JP2010285848A - 合成柱状構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】高強度繊維シートと鉄筋コンクリートを組み合わせた合成柱構造物を提供すること。
【解決手段】縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シート2を筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体6が、コンクリート打設時の型枠として主筋3を囲むように主筋3の外側に配置され、シート製筒状体6の内側にコンクリート4が打設され、かつ前記シート製筒状体6は、帯鉄筋5の一部または全部を兼ねる部材として用いられている合成柱構造物1とされている。
【選択図】図1
【解決手段】縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シート2を筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体6が、コンクリート打設時の型枠として主筋3を囲むように主筋3の外側に配置され、シート製筒状体6の内側にコンクリート4が打設され、かつ前記シート製筒状体6は、帯鉄筋5の一部または全部を兼ねる部材として用いられている合成柱構造物1とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、土木建築分野における柱状構造物に関するものであって、特に高強度繊維シートと鉄筋コンクリートを組み合わせた合成柱状構造物に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート造の梁や柱、あるいは橋脚や煙突等の既設鉄筋コンクリート構造物は、経年劣化による耐力の低下もさることながら、建造時の設計基準によっても大きく許容応力度が異なっている。また、先の阪神・淡路大震災においては、新耐震設計法の基準を満たす構造物の被害が軽微であったとの経験から、既設橋脚等においても新耐震基準での見直しが行われた。
その結果、上記から、例えば、コンクリート製柱状構造物としての橋脚に求められる耐震性能は変更された。近年では、特許文献1に示すように鋼殻を型枠代わりに使用し、鋼殻内部にコンクリートを打設することで従来の柱構造物よりも靭性等の耐震性能を向上した合成柱構造が採用されるようになってきている。
その結果、上記から、例えば、コンクリート製柱状構造物としての橋脚に求められる耐震性能は変更された。近年では、特許文献1に示すように鋼殻を型枠代わりに使用し、鋼殻内部にコンクリートを打設することで従来の柱構造物よりも靭性等の耐震性能を向上した合成柱構造が採用されるようになってきている。
従来の現場に打設により構築される柱状構造物は、橋脚などに用いられ、例えば、RC構造の場合には、配筋、型枠の設置、コンクリートの打設、養生、脱型の工程を複数回繰り返すことにより構築される。
このような柱状構造物の構築方法では、複数の工程を繰り返すので、手間や工期がかかるという問題があった。
そこで、鋼管内にコンクリートを充填した鋼管充填柱を用いる柱状構造物の構築方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような技術によると、鋼管を型枠代わりに使用するので、型枠の設置や脱型が不要になり、手間や工期が低減され、工程が短縮できる利点がある。
そこで、鋼管内にコンクリートを充填した鋼管充填柱を用いる柱状構造物の構築方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような技術によると、鋼管を型枠代わりに使用するので、型枠の設置や脱型が不要になり、手間や工期が低減され、工程が短縮できる利点がある。
また、供用中に発生するモーメントの大小によって柱状構造物の断面を変化させることで、断面の過大設計を改善する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、柱状構造物を構築する場合に、下部からコンクリートを圧入し、その打設圧で柱(筒状鋼殻ユニット同士)を伸長させる方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。このような技術では、コンクリートの打設圧により、柱状構造物を伸長させて構造体化しているため、配筋用足場の設置および撤去作業を省略可能になる。
しかしながら、上記した従来技術には、次のような課題がある。
柱状構造物を構築する場合に、その下部からコンクリートを圧入し、その打設圧で柱を伸長させる方法を採用する場合には、筒状鋼殻ユニット同士の摩擦力や鋼殻部の自重によって圧入に要する施工機械の能力は増減する。この結果、施工可能な高さが限定されるという課題がある。
柱状構造物を構築する場合に、その下部からコンクリートを圧入し、その打設圧で柱を伸長させる方法を採用する場合には、筒状鋼殻ユニット同士の摩擦力や鋼殻部の自重によって圧入に要する施工機械の能力は増減する。この結果、施工可能な高さが限定されるという課題がある。
