JP3828731B2 - 構真柱の施工方法とこれに用いるヤットコおよび鋼管杭 - Google Patents

構真柱の施工方法とこれに用いるヤットコおよび鋼管杭 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、逆打ち工法における構真柱の施工法と、その施工に用いるヤットコおよび鋼管杭に関する。
【0002】
【従来の技術】
逆打ち工法は、杭と構真柱の施工終了後に、地上部分と地下部分の施工を同時進行で実施できるため、施工期間短縮、コストの低減などのメリットがあり、建築物、特に大規模建築物の建設工事を行う際に多く用いられる施工法である。
【0003】
この逆打ち工法では、まず山留め壁を施工し、所定の位置に場所打ちコンクリート杭あるいは、鋼管杭を施工した後に、その杭の上方に、施工中の建物荷重を支える構真柱を建て込み、杭の頂部と構真柱の下端とをコンクリートで一体化する。その後、掘削機械によって地下を掘削し、地下工事を進めながら同時に地上部の工事も進めるものである。
【0004】
逆打ち工法では、前述の場所打ちコンクリート杭が建物の基礎として用いられることが多い。当該コンクリート杭は、建物の大荷重を支持するために、その杭径も2m近くあるいはそれ以上のものが多い。これに対して、先端に羽根のついた鋼管杭を用いると、当該鋼管杭の先端支持力が場所打ちコンクリート杭の先端支持力よりも大きいことによって、当該場所打ちコンクリート杭に比して杭径の小さいものを使用できる。
【0005】
構真柱を支持する基礎杭として、鋼管杭を用いた例が、特開平11−13067号に開示されているので、これについて説明する。この特開平には、基礎杭として既成杭(鋼管杭)を使用する構真柱の埋め込み工法が開示されており、構真柱の埋め込み作業手順を図10を用いて説明する。
【0006】
(1)建物の柱が立設される位置にケーシング21を、その下端が地下構造の基礎下端位置に位置するように打設し、ケーシング21内を掘削する。[図10(1)]
【0007】
(2)鋼管杭23をプレボーリング工法あるいは中掘り工法によりケーシング21内を通して貫入していき、ヤットコ(杭打ち時継ぎ足し部材)24を用いて鋼管杭23の上端が基礎下端位置22の若干上に位置するように打設する。この打設が終了すると、鋼管杭23とヤットコ24の接続を外し、ヤットコ24を引き上げる。[図10(2)]
【0008】
(3)ケーシング21内および、鋼管杭23頭部内の混合土(ソイルセメント)25を除去した後、ケーシング21内に洗浄パイプ26を挿入し、鋼管杭23の接続部すなわち頭部の内部を洗浄する。[図10(3)]
【0009】
(4)洗浄された鋼管杭23の頭部内部にコンクリート27を打設する。この鋼管杭23の上部からのコンクリート27の打設深さLは、構真柱28の下部が十分な長さで定着されるように設定する。[図10(4)]
【0010】
(5)構真柱建入治具29を地表面に設置し、この構真柱建入治具29により構真柱28を鉛直にかつ鋼管杭23と軸芯が一致するように保持しながら、構真柱28の下部を未だ硬化していないコンクリート27内に圧入する。[図10(5)]
【0011】
ついで、ケーシング21内を埋め戻し、ケーシング21および構真柱建入治具29を撤去する。その後は、構真柱28の上部で地上部分の施工を行うと同時に、地下部分を上層から下層へと施工していく。
【0012】
前述のように、杭と構真柱の施工に際しては、予め、地表面から建物の底部までケーシングを継足しながら打設し、ケーシングによって地盤の崩落を防ぎながら、当該ケーシング内部を掘削し、ヤットコを用いて、建物の基礎部まで鋼管杭を施工する。その後に、このケーシング内部に構真柱を建て込み、杭頭部にコンクリートを充填した鋼管杭と結合するものである。
【0013】
しかし、構真柱はケーシング内に建込み、コンクリート充填の鋼管杭の頭頂部に結合されるのであるが、ケーシングは次の理由からかなり大径となる。第1には、図11に示すように、構真柱28は建物完成後の地下の柱も兼ねているため、地下構造の梁をつなぐためのブラケット31を予め取り付けていることも多く、そのためケーシング21はブラッケット31の外接円(イ)よりも大径とする必要がある。
【0014】
