JP3829618B2 - 免振装置およびその据え付け方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施工やメンテナンスの容易性を確保することができるローリングシート型空気ばねタイプの免振装置およびその据え付け方法を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
免振装置は、地盤や床などの振動が入力されるベースと、このベース上に設置される建物や精密機器、その他の振動を嫌う設備や装置、物品などの免振対象物との間に、いわゆる長周期化手段を設け、この長周期化手段によって免振対象物側の固有周期をベースに入力される振動の周期よりも長周期化して、ベースから免振対象物へと入力される振動を低減するようになっている。
【0003】
長周期化手段としては、積層ゴムやコイルばね、更には空気ばねなどに代表される各種の弾性体が採用されている。特に空気ばねは空気の圧縮弾性を利用したばねであるため、他のばねに比べて柔らかく、免振対象物の長周期化に優れた特性を示す。このため、空気ばねを免振装置として用いることが好ましく、該空気ばねの上下ばね力と水平ばね力(横剛性)を利用することにより、これを三次元免振装置として用いることができる。
【0004】
本願出願人は、このような免振装置に適用可能な新たな長周期化手段として、ローリングシート型空気ばねを検討している。この空気ばね11は図20に示すように、振動が入力されるベース12とベース12上方の免振対象物との間に設けられ、これらベース12または免振対象物の一方から他方へ向かって突出される内筒13と、ベース12または免振対象物の他方から一方へ向かって突出され、上下方向および水平方向に適宜間隔を隔てて内筒13の外周を囲繞する中空筒体状の外筒14と、これら外筒14の内周と内筒13の外周との水平方向隙間Sに垂れ下がるように折り返されて配置され、その内周部分15bを内筒13外周に沿わせてその内側端部を当該内筒13に気密に取り付けるとともに、その外周部分15aを外筒14内周に沿わせてその外側端部を当該外筒14に気密に取り付けて、ベース12と免振対象物との上下相対変位に伴うこれら内筒13と外筒14との上下相対変位に応じて水平方向隙間S内で繰り上げ繰り下げ変位されるとともに、当該水平方向隙間Sから外筒14と内筒13との間にわたって気体封入空間として空気室16を形成する可撓性筒状のローリングシート部材15とを備え、さらにローリングシート部材15には、外筒14および内筒13にその両端をそれぞれ取り付けて、当該ローリングシート部材15の輪郭に沿ってケーブル20を配設することにより構成される。
【0005】
そして空気ばね11は、入力振動の上下振動成分により内筒13と外筒14とが上下方向に相対変位されると、これに伴って空気室16内が圧力変化され、このときの空気の圧縮弾性により上下ばね機能が発揮されて、免振対象物の上下方向の固有周期を長周期化して効果的な上下免振性能を発揮する。一方、上記入力振動の水平振動成分により内筒13と外筒14とが水平方向に相対変位されると、空気室16に封入された空気圧に依存して発生する復元力とローリングシート部材15等の剛性的性質とによって水平ばね機能が発揮され、免振対象物の水平方向の固有周期を長周期化して効果的な水平免振性能を発揮する。
【0006】
内筒13と外筒14とが上下相対変位して上記空気室16が容積変化される際には、ローリングシート部材15は内周部分15bと外周部分15aが水平方向隙間S内で交互に繰り上げ繰り下げされ、内周部分15bと外周部分15aとの間の折り返し部分15cには空気室16内の圧力が作用して外方に膨出しようとするが、この膨出はケーブル20によって当該部分に作用する空気圧が受け止められ、該ケーブル20を介してこれが取り付けられた内筒13および外筒14に逃がすことができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような空気ばね11によって建物を免振支持する場合には、内筒13や外筒14、ローリングシート部材15が相当大型化するとともに、その取り扱いに大型重機等が必要となって施工が煩雑化するおそれがあり、これを解決して施工作業を容易化したいという要請がある。
またこのような大型の空気ばね11であっても適宜、各種部品の交換や保守・点検等を実施する必要があり、それを容易化することも求められている。
【0008】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、施工やメンテナンスの容易性を確保することができるローリングシート型空気ばねタイプの免振装置およびその据え付け方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の請求項1に係る免振装置は、ベースとその上方の免振対象物との間に設けられる免振装置であって、前記ベースに固定される内筒と、前記内筒を取り囲んで前記免振対象物に固定される外筒と、前記内筒に予め取り付けられ、前記外筒に向かって展開されてその内部に圧縮性流体を封入する可撓性のローリングシート部材と、前記内筒と前記外筒との間に配置され、これら内筒及び外筒に定着されることにより前記ローリングシート部材に沿って張り巡らされる可撓性の補強部材とを備え、