筒状鋼殻ユニット同士を連結して内圧を付加する場合には、上部に蓋が必要になる。この場合、コンクリートは打設後、時間経過とともに上部にレイタンス、ブリージング水等が発生するが、レイタンスの除去等の適切な措置が不十分となり、脆弱なコンクリートが発現する可能性がある。さらに打設したコンクリートの乾燥収縮により、鋼殻ユニットとの密着が不充分となる可能性もある。また、柱構造体が伸長する際に鋼殻ユニット同士の微小な隙間からモルタル分が外部に流出し、景観上好ましくない点もある。
筒状鋼殻ユニット同士を連結した柱状構造物の場合、これを屋外環境で供用する場合、長期耐久性の面から筒状鋼殻ユニットの表面に塗装などの防食対策が必要である。筒状鋼殻ユニット同士を連結する技術の場合は、柱状構造物が伸縮するために微小な隙間を有しているが、伸縮部等の狭隘空間には何らかの防食措置が必要となる。したがって、長期間の供用には防食措置が必要になるという課題がある。
本発明は、上記した従来の構造物の課題に鑑みてなされたものであって、優れた施工性および長期耐久性を備え、迅速に施工可能な高架橋における橋脚などの柱状構造物を提供することを目的とし、特に、高強度繊維シートと鉄筋コンクリートを組み合わせた合成柱構造物を提供することを目的とする。
第1発明の合成柱構造物では、縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体が、コンクリート打設時の型枠として主筋を囲むように主筋の外側に配置され、シート製筒状体の内側にコンクリートが打設され、かつ前記シート製筒状体は、帯鉄筋の一部または全部を兼ねる部材として用いられていることを特徴とする。
また、第2発明では、第1発明の合成柱構造物において、耐腐食性材料からなる環状のダイアフラムが上下方向に間隔をおいて配置され、前記ダイアフラムには鉄筋挿通孔を備えており、上下方向に間隔をおいて隣り合うダイアフラム相互は、間隔保持部材により連結され、各ダイアフラムは前記シート筒状体と一体化されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の合成柱構造物において、ダイアフラムに取り付けられたシート製筒状体と、ダイアフラム相互を連結している間隔保持部材とは、ダイアフラムに係合してその離反移動を拘束している繋止具を取り外すことで、前記間隔保持部材が展開されていることを特徴とする。
第4発明では、第1発明〜第3発明のいずれかの合成柱構造物において、コンクリート製柱の側周面を覆うようにシート製筒状体が設けられていることで、コンクリート製柱の塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減されて、コンクリートの耐久性が高められている。
第5発明では、第1発明〜第4発明のいずれかの合成柱構造物において、所定の柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体が用いられて、そのシート製筒状体内にコンクリートを打設することで、コンクリートの打設圧により所定の柱外径寸法にシート製筒状体が伸張されて、前記シート製筒状体とコンクリートとが密着していることを特徴とする。
また、第2発明では、第1発明の合成柱構造物において、耐腐食性材料からなる環状のダイアフラムが上下方向に間隔をおいて配置され、前記ダイアフラムには鉄筋挿通孔を備えており、上下方向に間隔をおいて隣り合うダイアフラム相互は、間隔保持部材により連結され、各ダイアフラムは前記シート筒状体と一体化されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の合成柱構造物において、ダイアフラムに取り付けられたシート製筒状体と、ダイアフラム相互を連結している間隔保持部材とは、ダイアフラムに係合してその離反移動を拘束している繋止具を取り外すことで、前記間隔保持部材が展開されていることを特徴とする。
第4発明では、第1発明〜第3発明のいずれかの合成柱構造物において、コンクリート製柱の側周面を覆うようにシート製筒状体が設けられていることで、コンクリート製柱の塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減されて、コンクリートの耐久性が高められている。
第5発明では、第1発明〜第4発明のいずれかの合成柱構造物において、所定の柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体が用いられて、そのシート製筒状体内にコンクリートを打設することで、コンクリートの打設圧により所定の柱外径寸法にシート製筒状体が伸張されて、前記シート製筒状体とコンクリートとが密着していることを特徴とする。
