JP3828870B2 - バッテリ式電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバッテリ式電源装置,特に,直列に接続された複数のバッテリを有する複数の棒状バッテリモジュールを,それらの軸線が互に平行し,且つそれらの軸線と交差する仮想平面にて各軸線とその仮想平面との交点が上,下方向および左,右方向に並ぶように配列したバッテリ集合体を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,この種の電源装置としては,合成樹脂製ボックスの両端壁外面にそれぞれ複数のバスバーを埋設した合成樹脂製エンドプレートをビス止めし,ボックスを貫通する各バッテリモジュールの両端に在る正極および負極と各バスバーとを,そのバスバーを貫通して正,負極にねじ込まれたボルトによって接続し,また各バッテリモジュールの軸線方向中間部を複数の防振ゴムシートによってフローティング支持したものが知られている。この場合,各バッテリモジュールの相隣る両バッテリ間には,正,負極間の短絡を防止する絶縁リングが設けられている(例えば,特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−111349号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来装置においては各バッテリモジュールの実質的な支持部が,その両端であることから振動による各バッテリモジュールの振幅が大となって,相隣る両バッテリの正,負極間の接続部が破断されるおそれがあった。またバスバーがエンドプレート内に埋設されていて不動であることから,バッテリモジュールにその軸線方向の寸法にばらつきが生じた場合,それに対応することが困難であり,その上,合成樹脂製ボックスが比較的大型で,またかなりの寸法精度を要求されることから,成形用金型コストが非常に高く,電源装置のコスト上昇を招くと共に重量増の原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は,各バッテリモジュールにおける相隣る両バッテリの正,負極間の接続部の破断を回避し,また各バッテリモジュールに,その軸線方向の寸法にばらつきが生じても,その正,負極とバスバーとの接続を容易に行い,その上コストが安く,軽量な前記バッテリ式電源装置を提供することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するため本発明によれば,直列に接続された複数のバッテリより構成されて,一端部に正極を,また他端部に負極をそれぞれ有する複数の棒状バッテリモジュールを,それらの軸線が互に平行し,且つそれらの軸線と交差する仮想平面にて各軸線とその仮想平面との交点が上,下方向および左,右方向に並ぶように配列すると共に,バッテリモジュール軸線方向両端部側にそれぞれ複数の正極と複数の負極とよりなる正,負極群を存在させたバッテリ集合体を備え,各バッテリモジュールの相隣る両バッテリの相対向する両端部間に,それら両端部と嵌合する環状凹部を持つ絶縁リングが挟着されると共にその絶縁リングの内周面で囲まれる領域に前記正極と負極との接続部が在り,各バッテリモジュールは,前記仮想平面と平行で,且つベースプレート上に立てられた複数の板状部材に,それらを貫通するように保持され,各板状部材は,門型をなすと共に上部連結部をその板状部材の上端面に当てて,両脚部を前記ベースプレートに固定されたフレーム部材により直立状態に保たれ,各板状部材は,二つ割りの両半体よりなる複数のグロメットの集合体であって,両半体はそれらの分割面に開口して前記絶縁リング外周面の半周部分に嵌まる半環状凹部を有し,前記バッテリ集合体の各正,負極群と対向する各バスバープレートに,各正,負極と嵌合する複数の貫通孔と,各貫通孔と嵌合した各正,負極と接続される複数のバスバーとが設けられ,各バスバーの前記正,負極との接続部が前記正,負極に対してそれぞれ進退可能であるバッテリ式電源装置が提供される。
【0007】
前記のように構成すると,各バッテリモジュールがその軸線方向複数箇所において,絶縁リングを介して板状部材およびフレーム部材によってベースプレート上に保持され,しかも相隣る両バッテリの正,負極間の接続部は絶縁リングによって補強されているので,振動による正,負極間の接続部の破断を確実に回避することができる。
【0008】