前記補強部材は、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成されるとともに、前記主ケーブルの両端は着脱構造を介して前記内筒及び前記外筒に着脱自在に定着され、前記内筒側着脱構造は、前記内筒に埋設されるシース管と、前記シース管の上端と前記内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、前記シース管の下端と前記内筒の外面との間を連通する作業用穴と、前記シース管と前記作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、前記主ケーブルは、前記内筒の外面から前記主ケーブル挿通孔及び前記シース管を挿通して、前記ケーブルアンカーに着脱自在に定着されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る免振装置は、請求項1に記載の免振装置であって、前記内筒は、前記免振対象物の重量を支持することができる鋼板コンクリート構造で構成されていることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の請求項3に係る免振装置は、請求項1又は2に記載の免振装置であって、前記内筒には、その内部へ出入り可能な点検通路と、これを開閉する扉体とが設けられていることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の請求項4に係る免振装置は、請求項1〜3の何れかに記載の免振装置であって、前記外筒は、前記免振対象物に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の請求項5に係る免振装置の据え付け方法は、請求項1に記載の免振装置の据え付け方法であって、請求項1に記載の免振装置の据え付け方法であって、構築された前記ベース上に、前記ローリングシート部材が予め取り付けられた前記内筒を固定する工程と、前記内筒を取り囲んで前記外筒を前記ベース上に設置する工程と、これに相前後してこれら外筒と内筒との間に前記補強部材を配置する工程と、前記ベース上方に構築された前記免振対象物に向かって前記外筒を上昇させて固定する工程と、前記補強部材を前記内筒及び前記外筒に定着させて、これら内筒及び外筒間に張り巡らせるとともに、前記補強部材に沿って前記内筒から前記外筒へ向かって前記ローリングシート部材を展開する工程と、前記ローリングシート部材の内部に圧縮性流体を封入する工程とからなり、前記補強部材は、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成されるとともに、前記主ケーブルの両端は着脱構造を介して前記内筒及び前記外筒に着脱自在に定着され、前記内筒側着脱構造は、前記内筒に埋設されるシース管と、前記シース管の上端と前記内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、前記シース管の下端と前記内筒の外面との間を連通する作業用穴と、前記シース管と前記作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、前記主ケーブルは、前記内筒の外面から前記主ケーブル挿通孔及び前記シース管を挿通して、前記ケーブルアンカーに着脱自在に定着されることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明の請求項6に係る免振装置の据え付け方法は、請求項5に記載の免振装置の据え付け方法であって、前記ローリングシート部材は、丸めた状態で前記内筒に予め取り付けられていることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の請求項7に係る免振装置の据え付け方法は、請求項5又は6に記載の免振装置の据え付け方法であって、前記補強部材は、丸めた状態で前記内筒と前記外筒との間に配置されることを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の請求項8に係る免振装置の据え付け方法は、請求項5〜7の何れかに記載の免振装置の据え付け方法であって、前記ベース上方に前記免振対象物を構築する際には、前記ベース上に仮設架台を配設してその上に当該免振対象物を同時に構築し、前記ローリングシート部材内部に圧縮性流体を封入した後に、前記仮設架台を撤去することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、施工手順に従って、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜図8には、本実施形態にかかるローリングシート型空気ばねタイプの免振装置の施工手順が順に示されている。