第1発明および第4発明によると、高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体を型枠として用いていると共に帯鉄筋の一部または全部を兼ねる部材として用いるので、帯鉄筋の一部または全部を省略した簡単な構造と合成柱構造物とすることができ、また、主筋の外側にシート製筒状体してコンクリートを打設すればよいので、従来の鉄筋コンクリート製の合成柱構造物を施工する場合に比べて、短期間で施工ができると共に施工が容易に施工することができる等の効果が得られる。また、特に、本発明では、高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体を合成柱構造物の外周面に配置されている構造であるから、コンクリートの外周面全体が直接外気に触れるように露出
していないので、塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減することができる等の効果がある。しかも、シートとして、炭素繊維等の耐久性の高い材料を使用することができるため、耐久性の高い合成柱構造物とすることができる等の効果がある。
第2発明によると、耐腐食性材料からなる環状のダイアフラムが上下方向に間隔をおいて配置され、前記ダイアフラムには鉄筋挿通孔を備えており、上下方向に間隔をおいて隣り合うダイアフラム相互は、間隔保持部材により連結され、各ダイアフラムは前記シート筒状体と一体化されているので、間隔保持部材により連結されたダイアフラムによりシート筒状体を安定した状態でその筒状形態に保持することができるので、型枠としての筒体を容易に形成することができる等の効果が得られる。
第3発明によると、ダイアフラムに取り付けられたシート製筒状体と、ダイアフラム相互を連結している間隔保持部材とは、ダイアフラムに係合してその離反移動を拘束している繋止具を取り外すことで、前記間隔保持部材が展開されているので、折り畳まれたシート製筒状体を容易に使用する状態に展開して施工された型枠であるので、急速施工可能な構造である等の効果がある。
第5発明によると、所定の柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体が用いられて、そのシート製筒状体内にコンクリートを打設することで、コンクリートの打設圧により所定の柱外径寸法にシート製筒状体が伸張されて、前記シート製筒状体とコンクリートとが密着しているので、単に、柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体を用いるだけで、コンクリートの打設圧を利用して、シート製筒状体の内面にコンクリートを密着させて一体化させることできる等の効果がある。
していないので、塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減することができる等の効果がある。しかも、シートとして、炭素繊維等の耐久性の高い材料を使用することができるため、耐久性の高い合成柱構造物とすることができる等の効果がある。
第2発明によると、耐腐食性材料からなる環状のダイアフラムが上下方向に間隔をおいて配置され、前記ダイアフラムには鉄筋挿通孔を備えており、上下方向に間隔をおいて隣り合うダイアフラム相互は、間隔保持部材により連結され、各ダイアフラムは前記シート筒状体と一体化されているので、間隔保持部材により連結されたダイアフラムによりシート筒状体を安定した状態でその筒状形態に保持することができるので、型枠としての筒体を容易に形成することができる等の効果が得られる。
第3発明によると、ダイアフラムに取り付けられたシート製筒状体と、ダイアフラム相互を連結している間隔保持部材とは、ダイアフラムに係合してその離反移動を拘束している繋止具を取り外すことで、前記間隔保持部材が展開されているので、折り畳まれたシート製筒状体を容易に使用する状態に展開して施工された型枠であるので、急速施工可能な構造である等の効果がある。
第5発明によると、所定の柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体が用いられて、そのシート製筒状体内にコンクリートを打設することで、コンクリートの打設圧により所定の柱外径寸法にシート製筒状体が伸張されて、前記シート製筒状体とコンクリートとが密着しているので、単に、柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体を用いるだけで、コンクリートの打設圧を利用して、シート製筒状体の内面にコンクリートを密着させて一体化させることできる等の効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4には、本発明にかかわる合成柱構造物1の第1実施形態が示されている。
図1〜図4には、本発明にかかわる合成柱構造物1の第1実施形態が示されている。
本発明の合成柱構造物1は、少なくとも繊維シート2と、主筋3と、コンクリート4とにより構成され、必要に応じ、帯鉄筋5が組み込まれる。