第2に、構真柱28の施工では、鉛直・水平精度を確保するための治具が必要であり、前述のブラケット31との取り合いなどの収まりの関係上、施工スペースはかなり大きく必要になり、この点からもケーシング21は大径となる。ブラケット31だけであれば、杭径以内に納まる場合もあるが、その他の治具などに必要なスペースまで考えると、ケーシング21は杭径よりも大きくなることが多い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前述のことから、本発明では、構真柱を支える杭の構造および、その施工を如何に合理的に行うかということ、および大径ケーシングの打設と、構真柱建込み後のケーシングの引抜き工を如何に合理的に行うかということが課題である。
【0016】
具体的には、図10に示す圧入式鋼管杭の従来方法にあっては、1)、当該鋼管杭23の施工を従来のプレボーリング工法や中掘り工法を採らざるを得ず、このため、杭頭部に混合土(ソイルセメント)25が詰まっており、それを洗浄し除去することが必要で、施工に手間取るという問題がある。2)、さらに、ケーシング21とは別に鋼管杭圧入用のヤットコ24を使用する必要があり、このため無駄が多いという問題がある。3)、また、打撃工法の鋼管杭を用いることは、騒音、振動の問題により都市部では無理である。
【0017】
本発明者は、従来技術の問題点を検討した結果、前記圧入式鋼管杭に代えて、回転貫入式鋼管杭を用いることにより、前記1)、2)、3)の問題を同時に解決できる方法を見出した。すなわち、ケーシング兼用ヤットコ部材を用いることで、従来の両部材のうちの1つを不要とし、また、構真柱建込み前に杭頭部の混合土の洗浄除去作業を不要としたものである。さらに、回転貫入式鋼管杭は、打撃工法のような打撃音や振動を発生しないので、都市部での施工も可能である。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本発明は次の施工方法を特徴とする。
【0019】
第1の発明は、杭本体鋼管の先端部に螺旋状の羽根が固定されており、前記杭本体鋼管の軸を中心に回転駆動されて地盤中に貫入される回転貫入式鋼管杭を用い、当該鋼管杭の施工に用いる杭回転圧入用のヤットコをそのままケーシングとして利用し構真柱の建て込みを行うことを特徴とする。
【0020】
第2の発明は、第1の発明において、前記ヤットコは、杭頭部に着脱自在に嵌合可能で、回転トルク伝達可能な下部接続部を有し、かつ前記接続部の上部が杭頭部径よりも大径に形成されていることを特徴とする。
【0021】
第3の発明は、第2の発明において、前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間に螺旋状の補助羽根が設けられていることを特徴とする。
【0022】
第4の発明は、第2の発明において、前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間に螺旋状の補助羽根がないことを特徴とする。
【0023】
第5の発明は、第2〜4の何れかの発明において、前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間がテーパ鋼管で接続されていることを特徴とする。
【0024】
第6の発明は、第2〜5の何れかの発明において、前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有すると共に、前記ヤットコは、前記上部側鋼管に着脱自在に嵌合可能で、回転トルク伝達可能な下部接続部を有することを特徴とする。
【0025】
第7の発明は、第2〜6の何れかの発明において、前記ヤットコの鋼管杭との回転トルク伝達可能な下部接続部として、ヤットコの筒状接続部の下端に、鋼管杭の杭頭部に設けた係合突起が通過できるスリットと、スリットの上方に連通して前記係合突起と係合できる拡幅開口および、その上縁の補強ストッパが形成されていることを特徴とする。
【0026】
第8の発明は、第1の発明において、前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有し、前記鋼管杭の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管との間に螺旋状の補助羽根が設けられていることを特徴とする。