また各バッテリモジュールに,その軸線方向の寸法にばらつきが生じても,その正,負極に対し各バスバーの正,負極側接続部を進退させて,その正,負極とバスバーとを容易に接続することができる。その上,バッテリ集合体の支持のために,かなりの寸法精度を要求される比較的大型の合成樹脂製ボックスを使用しないので,バッテリ式電源装置のコストを低減し,またその軽量化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,2において,バッテリ式電源装置1は薄肉の合成樹脂製ボックス2を備え,そのボックス2は,一端面に冷却風導入口3を有し,また他端部内に吸引ファン4を有する。そのボックス2内において,冷却風導入口3と吸引ファン4との間,つまりボックス2内中間部にバッテリ集合体5が収容されている。
【0010】
そのバッテリ集合体5は,直列に接続された複数,実施例では6個のバッテリ6より構成されて,一端部に正極7を,また他端部に負極8をそれぞれ有する複数,実施例では20本の棒状バッテリモジュール9よりなる。それらバッテリモジュール9は,それらの軸線Aが互に平行し,且つそれらの軸線Aと交差する仮想平面Bにて各軸線Aとその仮想平面Bとの交点Cが上,下方向に4つおよび左,右方向に5つ並ぶように配列されており,バッテリモジュール軸線方向D両端部側にそれぞれ複数,つまり10個の正極7と,複数,つまり10個の負極8とよりなる正,負極群が存在する。各バッテリモジュール9は,前記仮想平面Bと平行で,且つ鋼製ベースプレート10上に立てられた複数,実施例では2つの板状部材11に,それらを貫通するように保持されている。各板状部材11は,門型をなすと共に上部連結部12をその板状部材11の上端面に当てて,両脚部13を前記ベースプレート10にボルト14およびナット15(図8参照)によって固定された鋼製フレーム部材Fにより直立状態に保たれている。最上位およびその下の両バッテリモジュール9ならびに最下位およびその上の両バッテリモジュール9の軸線方向中間部はそれぞれ合成樹脂製クリップCL によって連結されている。
【0011】
例えば,図1において,冷却風導入口3側からバッテリ集合体5を見たとき,手前側最上位の棒状バッテリモジュール9[a]は,図2,3に示すように,右端に負極8を,また左端に正極7をそれぞれ有する。その負極8は,それよりも吸引ファン4側に在って隣接するバッテリモジュール9[b]の正極7と第1バスバー16を介して接続される。一方,正極7は,その下側に在るバッテリモジュール9[c]の負極8と第1バスバー16を介して接続される。
【0012】
1つのバッテリ(セコンダリ・バッテリ)6は,負極側の鋼製有底筒体17と,その開口端に存する環状ビード部18内周面に絶縁シールリング19を介して取付けられた正極側の鋼製蓋板20とを有する。実施例ではバッテリ6の内部構造は省略されている。相隣る一方のバッテリ6の有底筒体17と他方のバッテリ6の蓋板20間に鋼製接続リング21が溶接されている。接続リング21は,有底筒体17外周面に嵌合し溶接された大径短筒部22と,その一端の周縁部分に連設され,且つ有底筒体17の底壁外面に密着する内向きの環状大径突出部23と,その環状大径突出部23の内周縁部分に連設され,且つ大径短筒部22とは逆方向に突出する小径短筒部24と,その小径短筒部24の周縁部分に連設され,且つ蓋板20の円形突出部25を開口部分に挿通させてその円形突出部25周りに溶接された内向きの環状小径突出部26とを有する。
【0013】
また相隣る両バッテリ6の相対向する両端部間に合成樹脂製絶縁リング27が挟着される。その絶縁リング27は,一方のバッテリ6の端部を構成する接続リング21の大径短筒部22外周面のほぼ半部に嵌合する短筒部28と,その一端の周縁部分に連設され,且つ接続リング21の,内向きの環状大径突出部23外面に密着する,内向きの環状突出部29とを有する。これら短筒部28および内向きの環状突出部29とにより,一方のバッテリ6の端部と嵌合する環状凹部30が形成される。また内向きの環状突出部29は,他方のバッテリ6の環状ビード部18およびそれに嵌着された絶縁シールリング19,つまり他方のバッテリ6の端部と嵌合する環状凹部31を有する。内向きの環状突出部29の開口部分は接続リング21の小径短筒部24外周面に密着され,これにより蓋板20と接続リング21との接続部,つまり正極と負極との接続部が絶縁リング27の内周面で囲まれる領域に存する。この絶縁リング27は,両バッテリ6の正,負極間の短絡防止機能と,それらの接続部に対する補強機能とを有する。