この第1実施形態の合成柱構造物1では、縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シート2を筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体6が用いられている(図3参照)。前記のシート製筒状体6は、柱用のコンクリート4を打設する時の型枠として用いられ、主筋3を囲むように各主筋3の外側に配置されている(図4参照)。
前記のシート製筒状体6を所定の位置に設置された状態で、そのシート製筒状体6の内側に、主筋3および必要本数の帯鉄筋5が配置され、コンクリート4が打設されている(図2参照)。前記シート製筒状体6は、本発明においては、多数の帯鉄筋(フープ筋)5の一部または全部を兼ねる部材として用いられている。
前記の主筋3および帯鉄筋5とが一体とされた籠鉄筋としてもよく、主筋3および必要本数の帯鉄筋5を配置した後、その外側にシート製筒状体6を配置してもよい。図1では、一つのシート製筒状体6につき、例えば、3本の帯鉄筋(フープ筋)5を使用している形態を示しているが、2点鎖線で示すように、2本追加して、一つのシート製筒状体6につき、例えば、5本の帯鉄筋(フープ筋)5を使用する形態としてもよく、設計により適宜設定される。
なお、図1において、シート製筒状体6が、2点鎖線で示す下位の柱またはフーチング上に設置される場合には、主筋3は、適宜カプラーにより接続されたり、連結鉄筋に重ね合わされる。
前記のシート製筒状体6を所定の位置に設置された状態で、そのシート製筒状体6の内側に、主筋3および必要本数の帯鉄筋5が配置され、コンクリート4が打設されている(図2参照)。前記シート製筒状体6は、本発明においては、多数の帯鉄筋(フープ筋)5の一部または全部を兼ねる部材として用いられている。
前記の主筋3および帯鉄筋5とが一体とされた籠鉄筋としてもよく、主筋3および必要本数の帯鉄筋5を配置した後、その外側にシート製筒状体6を配置してもよい。図1では、一つのシート製筒状体6につき、例えば、3本の帯鉄筋(フープ筋)5を使用している形態を示しているが、2点鎖線で示すように、2本追加して、一つのシート製筒状体6につき、例えば、5本の帯鉄筋(フープ筋)5を使用する形態としてもよく、設計により適宜設定される。
なお、図1において、シート製筒状体6が、2点鎖線で示す下位の柱またはフーチング上に設置される場合には、主筋3は、適宜カプラーにより接続されたり、連結鉄筋に重ね合わされる。
前記のシート製筒状体6は、図2または図3に点線で示す高強度繊維シート2を螺旋状等に巻回して、必要に応じ樹脂等を含浸させて硬化させるか、筒状樹脂内に成形時に高強度繊維シート2を埋め込み配置し、筒状としたものである。高強度繊維シート2としては、少なくとも縦方向および横方向の繊維を編み込んだ炭素繊維シート、アラミド繊維シー
ト等の繊維複合材料製シートを用いることができる。縦方向および横方向の繊維あるいはこれらの繊維に対して傾斜した方向の繊維を含む多方向の繊維を備えた高強度繊維シートを用いることもできる。
ト等の繊維複合材料製シートを用いることができる。縦方向および横方向の繊維あるいはこれらの繊維に対して傾斜した方向の繊維を含む多方向の繊維を備えた高強度繊維シートを用いることもできる。
図17および図18に、比較例として従来の合成柱構造物19が示されている。この従来の合成柱構造物19は、主筋3と帯鉄筋5とコンクリート4とから構成され、上下方向に間隔をおいて多数の帯鉄筋5が配置されて主筋3に結束等により固定されている。前記の従来の合成柱構造物19の場合に用いられている帯鉄筋5の本数に比べて、図1に示す本発明の合成柱構造物1では、半分以下の本数とされている。
シート製筒状体6を保持する場合に、図5〜図8に示すようなFRP等強化プラスチック等の高耐食性部材で構成されるダイアフラム7を備えた連結保持部材付ダイアフラムからなる型枠保持体8を使用してもよい。FRP等高耐食性部材で構成されるダイアフラム7は、鋼材と比較して軽量であるため、現場への搬入および設置が容易となる。上下方向に隣り合うダイアフラム7は形状保持材としての間隔保持部材9を内蔵している。
図5は、図6に示すような搬入時には折り畳まれているダイアフラム7を備えた型枠保持体8をクレーン等重機で引き上げることで、間隔保持部材9を展開し、引き伸ばした状態を示している。最上端のダイアフラム7には図示を省略するが、吊り金具等が設けられる。形状保持材としての間隔保持部材9を備えているため、型枠保持体8は伸縮可能な構造を有しているとともに、コンクリート打設時まで自立可能な構造となっている。
図示の形態では、型枠保持体8におけるダイアフラム7は、軽量な強化プラスチックにより製作され、周方向に間隔をおいて多数の縦孔からなる鉄筋挿通孔10を備えており、上下方向に間隔をおいて配置された環状のダイアフラム7相互は、折り畳み可能な間隔保持部材9により連結されている。前記の鉄筋挿通孔10は、主筋3の最大径より、大きい直径の鉄筋挿通孔10とされている。前記の主筋3は、主筋以外の鉄筋の場合もある。