【0027】
第9の発明は、第1の発明において、前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有し、前記鋼管杭の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管との間に螺旋状の補助羽根が設けられていないことを特徴とする。
【0028】
第10の発明は、第8又は第9の発明において、前記鋼管杭の大径の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とは、上方に向けて拡径するテーパ鋼管を介して接続することを特徴とする。
【0029】
第11の発明は、第1の発明において、前記鋼管杭の杭頭部の所定範囲にわたってコンクリートが充填されていて、前記ヤットコ内に挿入された構真柱の下端部は、前記コンクリートに根入れされていることを特徴とする。
【0030】
第12の発明は、第1の発明において、前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、先端を螺旋形状に切り欠いた前記杭本体鋼管の先端に、その螺旋形状に対応した形状でほぼ一巻きの螺旋状の羽根で構成され、また、前記補助羽根はほぼ一巻きの螺旋状の羽根で構成されていることを特徴とする。
【0031】
第13の発明は、第12の発明において、前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、杭本体鋼管の先端部を閉塞する閉端杭であることを特徴とする。
【0032】
第14の発明は、第12の発明において、前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、杭本体鋼管の先端部を閉塞しない開端杭であることを特徴とする。
【0033】
【作用】
回転貫入式鋼管杭は、杭を回転させることによって、杭先端の螺旋羽根が地盤を掘削し、螺旋羽根のくさび効果によって推進力を発揮し地盤中に貫入していくものである。本発明によれば、ヤットコをケーシングとして兼用させるので、専用のケーシングを打設する必要がなく、ケーシングの打設およびその内部掘削の手間や、別部材としてのケーシングを省くことができ、施工コストを低減できる。
【0034】
また、本発明の回転貫入式鋼管杭では、先端の羽根によって大きな先端支持力を発揮するため、杭径を小さくすることができる。先端支持力のみで評価すると、杭径が1.1m、羽根径が杭径の2倍(2.2m)の回転貫入式鋼管杭の先端支持力は、杭径が2mの場所打ちコンクリート杭に相当する。このことから、回転貫入式鋼管杭を逆打ち工法に適用する場合、杭径が細いため構真柱の施工スペースを確保できないという問題があるが、この点に関して、本発明では、杭頭部がストレート管の鋼管杭にあっては、ヤットコは上部に大径部を有しており、また、杭頭部が拡頭の鋼管杭にあっては、ヤットコは全体が大径部を有しているので、何れの鋼管杭の場合にも、構真柱の建て込みに必要なスペースを十分確保できる。
【0035】
また、上述したように、テーパー管の外周にはほぼ一巻きの螺旋状の補助羽根が固定されている。鋼管杭の貫入にはその先端に固定された羽根が主たる役割を果たすが、この補助羽根はヤットコに大径部を設けていることによる貫入抵抗の増加に対して、貫入作用を補助する役割を担う。特に、杭径が1000mm程度の杭で、大径部分が、例えば、φ1500mmになるような杭の場合、大径部分が、N値10以上の地盤をスムーズに貫入するためには、前記の補助羽根による推進力が重要になる。杭径が小さくN値も小さい場合には、杭先端の羽根による推進力のみでも施工が可能な場合もあり、そのような場合には、補助羽根は必要ない。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1、図2は本実施形態の施工方法のステップ(手順)を示す説明図である。図3は施工に用いられる鋼管杭を示す外観図である。また、図4はヤットコ(継ぎ足し圧入部材)を示す全体図であり、図5は鋼管杭とヤットコの接続部を示す斜視図、図6は図5の接続部分を示す詳細図である。
【0037】