【0020】
(1)まず、図1に示されているベースとしての下部基礎版30を構築する。下部基礎版30の構築にあたっては、図示しない配筋を施工するとともに、この上に設置される後述する内筒31を下部基礎版30に定着させるためのアンカー、並びに内筒31に取り囲まれる下部基礎版30部分に作用する内圧に抵抗させるための後述する鋼板製ライナー32を下部基礎版30に定着させるためのアンカーをそれぞれ施工する(図9参照)。
【0021】
(2)配筋および各種アンカーを埋設しつつコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート製の下部基礎版30を構築する。
【0022】
(3)図1に示すように、内筒31を下部基礎版30上に搬入し、アンカーを介して下部基礎版30に定着させる。内筒31およびその周辺について、図9〜図12を参照して詳述する。
【0023】
この内筒31は円環状の周壁33によって中空筒体状に形成される。周壁33は、内周壁材34と、外周壁材35と、これら壁材34,35間にそれらの周方向に沿って適宜間隔を隔てて放射状に配設される補強用のスティフナ36aと、これらスティフナ36a間で上下方向に多段に設けられる板材36とによって予め一体的な中空構造体として形成される。このように、内筒31を予め一体構造として構築しておきこれをそのまま搬入することで、施工性を向上することができる。
【0024】
そしてこの周壁33の内部に後述するようにコンクリート37が充填されて、鋼板コンクリート構造の内筒31が構築されるようになっている。内筒31を構成する構造材としては、耐圧・気密・構造用鋼板が使用され、内圧に耐え、内筒31内を気密に保持でき、かつ鋼板コンクリート構造として、免振対象物である上部構造の重量を支持できる強度を備えて構成される。これにより、圧縮性流体である空気を免振装置から抜いて上部構造を内筒31の上に着地させることができて、免振装置をメンテナンスすることが可能となる。
【0025】
内筒31の下部の適宜箇所には、周壁33を貫通して内筒31外部から内筒31内部へと出入り可能な点検通路38が形成され、この点検通路38にはこれを開閉するために内周壁材34に支持させて、内圧に抵抗可能なように内筒31外方へは開放が不能で、内筒31内部に向かってのみ開放が可能な内開きの、潜水艦などに適用されているハッチと同程度の性能の鋼製ハッチ39が設けられる。このような点検通路38および鋼製ハッチ39を備えることにより、施工性およびメンテナンス性を向上することができる。
【0026】
外周壁材35には図12に示すように、その周方向に沿って適宜間隔を隔てて突条部材40が多数設けられ、これら突条部材40には後述する可撓性の補強部材を構成する主ケーブル41を内筒31の高さ方向に案内しつつその遊動を規制するために、当該主ケーブル41を両側から挟み込む溝42が形成されている。この突条部材40は平断面山形形状で、周壁33の高さ方向ほぼ全長にわたる長さを有していて、これら突条部材40により内筒31の外形輪郭は図示するように、波打つような波形形状に形成され、この波形に沿う当該内筒31の外周長が、後述する外筒43の内周長とほぼ等しくなるように設定されている。
【0027】
このように構成された内筒31の外周にはこれを取り囲んで、中空円筒状の可撓性ローリングシート部材44が予め設けられる。このように予め内筒31にローリングシート部材44を取り付けておくことにより、これらを搬入する際の作業性を向上することができる。
【0028】
このローリングシート部材44は、それらの周長が等しく設定された外筒43の内周と内筒31の外周との水平方向隙間に垂れ下がるように折り返されて配置され、その内周部分が内筒31外周に沿わせて当該内筒31に気密に定着されるとともに、その外周部分が外筒43内周に沿わせて当該外筒43に気密に定着されて、これら内筒31と外筒43との上下相対変位に応じて水平方向隙間内で繰り上げ繰り下げ変位されるとともに、当該水平方向隙間から外筒43と内筒31との間にわたって気体封入空間として空気室45を形成するようになっている。
【0029】
このローリングシート部材44は、ドーナツ状に丸められた状態で取り扱われる。このように丸めておくことにより、ローリングシート部材44をコンパクト化でき、その取り扱い性を向上できる。
【0030】