図5は、図6に示すような搬入時には折り畳まれているダイアフラム7を備えた型枠保持体8をクレーン等重機で引き上げることで、間隔保持部材9を展開し、引き伸ばした状態を示している。最上端のダイアフラム7には図示を省略するが、吊り金具等が設けられる。形状保持材としての間隔保持部材9を備えているため、型枠保持体8は伸縮可能な構造を有しているとともに、コンクリート打設時まで自立可能な構造となっている。
図示の形態では、型枠保持体8におけるダイアフラム7は、軽量な強化プラスチックにより製作され、周方向に間隔をおいて多数の縦孔からなる鉄筋挿通孔10を備えており、上下方向に間隔をおいて配置された環状のダイアフラム7相互は、折り畳み可能な間隔保持部材9により連結されている。前記の鉄筋挿通孔10は、主筋3の最大径より、大きい直径の鉄筋挿通孔10とされている。前記の主筋3は、主筋以外の鉄筋の場合もある。
前記の間隔保持部材9は、図示の形態では、一対のリンク11を横軸13により連結し、一対のリンク11の一端部が、一方のダイアフラム7に設けられたブラケット等の取り付け部12に横軸により連結され、また他端部が、他方のダイアフラム7に設けられた取り付け部12に横軸により連結されて構成されている。前記のような間隔保持部材9が、環状のダイアフラム7の内周側に周方向に間隔をおいて多数設けられている。
図7に示すように、一対のリンク11における一方には、ストッパ14が設けられ、図8に示すように、各ダイアフラム7を上下方向に間隔をおいて配置するように展開した場合に、各リンク11が外側に屈折しないようにされている。また、各一対のリンク11は、図8の状態においては、横軸13付近のリンク重合部において、ストッパ装置を付属させ、元の折り畳み方向に戻らないようにされている。前記のストッパ装置としては、一方のリンクの内側面に凹部を他方のリンクの内側面に凸部を設け、各リンクの内側面が図8に示す状態の時に、凸部を凹部に嵌合させている。
図7に示すように、一対のリンク11における一方には、ストッパ14が設けられ、図8に示すように、各ダイアフラム7を上下方向に間隔をおいて配置するように展開した場合に、各リンク11が外側に屈折しないようにされている。また、各一対のリンク11は、図8の状態においては、横軸13付近のリンク重合部において、ストッパ装置を付属させ、元の折り畳み方向に戻らないようにされている。前記のストッパ装置としては、一方のリンクの内側面に凹部を他方のリンクの内側面に凸部を設け、各リンクの内側面が図8に示す状態の時に、凸部を凹部に嵌合させている。
このような型枠保持体8では、図9に示すように、主筋3がセットされた状態で、各主筋3を鉄筋挿通孔10に挿通した状態で、図10に示すように、最上端のダイアフラム7を吊り上げて、型枠保持体8における各ダイアフラム7を展開することにより、容易に主筋3を挿通して配置することができる。そして、図11に示すように、炭素繊維等の高強度繊維シート2を巻き付けて型枠としてのシート製筒状体6を形成し、ダイアフラム7を備えた型枠保持体8と一体化した状態とする。
この場合、現場での高強度繊維シート2の巻き付け作業は、巻きつけ工程における高強度繊維シート2の圧迫および型枠あるいは完成系の品質の低下が考えられるため、図12に示すように、予め高強度繊維シート2をダイアフラム7に固定して型枠保持体8と一体化した状態で現場へ搬入する方が望ましい。
この場合、図12に示すように、シート製筒状体6を予め各ダイアフラム7の外周縁部
等に接着等により固定し、一体化しておいてもよい。
図12に示すように、シート製筒状体6が折り畳まれていると、展開が容易で完成時の外観も良好になる。
この場合、現場での高強度繊維シート2の巻き付け作業は、巻きつけ工程における高強度繊維シート2の圧迫および型枠あるいは完成系の品質の低下が考えられるため、図12に示すように、予め高強度繊維シート2をダイアフラム7に固定して型枠保持体8と一体化した状態で現場へ搬入する方が望ましい。
この場合、図12に示すように、シート製筒状体6を予め各ダイアフラム7の外周縁部
等に接着等により固定し、一体化しておいてもよい。
図12に示すように、シート製筒状体6が折り畳まれていると、展開が容易で完成時の外観も良好になる。
図13は、ダイアフラム7を備えた型枠保持体8における間隔保持部材9を展開するように型枠保持体8を立脚させた後、また、適宜、型枠保持体8の下部からのコンクリート4の漏洩を防止した状態(図示を省略した)で、型枠保持体8の上部からコンクリートポンプ車により運搬されたコンクリート4をコンクリート打設用ホース20により打設し、合成柱構造物1を構築している状態を示す。
この際、ダイアフラム7と一体化しているシート製筒状体6がコンクリート4の型枠を兼ねるため、通常の施工では必要となる型枠の設置および撤去作業が不要となり、工期の短縮が可能となる。
