターキーをオンしたか否かが判断され、YESのときは元のルーチンに戻る一方、NOのときはステップS111に戻る。
【0040】
以上説明したように、本実施形態によれば、宛先の電子メールアドレス毎に、当該宛先を指定する方法の複数の宛先種類(To、Cc,Bccを含む)から選択的に1つの宛先種類を指定する入力手段であって、複数の宛先種類のうちの1つを順次循環的に表示して指定する種類変更キー5aを操作部5において備え、主制御部1は、種類変更キー5aにより指定された宛先種類と、宛先の電子メールアドレスとの1対を、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先情報としてRAM7内のダイヤル登録メモリ7aに格納し、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの操作がされたときに、上記操作に対応する宛先種類と電子メールアドレスとを上記ダイヤル登録メモリ7aから読み出し、上記操作に対応する宛先情報の電子メールアドレスに対して、上記操作に対応する宛先情報の宛先種類で電子メールを送信する。従って、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに宛先種類と電子メールアドレスとを登録することができ、登録された電子メールアドレスとその宛先種類で送信することができる。
【0041】
また、本実施形態においては、当該インターネットファクシミリ装置20において、主制御部1は、電子メールを送信する前において、ダイヤル登録メモリ7aから読み出された宛先情報の宛先種類を、上記入力手段を用いて入力された宛先種類に変更するように制御する処理(図6のステップS65A又は図7のステップS85A)を実行する。従って、登録された宛先情報のうち宛先種類を、送信直前において種類変更キー5aを用いてきわめて簡単に変更することができ、操作性を大幅に向上できる。
【0042】
<第2の実施形態>
図9、図10及び図11はそれぞれ、本発明に係る第2の実施形態である操作部50の一部の第1、第2及び第3の状態を示す上面図である。この第2の実施形態においては、操作部5の種類変更キー5aに代えて、図9乃至図11に図示した操作部50を備えたことを特徴とし、その他の構成は第1の実施形態と同様であるが、図3の電子メールアドレス登録処理において宛先種類の指定の処理(例えば、ステップS16)は不要であり、ステップS11においてワンタッチダイヤルキー65をオンしたときに3枚のページシート61,62,63のうち捲って最上部に表示されていたページシートに対応する宛先種類を自動的に指定して登録することを特徴としている。
【0043】
また、図6のステップS65A又は図7のステップS85Aにおいては、図8の電子メールアドレスの種類変更入力処理を実行せず、図5のステップS36でオンされたワンタッチキーにより入力された短縮番号に対応する宛先情報(電子メールアドレス及び宛先種類)のうち宛先種類を、操作部50のページシート61,62,63を捲ることにより選択し、先と同一のワンタッチキー又はエンターキー(これらは確定用キーである。)をオンすることにより、登録された宛先種類を後に操作部50により選択した宛先種類に変更するように制御する。なお、この送信直前の宛先種類の変更処理は実行しなくてもよい。
【0044】
図9乃至図11に図示された操作部50は、例えばTo、Cc、Bccなどの複数の宛先種類を表示しかつ表示された宛先種類に対応し、それぞれを順次捲ることができるように載置された3枚のページシート61,62,63と、当該3枚のページシート61,62,63を捲ることにより各1つのページシートを選択したことを検出するマイクロスイッチSW1,SW2,SW3とを備える。ここで、3枚のページシートは、Toページシート61と、Ccページシート62と、Bccページシート63とを含む。
【0045】
操作部50の中央部において設けられた複数のバインダ・リング71を挟んで、それの左側に矩形形状の左側シート載置領域51が設けられる一方、その右側に矩形形状の右側シート載置領域52が設けられる。3枚のページシート61,62,63がともに左側載置領域51にあるとき、これらは、当該左側載置領域51上に下側からページシート63,62,61の順序で重なった状態で載置され、かつこれらのページシート61,62,63の左側縁端部に複数の孔72が形成され、これらの孔72がバインダ・リング71を通過し、当該ページシート61,62,63が左側シート載置領域51から1枚ずつ捲ることにより右側載置領域52に移動可能に構成されている。各ページシート61,62,63の下側縁端部にそれぞれ、Toを表示するページシート突出部61aと、Ccを表示するページシート突出部62aと、Bccを表示するページシート突出部63aとが形成されている。また、各ページシート61,62,63には各シートの同じ位置で同じ形状で9つの孔65が形成され、これら孔65を介して、9個のワンタッチダイヤルスイッチ65と、それに登録された宛先の名称記載部53とが露出するようになってる。一方、右側シート載置部52の下側縁端部の近傍であってその直下に3つのマイクロスイッチSW1,SW2,SW3が設けられる。ここで、マイクロスイッチSW1は、Toページシート61を捲り右側シート載置部52に載置したときにページシート突出部61aが当該マイクロスイッチSW1を押下してオンとなるような位置に設けられ、マイクロスイッチSW2は、Ccページシート62を捲り右側シート載置部52に載置したときにページシート突出部62aが当該マイクロスイッチSW2を押下してオンとなるような位置に設けられ、マイクロスイッチSW3は、Bccページシート63を捲り右側シート載置部52に載置したときにページシート突出部63aが当該マイクロスイッチSW3を押下してオンとなるような位置に設けられる。
【0046】