このローリングシート部材44は、内筒31への取り付け時には巻き上げた状態で、その巻き込み終端縁が、これの外側に重ね合わされて内筒31外周に相当のテンションをもって巻き付けられる帯状の締め付け材46により、内筒31に締め付けられて固定される。またこの際、ローリングシート部材44は内筒31外周面に対し、これを波形形状とする突条部材40に沿ってジグザグ状に圧接される一方で、締め付け材46は、突条部材40間でローリングシート部材44の外側に設けられて内筒31周りを円形に補正しつつ突条部材40間のローリングシート部材44部分を押さえ付けるパッキン材47の上から内筒31に巻き付けられるようになっていて、ローリングシート材44を内筒31に対してほぼ均一に押し付けることができるようになっている。
【0031】
さらに、内筒31の周壁33内部には図11に示すように、主ケーブル41を内筒31に定着させる内筒側定着構造48が複数備えられる。この定着構造48は、周壁33内部に上下方向に設けられ、上端が外周壁材35の主ケーブル挿通孔49に連通され、下端が当該挿通孔49直下に開口された作業用穴50に連通された主ケーブル挿通用の中空のシース管51と、作業用穴50に近接させて板材36に固定され、主ケーブル41端部に形成される係止孔52に係脱自在に係合して主ケーブル41を内筒31に定着させるフック形態のケーブルアンカー53と、周壁33内部に支持させて主ケーブル挿通孔49に近接させて設けられ、当該挿通孔49から導入された主ケーブル41を案内してケーブルアンカー53に向かって折り返す折り返し金物54とから構成される。
【0032】
このような定着構造48により、作業用穴50を利用して内筒31の外側から主ケーブル41の脱着を行うことができ、施工性、メンテナンス性を向上させることができる。
【0033】
このように構成される内筒31については、少なくともローリングシート部材44を周壁33に取り付けた形態で予め製作しておく限りにおいて、どの段階まで事前に製作しておいてもよい。そして当該内筒31は、工場等で予め製作してそのまま現場へ搬入するようにし、現場ではその後のコンクリート打設のみを行うようにすることが好ましい。これにより、短工期化を促進できる。また、内筒31が小型である場合には、その中空構造体内部にコンクリート37を充填した完成品として現場に搬入してもよい。
【0034】
(4)内筒31の中空な周壁33内部にコンクリート37を充填して、当該内筒31を鋼板コンクリート構造とする。
【0035】
(5)外筒43を揚重して下部基礎版30上に搬入し、図2に示すように内筒31を取り囲むようにして設置して、養生する。外筒43およびその周辺について、図9および図13〜図16を参照して詳述する。
【0036】
外筒43は、耐圧・せん断伝達用の鋼板で形成した周壁体55と、この周壁55の外側に設けられてこれを補強するための水平リブ56と鉛直リブ57とを格子状に組んだ格子形態のリブ構造体58とを一体的に接合することにより、中空筒体として構成される。
【0037】
これにより外筒43は、内圧に耐え得る高剛性の鋼板構造として構成される。そして当該外筒43は、工場等で予め製作してそのまま現場へ搬入するようにすることが好ましい。このように、外筒43を予め一体構造として構築しておきこれをそのまま搬入することで、施工性を向上することができる。外筒43については、必要に応じて周方向に分割できる形態とし、これを結合することで中空筒体状に構成するようにしてもよい。
【0038】
外筒43は、その上端に設けられた取付プレート59を介して、外筒取付ボルト60により後述する外筒受け61に取り外し可能に着脱自在に接合されるようになっている。
【0039】
外筒43の径方向内方にはこれより適宜間隔を隔てて、その周方向に沿って波形を呈するデッキプレート状に折り曲げて形成された波形鋼板62が取り付けられ、外筒43に向かって渡される主ケーブル41がこの波形鋼板62の溝部63に収納されるようになっている。そして、内筒31側から繰り出されるローリングシート部材44は外筒43側において、この波形鋼板62の表面に沿って展開されるようになっている。これら波形鋼板62と外筒43との間には、内圧を外筒43に支持させるために、モルタル等の充填材64が充填される。
【0040】
また、波形鋼板62には、これと後述する可撓性の補強部材を構成する副ケーブル65とが接触する箇所に副ケーブル65を上下方向から挟み込んで収納するためのスペーサ66が、主ケーブル41位置を除いて周方向に設けられ、このスペーサ66によって副ケーブル65の上下スライドを規制して副ケーブル65がローリングシート部材44と擦れ合うことを防止するようになっている。このような構成は、内筒31側において、ローリングシート部材44と副ケーブル65とが擦れ合うおそれのある箇所に対しても施されている。
【0041】
また、外筒43を搬入する際には、主ケーブル41と副ケーブル65とからなるケーブルメッシュ体67も搬入して、内筒31と外筒43との間で養生する。