また、少なくとも縦方向および横方向の複数方向の繊維を編み込んだ高強度繊維シート2あるいは多方向に編みこまれた高強度繊維シート2を使用するため、コンクリート表面から進入する酸や塩分その他の成分を低減でき、コンクリートしいては合成柱構造物の耐久性を向上することができる。
この際、ダイアフラム7と一体化しているシート製筒状体6がコンクリート4の型枠を兼ねるため、通常の施工では必要となる型枠の設置および撤去作業が不要となり、工期の短縮が可能となる。
また、少なくとも縦方向および横方向の複数方向の繊維を編み込んだ高強度繊維シート2あるいは多方向に編みこまれた高強度繊維シート2を使用するため、コンクリート表面から進入する酸や塩分その他の成分を低減でき、コンクリートしいては合成柱構造物の耐久性を向上することができる。
図14には、本発明の合成柱構造物1において用いられる型枠保持体8が示されている。この形態では、ダイアフラム7相互は、コイルバネ15により連結されている。前記実施形態の間隔保持部材9として、コイルバネ15を用いた形態であり、前記コイルバネ15は、環状のダイアフラム7における内周面と内径がほぼ同じ内径のコイルバネ15が用いられ、コイルバネ15の一端側は、一方のダイアフラム7に、他端側は、他方のダイアフラム7に固着されている。前記のコイルバネ15の両端部の固着手段としては、図示を省略するが、取付金具を用いた形態でも、溶着する形態でもよい。コイルバネ15としては、金属製コイルバネ、合成樹脂製等のコイルバネを用いることができる。
なお、コイルバネ15の両端部をそれぞれ、各ダイアフラム7の内周面に固定し、コイルバネ15の外径を、ダイアフラム7の内周面の外径とほぼ同じにするか(コイルバネ15を圧縮させた状態で)、より小さくすることで、ダイアフラム7内に格納する形態の型枠保持体8とすることができる。
この形態では、型枠保持体8が、短縮された状態で、上端部に位置するダイアフラム7と下端部に位置するダイアフラム7とが、押圧用ボルト16を備えたクランプから繋止具17により繋止されて、短縮された状態を保持している。この状態で現場に搬送し、主筋3等の鉄筋を挿通した状態で、前記繋止具17を型枠保持体8から取り外すことで、型枠保持体8を展開させればよい。前記の繋止具17としては、ボルト・ナットを用いて、各ダイアフラム7にボルト挿通孔を複数設け、上下端のダイアフラム7にボルトを挿通すると共にナットを前記ボルトにねじ込むことで、短縮された状態の型枠保持体8とすることでもよい。
なお、コイルバネ15の両端部をそれぞれ、各ダイアフラム7の内周面に固定し、コイルバネ15の外径を、ダイアフラム7の内周面の外径とほぼ同じにするか(コイルバネ15を圧縮させた状態で)、より小さくすることで、ダイアフラム7内に格納する形態の型枠保持体8とすることができる。
この形態では、型枠保持体8が、短縮された状態で、上端部に位置するダイアフラム7と下端部に位置するダイアフラム7とが、押圧用ボルト16を備えたクランプから繋止具17により繋止されて、短縮された状態を保持している。この状態で現場に搬送し、主筋3等の鉄筋を挿通した状態で、前記繋止具17を型枠保持体8から取り外すことで、型枠保持体8を展開させればよい。前記の繋止具17としては、ボルト・ナットを用いて、各ダイアフラム7にボルト挿通孔を複数設け、上下端のダイアフラム7にボルトを挿通すると共にナットを前記ボルトにねじ込むことで、短縮された状態の型枠保持体8とすることでもよい。
前記のような形態では、ダイアフラム7に取り付けられたシート製筒状体6と、ダイアフラム7相互を連結している間隔保持部材9とは、ダイアフラム7に係合している繋止具17で、離反移動を拘束され、繋止具17を取り外すことで、間隔保持部材9としてのコイルバネ15を自発的または強制的に展開可能にし、自立的に立脚可能な構造とすることで、立脚後内部にコンクリート打設が可能なため急速施工を容易にしている。
図15には、ダイアフラム7を備えた前記の型枠保持体8を、クレーン等重機を使用して上方に展開するように上げた状態を示す。この形態の場合も、前記形態の型枠保持体8と同様な施工手順により合成柱構造物1に組み込むことができる。
前記の型枠保持体8におけるダイアフラム7の形状(例えば、平面形態)としては、前記実施形態以外にも、急速施工可能な形状であれば、矩形、楕円形等適宜の形状を採用す
ることもでき、その場合には、鉄筋挿通孔10を、矩形または楕円形等のダイアフラム7の平面形態に応じて設けるようにすればよい。
ることもでき、その場合には、鉄筋挿通孔10を、矩形または楕円形等のダイアフラム7の平面形態に応じて設けるようにすればよい。
前記各形態の合成柱構造物1では、コンクリート製柱の側周面を覆うようにシート製筒状体6が設けられていることで、コンクリート製柱の塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減され、コンクリートの耐久性が高められている。