本発明では、逆打ち工法において、構真柱を支持する杭として先端に羽根4を有する回転貫入鋼管杭2を用いること、前記回転貫入鋼管杭2を回転圧入するためのヤットコ6に、構真柱を建て込むためのケーシングを兼用させることに特長がある。
【0038】
図1、図2に示す杭および、構真柱の施工ステップを説明する前に、ヤットコ6と回転貫入鋼管杭2の回転圧入自在かつ、着脱自在な連結構造を図3〜図6を参照して説明する。
【0039】
図3は、支持層に貫入される羽根付きの回転貫入鋼管杭2を示す。杭本体鋼管3の先端縁は一巻きの螺旋形状に形成され、その螺旋形状に対応する形状に曲げ加工された一巻きのリング状の羽根4がその鋼管3の先端に固定されている。羽根4の外縁と内縁はそれぞれ鋼管径の外側および内側へ所定量張り出している。なお、鋼管杭2の頭部3aの外周には、後述する係合突起16が周方向等分に2個設けられている(図5)。この係合突起16の大きさと数は、鋼管杭2の貫入に必要となるトルクの大きさによって計算し決めることができる。
【0040】
前記の鋼管杭2においては、杭本体鋼管3内部の先端近傍の所定位置に、例えば、所定幅のリング状の板材を接合して閉塞促進用突起とし、掘削に伴なって土砂7が鋼管3先端の開口から内部に進入するのを抑制することも可能である。
【0041】
次に、図4は、本発明の施工法に用いられ、鋼管杭2に接続される第1実施形態のヤットコ6の全体を示す。ヤットコ6先端(下端)の筒状接続部8の内径は、鋼管杭2の頭部3aの外径と略同径に形成されていて、当該頭部3aに外側から挿入されて接続される。そして、筒状接続部8の上部には、テーパー管9を介して大径部10がつながっている。この大径部10の上部には、所定長の筒状の大径部10が必要数ボルトなどで接合されて、全体で、所定長のヤットコが構成される。なお、本実施形態以外に、ヤットコ6の先端の筒状接続部8の外径を、鋼管杭2の頭部3aの内径と略同径に形成し、当該頭部3aの内側に挿入して接続するようにしてもよい。この場合には、前記係合突起16も杭の内面に設けられる。
【0042】
図5、図6は、鋼管杭2とヤットコ6の筒状接続部8を拡大して示す。図示のように、ヤットコ6の先端部外周には補強リング17が溶接され、補強リング17の内側の筒状接続部8の端部にはスリット18が設けられている。スリット18は、鋼管3の頭部3a外周に設けられた2個の係合突起16の位置および、その幅に対応して設けられている。また、スリット18の上方に連通して拡幅開口19が設けられ、拡幅開口19の上縁に沿って筒状接続部8の外周に鉤型の補強ストッパ20が固定されている。
【0043】
杭本体鋼管3とヤットコ6の着脱自在な接続に当たっては、ヤットコ6の先端を杭本体鋼管3の頭部3aに外側から挿入する。このとき、ヤットコ6側のスリット18を通り抜けた鋼管3側の係合突起16が補強ストッパ20に係合する。この係合によりヤットコ6の回転に伴ない回転貫入式鋼管杭2を一体に回転でき、ヤットコ6を把持しての貫入が可能となる。また、後ステップでヤットコ6を引き抜くときは、当該ヤットコ6を若干回して係合突起16の係合を外し、係合突起16がスリット18に合致した位置で、ヤットコ6を上方に引き上げることにより、鋼管杭2とヤットコ6の接続を解除できる。
【0044】
テーパー管9の外周には、ほぼ一巻きの螺旋状の補助羽根11が固定されている。前述のように、鋼管杭2の貫入に際しては、主として杭先端に固定された羽根4が回転貫入時の推進力を発揮する。ヤットコ6の補助羽根11は、当該ヤットコ6に大径部10を設けていることで、径差が生じていることもあり、その貫入作用を補助する役割を専ら担うものである。この補助羽根11を設けることが望ましいが、例え設けなくても本発明の所期の作用効果を奏することが可能である。補助羽根11の必要性は、地盤の条件と杭径の度合によって検討する。一般的に云うと、拡径部分のN値が小さく、拡径の度合が小さければ補助羽根11は必要がない。
【0045】
図7、図8は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、回転貫入式鋼管杭の頭部が、上方に向けて拡径するテーパ鋼管36を介して、その上下に大径の上部側鋼管37と小径の下部側鋼管38が形成された、いわゆる拡頭部付きの回転貫入式鋼管杭2aに本発明を実施する例を示す。