【0042】
主ケーブル41は、中空円筒状に形成されたローリングシート部材44の周方向に適宜間隔を隔てて複数列、母線方向に直線状に設けられるものであり、また副ケーブル65は主ケーブル41と交差させて、中空円筒状に形成されたローリングシート部材44の母線方向に適宜間隔を隔てて複数列、周方向にループ状に設けられるもので、従ってケーブルメッシュ体67は、円筒状に編まれた編み目構造を呈する。
【0043】
そして、主ケーブル41は、その両端それぞれが下部基礎版30側の内筒31と上部基礎版68側である外筒43、もしくは直接免振対象物である上部構造に定着され、外筒43の内周と内筒31の外周との水平方向隙間に垂れ下がるように折り返されるローリングシート部材44の輪郭に沿って内・外筒31,43間、ひいては下部基礎版30側と免振対象物側との間に掛け渡されるようになっている。
【0044】
また、副ケーブル65は、内・外筒31,43間でそれらの周方向に沿ってループ状に張り巡らされるようになっている。これら主ケーブル41と副ケーブル65とは予め網目状に組まれてケーブルメッシュ体67とされ、これを巻き取った状態でその搬入が行われる。このようにすることにより、ケーブルメッシュ体67をコンパクト化でき、その取り扱い性を向上できる。
【0045】
(6)下部基礎版30上方に適宜間隔を隔てて上部基礎版68を構築するために、図3に示すように仮設架台69を下部基礎版30上の適宜位置に配設する。
【0046】
(7)上部基礎版68を構築するために図示しない型枠を配設し、配筋を施工するとともに、また外筒受け61や外筒受けアンカー、外筒43に取り囲まれる上部基礎版68部分に作用する内圧に抵抗させるための鋼板製ライナー70を上部基礎版68に定着させるためのアンカー、その他の補強材等の各種資材の組み付けを行う(図9参照)。
【0047】
外筒受け61は、外筒43の取付プレート59位置に対応させて上部基礎版68に組み込まれる鋼製の環状部材であり、この外筒受け61は、これに接合された外筒受けアンカーが上部基礎版68に埋設されることで定着される。この外筒受け61と取付プレート59とは、外筒取付ボルト60によって着脱自在に接合されて外筒43を上部基礎版68から取り外すことができるようになっており、これにより免振装置のメンテナンス性を向上できる。
【0048】
またこの外筒受け61には図14に示すように、主ケーブル41を外筒43側に定着させる外筒側定着構造71が複数備えられる。この定着構造71は、波形鋼板62の上方において外筒受け61から垂下させて設けられ、主ケーブル41端部に形成される係止孔72に係脱自在に係合して主ケーブル41を外筒43側に定着させるフック形態のケーブルアンカー73によって構成される。このような定着構造71により、主ケーブル41の脱着を容易に行うことができ、施工性、メンテナンス性を向上させることができる。
【0049】
また、この定着構造71部分には図17に示すように、これを封鎖するための封止ブロック74が外筒43の周壁体55に着脱自在に設けられる。この封止ブロック74は、鋼製枠体75にモルタル76が充填されて、内圧に耐え得る強度で形成される。封止ブロック74が着脱自在であることにより、免振装置の使用時には内圧を維持させつつ、これを取り外すことにより主ケーブル41の定着部に対するメンテナンスを実施できるようになっている。
【0050】
さらに補強材として、外筒43に取り囲まれる上部基礎版68部分には図9に示すように、これに作用する内圧に抵抗させるための鉄筋組み77あるいは鋼板製の天井部補強板が埋設される。さらに上部基礎版68には当該鉄筋組み77等に加えて必要に応じて、内圧が作用する範囲にわたって球殻状補強部材78が設置され、この球殻状補強部材78によって高い内圧が作用する上部基礎版68の荷重を低減できるようになっている。
【0051】
(8)外筒受け61や、配筋、各種アンカー、補強材77,78等を設置しつつ型枠内にコンクリートを打設して、免振対象物である上部構造がその上に構築される鉄筋コンクリート製の上部基礎版68を構築する。このようにして上部基礎版68を構築した後は、ローリングシート型空気ばねタイプの免振装置の組み立てと並行して、上部基礎版68上への上部構造の構築作業を進めることができる。
【0052】
(9)内圧が作用することになる内筒31の内周壁材34および内筒31に取り囲まれた下部基礎版30部分、外筒43に取り囲まれた上部基礎版68部分の表面には図9に示すように、当該内圧に抵抗させるとともに気密性を確保するために、アンカーに対して溶接等により接合されて、鋼板製ライナー32,70,79が設けられる。気密性を確保するのみで十分である場合には、鋼製ライナーに代えて、樹脂系ライナーを塗布するようにしてもよい。
【0053】