この第1の状態では、図9に示すように、3枚のページシート61,62,63は左側載置領域51に載置されており、3個のマイクロスイッチSW1,SW2,SW3はともにオフのままであり、これにより、3枚のページシート61,62,63が左側載置領域51にあり、このうち、Toページシート61が最上部にあり、Toの宛先種類を選択する。すなわち、複数のワンタッチダイヤルスイッチ65のうちの1つをオンしたとき、自動的にToの宛先種類を選択し、当該オンしたワンタッチダイヤルスイッチ65の宛先を指定する。
【0047】
次いで、第1の状態から1枚のページシート61を捲り、それを右側シート載置領域52に載置する。この第2の状態では、図10に示すように、2枚のページシート62,63は左側載置領域51に載置されて一方、1枚のページシート61は右側載置領域52に載置されており、ページシート突出部61aがマイクロスイッチSW1を下方向に押下している状態となる。このとき、マイクロスイッチSW1はオンである一方、他の2個のマイクロスイッチSW2,SW3はともにオフのままであり、このとき、左側シート載置領域51において、Ccページシート62が最上部にあり、Ccの宛先種類を選択する。すなわち、複数のワンタッチダイヤルスイッチ65のうちの1つをオンしたとき、自動的にCcの宛先種類を選択し、当該オンしたワンタッチダイヤルスイッチ65の宛先を指定する。
【0048】
さらに、第2の状態から1枚のページシート62を捲り、それを右側シート載置領域52に載置する。この第3の状態では、図11に示すように、1枚のページシート63は左側載置領域51に載置されて一方、2枚のページシート61,62は右側載置領域52に載置されており、ページシート突出部61a及び62aがそれぞれマイクロスイッチSW1,SW2を下方向に押下している状態となる。このとき、マイクロスイッチSW1,SW2はオンである一方、他の1個のマイクロスイッチSW3はオフのままであり、このとき、左側シート載置領域51において、Bccページシート63が最上部にあり、Bccの宛先種類を選択する。すなわち、複数のワンタッチダイヤルスイッチ65のうちの1つをオンしたとき、自動的にBccの宛先種類を選択し、当該オンしたワンタッチダイヤルスイッチ65の宛先を指定する。
【0049】
なお、3枚のページシート61,62,63がともに右側シート載置領域52にあるときは、ページシート突出部61a,62a,63aがそれぞれマイクロスイッチSW1,SW2,SW3を下方向に押下している状態となる。このとき、マイクロスイッチSW1,SW2,SW3はオンであり、このとき、左側シート載置領域51において、ページシートがなく、宛先種類を指定することができず、本実施形態においては、宛先種類を指定できず、エラー処理となる。なお、このときにおいて、自動的にToを宛先種類として選択するように構成してもよい。
【0050】
なお、第2の実施形態において、短縮ダイヤルの登録を行うときに宛先種類を指定するとき、短縮ダイヤルの指定はテンキーを用いて番号で行うが、宛先種類は、操作部50を用いてページシート61,62,63を用いて行うことができる。
【0051】
以上の第2の実施形態においては、操作部5の種類変更キー5aに代えて、図9乃至図11に図示した操作部50を備え、ステップS11においてワンタッチダイヤルキー65をオンしたときに3枚のページシート61,62,63のうち捲って最上部に表示されていたページシートに対応する宛先種類を自動的に指定して登録する。従って、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに宛先種類と電子メールアドレスとを登録することができるとともに、操作部50を用いて登録された電子メールアドレスとその宛先種類で送信することができる。特に、操作部50を用いてきわめて簡単な操作で宛先種類を指定することができるので、操作性を大幅に向上できる。
【0052】
また、図6のステップS65A又は図7のステップS85Aにおいては、図8の電子メールアドレスの種類変更入力処理を実行せず、図5のステップS36でオンされたワンタッチキーにより入力された短縮番号に対応する宛先情報(電子メールアドレス及び宛先種類)のうち宛先種類を、操作部50のページシート61,62,63を捲ることにより選択し、先と同一のワンタッチキーをオンすることにより、登録された宛先種類を後に操作部50により選択した宛先種類に変更するように制御する。従って、登録された宛先情報のうち宛先種類を、送信直前において操作部50を用いてきわめて簡単に変更することができ、操作性を大幅に向上できる。
【0053】
<変形例>
以上の第2の実施形態においては、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルのダイヤル登録メモリ7aに宛先種類と電子メールアドレスとを登録しているが、電子メールアドレスのみを登録し、宛先種類の指定は、送信直前の図6のステップS65A又は図7のステップS85Aにおいて操作部50を用いて実行するように構成してもよい。これにより、登録された宛先情報のうち宛先種類を、送信直前において操作部50を用いてきわめて簡単に指定して設定することができ、操作性を大幅に向上できる。
【0054】
以上の実施形態においては、インターネットファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網もしくはインターネットに接続された、例えばデータ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る通信端末装置によれば、電子メールを送信する通信端末装置において、宛先の電子メールアドレス毎に、当該宛先を指定する方法の複数の宛先種類(例えば、Toと、Ccなどを含む。)から選択的に1つの宛先種類を指定する入力手段と、上記指定された宛先種類と、宛先の電子メールアドレスとの1対を、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先情報として格納する記憶手段と、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの操作がされたときに、上記操作に対応するワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先種類と電子メールアドレスとを上記記憶手段から読み出して、上記操作に対応する宛先情報の電子メールアドレスに対して、上記操作に対応する宛先情報の宛先種類で電子メールを送信する送信手段とを備える。従って、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに宛先種類と電子メールアドレスとを登録することができ、登録された電子メールアドレスとその宛先種類で送信することができる。