【0046】
図示例では、テーパ鋼管36に羽根(以下補助羽根という)11aを設けた例を図示する。この補助羽根11aは、拡頭部の回転貫入をよりスムーズにするために設けるもので、補助羽根11aのない拡頭部付きの回転貫入式鋼管杭2aにも本発明を実施することができる。
【0047】
この拡頭部付き鋼管杭は、地震時等に鋼管杭の上部側に作用する大きな水平力や曲げモーメントにも耐えられ、座屈変形や折損をなくすために構成するものである。また、構真柱1の施工スペースが実施形態1の形状では不足する場合にもこの形状を用いる。つまり、構真柱1にあらかじめ取り付けられたブラッケットの外接円が実施形態1の杭頭径よりも大きくなる場合には、杭自体の杭頭を拡径しておくことによって施工が可能になる。
【0048】
第2実施形態では、ヤットコ6aは、回転貫入式鋼管杭2aの拡頭部に嵌合できるように上下方向の全長にわたり大径に構成されていて、第1実施形態におけるテーパ管9に相当する構成と補助羽根11は有していない。第2実施形態の他の構成と作用は第1実施形態と同じであるので、同一要素に同一符号を付して、重複説明を省略する。
【0049】
また、第1、第2の各実施形態において、鋼管杭2、2aの先端の羽根形状は、前記の図示例に限定されるものではなく、従来提案されている各種羽根付き鋼管杭を用いてもよい。図9(A)、(B)にその2例を示す。同図(A)の鋼管杭2は、杭本体鋼管3aの螺旋形状先端縁32に、杭本体の約2倍前後の直径を有する円板に中心を少し通り越す長さに切り込み33を入れて、螺旋形状先端縁32に沿うように加工した掘削刃兼用の螺旋状底板(羽根)34を溶接することで、杭下端の開口を閉塞するように構成されている。この鋼管杭2あっては、杭下端の開口を螺旋状底板(羽根)34で閉塞しているので、杭の貫入時、杭本体鋼管3a内に土砂が進入するのを可及的少なく抑えることができる。
【0050】
図9(B)の鋼管杭2は、同図(A)の鋼管杭2と殆ど同じ構造であるが、掘削刃兼用の螺旋状底板(羽根)34の切り込み33が、杭本体鋼管3aの略中心近くまで伸びており、この切り込み33の先端に連続して、かつ杭本体鋼管3aの中心に位置して土砂進入用小孔35が開口されている。他の構成は同図(A)と同じであり、同等要素に同一符号を付す。同図(B)の鋼管杭2のように土砂進入用の小孔35を設けることにより、螺旋状底板(羽根)34の地盤への食い込みがよく、杭本体の直径が大きくなったとしても、杭本体の下端側の土砂を圧縮せず、硬質地盤にも、円滑に鋼管杭の回転貫入が行われる。
【0051】
次に、図1、図2を参照して、第1実施形態に係る逆打ち工法を実施する際の杭および構真柱の施工ステップを説明する。各図において、カッコ内の連続番号(1)〜(9)は、ステップ1〜ステップ9を示し、このステップ番号は、以下に説明するカッコ内数字と対応している。
【0052】
(1)杭の施工開始:
杭本体鋼管3の先端に固定された螺旋状の羽根4を備える羽根付き回転貫入鋼管杭2を、構真柱の立設位置の地表面に据え付けた全旋回機(回転貫入装置)5にセットする。この場合、回転貫入鋼管杭2の地盤への圧入に際しては、従来例のように、予めケーシングを地下構造の基礎下端位置22まで打設し、ケーシング内を掘削する必要がない。この実施形態では回転貫入装置装置として全旋回機を用いているが、施工条件によっては、3点式杭打ち機など他のタイプの施工装置を用いることもできる。
【0053】
(2)杭の貫入:
全旋回機5のチャック部で杭本体鋼管3を把持して軸を中心に回転駆動して回転貫入鋼管杭2を地盤中に貫入していく。杭長の不足分は杭本体鋼管3を溶接して所定長に継ぎ足しつつ貫入する。この間に、後述する羽根4(図3)により掘削された土砂7が、鋼管杭2の先端に設けられた開口からある程度鋼管3の内部に進入する。
【0054】
(3)ヤットコ6のセットと、それによる鋼管杭の回転貫入:
鋼管杭2の貫入が所定の深度に近づいた段階で、ヤットコ6を杭本体鋼管3の頭部3aに嵌合し着脱自在に接続する。ヤットコ6の筒状接続部8の径は杭本体鋼管3の径とほぼ同等であり、接続時には、筒状接続部8を鋼管3の頭部3aに外側から挿入する。
【0055】