(10)図4に示すように、外筒43をジャッキアップなどの周知の手段で上昇させ、外筒43の外側から外筒受け61と外筒43の取付プレート59とを外筒取付ボルト60で締結することにより、外筒43を上部基礎版68に垂下状態で接合する。
【0054】
(11)図5および6に示すように、丸めておいたケーブルメッシュ体67を解き、ケーブルアンカー53,73を介して主ケーブル41を内筒31および外筒43に定着させて、主ケーブル41と副ケーブル65からなるケーブルメッシュ体67を外筒43と内筒31との間に張り巡らす。このようにすることで、主ケーブル41や副ケーブル65を1本ずつ取り付けることに比べて、迅速な施工を達成することができる。
【0055】
(12)図7に示すように、巻き上げ状態で内筒31に取り付けておいたローリングシート部材44を解き、これの巻き込み始端縁を外筒43の上部周縁に向かって引き上げて、当該ローリングシート部材44をケーブルメッシュ体67に沿わせて外筒43と内筒31との間に展開する。
【0056】
展開したローリングシート部材44は、予め外筒43に設けておいた図示しないクリップ形式などの周知の挟み込み金具にて、外筒43に押さえつけるようにして固定される。あるいは、ローリングシート部材44の巻き込み始端縁の厚さを、他の部分よりも厚くして補強しておき、この厚く形成した巻き込み始端縁を外筒43に対してボルト締結して固定するようにしても良い。
【0057】
(13)外筒43の上部周縁に位置するローリングシート部材44の巻き込み始端縁と上部基礎版68の鋼板製ライナー70との間に生じる環状の隙間には、これを塞いで気密性を確保するために図18に示すように、リップ状の環状シール部材80が設けられる。この環状シール部材80は、鋼板製ライナー70に一端が固定され、他端のリップ部80aがローリングシート部材44の表面に当接されて、内圧がこの環状シール部材80に作用することでリップ部80aがローリングシート部材44に押し付けられるようになっている。
【0058】
またこれと前後して、コンプレッサなどにより内筒31と外筒43との間に圧縮性流体である空気を圧送して封入し、ローリングシート部材44にある程度の内圧を加える。
【0059】
(14)図8に示すように、仮設架台69を撤去して、免振装置に上部基礎版68上の荷重を支持させることにより、当該免振装置の据え付け作業が完了することになる。
【0060】
以上説明した本実施形態の免振装置およびその据え付け方法にあっては、ある程度まとめた構成部品を組み上げて装置を据え付けるようにしたので、これら構成部品の現地への輸送が容易であるとともに、現地での据え付け作業も通常の重機を使用して容易に施工することができる。
【0061】
また、内筒31に上部構造の重量を支持させることができるので、免振装置から空気を抜いてその内部を点検できるとともに、免振装置自体の分解も可能であって、ローリングシート部材44や主・副ケーブル41,65の交換等の保守・補修を容易に実施することができる。
【0062】
さらに、内筒31による上部構造の支持が可能なので、免振装置の支持機能が失われた場合に、当該内筒31で上部構造を受け止めさせて、鉛直支持機能上のフェールセーフ機能を確保することができる。
【0063】
また、仮設架台39により、免振装置の据え付けと、その上の上部構造の建設と並行して行うことができる。
【0064】
上記実施形態では、内筒31に折り返し金物54を備えたが、これに代えて図19に示すように滑車81を採用することにより、この滑車81で主ケーブル41を外筒43側へ折り返して、外筒43のみで主ケーブル41の定着作業を完了させることもでき、これにより内筒31のケーブルアンカー53を省略できるともに、主ケーブル41の定着を外筒43のみとして、部品点数の削減と作業の省力化を確保できる。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の請求項1に記載の免振装置にあっては、予め内筒にローリングシート部材を取り付けておくようにし、これを取り囲んで外筒を設置するようにしたので、予めある程度まとめて組み上げた構成部品を現場へそのまま搬入し、組み付けて免振装置を据え付けることが可能となり、これら構成部品の現地への輸送を容易化できるとともに、現地での据え付け作業も通常の重機を使用して容易に施工することができる。
また、補強部材を、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成し、主ケーブルの両端を着脱構造を介して内筒及び外筒に着脱自在に定着させたことにより、補強部材をコンパクト化できて施工時の取り扱い性を高めることができ、施工性を高めることができるとともに、メンテナンス性を高めることもできる。