また、シート製筒状体6としては、所定の柱外径寸法よりも外径寸法が小さいシート製筒状体6を用いると、その内側にコンクリートを打設した場合、コンクリートの打設圧(側圧)により、シート製筒状体6が膨らむんで、所定の柱外径寸法にシート製筒状体6が伸張されるため、シート製筒状体6とコンクリート4とが確実に密着することができ、シート製筒状体6とコンクリート4との一体化が確実な合成柱構造物1とすることができる。
なお、コンクリート4を打設する場合、各ダイアフラム7のレベル毎に複数ブロックに打設する場合には、例えば、各ダイアフラム7上面付近のコンクリート側圧が大きくなるから、その部分のシート製筒状体6の外径寸法を小さくしてもよく、あるいは、その部分に、図16に示すように、補強シート18を設けて、コンクリート側圧に抵抗させて、シート製筒状体6が膨らみを防止するようにしてもよい。また、前記補強シート18を含めて、樹脂を含浸させたシート製筒状体6としてもよい。
このような形態では、シート製筒状体6の内側の所定のレベルに、環状に補強シート18を逢着等により取り付けて、前記シート製筒状体6を、図示のように各ダイアフラム7の外周面に接着剤21により固定する。なお、前記の補強シート18の下部を張り出して、ダイアフラム7の上面に接着剤により固定するようにしてもよい。
なお、コンクリート4を打設する場合、各ダイアフラム7のレベル毎に複数ブロックに打設する場合には、例えば、各ダイアフラム7上面付近のコンクリート側圧が大きくなるから、その部分のシート製筒状体6の外径寸法を小さくしてもよく、あるいは、その部分に、図16に示すように、補強シート18を設けて、コンクリート側圧に抵抗させて、シート製筒状体6が膨らみを防止するようにしてもよい。また、前記補強シート18を含めて、樹脂を含浸させたシート製筒状体6としてもよい。
このような形態では、シート製筒状体6の内側の所定のレベルに、環状に補強シート18を逢着等により取り付けて、前記シート製筒状体6を、図示のように各ダイアフラム7の外周面に接着剤21により固定する。なお、前記の補強シート18の下部を張り出して、ダイアフラム7の上面に接着剤により固定するようにしてもよい。
本発明を実施する場合、傾斜した縦方向のマルチフィラメント繊維と傾斜した横方向の複数方向のマルチフィラメント繊維とをX字状に交差するように編みこまれた高強度繊維シートを用いたシート製筒状体としてもよく、シート製筒状体を形成する場合の巻き方としては、螺旋状に巻き付けた場合の上位に位置する繊維シートの下縁部が、下位に位置する繊維シートの上縁部に重合するように螺旋状に巻き付けるようにしてもよい。この型枠保持体8を利用する場合には、螺旋状に形成された筒形態の保持のために、前記の型枠保持体8に接着剤により固定することができ、型枠保持体8の短縮動作に合わせて、高強度繊維シート製筒状体も折り畳み可能となる。しかし、型枠保持体を利用しない場合には、拡径可能な筒状等の仮保持体に高強度繊維シートを螺旋状に巻き付けて樹脂を吹き付け等により含浸させ、仮保持体を縮径させることで、シート製筒状体を製作することでもよい。
また、縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体としては、適宜、着色剤、耐候性材料を含有させた合成樹脂層を外層として形成する形態でもよい。
また、縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体としては、適宜、着色剤、耐候性材料を含有させた合成樹脂層を外層として形成する形態でもよい。
なお、橋脚等の高さが高い場合には、型枠保持体8を埋め込み固定された下位の柱に、上位の型枠保持体8を配置し、主筋相互を接続して、コンクリートを打設・養生する工程を繰り返すことで、長尺の合成柱構造物1を築造することができる。
本発明を実施する場合、シート製筒状体6を製作する場合に、樹脂等により固められた帯状の高強度繊維シート2を、図19(a)に示すように、リングに閉合するように形成したリング体22を上下方向に間隔をおいて配置したり、あるいは図19(b)に示すように、樹脂等により固められた高強度繊維シートを上下方向に間隔をおいて螺旋状に配置した螺旋体23とし、上下のリング体22間あるいは上下の螺旋体23間に、柔軟なポリエチレン繊維製シートまたは布製シート等のリング状または螺旋状の屈曲可能なシート24を介在させることでもよい。前記の屈曲可能なシート24の巾方向両端部を、上下のリ
ング体22あるいは螺旋体23の上下の螺旋部の縁部に固定しておけばよい。
また、リング体22あるいは螺旋体23の内側に、張り出しアーム25の基端部を固定して、張り出しアーム25を内向きに張り出すように設け、その張り出しアーム25の先端部に取り付け部12を設けるようにしてもよい。
ング体22あるいは螺旋体23の上下の螺旋部の縁部に固定しておけばよい。
また、リング体22あるいは螺旋体23の内側に、張り出しアーム25の基端部を固定して、張り出しアーム25を内向きに張り出すように設け、その張り出しアーム25の先端部に取り付け部12を設けるようにしてもよい。
1 合成柱構造物
2 繊維シート
3 主筋
4 コンクリート
5 帯鉄筋
6 シート製筒状体