【0014】
図4にも示すように,バッテリ6,接続リング21および絶縁リング27は1つのユニットUを構成し,バッテリモジュール9の製作に当っては,一方のユニットUにおける接続リング21の大径短筒部22に他方のユニットUにおける有底筒体17の底部側を嵌着して,その大径短筒部22および有底筒体17の周壁間を溶接し,これを必要回数繰返し,また一端に存するユニットUの有底筒体17底部に接続リング21の大径短筒部22を嵌着して溶接する。さらに他端に存する接続リング21の大径短筒部22に,断面凸形をなす鋼製正極7の大径部32が嵌着され,その大径部32と大径短筒部22とが溶接される。大径部32から突出する六角ナット形部33はその端面に開口するねじ孔34を有する。また一端に存する接続リング21の小径短筒部24に,断面ほぼ凸形をなす鋼製負極8の大径部35端面に存する凹部36が嵌合され,その環状小径突出部26と大径部35とが溶接される。大径部35から突出する四角ナット形部37はその端面に開口するねじ孔38を有する。
【0015】
図3,5,6に示すように,バッテリ集合体5における一方の正,負極群側に第1バスバープレート39が配置され,また他方の正,負極群側に第2バスバープレート40が配置される。第1,第2バスバープレート39,40は正,負極7,8の六角ナット形部33および四角ナット形部37と嵌合する複数の貫通孔としての六角孔41および四角孔42を有する。図5に示す第1バスバープレート39において,正,負極群と対向する面と反対側の面に形状を異にする複数の第1,第2バスバー16,43が取付けられている。各第1バスバー16の,ボルト孔44を有する一方の環状接続部45が六角孔41に,また同様にボルト孔44を有する他方の環状接続部45が四角孔42にそれぞれ臨んでいる。さらに各第2バスバー43の,ボルト孔47を有する1つの環状接続部48が六角孔41および四角孔42の一方に臨んでいる。図6に示す第2バスバープレート40において,正,負極群と対向する面と反対側の面に前記と同種形状の複数の第1バスバー16が取付けられており,各第1バスバー16の,ボルト孔44を有する一方の環状接続部45が六角孔41に,また同様にボルト孔44を有する他方の環状接続部45が四角孔42にそれぞれ臨んでいる。
【0016】
各第1バスバー16の両環状接続部45のボルト孔44にそれぞれ絶縁性,実施例ではガラス繊維強化合成樹脂製ボルト49が挿通されて,正,負極7,8のねじ孔34,38にねじ込まれ,これにより複数組の正極7および負極8が複数の第1バスバー16を介して電気的に接続される。
【0017】
また各第2バスバー43の環状接続部48のボルト孔47に前記同様のボルト49が挿通されて正極7または負極8のねじ孔34,38にねじ込まれ,これにより複数の正極7および負極8と複数の第2バスバー43とが電気的に接続される。
【0018】
前記のように,第1,第2バスバープレート39,40に複数の正極7の六角ナット形部33と嵌合する複数の六角孔41および複数の負極8の四角ナット形部37と嵌合する複数の四角孔42を形成すると,バッテリ集合体5におけるバッテリモジュール9の誤組みを容易に見付けることができる。
【0019】
図7に明示するように,第1バスバー16は鋼板より構成され,第1,第2バスバープレート39,40に,一端部をリベット50によって接合された被取付部51と,その被取付部51の他端にU字形折曲げ部52を介し連設されて被取付部51と対向する二股部53と,その二股部53の両端にそれぞれ連設されて被取付部51側に折曲がる2つの繋ぎ部54とを有し,両繋ぎ部54に両環状接続部45がそれぞれ被取付部51と同一平面上に位置するように連設されている。また繋ぎ部54および環状接続部45の各連設部分と,第1,第2バスバープレート39,40との干渉を避けるため,両バスバープレート39,40において,各連設部分と対向する部分には六角孔41および四角孔42に連なる切欠き55が形成されている。これにより各環状接続部45は,撓み性を有するU字形折曲げ部52を介して正,負極7,8,つまり六角ナット形部33,四角ナット形部37に対し進退可能であり,したがって,バッテリモジュール9の軸線方向長さに長短が生じてもそれに容易に対応して,両環状接続部45と,正,負極7,8とを確実に接続することができる。第2バスバー43は鋼板より構成され,第1バスバープレート39に一端部をリベット50によって接合された被取付部56を有し,その他端に環状接続部48が連設されている。この場合にも環状接続部48は,被取付部56の撓み性により正,負極7,8に対して進退可能である。