さらに、内筒側着脱構造は、内筒に埋設されるシース管と、シース管の上端と内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、シース管の下端と内筒の外面との間を連通する作業用穴と、シース管と作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、主ケーブルは、内筒の外面から主ケーブル挿通孔及びシース管を挿通して、ケーブルアンカーに着脱自在に定着されているので作業用穴を利用して内筒の外側から主ケーブルの脱着を行うことができ、施工性、メンテナンス性を高めることができる。
【0066】
請求項2の免振装置にあっては、内筒に上部構造の重量を支持させることができるので、免振装置から空気を抜いてその上に着地させることで免振装置の内部を点検できるとともに、さらには免振装置自体の分解も可能であって、ローリングシート部材や補強部材の交換等の保守・補修を容易に実施することができる。また、免振装置の支持機能が失われた場合に、当該内筒で上部構造を受け止めさせて、鉛直支持機能上のフェールセーフ機能を確保することもできる。
【0067】
請求項3の免振装置にあっては、点検通路および扉体により、免振装置の施工性およびメンテナンス性を向上することができる。
【0068】
さらに、請求項4に記載の免振装置にあっては、外筒は、免振対象物に着脱自在に取り付けられているので、外筒を上部基礎版から取り外すことにより、免振装置のメンテナンス性を高めることができる。
【0069】
さらに、請求項5に記載の免振装置の据え付け方法にあっては、予め内筒にローリングシート部材を取り付けておくようにし、これを取り囲んで外筒を設置するようにしたので、予めある程度まとめて組み上げた構成部品を現場へそのまま搬入し、組み付けて免振装置を据え付けることが可能となり、これら構成部品の現地への輸送を容易化できるとともに、現地での据え付け作業も通常の重機を使用して容易に施工することができる。
また、補強部材を、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成し、主ケーブルの両端を着脱構造を介して内筒及び外筒に着脱自在に定着させたことにより、補強部材をコンパクト化できて施工時の取り扱い性を高めることができ、施工性を高めることができるとともに、メンテナンス性を高めることもできる。
さらに、内筒側着脱構造は、内筒に埋設されるシース管と、シース管の上端と内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、シース管の下端と内筒の外面との間を連通する作業用穴と、シース管と作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、主ケーブルは、内筒の外面から主ケーブル挿通孔及びシース管を挿通して、ケーブルアンカーに着脱自在に定着されているので、作業用穴を利用して内筒の外側から主ケーブルの脱着を行うことができ、施工性、メンテナンス性を高めることができる。
【0070】
さらに、請求項6に記載の免振装置の据え付け方法にあっては、ローリングシート部材をコンパクト化して取り扱うことが可能で、施工作業性を向上できる
【0071】
さらに、請求項7に記載の免振装置の据え付け方法にあっては、補強部材をコンパクト化して取り扱うことが可能で、施工作業性を向上できる
【0072】
さらに、請求項8に記載の免振装置の据え付け方法にあっては、仮設架台により免振装置に支持機能を発現させるまでの間で、当該免振装置の据え付けと、その上の上部構造の建設とを並行して進めることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の最初の工程を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の次の工程を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る免振装置の据え付け方法の好適な実施形態の最後の工程を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る免振装置の好適な実施形態を示す側断面図である。
【図10】図9の免振装置の内筒およびその周辺の部分平面断面図である。
【図11】図9の免振装置の内筒およびその周辺の部分側断面図である。
【図12】図10の部分拡大図である。
【図13】図9の免振装置の外筒およびその周辺の部分平面断面図である。
【図14】図9の免振装置の外筒およびその周辺の部分側断面図である。
【図15】図9の免振装置の外筒の部分正面図である。
【図16】図9の免振装置の外筒内周部の部分斜視図である。
【図17】図9の免振装置に適用される封止ブロックの斜視図である。
【図18】図9の免振装置に適用されるシール部材の取付状態を示す側断面図である。
【図19】図9の免振装置に適用される主ケーブルの変形例を示す斜視図である。
【図20】本出願人が提案しているローリングシート型空気ばねタイプの免振装置の概略側断面図である。