ヤットコ6を挿入する相手の鋼管3の頭部3aの内部には、頭部から所定深さ下がった位置がコンクリート止め板30で閉塞されている。ヤットコ6側ではその筒状接続部8の上端に、上方に向かって拡径するテーパー管9が接合され、当該テーパー管9を介して上部の大径部10が繋ながっている。
【0056】
大径部10は、杭本体鋼管3の径よりも所定寸法だけ大径に形成され、ヤットコ6は拡頭ヤットコ状に形成されている。大径部10は通常のケーシング材を利用して大径部とすることができるため、必要に応じてボルト締めなどにより大径部10同士を継ぎ足して所定長とし、そのヤットコ6を鋼管杭2と共に貫入回転圧入する。
【0057】
このように本発明では、従来例のケーシングとヤットコの両方を用いる工法に対して、両部材を兼用する拡頭のヤットコ6で代用可能である。拡頭ヤットコ6の大径部10は杭本体鋼管3の径よりも大きいので、構真柱1の建て込みに必要なスペース(構真柱1との隙間)を確保することができる。
【0058】
(4)打ち止め:
ヤットコ6のテーパー管9の外周には、ほぼ一巻きの螺旋状の補助羽根11が固定されている(図5)。なお、補助羽根11は必ずしも必要ではなく、省略する場合もある。こうして、鋼管杭2を支持層中に所定の深さ貫入して鋼管杭2の貫入は終了する。
【0059】
なお、前記(2)で触れた、鋼管杭2の施工中に杭先端(下端)から内部に進入する土砂7の量は、これまでの調査の結果、おおむね杭長の半分程度であることがわかっている。
【0060】
(5)全旋回機5の撤去、構真柱1建て込み用架台12のセット、構真柱1の建て込み:
鋼管杭2およびヤットコ6の貫入が完了すると、全旋回機5を撤去し、代わりに構真柱1建て込み用の架台12をセットする。そして、構真柱1をヤットコ6の大径部10内に挿入し、ヤットコ6先端の筒状接続部8よりも先の鋼管杭2の頭部3aまで挿入する。
【0061】
鋼管杭2とヤットコ6の筒状接続部8との隙間、あるいはヤットコ6の大径部10同士の接続部分の隙間からの僅かな量の地下水の浸入は許容されるが、これらの隙間は小さいので、土砂7はほとんど浸入せずに、清水が溜まっている状態あるいは乾燥状態で構真柱1の施工が可能である。
【0062】
(6)構真柱1の精度の確保、トレミー管13のセット、構真柱1の根入れ部のコンクリート14の打設:
構真柱1の鉛直精度および水平精度を調整・確保し、トレミー管13をヤットコ6と構真柱1との隙間にセットして構真柱1の先端部周囲にコンクリート14を打設する。これにより構真柱1と鋼管杭2とを一体化する。前述の実施形態のように、コンクリートを先に打設しておいてから構真柱を建て込むこともできる。
【0063】
なお、構真柱1の建込みに先立って行う鋼管杭の施工においては、セメントミルクなどを使用することもないので、鋼管杭2の頭部3aが土砂7やソイルセメント等で汚れていることはなく、洗浄の手間をはぶくことができる。さらに、鋼管杭2の施工に用いたヤットコ6を撤去せずに、そのままケーシングとして使用するので、鋼管杭2の頭部3a内には杭周辺から土砂7aの進入もないので、ヤットコ6の筒状接続部8の養生を完全に実施(地下水の浸入も許容しない)すれば、杭の頭部3a近傍は乾燥状態とすることができ、構真柱1の施工に用いるコンクリート14の打設にとって非常に望ましい状態を作ることが可能である。
【0064】
また、地盤の状態によっては鋼管杭2内に非常に多くの土砂7が進入することも考えられるが、そのような場合にも、鋼管杭2の頭部3aの内部がコンクリート止め板30によって閉塞されているので、土砂7の上昇を防ぐことができる。
【0065】
また、鋼管杭2の先端部近傍の内径部に開口の閉塞促進用突起(図示省略)を取り付けることにより、杭先端が閉塞し易くなるため、土砂7の進入を低減することができる。
【0066】
さらに、ヤットコ6としては先端部(つまり、図5、図6に図示する部分)のみを特別に製造するが、軸部(上方の大径部)は通常のケーシングを使用できるので、その接合はボルト接合が可能である。また、この軸部の接続部あるいは、前述の杭頭部とヤットコ6との接合部から、わずかな量の地下水の浸入は許容されるが、隙間は小さいので土砂分は殆ど浸入せず、清水が溜まっている状態で構真柱1の施工が可能である。したがって、この接続部の養生を完全に実施すれば、杭の頭部3a近傍は乾燥状態とすることもでき、構真柱1の施工に用いるコンクリート14の打設にとって非常に望ましい状態を作ることが可能である。