【0020】
一方の板状部材11は,各バッテリモジュール9の一端部側において,最も端に在るバッテリ6と,その隣りのバッテリ6との接続部に位置し,また他方の板状部材11は,各バッテリモジュール9の他端部側において,最も端に在るバッテリ6と,その隣りのバッテリ6との接続部に位置する。
【0021】
各板状部材11は同一の構造を有し,図8に示すように二つ割りの両半体よりなる複数の合成樹脂製グロメットの集合体である。実施例では,ベースプレート10上に長い第1半体57が配置され,その第1半体57は,それの上向きの分割面58に開口して最下段の5本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる5つの半環状凹部59を有する。第1半体57上に1つの第2半体60と3つの第3半体61とが重ねられており,その第2半体60は,それの下向きの分割面62に開口して最下段の2本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる2つの半環状凹部63を有し,また各第3半体61は,それの下向きの分割面64に開口して最下段の各1本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる1つの半環状凹部65を有する。このように第1半体57と,それと二つ割り関係にある第2,各第3半体60,61とによって最下段の5本のバッテリモジュール9が保持される。
【0022】
また第2半体60は,それの上向きの分割面62に開口して下から2段目の2本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる2つの半環状凹部63を有し,同様に各第3半体61は,それの上向きの分割面64に開口して下から2段目の各1本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる1つの半環状凹部65を有する。第2,各第3半体60,61上に長い第4半体66が重ねられており,その第4半体66は,それの下向きの分割面67に開口して下から2段目の5本のバッテリモジュール9の絶縁リング27外周面に嵌まる5つの半環状凹部68を有する。このように第2,各第3半体60,61と,それらと二つ割り関係にある第4半体66とによって下から2段目の5本のバッテリモジュール9が保持される。
【0023】
同様に,第4半体66の上に第1半体57が,またその第1半体57上に1つの第2半体60と3つの第3半体61が,さらにそれら第2,各第3半体60,61上に第4半体66がそれぞれ重ねられており,これにより第1半体57と,それと二つ割り関係にある第2,各第3半体60,61とによって下から3段目の5本のバッテリモジュール9が保持され,また第2,各第3半体60,61と,それらと二つ割り関係にある第4半体66とによって最上段の5本のバッテリモジュール9が保持される。
【0024】
実施例では,第1,第4半体57,66を共通に使用して,第1,第2半体57,60;第1,第3半体57,61;第4,第2半体66,60;第4,第3半体66,61はそれぞれ1つのグロメット69を構成する。なお,グロメットとしては,分割面に1つの半環状凹部を有する2つの半体よりなるもの等を用いることもできる。
【0025】
図9にも示すように,第1半体57の下面にバッテリモジュール9の軸線と交差する方向に延びる複数の小凹部70が形成され,それら小凹部70と対応する複数の突起71が第4半体66の上面に形成されている。上,下方向中間位置において,第1,第4半体57,66の各小凹部70と各突起71との嵌合によって上側の複数のグロメット69と下側の複数のグロメット69とが相互に位置決めされる。
【0026】
図10にも示すように,第1半体57の上向きの分割面58全体にバッテリモジュール9の軸線と交差する方向に延びる小凹部72が形成され,その小凹部72と対応する突起73が第2,各第3半体60,61の下向きの分割面62,64全体にそれぞれ形成されている。また図11にも示すように,第4半体66の下向きの分割面67全体にバッテリモジュール9の軸線と交差する方向に延びる小凹部74が形成され,その小凹部74と対応する突起73が第2,各第3半体60,61の上向きの分割面62,64全体にそれぞれ形成されている。これら小凹部72および各突起73ならびに小凹部74および各突起73の凹,凸嵌合によって,第1および第2,各第3半体57,60,61間ならびに第2,各第3半体60,61および第4半体66間のバッテリモジュール9軸線方向の位置決めがなされる。