【0056】
また、上記通信端末装置において、上記入力手段は、好ましくは、複数の宛先種類のうちの1つを順次循環的に表示して指定する種類変更キーである。従って、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに宛先種類と電子メールアドレスとを登録するときに、宛先種類をきわめて簡単に入力設定できる。
【0057】
さらに、上記通信端末装置において、好ましくは、上記電子メールを送信する前において、上記読み出された宛先情報の宛先種類を、上記入力手段を用いて入力された宛先種類に変更するように制御する変更手段をさらに備える。従って、登録された宛先情報のうち宛先種類を、送信直前において上記入力手段を用いてきわめて簡単に変更することができ、操作性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態であるインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の主制御部1によって実行されるワンタッチダイヤル及び短縮ダイヤルの登録処理を示すフローチャートである。
【図3】 図2のサブルーチンである電子メールアドレス登録処理(S2)を示すフローチャートである。
【図4】 図2のサブルーチンであるファクシミリ番号登録処理(S4)を示すフローチャートである。
【図5】 図1の主制御部1によって実行されるファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。
【図6】 図5のサブルーチンであるワンタッチダイヤル処理(S37)を示すフローチャートである。
【図7】 図5のサブルーチンである短縮ダイヤル処理(S39)を示すフローチャートである。
【図8】 図3、図6及び図7のサブルーチンである電子メールアドレスの種類変更入力処理(S16,S65A,S85A)を示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る第2の実施形態である操作部50の一部の第1の状態を示す上面図である。
【図10】 図9の操作部50の一部の第2の状態を示す上面図である。
【図11】 図9の操作部50の一部の第3の状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
5a…種類変更キー、
6…ROM、
6a…CODECプログラム、
7…RAM、
7a…ダイヤル登録メモリ、
8…画像メモリ、
9…CODEC回路、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20…インターネットファクシミリ装置、
30…ローカルエリアネットワーク(LAN)、
31…メールサーバ装置、
32…ルータ装置、
40…インターネット、
50…操作部、
51…左側シート載置領域、
52…右側シート載置領域、
53…名称記載部、
54…ワンタッチダイヤルスイッチ、
61…Toページシート、
61a…ページシート突出部、
62…Ccページシート、
62a…ページシート突出部、
63…Bccページシート、
63a…ページシート突出部、
65…孔、
71…バインダ・リング、
L…公衆電話回線、
SW1,SW2,SW3…マイクロスイッチ。

Claims (3)

  1. 電子メールを送信する通信端末装置において、
    宛先の電子メールアドレス毎に、当該宛先を指定する方法の複数の宛先種類から選択的に1つの宛先種類を指定する入力手段と、
    上記指定された宛先種類と、宛先の電子メールアドレスとの1対を、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先情報として格納する記憶手段と、
    ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの操作がされたときに、上記操作に対応するワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの宛先種類と電子メールアドレスとを上記記憶手段から読み出して、上記操作に対応する宛先情報の電子メールアドレスに対して、上記操作に対応する宛先情報の宛先種類で電子メールを送信する送信手段とを備え
    上記宛先を指定する方法の複数の宛先種類は、Toと、Ccと、Bccとのうちのいずれかを含み、
    上記入力手段は、上記宛先を指定する方法の各宛先種類毎にそれぞれ形成されたページシートにより宛先種類を切り換え、指定する宛先種類のページシート上の宛先を用いて宛先及び宛先種類を指定するように構成されたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 上記入力手段は、複数の宛先種類のうちの1つを順次循環的に表示して指定する種類変更キーであることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 上記電子メールを送信する前において、上記読み出された宛先情報の宛先種類を、上記入力手段を用いて入力された宛先種類に変更するように制御する変更手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2のうちのいずれか1つに記載の通信端末装置。
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