【符号の説明】
30 下部基礎版
31 内筒
38 点検通路
39 ハッチ
41 主ケーブル
43 外筒
44 ローリングシート部材
48,71 定着構造
60 外筒取付ボルト
65 副ケーブル
67 ケーブルメッシュ体
68 上部基礎版
69 仮設架台

Claims (8)

  1. ベースとその上方の免振対象物との間に設けられる免振装置であって、
    前記ベースに固定される内筒と、前記内筒を取り囲んで前記免振対象物に固定される外筒と、前記内筒に予め取り付けられ、前記外筒に向かって展開されてその内部に圧縮性流体を封入する可撓性のローリングシート部材と、前記内筒と前記外筒との間に配置され、これら内筒及び外筒に定着されることにより前記ローリングシート部材に沿って張り巡らされる可撓性の補強部材とを備え、
    前記補強部材は、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成されるとともに、前記主ケーブルの両端は着脱構造を介して前記内筒及び前記外筒に着脱自在に定着され、
    前記内筒側着脱構造は、前記内筒に埋設されるシース管と、前記シース管の上端と前記内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、前記シース管の下端と前記内筒の外面との間を連通する作業用穴と、前記シース管と前記作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、
    前記主ケーブルは、前記内筒の外面から前記主ケーブル挿通孔及び前記シース管を挿通して、前記ケーブルアンカーに着脱自在に定着されることを特徴とする免振装置。
  2. 前記内筒は、前記免振対象物の重量を支持することができる鋼板コンクリート構造で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の免振装置。
  3. 前記内筒には、その内部へ出入り可能な点検通路と、これを開閉する扉体とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の免振装置。
  4. 前記外筒は、前記免振対象物に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の免振装置。
  5. 請求項1に記載の免振装置の据え付け方法であって、
    構築された前記ベース上に、前記ローリングシート部材が予め取り付けられた前記内筒を固定する工程と、
    前記内筒を取り囲んで前記外筒を前記ベース上に設置する工程と、
    これに相前後してこれら外筒と内筒との間に前記補強部材を配置する工程と、
    前記ベース上方に構築された前記免振対象物に向かって前記外筒を上昇させて固定する工程と、
    前記補強部材を前記内筒及び前記外筒に定着させて、これら内筒及び外筒間に張り巡らせるとともに、前記補強部材に沿って前記内筒から前記外筒へ向かって前記ローリングシート部材を展開する工程と、
    前記ローリングシート部材の内部に圧縮性流体を封入する工程とからなり、
    前記補強部材は、主ケーブル及びこれと交差する副ケーブルとから予めケーブルメッシュ体として形成されるとともに、前記主ケーブルの両端は着脱構造を介して前記内筒及び前記外筒に着脱自在に定着され、
    前記内筒側着脱構造は、前記内筒に埋設されるシース管と、前記シース管の上端と前記内筒の外面との間を連通する主ケーブル挿通孔と、前記シース管の下端と前記内筒の外面との間を連通する作業用穴と、前記シース管と前記作業用穴との連通部に設けられるケーブルアンカーとを備え、
    前記主ケーブルは、前記内筒の外面から前記主ケーブル挿通孔及び前記シース管を挿通して、前記ケーブルアンカーに着脱自在に定着されることを特徴とする免振装置の据え付け方法。
  6. 前記ローリングシート部材は、丸めた状態で前記内筒に予め取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の免振装置の据え付け方法。
  7. 前記補強部材は、丸めた状態で前記内筒と前記外筒との間に配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載の免振装置の据え付け方法。
  8. 前記ベース上方に前記免振対象物を構築する際には、前記ベース上に仮設架台を配設してその上に当該免振対象物を同時に構築し、前記ローリングシート部材内部に圧縮性流体を封入した後に、前記仮設架台を撤去することを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の免振装置の据え付け方法。
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