【0027】
最上位にある第4半体66の上面とフレーム部材Fの上部連結部12との間に複数の板ばね75が配置され,それら板ばね75の弾発力によって複数のグロメット69,したがって板状部材11がベースプレート10に圧着される。図12に示すように,フレーム部材Fは,門形の内側に溝76が位置するように,溝形断面を有し,上部連結部12においてはその溝76内に各板ばね75が収められて,その外れ止めがなされている。
【0028】
図13に示すように各グロメット69を形成する両半体,つまり第1,第2半体57,60等の両半環状凹部59,63内周面およびそれら半環状凹部59,63内周面に嵌まる各絶縁リング27外周面に,相互に嵌合する凹,凸部,実施例では絶縁リング27側に環状凸部77が,また第1,第2半体57,60等の半環状凹部59,63側に半環状凹部78がそれぞれ形成されている。これら環状凸部77と両半環状凹部78との嵌合によってバッテリモジュール9とグロメット69との位置決めを容易に行うことができる。なお,環状凸部77を有する絶縁リング27を,グロメット69に対応しない位置にある絶縁リングとして使用してもよい。
【0029】
図14〜16に示すように各グロメット69を形成する両半体,つまり第2,第4半体60,66等の両半環状凹部63,68内周面およびそれら半環状凹部63,68内周面に嵌まる各絶縁リング27外周面に,相互に嵌合する凹,凸部,実施例では絶縁リング27側に環状凸部77が,また第2,第4半体60,66等の半環状凹部63,68側に半環状凹部78がそれぞれ形成されている。この場合,相隣る両バッテリモジュール9の一方における凹,凸部77,78の嵌合位置X1 と,他方における前記凹凸部77,78の嵌合位置X2 とがバッテリモジュール軸線方向Dにて距離dだけ食違っている。
【0030】
このように構成すると,バッテリモジュール9とグロメット69との位置決めを容易に行うことができる。また,図14において,例えば左側のバッテリモジュール9を右側に配置すると,そのバッテリモジュール9の正極7および負極8の位置が第1,第2バスバープレート39,40に対して狂ってくるので,両嵌合位置X1 ,X2 の食違い構造はバッテリモジュール9の誤組防止効果をもたらす。図1等において,80は各バスバープレート39,40を覆う端子板プレートである。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば,前記のように構成することによって,各バッテリモジュールにおける相隣る両バッテリの正,負極間の接続部の破断を回避し,また各バッテリモジュールに,その軸線方向の寸法にばらつきが生じても,その正,負極とバスバーとの接続を容易に行い,その上コストが安く,軽量なバッテリ式電源装置を提供することができる。
【0032】
請求項2記載の発明によれば,前記効果に加え,各グロメットと各バッテリモジュールとの位置決めを容易に行うことが可能なバッテリ式電源装置を提供することができる。
【0033】
請求項3記載の発明によれば,前記効果に加えて,バッテリモジュールの誤組防止効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリ式電源装置の第1実施例の斜視図である。
【図2】バッテリモジュールの斜視図である。
【図3】図1,図2の3−3線断面図である。
【図4】バッテリモジュールの分解斜視図である。
【図5】第1バスバープレートの斜視図である。
【図6】第2バスバープレートの斜視図である。
【図7】第1バスバーの斜視図である。
【図8】板状部材と,フレーム部材およびベースプレートとの関係を示す要部破断側面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】図8の10−10線断面図である。
【図11】図8の11−11線断面図である。
【図12】図8の12−12線断面図である。
【図13】バッテリ式電源装置の第2実施例におけるグロメットとバッテリモジュールの絶縁リングとの関係を示す斜視図である。
【図14】バッテリ式電源装置の第3実施例におけるグロメットとバッテリモジュールの絶縁リングとの関係を示すもので,図8の14−14矢視図に相当する。