【0067】
(7)トレミー管13、構真柱1建て込み用架台12の撤去、埋め戻し砂15の投入:
トレミー管13および構真柱1建て込み用架台12を撤去する。そして、構真柱1とヤットコ6との隙間に埋め戻し砂15を投入する。
【0068】
(8)ヤットコ6の撤去:
ついで、撤去した構真柱1建て込み用架台12の後に全旋回機5をセットし、埋め戻し砂15を落下させながらヤットコ6を引き抜く。
【0069】
(9)全旋回機5の撤去、構真柱1の施工完了:
ついで、全旋回機5を撤去して、構真柱1の施工を完了する。そして、地表面から下の地下部分を地下1階から地下2階へと構築を進めると同時に地上部分の構築を進める。
【0070】
本発明の実施形態において、杭本体鋼管3の下端縁は、一巻きの螺旋状に形成され、その螺旋形状に対応した形状で一巻きの螺旋状の羽根4が固着された例を示したが、螺旋状の羽根の内杭に対する固着態様は、図示例に限定されず、杭本体鋼管3の下端部外周に固着してもよいし、また、先端が開端形状の杭でもよい。したがって、請求の範囲に記載する回転貫入式鋼管杭の下端部に螺旋状の羽根を固着するとは、このように広い意味で使用するものである。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、構真柱を介して建物の荷重を支持する杭に回転貫入式鋼管杭を用い、この鋼管杭を回転圧入するヤットコにケーシングを兼用させたので、従来のようにヤットコとケーシングを両部材を打設する必要がなく、ケーシングの打設および、ケーシングの内部掘削の手間や、部材点数を省くことができ、施工コストを低減できる。
【0072】
また、ヤットコの大径部を利用して構真柱の建て込みを容易におこなうことができる。
【0073】
また、構真柱の建て込み時に、鋼管杭の頭部が土砂やソイルセメント等で汚れることはないので洗浄除去作業は不要であり、施工コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】 本発明の第1実施形態の施工方法における施工手順を示す説明図である。
【図2】 第1実施形態の施工方法の施工手順を示す説明図である。
【図3】 第1実施形態の施工に用いられる鋼管杭の外観図である。
【図4】 第1実施形態の施工に用いられるヤットコの全体図である。
【図5】 第1実施形態の施工に用いられる鋼管杭とヤットコの接続部を示す斜視図である。
【図6】 (A)は図5の分離正面図、(B)は同図(A)のa−a矢視図、(B)は同図(A)のb−b断面図、(B)は同図(A)のc−c矢視図である。
【図7】 (A)、(B)は、第2実施形態の施工に用いられる鋼管杭とヤットコの接続前と接続後の全体図である。
【図8】 図7において、鋼管杭とヤットコの接続部の分離した拡大正面図である。
【図9】 (A)、(B)は、本発明に適用可能な鋼管杭の他の2例を示す斜視図である。
【図10】 従来例の施工方法の施工手順を示す説明図である。
【図11】 (A)は同(B)の平面図、(B)は従来のブラケット付き構真柱のケーシング内への挿入態様を示す縦断説明図である。
【符号の説明】
【0075】
1 構真柱
2 回転貫入式鋼管杭
2a 拡頭部付き回転貫入式鋼管杭
3 杭本体鋼管
3a 杭本体鋼管の頭部
4 羽根
5 全旋回機
6 ヤットコ
6aヤットコ
7 土砂
7a 土砂
8 ヤットコの筒状接続部
9 テーパー管
10 ヤットコの大径部
11 補助羽根
11a 補助羽根
12 架台
13 トレミー管
14 コンクリート
15 埋め戻し砂
16 係合突起
17 補強リング
18 スリット
19 拡幅開口
20 補強ストッパ
21 ケーシング
23 鋼管杭
24 ヤットコ
25 混合土
26 洗浄パイプ
27 コンクリート
28 構真柱
29 構真柱建込み治具
30 コンクリート止め板
31 ブラッケット
32 螺旋状先端縁
33 切り込み
34 螺旋状底板
35 土砂進入用小孔
36 テーパ鋼管
37 大径の上部側鋼管
38 小径の下部側鋼管
(イ)外接円

Claims (14)