7 ダイアフラム
8 型枠保持体
9 間隔保持部材
10 鉄筋挿通孔
11 リンク
12 取り付け部
13 横軸
14 ストッパ
15 コイルバネ
16 押圧用ボルト
17 繋止具
18 補強シート
19 合成柱構造物
20 コンクリート打設用ホース
21 接着剤
22 リング体
23 螺旋体
24 屈曲可能なシート
25 張り出しアーム
2 繊維シート
3 主筋
4 コンクリート
5 帯鉄筋
6 シート製筒状体
7 ダイアフラム
8 型枠保持体
9 間隔保持部材
10 鉄筋挿通孔
11 リンク
12 取り付け部
13 横軸
14 ストッパ
15 コイルバネ
16 押圧用ボルト
17 繋止具
18 補強シート
19 合成柱構造物
20 コンクリート打設用ホース
21 接着剤
22 リング体
23 螺旋体
24 屈曲可能なシート
25 張り出しアーム
Claims (5)
- 縦横複数方向に編みこまれた高強度繊維シートを筒状あるいは帯状に備えたシート製筒状体が、コンクリート打設時の型枠として主筋を囲むように主筋の外側に配置され、シート製筒状体の内側にコンクリートが打設され、かつ前記シート製筒状体は、帯鉄筋の一部または全部を兼ねる部材として用いられていることを特徴とする合成柱構造物。
- 環状のダイアフラムが上下方向に間隔をおいて配置され、前記ダイアフラムには鉄筋挿通孔を備えており、上下方向に間隔をおいて隣り合うダイアフラム相互は、間隔保持部材により連結され、各ダイアフラムは前記シート筒状体と一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の合成柱構造物。
- ダイアフラムに取り付けられたシート製筒状体と、ダイアフラム相互を連結している間隔保持部材とは、ダイアフラムに係合してその離反移動を拘束している繋止具を取り外すことで、前記間隔保持部材が展開されていることを特徴とする請求項1または2に記載の合成柱構造物。
- コンクリート製柱の側周面を覆うようにシート製筒状体が設けられていることで、コンクリート製柱の塩害や中性化等のコンクリートの劣化が低減されて、コンクリートの耐久性が高められている請求項1〜3のいずれか1項に記載の合成柱構造物。
- 所定の柱外径寸法よりも外径が小さいシート製筒状体が用いられて、そのシート製筒状体内にコンクリートを打設することで、コンクリートの打設圧により所定の柱外径寸法にシート製筒状体が伸張されて、前記シート製筒状体とコンクリートとが密着していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の合成柱構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009142336A JP2010285848A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 合成柱状構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009142336A JP2010285848A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 合成柱状構造物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010285848A true JP2010285848A (ja) | 2010-12-24 |
Family
ID=43541748
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JP2009142336A Withdrawn JP2010285848A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 合成柱状構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010285848A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015524521A (ja) * | 2012-07-16 | 2015-08-24 | テクニオン リサーチ アンド デベロップメント ファウンデーション リミテッド | エネルギー減衰体 |
CN111794439A (zh) * | 2020-07-13 | 2020-10-20 | 沈阳建筑大学 | 一种新型工字型cfrp-混凝土组合柱 |
CN117071476A (zh) * | 2023-10-17 | 2023-11-17 | 山西交通科学研究院集团有限公司 | 一种复合隔离栅立柱 |
-
2009
- 2009-06-15 JP JP2009142336A patent/JP2010285848A/ja not_active Withdrawn
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