【図15】第2半体の平面図で,図8の14−14矢視図に相当する。
【図16】第4半体の断面図で,図8の16−16線断面図に相当する。
【符号の説明】
1………………バッテリ式電源装置
5………………バッテリ集合体
6………………バッテリ
7………………正極
8………………負極
9………………バッテリモジュール
10……………ベースプレート
11……………板状部材
12……………上部連結部
13……………脚部
16……………第1バスバー
27……………絶縁リング
30……………環状凹部
31……………環状凹部
39……………第1バスバープレート
40……………第2バスバープレート
41……………六角孔(貫通孔)
42……………四角孔(貫通孔)
43……………第2バスバー
45……………環状接続部
48……………環状接続部
57……………第1半体
60……………第2半体
61……………第3半体
66……………第4半体
69……………グロメット
77……………環状凸部
78……………環状凹部
A………………軸線
B………………仮想平面
C………………交点
D………………バッテリモジュール軸線方向
F………………フレーム部材
d………………距離

Claims (3)

  1. 直列に接続された複数のバッテリ(6)より構成されて,一端部に正極(7)を,また他端部に負極(8)をそれぞれ有する複数の棒状バッテリモジュール(9)を,それらの軸線(A)が互に平行し,且つそれらの軸線(A)と交差する仮想平面(B)にて各軸線(A)とその仮想平面(B)との交点(C)が上,下方向および左,右方向に並ぶように配列すると共に,バッテリモジュール軸線方向(D)両端部側にそれぞれ複数の正極(7)と複数の負極(8)とよりなる正,負極群を存在させたバッテリ集合体(5)を備え,各バッテリモジュール(9)の相隣る両バッテリ(6)の相対向する両端部間に,それら両端部と嵌合する環状凹部(30,31)を持つ絶縁リング(27)が挟着されると共にその絶縁リング(27)の内周面で囲まれる領域に前記正極(7)と負極(8)との接続部が在り,各バッテリモジュール(9)は,前記仮想平面(B)と平行で,且つベースプレート(10)上に立てられた複数の板状部材(11)に,それらを貫通するように保持され,各板状部材(11)は,門型をなすと共に上部連結部(12)をその板状部材(11)の上端面に当てて,両脚部(13)を前記ベースプレート(10)に固定されたフレーム部材(F)により直立状態に保たれ,各板状部材(11)は,二つ割りの両半体(57,60;57,61;60,66;61,66)よりなる複数のグロメット(69)の集合体であって,
    両半体(57,60;57,61;60,66;61,66)はそれらの分割面(58,62,64,67)に開口して前記絶縁リング(27)外周面の半周部分に嵌まる半環状凹部(59,63,65,68)を有し,前記バッテリ集合体(5)の各正,負極群と対向する各バスバープレート(39,40)に,各正,負極(7,8)と嵌合する複数の貫通孔(41,42)と,各貫通孔(41,42)と嵌合した各正,負極(7,8)と接続される複数のバスバー(16,43)とが設けられ,各バスバー(16,43)の前記正,負極(7,8)との接続部(45,46 ,48)が前記正,負極(7,8)に対してそれぞれ進退可能であることを特徴とするバッテリ式電源装置。
  2. 各グロメット(69)における前記両半体(57,60;57,61;60,66;61,66)の前記半環状凹部(59,63,65,68)内周面および両半環状凹部(59,63,65,68)内周面に嵌まる各絶縁リング(27)の外周面に,相互に嵌合する凹,凸部(77,78)が設けられている,請求項1記載のバッテリ式電源装置。
  3. 各グロメット(69)における前記両半体(57,60;57,61;60,66;61,66)の前記半環状凹部(59,63,65,68)内周面および両半環状凹部(59,63,65,68)内周面に嵌まる各絶縁リング(27)の外周面に,相互に嵌合する凹,凸部(77,78)が設けられており,相隣る両バッテリモジュール(9)の一方における前記凹,凸部(77,78)の嵌合位置(X1 )と,他方における前記凹,凸部(77,78)の嵌合位置(X2 )とがバッテリモジュール軸線方向(D)にて食違っている,請求項1記載のバッテリ式電源装置。
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