  1. 杭本体鋼管の先端部に螺旋状の羽根が固定されており、前記杭本体鋼管の軸を中心に回転駆動されて地盤中に貫入される回転貫入式鋼管杭を用い、当該鋼管杭の施工に用いる杭回転圧入用のヤットコをそのままケーシングとして利用し構真柱の建て込みを行うことを特徴とする構真柱の施工方法。
  2. 前記ヤットコは、杭頭部に着脱自在に嵌合可能で、回転トルク伝達可能な下部接続部を有し、かつ前記接続部の上部が杭頭部径よりも大径に形成されていることを特徴とする請求項1記載の構真柱の施工方法に用いるヤットコ。
  3. 前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間に螺旋状の補助羽根が設けられていることを特徴とする請求項2記載のヤットコ。
  4. 前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間に螺旋状の補助羽根がないことを特徴とする請求項2記載のヤットコ。
  5. 前記ヤットコの下端接続部とその上部の大径部との間がテーパ鋼管で接続されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載のヤットコ。
  6. 前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有すると共に、前記ヤットコは、前記上部側鋼管に着脱自在に嵌合可能で、回転トルク伝達可能な下部接続部を有することを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載のヤットコ。
  7. 前記ヤットコの鋼管杭との回転トルク伝達可能な下部接続部として、ヤットコの筒状接続部の下端に、鋼管杭の杭頭部に設けた係合突起が通過できるスリットと、スリットの上方に連通して前記係合突起と係合できる拡幅開口および、その上縁の補強ストッパが形成されていることを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載のヤットコ。
  8. 前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有し、前記鋼管杭の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管との間に螺旋状の補助羽根が設けられていることを特徴とする請求項1記載の構真柱の施工方法に用いる鋼管杭。
  9. 前記鋼管杭は、上方に向けて拡径する拡径部を介して大径の上部側鋼管と、この上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とで形成した杭頭部を有し、前記鋼管杭の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管との間に螺旋状の補助羽根が設けられていないことを特徴とする請求項1記載の構真柱の施工方法に用いる鋼管杭。
  10. 前記鋼管杭の大径の上部側鋼管と、上部側鋼管よりも小径な下部側鋼管とは、上方に向けて拡径するテーパ鋼管を介して接続することを特徴とする請求項8又は9記載の鋼管杭。
  11. 前記鋼管杭の杭頭部の所定範囲にわたってコンクリートが充填されていて、前記ヤットコ内に挿入された構真柱の下端部は、前記コンクリートに根入れされていることを特徴とする請求項1記載の構真柱の施工方法。
  12. 前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、先端を螺旋形状に切り欠いた前記杭本体鋼管の先端に、その螺旋形状に対応した形状でほぼ一巻きの螺旋状の羽根で構成され、また、前記補助羽根はほぼ一巻きの螺旋状の羽根で構成されていることを特徴とする請求項1記載の構真柱の施工方法。
  13. 前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、杭本体鋼管の先端部を閉塞する閉端杭であることを特徴とする請求項12記載の構真柱の施工方法。
  14. 前記杭本体鋼管の先端部に設ける螺旋状の羽根は、杭本体鋼管の先端部を閉塞しない開端杭であることを特徴とする請求項12記載の構真柱の施工方法。
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